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死んだ恋人の魂が別の若い男性の体に宿り、ヒロインに会いにくる奇蹟を描いた純愛ファンタジードラマ。『華の嵐』『牡丹と薔薇』などで知られる東海テレビ制作の、昼ドラの1作として2009年に放送された。大切な恋人・浩志を事故で亡くした主人公・直のもとに、死んだはずの浩志の魂が20歳の青年・健の体に宿って再び現れるさまを、美しいピアノ曲に乗せて幻想的に描く。直を高橋かおり、死んだ恋人・浩志を岡田浩暉が演じる。またブレイク前の窪田正孝が、浩志の魂が宿る青年・健を好演。そのほか火野正平、白石まるみらベテラン勢が脇を固める。大手レコード会社の宣伝部に勤務する手島直(高橋かおり)は、プロデューサーの堤浩志(岡田浩暉)と音楽ホールでぶつかり、書類を落としてにらまれてしまう。音楽は商品だといい切る直の手腕は、社長の柏木(火野正平)から高く評価されていたが、浩志は営利第一の仕事をする直にきつくあたる。しかし、直がゼノの弾くピアノ曲「青の月」に強くひかれたことをきっかけにふたりは恋に落ち、いっしょに新レコード会社を立ち上げる。クリスマスに開催する、正体不明のピアニスト・ゼノのコンサートが成功したら、結婚しようと約束し合う直と浩志。実は浩志こそがゼノ本人だったが、正体を明かさないまま彼は交通事故で死んでしまう。しかし、浩志の魂は20歳の林田健(窪田正孝)の身体に宿ってよみがえり…。
2008年10月から2009年3月まで放送された、テレビアニメ作品。原作は1998年から2006年まで「ビジネスジャンプ」で連載された、甲斐谷忍の漫画『ONE OUTS』。今作は、渡久地東亜が相手の精神やルールを逆手に取ることで勝利をもぎ取っていく野球アニメ。埼京彩珠リカオンズに21年在籍し、二度の三冠王を含む数々の輝かしいタイトルを手にしてきた児島弘道(磯部勉)。43歳になった今も、リカオンズの4番としてチームを引っ張っているが、未だに優勝経験がない。優勝するために決定的な何かが足りないと思い、その何かを探すために沖縄へと自主トレに行く。キャンプ10日目、バッティングピッチャーの中根(高木渉)が怪我をしてしまい、代わりのバッティングピッチャーを探すことに。なかなかバッティングピッチャーが見つからなかったが、ワンナウトという賭け野球のピッチャーをしている渡久地東亜(萩原聖人)と出会う。ワンナウトはピッチャーとバッターの1打席勝負で、打球がノーバウンドで外野に飛ぶ、もしくは四球ならばバッターの勝ち。それ以外は、ピッチャーの勝ちという米兵の間で流行っている賭け野球というものだった。中根は渡久地が負ける方に賭けるが、渡久地はスピードも球威もない球でバッターとの勝負に次々と勝っていく。多額の負け金を作ってしまい、不正を疑った中根は、渡久地との直接対決を申し出るが...。
社長のムチャブリで突然、子会社の社長に大抜擢されたOLを描くドタバタお仕事コメディ。笑いと涙を織り交ぜて、ヒロインの成長がハートフルに描かれる。NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』の主演を務めた高畑充希が、社長となって奮闘する主人公・高梨雛子をコミカルに演じる。雛子に無理難題を押しつけてばかりのヤリ手の親会社社長・浅海に松田翔太、雛子に反感を持つ部下・大牙に志尊淳がそれぞれ扮するほか、夏帆、優香、荒川良々、笠松将ら演技派が共演。スタートアップ企業「リレーション・ゲート」のカリスマ社長・浅海寛人(松田翔太)の秘書を務める高梨雛子(高畑充希)は、ボスのムチャブリに振り回されながら必死で働くうち、独身のまま30歳となっていた。クリスマスイブの晩もひとりでゲームとビールを楽しむ雛子を、親友の知美(夏帆)は心配する。その後、浅海から新規事業企画締切を全社員にリマインドするように指示が入り、雛子も数年前の企画書を慌てて手直しして提出する。翌日、突然新規事業発表会が開かれることとなり、準備に奔走する雛子。発表された新規事業は、彼女の提案したカジュアルレストラン進出だった。その会見の場で突然、雛子は浅海から新会社社長に任命されてしまう。野心家の部下・大牙涼(志尊淳)、総務の宮内(荒川良々)らとともに、雛子は老舗レストランを1か月でリニューアルすることとなるが…。
この瞬間を、この仲間たちと…。夢を目指して、駆け上がれ!バンダイナムコアーツ、バンダイナムコエンターテインメント、ディオメディア3社によるメディアミックス作品。アニメのほかスマートフォン向けゲーム、登場人物たちの声優を務めるキャスト陣が、実際にフットサルをおこなうイベントが連動して展開されている。アニメ版の制作はディオメディア。シリーズ構成は、平成仮面ライダーシリーズを多く手掛けた米村正二が務める。アメリカ育ちの主人公・大和晴(高良崚太)は、ある日見たフットサル日本代表選手・天王寺刻成(川島慶嗣)のプレイに魅了され、高校入学を前にフットサルをはじめた。そして入学式の日、登校途中で中学フットサル界の名手・榊星一郎(石森周斗)と運命的な出会いを果たす。ふたりは成り行きで不良たちとフットサルの試合をおこない、その後、恒陽学園高校のフットサル部へ入部していく。そこは元U-18日本代表である月丘柊依(吉原康平)がキャプテンを務める弱小クラブだったが、大和や榊の入部で頂点を目指すチームが築かれていく…!
転生したらまさかの悪役令嬢。王子と結ばれたらバッドエンドなの!?原作はRe:mimuの漫画であり、2020年から電子コミック配信サイト「ComicFesta」などで連載されている。アニメ版は「オンエア版」がテレビ放送および各種VODサイトにて配信のほか、電子コミック配信サイト「AnimeFesta」にてオトナ向けのプレミアム版も配信。『じみへんっ!!〜地味子を変えちゃう純異性交遊〜』を手掛けたstudio HōKIBOSHIが制作している。社畜OLの主人公(関根明良)は、あるとき過労で死亡。そして、大好きだった乙女ゲーム『星降る★恋のアストロラーベ』の世界へと転生した。喜び勇んで自分の姿を見ると、なんとヒロイン・クリス(渋谷彩乃)の恋敵である悪役令嬢・ディアナとなっていた!そこへディアナのもとに、イケメンキャラのシリウス王子(高塚智人)が迫ってくる。しかし、シリウス王子はヒロインであるクリスと結ばれなければならないため、ディアナである自分と恋仲になればバッドエンドのはず。焦るディアナは王子にあからさまな色仕掛けを実行するが、なんとシリウス王子がその誘いに乗ってきて…!
天然パーマの大学生がとにかくしゃべる、爽快ミステリー!『ミステリと言う勿れ』は、「月刊フラワーズ」にて連載中の同名漫画がドラマ化された作品。原作を手掛けたのは『7SEEDS』『BASARA』など数々の人気作の作者・田村由美で、主人公の大学生が事件ではなく、人と向き合い、謎も心も解きほぐしていく新感覚ミステリーだ。鋭い洞察力と推理力を持つ、変わり者の大学生・久能整(くのうととのう)が独自の理論をしゃべり続けて、いつの間にか事件を解決へ導いていく。ある朝、久能整(菅田将暉)は、訪ねてきた大隣署の刑事たちに同級生が殺された事件の容疑者として連行される。身に覚えのない久能は、警察にいわれたとおりに毎日取調室に足を運び、持ち前の推理力と独特な思考で、取り調べにきた新人刑事・風呂光聖子(伊藤沙莉)や池本優人(尾上松也)の悩みを解きほぐしていく。しかし、そんななか次々と久能が殺したことを示唆する物証が出てきて、ついに帰宅することを許されなくなってしまう。自分を殺人犯にしようとしている人物の見当がついた久能は、風呂光にあることを調べてほしいと依頼。すると、久能の読みどおりの結果となり、事件は急展開を迎えていく!
戦術人形たちの壮絶な銃器戦が、今はじまる…!原作は中華人民共和国のサンボーン開発によるスマートフォン用ストラテジーゲームで、「銃器」を擬人化させたキャラの戦いを描いている。アニメ版の制作は、『天地創造デザイン部』『WAVE!!〜サーフィンやっぺ!!〜』などを手掛けた旭プロダクション。シリーズ構成・脚本は、『サムライフラメンコ』などで知られる倉田英之が務めている。2045年に勃発した第三次世界大戦をひとつのきっかけとして、それまでの自律人形を戦闘に特化させた「戦術人形」が戦争を支配するようになっていた。そして、大手の軍事工業メーカーである鉄血工造によって開発された戦術人形たちが、突如として人類に反乱。民間の軍事会社・G&K(通称・グリフィン)に所属する戦術人形によるAR小隊は、反乱阻止の極秘任務を受けて戦地へと赴く。M4A1(戸松遥)をリーダーとし、M16A1(山根希美)、M4 SOPMOD II(田村ゆかり)、ST AR15(加藤英美里)の4名は、鉄血のエージェント(生天目仁美)と真っ向勝負に出ていくが…!
それぞれの夢を乗せ、新人声優たちの物語が今、はじまる…!原作はリベル・エンタテインメントによるスマートフォン向けアドベンチャーゲームで、声優を目指す16人の少女たちの姿を描いている。アニメ版は、『Re:ステージ! ドリームデイズ♪』を手掛けたゆめ太カンパニーとグラフィニカの共同制作。キャスト陣はスマホ用ゲーム版と同じ新人声優で固められており、キャラクターとリンクして成長していく新人声優たちにも注目が集まる。声優を目指してレッスンを続けてきた六石陽菜(内山悠里菜)は、いよいよ本格的に声優事務所へ所属して活動することになった。その事務所「AiRBLUE」に到着すると、まだ片づけも終わっていない状態。実績も経験もない新人声優ばかりを集めたその事務所には、陽菜のほか15人の新人声優が集まってきた。チーフマネージャーの五十鈴りお(洲崎綾)の案内のあと、顔合わせだけと聞かされていた初日に、いきなりレッスンコーチ・由良桐香(五十嵐裕美)による厳しい指導がはじまっていく…!
仕事大好きな残業女子と、ライフワークバランスが大事でいつも定時上がりの部長との、オフィスラブコメディ。民放の連続ドラマ初主演となる中村ゆりかが、社畜OLの主人公・真由美をキュートに演じる。定時上がりがモットーの堤司治部長を演じるのは、大人の色気あふれる竹財輝之助。仕事の考え方がまったく違うふたりの、もどかしくて胸キュンな恋が楽しくコミカルに描かれる。共演は小野莉奈、永田崇人、佐野岳、丸山智己。オリエントホープの営業部に勤務するOL・丸山真由美(中村ゆりか)は、仕事と人から頼られることが大好きで、ついつい残業ばかりしている社畜女子。チョコレートで元気をチャージしながら、仕事に邁進する充実した毎日を過ごしていた。一方、堤司治(竹財輝之助)は、その名のごとくいつも定時上がりの総務部長。ある日、諌山人事部長(丸山智己)に残業超過を叱られ強引に帰された真由美は、エレベーターで堤司と鉢合わせする。「君の仕事に対する姿勢は根本的に間違っている。社畜だ」と真由美を叱責する堤司だったが、彼はかつて営業部のエースで、真由美の教育係を務めていた。真由美はいっしょに残業していたころを思い起こし、なにが彼を変えたのかと訝しむ。翌日の新年会。堤司の隣に座った真由美は、酔っぱらって彼の働き方に難癖をつけ始める。激論を交わしたふたりは、その後なんと勢いで一夜をともにしてしまい…。
女の子に対する免疫がない男子高校生と、人気者の女子高生が、コスプレをとおして仲を深めていくラブコメアニメ。福田晋一の同名漫画を原作としており、『約束のネバーランド』などで知られるCloverWorksがアニメーションを制作した。代々雛人形を作っている家に生まれ、人形に顔を描く職人・頭師になるため修行を積んでいる高校生・五条新菜(石毛翔弥)は、周囲から浮いた存在だった。そんなある日、学校の被服室で人形が着る和服を作っている場面を、クラスメイトの喜多川海夢(直田姫奈)に見られてしまう。女性用の服を作っていることを引け目に感じていた新菜は、必死で隠そうとするが、海夢は目をキラキラさせていた。彼女は自他ともに認めるオタクであり、ゲームキャラクターのコスプレをしようと計画していたのだ。不器用で衣装を作れなかった海夢は、新菜に衣装制作を依頼する。海夢に流され、衣装を作ることになった新菜だったが、彼はアニメやゲームに触れたことがほとんどなかった。ふたりは衣装の研究のため、学校以外の場所でも会うようになっていく。そして新菜は仲よくなった海夢のために、衣装を作りはじめるのだった。
2018年7月から12月まで放送された、テレビアニメ作品。原作は2015年から2018年まで「月刊ヤングマガジン」で連載され、2018年から2020年まで「コミックDAYS」で連載された原作・萩原天晴、漫画・橋本智広、三好智樹、協力・福本伸行の漫画『中間管理録 トネガワ』。福本伸行の漫画『賭博黙示録カイジ』のスピンオフ作品。今作は帝愛グループの最高幹部のひとり・利根川幸雄が、会長である兵藤和尊の気まぐれな無理難題に対応しなければならない、中間管理職の苦難を描いたギャグ作品。利根川幸雄(森川智之)が、『賭博黙示録カイジ』の主人公・伊藤開司(萩原聖人)と出会う前の物語。貸した金の回収をする、帝愛グループの黒服たち。オフィスやタクシーの中など、場所を問わずに回収する。しかし帝愛グループが違法な利率で貸し付けていることにつけこみ、飄々とした態度で対応する工場の社長がいた。黒服たちは「出るとこ出る」という言葉にたじろぎ、回収できずにいた。そこへ利根川が現れ、「借金を踏み倒してやる」とまで豪語していた男のすべてを差し押さえるのだった。あるとき、利根川は帝愛グループの会長・兵藤和尊(津嘉山正種)に呼ばれる。会長室へ行くと、会長は4人の部下を四つん這いにさせ、その上で寝ていた。そして退屈しのぎに、「死のゲーム」を用意しろという。利根川の中間管理職としての苦難が今、始まる…。
海でたまたま出会った2人の少女・山川ひよりと海凪小春が「姉妹」となり、釣りを通して絆を深めていく物語。原作は2018年から「まんがタイムきららフォワード」で連載されている、うちのまいこによる同名漫画。山川ひより(久住琳)は、堤防でフライフィッシングをしていた。亡くなった父からはフライフィッシングしか教わっておらず、ほかの釣り方はできない。時間もちょうど良く、そろそろ帰る準備をしようとしたところ、ある少女が堤防に現れる。その少女は堤防で服を脱いで水着姿となり、海に飛び込もうとしている。ひよりはその少女をなんとか止めるのだった。その少女は、海にも釣りにもまったくなじみがないため、興味津々。ひよりは魚を釣るところが見たいという少女の頼みを聞き、竿を振る。そしてひよりはその期待に見事応え、メバルを釣りあげる。2人はその場でメバルを刺身で食すのだった。午後5時半を過ぎたころ、ひよりは今日海に来ていた理由をその少女に話した。実はひよりはその日の夜、母親の再婚相手とその娘に会う約束があり、落ち着かなくて海に来ていたというのだ。すると偶然にも、その少女もまったく同じ予定があるという。そしてその夜、ひよりが会った母親の再婚相手とその娘は、今日堤防で会った少女とその父親だったのだ。その少女・海凪小春(日岡なつみ)とひよりは、偶然の出会いを経て「姉妹」となり…。
坂井恵理による同名の人気漫画を、映画『勝手にふるえてろ』などで知られる大九明子監督が、山口紗弥加主演で実写ドラマ化。売れない中年女性漫画家と18歳年下の青年との切ないラブストーリー。『絶対正義』『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』などで快進撃を続ける演技派・山口紗弥加が、恋と仕事のセカンドチャンスに挑む主人公・綿貫忍を熱演。忍と恋に落ちる22歳の漫画アシスタント・橘千秋を、注目の若手俳優・板垣李光人が演じる。共演は宮崎吐夢、池内博之、酒井若菜、入山法子ほか。39歳の売れない漫画家・綿貫忍(山口紗弥加)は、杜殿津マリ(入山法子)の漫画アシスタントを辞め、夫の洋平(宮崎吐夢)と息子とともに東京を離れて地元に戻る。夫に嫌悪感を持つ彼女は、夜の誘いも断るようになっていた。引っ越し直後、12年前に描いた漫画が電子書籍でバカ売れしたことから再び忍にチャンスが訪れる。そんななかアシスタントに応募してきたのは、橘千秋(板垣李光人)という22歳の美しい青年だった。忍は彼をさっそく自宅に招くが、洋平の姿を見た千秋は顔をこわばらせる。その後、パソコンの使い方を至近距離で教える青年に忍はふいにときめきを覚えてしまう。忍たち家族とともに食卓についた千秋は、夫婦のなれそめや、この地がふたりの地元であることを聞き出し…。
東京湾に浮かぶ人工島・24区を舞台に、3人の若者が未来を託される…!『約束のネバーランド』『ホリミヤ』などを手掛けたCloverWorks制作のオリジナル作品であり、ニトロプラスのシナリオライター・下倉バイオがストーリー構成・脚本を担当する。主人公3人の声優には、榎木淳弥、内田雄馬、石川界人と若手の実力派が勢揃いし、声優ファンからも注目を集めている。下村亮介がプロデュースするエンディングテーマの歌唱も、この3人が担当。物語の舞台は、「東京24区」と呼ばれる東京湾に浮かぶ人工島。ここで育った蒼生シュウタ(榎木淳弥)、朱城ラン(内田雄馬)、翠堂コウキ(石川界人)は、1年前に起きたある事件がきっかけで疎遠になっていた。しかしこの日、その事件の1周年追悼ミサが催され、そこで3人は久々の再会を果たす。そのとき3人の携帯電話が同時に鳴り響いた。それは、あの事件で死んだはずの翠堂アスミ(石見舞菜香)からの電話だった。そこから3人は、新たな事件を回避すべく、それぞれが信じる方法で未来を守ろうと走っていく…!
