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グロテスクな描写がたっぷりのホラーコメディ。殺人鬼と勘違いされた男たちと、なぜか唐突に死んでいく若者たちをコミカルに描いていく。『13日の金曜日』といったスプラッター映画の影響を受けており、映画ファンならついつい笑ってしまう細かいネタにも注目だ。タッカー(アラン・テュディック)とデイル(タイラー・ラビーン)のふたりは、一緒に休暇を過ごそうと、ふたりで購入したボロボロの山小屋にやってくる。一方、近くの湖では大学生数人がバカンスを楽しんでおり、タッカーとデイルを殺人鬼だと勘違いしてしまう。大学生たちはふたりに近づかなかったが、女子大生のアリソン(カトリーナ・ボウデン)が湖で気を失ってしまい、タッカーたちに救助される。しかし、大学生はアリソンが誘拐されたと思いこみ、救出しようと行動を起こす。当のアリソンはデイルと打ち解け、助け出してくれたことを感謝していたが、彼女を助けようとした大学生たちは小屋の外までやってきていた。誤解が解けないまま救出作戦がはじまるが、なぜか大学生たちは勝手に自滅していき…。
今作は毎日違う顔に変わってしまう、男の恋を描いた作品である。主人公のウジンを20人以上の俳優が演じており、性別も人種も関係なく、さまざまなキャストが起用されている。日本の女優・上野樹里も、日本人になったウジンとして出演した。ヒロインを演じたのは、『トンイ』などに出演するハン・ヒョジュ。劇中では日本語での演技も披露しており、知的な雰囲気をまとった現代らしいヒロイン像を構築している。キム・ウジンは18歳のころから、毎日異なる姿になってしまう不思議な現象に悩まされていた。何をしても次の日には別の容姿になっているため、まともな生活を送れない。現在はフリーの家具デザイナーとして、人とほとんど接することなく生きていた。そんなウジンに転機が訪れる。家具の販売店で働く、イス(ハン・ヒョジュ)に恋をしたのだ。ウジンはイケメンになる日を待ち続け、イスに接触する。寝なければ姿が変化しないため、徹夜でウジンと交流していくのだが、睡魔に負けて寝てしまう。目を覚ますと、ウジンはふたたび別の姿になっていた。それでもイスを諦められないウジンは、彼女に真実を告げるのだった。
原作・脚本を倉本聰が担当した大ヒットドラマ『北の国から』の、スペシャル版第2弾。1984年放送。北海道・富良野の雄大な自然の中で暮らす父と子の、ひと夏の出来事が丁寧に描かれる。不器用で愛情深い父親・黒板五郎に扮するのは、『若大将シリーズ』に出演した名優・田中邦衛。『男はつらいよ』などでも知られる吉岡秀隆が、少年・純の繊細な心の動きを見事に演じている。しっかり者の娘・螢には中嶋朋子。竹下景子演じる雪子と岩城滉一演じる草太の切ない恋模様も、今作の見所となっている。妻と離婚し、ふたりの子ども・純(吉岡秀隆)と螢(中嶋朋子)と富良野で暮らす黒板五郎(田中邦衛)。中畑(地井武男)のもとに東京から帰省した努(六浦誠)のパソコンを見た純は、都会から取り残されているように感じてショックを受ける。また丸太小屋が焼け落ちてから、五郎が弱っていることにも不安を感じていた。丸太小屋の火事の原因が自分にあることをいえずに苦悩していた純は、責任を素直に認めた正吉にも引け目を感じ…。
『tactics』は2004年10月から2005年3月にかけて放送されたオカルトファンタジーアニメで、妖怪退治を軸とした物語。原作は木下さくらと東山和子による合作漫画であり、「月刊コミックアヴァルス」で連載されている。アニメ版の制作はスタジオディーン。監督は『魔法のプリンセス ミンキーモモ』の作画監督で著名なわたなべひろしで、シリーズ構成は後に『地獄少女』『夏目友人帳』などを手掛ける金巻兼一が担当した。舞台は明治後期の日本。民俗学者の一ノ宮勘太郎(宮田幸季)は、裏稼業として妖怪退治屋をしていた。勘太郎は幼いころから妖怪を見ることができる体質であり、そのときから「鬼喰い天狗」と友だちになることを夢見ていた。今なおその気持ちが途切れない勘太郎は、一緒に暮らす妖狐のヨーコ(川上とも子)に罵られながらも、日々天狗探しを続けていた。そんなある日、とある場所で勘太郎はついに鬼喰い天狗を見つけ、その封印を解く。現れた天狗を春華(櫻井孝宏)と名づけた勘太郎は、その後さらなる妖怪と天狗の謎に迫っていくことになる…!
『ガリレイドンナ』は2013年10月から12月にかけて放送されたSFロボットアニメで、ガリレオ・ガリレイの子孫である3姉妹の活躍を描いたバトルアドベンチャー。フジテレビの「ノイタミナ」枠で放送され、制作はA-1 Pictures。監督は後に『ウィザード・バリスターズ 弁魔士セシル』などを手掛ける、梅津泰臣が務めた。オープニングテーマの「シンクロマニカ」は、2010年代に活躍したガールズバンド・ねごとが担当。舞台は近未来のイタリア。星月・フェラーリ(日高里菜)、神月・フェラーリ(大久保瑠美)、葉月・フェラーリ(真堂圭)の3姉妹は、同じ日に別の場所で何者かに襲われ、拉致されそうになった。なんとか危機を脱した3人は、警察で事情聴取される。そこへ母のシルヴィア・フェラーリ(桑島法子)と、父の夏至生・フェラーリ(小山力也)がやってくる。実はこの3姉妹はガリレオ・ガリレイの子孫であり、襲われた原因は「ガリレオの遺産」を狙う者たちの仕業だった。その後も襲われる3姉妹だったが、星月が密かに造っていた飛行艇やパワードスーツで反撃。さらには突如現れたガリレオマニアのアンナ・ヘンドリックス(井上麻里奈)も協力し、ガリレオの遺産をめぐる戦いがはじまっていく…!
『重戦機エルガイム』は1984年2月から1985年2月にかけて放送されたSFロボットアニメで、ヘビーメタルと呼ばれるロボット兵器を巡る戦いの物語。制作は日本サンライズで、監督は『機動戦士ガンダム』『伝説巨神イデオン』などで名高い富野由悠季が務めている。前作『聖戦士ダンバイン』に続いて「妖精」が存在する世界として描かれているが、メカニカルデザインに当時新人の永野護が起用され、それまでにない独自のメカニック世界が展開されている。ハンドメイドのヘビーメタル「エルガイム」を有するダバ・マイロード(平松広和)とミラウー・キャオ(大塚芳忠)は、旅の道中でミヤマ・リーリン(島津冴子)率いる盗賊団に襲われる。盗賊団のひとりであるファンネリア・アム(本多知恵子)は、キャオをだましてエルガイムを強奪しようとするが、ダバがこれを阻止。結果的に、アムはダバに惹かれたことで盗賊団を裏切り、ダバたちと行動をともにする。その後、ダバたちは妖精のリリス・ファウ(川村万梨阿)や敵陣営のガウ・ハ・レッシィ(川村万梨阿)を仲間にしながら、戦いの渦へと飲み込まれていく…。
『それでも町は廻っている』は2010年10月から12月にかけて放送された日常コメディアニメで、主人公の女子高生を中心に商店街で巻き起こる日常のドタバタを描いている。原作は石黒正数の漫画であり、「ヤングキングアワーズ」で連載されていた。アニメ版の制作はシャフトで、シリーズ構成は『夏のあらし!』『バカとテストと召喚獣』などを手掛けた高山カツヒコ。オープニングテーマは山下達郎が作曲した「DOWN TOWN」のアレンジ版で、声優の坂本真綾が歌を担当している。下町生まれの女子高生・嵐山歩鳥(小見川千明)は、メイド喫茶でアルバイトをしていた。といってもこのメイド喫茶は、小さいころから歩鳥をかわいがっていた磯端ウキ(櫻井孝宏)が商店街で昔から営んでいる「喫茶シーサイド」であり、ウキや歩鳥がメイド服を着用しているだけの代物だった。クラスメイトの辰野俊子(悠木碧)はそんな状態に憤るが、ウキに誘われても「バイトをする気はない」といっていた。しかし、歩鳥の幼なじみでクラスメイトの真田広章(入野自由)がよく出入りしていると知ると、一転シーサイドでバイトをはじめる。この喫茶シーサイドを中心に、商店街の住民や学校の教師などが入り乱れ、ドタバタな毎日が続いていく…!
1999年にアメリカで公開され、アカデミー賞では複数部門でノミネートされた話題の映画であり、翌年には日本でも公開された。大ヒットを記録した1994年公開の映画『ショーシャンクの空に』を手がけたフランク・ダラボン監督が、再びスティーヴン・キングの小説を映画化し、注目を集めた作品である。主演を務めたのは、トム・ハンクス。アメリカのある高齢者施設に入居している老人・ポール(トム・ハンクス)は、映画鑑賞の際にテレビから流れる懐かしい歌を聴きながら、思わず涙をこぼしてしまう。そんな様子を心配してくれた友人に、ポールは若いころに経験した、ある秘密を打ち明けるのだった。1930年代の大恐慌時代の真っ只中、ポールはアラバマ州の刑務所の看守として働いていた。死刑囚棟を担当していたポールは、移送されてきたジョン・コーフィ(マイケル・クラーク・ダンカン)という大男と出会う。残忍な殺人を犯した死刑囚であるにもかかわらず、暗闇を怖がり、穏やかな口調で話すジョンは、ポールの目にはなぜか極悪人には映らなかった。そしてある日、持病の尿路感染症が悪化し、仕事中も激痛に苦しんでいたポールは、檻の中にいるジョンに手招きされる。ポールが近づくと突然、檻の中からジョンの手が伸び…。
2019年6月28日に公開された、日本のヒューマンサスペンス映画。今まで天真爛漫な役柄を演じることが多かった香取慎吾が、ギャンブル依存症の、救いようのないクズ男を見事に演じきっている。監督は、『凶悪』『日本で一番悪い奴ら』などで知られる白石和彌。脚本は加藤正人のオリジナル作品で、2020年2月5日に光文社文庫からノベライズが発売された。震災から7年後の宮城を舞台に、ひとりの男と彼を取り巻く人々の再生と悲劇が静かに描かれている。木野本郁男(香取慎吾)はあるトラブルに巻き込まれて、勤めていた印刷工場を解雇される。人生をやり直すため、恋人・亜弓(西田尚美)の実家がある宮城に、亜弓と彼女の娘・美波(恒松祐里)とともに移り住むことを決める郁男。宮城には、末期がんを患いながら漁師をしている亜弓の父・勝美(吉澤健)がいた。のめり込んでいたギャンブルとお酒をやめると、亜弓に約束した郁男だったが、予想外の惨劇が新天地に移った彼を待ち受けていたのだった。
『未来少年コナン』は1978年4月から10月にかけて放送されたテレビアニメ作品で、大規模な戦争で変わり果てた世界を舞台にした少年冒険ファンタジー。NHK初のテレビアニメシリーズであり、原作はアレグザンダー・ケイのSF小説『残された人びと』だが設定は大きく変わっている。監督は後に『ルパン三世 カリオストロの城』『風の谷のナウシカ』などを手掛ける宮崎駿。この作品に影響されてアニメ業界に入った者も多く、富野由悠季、押井守なども、レイアウトや演出の材料としていたという。制作は日本アニメーションで、オープニングナレーションは伊武雅刀が務めている。西暦2008年、磁力兵器による戦争で地球は絶滅の危機に瀕した。多くの人が死に絶え、地殻変動で大陸も都市ごと海中へと埋没。そして20年後、「のこされ島」と称される小さな島に、コナン(小原乃梨子)という少年がおじい(山内雅人)とふたりきりで暮らしていた。そこへラナ(信澤三惠子)という少女が流れ着き、にわかにコナンの周辺が騒がしくなっていく。ラナを追ってやってくるモンスリー(吉田理保子)の飛行艇、バラクーダ号の船長・ダイス(永井一郎)など、さまざまな人たちと関わりながら、コナンの冒険がはじまっていく…!
