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「クズ中のクズですね」…が口癖の男が、左遷先の富山から本社に帰還した。 コンプライアンス室長となり、社内で多発するハラスメント問題をメンバーとともに奇策で解決していく痛快ドラマ。 テレビ東京の「ドラマbiz」枠の番組で放送された。 ドラマ『白い巨塔』や『14歳の母』などの人気ドラマを手がけた脚本家・井上由美子の小説が原作。 大手の「マルオースーパー」練馬店で、客から1円玉がメロンパンに混入していたとの情報が寄せられた。 新店舗オープンに向けて、警察に知らせることなく、社外秘となったこのクレーム。 社内のハラスメントがらみの嫌がらせとにらんだ社長は、新しいコンプライアンス室長を招へいした。 富山に左遷され、スーパーの店長をしていた秋津渉である。 秋津は社内のハラスメント対策に取り組むが、社内に潜む人間関係の闇が浮かんできて…。 左遷された秋津は、なぜ再び本社に呼び戻されたのか。 会社の本当の思惑とはいったい…?
2021年5月に公開された『明日の食卓』は、子育てに悩む3人の母親と、次第に歯車が狂っていく家族の様子を真正面から描いた作品だ。たまたま同じ「石橋ユウ」という10歳の男児を育てる母親たち。住む場所も境遇も異なる彼女たちが、それぞれの子どもや家庭の重大な問題に直面する。映画では、冒頭でひとりのユウが殺され、それがどのユウなのか明らかにされないまま物語は進む。誰にでも起こりうるような話に引き込まれ、物語は大きな渦となってクライマックスへと向かう。フリーライターの石橋留美子(菅野美穂)は、子育ての愚痴をブログで発信することでストレスを発散させている。夫の豊(和田聰宏)はフリーカメラマンで、あまり子育てには参加していない。静岡に住む石橋あすみ(尾野真千子)は専業主婦。東京に遠距離通勤しているサラリーマンの夫・太一(大東駿介)と、長男・優(柴崎楓雅)との3人暮らしだが、同じ敷地内には義母の雪絵(真行寺君枝)が住んでいる。大阪のアパートでひとり息子の勇(阿久津慶人)と暮らしているのは、シングルマザーの石橋加奈(高畑充希)。朝早くから、コンビニと工場の仕事を掛け持ちして働いている。3家族は暴力やいじめなど、それぞれの問題に直面していく…。
ストリートから世界へ羽ばたいたブレイクダンサーがいた。映画『リル・バック ストリートから世界へ』は、ストリート出身ながら天才的なダンスの技術を持ち、世界的知名度を獲得したリル・バックと、彼の育った貧困地域・メンフィスの姿を追ったドキュメンタリー映画である。メンフィス発祥のブレイクダンス“メンフィス・ジューキン”を巧みに操るメンフィスの街の人々と、リル・バックの進化と成長の軌跡。音楽とダンスが暴力を寄せつけない、愛と平和を謳う必見のドキュメンタリーだ。アメリカ低所得者層の住む犯罪多発地域。そのなかでも黒人の多いところを“ゲットー”と呼ぶ。そこは、小さな子どもが生きるためにドラッグを売り、ギャングとなる過酷な地域である。そんなゲットーのなかでも、アメリカ有数の治安の悪さを誇るテネシー州メンフィス。そこから、世界へと羽ばたいた青年がいた。その名はリル・バック(リル・バック)。世界有数の天才ダンサーである。メンフィス発祥のブレイクダンス“メンフィス・ジューキン”と出会い、才能を開花させたリル・バックは、奨学金でメンフィスにあるバレエ・カンパニーのレッスン生となる。ジューキンとバレエの融合。ストリートとクラシックの出会い。やがて世界的チェロ奏者のヨーヨー・マ(ヨーヨー・マ)に見出されたリル・バックは、コラボをきっかけに世界中で知られることとなる。
明石家さんまがプロデュースするハートフルコメディ!西加奈子の小説『漁港の肉子ちゃん』(幻冬舎)をもとにした、劇場版アニメ作品。お人好しで惚れっぽいダメな母親としっかり者の娘が、流れ着いた小さな漁港で笑って泣いて、精いっぱい生きる! 原作の累計発行部数は、35万部を突破した。企画・プロデュースは、明石家さんまが担当。底抜けにお人好しで惚れっぽい、一児の母親・肉子ちゃん(大竹しのぶ)。これまで何度となくダメ男にだまされ、そのたびに小学5年生の娘・キクコ(Cocomi)とともに各地を転々としてきた。そうして3年前に流れ着いたのが、北の小さな漁港。ひょんなことから、そこにある焼き肉屋「うをがし」で働くことになり、持ち前の明るさを全開にして、キクコとふたりで暮らし始めたのだった。しっかり者で多感な年ごろのキクコは、そんな母親のことを恥ずかしく思いながら、学校生活を送っていた。だがその一方、女子グループ同士の抗争や、物静かな少年・二宮(花江夏樹)との出会いから、少しずつ成長し、いつしか自分が住む漁港を好きになっていた。やがてキクコは、母親がまただれかを好きになった挙句、この漁港を出て、再び放浪することになるのではないかという漠然とした不安を抱くようになる。そんななか、肉子ちゃんとキクコの大きな秘密が明らかになるのだった…。
『PUI PUI モルカー』とは、「もしも車がモルモットだったら?」という不思議な世界観を描いたストップモーションアニメ作品。モルカーのかわいらしさ。羊毛フェルトで作られた、親しみのあるアニメーション。そしてなによりモルカーたちの、ほんのちょっぴりダークだけどハートフルなストーリー。そんなわくわくする要素を備えた『PUI PUI モルカー』は、SNSを中心に口コミで人気爆発。そしてついに劇場版が実現したのである。のんびり屋のモルカー・ポテト(つむぎ)は、いつものようにドライバーのおねえさん(見里瑞穂)を乗せて仕事場に向かうも、渋滞にはまってしまう。いくら待っても、見えるのはモルカーのおしりばかり。それもそのはず。なんと道路の先で運転中にスマホをいじっている男(見里朝希)のせいで、通行止めになっていたのだ! そんなモルカーの背後から、救急モルカー(つむぎ)がやってくる。ポテトが救急モルカーの車内を覗くと、そこには瀕死の重体の患者が。病院は渋滞の先のほう。このままでは、間に合わない! 果たして、ポテトはどうする!?
正体不明の死体を解剖していく様子を描いた、ホラー映画。謎が謎を呼ぶ展開が続き、ホラー演出だけでなく、ストーリーの語り方も評価された。また、今作は限られた室内だけでストーリーが完結する密室型のホラーであり、圧迫感のある演出で観客を驚かせていく。検死官のトミー(ブライアン・コックス)が働く遺体安置所に、身元不明の遺体「ジェーン・ドウ(オルウェン・ケリー)」が運ばれてくる。トミーは息子のオースティン(エミール・ハーシュ)とともに検死を始めるが、ジェーン・ドウには不可解な点がいくつもあった。身元がわかっていないだけでなく、彼女の身体のなかには無数の傷があり、まるで拷問を受けた後のような痛々しさだった。さらに遺体安置所が突然停電し、オースティンたちの周囲で怪奇現象が起き始める。遺体安置所に閉じこめられたふたりは保安官に助けを求めるが、電話が通じない。そればかりか、自分たち以外の人影を目撃し、オースティンはそれが生き返った遺体だと思いこむのだった。
今作は『X-MEN』シリーズのメインキャラクター・ウルヴァリンを主人公とした、アメコミ映画である。シリーズ本編のはるか未来が舞台となっており、過去作とは距離を置いたストーリーが展開する。また、第1作目から出演しているパトリック・スチュワートと、ヒュー・ジャックマンは今作でシリーズを引退した。どちらも過去作以上に老いた姿となっており、最終作であることを感じさせる仕上がりとなっている。2029年。世界中に潜伏していたミュータントの大半が死に絶え、不死身の身体を持ったウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)も衰えを感じていた。「X-MEN」を率いていたプロフェッサーX(パトリック・スチュワート)も、老いによって衰弱しつつある。ふたりは将来の希望もなく、廃工場でその日暮らしの生活をしていたが、ウルヴァリンに新しい仕事が舞いこむ。それはミュータントの少女・ローラ(ダフネ・キーン)を、カナダまで連れていく仕事だった。
2014年に始まり、2021年6月に終了するまで断続的に4期にわたって放映された、アニメ『七つの大罪』シリーズ。最終回の先を描いたのが、『劇場版 七つの大罪 光に呪われし者たち』である。おなじみの大罪メンバーに加え、今まで明らかになっていなかった2代目妖精王・ダリアや、優れた武器を作る名工・ダブズ、そして女神族の頂点・最高神が登場する。ダリアは人気声優の中村悠一、ダブズは昨今活躍めざましい神尾晋一郎、そして最高神は女優の倉科カナが演じるなど、最後を締めくくる豪華な布陣となっている。聖戦が終わり平和の戻ったリオネス王国。結婚を控えた<七つの大罪>メリオダス(梶裕貴)と王女・エリザベス(雨宮天)は、ふたりきりで旅行を楽しんでいた。偶然、弟のゼルドリス(梶裕貴)とその恋人・ゲルダ(甲斐田裕子)と再会したのも束の間、魔界が何者かに襲われていることを知り、4人は迷わず助けに向かった。魔界を襲っていたのは2代目妖精王のダリア(中村悠一)と、巨人族の名工・ダブズ(神尾晋一郎)だった。彼らは“聖戦”が終わったことを不服として、再び争いを起こそうとしていたのだ。彼らに操られた巨人族や妖精族が地上を襲い、キング(福山潤)とディアンヌ(悠木碧)の結婚式はメチャメチャに、そしてリオネスの城も陥落寸前となってしまっていた。そんななか、メリオダスやキングたちは敵の攻撃のもととなる原因を突き止め、反撃に転じる…。
独身謳歌女子とイケメンこじらせ男子が、偽装結婚!?『婚姻届に判を捺しただけですが』は「FEEL YOUNG」(祥伝社)にて連載中の、有生青春による同名漫画を原作としたテレビドラマだ。とある条件の合致から“偽装結婚”をする男女を中心としたラブコメディで、笑えて不意にキュンとできる物語が魅力。デザイナーとして働く大加戸明葉(清野菜名)は、仕事一筋で結婚を意識したことすらない“おひとり様上等”の27歳。一方、大手広告代理店で働く百瀬柊(坂口健太郎)は、ルックス抜群の高身長、仕事もできて部下からも慕われているが、実は超堅物で変わり者…。とある事情から、偽装結婚してくれる相手を探していた。そんな柊がたまたま飲み会で出会ったのが、明葉だったのだ。「結婚には向いていないが、祖母はしてほしがっている」という明葉の発言を聞いた柊は、彼女を偽装結婚相手にロックオン!出会ったその日にプロポーズされた明葉は、最初こそ拒否したものの、心臓に病を抱える祖母(木野花)のために偽装結婚を承諾する。しかし柊はかなりの“こじらせ男子”で、共同生活をスタートすると衝突ばかり…。果たして、ひとつ屋根の下で暮らす偽り夫婦に、本当の愛は芽生えるのか!?
アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞ノミネート作品。スパイ映画のスパイといえば、ジェームズ・ボンドやジェイソン・ボーンなど、強くて知性にあふれるスーパーヒーローのような存在。でももしそんなスパイが、老人だったら? 83歳のおじいちゃんが、まさかのスパイデビュー!『83歳のやさしいスパイ』は、虐待疑惑のある老人ホームに潜入した83歳のおじいちゃんスパイを追った、ドキュメンタリー映画だ。涙もろく、されど誰よりも優しくて多くの人に愛されるスパイ・セルヒオ・チャミーの姿が、笑いと涙を誘う。妻に先立たれ、張り合いのない生活を送るセルヒオ(セルヒオ・チャミー)はある日、奇妙な仕事募集の記事を発見する。それは「80歳以上のスパイ募集」というもの。実は探偵事務所A&Aのもとに、老人ホームで虐待が起きていないか調査してほしいという依頼がきていたのだ。そこで探偵のロムロ(ロムロ・エイトケン)は、老人ホームに潜入させるスパイを探していたのだ。こうして83歳にしてスパイデビューを果たしたセルヒオは、電子機器に悪戦苦闘しながらスパイ活動を開始する。
青春映画というジャンルで240億円を超える興行収入を記録した映画『少年の君』は、いじめ問題や受験戦争、ストリートチルドレンといった社会問題にメスを入れる内容となっている。香港のアカデミー賞ともいわれる香港電影金像奨で作品賞、監督賞、主演女優賞を含む8部門を受賞。批評家からも絶大な支持を得た、衝撃の話題作である。いじめを苦にクラスメイトの少女が自殺した。遠慮なく向けられる好奇の視線に、カメラの音。そのことに耐え切れなくなった優等生のチェン・ニェン(チョウ・ドンユイ)は、少女の遺体に上着をかけてあげる。しかし、それがきっかけだった。やがていじめの矛先はチェン・ニェンに向けられる。辛い日々のなか、チェン・ニェンはある日、自分のように集団で暴行を受けているストリートチルドレン・シャオベイ(イー・ヤンチェンシー)を咄嗟の判断で救い出す。優等生の少女と、ストリートの少年。出会うはずのないふたりの運命が交差する。
LGBTQ+によるLGBTQ+のための、世界最大のスポーツと文化の祭典・ゲイゲームズ。そんなゲイゲームズに挑んだ、ひとつの水球チームがあった。その名も「シャイニー・シュリンプス」。『シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち』は実在するゲイの水球チームを描いた、笑って泣けるスポーツ映画である。監督はマキシム・ゴヴァールと、実際に「シャイニー・シュリンプス」で活動していたセドリック・ル・ギャロ。辛い現実に立ち向かうユーモアと物語を彩るサウンドトラックが胸を貫く、必見の映画である。マチアス(ニコラ・ゴブ)は、50メートル自由形の銀メダリスト。しかし同性愛者への差別的な発言がきっかけで、世界大会への出場資格がはく奪されてしまう。再び世界大会へと出場するための条件は、ある弱小水球チームのコーチになることだった。そのチームこそ「シャイニー・シュリンプス」。なんとゲイのメンバーで構成されたチームだった。そんな「シャイニー・シュリンプス」の目的はひとつ。クロアチアで開催されるゲイゲームズに出場すること。渋々引き受けたマチアスだったが、メンバーひとりひとりに向かいあううちにその心を変えていく。
ふたりの“NANA”を取り巻く、恋と友情と夢の行方!矢沢あいの人気漫画『NANA』をもとにした、テレビアニメ作品。東京に住む彼氏を追ってきた女子とミュージシャンを目指して上京してきた女子が、同じ“NANA”という名前を持つことをきっかけに共同生活を始める!東京に住む彼氏・章司(高橋広樹)と遠距離恋愛をする、20歳のイマドキ女子・小松奈々(KAORI)。彼氏の美大合格を機に、念願の東京行きを決断する。上京の途中、偶然電車で隣の席になったミュージシャン志望のクールな同い年の女子と知り合う。彼女の名は、大崎ナナ(朴璐美)。上京してバンドでデビューすることを目指していた。同じ“NANA”という名前を持つ彼女たちは意気投合し、東京に着くまでお互いのことを語り合うのだった。東京に着いた奈々は、章司の家に居候することを考えていたものの、彼から早く自立するように急かされ、気まずい雰囲気に。このままでは章司にフラれてしまうと感じた奈々は、ひとり暮らし用の物件を探すことにする。さっそく気に入った物件の内見をする奈々だったが、そこで同じ部屋を内見中だったナナと再会する。ふたりともその部屋を気に入り、どちらも譲る様子がないなか、不動産屋の提案で、ルームシェアをすることになる。こうして、まったく性格が違うふたりの“NANA”の、恋と友情と夢をめぐる物語が交錯し始めるのだった…。
日本列島が沈没するという、未曽有の危機に直面した2023年の日本が舞台となっているドラマ。原作は1973年に刊行され、大ベストセラーとなった小松左京の『日本沈没』。今作では主人公をはじめ、登場人物にもアレンジが加えられた。主人公の若き官僚・天海を演じているのは、実力派俳優・小栗旬。さらに若手官僚・常盤役の松山ケンイチ、天才物理学者・田所教授役の香川照之をはじめ、多くの豪華キャストが集結している。2023年、世界のCO2排出量は依然として増加し続け、環境破壊はより一層深刻な問題となっていた。そんななか世界環境会議の席上で東山総理大臣(仲村トオル)は、CO2の排出量を抑えるために日本が独自に開発した、画期的な方法「COMS<コムス>」を発表する。各国首脳陣から称賛された「COMS<コムス>」は、東山総理が発足させた「日本未来推進会議」メンバーが中心となって進めている計画だ。メンバーに選ばれた優秀な若手官僚・天海啓示(小栗旬)は、同じくメンバーの若手官僚・常盤紘一(松山ケンイチ)とともに、意気揚々と「COMS<コムス>」事業に取り組んでいたのだが…。
実際に起きた「決闘裁判」を、当事者たちの視点から描いていく歴史映画。同じ時系列の物語が3人の主観で語られていき、大迫力の決闘裁判へとつながる挑戦的な手法がとられた。主演を務めたのは、『オーシャンズ11』に出演したマット・デイモン。親友のベン・アフレックも出演し、今作の脚本を共同で執筆している。また、巨匠リドリー・スコットが監督を務めており、ドラマシーンが多くありながらも、ダイナミックな演出が多用された。中世のフランス。ジャン・ド・カルージュ(マット・デイモン)と、ジャック・ル・グリ(アダム・ドライバー)は唯一無二の親友だった。しかし、とある事件をきっかけに、ふたりは「決闘裁判」で殺し合うことになる。はじまりはジャンが継ぐはずだった仕事を、ル・グリが横取りしたことだった。ふたりの仲は次第に悪化していき、顔を合わせることも少なくなっていく。そして、ジャンは妻・マルグリット(ジョディ・カマー)の口から、衝撃の事実を聞かされる。ジャンが遠征に出ているときに、ル・グリがマルグリットを強姦したのだ。声をあげたマルグリットとは反対に、加害者のル・グリは無実を主張。通常の裁判ではル・グリの罪を証明できなかったため、ジャンは「決闘裁判」を申しこむのだった。
フランク・ハーバートの傑作SF小説『デューン 砂の惑星』を、現代の技術で完璧に映像化した作品。独特のテンポで進んでいく今作は、ほかのSF映画とは一線を画しており、神話を思わせる美しい映像表現が使われた。監督は『ブレードランナー2049』を手掛けた、ドゥニ・ヴィルヌーヴ。今作ではわかりやすい楽しさよりも、世界観を「味わう」楽しさに力を入れ、没入感の高い映像を作り上げている。はるか未来の宇宙。ハルコンネン家が支配していた惑星「アラキス」では、宇宙時代に欠かせないスパイス「メランジ」が産出されていた。しかし、ハルコンネン家の支配も終わりを告げ、敵対するアトレイデス家が新たにアラキスの支配権を握る。レト・アトレイデス公爵(オスカー・アイザック)は、さっそくアラキスに向かうが、そこは一面砂漠の過酷な惑星だった。一方、アラキスを出たハルコンネン男爵(ステラン・スカルスガルド)は、レトの息子であるポール(ティモシー・シャラメ)の命を狙うが…。
新選組副長・土方歳三の半生を描いた伝記映画。司馬遼太郎の同名小説が原作で、過去には市村泰一監督の手によって実写映画化されている。今作では『関ヶ原』などで知られる、原田眞人がメガホンをとり、過去作以上のスケールで映像化した。主人公の土方歳三を演じたのは、アクション俳優として第一線で活躍する岡田准一。寡黙ながらも、武士の威厳を感じさせる演技で、観客を魅了する。また、近藤勇役を鈴木亮平、沖田総司役を山田涼介が演じ、華やかな新選組が誕生した。周囲から「バラガキ」と呼ばれていた土方歳三(岡田准一)は、圧倒的な強さを持ち、周囲の村々との喧嘩で活躍してきた。一方で当時の徳川幕府は、黒船来航以降増え続けている、攘夷派の志士に悩まされていた。徳川幕府は京都の治安維持と、倒幕をくわだてる志士たちを取り締まるため、強者だけを集めた「新選組」を組織する。土方歳三は親友の近藤勇(鈴木亮平)と京へ上り、「新選組」に参加。戦いで名を上げ、志士たちからも恐れられる存在になっていく。
人類史上初、不老不死の身体となった女性の、壮大な人生を追ったSF映画『Arc アーク』。ケン・リュウの短編SF小説を、クールでスタイリッシュな映像で具現化したのは『蜜蜂と遠雷』の石川慶監督だ。携帯電話やパソコンなどのガジェットに頼らない未来表現、建築家・丹下健三の作品である香川県庁舎や小豆島の風景を上手く切り取ったロケーションの撮影など、独特の映像センスが光る。17歳で子どもを産んだリナ(芳根京子)は、その子を育てることから逃げ、放浪生活をしていた。遺体をアート作品のような美しい姿で保存する仕事をしているエマ(寺島しのぶ)は、自分の会社にリナを誘う。遺体をあやつり人形のようにポージングさせる、“プラスティネーション”のアーティストとして成長したリナは、社を追われたエマの代わりにエタニティ社の顔となっていく。不老不死の薬と技術を完成させたエマの弟・天音(岡田将生)は、リナと結婚し彼女に不老不死の施術をおこなう。夫妻は若き美男美女のまま年齢を重ねるが、ある日天音はとあるものを発見し、重大な事実に気づく…。
人気ゲーム『Fit Boxing』シリーズがまさかのアニメ化!?Nintendo Switch用ゲームソフト『Fit Boxing』シリーズをもとにした、ショートアニメ作品。同シリーズに登場する個性的なインストラクターたちの日常を描く! インストラクターたちの声は、ゲーム版と同じ声優が担当する。スポーツが得意なカレン(鬼頭明里)は、フィットボクシングの体験レッスンを受けるため、ジムにやってきた。これまでいろいろなスポーツにチャレンジしてきたものの、フィットボクシングは初めてで、期待に胸をふくらませていた。さっそく受付をすませたカレンは、丸太のようながっしりとした体つきのインストラクター・ベルナルド(大塚明夫)と出会う。するとジムの奥から、ヒロ(石田彰)、ジャニス(釘宮理恵)、リン(早見沙織)ら所属のインストラクターたちがぞろぞろと出てくる。そうして全員でカレンを歓迎してくれるのだった。あまりの丁寧な対応に、カレンは「体験レッスンを受けにきただけなのに…」と首をかしげる。ところが、インストラクターたちと話をしているなかで、カレンはさすがにおかしいと気づく。そこで確認したところ、なんと彼らがカレンを新人インストラクターだと勘違いしていたことが判明する。けれども、これも何かの縁だということで、カレンはアシスタントとして働き始めることになるのだった。
魔法で彩られる、歌とダンスとファッションの祭典!タカラトミーアーツとシンソフィアの共同開発による、アーケードゲーム『ワッチャプリマジ!』をもとにしたテレビアニメ作品。本物の魔法で演出される歌とダンスとファッションのステージ「プリマジ」に、ごく普通の女の子と変わり者の魔法使いが挑む! 原作は、『プリティーリズム』から始まるプリティーシリーズの第4作に相当する。本物の魔法で彩られる、歌とダンスとファッションの総合エンターテイメント「プリマジ」。そのキラキラ輝くステージを夢見る中学1年生の陽比野まつり(廣瀬千夏)は、プリマジにエントリーしようかどうか悩んでいた。そんなある日、いつものように登校していたところ、みゃむ(小池理子)と名乗る魔法使いの女の子と出会う。突然現れたみゃむは、まつりの歌声を見込んで、一緒にプリマジにエントリーするように誘うのだった。しかし、エントリーする勇気が出ないまつりは、みゃむの誘いを断ってしまう。エントリーの締め切りが迫るなか、自宅でテレビを見ていたまつりは、前回のプリマジ優勝者のインタビューを目にする。それを見て不安を吹っ切ったまつりは、みゃむのもとに向かい、今度は自分から一緒にプリマジにエントリーしようと誘うのだった。そうして迎えた初舞台。魔法で彩られたステージで、まつりは華々しくデビューを飾ることになる。
ぐんまちゃんがテレビアニメデビュー!?群馬県のマスコットキャラクター・ぐんまちゃんを主人公にしたショートアニメ作品。不思議な世界・ぐんまを舞台に、ぐんまちゃんとかわいい仲間たちの日常が描かれる。製作・著作は群馬県、アニメーション制作はアセンションが担当している。どこかにある不思議な世界・ぐんま。そこには、ぐんまちゃん(高橋花林)をはじめ、さまざまなかわいい住人たちが住んでいた。ある日、ぐんまちゃんが散歩していると、道の真ん中であおま(内田彩)とみーみ(小倉唯)がけんかしているのを見かける。いったいどうしたのかと聞くと、どうやら焼きまんじゅうにあんこを入れるべきかどうかで意見が割れていたらしい。焼きまんじゅうといえば、群馬のソウルフード。蒸したまんじゅうを竹串に刺して、甘い味噌だれを塗って焼いたものである。なかにあんこを入れた「あん入り」となにも入れない「あんなし」の2種類があることで知られる。あおまはあんなし派、みーみはあん入り派で、どちらも絶対に譲らない。そこで、ふたりはぐんまちゃんにどちらかを選ぶように迫るのだった。ところが、ぐんまちゃんはあん入りもあんなしも大好き。どちらかなんて選べない。悩みに悩んだ挙句、本当に困ったぐんまちゃんだったが、そんなときぐんまちゃんのなかで秘められたパワーが発動するのだった…。
『キャンディマン』は、90年代に公開された同名映画の続編にして、シリーズの4作目。主人公が交代し、現代を舞台とした独自のストーリーが展開するが、1作目の事件がヒントになるなど、続編としても楽しめる作品となった。また、今作は『ゲット・アウト』で高い評価を受けた映画監督・ジョーダン・ピールが、脚本を執筆したことでも注目された。黒人と白人の間にある差別意識を盛りこんだ、社会派なホラー映画に仕上がっている。90年代、スラム街となっていた公営住宅にて、突如あらわれては殺人をくり返す「キャンディマン」の噂が流れる。その噂を聞きつけた学生が調査をはじめるも、キャンディマンを追い求めるあまり、正気を失ってしまう。その後、公営住宅は取り壊され、キャンディマンの存在も人々の記憶から消えていった。そして現代。芸術家のアンソニー(ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世)は、作品作りのアイデアを求めるなかで、キャンディマンの事件を知る。鏡の前で5回「キャンディマン」と唱える都市伝説を聞き、恋人と試してみたが、何も起こらない。しかしその日以降、アンソニーの周囲では奇妙な現象が起こり続ける。