転生して手に入れた最適紋章は、なぜか「失格紋」となっていた…!異世界ファンタジーアニメ『失格紋の最強賢者』は、世界最強の魔法使いと呼ばれた賢者が、転生したはるか未来で経験する新たな戦いのストーリーだ。原作は進行諸島によるライトノベルであり、小説投稿サイト「小説家になろう」で連載され、その後「GAノベル」にて書籍化されている。アニメ版の制作はJ.C.STAFFで、『仮面ライダーセイバー』を手掛けた内田裕基がシリーズ構成を務める。最強の魔法使い・賢者ガイアス(小野大輔)は、自身の魔法力に限界を感じ、転生によって新たな身体を得ようと考えた。そして数千年後、ガイアスの魂はマティアス=ヒルデスハイマー(玉城仁菜)に転生し、戦闘に最適な「第四紋」を手に入れた。しかし、はるか未来のその世界では、第四紋は「失格紋」となっていた。それでもマティアスは挫けることなく、12歳になったところで魔法学園に入学しようと王都へやってきた。そこで出会ったルリイ=アーベントロート(鈴代紗弓)やアルマ=レプシウス(白石晴香)とともに、マティアスは新たな魔法戦闘の道を歩んでいく!
無敵のヒーローを倒す! ……これって簡単なお仕事!?悪の組織のなかで、ヒーローを倒すための怪人を日々開発していく様子がコメディタッチで描かれる。原作は水崎弘明の漫画であり、2019年から「COMIC メテオ」で連載されている。アニメ版の制作はQuadで、シリーズ構成は高山カツヒコ。作中に全国各地に実在するローカルヒーローが登場したり、各話のナレーションを往年の特撮俳優が担当したりと、特撮ファンも大注目の要素が満載!世界征服を企む悪の組織は全国に多く存在する。しかし、そのいずれもが各地に存在するご当地ヒーローによって鎮圧されているのが現状だ。秘密結社アガスティアも同じく、剣神ブレイダー(寺島拓篤)というヒーローに日々悩まされていた。そんなアガスティアの怪人開発部に所属する黒井津燈香(前田佳織里)は、上司の佐田巻博士(梅原裕一郎)の怠慢によって、やっつけの企画書でプレゼンをしなくてはならなくなった。会議で企画書を通し、然るべき予算をもらってこそいい怪人を生み出せる。そんな世知辛い怪人開発部の実情が、今日も燈香を苦しめていく…!
これが交番女子の日常!? リアルかつ笑える警察コメディの決定版!原作は泰三子の漫画で、2017年から「モーニング」にて連載されている。警察用語で「ハコ」と呼ばれる交番で勤務する新人女性警察官を主人公とした日常ストーリーで、実際に警察官経験のある作者・泰三子の経験をもとにコメディタッチで描かれる。アニメ版の制作はマッドハウス。『アニメ店長』の企画で名高い金月龍之介が、シリーズ構成を務めている。町山交番に勤務している新人女性警察官・川合麻依(若山詩音)は、「辞表」を手にしていた。もともと大きな志はなく、安定を求めて公務員試験を受けまくった結果、警察官しか受からなかったという志望動機だけに、想像以上の激務と市民からの嫌われ具合に嫌気がさしていたのだ。そんな麻依の指導員として、刑事課から藤聖子(石川由依)というエリート警察官がやってきた。ただこの藤、後輩へのパワハラが原因で左遷されてきたという。ビビりながらも早速、藤とともにパトロールに出た麻依は、道中で自転車とぶつかって転んだひとりの男に声をかける。しかし、藤はその男の異変に素早く気づき、交番へと連れていく。その男、実は連続窃盗犯だったのだ…!
ドラマデビュー10周年を迎える黒木華主演ドラマ。2022年フジテレビ放送。ニュースサイトの編集部員となった個性的なヒロインを通して、新時代での人の絆を描く、極上お仕事エンターテイメント。『凪のお暇』『イチケイのカラス』などで人気を博した演技派・黒木華が、人の心や空気を読むことが苦手ながら、洞察力に優れ、真実に突き進む強さを持つ瀬古凛々子を魅力的に演じる。溝端淳平、野村周平、野間口徹、石井杏奈、寛 一 郎ら実力派が共演。「クスノキ出版」経理部に勤務する瀬古凛々子(黒木華)は、厳しい経費チェックをすることから「地獄の番犬・ケルベロス」と呼ばれ、恐れられていた。彼女の鋭い洞察力と矛盾を見抜く能力、真実への探求心を高く評価する執行役員・仁和正樹(安藤政信)は、ニュースサイト「カンフルNEWS」の立て直しを命じる。早速出社した凛々子だったが、社内にいたのは頼りない編集長・山田礼二(生瀬勝久)と新人の一本真琴(石井杏奈)だけ。リモートワークの名目でさぼっていた、凛々子の同期でやる気皆無の根津道春(溝端淳平)、女にモテるが中身の薄い男・下馬蹴人(野村周平)、元エース記者の糀谷静司(野間口徹)の3人を凛々子は見つけ出し、強引に出社させる。他社ニュースをコピペしただけのコタツ記事ばかり書いてきた編集部で、凛々子は「ゴシップで攻めて、月間5,000万PVを稼ぐ」と宣言するが…。
5人の男に対して女性は50億!? 近未来エロティックサスペンスがここに幕を開ける!当初は2021年10月開始予定だったが、表現の精査を理由に放送が延期されていた作品である。5年間のコールドスリープから、「99.9%の男性が死滅した世界」で目覚めた主人公の物語。原作・LINK、作画・宵野コタローによる漫画版は、2016年から「少年ジャンプ+」で連載されている。アニメ版の制作はStudio五組×AXsiZ。監督は『最果てのパラディン』などで知られる、信田ユウが務める。舞台は西暦2040年の東京。「細胞硬化症」という難病にかかった水原怜人(市川太一)は、その治療のためコールドスリープすることとなった。そして5年後、怜人が目覚めた世界では、「MKウイルス」によってなんと男性の99.9%が死滅していたのだ。怜人の専属担当官なる周防美来(白石晴香)の話によると、細胞硬化症の治療を受けた男にはMKウイルスの免疫があり、現在では貴重な存在だとのこと。そして怜人は「ナンバーズ」と呼ばれ、隔離された施設のなかで「メイティング(子作り)」を要請されていく…!
今作はアーノルド・シュワルツェネッガーが主演を務めた、スパイアクション映画だ。『ターミネーター』でタッグを組んだ、ジェームズ・キャメロンが監督を務めており、スパイ映画の枠を超えた大迫力の超大作映画となっている。ヒロインを演じたのは、『マイ・ガール』シリーズで一躍有名になったジェイミー・リー・カーティス。シュワルツェネッガー演じる夫との仲に悩む女性を演じ、アクションシーンにも挑戦している。セールスマンのハリー(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、誰が見ても平凡な男だが、その正体は秘密組織に属するスパイだった。自身の正体は家族にすら明かしておらず、秘密を知る者はほとんどいない。そんなハリーの正体を知らない妻・ヘレン(ジェイミー・リー・カーティス)は、別の男と会う約束をしていた。妻の浮気を疑ったハリーは、スパイの技術を使い、正体を隠してヘレンを誘拐する。そして、ヘレンが「平凡な日常」に対して不満を感じていることを知るのだった。ハリーは刺激的なサプライズを用意し、ヘレンを満足させようとするが、敵組織が乗りこんできてしまい…。
今作は『エイリアン』シリーズなどで知られるリドリー・スコット監督が手掛けた、伝説的なSF映画である。サイバーパンクと呼ばれるジャンルを確立し、後世の作品に大きな影響を与えた。また、さまざまなバージョンが存在していることでも有名な作品で、ストーリーに大きな違いはないが、バージョンによって異なる解釈ができるよう工夫されている。もっとも新しいバージョンはリドリー・スコットが携わった「ファイナル・カット」で、日本では劇場公開もおこなわれた。人間とほとんど見分けがつかないロボット・レプリカントが実用化された近未来。レプリカントの多くは宇宙で労働させられていたが、反乱を起こし、人間から嫌われる存在となってしまう。その結果、警察は地球に戻ってきたレプリカントを取り締まるため、「ブレードランナー」なる役職を作り出す。そんななか地球に潜伏したレプリカントを探すため、元ブレードランナーのデッカード(ハリソン・フォード)が招集される。レプリカントと人間を見分けることに長けたデッカードは、捜査の過程で、自分を人間だと思いこんでいたレプリカント・レーチェル(ショーン・ヤング)に好意を抱いてしまうのだった。
クエンティン・タランティーノの監督デビュー作。低予算で作られたインディペンデント映画ではあるが、時系列を入れ替えた複雑なシナリオが話題となり、タランティーノを一躍有名監督にした。不条理な展開や、アジア映画の影響を強く受けた演出など、タランティーノの独特な作風は今作の時点ですでに完成されている。ハーベイ・カイテルやティム・ロスなど、タランティーノ映画常連俳優たちの演技にも注目したい。とあるレストランで朝食を食べている8人の男たちがいた。彼らは宝石強盗を計画し、お互いをコードネームで呼び合う犯罪グループで、その足でターゲットの宝石店へと向かう。しかし、現場にはすでに警官が張りこんでおり、計画は失敗に終わってしまうのだった。なんとか逃げることができたミスター・ホワイト(ハーベイ・カイテル)と、銃撃を受けたミスター・オレンジ(ティム・ロス)は、集合場所に到着する。しかし、その直後に集合場所へとやってきたミスター・ピンク(スティーヴ・ブシェミ)が、内部に警察とつながる裏切り者がいると主張。お互いを信じることができなくなった男たちは、裏切り者を見つけようと躍起になるのだった。
『十二人の怒れる男』は、とある殺人事件の判決をめぐって、12人の陪審員が話し合う法廷ドラマだ。ほぼすべてのシーンがひとつの部屋の中で撮影された、動きの少ない作品だが、現在も法廷ドラマの傑作として親しまれている。主演を務めたのは、西部劇で幾度となく主演を務めてきたヘンリー・フォンダ。今作では正義感の強い8番陪審員を演じ、自然体な演技が高く評価された。殺人を犯した少年の判決を出すため、12人の陪審員が集められた。少年は父親を殺害しており、もし有罪になった場合には死刑になることが決まっている。証拠がそろっているため、11人の陪審員が有罪を主張するが、8番陪審員(ヘンリー・フォンダ)のみ無罪に手を挙げた。陪審員裁判では全員一致の答えが出ない場合は、話し合いをしなければならず、有罪に手を挙げた11人は8番と議論を交わす。8番は証拠に穴があると主張し、無罪の流れは11人の陪審員たちの中にも広がっていく。果たして少年は本当に有罪なのか。さまざまな疑惑が生じる話し合いの中で、12人の男たちが出した結論とは。
今作はハリウッド映画の最前線で活躍しているタイカ・ワイティティと、ジェマイン・クレメントが手掛けた、シュールなコメディ映画である。ニュージーランドに住むヴァンパイアたちの日常を描いた、モキュメンタリーであり、ワイティティの独特なセンスが惜しみなく発揮された。ウェリントンに住むヴァンパイアたちのシェアハウスに、十字架をつけた人間たちが訪れる。彼らはヴァンパイアの生活に密着し、ドキュメンタリーを制作しようとしていた。ヴァンパイアの1日は夜からはじまる。彼らは太陽の光が弱点のため、昼間は基本的に棺桶の中で寝ているのだ。カメラは目覚まし時計に起こされた、ヴァンパイアのヴィアゴ(タイカ・ワイティティ)をとらえる。ヴィアゴは太陽が沈んでいることを確認し、同居人たちを起こす。カメラもその様子を追っていき、同居人のヴァンパイアたちを紹介されるが、誰ひとりとして起きてくる者はいなかった。そして、ヴァンパイアたちの奇妙な1日がはじまるのだが…。