姪っ子3姉妹と6畳ひと間のアパート暮らし!?松智洋のライトノベル『パパのいうことを聞きなさい!』をもとにした、テレビアニメ作品。大学に入学し、新生活をスタートさせたばかりの男子大学生が、両親を亡くした姪っ子3姉妹を引き取り、共同生活をすることになる!小学生のころに両親を亡くした瀬川祐太(羽多野渉)は、年の離れた姉・祐理(大原さやか)に育てられた。だが祐太が中学生のとき、祐理はバツ2の男性・小鳥遊信吾(飛田展男)と結婚し、突然2人の連れ子の母となる。そんな姉の新しい家庭を邪魔したくないという思いから、祐太は大学進学を機に、ひとり暮らしを始める。大学では、ひょんなことから文武両道でモデル並みに美人だけれども変人の先輩・織田莱香(堀江由衣)と知り合う。そうして、彼女と一緒にいたいという理由だけから、「路上観察研究会」という妙なサークルに入る。そんななか、ある日アパートを訪ねてきた祐理の計らいで、祐太は姪っ子の空(上坂すみれ)、美羽(喜多村英梨)、ひな(五十嵐裕美)と過ごすことになる。そこでこれまで姉の家族と距離を置いてきたことを反省する。ところがその直後、姉夫婦が飛行機事故で死亡してしまう。そうして残された姪っ子3姉妹は、親戚たちの話し合いの末、ばらばらに引き取られそうになる。そんな彼女たちを見かねた祐太は、3人ともども引き取ると宣言するのだった。
『ぼくの地球を守って』は1993年にリリースされたOVA作品で、異星人の記憶を持つ男女たちのSFストーリー。原作は日渡早紀の漫画であり、1986年から1994年にかけて「花とゆめ」で連載されていた。「前世」と「転生」がモチーフであり、世の中のオカルトブームと相まって、一部の少年少女たちに「前世の仲間探し」が流行ったほどの人気作。アニメ版の制作はProduction I.Gで、監督は『ファイブスター物語』『風の名はアムネジア』などを手掛けたやまざきかずおが務めている。女子高生・坂口亜梨子(白鳥由里)は、マンションの隣に住む小学生・小林輪(冬馬由美)に日々手を焼いていた。そしてある日、ベランダでイタズラをした輪を亜梨子が叱ったとき、輪はそのまま転落して重傷を負うが、奇跡的に命は取り留める。一方、亜梨子はクラスメイトの小椋迅八(森川智之)とその友人・錦織一成(置鮎龍太郎)と仲よくなり、不思議な夢の話を聞く。迅八と一成はふたりして同じ夢をよく見ており、後にそれは月に住む異星人の前世の記憶だとわかる。そして、亜梨子もまた木蓮(篠原恵美)という女性の生まれ変わりだと判明していく。そんななか、事故によって覚醒した輪の超能力が、周囲を恐るべき事態に巻き込んでいく…。
ドリームワークス史上、日本最大のヒット作が帰ってきた!映画『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』は、前作『ボス・ベイビー』から30年後の世界を描いた作品だ。今度はティムの娘がボス・ベイビーならぬボス・レディとなってしまい、大騒動に巻き込まれる!そして大人になったティムとテッドも、再びベイビーになって大活躍!『ボス・ベイビー』の騒動から長いときが経ち、世界を救った兄弟・ティム(ジェームズ・マースデン)もテッド(アレック・ボールドウィン)も、すっかり“おっさん”となっていた。ふたりの娘の父親であるティムに、ビジネスで成功を収めたテッド。多忙なふたりは、顔を合わせる機会が少なくなっていた。そんなある日ティムは、末っ子で赤ちゃんのティナ(エイミー・セダリス)がボス・ベイビーであることを知ってしまう。ティナはティムとテッドに警告する。姉のタビサ(アリアナ・グリーンブラット)が通う学校の校長は、赤ちゃんを操って世界支配を目論む恐怖のマッドサイエンティストだと。そこでふたりは、2日だけ赤ちゃんになれる魔法のミルクで若返りし、タビサの通う学校に潜入する“ファミリー・ミッション”を開始する。しかしその学校には、糊ベイビー(デイブ・ニーダム)や不気味少女(モリー・K・グレイ)など、想像を絶する赤ちゃんたちが待ち受けているのだった…。
『マトリックス』シリーズの第3作目。公開当初は完結編とされており、シリーズにひとつの区切りをつけた作品である。3作にわたって戦い続けてきた、ネオとエージェント・スミスの戦いに決着がつく。「救世主」に覚醒したネオ(キアヌ・リーブス)は、機械たちの攻撃により、昏睡状態になっていた。ネオの脳波は「マトリックス(仮想現実)」に侵入しているときと同じ動きをしており、モーフィアス(ローレンス・フィッシュバーン)と、トリニティー(キャリー=アン・モス)が救出に向かう。現実で起きていることを知らないネオは、見知らぬホームに立っていた。ネオが送りこまれたのはマトリックスでも、現実世界でもない、謎の空間だった。自力で脱出できず、ループに囚われたネオだったが、マトリックスで活動していたトリニティーに救出される。一方、エージェント・スミス(ヒューゴ・ウィービング)は、ネオたちを手助けしてきた予言者オラクル(メアリー・アリス)の家を訪れていた。暴走していたエージェント・スミスは、ついにオラクルをも上書きしようとするのだが…。
2020年6月24日に韓国で公開された、Netflixオリジナルのゾンビ映画。日本では2020年9月8日から、Netflixで配信されている。アメリカのドキュメンタリー番組『Small Business Revolution:Main street』の演出を手がけた、マット・ネイラーが脚本を担当した。「謎のウイルスの感染拡大」という設定だけでなく、SNSやオンラインゲームなどが登場し、現代の世情を反映したかのような作品になっている。主演は『バーニング 劇場版』で知られるユ・アインと、『沈黙、愛』に出演したパク・シネといった、韓国の若手実力派2人が務めた。韓国である日を境に、感染すると人間がゾンビになってしまう謎のウイルスが猛威を振るう。家族と団地に住む青年・オ・ジュヌ(ユ・アイン)は、日々増加するゾンビから逃れるため、自宅に閉じこもっていた。ジュヌは、SNSで助けを求める投稿をアップするが、その後すぐにネット回線も電話もつながらなくなってしまう。そんななか、とある出来事に絶望したジュヌは自ら命を絶とうする。しかし、すんでのところで赤い光線が彼の自殺を止めた。ジュヌの自殺を止めたのは、向かいの団地に住むキム・ユビン(パク・シネ)。彼女もまた、ゾンビから生き残ったひとりだった。ジュヌとユビンはともに協力し合い、絶体絶命の状況のなかを生き延びようとするのだが…。
ベトナム戦争で苛酷な体験をしたジェイコブが、日常生活の中で忍び寄ってくる悪魔のようなものに怯え、次第に追いつめられていく様子を描いている。ちなみにジェイコブス・ラダーとは、“ヤコブの梯子”という、聖書に出てくる天使の梯子または階段のこと。監督のエイドリアン・ラインは、『ナインハーフ』や『危険な情事』など、スタイリッシュでエロティックな映像美に定評がある。ジェイコブ役のティム・ロビンスは、優柔不断な男が精神のバランスを崩していく姿をうまく演じている。また『ホーム・アローン』でブレイクする前のマコーレー・カルキンが、息子役で出演しており、天使のような笑顔を振りまいている。1971年10月6日、メコン川デルタ地帯。ジェイコブ・シンガー(ティム・ロビンス)が所属している大隊は、敵の急襲を受けて大混乱に陥る。ジェイコブは腹を銃剣で刺されて倒れ込むが、気づくとニューヨークで地下鉄に乗っていた。どうやら疲れて眠ってしまい、悪夢を見ていたらしい。同棲中の恋人・ジェジー(エリザベス・ペーニャ)が待つ家に帰り、眠り込むが、再びベトナムの森の中で助けを求める夢を見る。目覚めたあと、死んでしまった息子・ゲイブ(マコーレー・カルキン)の写真を見つけ、ジェイコブは思わず泣き出してしまう…。
Jホラーの名を世界中に知らしめた名作であり、今もなおハリウッドで新作が作られる、世界的人気シリーズをごぞんじだろうか? その原点にあたるのが、1998年の映画『リング』である。監督は『女優霊』など、たびたび観客を恐怖のどん底へと突き落として来た、ホラー映画の名手・中田秀夫。そんな彼が手がけた『リング』は、想像を絶する恐怖が待ち受ける、Jホラーの金字塔だ。世間では、呪いのビデオを見たら死ぬという噂が広がっていた。ある日、友人からその噂を聞いた智子(竹内結子)は恐怖に顔をゆがめる。いわく以前奇妙なビデオを目にし、噂と似たようなことが起きたのだと。その日の夜、智子は死体となって発見されるのだった。智子のおばであり、テレビ局のディレクターを務める玲子(松嶋菜々子)は、智子を含めた“呪いのビデオ”に関わったとされる男女が、同時刻に死んでいたことを突き止める。発端は彼らが宿泊した貸別荘「伊豆パシフィックランド」であると掴んだ玲子は、死の真相を探るため、件の別荘へと向かう。
2019年に製作された、ラトビアのアニメーション映画。日本では、2020年12月11日に公開された。ラトビアの若手クリエイター・ギンツ・ジルバロディスが監督、音楽、製作などをたったひとりで手掛け、3年半の月日をかけて作り上げた長編アニメーション作品だ。国際的なアニメーション映画祭・アヌシー国際映画祭で、2019年に新設されたコントルシャン賞の初代グランプリを受賞した。全編セリフがないのにもかかわらず、強い物語性を感じさせると同時に、自然の力強さと美しさを音楽と絶妙な光の加減で表現している。日本やアメリカのアニメーション作品とは異なる魅力が光る作品だ。ひとりだけ飛行機事故で生き残った少年は、パラシュートである島に落下する。気を失った少年が目を覚ますと、パラシュートが木に引っかかり身動きが取れずにいた。さらに少年は自分の側に、得体の知れない巨大な黒い影が佇んでいることに気がつく。黒い影に襲われそうになるものの、少年はなんとか逃げ出し、砂漠のなかのオアシスに辿り着いた。オアシスでオートバイと島の地図を手に入れ、自分を追ってやって来た黒い影から逃げ出すために、少年は黄色い小鳥とともに旅に出ることを決意する。
世界で最も有名な名探偵・シャーロック・ホームズ。その映画化に、イギリスが生んだ鬼才・ガイ・リッチーが挑んだ。シャーロック・ホームズ役に稀代の名優・ロバート・ダウニー・Jr.を起用し、その相棒・ワトソン役にジュード・ロウを抜擢。こうして完成した映画『シャーロック・ホームズ』は、個性的な映像表現と魅力的なキャラクターで大ヒットを記録し、続編が決定した。その名も『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』。ついに、シャーロック・ホームズ最大にして最悪の敵・モリアーティが登場する。英国の首都・ロンドンは、恐怖の渦中にあった。ロンドン各地で、無差別連続爆破事件が発生していたのだ。この事態に動いた名探偵・シャーロック・ホームズ(ロバート・ダウニー・Jr.)は、アイリーン・アドラー(レイチェル・マクアダムス)が運んでいる品が爆弾であると推理する。すんでのところで爆弾を解除したシャーロック・ホームズだったが、アイリーンは何者かによって殺されてしまう。アイリーンを殺害し、ロンドン連続爆破事件を裏で糸を引くのは、シャーロック・ホームズと同様に天才的な頭脳を持つ男。彼こそ世界各地の未解決事件に関与する“犯罪界のナポレオン”こと、真の黒幕・モリアーティ教授(ジャレッド・ハリス)だった。
『シカゴ』はブロードウェイで公演されていた、同名ミュージカルを映画化した作品。1900年代初頭のシカゴを舞台に、殺人罪で刑務所に入れられた主人公が世間の注目を集め、スターになっていく過程が描かれる。主演を務めたのは、『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズに出演したレニー・ゼルウィガー。今作ではスターに憧れる女性を演じており、美しい歌声を披露したミュージカルシーンにも注目だ。人妻のロキシー(レニー・ゼルウィガー)は、舞台上で踊るダンサー・ヴェルマ(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)に憧れていた。しかし、ヴェルマが妹と夫を殺害した罪で逮捕されてしまう。一方、ロキシーも浮気相手のフレッド(ドミニク・ウェスト)に裏切られ、彼を射殺。警察には「フレッドが強盗に入った」と言い訳しようとするが、嘘を見抜かれてしまい、ヴェルマと同じ刑務所に収監される。ロキシーは刑務所の中から、弁護士のビリー(リチャード・ギア)に連絡し、自身の刑を軽くするべく奮闘していく。
後に『君の名は。』や『天気の子』を手掛ける、新海誠が監督したアニメ映画。今作は3つのエピソードで構成されており、1組の男女の関係を切なさたっぷりに描いていく。新海監督ならではの、美しいアニメーションにも注目だ。転校をくり返していた遠野貴樹(水橋研二)と篠原明里(近藤好美)は、東京の小学校で同じクラスになり、絆を深めていく。ふたりは周囲からカップルと認知され、からかわれることもあったが、ふたりだけの幸せな時間を過ごしていた。しかし、明里が栃木に引っ越すことが決まってしまう。ふたりは別々の中学校に通いはじめるが、手紙をとおして交流は続いていた。そんなある日、貴樹も鹿児島に引っ越すことが決まる。簡単に会える距離ではなくなってしまうため、貴樹は最後に明里に会おうと、ひとりで栃木へと向かうのだった。それから数年が経過し、貴樹は種子島の高校へと進学する。明里への想いを忘れられない貴樹に、クラスメイトの澄田花苗(花村怜美)は好意を抱いていくのだが…。
2012年、韓国MBCで放送された歴史ドラマ。高麗の時代に実在したとされる武臣・金俊(キム・ジュン)をモチーフにして、史実をもとにアレンジを加えて描かれた長編作品である。高麗時代に作られたとされ、現在も韓国の寺社に保存されている大蔵経。仏教経典や僧侶の生活規範などが記された大蔵経の製作から、千年を記念して作られたドラマであり、劇中でも大蔵経製作に関わる人々の努力がリアルに描かれている。主人公のキム・ジュンを演じたのは、人気ドラマ『プラハの恋人』をはじめ、多くの映画やドラマに出演してきたキム・ジュヒョク。13世紀、朝鮮半島を治めていた高麗では第23代王・高宗が即位していた。しかし国王に力はなく、民たちは、歴代の国王のもとで長らく政治の実権を握ってきた武臣・チェ・チュンホン(チュ・ヒョン)の圧政に苦しみ続けていたのだ。そんななか、隣国との戦争に強制的に駆り出されることになった僧侶たちはついに反乱を起こすが、惨敗に終わってしまった。朝廷軍は反乱軍を根こそぎ捕らえるため、さっそく僧侶たちが住む村を襲撃する。その村で平穏に暮らしていた僧侶・ムサン(キム・ジュヒョク)は、突然、一緒にいたウォラ(ホン・アルム)とともに捕らえられ、辛い尋問を受けることになってしまう。本当の身分を隠し、ムサンという名を名乗って、僧侶のふりをしていたことを暴かれたくないムサンだったが…。
ヒット作を次々と生み出している韓国のケーブルテレビ局tvNにおいて、2019年10月に放送がスタートしたドラマ。原題は『幽霊を捕まえろ』である。ソウルの地下鉄を守っている鉄道警察隊にスポットを当てた作品で、地下鉄内で起きた連続殺人事件の真犯人を追い詰める姿が描かれている。ヒロインの新人警察官を演じているのは、『風の絵師』や『火の女神ジョンイ』などの大ヒット時代劇のヒロインとして、日本でもよく知られているムン・グニョンである。ソウル市民の生活を支え続けている、便利な交通手段・地下鉄。その安全を守るために設けられた鉄道警察隊の創設30周年を記念する行事が、地下鉄の車内でおこなわれていた。多くのメディアが集まるなか、警察学校を首席で卒業したエリート警察官・ジソク(キム・ソノ)は、地下鉄車内でスリの現行犯を逮捕するデモンストレーションを始めた。しかし、ジソクが熱演している最中、なんと車内では本物のスリによる財布の盗難事件が発生してしまったのだ。慌ててスリ犯を探し始めたジソクたちだが、今度はイスの下に放置された遺体を発見してしまう。近ごろ地下鉄で起きている、連続殺人事件の犯人による仕業だと直感した警視庁長官・キム・ヒョンジャ(ソン・オクスク)は、「3ヶ月以内に真犯人を逮捕する」と宣言するのだが…。
韓国の放送局MBCで放送されたドラマ。乾くるみの小説『リピート』を映像化し、2018年に日本テレビで放送されたドラマ『リピート ~運命を変える10か月~』をリメイクした作品である。今作はさらに新たな解釈が加えられてアレンジされており、原作小説や原作ドラマファンも楽しめる要素が詰まっている。主演はドラマ『100日の郎君様』で高い人気を得た、ナム・ジヒョンである。2020年のMBC演技大賞において今作は、ナム・ジヒョンの最優秀演技賞をはじめ、3部門にわたって受賞を果たしている。交通事故による後遺症のため、車椅子で生活している人気ウェブ漫画家のシン・ガヒョン(ナム・ジヒョン)。不自由ながらも、アシスタントを務める親友のジュヨン(ミン・ドヒ)や、婚約者のウジン(イム・ヒョンス)に支えられ、順調に執筆活動を続けていた。しかしある日、ジュヨンとウジンが密かに浮気していたことを知ってしまい、ガヒョンは自由のきかない自分の体に八つ当たりをし、自暴自棄に陥ってしまう…。ちょうどそのころ、強力係に所属する刑事のチ・ヒョンジュ(イ・ジュニョク)も深い悲しみから立ち直れず、仕事が手につかない状態に陥っていた。かつてヒョンジュが逮捕した犯人が出所し、ヒョンジュが兄のように慕っていた先輩刑事のパク・ソノ(イ・ソンウク)を殺害してしまったのだった…。
コーポラティブハウスを舞台に、妊活に励む主人公夫婦とさまざまな家族の笑いと涙を描く、ハートフルヒューマンドラマ。深田恭子演じる主人公・五十嵐奈々と松山ケンイチ演じる夫の大器が、不妊治療に葛藤しながら成長し、愛情を育んでいく。ハウス住人役も、魅力ある個性派が集結。平山浩行と高橋メアリージュンが子どもを作らないカップルを、野間口徹と真飛聖が幸せを装う夫婦を、眞島秀和と北村匠海が男同士のカップルを演じる。高畑淳子、伊藤沙莉、伊藤かずえら実力派も参戦。スキューバダイビングインストラクターの五十嵐奈々(深田恭子)と、おもちゃメーカー社員の大器(松山ケンイチ)はおしどり夫婦。コーポラティブハウスを購入し、早く子どもが欲しいと願っていた。集合住宅に住むのは、スタイリストの川村亮司(平山浩行)とネイリストの杉崎ちひろ(高橋メアリージュン)のカップル、商社マンの小宮山真一郎(野間口徹)と深雪(真飛聖)夫妻、建築士の広瀬渉(眞島秀和)と青木朔(北村匠海)の男性カップルの3組。焼き鳥屋を営む大器の父・健作(春海四方)と母・聡子(高畑淳子)、妹の琴音(伊藤沙莉)は大器夫婦と仲が良く、子どもができるのを楽しみにしている。妊活を1年以上続けても子どもを授からない奈々と大器は、不妊治療専門のクリニックを訪れる。片岡医師(伊藤かずえ)から不妊症と診断され、ふたりは治療を開始するが…。
『はじめてのギャル』は2017年7月から9月にかけて放送されたテレビアニメ作品で、思春期真っ盛りの男子高校生とギャル系純情女子の学園ラブコメストーリー。原作は植野メグルの漫画であり、2015年11月より「月刊少年エース」にて連載されている。アニメ版の制作は、『ハマトラ』などを手掛けたNAZ。お色気シーンの多い作品ということもあり、女性キャラの脚線美デザインなどで定評がある山内則康が、「パンツマイスター」という形で参加している。男子高校生・羽柴ジュンイチ(浅沼晋太郎)は、高校生ともなれば簡単に彼女くらいできるものと思っていたが、それは甘い考えだった。結局、坂本慎平(豊永利行)、石田景吾(赤羽根健治)、小早川稔(白石稔)といった悪友たちと教室でエロ本を読みあさる毎日。それでも童貞卒業を強く夢見るジュンイチは、仲間にそそのかされてクラスのギャル系女子・八女ゆかな(長久友紀)へ土下座告白することに。当然相手にされないと思いきや、なんとゆかながまさかのOK! ここからジュンイチのお色気学園生活がはじまっていく…!