「リバイバル」と呼ばれるタイムリープ能力を手にした主人公が、少年時代にさかのぼり、誘拐事件を追っていくミステリー映画。同名のコミックが原作であり、少年時代も含めて映像化された。タイムリープする主人公を演じたのは、漫画原作の映画に多く出演する藤原竜也。少年時代の主人公は、子役の中川翼が演じた。そのほかにも、石田ゆり子や杉本哲太などのベテラン俳優が出演している。ピザ配達のアルバイトをしている藤沼悟(藤原竜也)は、「リバイバル」というタイムリープ能力を持っていた。この能力は悟の意思とは無関係に発動し、周囲で起きる事件や事故を察知すると、自動的に5分ほど時間が巻き戻る、悟にとってもやっかいな能力だった。そんなある日、故郷からやってきて悟の家に泊まっていた母親(石田ゆり子)が、何者かに殺害される。さらに、服に血をつけていた悟は警察に犯人だと疑われ、追われてしまう。そのとき、なぜか「リバイバル」が発動。これまで数分単位しか戻れなかったはずが、悟は小学生時代の1988年にタイムリープしていた。
テイラー・シェリダンは天才脚本家として名を馳せ、今では監督としても高い評価を獲得している新時代の鬼才である。そんなテイラー・シェリダンが、監督・脚本・製作を務めた作品。主演は『マレフィセント』シリーズなどで知られる、アンジェリーナ・ジョリー。共演に『マッドマックス 怒りのデス・ロード』に出演したニコラス・ホルトや、『フォードvsフェラーリ』などで有名なジョン・バーンサルが名を連ねた。森林消防隊員のハンナ(アンジェリーナ・ジョリー)は、人を救えなかった過去の事件から立ち直れずにいた。そんなある日、ハンナは森のなかで逃げるひとりの少年・コナー(フィン・リトル)を目撃する。コナーは父親が暗殺者に殺されるところを目撃し、そのために命を狙われていた。コナーを守ると決意したハンナは深い森のなか、パトリック(ニコラス・ホルト)とジャック(エイダン・ギレン)というふたりの暗殺者から追われる。さらには、ふたりの前に未曾有の山火事が立ちはだかる。
誰もが一度は考えるような、問いかけがある。もしも永遠の命が手に入ったら? そんなSF的テーマといえる、永遠の命について突き詰めた韓国映画。監督は『建築学概論』で恋愛映画最大のヒットを記録した、イ・ヨンジュ。韓国を代表する鬼才が、永遠の命を手にしたクローンと余命わずかな元エージェントというふたりの人間関係を、死と永遠の命を見つめ直すロードムービーとして描いている。遺伝子操作によって、人工的に誕生した生命体・ソボク(パク・ボゴム)。死なない肉体を持つ彼は、人類に無限の命をもたらす可能性を秘めていた。そんなソボクの護衛を任されたのは、余命わずかな元情報局エージェントのギホン(コン・ユ)だった。さっそくソボク護送の任務につくギホンだが、謎の組織からの襲撃を受け、ふたりだけの逃避行がはじまる。衝突しながらも、だんだんと心を通わせていくふたり。やがて未知なる力を覚醒していくソボク。果たして彼は人類の希望か、それとも災いか。
『今日から俺は!!』『天使な小生意気』など、数々の名作漫画を生み出してきたヒットメーカー・西森博之。そんな彼の名作『お茶にごす。』が、ついに実写ドラマ化!今作は最恐の男が平穏を求めて、茶道部に入部するハートフルコメディである。主演を務めるのは、今作が単独での連続ドラマ初主演となる鈴木伸之。その恐ろしい風貌と、無敵を誇る肉体。そしてなにより襲いかかってくる敵を、すべて徹底的に追い詰める恐怖の性格から“悪魔(デビル)まークン”と恐れられていた伝説の不良・船橋雅矢(鈴木伸之)。そんな彼は高校入学をきっかけに友人の山田航(瀬戸利樹)とともに、暴力の連鎖から抜け出すことを決意する。その第一歩として部活動に入部しようとする雅矢だが、その恐ろしい風貌から誰にも相手にされなかった。そんななかで、唯一「人を見た目で判断してはいけない」という考えを持つ茶道部の部長・姉崎奈緒美(久間田琳加)から入部を誘われる。雅矢は彼女に感銘を受け、茶道部に入部することになり…。
女性社長の波乱万丈な半生を描く、痛快ドラマ。プロデューサーは『監察医 朝顔』などを手がけた金城綾香。主人公・氷河衛を演じるのは、『半沢直樹』などで個性派俳優として知られる江口のりこ。今作がゴールデン・プライム帯ドラマ初主演となる。ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』でブレイクした赤楚衛二と町田啓太の再共演は、大きな見所のひとつ。そのほかにも松嶋菜々子、古田新太、中村ゆり、戸次重幸、美保純、志田未来ら豪華俳優陣が参戦している。生まれながらにして金持ちの氷河衛(江口のりこ)。両親を早くに亡くした後、大学時代の友人・一ノ瀬亮(戸次重幸)と電子書籍を扱う会社「スリースターブックス」を創設し、成功する。亮の持ち出した大きな出資話に、社員の宮村空(町田啓太)や今吉零子(中村ゆり)は苦い顔をするが、亮を心底信頼している衛は提案を了承する。一方、「スリースターブックス」インターン採用試験に向かっていた春野優(赤楚衛二)は、道中で急に倒れた妊婦を助けたために遅刻してしまう。優はビルのエントランスで衛を待ち伏せし、なんとか試験を受けさせてくれるように頼み込むが一蹴される。その後、昔の会社の先輩で、今は大手企業の取締役をしている島谷聡美(松嶋菜々子)から、「情に流されないように」と助言された衛だったが…。
世界中で愛される、児童文学『くまのパディントン』を原作とした作品。主人公のパディントンは、CGやロボットを使って表現され、愛くるしいビジュアルに仕上がっている。パディントンの声優を務めたのは、ダニエル・クレイグ版『007』シリーズでQを演じた、ベン・ウィショー。そのほかにも、ジュリー・ウォルターズやマイケル・ガンボンなど、『ハリー・ポッター』シリーズに出演した俳優が多数起用された。大都会ロンドンに、1匹のクマがやってくる。彼は叔父から聞かされていた、人間の探検家を探していた。しかし、見ず知らずのクマにロンドンの人たちは冷たい。探検家を見つけることはできず、クマは落ちこんでしまう。そんななか、親切なブラウン一家がクマを家に招待する。そして、クマをパディントン(ベン・ウィショー)と名付け、次の家が見つかるまで、屋根裏部屋を貸し出すことに。ようやく落ち着ける場所を見つけたパディントンだったが、都会暮らしの経験がないため、トラブルを起こしてしまうのだった。
『かぎなど』は、ゲームブランド・Keyの20周年メディアミックスプロジェクトとして制作されたショートアニメ。Keyが発表した『Kanon』『AIR』『CLANNAD』『planetarian 〜ちいさなほしのゆめ〜』『リトルバスターズ!』『Rewrite』の6作品のキャラクターたちが、デフォルメキャラとなって登場するクロスオーバー作品となっている。別のゲーム作品に登場し、絡むことのないキャラたちが、ひとつの学園に集結。とあるプラネタリウムで、ほしのゆめみ(すずきけいこ)が解説員として現れた。それはどこかの世界、地上で光り輝く数多の綺羅星の物語。多くの人々に愛された奇跡のカタチが、今まさに投影される…。物語の舞台は私立かぎなど学園。理樹(堀江由衣)を取り合って争う恭介(緑川光)、真人(神奈延年)、謙吾(織田優成)、そして鈴(たみやすともえ)の4人。別の場所では、たい焼きをパクッてパクられるあゆ(堀江由衣)に祐一(杉田智和)が突っ込むなど、各地でクライマックスがてんこ盛り!
『シキザクラ』は、異界のオニとパワードスーツで戦う少年少女たちの物語を描くSFアクションアニメ。3DCGアニメーション制作会社のサブリメイションが原作・制作を手掛ける、フル3DCGオリジナルアニメ作品となっている。今作は「ナゴヤアニメプロジェクト!」の一環であり、物語の舞台も愛知・岐阜・三重の東海三県。登場するキャラクターたちもその地の方言を使い、担当声優も地元出身者で固められている。オープニングテーマを歌う亜咲花、エンディングテーマを歌うMay'nも、ともに愛知県出身。8年前、「オニ」と呼ばれる化け物の襲撃から、ただひとり生き残った三輪翔(野田雄大)は高校生になっていた。あるとき翔は街で明神逢花(茉白実歩)と出会い、道案内をするが、そのせいで社会科見学に遅刻。慌てて博物館に到着した翔だったが、そこで「オニ」なる化け物に襲われる。そんななか危機一髪のところで、パワードスーツに身を包んだ服部涼(水上翔斗)、成瀬楓(坂崎絵理)、山田春子(落合菜月)が現れて救出!巫女である逢花がオニを封印しようとするが、残存のオニに襲われてしまう。それを夢中で救った翔は、イバラ(米山伸伍)なる謎のパワードスーツと出会い…。
『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』は、フリーランスの天才女性外科医・大門未知子の活躍を描く物語。2012年10月より放送された第1期からはじまり、今作が第7期となる人気シリーズ。今作では、100年に一度のパンデミックにより世界中で医療崩壊が巻き起こり、内科最優先の流れで外科手術が脇へ追いやられてしまった状況が描かれる。メインライターは中園ミホ、ナレーションは田口トモロヲと、第1期から変わらぬ布陣で世界観を統一。エンディングテーマはAdoが担当している。副首相のオペのため、助手である一木蛍(岡田将生)とともにニュージーランドに来ていた大門未知子(米倉涼子)は、その前に立ち寄っていた牧場で感電事故を起こした羊飼いを助ける。無事に副首相のオペも終わらせた未知子は日本へ戻り、マネージャーの神原晶(岸部一徳)とともにあるパーティーへ。それは参議院議員・一橋由華(冨永愛)主催のパーティーであり、そこには一木の姿もあった。由華は自身の胆石症のオペを未知子に依頼するが、その場で発作を起こして倒れてしまう。そして運ばれた先は、今や内科の蜂須賀隆太郎(野村萬斎)が牛耳る東帝大学病院。蜂須賀の厳しい目が見つめるなか、未知子の奇跡のメスが走る…!
死んで強くなれ! 新感覚タイムループアクションスリラー誕生!古来よりゲームに存在するシステム。それは「コンティニュー」。死んだら再びやり直すことのできるシステムである。それがもし、現実世界にあったら? 映画『コンティニュー』は謎の殺し屋集団に狙われた男が、何度も死を繰り返すさまを描いたSFアクション映画である。主演に『アベンジャーズ/エンドゲーム』などで知られ、格闘技に精通したフランク・グリロ。監督は『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』を手掛けたジョー・カーナハン。特殊部隊デルタフォースの元隊員・ロイ(フランク・グリロ)はいつものように朝、目が覚める。マチェーテで斬りかかる殺し屋に、機銃掃射をおこなうヘリコプター。襲い掛かる殺し屋を、まるで未来を知っているかのように退けるロイ。それもそのはず、彼はこの朝をもう何度も繰り返していた。ロイは死ぬたびに時間が巻き戻る、タイムループに巻き込まれていたのだ。トライ&エラーをするたびに強くなっていくロイは、やがて科学者である元妻・ジェマ(ナオミ・ワッツ)の謎と、巨大な陰謀の一端を掴む。
『ターミネーター』シリーズの第5作目。賛否両論となった前作の設定は完全にリセットされており、新たなシリーズの出発点となった作品である。また、政治活動のため第一線から退いていた、アーノルド・シュワルツェネッガーのシリーズ復帰作となった。シュワルツェネッガー以外のキャストは一新されており、ジョン・コナー役にジェイソン・クラークが、サラ・コナー役にエミリア・クラークが起用された。また、2作目にも登場した液体金属製のターミネーター「T-1000」は、イ・ビョンホンが演じている。人類と機械が戦っている近未来。人類の勝利はほぼ確実となったが、機械軍はタイムマシンを作り出し、人類側のリーダーであるジョン・コナー(ジェイソン・クラーク)の存在を抹消しようとする。ジョンは機械の計画を防ぐため、自分の父親となる運命のカイル・リース(ジェイ・コートニー)を過去に送りこんだ。しかしタイムスリップした先の過去は、カイルの知る歴史とは大きく異なっていた。一般人だったはずのジョンの母・サラ・コナー(エミリア・クラーク)は戦士になっており、T-800型ターミネーター(アーノルド・シュワルツェネッガー)と行動していたのだ。カイルは戸惑うが、サラに導かれるまま、歴史を変えるための戦いに巻きこまれていく。
『ムーンライズ・キングダム』で知られる、ウェス・アンダーソン監督作品。絵本のような世界観が特徴で、現実が舞台でありながら、ファンタジーを思わせるセットが使われている。今作は特に美術面で評価されており、第87回アカデミー賞では美術賞や衣装デザイン賞を獲得した。主演は『ハリー・ポッター』シリーズのヴォルデモート役で知られる、レイフ・ファインズ。ウィレム・デフォーやジュード・ロウに加え、アンダーソン作品の常連であるビル・マーレイも出演し、豪華な顔触れがそろっている。1968年のある日。とある作家(ジュード・ロウ)が、ヨーロッパにある名門ホテル「グランド・ブダペスト・ホテル」を訪れる。アイデアを求めていた作家は、ホテルのオーナーであるムスタファ(F・マーレイ・エイブラハム)が話す、ホテルにまつわる昔話を聞く。1932年、当時のムスタファ(トニー・レヴォロリ)は、ホテルのベルボーイとして働いていた。ある日、ホテルの常連客だったマダムD(ティルダ・スウィントン)が死亡してしまう。ムスタファはコンシェルジュのグスタヴ(レイフ・ファインズ)とともに、マダムの家に向かうが、思わぬ事態に巻きこまれていく。
『あなたの番です』などの話題作を次々と生み出してきた秋元康が、企画・原作を手がける不倫コメディ。主人公は、真面目で平凡な既婚男性・小谷雅也。いつも「じゃない方」にいたはずの彼が、天然な魔性系美人女子大生に翻弄される姿をコミカルに描く。雅也を演じるのは、『シェフは名探偵』などで活躍する実力派・濱田岳。男性を虜にする魔性の魅力の持ち主・野々山怜子を、乃木坂46の山下美月がキュートに演じる。雅也の妻を演じる小西真奈美をはじめ、山崎樹範、YOU、東野絢香ら実力派が共演。総和学院大学准教授の小谷雅也(濱田岳)は、美人妻の麗(小西真奈美)と娘の沙織(宝辺花帆美)と3人で幸せに暮らしていた。そんなある日、麗に買い物を頼まれた雅也は、故障したスーパーのエレベーターに閉じ込められてしまう。そこに乗り合わせたのは、若く美しい女性だった。その後、雅也は大学のエレベーターでばったり彼女と再会。彼女は雅也が勤める大学に通う、野々山怜子(山下美月)だった。間近で彼女の美しい顔を見た雅也は、ときめきを覚える。ある休日、妻から半ば強制的に盆栽教室に送り出された雅也が、故障中のエレベーターの前で立ち尽くしていると、またもやそこに怜子が現れる。教室終了後、怜子から強引に誘われた雅也は、彼女とふたりでご飯を食べに行くことになり…。
『バイオハザード』『モンスターハンター』のポール・W・S・アンダーソン×『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』のジェイソン・ステイサム!シルヴェスター・スタローンが出演していることでも知られる、カルト映画『デス・レース2000年』のリメイクが豪華スタッフとキャスト陣で実現!製作に、B級映画の帝王として知られるロジャー・コーマンを起用。破滅的な近未来を舞台に、生死を賭した命懸けのデス・レースが幕を開ける。近未来。治安が悪化したアメリカでは刑務所が民営化し、そこでは武装した車で死をともなう過激なデス・レースが放送され、莫大な利益を生み出していた。ある日、“妻殺し”という無実の罪で投獄された元レーサー・ジェンセン・エイムズ(ジェイソン・ステイサム)は、すべての真相を明かすため、戦死した伝説的レーサー・フランケンシュタインとしてデス・レースに挑む。勝てば釈放。負ければ死。過酷なレースがジェンセンを待ち受ける。