フジテレビ開局50周年記念ドラマ。山崎豊子のベストセラー小説を原作に、終戦後に長いシベリア抑留から帰国した男がビジネスという戦場で新たな戦いに挑む姿を描く。海外ロケもふんだんに盛り込まれた、見応えある作品だ。主人公の壹岐正を演じる唐沢寿明をはじめ、原田芳雄、小雪、天海祐希、竹野内豊、岸部一徳、和久井映見、多部未華子、柳葉敏郎ら豪華キャストが出演。第二次世界大戦の終戦を迎えた日本。大本営の参謀として作戦を立案してきた壹岐正(唐沢寿明)は、終戦を受け入れずにいた関東軍に停戦命令書を渡すために満州へと向かう。しかし彼は、幕僚の谷川(橋爪功)らとともにソ連軍に囚われ、戦犯としてソ連の軍事裁判にかけられた末に、シベリアでの強制労働25年の刑を宣告される。多くの日本人が死んでいく生き地獄の中で、11年もの間耐え抜き、壹岐は昭和31年に日本に帰国。妻・佳子(和久井映見)と娘の直子(多部未華子)、息子の誠(高橋平)と暮らし始める。自身の体の回復と、部下たちの就職の世話に専念する壹岐のもとに、防衛庁空将補の親友・川又伊佐雄(柳葉敏郎)が訪れ、防衛庁に勤めるように誘う。しかし壹岐は、大勢の人々を死なせてしまった自分に、国防に関わる資格はないといって断るのだった。何度も誘われていた近畿商事への就職を決心した壹岐は、社長の大門一三(原田芳雄)のもとで第2の人生を歩み始めるが…。
五感を駆使して連続殺人犯を追う、韓流サスペンス・スリラー!韓国の映画専門テレビチャンネル「オリオン・シネマ・ネットワーク」が、2020年に自社制作した韓国ドラマ。連続殺人犯に婚約者を殺害された天才プロファイラーが、驚異的な記憶力を持つ女性警察官とともに、犯人を追い詰める! カリスマ俳優チャン・ヒョクの主演作。数々の未解決事件を、プロファイリングで解決に導いてきた天才プロファイラー・オ・ヒョンジェ(チャン・ヒョク)。そんな彼はある日、連続殺人犯によって最愛の婚約者を殺害されてしまう。しかし犯人が死亡したことにより、捜査は打ち切り。後悔だけが残されたヒョンジェは、表舞台から姿を消し、隠遁生活を送るようになる。その5年後、広域捜査隊のチーム長・ファン・ハヨン(チン・ソヨン)は、新たな連続殺人事件に直面していた。しかもその事件の手口は、かつてヒョンジェの婚約者が殺害された事件と同一のもの。もしかしたら犯人は死亡していなかったのではないかと、ハヨンは考える。そこでハヨンは隠遁していたヒョンジェに、とある部下を引き合わせる。その部下とは、一度見た情景を瞬時に記憶するピクチャリング能力を持った女性警察官・チャ・スヨン(チェ・スヨン)であった。こうしてタッグを組んだヒョンジェとスヨンは、殺人現場に残された手がかりをもとに、連続殺人犯を追跡していくことになる。
『スパイダーマン:スパイダーバース』の革新的アニメーションで世界の度肝を抜き、アカデミー賞長編アニメーション部門で賞を獲得したソニー・ピクチャーズ アニメーション。そんな彼らの新作がNetflix独占配信で登場した。それこそが『ミッチェル家とマシンの反乱』である。縦横無尽なアニメーションに、家族の絆を描いたストーリーはSNSで話題沸騰。『スパイダーマン:スパイダーバース』のフィル・ロード&クリス・ミラーも製作に関わっている、必見のアニメーション映画だ。ミッチェル家は変わり者ばかり。そう自認する長女のケイティ(アビ・ジェイコブソン)は、映画監督を目指し、ショートフィルムをSNSに投稿する少女。そんな彼女はサバイバルと自然を愛する父リック(ダニー・マクブライド)と会話が噛み合わなくなり、距離が開くのを感じていた。そんなある日、ケイティは夢であるカリフォルニアの映画学校への入学が決まる。これで父と離れられる。そう安心したのも束の間。カリフォルニア行きのチケットをリックによって勝手にキャンセルさせられる。そしてケイティにこう告げるのだった。「大学まで家族とドライブ旅行だ」と。こうして不本意ながら家族旅行を開始するケイティだが、道中でマシンの反乱に巻き込まれることになる。
あこがれの魔導師を目指して成長する、少女たちの物語――。テレビアニメ『魔法少女リリカルなのは』シリーズの第3作。かつて時空管理局の魔導師に救われた少女が、今度は自分が立派な魔導師になることを目指して、仲間たちとともに切磋琢磨する!今から4年前、まだ小さな少女だったスバル・ナカジマ(斎藤千和)は、空港の火災事故に巻き込まれたことがある。家族とはぐれて逃げ遅れた彼女は、燃えさかるエントランスホールにひとり取り残されていた。そんな彼女を救助したのは、時空管理局の若き魔導師・高町なのは(田村ゆかり)。魔法を駆使して縦横無尽に空を駆けるなのはに、スバルはあこがれの気持ちを抱くのだった。それから月日が流れ、スバルは自身も人々を救う魔導師になるため、時空管理局の訓練校に入学していた。そこで魔法と格闘技を学んだスバルは、相棒のティアナ・ランスター(中原麻衣)とともに、魔導師ランクの昇格試験に挑戦。息ぴったりのコンビネーションで、見事試験を通過することになる。そうしてスバルとティアナは、あこがれのなのはが出向する新設部隊「機動六課」への配属が決まる。その機動六課では、エリオ・モンディアル(井上麻里奈)、キャロ・ル・ルシエ(高橋美佳子)とともに、新人フォワードとして任務に就くことになる。その一方、市街地では機械兵器が不穏な動きを見せるのだった…。
何をやらせても冴えない少年のび太の前に現れたのは、22世紀から来たのび太の孫の孫セワシと、ネコ型ロボット・ドラえもんだった。のび太の悲惨な未来を変えるため、お世話係として連れて来られたドラえもんだったが、乗り気じゃない。そこでセワシはドラえもんに<成し遂げプログラム>をセットして、のび太を幸せにしない限り、22世紀に帰れなくしてしまう。果たして、のび太は幸せになり、ドラえもんは22世紀に戻れるのか…?(C)2014「STAND BY MEドラえもん」製作委員会
今作は韓国映画界の最前線で活躍している、4人の俳優が手掛けた4つのショートストーリーで構成されている作品だ。4人それぞれが独自のアプローチで撮影しており、ストーリーや作風も大きく異なるため、4つのエピソードを比較する楽しさもある。とある小学校にて、学級委員長を決めるクラス内選挙がおこなわれる。立候補したのは男女それぞれのリーダー的な存在である、ユ・ジャンウォン(カン・ジソク)とチュ・ソニョン(パク・ヒョウン)、そしてクラスから仲間はずれにされているチョン・イノ(キム・ダムホ)だった。クラスの生徒たちはジャンウォン派とソニョン派で分かれるが、イノを応援する者は誰もいない。そればかりか、なぜいじめられっ子のイノが立候補したのか、クラス全員が不思議に思っていた。そんな疑問が解決しないまま、ついに投票日がやってくる。全員が候補者の名前を書き、開票が始まるが、意外にもイノに投票する生徒もいた。実はイノが立候補した裏には、小学生とは思えないほど緻密な計画があって…。
今作は人種や性別、民族差別など、現代社会のさまざまな問題点を取り入れた政治ドラマだ。オーストラリア先住民の女性を主人公に、白人と男性が支配している政治情勢に切りこんでいくストーリーが展開する。主演に抜擢されたのは、アボリジニの血を引くデボラ・メイルマン。彼女はいくつもの演技賞を受賞している、オーストラリアを代表する女優であり、今作では偏見や差別に悩む議員を熱演している。オーストラリアに田舎町で、男が銃を乱射する事件が発生。たまたま近くにいた先住民の女性・アレックス(デボラ・メイルマン)は、銃を持った男を説得しようとするが、なにかを悟った男はそのまま自殺してしまう。この事件を機に、アレックスはメディアから注目され、ヒーローのような報道をされる。しかし、当のアレックスは事件がトラウマになっており、メディアの取材に応じることはなかった。そんななか首相のアンダーン(レイチェル・グリフィス)は、アレックスを上院議員に抜擢しようとするのだが…。
『バック・トゥ・ライフ』は長年刑務所に入っていた女性が、社会復帰する過程をコミカルに描いた作品である。イギリスでの放送以降、各所で高い評価を受けており、悲しい雰囲気の中にシュールな笑いを織り交ぜた作風が特徴だ。主演を務めたのは、脚本と製作総指揮も兼任しているデイジー・ハガード。劇中では浮世離れした女性を演じている。また、『PAN ネバーランド、夢のはじまり』に出演したアディール・アクタルや、大女優のジェラルディン・ジェームズなど、個性的なキャストが集結した。刑期を終え、故郷へと戻ってきたミリ(デイジー・ハガード)は普通の生活に戻ろうとするが、簡単に過去の罪を許してくれるほど世間は甘くない。悪いうわさがすぐに広まり、就職することもできず、家に落書きされるなどの嫌がらせを受けてしまう。ミリは過去に関係を持っていたドム(ジェイミー・ミッチー)に会おうとするが、彼には妻子がいて、ミリのことなど忘れてしまっていた。さらには両親にも必要以上に警戒されるなど、徐々に居場所がなくなっていく。
大人気推理小説『ミレニアム』シリーズの第1作目を実写化した作品。デヴィッド・フィンチャーが監督を務めており、スタイリッシュかつダークな世界観が話題となった。シンプルなミステリー映画とは異なり、アクションやゴア描写など、人を選ぶ要素がある作品となっている。主人公を演じたのは、『007』シリーズでジェームズ・ボンドを演じていた、ダニエル・クレイグ。今作では落ち目の記者を演じており、ボンドほど華やかな役ではないが、哀愁漂う姿が作品の世界観にマッチしている。裁判に負け、多額の賠償金を支払うことになった記者・ミカエル(ダニエル・クレイグ)は、大富豪のヘンリック(クリストファー・プラマー)から人探しの依頼を受ける。ヘンリックは成功報酬として、ミカエルの名誉を挽回できる「証拠」を提示した。ミカエルが探すのは、40年前に失踪した少女・ハリエット(モア・ガーペンダル)。ほとんど証拠が残っておらず、ヘンリックの家族も非協力的で、調査は難航を極める。ひとりでは解決できないと悟ったミカエルは、天才ハッカーのリスベット(ルーニー・マーラ)と協力することになるのだが…。
『プレデター』シリーズの第4作目。今作ではファミリー層ではなく、ティーン世代に向けた作品となっており、前作よりもグロテスク描写が強化されている。ストーリーは前作『プレデターズ』よりも前の時間軸となっていて、過去作とのつながりは、これまでよりも薄くなった。しかし、プレデターの生態や思想を過去作以上に深く描いた作品でもあるため、シリーズの知識を持っていると、より楽しめる作品である。宇宙にて、何者かが乗った宇宙船が撃墜され、地球に落下する。ちょうどそのころ、メキシコで任務にあたっていたクイン(ボイド・ホルブルック)が、墜落した宇宙船を発見。機体の中からヘルメットを回収し、アメリカに住む家族のもとへと送ってしまう。クインは宇宙船の墜落事件を政府に報告するが、乗っていたプレデター(ブライアン・プリンス)の存在を広めたくない政府は聞く耳を持たなかった。そればかりか、クインは任務に参加していた仲間を殺害した罪で投獄されてしまう。一方、地球に不時着したプレデターは、クインが回収したヘルメットの所在を突き止めてしまい…。
今作はストップモーション・アニメを多く制作している、ライカが手掛けた長編アニメ映画だ。日本を舞台にしたストーリーが展開し、西洋のファンタジーと融合したような独特の世界観が特徴である。ライカが制作したほかのストップモーション・アニメと同じように、今作も手作業による撮影がおこなわれた。人形を動かしているとは思えないほど、滑らかに動きまわるライカならではのアニメーションは必見といえる。隻眼の少年・クボ(アート・パーキンソン)は、母・サリアツ(シャーリーズ・セロン)と洞窟の中で暮らしていた。クボには母から受け継がれた不思議な力があり、三味線を弾くことで物体を自由自在に操ることができ、その能力を使って日銭を稼いで暮らしている。そんなある日、クボの能力を狙う月の帝(レイフ・ファインズ)が、暗殺者・闇の姉妹(ルーニー・マーラ)を解き放つ。クボはサリアツの命がけの行動によって、闇の姉妹から逃げ切ることができたが、遠く離れた雪の国へと飛ばされてしまう。そして月の帝を倒すため、伝説の侍が探し求めた武具を集めることになるのだが…。