BBC制作大人気シリーズ『SHERLOCK』の、スペシャルクリスマス・エピソード! 世界一有名な名探偵の、シャーロック・ホームズ。彼がもし現代に生きていたら…?そんなコンセプトではじまった『SHERLOCK』シリーズの特別編として、『SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁』が登場。物語の舞台を現代から原典の『シャーロック・ホームズ』と同じヴィクトリア朝時代に移し、19世紀のロンドンで難事件に挑むシャーロックの姿が描かれる。第二次アフガン戦争に軍医として従事していたジョン・ワトソン(マーティン・フリーマン)は、心身ともに傷ついた状態でイギリスに帰国する。やがて大英帝国の肥溜めであるロンドンに流れ着いたワトソンは、友人に部屋探しの相談をしたところ、同居人として1人の男を紹介される。こうして出会ったのが、世界唯一の顧問探偵・シャーロック・ホームズ(ベネディクト・カンバーバッチ)だった。やがてシャーロックとともにさまざまな難事件を解決するワトソン。そんな彼のもとにある日、レストレード警部(ルパート・グレイヴス)が訪れる。狼狽し、疲弊した様子のレストレード警部が依頼したのは、「自殺した花嫁姿の女性が蘇って夫を射殺した」という奇妙な事件の調査。それこそ後にワトソンが「我が友人ホームズの肉体と精神を極限まで追い詰めた事件」と語る、「忌まわしき花嫁事件」だった。
ロマンティック・コメディの金字塔。それこそが『ラブ・アゲイン』だ。今作は離婚を切り出された中年男が、若いナンパ男から女性の誘い方を教わり、やがて人生を見つめ直すきっかけを作る、コメディ要素の強い恋愛映画である。主演を務めたのは、『40歳の童貞男』で知られるスティーブ・カレル。やり手のナンパ師を、後に『ラ・ラ・ランド』に出演するライアン・ゴズリングが演じた。中年に差し掛かったキャル・ウィーバー(スティーブ・カレル)は、人生がうまくいっていると思っていた。しかしその幻想は、妻のエミリー(ジュリアン・ムーア)から離婚を切り出されたことで打ち砕かれる。エミリーいわく、会社の同僚であるデイヴィッド(ケヴィン・ベーコン)と寝たのだという。やがて離婚に同意し、バーで飲んだくれるようになったキャル。そんな彼に、若くハンサムなやり手のナンパ師・ジェイコブ(ライアン・ゴズリング)が声をかける。すっかり冴えない中年なってしまったというキャルに、ジェイコブは「男らしさを取り戻す方法を教える」と告げる。こうしてジェイコブによる、恋愛指南がはじまった。
巨匠マーティン・スコセッシが監督を務めたドラマ映画。映画の創世期に活躍したジョルジュ・メリエスが登場し、最初期の映画である『ラ・シオタ駅への列車の到着』へのオマージュが含まれるなど、映画愛にあふれた作品である。主人公のヒューゴ役には、『縞模様のパジャマの少年』で主演を務めたエイサ・バターフィールドが起用された。また、サシャ・バロン・コーエンやベン・キングズレーなど、個性的なキャストが名を連ねている。1930年代。パリのとある駅に住んでいるヒューゴ(エイサ・バターフィールド)は、父親を亡くし、ひとりぼっちで生きていた。そんなある日、駅にあるおもちゃ屋から、父が遺した人形の修理に必要な部品を盗もうとする。しかし、店の店主のジョルジュ(ベン・キングズレー)に見つかったあげく、大事にしていたノートを取り上げられてしまう。ヒューゴはノートを取り返すためジョルジュを尾行し、家を突き止める。そして、ジョルジュの家に住んでいた少女・イザベル(クロエ・グレース・モレッツ)と出会い、ノートについて尋ねるのだった。
自分の正体がポセイドンの息子だと知った少年が、神話と現実が入り混じった世界を冒険していく、ファンタジー映画。ギリシャ神話をモチーフとしており、ポセイドンやゼウスなど神話上の神々が登場する。主演は『3時10分、決断のとき』に出演した、ローガン・ラーマン。そのほかのメインキャストにも若手俳優が起用されているが、神々はショーン・ビーンやロザリオ・ドーソンなど、ベテランといえる俳優が演じている。平凡な学生だったパーシー・ジャクソン(ローガン・ラーマン)は、博物館に紛れこんでいた化け物に襲われる。そして、自分がヘラクレスやアキレスと同じデミゴッドであり、ゼウスの雷撃を盗んだ疑いをかけられていることを知るのだった。パーシーは親友のグローバー(ブランドン・T・ジャクソン)と「訓練所」に向かうが、その道中で母親のサリー(キャサリン・キーナー)が誘拐されてしまう。サリーを取り返すためにはハデス(スティーヴ・クーガン)のいる冥界まで、ゼウスの雷撃を届けなければならなかった。パーシーは無実を証明し、母を救い出すため、仲間とともに冥界へと向かう。
『オズの魔法使い』の前日譚を描く、ファンタジー映画。原作の終盤に登場したオズを主人公に、彼が「偉大な魔法使い」になるまでのストーリーが展開する。「オズ」に入るシーンで使われた、モノクロからカラーに変わっていく演出は、名作映画『オズの魔法使』のオマージュである。主演はサム・ライミ版の『スパイダーマン』シリーズに出演した、ジェームズ・フランコが起用された。今作では手品師のオズを演じ、本編の主人公であるドロシーとは異なる手段で、「オズ」に平和を取り戻していく。いつか大物になることを夢見ている手品師のオズ(ジェームズ・フランコ)は、乗っていた気球が竜巻に巻きこまれ、魔法の国「オズ」に迷いこむ。そして、「オズ」の住人であるセオドラ(ミラ・クニス)に、世界を救う魔法使いだと勘違いされてしまうのだった。調子に乗ったオズは手品を披露し、セオドラに魔法だと信じこませ、魔法使いを自称しはじめる。オズの嘘を完全に信じたセオドラは、大都市「エメラルド・シティ」にオズを案内するのだが…。
デンマーク発の同名映画を、ジェイク・ギレンホール主演でリメイクした作品。今作はほとんどセリフだけで進行していく、変わった手法が使われた。カメラがセットの外に出ないため、会話の内容から、現場で起きている事件を想像していく必要がある。メガホンをとったのは、『イコライザー』シリーズを監督した、アントワーン・フークア。ほとんどのシーンがジェイク・ギレンホールのひとり演技だが、観客を飽きさせない工夫が施されている。不祥事を起こした刑事のジョー(ジェイク・ギレンホール)は、緊急通報がかかってくる指令室のオペレーターとして働いていた。あるとき、ひとりの女性から電話がかかってくる。エミリー(ライリー・キーオ)と名乗った彼女は、男に誘拐され、高速道路を走行していると語った。ジョーはすぐに現場で働いてる警官に電話をかけ、エミリーが乗っている車を探させる。しかし手の空いている警官が少なく、ジョーの思うように捜査が進まない。いら立ちを覚えたジョーだったが、さまざまな人物に電話をし、事件を解決に導こうとする。
『ホワット・イフ...?』はマーベルの世界における、「もしも」のストーリーをアニメ化した作品である。ゾンビが登場したり、ウルトロンがアベンジャーズに勝利してしまうなど、本来の世界ではありえなかったストーリーが描かれた。実写ではないが、マーベル・シネマティック・ユニバースに含まれる正式なシリーズ作品である。そのため、一部の声優はクリス・ヘムズワースやジェレミー・レナーなど、映画作品と同じ俳優が起用された。「マルチバース(多元宇宙)」を観察しているウォッチャー(ジェフリー・ライト)は、数々の世界を目撃してきた。たとえば、ペギー・カーター(ヘイリー・アトウェル)が「キャプテン・ブリテン」として活躍した世界。この世界ではキャプテン・アメリカは誕生しなかった。また、ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)が恋人を失った世界もある。ここでは恋人を救うため、ドクター・ストレンジは悪に堕ちてしまう。このように、世界に干渉することなく「観察」だけを続けてきたウォッチャーだったが、とある世界ではウォッチャーすら手中におさめようとする悪人が誕生し…。
1話完結型のシュールなギャグ劇場!増田こうすけのギャグ漫画『ギャグマンガ日和』をもとにした、ショートアニメ作品。個性的すぎる登場人物たちが、パロディ満載のシュールなギャグを繰り出していく!原作は『ギャグマンガ日和GB』というタイトルで、「ジャンプスクエア」(集英社)にて連載。なんともパッとしないお菓子メーカー・貧弱!! ウキウキ製菓。最近、子ども向けの新商品・ドッキリチャンチョコを発売したものの、さっぱり売れていなかった。その理由は明白。チョコと同封されたシールが、なぜか残念そうな子どもの写真で、しかもたった3種類しかなかったからである。商品開発部に乗りこんだ社長の山川(矢部雅史)がそれを指摘すると、ただちにシールを追加することに。ところが追加されたのは、同じ子どもが微妙に笑顔になった写真のシール。それを見た山川が「微妙に笑顔だと逆に怖いじゃないか」とツッコミを入れると、今度は不気味に満面の笑顔を浮かべる写真のシールが追加された。そもそもこの子どもはいったいだれなのか。山川が社員に聞いたところ、なんとその子は先々月にリストラにした社員の息子だった。自分への当てつけかと怒った山川は、ドッキリチャンチョコの販売を中止することを決断する。しかし、それに反対する社員たちによって、山川の車の窓にドッキリチャンチョコのシールを貼られてしまう…。
『新世紀GPX サイバーフォーミュラ』は1991年3月から12月にかけて放送された近未来レースアニメで、人工知能を搭載した近未来マシン・サイバーフォーミュラによるレースバトルを描いた物語。制作はサンライズ。キャラクターデザインはいのまたむつみ、メカニックデザインは『超時空要塞マクロス』で著名な河森正治が務めた。本放送時は玩具売上の不振などから37話で打ち切りとなったが、その後の評価は高く、OVAを中心に10年にわたって続編が作られる人気シリーズとなった。人工知能搭載の近未来レース・サイバーフォーミュラは、F1に変わって世界中の注目を集める競技となっていた。なかでもアオイフォーミュラ所属の新条直輝(緑川光)は、実績からマスコミの取材も集中して大人気。一方、弱小チームといわれているスゴウアスラーダでは、グランプリ予選を前に、ニューマシンが届かないという危機に。そのニューマシン・アスラーダ(小野健一)は、車田監督(飯塚昭三)と風見ハヤト(金丸淳一)が輸送中に何者かに襲われてしまう。そこで急遽、ハヤトがアスラーダに乗り込んでなんとかサーキットへと滑り込む。そして、思わぬ成り行きからドライバーを務めることになったハヤトが、未知のサイバーフォーミュラ世界へと…!