アイドルたちのパラダイスへようこそ!テレビアニメ『プリパラ』シリーズの第1期。ごく普通の女子小学生が、ひょんなことからアイドルのテーマパークで、アイドルデビューを果たす!原作は、タカラトミーアーツとシンソフィアが共同開発した、同名のトレーディングカードアーケードゲーム。トップアイドルたちが歌やダンス、ファッションで競うアイドルのテーマパーク「プリパラ」。そこに入場するには、年ごろの女の子ならばいつか届く招待状「プリチケ」が必要だった。アイドルに興味津々な女の子たちは、プリチケが届く日を夢見て、期待に胸をふくらませていた。パプリカ学園に通う真中らぁら(茜屋日海夏)も、そんなアイドルにあこがれる女の子のひとり。ところが学園では校長の方針で、小学部に通う生徒たちはプリパラに入場することを禁止されていた。プリチケが届いた生徒たちは、すぐさま校長に没収されてしまうのだった。そんななからぁらはおつかいの途中で、プリチケが入ったバッグを拾う。落とし主にバッグを届けるため、プリパラへの入口があるといわれるお店を訪れる。そのお店でちょうど自分のプリチケを入手したらぁらは、バッグを届けるためにプリパラに入場する。そこで、無事落とし主の南みれぃ(芹澤優)にバッグを渡す。ところが、らぁらはみれぃからびっくりするようなお願いをされてしまうのだった…。
アカデミー賞作品賞を獲得した、サイコスリラー映画『羊たちの沈黙』の続編。前作のラストで逃亡した、ハンニバル・レクターの物語となっており、前作よりもホラー描写が多くなっている。主演はハンニバル・レクター役でオスカーを獲得した、アンソニー・ホプキンス。人を食べる殺人鬼であるレクターを、魅力たっぷりに演じた。FBI捜査官クラリスの役は、ジョディ・フォスターに代わり、ジュリアン・ムーアが演じている。凶悪犯罪者のハンニバル・レクター(アンソニー・ホプキンス)が、精神病院を脱獄してから10年後。バッファロー・ビル事件を解決に導いたクラリス(ジュリアン・ムーア)は、今でもFBI捜査官として働いていたが、仕事中のミスからFBIに居場所がなくなっていた。そんななかレクターに恨みを持つメイスン・ヴァージャー(ゲイリー・オールドマン)は、クラリスを使ってレクターを探そうとする。一方、レクターはイタリアに潜伏しており、クラリスに手紙を出そうとするのだが…。
ティーンエイジャーを中心に、熱狂的な人気を博したライトノベル『ソードアート・オンライン』。VRMMORPGに囚われた少年少女たちの戦いを描いた『SAO』は、全世界シリーズ累計発行部数2,600万部を突破。そんな『SAO』のはじまりの物語を、再構成して描くリブート作品が『ソード・アートオンライン プログレッシブ』だ。そしてそれをさらにアスナ視点で描き、新たに鮮烈なアニメーションで映画化したのが『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア』である。親からの期待で息の詰まる思いをしていた少女・アスナ(戸松遥)は親友であるミト(水瀬いのり)の誘いで、世界初のVRMMORPG『ソードアート・オンライン』のサービス開始日に参加する。最初はVRMMORPGの世界に戸惑いつつも楽しむアスナだったが、やがてゲームの世界からログアウトできない事実に気がつく。そして告げられる衝撃の真実。「これはゲームであっても遊びではない」。ゲームでの死は現実の死であり、クリアするまで帰ることはできない。死と隣り合わせの世界。そのなかで出会ったのは、孤高の剣士・キリト(松岡禎丞)だった。
『先生、私の隣に座っていただけませんか?』は、結婚5年目の漫画家夫婦が辿る不倫の顛末が描かれた映画だ。主人公の人気漫画家・早川佐和子を演じるのは、映画やテレビなどで独特の存在感を放つ女優・黒木華。もとは佐和子が憧れていた漫画家で、今は自分の作品が描けずアシスタントに甘んじている夫・俊夫を、柄本佑がユーモアたっぷりに演じている。そのほかに奈緒や金子大地、風吹ジュンらが脇を固める。漫画家・早川佐和子(黒木華)は、アシスタントをしている夫・俊夫(柄本佑)と担当編集者・桜田千佳(奈緒)の不倫を疑っている。折りしも母親がケガをしたという連絡が入り、佐和子は俊夫の車で実家に戻る。ひとり暮らしの母・真由美(風吹ジュン)は、ふたりがしばらく一緒に暮らしてくれることを喜ぶ。車がないと成り立たない田舎での生活。佐和子は運転免許を取るべく、教習所に通い始める。家事は俊夫と母に任せ、夜は家で新作漫画のネームを描き、昼間は俊夫の送り迎えで教習所に通う日々。ある日こっそり佐和子のネームを見てしまった俊夫は、まるで自分たちの現実を写したかのような不倫が描かれていることに驚きを隠せない。さらにそこには若い教習所の先生が描かれていて…。
東京から120キロ離れた大島を舞台に描かれる、人情味あふれる深夜ドラマ。「はじめての冒険」をするために大島にやってきた元裁判官・真野日出子を演じるのは、映画『小野寺の弟・小野寺の姉』などで知られる個性派女優・片桐はいり。今作が連続ドラマ初主演となる。居酒屋「風待屋」に日出子を雇い入れる店主・小宮山渚役を工藤綾乃が演じ、島民役として与座よしあき、松川尚瑠輝、梅垣義明らが脇を固める。そのほかに竹中直人、前田敦子、近藤公園、橋本マナミなどが個性的な客に扮して「風待屋」を訪れ、騒動を繰り広げる。元裁判官の真野日出子(片桐はいり)は、裁く仕事に疲れ、大自然広がる大島にひとり移り住む。そこではゆっくりと時間が流れていた。「くさやの小宮山」社長の小宮山渚(工藤綾乃)と偶然出会ったことから、日出子は渚が営む居酒屋「風待屋」を手伝うことに。彼女は店の常連であるタクシー運転手の南波(与座よしあき)や、「くさやの小宮山」社員の北野(松川尚瑠輝)、漁師の西浦(梅垣義明)からも慕われるようになる。そんなある日、IT企業社長の水科(近藤公園)が日出子を訪ねてやってくるが…。
人気漫画家・益田ミリの同名コミックを原作とした、観る者を癒しの世界へと誘うハートウォーミングドラマ。くたくたに疲れた人々を迎え入れて、心の傷を癒してくれる主人公「スナック キズツキ」のママ・トウコを、ドラマ『あなたの番です』で人気を博した原田知世が演じる。出入りの酒屋・こぐま屋を担当するのは、NHK朝ドラ『とと姉ちゃん』などで知られる個性派・浜野謙太。成海璃子、平岩紙、塚地武雅、小関裕太らが出演。エンディングテーマは森山直太朗による「それは白くて柔らかい」。コールセンターで、毎日クレーム対応に追われている中田優美(成海璃子)。安達(平岩紙)のクレーム電話にへとへとになりながらも、彼氏・潤(小関裕太)との居酒屋デートに向かう。倦怠期で会話も続かないふたり。仕事で遅れてきた潤は自分の食べたいものだけ注文し、彼女に気遣う様子もない。仕事と恋に悩む中田は、「スナック キズツキ」にたどり着く。キツツキの絵の看板。昭和レトロな内装の店内。そして透明感ある美しい店主のトウコ(原田知世)。お酒の置いていない一風変わったスナックに迎え入れられた中田は、ソイラテの香りのなか、次第に癒され始め…。
おうたのお姉さんだって恋をしたい!成人向け漫画『歌のお姉さんだってHしたい〜こんな顔、TVの前のみんなには見せられないよ…』をもとにした、ショートアニメ作品。幼い娘を育てるシングルファザーと、おうたのお姉さんとの禁断の恋愛を描く! 原作は、Webコミック配信サイト「ComicFesta」にて連載。妻を亡くした藤本翔二(八神仙)は、幼い愛娘・カナ(暁あいり)を男手ひとつで育てるシングルファザー。そんな彼はある日、「おうたのお姉さん」の親子ショーにカナと一緒に出かける。ところが機材トラブルのため、ショーは中止。翔二は泣きじゃくるカナをなだめるため、パフェが食べられるファミレスへと向かう。しかし、あいにくファミレスも満席状態。相席ならばすぐに準備できるといわれ、仕方なく相席にしてもらう。相席の先客は、キャップを被ったメガネの女性。しかも、ひとりでワインを飲んで泥酔している。翔二はあまりかかわらないようにしようと思うのだったが、意外にもその女性はカナの相手をしてくれた。お礼をするため、翔二はその女性を自宅に上げるのだったが、そこで彼女こそがおうたのお姉さんこと、高崎三奈美(北見六花)であると知る。そんな翔二は、家族連れを見て孤独を感じるという三奈美の話を聞き、思わず彼女を抱きしめてしまうのだった…。
アニプレックスが手掛ける、トレーディングカードとオリジナルアニメーションの連動プロジェクトであり、アニメ制作は『東京リベンジャーズ』などで知られるライデンフィルム。オープニングテーマは、『ギルティクラウン』の劇中アーティストグループとして生まれ、その後も同じ設定のまま音楽活動をしているEGOISTが担当。エンディングは、福岡のロックバンド・眩暈SIRENが担当している。「新京都」と呼ばれるその地では、ビルディバイドというカードゲームによってすべての優劣が決まる。ほとんどの記憶を失った蔵部照人(上村祐翔)は、チンピラに絡まれていた晩華桜良(渡部紗弓)という少女を助けたことから、ビルディバイドのプレイ方法を教わることに。カードの力が生み出した異空間で、照人と桜良はビルディバイドで戦い合う。そしてそのバトルのなか、照人の脳裏に「王を倒す」という記憶だけが甦り、桜良の導きで「リビルドバトル」という王討伐のためのバトルに身を投じていくことに…!
SFロボットアニメ『逆転世界ノ電池少女』は、並行世界の日本を舞台にしたバトルアクション。『暗殺教室』『乱歩奇譚 Game of Laplace』などを手掛けたLercheによるオリジナルアニメーションであり、シリーズ構成は上江洲誠。サブカル弾圧が激しい世界において、マニア文化を取り戻すための熱い戦いが繰り広げられていく。オープニングテーマをMia REGINA、エンディングテーマを鈴木愛奈が担当している。平成末期、日本上空に異次元の裂け目があらわれ、「真国日本」なる軍国主義の並行世界が生まれた。そこは「令和」が訪れなかった世界。この世界では、あらゆるサブカル文化が抑圧され、真誅軍と呼ばれる軍人たちが独自の巨大兵器で人々を制圧していた。しかし、そんな真誅軍に反抗するアラハバキという組織があった。その組織が擁するシャーク1なる巨大兵器が歌舞伎町にあらわれて真誅軍と戦闘!それに巻き込まれたホストの少年・久導細道(山下誠一郎)は、シャーク1内の電池少女・赤城りん(ファイルーズあい)と熱いサブカル魂を通い合わせ、いざ真誅軍へと戦いを挑んでいく…!
アルセーヌ・ルパンの孫であるルパン三世が、おなじみの仲間たちとさまざまな事件を巻き起こしていくサスペンスアクションで、『ルパン三世 PART6』がテレビシリーズ6作目となる。今作ではミステリー要素が柱となっており、押井守、芦辺拓、湊かなえなどをゲスト脚本家に迎えたオムニバスエピソードも大きな目玉となっている。なお、今作初回放送の『EPISODE 0 ―時代―』を最後に、PART1から変わらず次元大介役を務めてきた小林清志が勇退、後任として大塚明夫が担当することになった。ルパン一味の3人、ルパン三世(栗田貫一)、次元大介(小林清志)、石川五ェ門(浪川大輔)が捕まった。牢屋で静かに語り合う3人。時代が変化し、いつまでも変わらない自分たちを顧みる3人。特に次元はそんな時代の流れを肌で感じており、一味を抜けるといい出した。ひとまず3人は脱獄して、峰不二子(沢城みゆき)と合流。しかし、次元の悩みは解決しないまま。そこへ往年のライバル・銭形警部(山寺宏一)があらわれ、ドローンを使って捕獲作戦に出てきた。ルパン、五ェ門、不二子はお宝を持って逃走し、次元がひとり残った。そして、長年愛用するリボルバー銃・コンバットマグナムでドローンを一斉撃破! 変わらないことの素晴らしさを認識した次元、そしてルパン一味は、あらためて結束を固めた…。
『先輩がうざい後輩の話』は、とある会社を舞台にした先輩男子と後輩女子が織り成すラブコメ・ストーリー。原作はしろまんたの漫画であり、作者自身のTwitter上で連載されたものが一迅社から書籍が発刊され、pixiv上にも掲載されている。アニメ版の制作は動画工房で、シリーズ構成は『プリキュア』シリーズを多く手掛けている成田良美。オープニングテーマは、主要キャラを務める声優たちが担当している。小柄で気が強いOL・五十嵐双葉(楠木ともり)は、先輩社員である武田晴海(武内駿輔)のことがうざくてたまらない。声は大きいしガサツだし、性格も鈍感。しかし後輩の面倒見はよく、いつもなにかと五十嵐のことを気にかけている。五十嵐自身、元気なマスコットキャラクター的存在であり、女性先輩社員の桜井桃子(早見沙織)も、毎日そんな五十嵐を見て元気をもらっている。しかしある日、五十嵐はミスを犯して客先に多大な迷惑をかけてしまう。落ち込む五十嵐だったが、武田がフォローしてなんとか解決。いつも武田のことをうざがっている五十嵐だったが、優しく頼りになる武田にいつしか惹かれていき…。
ひとりの少年がベーカリー界に挑む!橋口たかしの漫画『焼きたて!! ジャぱん』をもとにした、テレビアニメ作品。パンの魅力に気づいたひとりの少年が、世界に誇れる日本のパン「ジャぱん」を作るため、ベーカリー界で奮闘する!原作は、2001年から2007年にかけて「週刊少年サンデー」で連載された。2019年からLINEマンガで、続編『焼きたて!! ジャぱん〜超現実〜』が連載。イギリスパン、フランスパン、ドイツパン…。ヨーロッパの国名を冠したパンはあるものの、日本を冠したパンはまだない。そんな状況に一石を投じるため、東和馬(小林由美子)は、世界に誇れる日本のパン「ジャぱん」を作り始める。最初は試作品を家族に食べてもらうだけだったが、中学卒業後に上京して、日本最大のベーカリーチェーン・パンタジアの採用試験を受けることにする。生まれながらにパン作りに適した温かい「太陽の手」を持つ和馬は、その試験で圧倒的な実力を発揮する。採用試験そのものは途中で辞退したものの、その実力をパンタジアのオーナーの孫娘である梓川月乃(大塚ちひろ)に見出される。そうして彼女が店長代理を務める、パンタジア南東京支店の店員として働くことになる。プロとしてパンを作れるようになった和馬は、さっそくアイデアを駆使して、食べた人に感動を与えるような絶品のパンを作っていくのだった…。
映画『さらば青春の光』は、イギリスの伝説的ロックバンドであるザ・フーのアルバム「四重人格」を原作とした青春映画だ。モッズと呼ばれる1960年代のイギリスで流行した音楽やファッションの文化に浸り、ドラッグで破滅していく若者の姿を描いている。モッズファッションとは、細身のスーツ、モスグリーンのミリタリーコート、ミラーのたくさん付いたスクーターなどが代表的なアイテム。劇中での革ジャンにリーゼントのロッカーたちとの対比に注目。モッズの青年・ジミー(フィル・ダニエルズ)は、今夜も売人・フェルディ(トレヴァー・レアード)からクスリを買っている。よく見かけるステフ(レスリー・アッシュ)を誘いたいが、いつもピート(ギャリー・クーパー)と一緒にいるので声を掛けられない。ある日、ジミーは除隊した友だちのケヴィン(レイ・ウィンストン)に偶然出会う。彼はモッズと敵対するロッカーになっていたが、ふたりの友情は変わらないままだった。そんななか、モッズ仲間のスパイダー(ゲイリー・シェール)がロッカーに襲われてしまう。ジミーたちは仇を討とうと、街に飛び出していくが…。