「週刊少年ジャンプ」で連載されていた、大人気漫画『暗殺教室』の実写化作品。作品の顔ともいえる謎の生物・殺せんせーは、3DCGで再現されており、原作と同じような「ヌルヌル」とした動きが実現している。誰もが知る名門校「椚ヶ丘中学校」には、落ちこぼれたちが集まる3年E組が存在していた。このクラスに落ちた生徒は、校舎から離れた山奥にある旧校舎に隔離され、周囲の生徒から蔑まれて生活しなくてはならない。そんな3年E組に、月を破壊し、約1年後に地球も破壊すると宣言した謎の生物・殺せんせー(二宮和也)がやってくる。彼はなぜか3年E組の担任となり、地球を破壊するまでクラスの面倒を見ることを決め、日本政府もその条件に同意するのだった。しかし、防衛省も黙ってはいない。3年E組の生徒全員に武器を配り、1年以内に殺せんせーを暗殺するよう依頼する。多額の成功報酬をもらうため、3年E組の生徒たちは暗殺技術を磨いていくのだった。
今作はビリー・ワイルダーが手掛けた、名作コメディ映画である。上司に媚を売るため、自分の住む部屋をホテル代わりに貸しているサラリーマンをコミカルに描く。今作はビリー・ワイルダーにアカデミー賞監督賞をもたらした作品であり、同時に作品賞にも輝いている。主演を務めたのは、60年代のアメリカ映画で活躍したジャック・レモン。コメディ映画に多く出演した俳優だが、今作では悩みを抱える繊細な主人公を演じており、その演技力が高く評価された。仕事人間のバド(ジャック・レモン)は、上司のシェルドレイク(フレッド・マクマレイ)に気に入られるため、自分の部屋を貸していた。シェルドレイクはさまざまな女性と会う場所として、バドのアパートを使っており、今日もまた部屋の鍵を借りる。そんな努力が実を結び、ついに昇進したバドは、調子に乗ってエレベーターガールのフラン(シャーリー・マクレーン)をデートに誘う。しかし、フランはデートの約束を無視し、バドのアパートでシェルドレイクと密会していた。
日本の小説家・遠藤周作の代表作を、『タクシードライバー』などで知られるマーティン・スコセッシが実写化した作品。キリスト教が厳しく取り締まられていた、江戸時代初期の日本を舞台に、信仰の本質を描いていく。主演に抜擢されたのは、『アメイジング・スパイダーマン』に出演したアンドリュー・ガーフィールド。今作では日本にやってきた外国人神父を演じており、日本人俳優とも共演した。そのほかにも、『スター・ウォーズ』シリーズに出演したリーアム・ニーソンや、アダム・ドライヴァーが出演している。キリスト教が禁じられている日本に上陸した宣教師・フェレイラ(リーアム・ニーソン)が、拷問に屈し、棄教してしまう。しかし弟子のロドリゴ(アンドリュー・ガーフィールド)は、師の棄教が信じ切れず、ガルペ(アダム・ドライヴァー)とともに日本へと向かう。キリシタンの日本人・キチジロー(窪塚洋介)の案内もあり、日本に上陸したロドリゴたちだったが、そこはキリシタンを迫害している恐ろしい国だった。
『バイス』などで知られる、アダム・マッケイ監督が手掛けたブラックコメディ。巨大な彗星が地球に衝突することが判明し、人類滅亡が確実視される中で起きた、人類の反応や行動をコミカルに描いている。今作はキャストが豪華なことでも話題となり、主演のレオナルド・ディカプリオやジェニファー・ローレンスをはじめ、大物俳優たちが数多く出演した。特にメリル・ストリープ演じる利益最優先の大統領は必見で、皮肉にすら感じられる演技を披露している。大学院生のケイト(ジェニファー・ローレンス)は、宇宙の彼方に巨大な彗星が存在していることを発見する。大喜びして教授のランドール(レオナルド・ディカプリオ)に報告するが、彗星の軌道を計算したところ、地球に衝突することが判明。ふたりは慌ててNASAに連絡し、大統領に直接伝える役目を与えられる。ケイトたちの話を聞いた大統領(メリル・ストリープ)は、選挙のために静観を決め、すぐに対処しなかった。事態を重く見ているランドールはニュース番組に出演し、大統領の反応を暴露するが、まともに取り合ってくれない。そればかりか、真剣に話をするケイトがSNS上で誹謗中傷を受けてしまう。人類に残された時間は約半年。ふたりはあらゆる手段を使い、人類滅亡を回避しようとするが…。
山﨑賢人主演のミステリードラマ。愛を否定するクズ男のナンバーワンホストが、謎の女にキスされるたびにタイムリープするさまをスリリングに描く。主人公・堂島旺太郎を演じる山﨑賢人をはじめ、謎の女を演じる門脇麦、財閥令嬢役の新木優子、その兄役の新田真剣佑ら豪華若手俳優が勢揃いしている。謎のミュージシャン役で友情出演している菅田将暉も必見だ。そのほかにも、佐野勇斗、宮沢氷魚、堀田茜ら注目の若手に加え、光石研、奥貫薫、岡田義徳らベテラン勢もドラマを盛り上げる。歌舞伎町のホストクラブ「ナルキッソス」のナンバーワンホスト・エイトこと堂島旺太郎(山﨑賢人)は、女を弄び金を搾り取るクズ男。幼いころに父の旺(光石研)が船長を務めるクルーズ船で事故に遭い弟を失った彼は、愛から目を背けるようになっていた。クリスマスイブの夜、旺太郎は同僚ホストの和馬(志尊淳)から、店にホテル王・並樹グループの令嬢・美尊(新木優子)が来ていることを知らされる。彼女をターゲットに決め、意気込む彼だったが、男子トイレで突然現れた謎の女(門脇麦)に強引にキスされ、苦しみながら死んでしまう。ところが、死んだはずの旺太郎は見覚えのある1週間前の光景のなかにタイムリープしていた。すべて夢だったと思い込んだ彼は、以前と違う方法で美尊に接近しようとする。しかしまたもやあの女が現れ、旺太郎はキスで再び殺されてしまい…。
韓国のケーブル局・OCNで2019年に放送されたドラマ。主演ドラマ『ミセン-未生-』で俳優としての実力を高く評価されたイム・シワンの、除隊後初めての復帰作である。大ヒットドラマ『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』の死神役で一躍大人気となったイ・ドンウクとのW主演ということで、大きな話題を呼んだ。韓国のWeb漫画サイトで連載当初から大きな反響を呼び、累計8億回のアクセス数を達成した同名のWeb漫画が原作となっている。小説家を夢見ている青年・ジョンウ(イム・シワン)は、大学時代の先輩が起業した会社で働かせてもらうことになり、ソウルに上京してきたばかり。まだ蓄えもないジョンウは生活費を切り詰めるため、家賃の安い宿を探し歩いた。たどり着いたのは「エデン考試院(コシウォン)」という、学生の宿泊施設。数ある考試院の中でも、かなり格安な家賃に惹かれ、ジョンウが訪ねていくと、大家のボクスン(イ・ジョンウン)が愛想よく出迎えてくれた。一見親切だが、どこかぶしつけで図々しいボクスンの態度に戸惑いながらも、ジョンウは案内された空き部屋に入る。前の住人が自殺した事故物件だというその部屋は、光がほとんど入らず、壁は汚れ、ホコリまみれの布団はカビ臭く、異臭が漂っている。ジョンウはがく然とするが、背に腹はかえられない。しばらくの間だけだと、ジョンウはその部屋を借りることに決めるのだが、怪しいのはその部屋だけではなかったのだ…。
フジテレビで2015年に放送された、医療サスペンスドラマ。小説家として多くの話題作を発表してきた、現役の医師・久坂部羊の小説『無痛』をもとに描かれた作品である。犯罪の兆候を見抜く能力を持つ主人公を演じるのは、西島秀俊。ドラマ『MOZU』シリーズなどの刑事役で見せた厳しい顔つきとは異なる雰囲気で、天才的な能力に悩む主人公の心情をリアルに表現している。痛みをまったく感じないという、無痛症の患者に扮した若手俳優・中村蒼のミステリアスな演技にも目を奪われる。小さな診療所を営む為頼英介(西島秀俊)は自分の持つ、ある特殊な能力に悩まされていた。彼は人の外見を眺めただけで、その人の体に潜む病気や、犯罪の兆候(犯因症)までもが見えてしまうのだ。ある日、義理の姉であり、英介の診療所で看護師として働いている和枝(浅田美代子)を送り、町を歩いていた英介は、ふとすれ違った男(小久保寿人)の顔に犯因症を見てしまった。男が和枝と同じ方角へ歩いて行くのを見ながら、嫌な予感がした英介は警察に通報し、男が向かった方へと走った。英介が予知したとおり男は突如暴れ出し、和枝や周囲の人々を傷つけ始める。英介はすぐさま、傷ついた人々の手当てにあたり、現場にいち早く駆けつけた早瀬刑事(伊藤淳史)が男を取り押さえた。その後、事件の聞きこみを始めた早瀬は、英介の通報があまりにも早すぎたことに疑問を感じ…。
2011年、フジテレビで放送されたヒューマンドラマ。ドラマ『東京ラブストーリー』の脚本家として一躍脚光を浴びた、坂元裕二のオリジナル作品である。今作も彼が脚本を手がけたドラマ『Mother』と同じように、社会問題に深く切り込んだストーリーが話題となった。殺人事件の被害者家族と加害者家族の交流という難しいテーマに挑んでおり、主演の永山瑛太、ヒロインの満島ひかり、犯罪者に扮した風間俊介らの高い表現力が光っている。1996年夏、小学生の女の子が静かな山間の湖で遺体となって発見されるという事件が起きた。女の子の名前は亜季(信太真妃)。当時中学生だった亜季の兄・深見洋貴(永山瑛太)は、共働きの両親から妹の世話をたのまれていたにもかかわらず、友人と遊ぶために亜季をひとり、家に置き去りにしたのだった。その間に少年Aに連れ去られ、湖で殺されてしまった亜季。深い悲しみのどん底につき落とされた深見家の家族の心の傷は、15年後も癒えぬままだった。洋貴は父・達彦(柄本明)が細々と営む釣り船屋を手伝いながら、父とふたり暮らしをしていたが、ある日達彦が急に倒れてしまう。達彦が以前から胃がんで苦しんでいたことを知らされ、ショックを受けて帰宅した洋貴は、自宅前の湖の前に立ち尽くす若い女性(満島ひかり)の姿を発見する。思いつめたようなその女性の様子から、洋貴はただならぬ気配を感じるのだった…。
嘘と本心、希望と絶望、光と影。裏切りに裏切りで返す派閥争いのなか、最後に笑うのは誰か。原作は、本屋大賞6位を受賞した同名小説。『罪の声』では第7回山田風太郎賞や本屋大賞3位など、数々の賞を受賞した塩田武士が原作小説を手掛けている。多くの人に愛される名優・大泉洋に、「小説で当て書きする」という企画から生まれた作品。監督を務めるのは、『桐島、部活やめるってよ』などで知られる吉田大八。主演は大泉洋で、松岡茉優や佐藤浩市、木村佳乃など実力派俳優が脇を固める。大手出版社・薫風社では、出版業界の不況を受けて専務の東松(佐藤浩市)による大改革が進められていた。社長が亡くなったことで社内の権力構造は一変し、さらなる圧力で改革が進行する。速水(大泉洋)が編集長を務めるカルチャー誌「トリニティ」や、高野(松岡茉優)が編集者として在籍する同社の看板雑誌「小説薫風」もその例外ではなく、休刊や廃刊の危機にさらされる。速水は雑誌の存続を賭けて、「大物小説家が手掛けた小説をコミック化」「新人小説家の作品を連載」「人気モデルに表紙を飾らせる」など、異色の企画を次々と打ち出していく。そのために使われるのが心をつかむ話術であるが、妙にきな臭くもある。この男が語る言葉は情熱か、人を欺くハッタリか。
受け継がれる魔法少女の想い!テレビアニメ『魔法少女リリカルなのは』シリーズの第4作。かつて魔法少女として戦った高町なのはの娘が、一人前の魔法少女へと成長していく! 原作コミックスは、角川コミックス・エースから全20巻刊行された。St.ヒルデ魔法学院初等科に通う高町ヴィヴィオ(水橋かおり)は、聖王オリヴィエのクローンとして生まれた女の子。4年前に高町なのは(田村ゆかり)とフェイト(水樹奈々)に保護されて、なのはの娘として魔法学院に通い始めた。そんな彼女は、自分の出自を自覚しつつも、大親友のリオ・ウェズリー(喜多村英梨)、コロナ・ティミル(福圓美里)とともに、毎日の学校生活を満喫。特に最近は、元ナンバーズのノーヴェ(斎藤千和)の指導を受けて、格闘競技「ストライクアーツ」の練習に打ち込んでいた。4年生に進級したヴィヴィオは、なのはとフェイトから、ウサギのぬいぐるみの形をしたインテリジェント・デバイスを受け取る。そこでさっそくヴィヴィオは、デバイスを使って、「聖王モード」に変身してみせるのだった。その一方、街では格闘技の実力者を狙った連続傷害事件が発生していた。覇王イングヴァルトを名乗るその犯人は、格闘家に野試合をもちかけ、徹底的に叩きのめすことを繰り返していたのである。はたして覇王の目的とは何なのか。ヴィヴィオとの出会いを通して、受け継がれる想いが明らかになる!