『ターミネーター』シリーズで初めて未来が舞台となった作品。タイムトラベルの要素はなく、人類のほとんどが絶滅した「審判の日」以降のストーリーが描かれる。そのため、過去シリーズとは異なった作風で、キャストも一新された。ジョン・コナー役を務めたのは、『ダークナイト』でバットマンを演じたクリスチャン・ベール。シリーズの顔ともいえる、アーノルド・シュワルツェネッガーは出演していないが、CG合成により顔のみが登場する。スカイネットの核攻撃を受け、人類のほとんどが死滅した近未来。スカイネットは人間そっくりな新型のターミネーターを開発し、人類を滅亡させようと画策していた。一方、人類の「救世主」になっていたジョン・コナー(クリスチャン・ベール)は、スカイネットの研究施設へと潜入する。別の場所では、「審判の日」以前に死刑が執行されていた、マーカス・ライト(サム・ワーシントン)が目を覚ます。彼には記憶がなく、なぜ自分が未来の世界で目覚めたのかも理解ができなかった。マーカスは偶然出会った少年、カイル・リース(アントン・イェルチン)と荒野を旅することになるが…。
大人気アクションエンターテインメント『HiGH&LOW』シリーズと、伝説的不良コミック『クローズ』『WORST』がコラボして話題となった『HiGH&LOW THE WORST』にスピンオフドラマ登場!花岡楓士雄役に川村壱馬が続投。さらには楓士雄を追い求める謎の男役に、『レディ・プレイヤー1』で知られる森崎ウィンを起用。『HiGH&LOW THE WORST』の監督・キャスト・スタッフが再集結し、幼なじみの絆を描いた感動のドラマとなっている。神社に眠るひとつのタイムカプセル。それは絶望団地に暮らす幼なじみ6人が、10年後にまたここで集まることを約束して埋めたものだった。やがて10年の月日が経ち、6人組のひとりである花岡楓士雄(川村壱馬)は約束の神社へと向かう。その日を迎えるにあたって、幼なじみとはなんの連絡もとっていないという楓士雄。楓士雄の友人である高城司(吉野北人)は、「全員覚えていたらそれは奇跡だな」と茶化す。やがて神社へと向かう楓士雄は、そこで奇跡を目撃することとなる。
『エルフェンリート』は2004年7月から10月にかけて放送されたテレビアニメ作品で、女性型ミュータントを中心に描かれるバイオレンスバトル&ラブコメ。原作は岡本倫の漫画であり、2002年から2005年にかけて「週刊ヤングジャンプ」で連載されていた。絵柄は美少女萌え風だが、バトルシーンではグロテスクな表現が連続する。アニメ版の制作はアームスで、監督は後に『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』『君と僕。』などを手掛ける神戸守が務めた。海外人気の高い作品であり、2005年にはニューヨーク・タイムズでも紹介されている。突然変異によって生まれた、女性型ミュータント・ディクロニウス。それは2本の角を有し、恐るべき殺傷能力を持っていた。ある日、ルーシー(小林沙苗)というコードネームのディクロニウスが研究所から脱走。その際、わずか5分で23人の警備員たちを殺し、狙撃手に頭部を撃たれるも致命傷とはならずに海へ落ちていった…。そのルーシーを海岸で見つけたのは、大学1年生のコウタ(鈴木千尋)とユカ(能登麻美子)。その日から楓荘という、今は使われていない料亭で暮らすことになっていたコウタは、ひとまずルーシーを楓荘に連れていく。頭部を撃たれた衝撃で、ルーシーにはもうひとつの人格が宿っており、「にゅうにゅう」としか話さないため、コウタは彼女を「にゅう」と名づけた。そして、研究所からの刺客が忍び寄り…。
考えていることが、「ノイズ」として外に漏れてしまう惑星での事件を描いたSF映画。スパイダーマン役で有名なトム・ホランドが主演を務め、『スター・ウォーズ』続3部作でレイを演じたデイジー・リドリーがヒロイン役に抜擢された。人類が地球を離れ、宇宙へと旅立った近未来。とある惑星に移住した一部の人類は、男性のみ思考や妄想が外に漏れ出てしまう現象・ノイズに悩まされていた。さらには原住民族との戦争が発生し、女性が全滅してしまうという窮地に陥る。そんな絶望的な世界に生を受けたトッド(トム・ホランド)は、一度も女性を見たことがなかった。しかし、ノイズを使いこなし、戦争の英雄であるプレンティス首長(マッツ・ミケルセン)に認められていく。ある日、調査にやってきていた宇宙船が惑星に墜落する。ほとんどの乗組員が落下の衝撃で死亡するが、女性のヴァイオラ(デイジー・リドリー)だけが生き残った。男たちは彼女を捕らえようとするが、トッドだけはヴァイオラを逃がそうとするのだった。
『ノマドランド』を監督したクロエ・ジャオが手掛ける、マーベル・シネマティック・ユニバース最新作。数千年前から人類を見守り続けてきたヒーローチーム・エターナルズと、人類を襲う悪の種族・ディヴィアンツの戦いが描かれる。主人公のセルシ役を演じたのは、『キャプテン・マーベル』にも出演したアジア系女優のジェンマ・チャン。また、韓国で活躍するマ・ドンソク(ドン・リー)や、パキスタン系のクメイル・ナンジアニなど、全体的に多様性を意識したキャスティングがされている。数千年前。宇宙規模のパワーを持つセレスティアルズは、凶悪なディヴィアンツたちから地球人を守るため、エターナルズを地球に派遣する。エターナルズたちは地球でディヴィアンツと戦っていくが、セレスティアルズの命令で人間同士の争いには手が出せなかった。ついにディヴィアンツを全滅させたエターナルズたちは、考え方の違いから、解散を決意。メンバーはバラバラになってしまう。それから数千年が経過した現代。エターナルズのひとりであるセルシ(ジェンマ・チャン)は、人間社会に溶けこんでいた。しかし、全滅したはずのディヴィアンツがロンドンを襲う。ディヴィアンツの復活を察知したセルシは、ふたたびメンバーを集めようとするのだった。
『グランド・ブダペスト・ホテル』などで知られる、ウェス・アンダーソンが手掛けた作品。多くのキャラクターの物語を描いていく群像劇であり、ウェス・アンダーソン監督ならではの、コミカルなテイストが随所に活かされている。キャストにはビル・マーレイやティルダ・スウィントン、ジェイソン・シュワルツマンなど、アンダーソン監督作品おなじみのメンバーが集結。アンダーソン監督のファンにとっては、安心感すら感じさせるキャスティングとなった。1960年代のニューイングランド島で、変わり者の少女・スージー(カーラ・ヘイワード)と、ボーイスカウトで島にやってきていた少年・サム(ジャレッド・ギルマン)が駆け落ちしてしまう。この計画は1年前から始まっていた。偶然出会い恋仲となったふたりは、文通で駆け落ちの計画を立てていたのだ。計画を実行したスージーとサムは、ふたりだけで幸せな時間を過ごしていく。しかし、大人たちは黙っていなかった。突然失踪したサムをボーイスカウトの隊長(エドワード・ノートン)が探し出し、ふたりの仲を引き裂こうとする。
『探偵ガリレオ』などで知られる、東野圭吾の小説『手紙』を実写化した映画。刑務所に送られた兄を持つ主人公と、その周囲で起きるトラブルを描いていく。加害者家族の生きづらさにフォーカスした作品でもあり、理不尽な目に遭っていく主人公を山田孝之がリアリティたっぷりに演じた。また山田孝之以外にも、刑務所にいる兄の役に玉山鉄二、主人公の恋人役に沢尻エリカといった、演技力に定評のあるキャストが起用されている。工場で働いている直貴(山田孝之)は、なるべく人と関わらずに生きている。その理由は彼の兄・剛志(玉山鉄二)にあった。剛志は金のために罪を犯し、強盗に入った家で人を殺してしまう。当然、警察に逮捕され、現在は刑務所に服役中だ。そんな兄が起こした事件により、直貴は生きる希望が持てない毎日を送っていた。ある日、工場の食堂で働く由美子(沢尻エリカ)が声をかけてくる。由美子は直貴と親しくなろうとするが、直貴は「兄が殺人犯」という理由で彼女を遠ざけてしまうのだった。
今作はおとぎ話に登場するキャラクターたちが登場する、ミュージカル映画である。日本でも上演された同名のミュージカルがもとになっており、『シカゴ』など多くのミュージカル映画を手掛けてきた、ロブ・マーシャルの手で映画化された。キャストには、メリル・ストリープやジョニー・デップ、アナ・ケンドリックといったベテラン俳優たちを起用。それぞれがミュージカルシーンに挑戦し、演技だけでなく歌声も楽しめる作品となっている。恐ろしい魔女(メリル・ストリープ)の呪いにより、子どもを授かることができなくなってしまったパン屋の主人(ジェームズ・コーデン)。彼は魔女の説明どおりに、呪いを解く4つのアイテムを集めようと森へと入っていく。一方、赤ずきん(リラ・クロフォード)はおばあさんのお見舞いのため、ジャック(ダニエル・ハトルストーン)は牛を売るために森を歩いていた。森のなかには彼ら以外にも、おとぎ話の主人公たちが迷いこんでおり、パン屋との出会いで運命を変えていく。
『アカメが斬る!』は2014年7月から12月にかけて放送されたテレビアニメ作品で、暗殺者集団・ナイトレイドの活躍を描くダークアクションファンタジー。原作・タカヒロ、作画・田代哲也による漫画版は、2010年から2017年にかけて「月刊ガンガンJOKER」で連載されていた。弱い立場の者が残酷な殺され方をし、その恨みを晴らす形で暗殺を請け負うというのがパターンであり、人気ドラマだった『必殺シリーズ』のオマージュ作品となっている。アニメ版の制作は、『ご注文はうさぎですか?』などで知られるWHITE FOXが担当。貧しい村に住む少年剣士のタツミ(斉藤壮馬)は、親友のイエヤス(髙橋孝治)、サヨ(小松未可子)とともに帝都へ一旗揚げに旅立った。しかし、道中で夜盗の襲撃に遭って散り散りに。その後なんとか帝都に辿り着いたタツミは、酒場でレオーネ(浅川悠)に金を騙し盗られ途方に暮れていたところ、貴族の少女・アリア(佐藤奏美)に拾われ、護衛として雇ってもらう。そんななか、屋敷に巷で噂の暗殺団・ナイトレイドのアカメ(雨宮天)が現れ、アリアを斬ろうとする。必死に庇うタツミだったが、実はアリア一家は貧しい者たちを軟禁してなぶり殺すことを趣味としたサディスト一家で、イエヤスとサヨも犠牲になっていた。真相を知ったタツミは躊躇なくアリアを斬り、そのままナイトレイドへと勧誘されていく…。
夫の無実を訴える女性に訪れた、サクセスストーリー!2014年にMBCで放送された韓国のテレビドラマ。横領の濡れ衣を着せられた植物状態の夫を持つ女性が、夫の無実を証明するために奮闘する!食材流通会社CEグループに勤める会社員・チャン・ヒョヌ(パク・ジェジョン)と、結婚することになったハン・ソウォン(オ・ジウン)。ところが結婚式当日、ヒョヌはひき逃げ事故に遭い、なんとか一命を取りとめたものの、植物状態になってしまう。それを知ったCEグループ会長の孫・ソン・ソッキョン(ヨン・ジュンソク)は、自らの横領の罪をヒョヌになすりつけることを思いつく。こうして、意識の戻らないヒョヌは、会社の金を横領した社員として報じられることになる。それから5年の歳月が経ち、いまだヒョヌの意識が戻らないなか、ソウォンはヒョヌの無実を訴えるため、CEグループの社屋の前で抗議を続けていた。そんなソウォンは、ヒョヌの知人であったカン・ジニ(キ・テヨン)とともに、証拠探しに奔走する。しかしジニの海外行きに伴い、ふたりの協力は中断されてしまう。そうして月日が流れ、ふたりが再会したとき、なんとジニはソウォンが抗議を続けるCEグループの経営支援本部長になっていた。はたしてソウォンは、夫の無念を晴らすことができるのか!? 奮闘する彼女は、やがて出生の秘密と新たな恋に遭遇することになる!
恋愛音痴の国民的女優と、独身主義の医師が繰り広げる偽装恋愛!?2018年に放送された韓国のテレビドラマ。恋愛ドラマで有名だけれども、私生活では失恋続きの国民的女優と、独身主義を貫こうとする若き優秀な皮膚科医が、3カ月限定でカップルを演じる!恋愛ドラマに多数出演し、「ロマンスの女王」と呼ばれる国民的女優のユン・ユジョン(ユン・ウネ)。私生活もさぞや充実しているかと思いきや、実はかなりの恋愛音痴で、恋人関係がなかなか長続きしないことに悩んでいた。そんななか、秘かに交際していた国民的スター・ファン・ジェミン(チェ・ジョンウォン)との熱愛報道が出てしまう。ジェミンとふたりで記者会見を開くことになったユジョンは、記者たちの前でジェミンとの仲を公にしようと思っていた。ところがジェミンはその場で、熱愛報道は誤報であるといい出す。なんと彼はほかの女性と婚約していたのだった。手痛い失恋を味わったジェミンだったが、そこに追い打ちをかけるように、熱愛報道のスキャンダルによりCM契約解除を通告される。そこで、彼女はスクープ記者のチュ・ミナ(イ・ヘラン)の提案を受け入れ、自身のイメージを回復するために奇策を打つことにする。その奇策とは、独身を貫きたい若き優秀な皮膚科医のチャ・ウヒョン(チョン・ジョンミョン)と、3カ月限定でカップルのふりをするというものだった…。
Netflixで、史上最大の視聴者数を記録したドラマ。それこそが韓国発の、Netflixオリジナルドラマ『イカゲーム』である。韓国の名優として知られるイ・ジョンジェ主演の、デスゲームドラマだ。その内容はシンプルかつエキサイティング。多額の借金を背負った男が挑むそのゲームは、勝てば大金を得て、負ければ死ぬ。ゲームの中身は「だるまさんがころんだ」にはじまり、シンプルながら奥深い心理戦が楽しめるものとなっている。多額の借金を抱えるソン・ギフン(イ・ジョンジェ)は、ギャンブルに身を費やし、借金取りに追われる日々を過ごしていた。そんなある日、ギフンの目の前にセールスマン風の男(コン・ユ)が現れる。彼はメンコで勝負して、勝てば10万ウォンを譲ると持ちかけられる。試行錯誤を得て10万ウォンを得たギフンに、セールスマン風の男は「今回のように大金を得たかったら連絡しろ」と名刺を渡す。その夜ソン・ギフンは、娘のガヨン(チョ・アイン)が別れた妻とその再婚相手とともにアメリカへ行ってしまうことを知る。「大金があれば娘を取り戻せる」と思ったギフンは、もらった名刺の電話番号に連絡を入れる。こうして「イカゲーム」に参加することになったギフン。だがそれは、死をかけた恐怖のデスゲームだった。