サンタクロースVS最凶暗殺者の戦争勃発!クリスマスといえば、すべての子どもたちにとって待ち遠しい日。赤い服と白いひげをたくわえたサンタクロースが、子どもたちにおもちゃを配る。もしそのサンタクロースが、メル・ギブソンだったら?『マッドマックス』『ブルータル・ジャスティス』などで知られるメル・ギブソン。そんな彼が、サンタクロースを熱演した。アラスカの僻地で暮らす、クリス・クリングル(メル・ギブソン)。その正体は、子どもたちにおもちゃを配るサンタクロースだった。しかし近年は、サンタクロースの存在を信じない子どもの増加によって財政難に陥っていた。そこでクリスは米国陸軍と契約し、兵器開発に着手することになる。その一方で、ついに迎えたクリスマスの朝。わがままで金持ちの少年・ビリー(チャンス・ハーストフィールド)は、楽しみにていたサンタクロースからのプレゼントが石炭だったことに激怒し、サンタクロースを深く憎悪するようになる。そこでビリーは専属の最凶暗殺者・スキニーマン(ウォルトン・ゴギンズ)に、サンタクロースの暗殺を依頼するのだった。
2021年5月12日公開の日本映画。「過去」「思い出」「死」というシリアスになってしまいがちなテーマをコミカル、かつ爽やかに描いた作品だ。個性豊かなメインキャラクターたちが、まるで高校時代に戻ったかのようにわちゃわちゃと騒ぐシーンは、とても微笑ましいものになっている。監督は、俳優・脚本家・演出家とマルチに活動する松居大悟が務めた。高校の同級生の結婚式に出席するために集まった、優柔不断だが優しい吉尾(成田凌)、舞台演出家の欽一(高良健吾)、舞台俳優の明石(若葉竜也)、唯一の既婚者であるソース(浜野謙太)、東京で会社員として働く大成(藤原季節)、地元に残りネジ工場で働いている水島(目次立樹)。久しぶりに再会した彼らは、式の余興で高校時代に踊ったダンスを披露するが、だだスベりしてしまう。結婚式が終わり二次会までの時間、過去の思い出話に花を咲かす6人。明るく昔を振り返る彼らだったが、実は共通の認めたくない過去と後悔を胸に抱えていたのだった。
SDGsで地球を救え!菓子メーカー・湖池屋が、SDGs推進活動の一環として制作したショートアニメ作品。双子の忍者の女の子とAIタヌキのロボットが、SDGsの取り組みを通して、地球環境を破壊する怪獣たちに立ち向かう! TOKYO MXにて放送のほか、湖池屋の公式YouTubeチャンネルでも公開。江戸時代と現代が融合したような、不思議な島・六角島。そこに双子の忍者の女の子、初見サス(諸星すみれ)と初見テナ(黒木ほの香)が住んでいた。サスは運動が得意な武術の達人、テナは地球のことに詳しい学者肌の持ち主。そんなふたりは、お菓子が大好きな自作のAIタヌキ・ブル(木村良平)とともに、六角島の平和を守ってきた。そんなある日、島の住民たちがポイ捨てしたゴミを食べたクジラが怪獣オニクジラになり、海岸で暴れ出した。逃げまどう住民たちを守るために、さっそくサス、テナ、ブルの3人が出動する。ところがいざ現場に到着すると、オニクジラのうめき声が聞こえる。なんとオニクジラは誤って口に入れたゴミで苦しくなり、暴れていただけなのであった。そこでサス、テナ、ブルは、雲の姿をした知識の集合体・クラウディ(木村良平)を呼び出し、最適な解決策を調べる。そうして、3人は巨大なこよりを作って、オニクジラが誤って食べてしまったゴミを吐き出させることに成功するのだった。
たわわな美少女たちと過ごす日々!ショートアニメ『月曜日のたわわ』シリーズの第2期。巨乳の美少女たちにドキマギさせられるシチュエーションを描く! 原作は、漫画家・比村奇石がTwitter上で連載しているイラストシリーズ。漫画版も「週刊ヤングマガジン」(講談社)で連載されている。女子高生のアイちゃん(原田彩楓)は、小柄なわりに巨乳の持ち主。ある朝、電車通学中に駅の階段から落ちて、男性会社員のお兄さん(間島淳司)を下敷きにしてしまう。だがそれをきっかけに、委員会で通学時間が早くなる月曜の朝だけ、電車で痴漢にあわないように、お兄さんにボディーガードをしてもらうようになる。ボディーガードのお礼は、アイちゃんのバストではじけ飛んだシャツのボタンをあげること。それを受け取ったお兄さんは、仕事の疲れもどこへやら、いろいろと妄想をしてしまう。今ではそれが憂鬱な月曜日を乗り切る唯一の元気の源になっていた。季節は流れ、春休みが明けたある日、お兄さんはアイちゃんからボタンをふたつ渡される。なぜふたつなのかと聞くと、前日に妹ちゃん(井口裕香)と張り合って、どちらがバストでシャツのボタンをはじき飛ばせるか勝負していたらしい。その結果、張り切りすぎてボタンをふたつはじき飛ばしてしまったのである。そんな微笑ましいエピソードを聞いて、お兄さんは今日も仕事を頑張れそうな気になるのだった。
仕事も恋も頑張るOLの日常!イラストレーター・よむのイラストシリーズをもとにした、Webアニメ。東京の会社に勤めるOLが、想いを寄せる同期の男性社員に振り向いてもらえるように奮闘する! 原作イラストをまとめた同人誌が刊行されている。東京の会社に勤める同期ちゃん(稗田寧々)は、まじめな仕事ぶりから、社内でも期待される若手の女性社員。けれども恋愛には不器用で、ずっと想いを寄せてきた同期の男性社員・同期くん(榎木淳弥)にどうアプローチすべきか思い悩んでいた。そんなある日、ふたりは会社の出張先でホテルに1泊することになる。仕事を終えて予約したホテルに向かったふたりだったが、そこで予想外の出来事に遭遇する。なんとホテルの手違いで、ふたりは相部屋になってしまっていたのだった。そこで、気を利かせた同期くんがほかのホテルを探そうとする。だが明日も早いからという理由で、同期ちゃんが引きとめる。そうしてふたりは同じ部屋で一夜を明かすことにする。「変なことしたら殺すからな、社会的に!」という同期ちゃん。でも、内心では同期くんが迫ってくるのではないかと期待していた。しかし同期くんの前で寝たふりをしても、一向に手を出してくる気配がない。勝負下着まで身につけた同期ちゃんの期待に反して、結局なにごともなく夜が明けてしまうのだった…。
今作は『ジェントルメン』などで知られる、ガイ・リッチー監督によるアクション映画である。フランスの映画『ブルー・レクイエム』を題材としているが、ガイ・リッチーらしい時系列シャッフルが使われ、新鮮さを楽しめる作品となった。主演を務めたのは、初期のガイ・リッチー作品で活躍した、ジェイソン・ステイサム。今作は約16年ぶりのタッグ作だが、相性の良さは健在で、ステイサムのキャラクターを丁寧にガイ・リッチーの世界に落としこんでいる。民間の警備会社であるフォーティコ・セキュリティ社では、武器を持った警備員たちが毎日のように多額の現金を運んでいた。ある日、現金を積んだ輸送車が、強盗に襲われる。警備員は殺害され、フォーティコは運んでいた現金を失ってしまう。しばらくして、フォーティコに新人の警備員がやってくる。テストをギリギリ通過した彼は、H(ジェイソン・ステイサム)の名をあたえられ、仕事に就いた。数日後、Hの乗るトラックが武装強盗に襲撃されるが、Hは支給されたハンドガンで強盗たちを皆殺しにするのだった。
Webアニメーション作品『イヴの時間』で話題となり、アニメーション映画『サカサマのパテマ』でその名を不動のものとした鬼才・吉浦康裕。そんな吉浦康裕が手掛けたのが、アニメーション映画『アイの歌声を聴かせて』である。吉浦康裕作品の特徴といえば独特でSFチックながら、どこか「あり得そう」と思ってしまうような親しみやすい世界観。『アイの歌声を聴かせて』では、学校という日常を舞台に、謎の美少女AI・シオンが転校してくるというハートフルストーリーである。景部高等学校。クラスで孤立している少女・サトミ(福原遥)の前にあらわれたのは、転校生の少女・シオン(土屋太鳳)だった。美しい見た目と無邪気で明るい性格で、すぐにクラスの人気者となったシオン。なんとその正体は、試験中のAIだった。サトミにAIであることを知られてしまったシオンだが、その歌声は彼女を幸せにしようとする願いに満ちていた。そんなシオンの歌声に、クラスメイトたちは心を動かされていく。しかしシオンがサトミのためを思ってした行動が、やがて思わぬ騒動を引き起こす。
『ヴィジュアルプリズン』は、音楽とヴァンパイアをテーマにしたオリジナルテレビアニメ作品で、原作は音楽プロデューサーの上松範康。さらに、劇中の音楽はその上松範康が主宰するElements Gardenが務めている。アニメ制作はA-1 Picturesで、キャラクター原案はイラストレーターの片桐いくみ。妖艶で魅力的な男性キャラクターたち、そして歌唱力抜群の男性声優たちがそのキャラに命を吹き込み、新たな音楽アニメーションの世界が作られる!高い知性と美貌を有し、永遠の命を持つヴァンパイアという存在。実は多くのアーティストは、この人ならざる者・ヴァンパイアであるということを人々は知らない。それは「ヴィジュアル系」と呼ばれ、人々を熱狂させてきた。そんなヴァンパイアは、「ヴィジュアルプリズン」なる宴で美しいパフォーマンスを繰り広げていく。サガ・ラトゥール(江口拓也)率いるLOS†EDEN、ディミトリ・ロマネ(増田俊樹)とハイド・ジャイエ(蒼井翔太)からなるECLIPSEが激しくも美麗な音楽を披露するなか、主人公の少年・結希アンジュ(千葉翔也)の身体に激痛が走り…!
『BanG Dream! ガルパ☆ピコ ふぃーばー!』は、ブシロードが手掛けるメディアミックスプロジェクト「BanG Dream!」のスピンオフショートアニメ第3弾。通常のテレビアニメ版とは異なり、キャラクターはアプリゲーム『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』に登場する小さな頭身の状態で、アニメ本編やゲームストーリーでは絡みの少ないキャラクター同士の掛け合いなども楽しめる。みたび帰ってきたガルパピコ。ガールズバンド戦国時代となったさーくる周辺には、戸山香澄(愛美)率いるPoppin'Party。美竹蘭(佐倉綾音)率いるAfterglow。丸山彩(前島亜美)率いるPastel*Palettes。湊友希那(相羽あいな)率いるRoselia。弦巻こころ(伊藤美来)率いるハロー、ハッピーワールド!。倉田ましろ(進藤あまね)率いるMorfonica。そしてチュチュ(紡木吏佐)率いるRAISE A SUILENと、7つの勢力が集まった。天下統一を目論むこの7つのガールズバンドが、ここに熾烈な派閥争いを展開していく…!
SF冒険アニメ『サクガン』は、次世代を担うアニメ作家発掘を目的としたDeNA、文化放送、創通、MBSの共同プロジェクト「Project ANIMA」の第1弾。「SF・ロボットアニメ部門」で準大賞を受賞した、戌井猫太郎の小説『削岩ラビリンスマーカー』が原案となっている。制作は、『創聖のアクエリオン』『マクロスF』などで知られるサテライト。オープニングテーマは遠藤正明、エンディングテーマはMindaRynが担当している。はるか遠い未来、人類はアジアチックなコロニー「ピンイン」で生活していた。そこには「ラビリンス」という危険な未開拓地帯があり、その場所を開拓する者たちは「マーカー」と呼ばれていた。元マーカーであるガガンバー(東地宏樹)は、現在は「ワーカー」なる採掘労働者として働いていたが、ひとつ悩みがあった。それは、娘のメメンプー(天希かのん)がマーカーになりたいといって聞かないこと。まだ9歳のメメンプーだが、既に大学も卒業した天才少女であり、幼いころから夢で見る景色を探すため、どうしてもマーカーになりたかったのだ。そんなとき、コロニー内に突如カイジュウが出現。それに立ち向かうべく、ガガンパーは意を決して隠していたボットにメメンプーとともに乗り込んでいく…!
『プラオレ!〜PRIDE OF ORANGE〜』は、アイスホッケーに青春をかける少女たちを描いたテレビアニメ作品。サイバーエージェントとDMM GAMESによるメディアミックス作品である。アニメ版の制作は『魔女の旅々』『月が導く異世界道中』などを手掛けたC2Cで、オープニングテーマはメインキャスト7人によるユニットが担当している。鬼怒川中学校の水沢愛佳(増田里紅)、柳田薫子(森山由梨佳)、小野真美(青山吉能)、水沢彩佳(相良茉優)の4人は、あるとき軽い気持ちでアイスホッケーの体験教室へ参加することに。その教室は、ドリームモンキーズの監督で元女子アイスホッケー日本代表選手・松永羊子(小松未可子)が主催しており、実はチームメンバーを発掘することを目的としていた。体験教室には、愛佳らのほかに霧降中学校の鷺沼梨子(北守さいか)と高木尚実(汐入あすか)も参加しており、6人で基礎的な練習を体験。なんとなく参加した愛佳たちだったが、団体競技の魅力に惹かれ、そこからアイスホッケーの道へと進みはじめる…。
『takt op.Destiny』は、音楽をテーマにしたバトルアクションアニメ。DeNAとバンダイナムコアーツが手掛けるメディアミックスプロジェクトである。アニメ版はMAPPAとMADHOUSEという強力タッグによる制作で、シリーズ構成は『カードファイト!! ヴァンガードG』『牙狼-GARO- -VANISHING LINE-』などを手掛けた吉村清子が務めている。舞台は2047年のアメリカ。D2と呼ばれる謎の生命体によって、大陸はほぼ崩壊状態に。わずかに生き残った人類は各地で復興を開始していたが、「音楽」に反応して攻撃してくるD2を警戒し、世の中から「音楽」が失われた世界となっていた。しかし、それに対抗できる存在がいた。コンダクターであるタクト(内山昂輝)とムジカートである運命(若山詩音)だ。運命はタクトの指揮によって、D2を殲滅すべく攻撃する。このふたりにアンナ・シュナイダー(本渡楓)を加えた3人は、ある目的のためにニューヨークへと向かう…!
『境界戦機』はオリジナルアニメ作品で、他国の占領下にある近未来の日本を舞台にしたSFロボットアクション。原作・制作はサンライズの子会社であるSUNRISE BEYONDで、監督は『蒼穹のファフナー』で知られる羽原信義。カーデザイナーとして著名な奥山清行がメカニックデザインスーパーバイザーを務め、洗練された独自のメカデザインが話題となっている。舞台は西暦2061年の日本。多々の理由により破綻状態に陥ってしまった日本に、経済援助・医療支援などといった大義名分を掲げて4つの大国や連合国が介入してきた。そしてじわじわとその勢力を広げていき、ついには武力抗争に発展。「境界戦」と呼ばれるこの戦いで日本は分割統治されてしまい、事実上彼らに支配される形となってしまった。その戦いで使用された人型特殊機動兵器・AMAIMの部品を集めることを趣味としていた少年・椎葉アモウ(佐藤元)は、パーツ探索中にガイ(藤原夏海)と名乗る自律思考型AIと遭遇し、パートナーとなる。そして、ガイによってアモウが密かに製造してたAMAIMが、完全に起動できる状態になった。ここから、アモウの人生が変わっていく…!