ビートたけしの半生を綴った自伝小説『浅草キッド』の映画化作品。お笑い芸人でもある劇団ひとりが監督を務め、『HOKUSAI』に出演した柳楽優弥がビートたけしを演じた。ビートたけし本人のくせや話し方を完全に自分のものにした、柳楽優弥の演技に注目したい。大学を中退し、今までの人生を切ったタケシ(柳楽優弥)は、芸人を目指して浅草で働きはじめる。なんの芸も持たないタケシだったが、エレベーターボーイとして働いていた浅草フランス座で、深見千三郎(大泉洋)と出会う。深見は浅草の人々から「師匠」と呼ばれ、弟子たちにも愛されている芸人だった。そんな深見の人柄に惹かれたタケシは、すぐに弟子入りを志願し、エレベーターの中でタップダンスを教えてもらう。仕事の合間にタップを練習していたタケシは、ついに深見にも認められ、コメディアンとして舞台に立つ。しかし、テレビ番組の台頭により、フランス座の客はどんどん少なくなっていった。タケシも漫才師としてテレビに出ようと考えるが、師匠の深見は大のテレビ嫌いで、タケシは破門されてしまう。
大ベストセラー『告白』の原作者・湊かなえによる珠玉のサスペンスを、鈴木京香主演で実写ドラマ化。高級住宅地を舞台に、秘密を抱えた家族たちの崩壊と再生を描く衝撃作。主人公・遠藤真弓役の鈴木京香が、存在感ある演技で観る者を圧倒。セレブ妻・高橋淳子に石田ゆり子、自治会の女帝・小島さと子に夏木マリが扮する。杉咲花が家庭内暴力をふるう娘を怪演し大きな話題となった。刑事役の高橋克典をはじめ田中哲司、宮迫博之、中川大志ら実力派が顔を揃える。2013年1月。高橋淳子(石田ゆり子)の家の前に救急車が止まり、向かいに住む遠藤真弓(鈴木京香)が駆けつける。淳子は部屋で泣き叫び、真弓の夫・啓介(宮迫博之)は青ざめながら自宅ドアののぞき穴を見つめ、淳子の息子の慎司(中川大志)は、離れた場所から自宅を見ながら涙を流していた。担当の結城刑事(高橋克典)はさっそく捜査を開始する。4年前。真弓一家は高級住宅地のひばりヶ丘に引っ越してきた。向かいの豪邸には医師の弘幸(田中哲司)、美しい妻の淳子、エリートの長男・良幸(安田章大)、名門校に通う娘・比奈子(宮﨑香蓮)、スポーツ万能な次男・慎司という理想の一家が住んでいた。誰からも引っ越し挨拶を受けてもらえない真弓は、淳子に相談する。淳子は真弓を婦人部部長の小島さと子(夏木マリ)のもとへ連れて行くが、真弓はさと子から嫌味をいわれ続け…。
大ヒットテレビアニメ『呪術廻戦』の映画化作品。本編の主人公・虎杖悠仁が呪術高専に入学する前の物語で、虎杖よりも1学年上の生徒・乙骨憂太が主人公となっている。今後のストーリーに直結する重要なエピソードであるため、『呪術廻戦』のファンは必見の作品だ。呪いにより周囲の人間を傷つけてきた少年・乙骨憂太(緒方恵美)の秘匿死刑が決定する。しかし、「東京都立呪術高等専門学校」に務める呪術師・五条悟(中村悠一)が、死刑の延期を提案。乙骨は呪術高専にて呪いを学び、呪術師への道を歩みはじめる。しかし当の乙骨は、意図せず周囲を傷つけてしまう呪いに嫌気がさしていた。そんなある日、同級生の禪院真希(小松未可子)と向かった小学校にて、想定より強大な呪いと遭遇する。なにもできない乙骨だったが、ピンチに陥った真希を助けるため行動した結果、見事勝利を収めた。その事件をきっかけに、乙骨は呪いを学べば人を守ることができると知る。徐々に同級生たちとも仲よくなり、順調に力をつけていく乙骨だったが、その力を悪用しようとする組織がいて…。
セレブ幼稚園に偶然入園することになった、貧しいシングルマザーの奮闘記。暗黙のルールだらけの名門幼稚園で、ヒロイン・希子がわが子を守るために園の母親たちに真正面からぶつかり、友情を培っていくさまを痛快に描く。たくましいシングルマザーのヒロイン・希子を、今作が連続ドラマ初主演となる木村文乃が好演。幼稚園のセレブママたちを檀れい、長谷川京子、貫地谷しほり、安達祐実ら豪華キャストが演じる。幼稚園園長に室井滋、その息子に瀬戸康史が扮する。シングルマザーの蒲原希子(木村文乃)は、5歳の息子・陽斗(横山歩)を連れて祖父の徹治(竜雷太)のもとに身を寄せ、弁当屋を立ち上げる。保育園が見つからない窮状を、区役所で訴える希子を偶然横で見ていた奈良岡フミ(室井滋)は、自身が園長を務めるしずく幼稚園に陽斗を迎え入れる。希子と陽斗がラフな服装で自転車に乗って始業式に向かうと、園は高級車で渋滞し、母親たちはみな紺色のスーツと高級ブランドバックを身に着けていた。そこは富裕層の通う名門幼稚園だったのだ。希子は元同級生の神谷由紀(貫地谷しほり)を見つけて声をかけるが、由紀は彼女を避けようとする。超セレブの小田寺毬絵(檀れい)をはじめ、矢野聡子(長谷川京子)、後藤みどり(安達祐実)らがさまざまな暗黙のルールをもとに園を仕切っていたが、希子は自身が抱いた違和感を正直に口に出してしまい…。
スパイアクション映画『キングスマン』シリーズの第3作目。今作では時代が第1次世界大戦中にまで戻り、スパイ組織「キングスマン」が結成されるまでを描いている。そのためキャストも一新されており、歴史上の事件を取り入れた、これまでとは異なる路線の作品となった。主演を務めたのは、『ハリー・ポッター』シリーズに出演したレイフ・ファインズ。劇中では貴族でありながら、独自のネットワークを築きあげたスパイを演じている。イギリスに住むオックスフォード公(レイフ・ファインズ)は、息子・コンラッド(ハリス・ディキンソン)を危険から守ってきた。しかし世界大戦が始まってしまい、コンラッドも周囲の若者たちと同じように戦地へ行き、勇気を証明しようとする。当然オックスフォード公は、コンラッドの提案を拒否するが、彼の意思は固かった。一方、ロシアでは謎の男・ラスプーチン(リス・エヴァンス)が、ロシア皇帝(トム・ホランダー)を操り、戦争から手を引かせようとしていた。この計画は世界の指導者たちを裏で操っている、謎の組織によるもので…。
ちょっぴりチキンな骨付きチキンたちの物語!?サンエックスのキャラクター「チキップダンサーズ」を題材にした、テレビアニメ作品。少し怖がりな骨付きチキンやダンスを教えるカエルをはじめとした、個性的なキャラクターたちの少しおかしな日常を描く。アニメーション制作はファンワークス。キャラクターたちの声は、人気声優の花江夏樹と石川由依が担当した。どこかの街のふつうのお家。そこには、少し変わった住人たちが人知れず暮らしていた。ちょっぴり怖がりだけれども、好奇心旺盛な骨付きチキンのほねチキン(花江夏樹)。みんなにダンスを教えてくれる、カエルのスキップガエル先生(花江夏樹)。元気いっぱいでかわいらしいりんごあめの女の子・りんごあめ(石川由依)。みんなを優しく見守る、3色だんごのお姉さん・だんご(石川由依)。ほかにも個性的な住人たちがあふれている。そんな住人たちがピアノの鍵盤の上でダンスをしたり、お風呂で泡まみれになったり、お化粧のマネをしてみたりと、いろいろなことに取り組む。ときには、ラジコンの車に乗ってみたり、プールに遊びにいったりと、思い切ったことにもチャレンジする。たまにけんかをすることもあるけれど、心配ご無用。結局すぐに仲直りして、みんなで遊んで、楽しくダンスをすることになる。そんな彼らのゆかいな日常が、今日も繰り広げられるのだった。
ベストセラー作家・東野圭吾原作の人気小説を、阿部寛主演で実写ドラマ化。下町人情あふれる人形町を舞台に、推理力に長けた主人公・加賀恭一郎刑事の活躍が描かれる。スリリングなミステリー要素と心温まるヒューマンドラマを見事に融合させた秀作。鋭い洞察力を持つ加賀恭一郎を、緩急自在に演じ分ける実力派・阿部寛が好演。ヒロイン・青山亜美役の黒木メイサのほか、原田美枝子、三浦友和、向井理、笹野高史ら演技派が顔を揃える。各話ごとに登場する杏、香川照之ら豪華俳優陣にも注目だ。日本橋警察署に異動してきた新参者の刑事・加賀恭一郎(阿部寛)は、これまで独特の視点で謎を見つめ、見事な推理で事件を解決してきた。赴任早々、日本橋に引っ越してきたばかりの三井峯子(原田美枝子)が殺害される事件が発生。部屋には保険営業マン・田倉慎一(香川照之)の名刺が落ちていた。加賀は松宮刑事(溝端淳平)とともに田倉に会いにいき、犯行推定時刻のアリバイがないことを知る。そんななか加賀は、大学の後輩・青山亜美(黒木メイサ)に偶然再会する。田倉のアリバイを確かめるために、煎餅屋「あまから」を訪ねた加賀。そこで祖母の聡子(市原悦子)と孫娘・菜穂(杏)、主人の文孝(小林隆)から話を聞くが、田倉を庇いたい菜穂は、彼のコートのボタンがとれていたことを隠す。加賀はそんな彼女に、田倉がコートを着ていたかどうかを確かめ…。
航空自衛隊広報室を舞台とした、有川ひろによる人気小説を実写ドラマ化。TBS日曜劇場にて2013年放送。新垣結衣演じる鼻っ柱の強い主人公・稲葉リカと、綾野剛演じるパイロットの夢を絶たれた自衛隊員・空井大祐が、衝突し合いながら次第に打ち解け成長していく姿を描くハートフルストーリー。彼らを支える空井の上司・鷺坂役の柴田恭兵をはじめ、ムロツヨシ、要潤、水野美紀ら人気俳優陣が出演している。強気なテレビディレクターの稲葉リカ(新垣結衣)は、トラブルを起こして報道から情報番組に異動となる。上司の阿久津守(生瀬勝久)に叱責を受けながら、彼女は「働く制服」取材のために自衛隊広報室に向かう。航空幕僚監部広報室室長の鷺坂正司(柴田恭兵)は、取材窓口に空井大祐(綾野剛)を指名する。それは事故でパイロットの夢を絶たれた空井に、心の殻を破ってほしいという思いからだった。空井、鷺坂、広報室メンバーの片山和宣(要潤)、比嘉哲広(ムロツヨシ)、柚木典子(水野美紀)、槙博巳(高橋努)らは、傍若無人なリカの言動にドン引きする。同期の藤枝敏生(桐山漣)は、自衛隊ならスクープがとれるのではないかとリカにけしかける。企画について相談するリカに、パイロット密着を熱く薦める空井。リカの「戦闘機は人殺しのための機械だから」という言葉に激高した空井は、「人を殺したいと思ったことは一度もない!」と叫び…。
韓国KBSで2019年に放送されたラブコメ時代劇。フィクションだが、朝鮮王朝第15代王・光海君など実在の人物も登場し、彼らが即位した時代を背景に描かれている。多くのファンの心をつかんだWeb漫画を原作とし、ドラマ『雲が描いた月明り』を手がけたイム・イェジンが脚本を担当した。主人公・ノクドゥを演じたのは、時代劇初挑戦となったチャン・ドンユン。またヒロインを子役のころから数多くの時代劇に登場し、高い演技力で知られるキム・ソヒョンが演じた。島で暮らしている青年・ノクドゥ(チャン・ドンユン)が、海でアワビを捕っていると突然、家族が襲われているという知らせを受ける。急いで家に戻ったノクドゥは、兄や父を襲っている刺客を見つけ、師匠のファン将軍(イ・ムンシク)とともにその場で取り押さえた。しかし父は、自害しようとしていたその刺客を逃がしてしまったのだ。刺客を逃がすまいと走り出したノクドゥを父は制止し、自分たちがここを去ればすむ話だといい聞かせた。ノクドゥのやり切れない気持ちを察したファン将軍は、刺客たちの頭となる人物を探し出すよう、ノクドゥを都へと送り出すのだった…。
ブッダとキリストが現代の日本でアパート暮らしをする、風変わりなギャグ漫画が原作のアニメ映画。ふたりの神様が主人公であるだけに、宗教ネタが豊富に盛りこまれており、ほかの作品にはないシュールな笑いを生み出している。イエスの声には森山未來が、ブッダの声には星野源が起用された。神様ふたりの柔らかい掛け合いが再現され、原作愛に満ちたアニメ映画となっている。天界に住んでいたイエス(森山未來)とブッダ(星野源)は、バカンスのため、下界へとやってくる。東京の立川にある質素なアパートで暮らすことになったふたりは、慣れない日本での生活に戸惑いながらも、平凡な毎日を送っていた。しかし、ふたりにはお金がない! 神様とはいえ、人前で特殊な力を使うわけにもいかず、ブッダは節約を余儀なくされていた。一方のイエスは現代文化に染まり、すぐに新しい物を買ってしまうため、節約には耐えられそうもない。そして、くせの強いふたりの神様は、今日もまたトラブルを起こしてしまうのだった。
『ムービー43』はハリウッドスターを起用しながらも、圧巻の「おバカムービー」に仕上げてしまったオムニバス映画だ。下ネタやブラックジョークが多用されおり、ハリウッドスターたちの普段は見られない一面が堪能できる、唯一無二の映画となった。今作に出演したのは、ヒュー・ジャックマンやナオミ・ワッツ、リチャード・ギアなど、最前線で活躍する俳優ばかり。参加した映画監督たちも豪華で、スティーブン・ブリルやジェームズ・ガンなど、一流のクリエイターたちが参加した。さえない脚本家のチャーリー(デニス・クエイド)は、完成した自信作を映画会社で働くグリフィン(グレッグ・キニア)に見せようとする。しかし彼の披露したストーリーは、どれも酷いものばかり。グリフィンは下品すぎて映画化できないと考えるが、チャーリーは突如として拳銃を取り出し、グリフィンを脅す。グリフィンは助かるために、上司のボブ(コモン)に会いにいく。しかしボブは適当な返事をしただけで、グリフィンを追い返してしまう。怒ったグリフィンは、報復として絶対に売れないであろうチャーリーの脚本を映画化しようとする。
人を食べるホホジロザメとの戦いを描いた、パニック映画の金字塔。現代の映画文化に大きな影響を与えた作品であり、日本をはじめ、世界各国で大ヒットした。また、スティーヴン・スピルバーグの名を世に知らしめた作品でもある。『フレンチ・コネクション』などに出演したロイ・シャイダーが主演を務め、ロバート・ショウやリチャード・ドレイファスなど、数多くの有名俳優が出演した。平和な港町・アミティ島。全米から多くの旅行者が集まる場所だったが、海で泳いでいた女性・クリシー(スーザン・バックリーニ)がサメに食べられる事故が発生。町の安全を守るマーティン・ブロディ署長(ロイ・シャイダー)は、サメが退治されるまでビーチを閉鎖するよう提案する。しかし、観光客を絶やしたくないボーン市長(マーレイ・ハミルトン)は、ブロディの意見を拒否。サメの事故を隠蔽し、ビーチは今までどおり営業された。ところが、人間の味を覚えたサメがビーチから離れることはなく、すぐに次の被害者が出てしまう。
『怪盗グルー』シリーズの第2作目。前作ではわき役としての登場だった、愉快な生物・ミニオンにスポットが当てられ、パワーアップしたドタバタコメディが楽しめる。おなじみのキャストに加え、コメディ映画に多く出演するクリステン・ウィグが起用された。演じたのは今作で初登場したキャラクター・ルーシーで、ハイテンションな演技を披露している。娘たちのため、悪党を引退したグルー(スティーブ・カレル)は普通の家族を目指し、平和な生活を送っていた。そんなある日、悪党たちと戦っている「反悪党同盟」にスカウトされ、盗まれた極秘研究所を探す任務を依頼される。研究所では動物を凶暴化させる薬が開発されており、悪党たちは研究所ごと薬を盗んだのだった。グルーは相棒のルーシー(クリステン・ウィグ)と協力し、盗まれた薬を探していく。一方、グルーの自宅ではミニオンたちが何者かに誘拐される事件が発生。誘拐されたミニオンたちは南国でのんびりとした生活を送っており、グルーも気にしなかったが、その裏ではミニオンを利用した計画が動いていた。
エイプリルフールの日についた小さな嘘が、めぐりめぐって大きな騒動を巻き起こしていくコメディ映画。今作はドラマや映画で活躍する脚本家・古沢良太が手掛けた、オリジナルストーリーであり、『リーガルハイ』でも古沢とタッグを組んだ石川淳一が監督を務めている。主演の松坂桃李や戸田恵梨香をはじめ、寺島進、大和田伸也など大物俳優たちがキャスティングされた。また、岡田将生や木南晴夏、里見浩太朗といった、『リーガルハイ』に出演した俳優たちも集結し、まさにオールスターキャストといえる作品となっている。ある年の4月1日。新田あゆみ(戸田恵梨香)は、一度だけ関係を持った男・牧野(松坂桃李)に妊娠したことを告げる。しかし、今日はどんな嘘をついても許されるエイプリルフール。牧野はあゆみの言葉を嘘だと勘違いし、適当にあしらってしまう。あゆみは牧野に復讐するため、彼のもとに向かう。一方、牧野はレストランにて、キャビンアテンダントの麗子(菜々緒)を口説こうとしていた。そんなふたりの前に興奮状態のあゆみがやってきて、店を占拠してしまうのだった。
聴覚障害を持つ両親のもとで育った少女の挑戦と旅立ちを描く、ヒューマンコメディ。フランス映画『エール!』のリメイクではあるが、舞台や一部設定が異なっており、より親しみやすい作風となった。今作は2022年におこなわれるゴールデングローブ賞にノミネートされるなど、非常に高い評価を受けた作品である。実際に聴覚障害を持つ俳優たちを起用しており、自然な手話によって紡がれていく、コミカルなやりとりに注目だ。高校生のルビー(エミリア・ジョーンズ)は、家族の中で唯一の健聴者だった。漁師の父・フランク(トロイ・コッツァー)の仕事を手伝い、手話を使って通訳をするなど、子どものときから耳が聴こえない家族のために働いてきた。しかし、そんなルビーにも自分の人生がある。いつまでも家族のために生きるわけにはいかない。歌うことが好きだったルビーは、音楽大学に進むことを決意する。音楽教師のバーナード(エウヘニオ・デルベス)から指導を受け、本格的にオーディションの練習をはじめるが、家族は娘の夢を素直に応援することができず…。
「週刊少年ジャンプ」にて2016年から2020年まで連載された、作者・吾峠呼世晴による大ヒット漫画『鬼滅の刃』。その魅力を世に知らしめるきっかけとなったのが、このアニメ化であった。物語そのものの面白さに加えて、アニメ制作会社・ufotableによる美麗な映像、そして聴けば誰もが心を躍らせるような音楽は、多くの人々を虜にした。時代は大正の日本。心優しい少年、竈門炭治郎(花江夏樹)は亡き父の跡を継ぎ、炭焼きの仕事で家族の生活を支えていた。しかし炭治郎が留守にしていたある日、家に鬼が襲撃に入り家族のほとんど全員が惨殺されてしまう。唯一妹の禰豆子(鬼頭明里)が生き残ったが彼女は鬼になってしまっていた。しかし禰豆子にはまだ、炭治郎との兄妹の絆が残っていることが判明する。そこへ通りかかった鬼狩りである冨岡義勇(櫻井孝宏)の導きにより、鬼殺隊員候補の剣士を育成する“育手”の鱗滝左近寺(大塚芳忠)の元で修行することになった炭治郎。厳しい修行を経て、一人前の鬼狩りとなるべく鬼殺隊に入隊する。人を食らう悪い鬼を退治するため、そして鬼となってしまった妹を人間に戻す方法を探るため、炭治郎の戦いが始まる…!