ヤマシタトモコの漫画が原作の映画『さんかく窓の外側は夜』は、ジャンルを越えたエンターテイメント作品だ。どこか浮き世離れした除霊師・冷川理人役は、端正な顔立ちの演技派・岡田将生が務める。その冷川に見出される霊が視えてしまう青年・三角康介を、人気と実力を兼ね備えた志尊淳が演じる。また呪いを操る謎の女子高生・非浦英莉可を、平手友梨奈が体当たりで演じ、はまり役となっている。霊が視えてしまう書店員の三角康介(志尊淳)は、ある日除霊師の冷川理人(岡田将生)に助手としてスカウトされる。その除霊方法は、三角の身体に冷川が触れて感覚を共有するというもので、仕事のあとには肉を食べるというのがルーティンになっていた。なじみの刑事・半澤(滝藤賢一)の依頼で、見つかっていなかったバラバラ遺体を発見したふたりは、それが非浦英莉可(平手友梨奈)という人物による“呪いの装置”であることに気づく。三角は半澤に接触し、非浦英莉可について調べてほしいと頼むが証拠も手がかりもなく…。
2010年に公開された、アメリカ・中国合作の映画。1984年に公開されて大ヒットした、ジョン・G・アヴィルドセン監督の映画『ベスト・キッド』のリメイク版となる。1984年のオリジナル版では、主人公の高校生が日系人の老人のもとで空手の鍛錬を受け、心身ともに成長していく姿が描かれた。今作では主人公の小学生が、北京で中国武術の達人と出会い、カンフーの修業に励んでいく。師匠役を、数々のカンフー映画の企画・監督、そして主演を務めてきた大スター・ジャッキー・チェンが演じ、大きな注目を集めた。幼いころに父を亡くした小学生のドレ(ジェイデン・スミス)は、デトロイトで母・シェリー(タラジ・P・ヘンソン)とふたり暮らしをしていた。しかし、シェリーの仕事の都合で中国・北京に引っ越すことになったドレは、言葉も文化もまったく異なる地で、不安な日々を送ることに…。そんなある日、ドレは公園でバイオリンの練習をしている少女・メイ(ハン・ウェンウェン)と出会い、少しずつお互いの話をするようになった。しかし、ふたりのことを快く思わないチョン(ワン・ツェンウェイ)に見つかり、ドレはチョンが率いるグループからいじめられるようになってしまう…。
“母親”とは何か、シングルマザーの生き様を描く――。『Woman』は、『Mother』や『最高の離婚』を手掛けた脚本家・坂元裕二によるテレビドラマ作品で、夫を事故で亡くしたシングルマザーの生活を描いている。作中には、主人公以外にもさまざまな背景を持つ母親や父親が登場し、“母親”や“家族”とは何なのかを見つめ直せるストーリーが魅力だ。不慮の事故で夫を亡くした青柳小春(満島ひかり)は、望海(鈴木梨央)と陸(髙橋來)をたったひとりで育てていた。しかしシングルマザーが仕事を続けることは厳しく、徐々に生活は苦しくなり、ついに生活保護を申請する。苦渋の決断で出した生活保護の申請は、20年間連絡をとっていない実の母・植杉紗千(田中裕子)が支援の意思を示したという理由で却下されてしまう…。母親に捨てられた過去を持つ小春は、戸惑いながらも紗千に会いにいく決心を固める。紗千は再婚した夫・健太郎(小林薫)と娘・栞(二階堂ふみ)と新しい家庭を築いており、小春の顔を見ても無表情のまま…。小春はそんな紗千と衝突し、「支援する意思を取り消してほしい」とだけ伝えて帰宅する。ところが、その後小春が体調を崩したことをきっかけに、絶縁状態にあった母と娘は、それぞれ“母親”としての背景を持ちながら少しずつ歩み寄っていく。
映画『告白』、テレビドラマ『Nのために』など、数々の映像化作品で知られる人気作家・湊かなえ。彼女が初めて脚本に挑んだテレビドラマ、それがこの『高校入試』だ。2012年10月よりフジテレビ系「土ドラ」枠で、全13回にわたって放送された。ドラマの主要キャストは、高校教師役として長澤まさみ、南沢奈央、中尾明慶、羽場裕一、高橋ひとみ、生徒や受験生役として山崎紘菜、美山加恋、高杉真宙、清水尋也などが出演しており、受験生の兄役で中村倫也も出演している。学区内随一の進学校・県立橘第一高等学校、通称・一高。2年B組担任で英語教師の春山杏子(長澤まさみ)は、大手旅行会社から転職してきた帰国子女の新任教師だ。春山の指導担当である小西俊也(徳山秀典)は、ここは「東大より一高」という土地柄であることを春山に説明する。入試説明会のあと、春山は同僚の音楽教師・滝本みどり(南沢奈央)から、手違いで取れなかったリゾートホテルの予約を取ってほしいと頼まれる。どうやら校内につき合っている男性がいるようで、高校入試の翌日に旅行に行くつもりらしい。高校入試を明日に控え、緊張感が増してくる校内。教員が3人で1組となり、受験に使用する2年生の教室に向かうと、各教室の黒板には「入試をぶっつぶす!」という大きな紙が貼り出されていた…。
とある任務のため、ISISとの戦いに身を投じていくSWAT部隊を描いた戦争アクション映画。ストーリーはイラクで実際に起きた事件をもとにしており、舞台となるモスルの荒廃した街並みや、戦場の緊張感が再現されている。イラクにある都市・モスルは、ISIS(イスラム過激派組織)と警察との戦闘が激化し、一般人が立ち入れる状態ではなかった。そんなモスルで警察官になったカーワ(アダム・ベッサ)は、ISISに銃撃され、ピンチに陥っていた。絶望的な状況のなか、銃声を聞きつけた特殊部隊・SWATがやってきてISISを一掃する。命を救われたカーワは部隊に感謝するが、SWATは全滅したと聞かされており、彼らの存在に疑問を抱く。しかし、SWATの隊長・ジャーセム(スへール・ダッバーシ)は逆にカーワを部隊にスカウトするのだった。SWATに入隊したカーワは、任務の内容も教えてもらえず、目的がわからないままISISと戦っていく。幾度となく戦いを繰り返し、仲間たちが次々と死んでいくなかで、カーワは戦いの悲惨さを目の当たりにする。
今作はディズニーがアニメ化した児童文学作品『ピノッキオの冒険』を、実写映画化した作品だ。原作が持っているダークな側面も忠実に映像化しており、ディズニー版以上の不気味さを持った、ファンタジー映画に仕上がっている。ピノッキオの生みの親であるジェペット役を演じたのは、『ライフ・イズ・ビューティフル』でオスカーを獲得したロベルト・ベニーニ。ピノッキオ役は子役のフェデリコ・エラピ、ピノッキオを助ける妖精役はフランス人女優のマリーヌ・ヴァクトが演じた。貧乏な職人・ジェペット(ロベルト・ベニーニ)は、木の人形を作り、劇を披露してお金を稼ぐことを思いつく。すぐに木を調達したジェペットだったが、その木は命を持っており、人形が完成するとひとりでに動き出すのだった。子どものいないジェペットは、自分に息子ができたと大喜び。人形にピノッキオ(フェデリコ・エラピ)と名付け、学校に行かせようとするが、遊びざかりなピノッキオは学校をサボって人形劇を観に行ってしまう。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』の記録を抜いて全世界オープニング興行収入で歴代No.1に輝き、多数の日本人キャストが出演したことで、日本でもヒットを記録した『唐人街探偵 東京MISSION』。その前作にあたる映画『僕はチャイナタウンの名探偵2』が、『唐人街探偵 NEW YORK MISSION』に改題され、日本再公開決定! 中国では公開初日に58億円を超す興行収入を記録した今作は、日本からも妻夫木聡が参戦。ニューヨークを舞台に、さまざまな観光スポットで豪華ロケを敢行。壮大なミステリーエンターテインメント映画となっている。叔父のタン・レン(ワン・バオチャン)が結婚するという報せを受け、ニューヨークへとやって来た世界ランキング2位の名探偵・チン・フォン(リウ・ハオラン)。しかし、タン・レンの目的はチン・フォンを世界名探偵大会に参加させ、賞金500万ドルを獲得することだった。その大会の内容は、ニューヨークの唐人街に住むマフィアの孫が惨殺された、猟奇的殺人事件を解決するというもの。かくして賞金を目当てに、世界ランキング上位の探偵がニューヨークの唐人街に集結する。
2019年の本屋大賞に輝いた、瀬尾まいこの『そして、バトンは渡された』。日本中を感動の渦に巻き込んだこの小説を、『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』を手掛けた前田哲が映画化した。前田とタッグを組んで脚本を担当したのは、テレビドラマ『熟年離婚』などで知られるヒットメーカー・橋本裕志だ。そして主要キャスト3人は、第1希望のオファーどおり決まった。みぃたん(稲垣来泉)は、幼いころに母を亡くした泣き虫の女の子。ある日、父(大森南朋)と同じ会社に勤めている梨花(石原さとみ)が現れる。明るくて華やかな梨花にすっかり懐いたみぃたん。梨花は父と結婚してみぃたんのママとなるが、しばらくしてブラジルに移住すると父がいい、反対した梨花はみぃたんと日本に残るといって別れてしまう。母子ふたりの生活は楽ではなく、梨花は婚活を始める。一方、森宮優子(永野芽郁)はいつもニコニコしている高校3年生。血の繋がらない父(田中圭)とふたり暮らしで、父はいつもおいしい食事や弁当を作ってくれていた。そんな優子は、卒業式で披露する合唱のピアノ伴奏をすることになる。違うクラスの伴奏者である早瀬(岡田健史)が、うまく弾けない優子の練習に付き合ってくれて、優子は次第に彼に惹かれていく…。
「別冊マーガレット」で連載された『消えた初恋』がドラマ化! なにわ男子の道枝駿佑と、Snow Manの目黒蓮が繰り広げる、勘違いから始まる胸キュン青春ラブストーリー!原作漫画は『俺物語!!』などで有名なアルコが作画、ひねくれ渡が原作を担当した。「このマンガがすごい!2021」では、オンナ編の9位にランクインしている。テスト中に消しゴムがないことに気づいた青木(道枝駿佑)は、親友のあっくん(鈴木仁)に借りようとしたが断られてしまう。その状況を見ていた橋下さん(福本莉子)は、快く消しゴムを貸してくれたのだ。橋下さんにひそかに好意を寄せていた青木は、あらためて優しさを実感していた。しかし借りた消しゴムのカバーを外したところ、「イダくん♡」と書かれているのを見てしまい、一瞬で失恋をしてしまう。しかもその消しゴムを見ていたところを、前の席の本人・井田(目黒蓮)に見られてしまったのだ。とっさに「これは違う!」と否定をした青木だが、否定をすることで橋下さんの気持ちをバラしてしまうことになることを恐れ、「自分の物だ!」と嘘をついた。井田は青木が自分のことを好きなのかと勘違いしてしまうが、青木の素直でまっすぐな性格に触れていく。友情を超えて恋愛に発展していくのか…?
2019年に放送され人気を博した、フジテレビ・月9ドラマの『ラジエーションハウス』第2シリーズ。「視えない病」を見つけだす天才で、少々変わり者の放射線技師・五十嵐唯織をはじめとした、ラジエーションハウスメンバーたちの活躍を描く。主人公の唯織を演じるのは、硬軟演じわける実力派として知られる窪田正孝。ヒロイン・杏役の本田翼や広瀬アリス、山口紗弥加、遠藤憲一、浜野謙太、鈴木伸之、和久井映見ら豪華キャストも続投し、新たに八嶋智人、髙嶋政宏らが参戦。五十嵐唯織(窪田正孝)と甘春杏(本田翼)が、ある約束をして別れてから2年。合理化を進める甘春総合病院の新院長・灰島将人(髙嶋政宏)がラジエーションハウスを縮小したため、メンバーだった黒羽たまき(山口紗弥加)、軒下吾郎(浜野謙太)、威能圭(丸山智己)、悠木倫(矢野聖人)は辞めてしまう。杏(本田翼)もまた、遠隔画像診断センターに移っていた。一方で病院に残った広瀬裕乃(広瀬アリス)は、技師長の小野寺俊夫(遠藤憲一)が認知症予備軍だと聞いて心配する。そんななか仕事帰りの杏が、苦しそうにしていた妊婦の由美(森カンナ)を助けていたところに唯織が突然現れ、ふたりは久しぶりに再会。唯織は甘春総合病院に、再び採用されることとなり…。
一井かずみの人気コミックが実写ドラマ化!見た目がチャラく女にいい加減なデザイン会社の社長と、とにかくまっすぐで一生懸命なOLによる、ピュアラブストーリー。主演の白洲迅はデザイン会社の社長役を務め、アルバイトとして働くヒロインを横田真悠が演じる。同じくデザイン会社で働く社員役として、浅香航大や草川拓弥、石田ニコルが起用された。野田蔵なほ(横田真悠)は普通のOLに憧れていた。デザイン会社の面接を受けに行く途中、道端で口論をしている男女に遭遇する。するとその男は、突然なほを彼女だといい、その場をしのごうとしたのだ。男の態度に嫌気がさしたなほは、男を突き飛ばしその場を後にする。会社に到着すると、そこにはさっきのいい加減な男・向坂拓己(白洲迅)がいた。拓己は、なほが面接を受けるデザイン会社の社長だったのだ。なほのことを気に入った拓己は、アルバイトとして採用することに。出会いは最悪だったが、一緒に時間を過ごしていくうちに、お互いの距離は縮んでいく。拓己は、まっすぐでピュアななほに惹かれるが、過去の恋愛が原因で一歩踏み出せずにいた…。
ワケアリ宿泊客たちが織りなす、感動のラブコメディ!2019年11月から2020年3月にかけて、MBCで放送された韓国のテレビドラマ。ソウル中心部にある長期宿泊者向けの宿「楽園荘」を舞台に、夫を亡くした若いシングルマザーとワケあり宿泊者たちが、笑いあり涙ありの群像劇を繰り広げる!電撃的な出会いから、最愛の人と結婚した新妻のクム・バクハ(パク・セワン)は、子どもも授かり、幸せな日々を過ごしていた。ところが臨月を迎えたころ、クソンホテルに勤める夫が突然亡くなってしまう。ホテル側によれば、夫は会社の資金を横領した末に自殺したという。その疑惑を信じられないバクハは、ホテルに押しかけて抗議するものの、すぐに追い出されることになる。絶望の淵に立たされたバクハだったが、ちょうどそのとき運の悪いことに路上で産気づいてしまう。そんな彼女を助けたのが、長期宿泊者向けの宿「楽園荘」に滞在する宿泊者たち。個性豊かでそれぞれ事情を抱えた彼らに励まされて、バクハはわが子のために、夫の無実を証明しようと決意するのだった。そうして奮闘を続ける彼女は、クソンホテルの戦略本部長を務めるナ・へジュン(クァク・ドンヨン)と出会う。そして、ついに亡き夫の無念を伝えることに成功する。だが、なんとクソンホテルと楽園荘の間には深い因縁があり、バクハとへジュンはそれに巻き込まれていくことになる。
初恋は、顔も知らない転校生!?『この初恋はフィクションです』は、『あなたの番です』や『真犯人フラグ』など多くの作品で企画・原案を務めた秋元康と、『おっさんずラブ』や『私の家政夫ナギサさん』などの脚本を手がけた徳尾浩司による、青春ラブストーリー。女優発掘・育成プロジェクトで選ばれた飯沼愛が、ドラマ初出演にして初主演を果たした。また、1話15分で月〜木曜の深夜帯で放送するのは、TBS史上初の試み。倉科泉(飯沼愛)は、いつも学年トップの成績で優等生。そんな泉が通う高校に「イケメンが転校してくる」という噂が立つ。転校生・祖父江広樹は初日から学校に来ず、女子たちの美化された妄想は膨らむばかり。ある日、泉は担任の長谷部(飯塚悟志)から、祖父江の家に宿題を届けてほしいと頼まれる。いわれるがまま祖父江の家に宿題を届けに行くと、出てきたのは祖父江の母(矢田亜希子)だった。そして祖父江の母から「息子と友達になってほしい」と頼まれ、連絡先を交換することになる。連絡をとっていくうちに、顔も姿も見たことがない祖父江を徐々に意識していく泉だが、宿題を届けていることも連絡をとっていることも友達には内緒にしている。そんなある日友達に秘密がバレ、隠しごとをしていたと友情に亀裂が入ってしまい…。