原作は月夜涙のライトノベルであり、小説投稿サイト「小説家になろう」に掲載後、角川スニーカー文庫から書籍が発刊されている。アニメ版の制作は、SILVER LINK.とstudioぱれっと。シリーズ構成は、『半分の月がのぼる空』『バカとテストと召喚獣』などを手掛けた高山カツヒコが務めている。アニメのほか、メディアミックスとして漫画版も展開中。世界最高の暗殺者(森田順平)は、長年組織の道具として務め、組織にはむかうこともなく一流の腕で暗殺業に徹してきた。しかし、高齢となったことで引退を決意。余生は日本の暗殺機関で教育係に勤しむことになっていた。ところが、その暗殺者を乗せた飛行機を組織が襲い、あっけなく抹殺されてしまう。はじめて「悔しい」という感情を持った暗殺者が目を覚ますと、目の前には女神(田村ゆかり)の姿が。女神は、暗殺者に「異世界で勇者を暗殺すること」を依頼。これを受けた暗殺者は、貴族・トウアハーデ家の長男であるルーグ(赤羽根健治)の姿に転生し、ディア(上田麗奈)、メイドのタルト(高田憂希)、そしてマーハ(下地紫野)を伴い、勇者エポナ・リアンノンの暗殺に挑んでいく…。
原作はざっぽんのライトノベルであり、小説投稿サイト「小説家になろう」に掲載後、角川スニーカー文庫から書籍が発刊されている異世界ファンタジーアニメ。原作は電子版を含め、シリーズ累計発行部数は160万部を突破。アニメ版の制作はウルフズベイン×スタジオフラッド。アニメのほか、漫画、ドラマCD、ゲームなどにも展開されている。「導き手」の加護を持つギデオン・ラグナソン(鈴木崚汰)は、勇者である妹のルーティ(大空直美)とともにパーティーを組み、魔王軍を討つ旅をしていた。しかし冒険が進むうちに、戦術的な特殊スキルを持たないギデオンは仲間たちと力の差が出てきてしまう。そして、パーティーのひとりであるアレス(八代拓)に「君は真の仲間じゃない」といわれ、パーティーを追放されてしまった。それからギデオンはレッドと名を変え、辺境の町・ゾルダンでスローライフを送ることを決意。自身のスキルを活かして、薬屋を営むことになるが…。
2021年5月21日に公開された日本映画。『架空OL日記』『生田家の朝』といった話題作を次々と生み出す、バカリズムが脚本を担当した。監督は、多くの人気アーティストたちのMVを手掛けた関和亮。OLの派閥争いをヤンキーの闘争に見立てたありえないストーリーながらも、最後の最後まで笑って楽しめる極上のエンターテインメント作品になっている。永野芽郁や広瀬アリスはもちろんのこと、個性豊かなキャストたちの持ち味をうまく活かした1本だ。三富士株式会社で働く田中直子(永野芽郁)は、ごくごく普通のOL。しかし彼女の職場では、ヤンキーOLたちの熾烈な派閥争いが繰り広げられていた。日々、社内で起こる激しい争いを傍観していた直子。そんななか中途採用された北条蘭(広瀬アリス)と、一緒にカフェ巡りをするなど親交を深めていく。しかし蘭の正体は、スカジャンがトレードマークのカリスマヤンキーOLだったのだ。彼女との出会いによって、直子の地味なOL生活は一変するのだった。
命が宿ったテディベアが登場する、下ネタ満載のコメディ映画。テディベアのテッドは、可愛らしい容姿とは正反対の性格で、中身は自堕落な中年男性そのもの。ブラックなネタも含まれており、日本ではR指定で公開された。テッドの声を担当したのは、今作の監督でもあるセス・マクファーレン。テッドの親友役を、『ローン・サバイバー』などに出演するマーク・ウォールバーグが演じた。友達のいないジョンは、テディベアの「テッド」に命を与えてほしいと神様に祈る。その翌日、ジョンの願いを神様が聞き入れたのか、テッドに命が宿り、言葉を話すようになった。ふたりは親友同士となり、固い絆で結ばれていく。27年後。ジョン(マーク・ウォールバーグ)は心身ともに大人へと成長していた。一方のテッド(セス・マクファーレン)は容姿こそ成長しなかったが、中身は麻薬と女を愛するオッサンになり、いまだにジョンと暮らしている。しかしジョンの恋人であるロニー(ミラ・クニス)は、そんなふたりに嫌気がさし、テッドとジョンを引き離そうとするのだった。
『吸血鬼すぐ死ぬ』は、吸血鬼とバンパイアハンターの青年が巻き起こすハイテンションギャグアニメ。原作は盆ノ木至の漫画であり、「週刊少年チャンピオン」で連載。アニメ版の制作はマッドハウス。主演も務める声優・福山潤が歌うオープニングテーマ、声優・近藤孝行と小野大輔におるユニット・TRDが歌うエンディングテーマがともに軽快で、ハイテンションな作品世界にマッチしている。ある場所に、「真祖にして無敵」と恐れられる吸血鬼の棲む城があった。バンパイアハンターであるロナルド(古川慎)は、吸血鬼にさらわれた子どもの救出依頼を受け、その城に立ち入る。そこにはドラルク(福山潤)という吸血鬼がいたが、それはちょっとした衝撃や精神的ショックで簡単に死んで塵になってしまうという、最弱の吸血鬼だった。ただ不死身であるがゆえ、すぐに再生することはできた。ドラルクによれば、「真祖にして無敵」という触れ込みは地元民が勝手に騒いで広めたものらしい。さらに、救出すべき子どもも勝手に城に忍び込んでゲームをしていただけというありさま。かくして、ドラルクとロナルドによる終わりのないドタバタ劇がはじまっていく…!
引退した最強の殺し屋・ジョン・ウィックの壮絶な戦いを描いた、シリーズ第2弾。前作は犬と車を奪った相手に復讐をおこなったが、今作では世界中の殺し屋が相手となり、圧倒的なスケールの戦いが勃発する。主演を務めたのは『マトリックス』シリーズに出演する、キアヌ・リーブス。ほとんどのアクションシーンをみずから演じており、ジョン・ウィックが得意とする「ガン・フー」もパワーアップしている。無事に車を取り返したジョン・ウィック(キアヌ・リーブス)だったが、彼が求めた平穏な生活は戻ってこなかった。ジョンの旧友であるサンティーノ(リッカルド・スカマルチョ)が現れ、姉の殺害を依頼される。引退を決意したジョンは当然断るが、ふたりの間には「血の契約」があるため、断ることはできない。依頼を拒んだ報復として家を破壊され、依頼を受けるしかない状況に追いこまれてしまう。ジョンは仕方なく依頼を受け入れ、ターゲットのいるイタリアへと向かうのだった。
「MONGOL800」の代表曲「小さな恋のうた」からインスピレーションを受け、1本の映画が誕生! 名曲に込められた知られざるメッセージと、旬の若手俳優たちの熱い歌声に心動かされる! 日本とアメリカがフェンスによって隔てられた沖縄の小さな町。ここでは、ある高校生バンドが人気を博していた。東京のレーベルの目に留まった彼らのバンドは、なんとプロデビューが決定。しかしその矢先、彼らのもとへ1台の車が突っ込んできて…。突然の事故に、バンドは行き先を見失ってしまう。そんな彼らの止まった時計の針を再び動かしたのは、1本のデモテープと米軍基地に住む少女だった。世代、性別、言葉、人種、国境、あらゆる壁を越えてフェンスの向こう側に“想い”を届けるため、バンドメンバーたちはもう一度、音を奏でることを決意する。「あなたにだけ届いて欲しい、響け恋のうた」。音楽に乗せて若者たちの力強い想いが響き渡る!
E・L・ジェイムズ原作で、女子大生のアナがサディストな性的嗜好を持つ若き大富豪のクリスチャンと知り合い、BDSM(SM)の主従契約を結ぶ官能小説『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』を映画化し、2015年に公開。2017年に続編となる『フィフティ・シェイズ・ダーカー』を公開した。本作『フィフティ・シェイズ・フリード』は「フィフティ・シェイズ」シリーズ3部作の最終作品となる。第1、2作は日本国内では「R18+」指定を受けたが、本作は「R15+」指定となっている。アナとクリスチャンは数多の困難を乗り越え、ようやく結婚というゴールを迎え幸せな日々を送っていた。しかし、それは人生のスタート地点に過ぎないことを思い知らされる。かつてアナが勤務していた出版社の上司であったジャック・ハイドに命を脅かされる。その背景には、勤務当時、アナを誘惑しようとしたジャックに対し激怒したクリスチャンは出版社を買収し、ジャックをクビにした。ジャックにとっては、その時の恨みだけでなく、クリスチャンが幼少時の宿命的なライバルであり、自身とは対照的に社会的にも成功し、愛するアナと結ばれたことに強い嫉妬心を募らせていた。仕事を失い、落ちぶれたジャックはクリスチャンとアナの幸せな生活を邪魔しようとあの手この手でふたりに襲いかかってくる…。ジャックの魔の手に、クリスチャンとアナは立ち向かっていくのだった…。
今作は少しずつ暴走していく、YouTuberを主人公としたコメディ映画だ。YouTubeを使う大衆や、インターネットが中心になった現代社会を皮肉ったストーリーが展開する。主演を務めた、アンドリュー・ガーフィールドの怪演も話題となった。ハリウッドのバーで働いているフランキー(マヤ・ホーク)は、大物になる夢を持ちながらも、才能を発揮できる機会に恵まれなかった。そんなある日、ハリウッドの一画で客引きをしていた青年・リンク(アンドリュー・ガーフィールド)と出会い意気投合する。リンクには人を惹きつける才能があり、フランキーもすぐに魅了されてしまう。そして、リンクの才能を活かそうと、友人のジェイク(ナット・ウルフ)を仲間に引き入れ、YouTubeへの動画投稿を始めるのだった。3人が撮影した動画は反響を呼び、新しい刺激を求めていたネットユーザーに注目される。しかし、リンクは徐々に本性をあらわしていき、再生数を伸ばすため過激な動画を撮るようになっていく。
『見える子ちゃん』は、突如霊の姿が見えるようになった女子高生の日常を描くホラーコメディアニメ。原作は泉朝樹の漫画であり、「ComicWalker」から「WebComicアパンダ」へと移籍して連載されている。アニメ版の制作は『ひぐらしのなく頃に業』などを手掛けたPassioneで、シリーズ構成は猪原健太。オープニングテーマ・エンディングテーマは、主人公を演じる声優・雨宮天が担当している。女子高生・四谷みこ(雨宮天)は、弟の恭介(花守ゆみり)と一緒にテレビを楽しんだり、親友の百合川ハナ(本渡楓)と学校でふざけ合ったりと、ごく普通の高校生活を送っていた。ところがある日、バス停でメールを打っていると、自分がハナに送った画像がそのまま何枚も何枚も返信され続け、やがてはその画像はひどくゆがむという体験をする。そして驚いたみこが顔を上げると、目の前におぞましい姿の霊が!なんとか平静を装い、見えないふりをするみこだが、自宅に帰っても洗面所や自室で、霊の姿が見えて声も聞こえてくる。図らずも「見える子」となってしまった、みこの運命は…!?
『無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜』は、第1クールが2021年1月~3月にかけて放送され、第2クールが2021年10月から放送開始となった異世界ファンタジーアニメ。第2クールも作品タイトルは同様で、話数も第12話からのスタートとなっている。この作品を作るために設立されたスタジオバインドが、第1クールに続き安定した作画をはじめ、高いクオリティで続編を展開。主題歌は、第1クールに続いてシンガーソングライターの大原ゆい子が担当している。魔力の暴走によって魔大陸に飛ばされてしまったルーデウス(内山夕実)とエリス(加隈亜衣)は、スペルド族の戦士であるルイジェルド(浪川大輔)とパーティを組み、アスラ王国を目指していた。そして、港から海を超えようとしたが、スペルド族が一緒という理由から法外な金額をいい渡されてしまう。資金難に悩むルーデウスたち。そんなとき、ルーデウスの夢にまたしてもヒトガミ(くじら)が現れ、ある助言をされる。翌日、その助言に従ったルーデウスは、路地裏で魔界大帝・キシリカ・キシリス(井口裕香)と出会い、思いがけず魔眼を手に入れることに…。
『進化の実〜知らないうちに勝ち組人生〜』は、突如異世界に転移してしまった高校生の冒険譚が描かれる異世界ファンタジーアニメ。原作は美紅のライトノベルで、小説投稿サイト「小説家になろう」へ掲載後、「モンスター文庫」から書籍が発刊されている。アニメ版の制作は、『スパロウズホテル』などを手掛けたHOTLINE。オープニングテーマは南條愛乃、そしてエンディングテーマは『BanG Dream!』シリーズの主人公バンド・Poppin'Partyが担当している。男子高校生・柊誠一(下野紘)は、学校でいじめに遭う毎日を過ごしていた。そんなある日、教室に突然「神」を名乗る声が聞こえ、「生徒全員を異世界に転移する」と宣言。次々とクラスメイトが消えていったが、なぜか誠一だけは消えない。そして神から特別なスキルを与えられて誠一も異世界へ転移したが、そこはほかのクラスメイトとはまったく別の世界だった。訳のわからないまま森をさまよった誠一は、偶然見つけた「進化の実」を食べる。そのことがきっかけで誠一のスキルが発動していき、強大な力を得る。そして、サリア(稲田徹/花澤香菜)というゴリラと出会い、誠一の新たな運命がはじまっていく…!