名作アクション映画『マトリックス』の続編。シリーズとしては第4作目となっており、3作目で死亡したネオとトリニティーも復活し、まったく新しい物語が幕を開ける。今作の製作にあたって、ネオ役のキアヌ・リーブスや、トリニティー役のキャリー=アン・モスなど、一部キャストがシリーズに復帰した。また、新キャストとしてヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世や、ジョナサン・グロフが参加している。世界的なゲームクリエイターのトーマス・アンダーソン(キアヌ・リーブス)は、次回作の制作に関して悩みを抱えていた。大ヒットゲーム『マトリックス』シリーズの続編を作れと、上司に指示されたからだ。そんなある日、トーマスは行きつけのカフェにて、見覚えのある女性・ティファニー(キャリー=アン・モス)と出会う。どこで彼女と会ったのか思い出せなかったが、トーマスの心は大きく揺れ動いた。一方、マトリックスの中でプログラムと戦っていたモーフィアス(ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世)は、トーマスを仲間に入れようと考える。トーマスの正体は、かつて死亡した救世主・ネオであり、人類の勝利に貢献してくれると期待するのだが…。
ごく平凡な女子小学生が魔法少女として戦う!?テレビアニメ『魔法少女リリカルなのは』シリーズの第1作。明るく元気な女子小学生がある日、傷ついたフェレットを助けたことをきっかけに、魔法少女の運命に巻き込まれることになる!私立聖祥大付属小学校に通う小学3年生の高町なのは(田村ゆかり)は、明るく元気いっぱいな女の子。大好きな家族とふたりの親友、アリサ・バニングス(釘宮理恵)、月村すずか(清水愛)とともに、充実した日々を過ごしていた。そんなある日、なのはがいつものようにアリサ、すずかと下校していたところ、塾に行く途中の公園で傷ついたフェレットを発見する。なんとか助けなければならないと思ったなのはたちは、フェレットを動物病院へと連れていく。ところがそのフェレットは、なんと異世界からやってきた魔法使いの少年・ユーノ・スクライア(水橋かおり)が変身した姿であった。ユーノは謎の黒い影と戦うなかで傷つき、フェレットの姿で倒れていたのである。その夜、再び黒い影に遭遇したユーノは、心の声でなのはに呼びかける。その声を聞いたなのはは、ユーノのもとに駆けつける。そして彼の求めに応じて、不思議なデバイス「レイジングハート」で魔法少女に変身し、黒い影に立ち向かうのだった。こうしてなのはは、魔法少女として戦う運命に巻き込まれていくことになる。
『美しい彼』は、凪良ゆうの小説が原作のテレビドラマで、男子高校生の“初恋”を描いた青春BLラブストーリー。『エール』や『十二人の死にたい子どもたち』に出演した萩原利久と、FANTASTICS from EXILE TRIBEのボーカル・八木勇征のW主演。八木勇征は今作が初の連続ドラマ出演にして初主演となる。平良一成(萩原利久)は吃音症でうまく言葉が発せず、幼いころからずっと友達がいない。高校3年生になり、自己紹介で吃音症が発症し名前すらもいえなくなってしまった。戸惑っていると、いきなり同じクラスの清居奏(八木勇征)が教室に入ってきた。平良は学校の圧倒的カリスマである美しい清居に一目惚れをし、清居が教室に入ってきたことによって自己紹介で助けられ、完全に恋におちていた。クラスの最底辺にいた平良は、清居たちのパシリにされるが、清居と関われることを嬉しく思っていたのだ。清居は友達に内緒の夢があったが、それを平良に知られてしまい、2人だけの秘密ができる…。
『素直になれなくて』は、2010年4月からフジテレビで放送されたテレビドラマだ。Twitterを通して知り合った男女5人が、渋谷を舞台に繰り広げる青春群像劇。永山瑛太と上野樹里のW主演で、ふたりの共演は『のだめカンタービレ』や『ラスト・フレンズ』を経て8度目となる。駆け出しのカメラマン・ナカジ(永山瑛太)、高校の非常勤講師・ハル(上野樹里)、医療機器メーカーの営業マン・ドクター(ジェジュン)、雑誌編集者・リンダ(玉山鉄二)はTwitterで知り合った。Twitterでのやりとりを通して、ハルはナカジに好意を持っていた。Twitterで知り合ったフォロワーたちとオフ会をすることになり、ひとりで不安だったハルは友人の光(関めぐみ)を誘う。オフ会の日の昼、ハルはカフェで男性とぶつかってしまい、ズボンにコーヒーをこぼしてしまう。慌ててズボンを拭くハルは、その男性に「痴漢だ」といわれ、最悪な気分でいた。オフ会の会場に着き、ハルは念願のナカジとの対面に胸を膨らませていたが、そこに現れたのは、カフェで痴漢呼ばわりしてきた男だったのだ…。
ぼっち、それはひとりぼっちの略である。喪女、それはモテないの女性のスラングである。『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』は、「ガンガンONLINE」で連載中の漫画で、モテないしぼっちの少女・黒木智子のおかしくも哀しい日常を描いた物語だ。リアリティあふれるぼっち描写に、生々しい学園生活を描いた今作は、カルト的を人気を誇り10年以上連載している長寿漫画である。そんな『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』のテレビアニメは、豪華声優陣が起用された必見の作品だ。黒木智子(橘田いずみ)は高校入学の前日、喪女の意味をネットで調べる。「男性との交際経験が皆無」「告白されたことがない人」。それを見て、「自分はモテる」と根拠のない自信を抱く智子は、「自分は喪女」ではないと決めつけ、意気揚々と高校生活へ臨む。そして高校に入学して2か月経った。智子はモテるどころか、友だちがひとりもいない女子高生となっていた。人見知りで思い込みの激しい智子は周囲とまともに会話できず、必死にモテるための行動をするも空回りばかり。周囲との溝を深めていく。喪女の道を邁進する智子は、弟の智貴(中村悠一)や中学時代の友人・ゆうちゃん(花澤香菜)、従妹のきーちゃん(釘宮理恵)と関わりながら、あくまで独りぼっちなスクールライフを送っていく。
浅野温子と武田鉄矢がW主演し、社会現象を巻き起こした傑作恋愛ドラマ。1991年フジテレビ「月9」枠にて放送。脚本を務めたのは、ヒットメーカーとして知られる野島伸司。恋人を亡くした失意のヒロイン・薫を浅野温子、冴えない中年男・達郎を武田鉄矢が演じる。達郎が絶叫した「僕は死にましぇん!」は、新語・流行語大賞の大衆部門金賞を受賞した。共演は江口洋介、田中律子、長谷川初範ほか。CHAGE&ASKAによる主題歌「SAY YES」も大ヒットとなった。99回の見合いで断られ続けてきた冴えない中年サラリーマン・星野達郎(武田鉄矢)は、モテ男の弟・純平(江口洋介)とふたり暮らし。美しいチェリストの薫(浅野温子)は、結婚式直前に事故で亡くなった元婚約者・真壁芳之(長谷川初範)を忘れられずにいた。そんな彼女にバイオリニストの沢村尚人(竹内力)は、想いを寄せている。一緒に暮らす妹・千恵(田中律子)や母から心配された薫は、達郎との見合いを了承。出会った達郎と薫は、互いの容姿に驚く。そこに大学で偶然出会った純平と千恵も合流。帰り道、達郎は自分が実は万年係長で、見合いでは99回断られていることを薫に正直に話し、釣り合わないからといって自ら身を引こうとする。そんな達郎を思わず叱咤激励する薫。「結構お似合いかもしれないじゃない」という彼女の言葉に達郎は舞い上がってしまい…。
『シュレック』シリーズの第3作目。今作ではシュレックに子どもができるストーリーが展開し、父親になることへの戸惑いがリアリティたっぷりに描かれる。新キャラクター・アーサー役として、ジャスティン・ティンバーレイクが起用された。また、モンティ・パイソンのメンバーである、ジョン・クリーズとエリック・アイドルが共演した作品でもある。シュレック(マイク・マイヤーズ)を息子として認めたハロルド国王(ジョン・クリーズ)が、病気により亡くなってしまう。ハロルドは生前に「遠い遠い国」の次期国王として、シュレック&フィオナ姫(キャメロン・ディアス)、もしくはアーサー(ジャスティン・ティンバーレイク)を指名していた。国王代理として仕事を任されていたシュレックは、もとの生活に戻るため、ドンキー(エディ・マーフィ)たちとアーサーを探す旅に出る。しかし、シュレックに恨みを抱いているチャーミング王子(ルパート・エヴェレット)が、王国を乗っ取ろうと企んでいて…。
オスカーを獲得した、名作アニメ映画『シュレック』の続編。醜い怪物のシュレックと、怪物になる道を選んだフィオナ姫の新しい冒険が描かれる。また、シリーズ随一の癒しキャラである、長ぐつをはいたネコの初登場作品である。長年お城に囚われていたフィオナ姫(キャメロン・ディアス)は、呪いにより日が暮れると怪物に変身する体質となっていた。しかし、シュレック(マイク・マイヤーズ)との出会いにより、怪物として生きていくことを決める。ふたりは無事結婚し、沼地で幸せな生活を送っていたが、フィオナ姫の両親が統治している「遠い遠い国」からの招待状が届く。フィオナ姫の父・ハロルド(ジョン・クリーズ)は、ふたりの結婚を祝おうとしていたのだった。フィオナ姫は大喜びするが、人が苦手なシュレックは気が進まない。それでも愛するフィオナ姫のため、相棒のドンキー(エディ・マーフィ)と「遠い遠い国」に向かう馬車に乗るのだった。王国に到着すると、国民たちはフィオナ姫の結婚を歓迎するが、夫が怪物だと知ると態度が一変。ハロルドですら動揺してしまい、新しい婿を探そうとする。
醜い怪物・シュレックの活躍を描いたシリーズ第1作目。アニメ映画『アンツ』などを制作していた、ドリームワークスが手掛けており、ディズニーとは異なるブラックユーモアを取り入れた作風が話題となった。人間たちから怖がられている怪物・シュレック(マイク・マイヤーズ)は、汚い沼地でひとり楽しく暮らしていた。ある日、人間たちに捕まりそうになっていたロバのドンキー(エディ・マーフィ)と出会い、慕われるようになる。他人を避けて生活していたシュレックは、しつこいドンキーを追い払うが、なぜかおとぎ話の住人たちが沼地に押しかけてくる。彼らは国王のファークアード卿(ジョン・リスゴー)に追放され、行き場所をなくし、シュレックの沼地に集まってきたのだった。ひとり暮らしの生活に戻るため、シュレックはドンキーを連れて、ファークアード卿の住む王国へと向かう。一方、背が低いことを気にしているファークアード卿は、城に閉じこめられた、フィオナ姫(キャメロン・ディアス)との結婚を決めるのだが…。
太陽系滅亡から1,000年。戦いは繰り返される…。『シドニアの騎士』は、2014年4月から6月にかけて放送されたSFアクションアニメ。原作は弐瓶勉の漫画で、2009年から2015年まで「月刊アフタヌーン」にて連載されていた。2015年には第39回講談社漫画賞・一般部門を受賞。練り上げられた世界観と壮大な設定は、まさに観るものを圧倒する。アニメ版の制作はポリゴン・ピクチュアズ。監督は、『劇場版 名探偵コナン』シリーズで著名な静野孔文が務めている。謎の宇宙生命体・奇居子(ガウナ)に地球を破壊された人類は、いくつかの宇宙船を建造して太陽系を脱出。そのひとつであるシドニアは、居住できる惑星を求めて1,000年もの間、宇宙を彷徨い続けていた。シドニアの地下で暮らしていた谷風長道(逢坂良太)は、祖父の死を契機に地上へと這い上がり、第28代館長である小林(大原さやか)の庇護を受けて対ガウナ兵器・衛人(もりと)の操縦訓練生となった。そんな折ガウナが100年ぶりに出現し、長道たちと交戦状態に! これを機に、小林はガウナとの戦争を高らかに宣言する…!