『ソウ』を手掛けたジェームズ・ワン監督によるホラー映画。正体不明の殺人犯に襲われた女性を描いていき、観客の予想を裏切り続けるストーリーが展開する。単純なホラーではなく、ミステリーやアクションなど、さまざまなジャンルを融合させた作品となっている。妊娠中のマディソン(アナベル・ウォーリス)の家に、何者かが侵入する。気配を察知した夫のデレク(ジェイク・アベル)は、侵入者がいないか確認するが、その直後に殺害されてしまう。そして、犯人はデレクの死体を目撃したマディソンにも襲いかかるのだった。事件の翌日。マディソンは病院のベッドで目を覚まし、事件の影響で流産したことを知る。ショックで一時的に放心状態となったマディソンだったが、妹であるシドニー(マディー・ハッソン)の助けもあり、徐々に回復していく。一方、刑事のショー(ジョージ・ヤング)は、マディソンの家で起きた事件を調べていた。不可解な事件だったため、捜査はいっこうに進まない。そんななか、マディソンは「殺人の現場を目撃する」という悪夢を見るようになっていく。
子役のころから韓国で多くのドラマや映画に出演し、日本映画『新聞記者』で日本アカデミー賞・最優秀主演女優賞を受賞したシム・ウンギョンがヒロインを演じる。日本と韓国、両国で活躍し続けているシム・ウンギョンはNHKドラマ初主演となる。また、子役から多方面で活躍してきた実力派俳優・若葉竜也や、劇団四季出身で、多くのミュージカルやドラマなどでその存在感を示してきた俳優・柿澤勇人との共演も注目ポイントだ。国内で絶大な人気を誇るバンド「Indigo AREA」。とりわけボーカル・河西陽樹(柿澤勇人)の人気は高く、その優れた歌唱力は多くのファンの心をつかんでいた。新曲の収録後、陽樹とキーボード担当のキム・ジュニ(シム・ウンギョン)は、2人だけで取材を受ける。2人の交際は周知の事実であり、「結婚も間近ではないか」とささやかれていたのだ。しかしインタビュー後、陽樹はジュニには目もくれず、待っていた美女と親しげに連れ添いながら立ち去ってしまう。彼女はハリウッドデビューを果たし、世界で活躍する女優・緋山恵(SUMIRE)だった。2人の後ろ姿をただ見つめるだけのジュニ…。さらに、陽樹はバンドの練習にも遅れて来るようになり、ついにメンバーに何も告げないまま、勝手に脱退宣言をしてしまうのだった。
2008年に実際に起きた、幼女暴行事件をベースにした韓国映画。『王の男』などで知られるイ・ジュンイクが、メガホンをとった。悲惨な事件の全貌と事件後、被害者家族に襲う厳しい現実を婉曲することなく描いた作品だ。被害者・ソウォンの両親役を演じた、ソル・ギョングとオム・ジウォンが素晴らしい演技を見せているが、それ以上にソウォン役を務めるイ・レの繊細な演技は目を見張るものがある。日本では2014年8月9日に公開された。ドンフン(ソル・ギョング)とミヒ(オム・ジウォン)の8歳の娘・ソウォン(イ・レ)は、登校中に見知らぬ酔っ払いに暴行される。瀕死の状況でありながらも自ら警察に通報したソウォンは、なんとか一命を取りとめる。しかし、彼女の体と心は深く傷を負ってしまうのだった。そんな娘の状態を見て、ドンフンとミヒもまた深く傷付き、犯人と警察に激しい怒りを抱く。そんな彼らのもとに、マスコミの容赦ない取材と高額な治療費、そして世間の目が襲いかかるのだった。過酷な状況のなか、娘の回復のためにドンフンとミヒはそれぞれある決意をする。
アニメ『裏世界ピクニック』で、百合(=女性同士の恋愛やそれに近い友情)と怪談を見事にマッチングさせた佐藤卓哉。彼が監督した映画『どうにかなる日々』は、2020年10月に公開された劇場アニメだ。さまざまな立場・嗜好の人々にとっての日常と、ちょっと特別な出来事が、佐藤らしい詩的で淡々とした演出で紡がれている。社会人になったえっちゃん(花澤香菜)のもとに、高校時代の恋人・百合(早見沙織)から結婚式の招待状が届く。仕方なく出かけたえっちゃんは、そこで百合の短大時代の恋人・あやさん(小松未可子)に出会う。同じ立場のふたりは意気投合し、距離を縮めていく。男子校の教師・澤(櫻井孝宏)は卒業式の日、ひそかに好意を持っていた生徒の矢ヶ崎(山下誠一郎)に告白される。これは現実なのか妄想なのか…?小学6年生のしんちゃん(木戸衣吹)とみかちゃん(石原夏織)は、夏休みの宿題をしている。しんちゃんの家には、いとこの小夜子(ファイルーズあい)が居候していて…。中2になったしんちゃんとみかちゃん。ふたりは相変わらず仲良しだが、小夜子のことがふたりの頭から離れない。
藤原竜也主演『リバース』で、第93回ザテレビジョンドラマアカデミー賞・脚本賞を受賞した奥寺佐渡子と清水友佳子が、再びタッグを組んだ。さらに『アンナチュラル』や『MIU404』などで知られる新井順子が、プロデューサーとして参加。ヒロインを演じるのは、『わたし、定時で帰ります。』でも主演を務めた実力派女優・吉高由里子である。岐阜県・白川郷では近隣の大学が集まり、陸上大会が開かれていた。優勝に輝いたのは、梨央(吉高由里子)の父・達雄(光石研)が寮夫を務め、みんなで一丸となって練習に取り組んできた地元の白山大学陸上部だった。陸上部のエース・大輝(松下洸平)に恋心を抱く梨央は、みんながいる前で突然、大輝に告白しようとする。恥ずかしさのあまり、あわててそれを遮った大輝だが、実は大輝も梨央の大学推薦入試が無事に終わったら、自分から告白しようと決めていたのだった。その夜、達雄は地域の会合に、選手たちは優勝を祝う飲み会にそれぞれ出かけ、梨央は寮で留守番をしていた。するとそこに、薬学部の渡辺康介(朝井大智)が酒を持ってやって来たのだ。達雄から出入りを禁じられていた渡辺に対し、注意をする梨央。しかし渡辺は達雄がいないことを確かめると、梨央の忠告を無視し…。
2021年10月1日公開の日本映画。原作は、人気小説家・中山七里の同名小説だ。東日本大震災から10年後の仙台を舞台に、震災で大切なものを失った者たちの癒えることがない傷、そして現在の福祉の闇を鋭く描いた作品である。監督は『アントキノイノチ』などで知られる、瀬々敬久が務めた。主演の佐藤健とは、『8年越しの花嫁 奇跡の実話』以来の再タッグとなる。東日本大震災から10年が経った仙台で、謎の連続殺人事件が起きる。無惨に殺された被害者たちは生前、人格者として周囲の人々に慕われていた人物たちだった。捜査が行き詰まるなか、捜査一課の笘篠誠一郎(阿部寛)は相棒の蓮田智彦(林遣都)とともに、被害者たちの過去を探る。笘篠らが捜査した結果、被害者ふたりの共通点が発覚した。そして容疑者として、利根泰久(佐藤健)という男が捜査線上に上がる。利根はかつて放火の罪で捕まり、最初の殺人事件が起きた少し前に出所したばかりだったのだが…。
『ヒメアノ〜ル』などで知られる吉田恵輔監督が、自ら脚本を書き下ろした衝撃のヒューマンサスペンス。主演を務めた古田新太の、凄まじい熱演から目が離せない作品だ。前半と後半で作品の雰囲気が一気に変わり、ラストでは言葉にならない深い感動と希望を感じることができる。松坂桃李や藤原季節、寺島しのぶ、片岡礼子といった、現代の日本映画界を盛り上げている面々の個性豊かな芝居は、今作の見所のひとつだ。派手な映画ではないが、観た者の心に大きな衝撃と余韻を残す1本となっている。2021年9月23日公開。頑固で傍若無人な漁師の添田充(古田新太)は、交通事故で娘の花音(伊東蒼)を失う。スーパーで万引きを疑われた娘が、逃げ出したゆえの事故と説明を受けるが納得できない充。もともと難しい性格のため周囲からも浮いていたが、納得できない娘の死によってモンスターと化してしまう。充は万引きを疑って、逃げる花音を追いかけたスーパーの店長・青柳(松坂桃李)に付きまとい、花音の学校でも教師を相手に怒鳴り散らす。充の行為は次々と周囲の人を巻き込んでいき、また別の悲劇を生み出してしまう…。
大人気サスペンスドラマシリーズが、長年の月日を経てついにスクリーンに登場!『科捜研の女』は、主人公・榊マリコが科学捜査で難事件に挑むミステリー作品。1999年に放送されて以来、安定して高い視聴率を誇り、20年以上も愛されている大人気ご長寿ドラマシリーズとして知られている。そんな『科捜研の女』がついに初の映画化! 榊マリコを史上最大の難事件が待ち受ける。世界同時多発“科学者”不審死事件勃発。京都を皮切りに、世界へと広がっていく科学者たちの死。この不可解な事件に挑むのは、科捜研のスペシャリストたち。そして、その頭脳と行動力で、さまざまな難事件を解決してきた榊マリコ(沢口靖子)。相対するのは、現代科学では解明不可能なトリック。そして史上最強の敵・加賀野亘(佐々木蔵之介)。世界規模で発生する最悪の完全犯罪に、榊マリコは究極の選択を強いられる。果たして榊マリコがおこなう、衝撃の最終実験とは…。
DCコミックスを代表するヒーローである、バットマンとスーパーマンが共演したアメコミ映画。タイトルどおり、ふたりの戦いが描かれている。また『マン・オブ・スティール』に続く、シリーズ第2作目であり、劇中では「ジャスティス・リーグ」結成の布石となるエピソードが語られた。今作から登場したバットマンを演じたのは、映画監督としても活躍するベン・アフレック。スーパーマンは『マン・オブ・スティール』から引き続き、ヘンリー・カヴィルが演じた。クリプトン星からやってきた最強のヒーロー・スーパーマン(ヘンリー・カヴィル)は、未知なる脅威から人類を救った。一方、ゴッサムシティでヒーロー活動をしていたバットマン(ベン・アフレック)は、スーパーマンの圧倒的な強さを目撃し、彼を危険視する。また、一般市民たちも異星人であるスーパーマンを恐れるようになっていた。「スーパーマンの追放」の流れが強くなるなか、バットマンは着々とスーパーマンと戦うための準備を進めていく。
『僕のヒーローアカデミア』は2014年に「週刊少年ジャンプ」で連載が開始された、堀越耕平原作のヒーロー漫画である。2021年10月時点で、テレビアニメシリーズは5期放送されており、劇場用映画も今回で3作目となる。2021年放送のテレビシリーズ5期では、出久・爆豪・轟の3人がプロヒーロー・エンデヴァーのもとでインターンをしており、オリジナルストーリーである今回の映画とストーリーがつながっている。“個性”は人類を破滅させる…。“個性”の因子を持つ人間を殲滅しようとする、謎の組織・ヒューマライズ。その指導者・フレクト・ターン(中井和哉)は、<個性因子誘発爆弾>を使ってテロを起こして人々を恐怖に陥れていた。ヒーローたちは世界各地に散らばり、ヒューマライズの本部・支部を捜索するが大した成果は得られなかった。出久(山下大輝)・爆豪(岡本信彦)・轟(梶裕貴)は、現No.1ヒーロー・エンデヴァー(稲田徹)たちとともにオセオン国に派遣されていた。街中で3人は、ヒューマライズとは関係のない事件現場に出くわし、出久はその犯人・ロディ(吉沢亮)を追う。ロディは幼い弟と妹を養うため、つまらない犯罪まがいの仕事に手を染めるオセオンの少年だった。出久がロディをつかまえると、なぜかヒューマライズの傭兵から攻撃を受け…。
2015年に公開された話題作『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』の続編作品。原作は世界各国でベストセラーを記録した官能小説だ。日本では2017年6月23日に公開された。前作同様に、ダコタ・ジョンソンとジェイミー・ドーナンが主演を務めている。監督は『摩天楼を夢みて』で知られる、ジェームズ・フォーリー。フォーリーは、シリーズ3作目の『フィフティ・シェイズ・フリード』でも監督を務めた。アナ(ダコタ・ジョンソン)は、大学時代の友人・ホセ(ヴィクター・ラサック)のアート展で、クリスチャン(ジェイミー・ドーナン)と再会する。クリスチャンから復縁を懇願されるが、アナは彼の性的な趣向を受け入れられる自信がなく返事を濁す。その後、クリスチャンの「自分は変わった」という必死の説得と、彼の辛い過去を知ったことでアナは彼の言葉を信じて復縁することを承諾する。しかし、そんなふたりのもとに怪しい人影が近づくのだった。
女性同士の恋愛を美しく、そして官能的に描いたカナダ映画。主演はジェンダーレスな美しさで注目を集めている、人気モデルのエリカ・リンダー。彼女にとって今作が初の映画主演となる。監督は、女優としても活動しているエイプリル・マレンが務めた。今作は監督だけでなくスタッフの多くも女性で、まさに女性が作った女性同士の官能ラブストーリーである。ラブシーンが非常に多い映画だが、いやらしさは微塵も感じさせず、圧倒的な美しさが観るものを惹きつけてやまない。ある週末の夜、大工として働くダラス(エリカ・リンダー)は、工事を担当しているマンションの近くに住む、ジャスミン(ナタリー・クリル)と出会う。それまで奔放な恋愛しかしてこなかったダラスは、一目でジャスミンに惹かれていく。しかし、ジャスミンにはエリートの婚約者・ライル(セバスチャン・ピゴット)がいた。はじめはダラスの誘いを拒絶するジャスミンだったが、彼女もまたダラスに惹かれはじめる。一夜をともにしたふたりはお互いの過去を打ち明け、より親密になっていく。しかし情事の場をジャスミンの婚約者に目撃されてしまい、ふたりの関係に危機が訪れようとしていた。
採用したのは、非常勤講師じゃなくて、非常識講師…!?『顔だけ先生』は、「オトナの土ドラ」から「土ドラ」に変更されてから記念すべき第1作目のドラマだ。原作はなく、4人の脚本家による完全オリジナルストーリー。空気は読めないが、顔だけはいい非常勤講師・遠藤一誠を演じるのは、国宝級イケメンの神尾楓珠。遠藤一誠に振り回される学年主任・亀高千里を演じるのは、貫地谷しほり。私立菊玲学園高等学校で働く教師には、八嶋智人や笠原秀幸などの個性派俳優が名を連ねる。私立菊玲学園高等学校2年の学年主任・亀高千里(貫地谷しほり)は、非常勤講師・遠藤一誠(神尾楓珠)を採用する。助っ人として採用したはずの講師は、初日の出勤前に川下りをしてきたようで髪の毛が濡れていたのだ。ある日、優秀な女子生徒が頭を丸刈りにして登校してきた。教師たちが戸惑うなか、遠藤だけは「男子だったら問題ないのか?」「似合っていればいい!」と気にとめていない様子。発言も行動も先生らしくない、自由奔放な“顔だけ先生”はどう生徒を救っていくのか…?