世界的人気シリーズ『G.I.ジョー』の新作が、日本での大規模ロケを敢行して登場! 『G.I.ジョー』といえば、チャニング・テイタムやドウェイン・ジョンソンが主演を務めた大人気映画シリーズ。大阪を中心にハリウッド史上最大規模の日本ロケを敢行し、さらにはアクション監督を『るろうに剣心』シリーズでアクションを手掛けた谷垣健治が担当するなど、日本とハリウッドのコラボレーション作品となっている。日本のヤクザに命を狙われるトミー(アンドリュー・小路)を救った、スネークアイズ(ヘンリー・ゴールディング)。なんと、トミーの正体は日本の忍者組織「嵐影」に属する忍者だった。「嵐影」は600年にわたり日本を守ってきた組織だった。トミーの導きによって「嵐影」に所属し、真の忍者となるため修行を積むスネークアイズ。そんな彼らに悪の忍者組織と、国際テロ組織「コブラ」の影が忍び寄る。果たしてスネークアイズは、この忍者大戦を生き延びることができるのか…。
2009年1月15日。ニューヨークで起きた、USエアウェイズ1549便不時着水事故が発生。ハドソン川に飛行機が不時着水したこの事故は、乗客全員が生還したことから“ハドソン川の奇跡”と呼ばれている。その奇跡は、たったひとりの機長の決断が起こしたものだった。この奇跡の実話に挑むのは、名優にしてアカデミー監督賞も受賞した巨匠・クリント・イーストウッド。主人公にして実在の機長・チェスリー・“サリー”・サレンバーガー役に名優・トム・ハンクスを据え、本物の英雄を描いた物語を抑えたトーンで鮮やかに描き出す。民間航空機の機長・チェスリー・“サリー”・サレンバーガー(トム・ハンクス)は、飛行機が墜落した悪夢を見て目を覚ます。彼は離陸直後にバードストライクを起こし、両エンジンが機能停止するという危機を、ハドソン川への不時着水という前代未聞の対処で全乗客を救ったことから、「ハドソン川の英雄」と呼ばれていた。そんなある日サリーは、国家運輸安全委員会のチャールズ(マイク・オマリー)から「ハドソン川への不時着水は間違いであった」というあらぬ嫌疑をかけられる。さらにはシミュレーションの結果も、彼の判断が間違いであることを示していた。果たして彼は乗客を救った英雄か、それとも乗客を危機に晒した容疑者か。サリーは苦悩の狭間に立たされる。
生き物すべてが車になっている世界を舞台にした、『カーズ』シリーズの第2作目。今作では世界各国の都市でおこなわれるレース「ワールド・グランプリ」に参加したマックィーンと、スパイに勘違いされたメーターの活躍が描かれる。「ワールド・グランプリ」の舞台になる都市として、日本やフランス、イタリアが登場した。どの都市も人間は存在せず、その国独自の文化も車だけで表現されている。レースで優勝し、絶好調だったライトニング・マックィーン(オーウェン・ウィルソン)は、世界中の都市でおこなわれる「ワールド・グランプリ」への参加を決める。親友のメーター(ラリー・ザ・ケーブル・ガイ)を連れ、ふたりはすぐにアメリカを出発。最初のレース開催国である、日本へと向かうのだった。「ワールド・グランプリ」が盛り上がる一方で、イギリスのスパイ・フィン・マックミサイル(マイケル・ケイン)がレースの裏で起きている陰謀を調査していた。マックィーンたちと同じく、東京にやってきていたフィンは、メーターをスパイの仲間だと勘違いしてしまい…。
今作は『スター・ウォーズ』と、日本の著名なアニメーションスタジオがコラボレーションした、短編アニメシリーズである。『スター・ウォーズ』の世界観をそれぞれのスタジオが独自解釈し、まったく新しい『スター・ウォーズ』の物語を楽しめるのが特徴だ。今作には『ポプテピピック』を手掛けた神風動画や、『夜明け告げるルーのうた』で世界中から注目されたサイエンスSARUなど、日本を代表する7つのスタジオが参加している。スタジオごとの作風や、作画の違いにも注目したい。はるか彼方の銀河系にある、とある惑星では、善良な村人たちが武器を持った野盗に支配されていた。村人たちは苦しい生活を送っていたが、用心棒を雇うことで、野盗に対抗しようとする。ちょうど同じころ、ドロイドを連れたローニン(てらそままさき)が村を訪れていた。村では野盗と用心棒の戦いが勃発するが、野盗のトップはシスであり、圧倒的な力で用心棒を蹴散らしてしまう。そんななか、傍観していたローニンが立ち上がり、シスに戦いを挑むのだった。
あおり運転をしたがためにはじまる恐怖を描く、全編あおり運転のノンストップアクションスリラー! あおり運転をした親子に襲い掛かる、より理不尽なあおり運転。まさに恐ろしいだけじゃない、あおり運転という新しい題材を切り取ることで、社会問題を浮き彫りにする映画。それこそが『アオラレ』である。親子をつけ狙う恐怖のあおり運転魔を、ラッセル・クロウが熱演!ルイジアナ州ニューオーリンズ。遅刻の常連であるレイチェル(カレン・ピストリアス)は、その日も朝寝坊してしまい、あわてて息子のカイル(ガブリエル・ベイトマン)を学校に送り届けようとする。すると前方には、信号が青にもかかわらず発進しない車が停まっていた。クラクションを鳴らすレイチェルだが、発進する様子のない車に苛立ちを募らせていく。ついにしびれを切らしたレイチェルは車を急発進し、半ばあおるような形で無理やり追い越していく。するとレイチェルに追いついた先ほどの車のドライバー(ラッセル・クロウ)が、「マナーがなっていない」とレイチェルに謝罪を要求する。それを無視して息子を送り届けたレイチェルだが、やがてそのドライバーに後をつけられていることに気がつく。
『SHIROBAKO』は、2014年10月から2015年3月にかけて放送されたオリジナルテレビアニメ作品。それぞれの夢に向かって邁進する主人公5人を中心に、アニメーション業界の日常を描いた群像劇となっている。制作はP.A.WORKSで、監督は『げんしけん』『ガールズ&パンツァー』などを手掛けた水島努が務めている。2011年に放送された『花咲くいろは』に続く、「働く女の子シリーズ」の第2弾。前作以上に業界現場の日常をリアルに描いており、各キャラの苦悩がさまざまな仕事に悩む視聴者とシンクロし、勇気や元気を与えてくれる作品である。上山高校アニメーション同好会に所属していた5人は、いつかこのメンバーでアニメ作品を作りたいと夢見ていた。高校を卒業した宮森あおい(木村珠莉)は、武蔵野アニメーションに入社して制作進行を担当。安原絵麻(佳村はるか)は同じく武蔵野のアニメーター、坂木しずか(千菅春香)は新人声優に、藤堂美沙(髙野麻美)は3DCG制作会社へ、今井みどり(大和田仁美)は大学に通いながら脚本の勉強中という毎日。あおいたちは、武蔵野アニメーションを中心に巻き起こる数々の苦難を乗り越え、それぞれ成長を遂げていく…。
『ルパン三世 カリオストロの城』は、1979年12月に公開された劇場版アニメ作品。モンキー・パンチ原作による『ルパン三世』の劇場版アニメ第2作となり、ルパン映画のみならず、日本のアニメーション作品屈指の名作として語り継がれている。制作は東京ムービー新社で、監督はジブリアニメにて数々のヒットを飛ばした宮崎駿。作画監督がテレビ版PART1を手掛けた大塚康生ということもあり、ルパンのジャケットは緑色。冒頭の痛快カーチェイスをはじめ、綿密に練られた脚本、細やかな演出など特筆すべき点を挙げれば枚挙に暇がない。国際カジノの大金庫から、大金をかっぱらったルパン三世(山田康雄)と次元大介(小林清志)。意気揚々と引き上げるが、それはすべて幻の偽札と呼ばれるゴート札だった。ルパンたちは、次の獲物をそのゴート札に定め、いざ拠点と思われるカリオストロ公国へ。その道中、ウェディングドレス姿で車をかっ飛ばすクラリス(島本須美)、それを追う謎の男たちと遭遇し、ルパンはクラリスを救出。その後再びクラリスは捕らわれてしまうが、ルパンのもとにはカリオストロ家の紋章が刻まれた指輪が。甦るルパンの記憶…。ここからおなじみの仲間、峰不二子(増山江威子)や石川五ェ門(井上真樹夫)、ライバル・銭形警部(納谷悟朗)などを交え、手に汗握る攻防がはじまっていく!
2019年、韓国のケーブルテレビ局JTBCで放送され、高視聴率を獲得した時代劇。高麗末期、乱れた国を立て直すため、イ・ソンゲが新たに建国した朝鮮王朝を舞台に、自分の夢に向かってまっすぐ生きようとする若者たちの姿を中心に描いた作品である。製作費は200億ウォンともいわれ、壮大な戦地での激しいアクションシーンなど、圧倒的なスケールで見ごたえ十分である。そしてヤン・セジョンとウ・ドファンという、出演作品が次々にヒットしている旬の人気若手俳優2人が、親友であり最大のライバルを演じる。まるで兄弟のように、いつも仲良く一緒に過ごしていたソ・フィ(ヤン・セジョン)とナム・ソノ(ウ・ドファン)。武芸の稽古の帰り道、近々おこなわれる武科試験の案内を見ていたふたりは、役人たちから追われ、逃げ回っている女・ヒジェ(ソリョン)と出会う。少し言葉を交わしただけで、仲間だと勘違いされてしまったフィとソノは、突然ヒジェとともに逃げる羽目に…。途中、フィとソノは得意な武術でヒジェの危機を救ったものの、フィは傷を負ってしまった。ヒジェは自分が住んでいる妓楼「梨花楼」へふたりを連れ帰り、役人からなんとか逃れることができた3人は、互いに名乗り合いながら友情の杯を酌み交わすのだった…。
後に『スター・ウォーズ』シリーズを生み出す、ジョージ・ルーカス監督作品。60年代のアメリカを舞台に、高校生たちの一夜を描く、群像劇である。アメリカ映画の歴史に名を刻んだ名作であり、60年代のヒット曲に彩られた、ノスタルジックなストーリーが高く評価された。主演を務めたのは、当時ほぼ無名だったリチャード・ドレイファス。そのほかにも、現在も映画監督として活躍しているロン・ハワードや、『スター・ウォーズ』のハン・ソロ役で注目を集めるハリソン・フォードなど、今作出演後にブレイクした俳優が多数出演している。1962年のある日。大学進学を機に故郷を出ることになった、カート(リチャード・ドレイファス)とスティーブ(ロン・ハワード)は、最後の夜を過ごすため、仲間たち4人といつものレストランに集まっていた。しかし、カートは大学へ行くことを悩みはじめ、みずからの人生を決める分岐点に立つ。ほかの仲間たちもそれぞれの悩みを抱えながら、夜の街へとくり出していく。
2020年12月に開催された「BL FES!!2020」。その際に2週間限定で上映されたのが、映画『イエスかノーか半分か』だ。「BL FES!!2020」では、『まさかの金太狼』と同時上映された。映画『イエスかノーか半分か』は一穂ミチによる原作、竹美家ららのイラストによるBL小説が原作である。監督・脚本を務めるのは、たかたまさひろ。若手アナウンサーの国江田計(阿部敦)は、王子様のようなルックスと人当たりの良さで人気だが、心の中では他人を「愚民め!」と罵る裏表の激しい性格だ。そんな国江田が取材したアニメーション作家・都築潮(川原慶久)は、愛想のないマイペースな職人気質の男。国江田が変装した姿で外出したとき、偶然都築とぶつかってケガをさせてしまい、責任をとって作業を手伝う羽目に。国江田は素性を隠して「オワリ」と名乗り、都築のもとで毎日過ごすうち、お互いになんとなく居心地の良さを感じるようになっていく。しかし都築は取材で訪れる国江田にも惹かれ始めており、都築、オワリ、国江田の奇妙な三角関係へと発展していき…。
2021年度前期のNHK連続テレビ小説第104作目。東日本大震災から10年の節目に、東北の現在と未来にフォーカスして製作されたドラマ。オリジナル脚本を務めるのは、『透明なゆりかご』など数々のヒット作を手がけてきた安達奈緒子。宮城県・気仙沼の離島で育ったヒロイン・永浦百音が、未来を知ることができる天気予報に魅せられ、気象予報士となってふるさとのために力を尽くす姿を爽やかに描き出す。モネこと百音役を、『あさが来た』『なつぞら』に続き朝ドラ3作目となる清原果耶が演じる。抜きんでた演技力と将来性から、オーディションなしでキャスティングされた。安達奈緒子とは『透明なゆりかご』に続くタッグとなる。気仙沼湾沖の自然豊かな島で、父・耕治(内野聖陽)、母・亜哉子(鈴木京香)、妹・未知(蒔田彩珠)、祖父・龍己(藤竜也)と暮らす永浦百音(清原果耶)。高校卒業後、祖父の知人・新田サヤカ(夏木マリ)がいる登米に移り住み、森林組合で働き始める。ある日登米を訪れた気象キャスターの朝岡(西島秀俊)から「天気予報は未来を予測できる世界」と教えられた百音は、東日本大震災で被災した経験から、命を守る気象予報士という仕事に心惹かれるようになる。医師・菅沼(坂口健太郎)に気象の基礎を習い、猛勉強の末に難関の気象予報士試験に合格。上京して朝岡のいる気象情報会社で働き始め…。
整形大国として知られる韓国。整形とは、コンプレックスやトラウマを克服する手段のひとつである。その一方で、美しさを求めるあまり価値観がルッキズム(=外見至上主義)に固定される危険も孕んでいる。そんな韓国から飛び出したアニメーション映画『整形水』は、まさにルッキズムに対する批判や、恐怖を描いたホラー作品である。韓国映画といえば、アカデミー作品賞を受賞した『パラサイト 半地下の家族』などを筆頭に、社会性と娯楽性を高い次元で両立した作風が特徴。今作もスリリングなだけでない、強いメッセージ性のあるアニメーション映画となっている。子どものころから、見た目に強いコンプレックスを抱いてきたイェジ(沢城みゆき)。現在ではタレントのメイクアップアーティストとして活動するイェジだが、その見た目のコンプレックスが原因で不遇な目に遭ってきた。メイクを担当する美人女優のミリ(上坂すみれ)からもいじめられる日々…。そんなある日、イェジの元に「整形水」と呼ばれるものが届く。それは、顔に浸すだけで自身の望む容姿に変わることができるのだという。美しさを求めるイェジは、やがて意を決して整形水を試してみるが…。
もしある日突然、この世界から音が消えてしまったら。今作は、難聴を患ったメタルドラマーを描いた物語である。アカデミー賞で作品賞を含む6部門にノミネートされ、うち音響賞と編集賞を受賞。さらには英国アカデミー賞でも、音響賞を受賞した。主演の難聴を患ったメタルドラマー・ルーベンを演じたのは、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』などで知られるラッパー兼俳優のリズ・アーメッド。アカデミー賞主演男優賞にノミネートされたリズ・アーメッドは、言葉だけではなくちょっとした仕草や表情の変化だけで感情を語る。メタルドラマーのルーベン(リズ・アーメッド)は、恋人のルー(オリヴィア・クック)とともにバンで寝泊まりしツアーライブを送る日々を過ごしていた。そんなある日、突然ルーベンの耳が聞こえなくなる。どんなにドラムを叩いても、その音は耳に届かない。そのことに絶望したルーベンは、徐々に破滅的になっていく。彼が再びドラッグ依存症になってしまうことを危惧したルーは、ルーベンにろう者のコミュニティで暮らすことを勧める。しかし、それはルーと離れて暮らすことを意味した。