不倫まで壁1枚…。『うきわ ―友達以上、不倫未満―』は、2021年8月から全8話で放送された、不倫がテーマのテレビドラマだ。平凡な日々を送っていた主人公・中山麻衣子役には門脇麦、麻衣子の隣室に住む二葉一役には森山直太朗が起用された。中山麻衣子(門脇麦)は、夫・拓也(大東駿介)の仕事の都合で広島から上京し、社宅に住むことになった。隣室には、拓也の上司である二葉一(森山直太朗)と、その妻・聖(西田尚美)が住んでいる。忙しい拓也は帰りがいつも遅く、麻衣子は不満をつのらせていた。ひょんなことから、ベランダの壁1枚を隔てて会話をした麻衣子と二葉さんは、徐々に打ち解けていく。ある日麻衣子は、拓也が後輩の福田(蓮佛美沙子)と不倫していることを知ってしまう。一方、二葉さんの妻・聖も陶芸教室の講師・田宮(田中樹)と不倫していた。麻衣子と二葉さんは、お互いパートナーの秘密を知ってしまったが、ベランダで会話をすることで気持ちを保っていた。やがてベランダでの時間は、ふたりの楽しみになっていく。会話をするたびに惹かれあっていく麻衣子と二葉さん。ふたりもベランダの壁を破って、不倫関係になってしまうのか…。
映画界屈指の名コンビとして知られる、サイモン・ペッグとニック・フロストが共演したSFコメディ。アメリカを旅していたSFオタクのふたりが、ひょんなことから本物の宇宙人に出会ってしまうストーリーで、SF映画のネタがふんだんに使われた。宇宙人であるポールを演じたのは、コメディアンのセス・ローゲン。下ネタとブラックジョークを連発する、これまでにない宇宙人を誕生させた。UFOの目撃情報が多いアメリカ中西部。イギリスからやってきた、グレアム(サイモン・ペッグ)とクライブ(ニック・フロスト)の仲よしふたり組は、キャンピングカーでUFOスポットめぐっていた。そんななか、ふたりは秘密施設から逃げ出してきた宇宙人・ポール(セス・ローゲン)と出会う。本物の宇宙人との遭遇に歓喜するふたりだったが、ポールはグレアムたちをゲイカップルだと勘違いする。誤解を解いたグレアムたちは、故郷の星に帰ろうとするポールに協力していくが、施設から逃げたポールを追うゾイル捜査官(ジェイソン・ベイトマン)が迫ってきて…。
心を病んでしまった男と、夫を亡くした女性の交流を描いていく、ハートフルなコメディ映画。『ザ・ファイター』などを手掛けた、デビッド・O・ラッセルがメガホンをとり、親しみやすい作風が高く評価された。主演は『ジョイ』に出演した、ブラッドリー・クーパーとジェニファー・ローレンスのふたり。共演回数が多いコンビでもあり、今作でも息の合った演技を見せている。そのほかにもロバート・デ・ニーロやクリス・タッカーなど、豪華な面々が揃った。妻の浮気により、心を病んでしまったパット(ブラッドリー・クーパー)は、友人のロニー(ジョン・オーティス)が主催するパーティーに参加する。パーティーには夫を事故で失い、パットと同じく心身ともに疲れきっているティファニー(ジェニファー・ローレンス)も来ていた。ふたりは治療に関する話題で打ち解けていき、パーティー以降も顔を合わせるようになる。パットはティファニーを通じて、元妻に連絡を取ろうとするのだが、ティファニーには別の考えがあり…。
法で裁けぬ悪がいる。映画『処刑人』は街に蔓延る悪人を、神の啓示によって私的に裁く兄弟の活躍を描いたアクション映画である。主演はショーン・パトリック・フラナリーとノーマン・リーダス。監督は トロイ・ダフィー。ただのヴィジランテものではない、宗教的な要素を散りばめたスタイリッシュなアクション映画として、人気を博した大傑作である。ボストンの街に双子の兄弟がいた。コナー・マクマナス(ショーン・パトリック・フラナリー)とマーフィー・マクマナス(ノーマン・リーダス)である。彼らは精肉工場で働きながら、地元の仲間と酒を飲む普通の日常を送っていた。そんなある感謝祭の日。行きつけの酒屋がロシア系マフィアによって買収されてしまう。彼らと揉めごとに発展したマクマナス兄弟は、最終的にトイレの便座を使ってふたりのロシア系マフィアを殺害する。事件現場の様子から、犯人がマクマナス兄弟だと掴んだFBI捜査官のポール・スメッカー(ウィレム・デフォー)は、彼らが正当防衛で殺しをおこなったことを正式に認め、マスコミを避けるためにひと晩留置所に泊まらせる。その夜、マクマナス兄弟はある啓示を授かる。それは「悪なる者を滅ぼし、善なる者を栄させよ」というもの。やがてマクマナス兄弟は、街の悪を私的に裁くことを神に許されたもの、すなわち“処刑人”となる。
独特な世界観を作り上げることで知られるティム・バートンが手掛けた、ストップモーション・アニメーション。1993年にアメリカで公開されて以降、世界中で愛されるクリスマス映画となった。不気味なハロウィンの世界と、華やかなクリスマスの世界を融合させた個性的な作品であり、映画を彩るキャッチーな音楽にも注目だ。不気味なハロウィン・タウンに住んでいるジャック・スケリントン(クリス・サランドン)は、ハロウィンという行事に飽きていた。そんなある日、ジャックはクリスマス・タウンの明るさと斬新さを目撃し、クリスマスに憧れを抱くようになる。そして、ハロウィン・タウンでもクリスマスを作ろうと考えるのだった。ジャックは住民たちにクリスマスの準備をさせるが、悪者のウギー・ブギー(ケン・ペイジ)がクリスマス・タウンからサンタクロースを誘拐してしまう。一方、ジャックは不気味なプレゼントを用意し、世界中に配りはじめる。人間たちは善意でプレゼントを配っていたジャックを、「偽物のサンタクロース」だと決めつけてしまうのだった。
今作は死んだはずの人間たちと、地球に潜んでいる謎の生命体・星人との戦いを描いたSFアクション映画である。青年向けの同名漫画を原作としているが、グロテスクな表現は抑えられており、実写版独自のストーリーも描かれた。主演を務めたのは、『硫黄島からの手紙』に出演した二宮和也。アクションシーンだけでなく、ドラマパートの繊細な演技にも注目だ。ヒロインの岸本役には、当時ほぼ無名の女優だった夏菜が抜擢され、全裸での撮影に挑戦している。大学生の玄野(二宮和也)は、線路に落ちた男を助けようとしている、幼なじみの加藤(松山ケンイチ)を見かける。なんとか男を助け出した加藤だったが、自身はホームに戻れそうもない。玄野はとっさに加藤を引っ張り上げようとするが、ふたりそろって線路に落下し、電車にひかれてしまう。次の瞬間、玄野と加藤は死んだはずの人たちが集まる謎の部屋に瞬間移動していた。部屋の中央には「ガンツ」と呼ばれている球体があり、中にはスーツや武器が格納されている。玄野は右も左もわからないまま、別の場所に転送され、「星人」たちと戦うことになるのだが…。
バルカンとバルキリー、ふたりの強き意志の力。ゼロワン真の終焉がここにある!『ゼロワン Others 仮面ライダーバルカン&バルキリー』は、2021年11月にリリースされたOVA作品。テレビシリーズ『仮面ライダーゼロワン』のスピンオフであり、『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』のその後を描いた『ゼロワン Others』シリーズの第2弾となる。仮面ライダーバルカンと仮面ライダーバルキリーが主役として描かれる物語であり、ゼロワンこと飛電或人も登場するが変身はしない。ZAIAエンタープライズジャパン爆破事件を受け、政府・国防長官の大門寺茂(相島一之)は仮面ライダー滅亡迅雷(Maynard/Blaise)の破壊をA.I.M.S.に命じた。しかし、隊長の刃唯阿(井桁弘恵)はこれを拒否。唯阿は、滅亡迅雷には「心」があると信じ続けていたのだ。一方、ZAIAによって製造された兵士型ヒューマギア・ソルドたちは、ヒューマギア原理主義をもとにA.I.M.S.撲滅を唱えはじめる。悩める唯阿、そして不破諫(岡田龍太郎)は、強大な力を持つ仮面ライダー滅亡迅雷と戦いながら、それぞれの意志を貫いていく…!
全人類全滅まであと60分!? ゼロワンの戦いはまだ続いていた!『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』は、2020年12月に公開された特撮ヒーロー映画。令和仮面ライダーシリーズ第1作『仮面ライダーゼロワン』の劇場版であり、テレビシリーズ最終話の後日談となる。今作では過去のライダーなどは登場せず、ゼロワンの単独作品として「ある1日の60分の出来事」をリアルタイムで描いている。滅(砂川脩弥)との最終決戦を終え、人類とヒューマギアの全面戦争を阻止した仮面ライダーゼロワンこと飛電或人(高橋文哉)。しかし、まだ戦いは終わっていなかった。エス(伊藤英明)と名乗る謎の男が「楽園ガーディア」の創造主と称し、世界同時多発テロを敢行。正体不明のガス兵器攻撃によって、世界中の人類が次々と倒れていく。仮面ライダーバルカンこと不破諫(岡田龍太郎)、仮面ライダーバルキリーこと刃唯阿(井桁弘恵)がその混乱を収めようとするなか、第2のイズ(鶴嶋乃愛)は、或人の指示にただただ従っていくが…。
『ショーン・オブ・ザ・デッド』などで知られる、エドガー・ライト監督が手掛けるホラー映画。60年代のロンドンにタイムリープした学生が、ロンドンの暗部に触れてしまう過程を描いていく。主演には『ジョジョ・ラビット』でユダヤ人の少女を演じた、トーマシン・マッケンジーが抜擢された。60年代に生きていたダンサー・サンディ役は、大作映画に立て続けに出演するアニャ・テイラー=ジョイが演じており、フレッシュなキャストの演技も楽しめる。ファッションを学ぶため、田舎からロンドンのデザイン学校に入学したエロイーズ(トーマシン・マッケンジー)は、都会の雰囲気になじめなかった。学生寮では同級生に仲間はずれにされ、徐々に居場所がなくなっていく。それでもファッションの勉強がしたかったエロイーズは、ひとり暮らしを決意。古いアパートの2階に住むことになるが、その日以降、夢の中で60年代のロンドンにタイムリープするようになる。過去の世界でのエロイーズは、シンガー志望の美女・サンディ(アニャ・テイラー=ジョイ)の人生を追体験しており、華やかな60年代ロンドンの虜になっていく。
今作は海外でも活躍する日本の映画監督・園子温が、新人の役者たちと低予算で作りあげた意欲作である。園子温のワークショップに参加した、ほぼ無名の役者たちがメインキャラクターを演じており、「原点回帰」ともいえる作品となった。若手の映画監督・小林正(山岡竜弘)は、素人だけを集めた新作映画を企画する。しかし、映画プロデューサーの武藤(諏訪太朗)は、素人だけでは映画が売れないと上司の山室(渡辺哲)に忠告され、人気女優をオーディションに参加させようと画策していた。オーディションには、亡き夫の夢を叶えようとする切子(黒河内りく)や、怖いもの知らずな安子(藤丸千)など、変わり者たちが参加する。小林は元恋人である方子(モーガン茉愛羅)に脚本の執筆を手伝ってもらい、彼女の言葉どおりメインキャストを決めるのだった。一方、山室は小林が独断で決めたキャストに納得せず、オーディションを無視して勝手に有名女優をキャスティングしてしまう。メインキャストに決まっていた安子たちに謝る小林だったが、自身も山室の決定に納得できず…。
2019年、韓国のケーブル放送局・tvNで放送されたラブコメドラマ。ドラマ『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』で、微笑ましいカップルを演じたイ・ドンウクとユ・インナが再共演ということで大きな話題を呼んだ。『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』でシリアスな一面やお茶目な顔を持つ死神を演じ、一躍大人気となったイ・ドンウクが、今作では敏腕弁護士・ジョンロクに扮する。仕事はできるが恋には不器用なジョンロクと、ユ・インナが演じる元トップ女優・ユンソとの恋模様にドキドキすること間違いなしだ。脚本はドラマ『キム秘書はいったい、なぜ?』の脚本家・チェ・ボリムが担当し、ときめき満載のセリフの数々にも期待が集まる。トップ女優として、多くのファンに愛されてきたオ・ユンソ(ユ・インナ)はある日、とんでもないニュースにがく然とする。なんとそれは、ユンソ自身の薬物疑惑スキャンダルだったのだ。ニュースはまたたく間に国民の間に広まり、根も葉もない悪い噂話ばかりが飛び交い、ユンソのイメージはどん底まで転落してしまった。仕事の依頼もすっかりなくなってしまったユンソだが、どうにも諦めきれず、ドラマの役をもらうために作家のところに直談判に向かう。はっきり断わられてもしつこく食い下がるユンソに、作家は仕方なく、弁護士事務所で働き、現場経験を積んでくることを提案するのだが…。
外見最強、内面最狂のバディによるスリリングなミステリーエンターテインメント!アーサー・コナン・ドイルの世界一有名なミステリー小説『シャーロック・ホームズ』を原作にし、2019年10月期にフジテレビ系で『シャーロック』としてテレビドラマ化。現代のシャーロック・ホームズと言える犯罪コンサルタントと、その相棒で現代のワトソンである精神科医のコンビが数々の難事件に挑む。「月9」初主演のディーン・フジオカが、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEのメンバーで俳優としても活躍する岩田剛典とバディを組む。オリンピック開催を翌年に控え、かつてない活気に沸く街・東京。ある日、都内の病院の中庭で、消化器内科の勤務医の遺体が発見される。他殺の可能性があるとして、捜査一課警部・江藤礼二(佐々木蔵之介)は事情聴取を進めていくが、周囲の者は「被害者が殺されるはずない」と口を揃えて告げる。その様子を見ていたフリーランスの犯罪捜査専門のコンサルタントの誉獅子雄(ディーン・フジオカ)は、彼らの証言の虚偽を瞬時に見抜き、必要な情報を整理していく。そんななか、現場となった病院に勤務する精神科医の若宮潤一(岩田剛典)は事情聴取中にも関わらず、その場を去る。獅子雄は、若宮が何か事件の真実を握っているのではないかと察知し、重要参考人として調査を開始するのであった…。
深夜ドラマ発の大人気シリーズが映画化!?テレビ朝日系列で放送された、大人気テレビドラマ『トリック』シリーズの劇場版第1作。自称・天才売れっ子マジシャンと小心者の物理学教授の凸凹コンビが、山奥の小さな村を舞台に、300年に一度起こるといわれる災いに立ち向かう!ボロアパートで貧乏生活をする山田奈緒子(仲間由紀恵)は、無名の売れないマジシャン。野外ステージでパフォーマンスを続けるものの、観客がほとんど集まらないことから、ついにステージをクビになってしまう。失意のなか帰路につく山田だったが、そこでふたりの人物から声をかけられる。そのふたりとは、山奥にある糸節村の青年団に所属する神崎明夫(山下真司)と南川悦子(芳本美代子)。ふたりは、300年に一度村に訪れるといわれる大きな災いにおびえる村人たちを安心させるため、山田に神様を演じてほしいと頼むのだった。数日後、糸節村にやってきた山田は、さっそく村人たちの前で神様を自称してマジックを見せる。ところが村長の長曾我部為吉(伊武雅刀)から、神様を自称する者が現れたのが4人目だと聞かされ、ほかの自称・神様と対決するようにいわれる。一方、そのころ日本科学技術大学の物理学教授・上田次郎(阿部寛)は、『どんと来い、超常現象パート3』の取材のため、偶然にも糸節村を訪れていた。こうして山田と上田の凸凹コンビは、奇怪な事件に巻き込まれる!
『響け!ユーフォニアム』シリーズ、待望の第2学年!京都アニメーションが手がけるテレビアニメ『響け!ユーフォニアム』シリーズの、完全新作劇場版! 前年に念願の全国大会出場を果たした北宇治高校吹奏楽部の、波乱の2年目を描く!原作は、武田綾乃の小説『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章』(宝島社文庫)。これまで弱小校だったものの、新たな顧問・滝昇(櫻井孝宏)の指導の下で、前年に念願の全国大会に出場した北宇治高校吹奏楽部。その快挙により新学期が始まると、例年よりも多くの1年生が新入部員として入部してきた。新たなメンバーを迎えた北宇治高校吹奏楽部は、「全国大会金賞」という新たな目標を掲げ、今年も最高の演奏を作り上げようと決意していた。そんななか、2年生のユーフォニアム奏者・黄前久美子(黒沢ともよ)は、先輩の加部友恵(田所あずさ)とともに1年生の指導に当たることになる。ところが、その新入部員たちはなかなかの曲者ぞろい。一見礼儀正しいけれども本心を見せない久石奏(雨宮天)。周囲になじもうとしない鈴木美玲(七瀬彩夏)。そんな美玲と仲良くしたい鈴木さつき(久野美咲)。自分のことを語らない月永求(土屋神葉)。彼らと部活に取り組むなかで、久美子は次々と勃発する問題に悩まされることになる。はたして北宇治高校吹奏楽部は、全国大会金賞の夢を実現できるのか?