ミニシアター系の作品ながら、SNSを中心に爆発的な広がりを見せた映画『ベイビーわるきゅーれ』。その監督である阪元裕吾は、『黄龍の村』や『ある用務員』など、低予算ながら話題のバイオレンス映画を次々と手掛ける、新鋭の映画監督として知られている。その阪元裕吾の原点ともいうべき作品が、『ファミリー☆ウォーズ』である。家族全員が、認知症である祖父に餅を食べさせて殺害しようとする姿を描いた、ブラックコメディ映画だ。祖父・伸介(田中義則)、父親・雅宗(海道力也)、母親・美代子(うみのはるか)、長女・真弓(土許麻衣)、次女・奈央(上のしおり)、長男・アキヤ(吉井健吾)、次男・伸治(松本卓也)の7人家族で暮らす、どこにでもいるようなありふれた家族の福島一家。しかしある日、認知症の祖父が車を運転して子どもを轢き殺してしまう。次々と死体を持ち込んでくる祖父に、このままでは自分たちが危ないと踏んだ福島一家は、祖父の命を奪うことを決意する。そのためにとった手段とは、高齢者の命をたびたび奪ってきた餅を食べさせることだった。
世界最強の吸血鬼と剣巫の少女が繰り広げる、バトルアクション!三雲岳斗のライトノベル『ストライク・ザ・ブラッド』をもとにした、テレビアニメ作品。人間と魔族が共存する人工島を舞台に、世界最強の吸血鬼となった男子高校生と、その監視役を務める剣巫の少女が、次々と現れる強大な敵と戦う!東京のはるか南方に位置する、常夏の人工島・絃神島。そこは、人間と魔族が平和に共存する「魔族特区」に指定された島であった。本土とは違って、吸血鬼や獣人といった魔族たちを街中で見かけるのは日常茶飯事。犯罪さえ起こさなければ、彼らの安全は保障されていた。そんななか、その絃神島に世界最強の吸血鬼・第四真祖が復活したといううわさが出回る。真相を究明するため、日本政府は対魔族用の実力組織・獅子王機関から、監視役の少女・姫柊雪菜(種田梨沙)を派遣することを決める。雪菜に課せられた使命は、第四真祖を監視すること。そして、もし人類にとって危険な存在であれば、これを抹殺することであった。ところが雪菜が出会った第四真祖の正体は、なんとごく普通の男子高校生・暁古城(細谷佳正)だった。彼はある日突然第四真祖の力を譲り渡され、その強大な力にどう向き合えばよいか途方に暮れていたのである。そこで雪菜は、古城がその力を暴走させないように、監視を続けることにする。だが、そんなとき絃神島の存続を脅かす事件が発生するのだった。
仲良し女子高生3人組の、ゆとりかわいい学園生活!大人気4コマ漫画『ゆゆ式』をもとにした、テレビアニメ作品。高校の情報処理部に入った仲良し女子高生3人組が、放課後に部室でおしゃべりをしたり、なにげないことで盛り上がったりする!原作は、芳文社の月刊4コマ漫画雑誌「まんがタイムきらら」で連載されている。明るく能天気な野々原ゆずこ(大久保瑠美)、世話焼きでツッコミ役の櫟井唯(津田美波)、おっとりマイペースな日向縁(種田梨沙)は、大の仲良し。同じ高校に進学した3人は、さっそくクラスも同じになり、高校でも引き続き一緒ににぎやかな学校生活を送り始める。そんなゆずこたちは、入学まもないある日の放課後、「お母さん」と呼んで慕っている英語教師の松本頼子(堀江由衣)と廊下でばったり出会う。そこで彼女たちは、頼子が部員ゼロの「情報処理部」の顧問であることを知る。なんとなく興味をひかれた彼女たちは、情報処理部に入ることにする。そうして毎日放課後に部室に集まって、備品のパソコンでそのとき気になっていたキーワードを検索。そこで得られた情報をもとに、他愛のないおしゃべりに花を咲かせる。そして部活の終わりには、その日の教訓をホワイトボードに書き残すのだった。やがてゆずこたちは、顧問の頼子やクラス委員長の相川千穂(茅野愛衣)も、そうした無為な放課後に巻き込んでいく。
ただの一般人が元CIAのスパイと出会ったことにより、大きな戦いに巻きこまれていくアクション映画。世界的な大物俳優である、トム・クルーズとキャメロン・ディアスが共演した作品である。ふたりは『バニラ・スカイ』以来の共演であり、息の合った演技で観客を楽しませてくれる。新しい出会いを求めていたジューン・ヘイヴンス(キャメロン・ディアス)は、空港でロイ・ミラー(トム・クルーズ)と名乗る男に出会う。飛行機も一緒になったふたりは意気投合し、ジューンはハンサムなロイに惹かれていくが、彼の正体はCIAから追われている元CIAのスパイだった。機内で襲撃されたロイは、敵を蹴散らし、自分の正体をジューンに教える。彼は「ゼファー」と呼ばれる革新的な電池を所持しているため、CIAから狙われていたのだ。無事に飛行機から脱出し、日常生活に戻ったジューンだったが、CIAはロイと関係を持ったことを疑い、彼女を連れ去ろうとする。そこにふたたびロイが現れ、ジューンを助けようとするのだった。
映画『ニセコイ』の原作は、「週刊少年ジャンプ」で連載された同名のラブコメディ漫画である。多種多様なヒロインに加え、相性最悪の相手と偽りの恋人を演じるという設定が話題を呼び、アニメ化もされたほどの人気作。極道「集英組」組長のひとり息子・一条楽役に、Sexy Zoneの中島健人。ギャング組織のひとり娘でハーフの桐崎千棘役として、中条あやみが出演。原作のドタバタラブコメディを再現した、注目の実写映画である。極道「集英組」のひとり息子・一条楽(中島健人)。まじめで実直な性格の楽は、平凡な幸せを望んでおり、極道の跡継ぎになることを拒否していた。そんなある日、楽は転校してきた少女・桐崎千棘(中条あやみ)と最悪の出会いを果たす。犬猿の仲となるふたりだったが、なんと千棘もギャング組織のひとり娘であり、親のいいつけでふたりは偽の恋人を演じなければならなくなる。しかし楽にはすでに、クラスメイトに想い人・小野寺小咲(池間夏海)がおり…。
映画『ウルフウォーカー』は、人と自然との調和と争いを描いたアニメーション作品である。絵画のような美しいアニメーションに、心を打つ感動のストーリー。そしてケルトの伝説をベースにしたファンタジックな世界観。どれを取っても精緻で綻びのない圧倒的なクオリティを誇り、アイルランドの伝統的な音楽が感動をより高めている。そんな今作はアカデミー賞長編アニメーション部門にもノミネートされた。オオカミ退治のハンターである父親・ビル(ショーン・ビーン)を持つ少女・ロビン(オナー・ニーフシー)は、自身もハンターになることを夢見ていた。そんなある日、森で出会った少女・メーヴ(エヴァ・ウィッテカー)と友だちになる。なんとメーヴの正体はひとつの体に人間とオオカミが共存し、魔法の力を持つ“ウルフウォーカー”だった。メーヴは、オオカミの姿のまま出かけて帰らない母親のことを心配していた。そこでロビンは、メーヴの母親探しを手伝うと約束する。それが後に、父親を追い詰めることになるとも知らず…。
『機動戦士ガンダム』シリーズの生みの親・富野由悠季による小説『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』が、ついにアニメーション映画化!ブライト・ノアの息子であるハサウェイ・ノアが主人公。シリーズとは一線を画す圧倒的なリアリティと、重厚な人間ドラマ。そしてなによりも、今までにない巨大感を重視したモビルスーツの戦闘は迫力抜群で、観る者に絶大なインパクトを与えた。シャアの反乱から12年の月日が過ぎた、宇宙世紀0105。世間ではマフティー・ナビーユ・エリンと名乗る人物による、地球連邦政府高官を暗殺するテロリズムが横行していた。そんななか地球連邦政府高官を乗せ、宇宙から香港へ向かう高級シャトルに、3人の若者が乗り合わせる。ひとりはケネス・スレッグ(諏訪部順一)。地球連邦軍の大佐。もうひとりはギギ・アンダルシア(上田麗奈)。人を魅了する容姿端麗な謎の少女。そして最後がハサウェイ・ノア(小野賢章)。ブライト・ノアの息子にして、シャアの反乱では子どもながら前線で戦った経歴を持つ青年だった。そんな彼らの前に、「マフティー」を名乗るテロリストがシャトルを占拠する。為す術もなく人質にとられる乗組員だが、ハサウェイ・ノアだけは瞬く間にテロリストを制圧する。彼こそ、本物のマフティー・ナビーユ・エリン。地球連邦政府に仇なすテロリストだった。
『北の国から』のスペシャルドラマ第6作目。田中邦衛演じる父親・黒板五郎と、吉岡秀隆演じる息子・純、中嶋朋子演じる娘・螢の濃密な絆と、周囲の人間模様を温かく描く感動作。今作では、秘密を持つ少女・シュウとの切ない恋に落ちる純、激しい不倫の恋に走る螢を通して、父の深い愛情が浮き彫りとなる。シュウを演じるのは、シリーズ初出演となる宮沢りえ。そのほか横山めぐみや緒形直人、地井武男、岩城滉一、美保純らおなじみのメンバーたちが登場する。事故で足を悪くしながらも、電気も水道もない山奥でひとり暮らしを続ける黒板五郎(田中邦衛)。息子の純(吉岡秀隆)はごみ収集の仕事をしながら、富良野の町で幼なじみの正吉(中澤佳仁)とふたりで暮らしていた。遠距離恋愛中のれい(横山めぐみ)とはうまくいっておらず、彼女が別の男からプロポーズされたことを聞かされる。そんななか、純は明るく美しい少女・シュウ(宮沢りえ)と出会い、互いに惹かれ合うようになっていく。ある日純のもとに、妹の螢(中嶋朋子)の恋人・勇次(緒形直人)が現れ、螢が妻子ある医者の黒木と駆け落ちしたことを告げる。一方、シュウもまた大きな秘密を抱えていたことがわかり…。
『CLAYMORE』は2007年4月から9月にかけて放送されたテレビアニメ作品で、人間を捕食する妖魔との戦いを描いたダークファンタジー。原作は八木教広の漫画であり、「月刊少年ジャンプ」などで連載されていた。アニメ版の制作はマッドハウス。シリーズ構成は、後に『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズや『進撃の巨人』シリーズを手掛ける小林靖子が務めた。オープニングテーマを担当するのは、人気ヴィジュアル系ロックバンドのナイトメア。舞台は中世ヨーロッパ的な世界。そこでは妖魔と呼ばれる、人間を捕食する魔物が出没し、その妖魔は捕食した人間に擬態する能力を有していた。それゆえ、妖魔が棲みついた村は全滅が必至。しかし、そんな妖魔に対抗できる存在がただひとつあった。それは、半人半妖のクレイモアと呼ばれる存在。クレイモアは妖魔を嗅ぎとる能力を持ち、妖魔退治のため各地の村を転々としているのだ。少年・ラキ(高城元気)の村にも妖魔が棲みつき、クレイモアのひとり・クレア(桑島法子)が雇われた。そしてラキの兄に擬態していた妖魔を、見事クレアが退治。しかしラキは「妖魔に深くかかわった」ということで、村から追放されてしまう…。
『亡念のザムド』は2008年9月から2009年2月にかけて、PlayStation Storeにて配信となったWebアニメ作品で、謎の魂が寄生して異形の姿となった人間が戦うSFバトルアクション。当初はPlayStation 3用の配信アニメとして発表され、後にテレビ放送もされた。制作は『鋼の錬金術師』などで知られるボンズ。配信版・テレビ版ともに、オープニングテーマはBOOM BOOM SATELLITESが、エンディングテーマはKyleeが担当している。舞台は、北政府と南大陸自由圏が長らく対立している世界。70年前に南大陸自由圏に吸収された尖端島で、高校生の竹原アキユキ(阿部敦)、西村ハル(折笠富美子)、寺岡フルイチ(立花慎之介)はなにげない日常を送っていた。そんなある日、バスに乗りたいが身分証がなく困っていた少女・ナズナ(松来未祐)を、アキユキが助けて乗車させる。そしてバスが目的地に着き、みなが降車したときナズナがなんと自爆テロを起こす!バスは大破し、そのときに埋め込まれたヒルコという魂によって、アキユキは異形の姿・ザムドへと変わってしまう。そこへ、北の生物兵器・ヒトガタが襲ってくる。ザムドと化したアキユキが無意識にヒトガタと戦うなか、国際郵便船・ザンバニ号からナキアミ(三瓶由布子)が降り立ち…。
2015年に韓国のケーブルテレビ局tvNで放送された連続ドラマ。2012年に大ヒットし、日本でも人気を呼んだ長編ドラマ『福寿草』を手がけた脚本家・ヨ・ジョンミが、今作で再び脚本を担当することで多くの関心を集めた。tvN初の連続ドラマとなった『福寿草』と同様、たたみかけるような復讐の連続にハマる視聴者が続出した。自分の欲望のために夫をだまして捨て、さらに再起しようとする夫の幸せも容赦なく踏みにじる悪女を演じるのは、ベテラン女優・オ・ヒョンギョンである。仕事上の事故で父親が突然亡くなってしまい、悲しみに暮れるオ・ハニ(ホン・アルム)は、父の遺骨を散骨するために訪れた崖で、あやまって足を滑らせてしまう。必死に助けを呼ぶハニの声は、偶然その場にいたオ・ナムギュ(キム・ユソク)の耳に届いた。経営する会社が倒産に追い込まれ、妻のミジャ(オ・ヒョンギョン)にも冷たく見捨てられてしまったナムギュは、まさに自殺しようとしていたのだった。ハニの声で我に返ったナムギュは無我夢中で彼女を助け、命の恩人となるのだが…。
テレビアニメ『うる星やつら』の劇場版第2作目。高橋留美子の漫画を原作としているが、映画のストーリーは監督の押井守による完全オリジナルである。後世の日本アニメに多大な影響を与えた作品としても有名で、2020年には今作を原案とする実写映画が作られた。学園祭が翌日に迫っている友引高校。諸星あたる(古川登志夫)とラム(平野文)は、学校に泊まりこみで学園祭の準備をしていた。学校では生徒が走りまわっており、温泉マーク(池水通洋)も手がつけられない無法地帯となっている。しかし、夜が明けても学園祭は始まらない。あたるたちは気がついていなかったが、友引町は延々と「学園祭前日」を繰り返しており、今が何回目のループか感知している者もいなかった。そんななか、ただひとり温泉マークだけがこの異常に気がつく。温泉マークはサクラ(鷲尾真知子)に、自分が感じている異常を相談する。事態を好転させるため、ふたりは学校にいる生徒たちを帰そうとするが、あたるとラム以外の生徒は帰宅することすらできず…。
『グリーン・インフェルノ』は、南米に住んでいる原住民族たちに襲われる学生たちを描いたホラー映画。カニバリズム描写が多分に含まれている作品で、思わず目をそらしたくなるグロテスクな映像が話題を呼んだ。監督を務めたのは、『ホステル』など多くのホラー映画を撮影してきた、イーライ・ロス。画面全体が血で染まるような、突き抜けたゴア表現は今作でも健在だ。主演には『ノック・ノック』に出演した、ロレンツァ・イッツォが抜擢された。大学生のジャスティン(ロレンツァ・イッツォ)は、アマゾンで進められていた大企業による森林伐採を止めるべく、仲間たち数人と現地に乗りこんだ。メンバーは作業員たちの妨害をおこない、現地の惨状を世界にアピールしようとするも、作戦はあっけなく失敗してしまう。強制送還されることになったジャスティンたちだったが、乗っていた飛行機が墜落し、武器を持った部族に包囲される。墜落による深刻なダメージを免れた生き残りたちは、そのまま部族の村に連行され、ひとりずつ食べられていくのだった。
倉本聰による原作・脚本の人気作『北の国から』の、スペシャルドラマ第3作。主人公である無骨な父親・黒板五郎と息子・純、娘・螢の物語を長年にわたって丁寧に綴る。純の初恋が苦く甘酸っぱく描かれる今作は、シリーズ屈指の人気作。前作に続き五郎を田中邦衛が味わい深く演じ、成長した純を吉岡秀隆、螢を中嶋朋子が演じる。純の初恋の相手・大里れい役には新人の横山めぐみが抜擢された。おなじみの地井武男や岩城滉一らに加え、美保純、布施博らが主要キャストとして新たに登場する。中学3年生となった純(吉岡秀隆)は電気製品が好きで、なんでも分解しては騒ぎを起こして周囲を困らせていた。進路を決める大事な時期を迎えた息子を父・五郎(田中邦衛)は案じるが、思春期の純は父とあまり話をしようとしない。ある日、近所の大里家にあった風力発電の風車を見つけて思わず駆け寄った純は、大里の娘・れい(横山めぐみ)に出会って一目で恋に落ちる。純は妹の螢(中嶋朋子)から、れいが純と同い年で、違う中学に通っていることを聞かされる。その後、純は自転車のチェーンが外れて困っていたれいを助ける。しかし大雨に降られてずぶ濡れになり、納屋で雨宿りをすることになる。濡れた服を脱いで、ストーブにあたるふたりだったが…。