『ミニオンズ』などで知られる、イルミネーションによって制作されたアニメ映画。オーディションに参加した動物たちと、劇場支配人の交流を描いていく。ミュージカル要素もあり、エルトン・ジョンやレディー・ガガなど、既存の楽曲が使われている。コアラのバスター・ムーンを演じたのは、『インターステラー』に出演したマシュー・マコノヒー。スカーレット・ヨハンソンや、タロン・エガートンも出演しており、誰もが知る名曲をカバーした。長年の夢を叶え、ついに劇場支配人になったバスター・ムーン(マシュー・マコノヒー)だったが、劇場は経営難により電気も使えない状態だった。しかしバスターは諦めず、劇場を立て直すため、1,000ドルの賞金をかけたオーディションを開催する。街中にチラシをばらまき、あとは挑戦者を待つだけのはずが、チラシには記載ミスがあった。その結果、街の動物たちは1,000ドルの賞金を「10万ドルの賞金」と思いこんでしまう。ミスに気がつかなかったバスターは、当日集まった人数に大喜び。オーディションは順調に進むが、参加者たちは10万ドルの賞金が目当てで…。
人と関わることが苦手な男が、女子高生から恋愛指南を受け、「普通」になるまでを描くドラマ映画。主演は『スマホを落としただけなのに』などで知られる、成田凌。ヒロインは『おかえりモネ』の主演に抜擢された、清原果耶が演じている。予備校講師の大野康臣(成田凌)は、数学のことしか頭になく、自分が変わり者であることすら気がついていなかった。女性に告白されることもあったが、大野の性格を知るとすぐに離れてしまう。ある日、教え子の女子高生・秋本香住(清原果耶)から、「普通」になるための恋愛アドバイスを受ける。大野も結婚願望はあったため乗り気になるが、香住に恋愛経験はなく、知識だけでアドバイスをしていた。しかし、ふたりは恋愛指南をとおして絆を深めていく。大野は上流階級の女性・美奈子(泉里香)にアプローチを開始。最初こそ「普通」の会話に困惑する大野だったが、少しずつ美奈子との距離を縮める。そんなふたりを見ていた香住は、自分の中に生まれた大野に対する恋心に気がつき…。
『水球ヤンキース』は、2014年に放送されたドラマ。水中の格闘技と呼ばれる、水球がテーマの作品である。ヤンキーに憧れて霞野工業高校に転入してきた主人公・稲葉尚弥が、水球の名門・水蘭高校に勝つため水球部を立ち上げて奔走するストーリー。主演をHey! Say! JUMPの中島裕翔が務めるほか、チームメイトには山﨑賢人や中川大志、吉沢亮などが名を連ねている。稲葉尚弥(中島裕翔)は、長い海外生活の後、子どものころに助けられた番長(横山裕)に憧れて、霞野工業高校に入学する。そこで尚弥は、サングラスに金髪という時代遅れのヤンキー姿で現れ、クラスメイトたちに驚かれる。また尚弥の滞在先の娘・岩崎渚(大原櫻子)も、可愛かった子ども時代とすっかり変わってしまった姿を見て、絶句する。しかし尚弥は、憧れの高校の番長になる夢を語るのみで、聞く耳を持たなかった。しかし渚から、霞野工業高校が廃校になると聞かされる。廃校を阻止するため、尚弥は動き出すのだが…。
『雪冤』で第29回横溝正史ミステリ大賞を受賞し、現代の刑法や司法制度の問題点に深く切り込んだミステリー作品を発表してきた、推理作家・大門剛明の小説『正義の天秤』を原作としている。主人公であり、元外科医という異色の経歴を持つ敏腕弁護士・鷹野和也を演じるのは亀梨和也。さまざまな役柄を演じてきた亀梨和也が、初出演となるNHKドラマで弁護士役にチャレンジする。ヒロインであり、鷹野に振り回される若手弁護士・佐伯芽依を演じるのは、女優・奈緒である。事務所を創設したカリスマ弁護士・佐伯真樹夫(中村雅俊)が急に亡くなってしまい、活気を失った師団坂法律事務所のルーム1。刑事部門を担当するルーム1は、ほかのルームに比べてその業績がパッとせず、ルーム3を担当する弁護士・西園寺清隆(竹中直人)たちからルームの廃止を求められてしまった。真樹夫の娘・佐伯芽依(奈緒)は自分たちの所属するルーム1を何とか存続させるため、父の生前に紹介されていた天才弁護士・鷹野和也(亀梨和也)をさっそく迎えるのだが…。
日常を取り戻した勇者部に降りかかる、新たな試練!Studio五組が制作するテレビアニメ『結城友奈は勇者である』シリーズの第3期。お役目から解放され、青春を取り戻しつつあった勇者部一同に、新たな試練が訪れる!人類を滅ぼそうとする異形の敵・バーテックスとの激闘の末、世界を守りきった結城友奈(照井春佳)たち、讃州中学勇者部一同。神樹様のお役目から無事解放され、神樹様を守る組織「大赦」とも無縁な日常を送り始めていた。そんな友奈たちは、これまで失っていた青春を取り戻すべく、いろいろなことにチャレンジしていく。みんなでバンド活動を始めたり、サバイバルゲームで対戦したり、キャンプをしたり…。ときにはハイテンションで暴走することもあるけれども、友奈たちは平和でかけがえのない日々を送っていた。しかし、いつまたお役目のために呼び出されるのかという不安は拭えない。とりわけ勇者部部長の犬吠埼風(内山夕実)は、本当に大赦からの連絡はもうないのかと、たびたびスマホを確認していた。だが、拍子抜けするほどにまったく連絡がない。それでようやく風も、お役目が終わったのだと実感しつつあった。ところがそんなある日、東郷美森(三森すずこ)の自宅に、再び大赦の職員たちがやってくる。そこで彼女は、勇者部に降りかかる新たな試練を知ることになるのだった。
ティモシー・シャラメの名を一気に知らしめたのが、男性同士の美しい恋愛を描いた映画『君の名前で僕を呼んで』である。数々の主演男優賞を獲得し、受賞こそ逃したが第90回アカデミー賞主演男優賞にもノミネートされた。今作で彼は自らピアノとギターを演奏している。監督はイタリアの俊英・ルカ・グァダニーノ。また『モーリス』『日の名残り』などで知られる巨匠ジェームズ・アイヴォリーが製作に関わり、アカデミー賞脚色賞を受賞した。1983年、北イタリア。ひと夏を別荘で過ごす17歳のエリオ(ティモシー・シャラメ)の家に、大学教授である父(マイケル・スタールバーグ)の研究を手伝う大学院生のオリヴァー(アーミー・ハマー)がやってくる。知的で魅力あふれるオリヴァーはすぐみんなに受け入れられるが、エリオは意識してしまい、うまく接することができない。そんなエリオにはマルシア(エステール・ガレル)というガールフレンドがおり、ふたりはいよいよ本物の恋人になる段階に差しかかっている。そんななか、オリヴァーに対する気持ちが恋だと気づいたエリオは、ふたりで街へ行った際にそれを本人に打ち明けてしまう。果たしてオリヴァーの反応は?
“ほんの少し未来の”世界で、新たなデジモンワールドに出会う!完全オリジナルストーリーで、新たに描き下ろされたデジモンも登場する。制作は東映アニメーションが担当する。“ほんの少し未来の”世界を舞台に、デジモンと出会った少年が、「ホログラムゴースト」と呼ばれる怪奇現象に巻き込まれていく!“ほんの少し未来の”世界。人々は新たなテクノロジーに囲まれた日常を過ごしていた。そんななか、最近「ホログラムゴースト」と呼ばれる怪奇現象のうわさがSNS上で飛び交っていた。幽霊とは少し違う真偽不明の都市伝説として、子どもたちの間で受け取られていた。私立葉櫻学園に通う13歳の少年・天ノ河宙(田村睦心)も、そのひとりだった。ところが、ある日父親が残してくれた不思議な道具「デジヴァイス」を作動させたことで、宙は普通の人には見えないデジモンたちが見えるようになる。そして、そこで父から預けられた1匹のやんちゃなデジモン・ガンマモン(沢城みゆき)と出会う。ガンマモンと出会ったその日から、宙はさまざまなホログラムゴーストに遭遇するようになる。しかも、人々の時間を盗む「口縫男」、夜闇にまぎれて人をさらう「ミイラ男」など、それらはいずれも奇妙なものばかり。こうして宙は、日常の裏に隠された不思議なデジモンワールドを冒険することになるのだった。
『やくならマグカップも 二番窯』は2021年10月から放送となったアニメで、岐阜県多治見市を舞台にしたご当地作品。今作は2021年4月から6月にかけて放送された『やくならマグカップも』の続編となり、1期同様に前半がアニメ本編、後半が担当声優4人による多治見探訪となっている。アニメ本編の制作は日本アニメーション。多治見市が全面協力しており、ロケ地の観光ガイドをはじめ、多治見市公用車などはアニメのラッピングカーとなっている。はじめての陶芸コンテストに、陶器の座布団を出品した豊川姫乃(田中美海)。残念ながら賞は獲れなかったが、父・刻四郎(石川界人)に気に入ってもらえただけで大満足だった。一方で陶芸部では、コンテストで優秀賞だった青木十子(本泉莉奈)とかつてしのぎを削った松瀬理央(内田彩)が突如現れ、十子に宣戦布告。そこで、姫乃は十子と理央の話を聞き、「陶芸の本質とはなにか」と考えはじめる。そして、陶芸家だった母・姫菜(小澤亜李)と旧知の仲であった草野智也(梅原裕一郎)からのアドバイスもあり、姫乃は多治見市の町を歩いてみることに…。
『魔王イブロギアに身を捧げよ』は2021年10月から放送となったボーイズラブアニメで、ゲームの世界に転生した男を主人公とした物語。原作は梶原伊緒の漫画であり、「ComicFesta」などで連載。アニメ版の制作は、『指先から本気の熱情-幼なじみは消防士-』『じみへんっ!!〜地味子を変えちゃう純異性交遊〜』などを手掛けたstudio HōKIBOSHI。5分枠のショートアニメとして制作されており、地上波放送のオンエア版のほか、成人向けのプレミアム版がAnimeFestaで配信。ゴズこと牛頭利晃(佐藤拓也)は、子どものころから世界を救う勇者というものが嫌いだった。それよりも、自分のためだけに孤高に戦うラスボスに憧れていた。そんなゴズは、成人して社会のはぐれ者となり、ヤクザとのいざこざのなかで撃ち殺されてしまう。そして再び目を覚ましたとき、ゴズはゲームの世界にいた。それは、子どものころ流行っていたゲームであり、ゴズはそのラスボスであるイブロギアに憧れていたのだ。どうやらこの世界のゴズはそのイブロギアを殺す役目のようだが、そこへ現れた少年時代の魔王イブロギア(堀江瞬)を見た瞬間、ゴズの身体に鋭い衝撃が走った…!
『SELECTION PROJECT』は2021年10月から放送となったアイドルアニメで、アイドルを目指す全国の少女たちがオーディションバトルをおこなうストーリー。KADOKAWAと動画工房によるメディアミックスプロジェクトである。アニメ版の制作は、『ダンベル何キロ持てる?』『池袋ウエストゲートパーク』などを手掛けた動画工房。主題歌は、劇中のアイドルグループ・9-tieの曲となっている。今年で7回目を迎える、全国アイドルオーディションリアリティショー「SELECTION PROJECT」がはじまった。このオーディションは、全国9地区での予選を勝ち抜いた少女たちが本選を戦っていくというもの。その北関東予選最後の4人に、幼いころから身体の弱かった美山鈴音(矢野妃菜喜)が残っていた。鈴音は第1回優勝者でありながら、若くしてこの世を去った伝説のアイドル・天沢灯(早見沙織)に憧れ、アイドルになることを夢見て精一杯の努力をしてきた。しかし、最終予選のステージで突如眩暈に襲われて倒れるハプニング。結局、北関東代表は来栖セイラ(大西沙織)と決まったが…。
『異世界食堂2』は2021年10月から放送となったファンタジーグルメアニメで、土曜日だけ異世界とつながる不思議な洋食屋を舞台にしたほのぼのストーリー。2017年に放送された『異世界食堂』の続編であり、原作は犬塚惇平のライトノベル。第2期となる今作の制作はOLMで、監督・シリーズ構成は前作に続いて神保昌登が務めている。前作のころからファンの間では「飯テロアニメ」と呼ばれており、劇中の美味しそうな料理、そしてそれを各キャラクターが細かにひとりごとレポートする姿が、なんとも食欲をそそられる。さまざまな異世界に7日に一度、土曜日のみ現れる扉。それを開けて入ると、「洋食のねこや」なる絶品料理を味わえる店だった。気さくな店主(諏訪部順一)、ウェイトレスのアレッタ(上坂すみれ)とクロ(大西沙織)が給仕をするなか、この日も「テリヤキ」と呼ばれるタツゴロウ(大塚芳忠)、「ロースカツ」と呼ばれるアルトリウス(清川元夢)をはじめ、常連客で賑わう。この日は店主がコーンポタージュを仕込み、アレッタも興味津々。閉店後、残り物としてもらったコーンポタージュを、アレッタは下宿先のサラ・ゴールド(安野希世乃)に普段のお礼にと振る舞う…。
『半妖の夜叉姫 弐の章』は2021年10月から放送となったファンタジーアクションアニメで、高橋留美子原作の『犬夜叉』の続編に位置するオリジナルアニメ作品。本作は2020年10月から2021年3月にかけて放送された「壱の章」に次ぐ「弐の章」となっている。制作は前作同様サンライズだが、監督は『KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-』『あんさんぶるスターズ!』などを手掛けた菱田正和が務めている。主題歌を担当するのはNEWSとLittle Glee Monster。夜叉姫と呼ばれるとわ(松本沙羅)、せつな(小松未可子)、もろは(田所あずさ)の3人は、いよいよ麒麟丸(細谷佳正)と正面対決となったが、そこでせつなが斬られ、息絶えてしまう。逆襲に転じたとわともろはだったが、麒麟丸の圧倒的な力に屈して倒れ込む。そこへとわとせつなの父・殺生丸(成田剣)が現れ、折れてしまった天生牙をとわに授ける。せつなを生き返らせるためには、この天生牙で死神を斬るしかない。とわは渾身の妖気を天生牙に込め、せつなにまとわりつく死神を一刀両断!倒れ込むとわと入れ替わるようにせつなが蘇り、周囲の妖怪たちを斬りはらう! そして、再び麒麟丸との戦いに臨むために、3人はあらためて鍛え直すことを誓っていく…。
『メガトン級ムサシ』は2021年10月から放送となったSFロボットアニメで、学園ドラマとバトルアクションを融合した物語。ゲームソフト制作会社・レベルファイブによるメディアミックス作品であり、アニメ版に続いてコンピューターゲームや玩具、コミックなどの展開が予定されている。アニメ版の制作はオー・エル・エム。総監督・シリーズ構成は、レベルファイブ代表取締役社長であり『イナズマイレブン』『妖怪ウォッチ』などを世に輩出した日野晃博が務めている。日々喧嘩に明け暮れる一大寺大和(増田俊樹)は、謎の少年・浅海輝(斉藤壮馬)に導かれ、喧嘩相手だった土方龍吾(武内駿輔)とともに謎の基地へと案内された。南沙也加(伊瀬茉莉也)と名乗る女性によると、地球は3年前に異星人・ドラクターの襲来を受けて壊滅状態となり、現在はドラクターの侵略下にあるという。生き残ったわずかな人類は、記憶を消された状態でシェルター内に設備された街で、偽りの平和生活を送っていたというのだ。そして、ムサシなる巨大ロボットに乗ってドラクターと戦うよう命じられた大和と龍吾。はじめは相手にしなかった大和だったが、家族を異星人に殺された記憶を呼び覚まされ、ドラクターと戦う覚悟を決める…!
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