デスゲーム映画の原点にして金字塔といえる作品が、殺人鬼・ジグソウによる恐怖のゲームを描いた『ソウ』である。後に死霊館ユニバースを創設し、『アクアマン』でDC映画史上最大のヒットを飛ばすジェームズ・ワンが監督を務めた。脚本を担当したのは、後に『アップグレード』や『透明人間』などの作品を手掛けるリー・ワネル。いまや映画界のヒットメーカーである、ジェームズ・ワンとリー・ワネル。その原点こそが低予算ホラー映画『ソウ』である。アダム(リー・ワネル)が目を覚ますと、そこは古く薄汚れた広い浴室だった。アダムは片足を鎖で繋がれており、自由に動くことができない。部屋を見渡すと、対角線に位置する場所に医者のゴードン(ケイリー・エルウィズ)が同様に鎖で繋がれており、部屋の真ん中には拳銃で自殺した死体があった。やがてカセットテープとカセットレコーダーを見つけたふたりは、そこに残された音声を聞く。それは、恐怖のゲームへと誘う声だった。
これは、幸せを運ぶ物語。本国の映画祭で3冠を達成した『テーラー 人生の仕立て屋』。挑戦とは、年齢を重ねれば重ねるほど難しくなるもの。今作は高級スーツの仕立て屋を営んでいた男が、店が差し押さえになったことをきっかけに、新たな挑戦をする物語だ。人に勇気を与える笑いと感動の物語を紡ぐのは、新人女性監督にして次世代のアキ・カウリスマキと期待される、ソニア・リザ・ケンターマン。ギリシャの美しい町並みも見所の映画だ。1961年創業。アテネの老舗高級スーツの仕立て屋を父(タナシス・パパヨルギウ)とともに営んできたニコス(ディミトリス・イメロス)は無口で実直な性格。そんなある日ギリシャを不況が襲い、店は差し押さえとなってしまう。倒れた父の代わりに、店を立て直そうと決意したニコスは移動式テーラーを考案する。しかし、移動式のカジュアルさと高級テーラーの相性の悪さから、売り上げは思うように伸びない。そんなある日、ニコスのもとにひとつの依頼が舞い込む。「ウェディングドレスは作れる?」と。ニコスは店を救うため、経験のないウェディングドレス製作に挑むことになる。
謎の病がまん延する世界で生き抜く、血のつながらない父娘の物語!上橋菜穂子のファンタジー小説『鹿の王』(KADOKAWA)をもとにした、長編アニメ映画。ひょんなことから一緒に旅をすることになった血のつながらない父娘が、帝国の支配や謎の病のまん延に立ち向かいながら時代を生き抜く! 原作は、シリーズ累計発行部数が230万部を突破したベストセラー作品。飛鹿(ピュイカ)と呼ばれる鹿に乗って戦う、勇敢な戦士団「独角」。かつて大国・東乎瑠(ツオル)帝国から恐れられていたその戦士団の頭だったヴァン(堤真一)は、戦いに敗れ、囚われの身となっていた。地下のアカファ岩塩鉱で強制労働をさせられていたヴァンだったが、ある日山犬が岩塩鉱を襲撃したことで、脱獄することに成功する。そして、ひょんなことから身寄りのない少女・ユナ(木村日翠)と出会い、ともに旅をすることになる。そんななか、東乎瑠帝国にまん延する謎の病・黒狼熱(ミッツァル)に目をつけたアカファ王国が、恐るべき計画を立てる。なんと体内にウイルスを持つ山犬たちを利用して、帝国への反乱を起こそうとしていたのである。偶然ウイルスへの抗体を持っていたヴァンとユナは、大国の思惑に左右され、山犬たちにユナが連れ去られてしまうのだった。そこでヴァンは天才医師・ホッサル(竹内涼真)、狩人・サエ(杏)とともに、ユナを救う旅に出ることを決意する。
エインズワースの本当の願いとは…?アニメ『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』シリーズの劇場版第2作。平行世界で大切な友達を助けた魔法少女・イリヤが、人類の救済を企てるエインズワース家と再び対決する!ストーリーは前作『劇場版 Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 雪下の誓い』の、続編に相当する。2021年8月27日より劇場公開。迷いこんだ平行世界で、エインズワース家との激闘の末、大切な友達である美遊(名塚佳織)を救い出した魔法少女・イリヤ(門脇舞以)。美遊の兄である平行世界の衛宮士郎(杉山紀彰)から、驚くべき真実を聞かされる。実は、美遊はあらゆる願望をかなえる「神稚児」として生まれてきた少女。そこに目をつけたエインズワース家は、人類の救済を企てるため、美遊を聖杯に足る器として犠牲にしようとしたのである。世界を敵に回してでも美遊を守りたいと願った士郎は、エインズワース家の企みに抗い自らの命を賭して、壮絶な戦いに挑んだのだった。その真実を知ったイリヤは、人類のことも美遊のこともすべて守ろうと決意する。そうして再び目の前に現れた、エインズワース家のジュリアン(花江夏樹)と対決することになる。エインズワース家の本当の願いとは何なのか? 誰もが笑い合える未来を作ると誓ったイリヤの愚直な思いが、この壮絶な戦いを思わぬ結末へと導く。
大人気ゆるふわ学園コメディ、ついに卒業シーズンへ!アニメ『きんいろモザイク』シリーズの劇場版第2作。いつも明るくにぎやかな日常を送る日英の女子高生たちが、修学旅行を経て、ついに高校卒業後の進路を考える時期に! 2021年8月20日より劇場公開。金髪と外国をこよなく愛する黒髪の女子高生・大宮忍(西明日香)と、そんな忍のもとにやってきた同い年のイギリス人金髪少女・アリス(田中真奈美)。大の仲良しであるふたりは、一緒に日本の高校に通うことになる。そんなふたりを囲むのは、ゆかいな友人たち。しっかり者でツンデレな小路綾(種田梨沙)、元気いっぱいな猪熊陽子(内山夕実)、アリスのお茶目な幼なじみ・九条カレン(東山奈央)。忍とアリスは彼女たちとともに、にぎやかな学校生活を送るのだった。高校3年生の春、忍たちは修学旅行に行くことになる。行き先は奈良と京都。イギリス旅行ではないことに忍はがっかりするものの、初めてのお泊り旅行にみんなワクワクしていた。昼は古都の観光名所をめぐり、夜はまくら投げをしたり、恋バナをしたり…。引率の烏丸先生(佐藤聡美)、久世橋先生(大西沙織)、そして同級生の穂乃花(諏訪彩花)や香奈(中津真莉)も加わり、楽しい時間が過ぎていく。そして季節は変わり、高校卒業を間近に控えた忍たちは、それぞれ卒業後の進路を考えるようになるのだった…。
1990年代に公開された『CUBE』のリメイク作品。登場人物が全員日本人に置き換えられており、オリジナル版とは異なる展開、結末を迎える。オリジナル版を監督したヴィンチェンゾ・ナタリも製作に参加し、彼が考案したトラップが使用された。後藤(菅田将暉)が目を覚ますと、そこは見覚えのない立方体のなかで、見知らぬ男女がいた。立方体には扉が6つあり、それぞれが隣の立方体へと繋がっている。そして、隣にはまた別の立方体…というように、上下左右に延々と立方体の部屋が続いていく。後藤は見ず知らずの男・井手(斎藤工)の助けにより、トラップが仕掛けられた部屋を避けながら先へと進む。しかし井手の方法では、動きを感知する以外のトラップを避けることができなかった。そんななか、後藤はそれぞれの立方体に刻印されている、9ケタの数字が持つ法則性に気がつく。立方体のシステムを理解しはじめた後藤たちは、外を目指して進んでいくが…。
巨大な悪に立ち向かう謎のアウトロー集団・アバランチの活躍を描く、痛快アクションドラマ。監督のひとりとして名を連ねるのは、映画『新聞記者』で日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞した名匠・藤井道人。映画『ヤクザと家族 The Family』で、藤井監督とタッグを組んだ実力派俳優・綾野剛が主人公・羽生誠一を演じる。アバランチメンバーに千葉雄大、田中要次、高橋メアリージュンが扮し、チームを統率する山守を木村佳乃、警察官・西城を福士蒼汰、内閣官房副長官・大山を渡部篤郎が演じる。毎話登場する豪華ゲストも必見だ。大規模都市開発プロジェクトの責任者・風間(安井順平)が失踪。それを知った警視庁特別犯罪対策企画室の室長・山守美智代(木村佳乃)は、左遷されてきた部下の西城英輔(福士蒼汰)とともにある雑居ビルへと向かう。西城は車で待つように指示されるが、好奇心から車を降りて入口の郵便箱をのぞき込み、とあるマークに気づく。そこに現れたのは羽生誠一(綾野剛)。彼に自身の素性・経歴をいいあてられた西城は当惑する。一室に集結したのは、羽生、山守に加え、牧原大志(千葉雄大)、明石リナ(高橋メアリージュン)、打本鉄治(田中要次)らアバランチのメンバーだった。失踪した風間を捜索する計画をこっそり聞いてしまった西城は、アバランチに監禁されてしまい…。
中学受験に挑戦する小学生たちとその家族を、「絶対合格」の道へと導いていく塾講師たちの姿を描いた作品である。原作は、2018年から連載がスタートした大人気漫画『二月の勝者-絶対合格の教室-』。漫画家・高瀬志帆が、現代の中学受験事情を入念に調査して描いており、受験生の親たちからの反響も大きい作品である。主人公・黒木を演じるのは柳楽優弥。黒木が放つ過激な発言が、視聴者をドラマの世界にぐいぐいとひきこんでいく。大ヒット映画『今日から俺は!!劇場版』などで、クセのある役柄を演じてきた柳楽優弥が、原作のイメージに合った風貌に変身し、新たな一面を見せている。私立中学入試が終わった2週間後、中学受験専門の学習塾・桜花ゼミナールでは新年度に向けて、保護者への入塾説明会が開かれていた。ひどい合格実績に終わった桜花ゼミナールの業績を上げるため、白柳社長(岸部一徳)は新校長に黒木蔵人(柳楽優弥)を迎え入れていた。前任の名門塾で10年連続No.1講師と呼ばれてきた、カリスマ的存在の黒木。彼は保護者たちに向かって力強く「みなさんのお子さまたちを、第一志望校に全員合格させます!」と断言し、保護者たちの間にはどよめきが起こる。黒木は説明会の開催前に講師陣たちの前で、説明会に来た保護者たちを全員入塾希望者に変えてみせると断言していたのだった…。
ドラマ『あなたの番です』を制作したスタッフが集結し、企画・原案を秋元康が担当。『あなたの番です』と同じく、2クール連続のドラマである。映画やドラマなどでさまざまな役を演じてきた実力派俳優・西島秀俊が、日本テレビの連続ドラマで初めて主演を務める。また主人公の妻を演じるのは、17年ぶりに民放連続ドラマに出演する宮沢りえである。これまでにない奇抜な発想で、視聴者を驚かせてきた秋元康の作品らしい、先がまったく予測できない展開に注目。運送会社・亀田運輸に勤める相良凌介(西島秀俊)は、妻の真帆(宮沢りえ)と高校生の娘・光莉(原菜乃華)、小学生の息子・篤斗(小林優仁)とともに、4人で幸せな日々を送っていた。手狭な団地住まいからついにマイホームの建設へとこぎつけた凌介は、妻や子どもたちの喜ぶ顔をうれしそうに眺めるのだった。そんなある日、配送トラックが事故に遭い、事後処理に追われ残業が長引いてしまう。夜道を急いで帰宅する凌介。しかし夜遅い時間であるにもかかわらず、家には人の気配がまったくないのだった…。
原作は板羽皆の人気コミック『サムライカアサン』で、息子をこよなく愛している大阪のオカンが繰り広げるコメディドラマである。大阪のオカンに扮するのは、TOKIOのリーダー・城島茂。初めての連続ドラマ主演を、“ヒロイン”として果たすことになった城島茂の割烹着姿とモコモコパーマは、原作から飛び出してきたような大阪のオカンそのものだ。オカンの反抗期真っ盛りの息子に扮するのは、関西ジャニーズJr.のユニット・Lilかんさいのメンバーとして活躍している大西風雅である。伊佐木よい子(城島茂)は今朝も高校生の息子・武士(大西風雅)のために、愛情をたっぷり込めてお弁当を作った。しかし眠たそうに起きてきた武士は、よい子がせっかく作った弁当をいらないと突き返す。反抗期真っ只中の武士は、よい子の話を少しも聞こうともせず、「ウザい」「いらん」の一点張り。それでも何とか武士のカバンに弁当箱を入れ、学校へと送り出したよい子だったが、しばらくして食卓の上に置き忘れたままの、おかずが入った武士の弁当箱を発見する。よい子はすぐさま弁当箱をつかむと、慌てて武士が通う高校まで猛ダッシュで走っていくのだが…。
果たして世界から戦争はなくすことは可能なのだろうか? そんな疑問を突き詰めていったのが、『機動戦士ガンダム00』である。2007年10月よりファーストシーズンが放送された今作は、従来の宇宙世紀とはまた別の世界。西暦2307年を舞台に、ガンダムがすべての戦争に武力介入するというストーリーが視聴者に衝撃を与えた。西暦2307年。宇宙太陽光発電と軌道エレベーターが実現した世界。しかしその恩恵を受けられるのは3つの大国のみで、小国間では貧困と紛争に喘いでいた。そんなある日、大国AEUが新型モビルスーツの演習をおこなっていたところ、空より飛来した謎のモビルスーツから襲撃される。GUNDAMと刻印された謎のモビルスーツは、現行の技術力をはるかに凌駕する性能でAEUのモビルスーツを撃破する。同じころまた別の2機のガンダムが、宇宙ステーションを狙った凶悪なテロを圧倒的な性能で制圧していた。やがて世界に向けて、ソレスタルビーイングと名乗る組織がひとつの声明を発表する。「世界中のあらゆる武力紛争にガンダムで介入し、戦争を根絶する」と。そのガンダムを操るパイロットこそ刹那(宮野真守)、ロックオン(三木眞一郎)、アレルヤ(吉野裕行)、ティエリア(神谷浩史)。4人の若者だった…。
『ソードアート・オンライン』シリーズで監督を務めた伊藤智彦が手掛ける、長編アニメーション映画。「どんでん返し」がテーマとなっており、誰もが騙される仕掛けが随所に施されている。メインキャラクターの声優には北村匠海や松坂桃李、浜辺美波など、実写映画で活躍する役者が起用された。一方、サブキャラクターには釘宮理恵、子安武人といったベテラン声優が起用されており、安定した演技も楽しめる。近未来の京都。一般的な男子高校生だった堅書直実(北村匠海)は、未来からやってきた自分自身であるカタガキナオミ(松坂桃李)と出会う。カタガキは直実が暮らすこの世界がシミュレーション上の仮想現実であると語り、これから必ず起こる出来事を直実に教える。直実はこの先、同級生の一行瑠璃(浜辺美波)と付き合うようになるが、瑠璃は落雷で死亡する運命にあった。未来を知った直実は瑠璃が死ぬ運命を変えるため、カタガキの指示どおりに動いていくが…。
『ヘレディタリー 継承』はアリ・アスター監督の出世作となったホラー映画。今世紀でもっとも評価されたホラー映画のひとつであり、そのショッキングなストーリーは、ホラー映画通をもうならせた。主演は『ミュリエルの結婚』に出演した、トニ・コレット。全身で恐怖を表現した演技で、今作の顔ともいえるキャラクターを演じた。彼女の子ども役として、『ジュマンジ』シリーズに出演するアレックス・ウルフや、今作が映画初出演となるミリー・シャピロがキャスティングされている。精神的に不安定な状態にあったアニー(トニ・コレット)は、周囲から距離を置くようになっていた。ある日、息子のピーター(アレックス・ウルフ)がパーティーに行くため、アニーの車を使おうとする。アニーはピーターに、妹のチャーリー(ミリー・シャピロ)をパーティーに連れて行くよう命じた。パーティー会場に到着したピーターは友人たちと楽しもうとするが、目を離したすきにチャーリーがアレルギー発作で倒れてしまう。すぐに病院に向かうも、不慮の事故でチャーリーが死亡。ピーターは放心状態となり、そのまま帰宅する。翌朝、チャーリーの死を知ったアニーは悲しみに暮れ、ピーターとの関係も悪化してしまう。そして、アニーは交霊術にのめりこみ、ピーターは幻覚に悩まされるようになっていく。
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