不器用な女子大生が、イケメン男子と偽装カップルに!?2019年に韓国で放送されたウェブドラマ。内気で友達作りが苦手な女子大生が、ひょんなことから同じ大学に通うイケメン男子と契約恋愛をすることになる。男性アイドルグループ・NCTのメンバーであるジェミンが出演!内気な性格で、友達付き合いが苦手な女子大生・オ・ミリ(キム・ジイン)。そんな彼女は、唯一無二の大親友であるイ・ダソム(イ・ジョンウォン)と同じ大学に通うことになるはずだった。ところが、ダソムは突然イタリアへ行ってしまうことに。ひとりぼっちになったミリは、ダソムからの宿題として、友達作りに取り組み始める。悪戦苦闘の末、カフェでバイトを始めたり、大学の課題で同じグループになった男子学生のハン・テガン(ジェミン)と話すようになったりする。そんなある日、ミリはバイト先のカフェで、常連客だという若い男性・コ・ウンテ(キム・ユジン)と出会う。驚いたことに彼はミリが思い描いていたとおりの理想の男性で、一目ぼれしてしまう。けれども、後日カフェでいざ彼に告白しようとしたところ、ダソムがサプライズで登場。しかも、なんとダソムはウンテの恋人であったことが発覚する。自分に好きな人ができたことをダソムに教えていたミリは、とっさにちょうどカフェにやってきたテガンに告白する。こうしてミリはテガンと、契約恋愛を始めることになる。
2007年10月から12月まで放送された、テレビアニメ作品。人気作であり、第2期の『みなみけ~おかわり~』は2008年1月から3月まで、第3期の『みなみけ おかえり』は2009年1月から3月まで、第4期の『みなみけ ただいま』は2013年1月から3月まで放送された。原作は2004年から「週刊ヤングマガジン」で連載されている、桜場コハルの漫画『みなみけ』。長女・南春香、次女・南夏奈、三女・南千秋の南家三姉妹と、3人の愉快な仲間たちが織りなす、平凡だけれども賑やかな日常を描いた作品。天気のいい日曜日の朝。春香(佐藤利奈)は誰よりも早起きし、朝食の準備をおこなっている。そこへ起床した千秋(茅原実里)も加わり、2人で朝食の準備を進めていく。そんななか夏奈(井上麻里奈)は最後に現れ、手には枕を持っている。「日曜日が1週間で、一番自由な日であることを確認するために二度寝する!」といい残し、ベッドへ戻ろうとする。2人に冷たい目でスルーされ、もっと構ってくれと不満をもらす夏奈。結局、朝食の準備を手伝うのだが、じゃがいもをボロボロにしてしまい、千秋に「もうおやすみ」といわれてしまうのであった...。
天才漫画家・藤田和日郎。彼は数々の名作漫画を生み出した巨匠にして、現役漫画家である。そんな彼のデビュー作にして、藤田和日郎の名を知らしめた名作。それが妖怪・とらと獣の槍に選ばれた少年・うしおの活躍を描いた、『うしおととら』である。1990年から1996年にかけて連載された今作が、約20年のときを経てついにテレビアニメ化! うしおととらの熱く泣ける活躍が、アニメーションとなって蘇る。お寺の息子である蒼月潮(畠中祐)は、父親の紫暮(藤原啓治)からよく、「このお寺には妖怪退治のありがたい槍がまつられている」と聞かされていた。しかし、槍を見たことないという潮は、妖怪もオバケの存在も信じていなかった。そんなある日、蔵の掃除を押しつけられた潮は、蔵の地下に部屋があることを発見する。地下へ入ってみると、そこには妖怪退治の槍である獣の槍と、その槍で磔にされた妖怪・とら(小山力也)がいた。やがて獣の槍を抜いた潮は、とらとともに妖と人間の世界にまつわる奇妙な運命に身を投じることになる。
杉山美和子による人気少女コミック『花にけだもの』を、dTVとFODの共同製作で実写ドラマ化。人気作となり、2019年に続編『花にけだもの〜Second Season〜』が放送された。名門高校を舞台に描かれる、5人の男女の青春ストーリー。主人公の熊倉久実を中村ゆりか、恋の相手・柿木園豹を杉野遥亮が演じるほか、松尾太陽、甲斐翔真、入山杏奈が出演。登場人物の名前に、動物(けだもの)に関する漢字が使われている。都内の名門高校に転校してきた熊倉久実(中村ゆりか)。初登校前日に下見にきた彼女は、美しい青年・柿木園豹(杉野遥亮)と出会う。キューちゃんとやさしく呼ばれ、手をつないで校内を案内してもらう内に、彼に恋してしまった久実。その後、亡き母の形見である赤いクマのキーホルダーをなくして泣いていた彼女に、キーホルダーを見つけ出して差し出す豹。「キューちゃんとキスしたい」という豹の言葉にこたえ、久実は彼にファーストキスを捧げる。久実が翌日登校すると、豹が大勢の女子生徒に囲まれていた。実は彼は、女子生徒200人のうち199人から告白されたという学校一のモテ男だった。激怒した久実は「このけだもの!」とどなってしまう。豹との仲をやっかむ女子からいじめられる久実だったが、やさしく助けてくれた日吉竜生(甲斐翔真)や、いつもひとりぼっちだった美少女・大神カンナ(入山杏奈)と親しくなり…。
スパイダーマンのライバルとして有名なキャラクター・ヴェノムの活躍を描いた、アクション映画。前作から引き続き、ヴェノムはアンチヒーローとして描かれ、原作以上にコミカルなキャラクターとなっている。主演を務めたのは、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』に出演したトム・ハーディ。ヴィランのクレタスは『ゾンビランド』シリーズへの出演で知られる、ウディ・ハレルソンが演じた。落ち目の記者・エディ(トム・ハーディ)は、宇宙からやってきた生命体・シンビオートに寄生される。それ以来、人間の脳を食べるヴェノムと共生関係を結び、彼のエサとなる悪人を退治していた。ふたりの間には奇妙な友情が生まれつつあったが、死刑囚のクレタス(ウディ・ハレルソン)への取材の途中で、ヴェノムが暴走してしまう。取材をめちゃくちゃにされたエディは怒り、ヴェノムを体内から追い出すのだった。一方、どさくさにまぎれてエディの血を飲んでいたクレタスの体内では、ヴェノムとは異なるシンビオート・カーネイジが誕生。死刑直前に能力が覚醒したクレタスは、刑務所を脱獄するのだった。
今作はカトリック教会によって隠蔽されていた、性的虐待事件を暴いていく記者たちを描いた伝記映画である。実話をもとにしたストーリーが展開し、多くの人に衝撃を与えた。また、今作はアカデミー賞作品賞を受賞しており、2015年に公開された映画の中でも、特に評価された1本となった。主演はマーベル映画でハルクを演じているマーク・ラファロが務め、マイケル・キートンやスタンリー・トゥッチなどが出演している。ボストン・グローブの編集長・バロン(リーヴ・シュレイバー)は、カトリック教会が隠蔽していた事件をスクープするべく、「スポットライト」チームに事件の調査を依頼する。事件は神父が性的虐待をおこなったもので、被害者もいたが、隠蔽により明るみに出ることはなかった。さっそく取材を開始した「スポットライト」の記者たちは、頻繫に教会を移動していたひとりの神父に目をつける。しかし事件の闇は深く、絶対的な影響力を持つカトリック教会を相手にするには、それ相応の覚悟が必要だった。
ある大雨の日に、モーテルに集まってきた11人の男女を描いていくサスペンス映画。『ナイト&デイ』を手掛けたジェームズ・マンゴールドが監督を務めており、ラストにはストーリーを根底からひっくり返すサプライズが用意されている。連続殺人犯・マルコム(プルイット・テイラー・ヴィンス)の死刑が執行されようとしている前日。運転手のエド(ジョン・キューザック)は大雨のなか、女優のキャロライン(レベッカ・デモーネイ)を乗せて、車を走らせていた。しかし、路上に出ていた女性・アリス(レイラ・ケンズル)に衝突し、大けがを負わせてしまう。アリスの夫であるジョージ(ジョン・C・マッギンレー)は、すぐさま近くのモーテルまでアリスを運び、救急車を呼ぼうとするが、大雨のため電話がつながらない。洪水により直接病院にも行けず、モーテルで立ち往生してしまうのだった。そんなモーテルには、雨をしのぐ場所を求めて多くの人が集まってくる。そして、意図せず密室状態が完成してしまったモーテルの中で、殺害された女性の頭部が発見され…。
棺の中に閉じこめられた男を描く、画期的なスリラー映画。狭い棺の中を映し続ける作品で、キャラクターは主人公ひとりしか登場しない。身動きすらとれない絶望的な状況のなか、主人公がどのようにして棺から脱出するのかが焦点となる。主演を務めたのは、『デッドプール』シリーズに出演したライアン・レイノルズ。今作では延々とひとり芝居を続け、ライアンとしてはめずらしく、全編をとおしてシリアスな演技を披露している。イラクで働いているポール(ライアン・レイノルズ)が目を覚ますと、そこは暗闇の中で、自身が拘束されていることに気がつく。なんとかライターに手を伸ばし、火をつけたポールだったが、彼が閉じこめられていたのは地中に埋まっている棺の中だった。ポールが外に出ようと暴れるたびに、酸素はどんどん減っていき、命のタイムリミットが迫っていく。棺の中に携帯電話があることに気がついたポールは、緊急連絡先に電話をかけ、助けを求める。しかし状況をうまく伝えられず、携帯電話の充電も減ってしまう。
歴史の中に埋もれてしまった財宝を探していく、冒険映画『ナショナル・トレジャー』の続編。今作では主人公が「リンカーンを暗殺した真犯人の子孫である」との噂を否定するため、世界中を冒険していき、歴史の真実にたどり着くまでを描いている。リンカーン暗殺事件が起きる少し前。暗号解読が得意なトーマス・ゲイツ(ジョエル・グレッチ)のところに、ふたりの男がやってくる。男は日記に書かれている暗号の解読を依頼し、トーマスはすぐさま取りかかった。しかし、男たちの正体に気がつくと、日記の数ページを破り捨て、炎の中に捨ててしまう。それから100年以上の月日が流れた現代。トーマスの子孫であるベン・ゲイツ(ニコラス・ケイジ)は、ウィルキンソン(エド・ハリス)と名乗る男から、「トーマスはリンカーン暗殺の犯人だ」と指摘される。ウィルキンソンはかつてトーマスが破り捨てた「日記の切れ端」を持っており、証拠としてベンに突き付けた。ベンはトーマスの無実を証明するため、日記について調べていく。
今作は『レヴェナント 蘇えりし者』で知られる、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥが手掛けた作品である。世界中のさまざまな都市を舞台に、徐々にリンクしていく物語が語られる。舞台のひとつとして、東京での撮影もおこなわれた。ブラッド・ピットが主演を務め、ケイト・ブランシェットやエル・ファニングなど、豪華キャストが起用された。また日本からは役所広司、菊地凛子などが参加し、特に菊地の演技は海外でも高い評価を受けている。リチャード(ブラッド・ピット)と、妻のスーザン(ケイト・ブランシェット)は旅行でモロッコを訪れていた。ふたりにとって大事な旅行となるはずが、乗っていた観光バスが銃弾を受ける。運悪く弾はスーザンに命中し、一行は近くの村で救助を待つことに。バスに向けた発砲したのは、遊牧民の男だった。彼はライフルを使って遊んでいたところ、偶然にも観光客であるスーザンに命中してしまう。モロッコ警察が事件を調査していくと、使われたライフルは日本に住むヤスジロー(役所広司)のものだと判明するのだが…。
フランス人映画監督の、ミシェル・アザナビシウスが手掛けたドラマ映画。サイレントからトーキーの時代に変化しつつあった、1920年代のハリウッドを描いている。そのためストーリーの時代にあわせて、今作も全編モノクロかつ、サイレント映画として制作された。見た目だけでなく、字幕の使い方や俳優たちの演技など、さまざまな部分で当時のサイレント映画からの影響が感じられる。また、今作の演技でオスカーを獲得した、主演俳優・ジャン・デュジャルダンの繊細な演技にも注目だ。サイレント映画に出演し、人気者となったジョージ(ジャン・デュジャルダン)は、偶然出会った新人女優のペピー(ベレニス・ベジョ)にアドバイスを送る。それから数年後。ハリウッドでは時代の最先端をいくトーキーが量産され、サイレント映画にしか出演しなかったジョージの出番はなくなっていた。その一方でペピーはトーキーに出演し、一流の女優へと成長する。しかしトーキーを嫌うジョージの仕事はなくなり、徐々に落ちぶれていくのだった。
日本のアニメ監督・押井守の代表作である、『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』を実写映画化した作品。アニメ版の特徴だった電脳世界の描写や、サイバーパンクを思わせる未来都市が実写の中に落としこまれ、再現度の高い映像が話題となった。主人公の少佐は、『ブラック・ウィドウ』などのマーベル作品への出演で知られる、スカーレット・ヨハンソンが演じた。日本からはお笑い芸人のビートたけしが参加しており、彼が演じた荒巻は、今作の中で唯一日本語を話すキャラクターとなっている。人間と機械の融合が当たり前になっている時代。脳以外がサイボーグ化されている少佐(スカーレット・ヨハンソン)は、相棒のバトー(ピルー・アスベック)と協力し、ハッカーが起こしたテロ事件を追っていた。事件の犯人であるクゼ(マイケル・ピット)を追っていくうちに、少佐は自身の過去に秘密があることを知る。そして、サイボーグ化される前の自分が誰だったのかを調べはじめるのだった。
『シャイニング』の原作者として知られる、スティーブン・キングの長編小説『キャリー』を映像化した作品。同作は過去にブライアン・デ・パルマの手によって映画化されており、今作は設定をリセットしたリブート版である。主演を務めたのは、『キック・アス』でブレイクしたクロエ・グレース・モレッツ。今作では抑圧された環境の中で生きる少女・キャリーを熱演した。また、キャリーの母親役にはジュリアン・ムーアが起用されている。高校生のキャリー(クロエ・グレース・モレッツ)は、宗教にのめりこむ過保護な母親(ジュリアン・ムーア)に育てられていた。そのため体の変化についての知識がなく、学校で初潮を迎え、周囲の生徒からいじめられてしまう。そんななか、生徒たちが楽しみにしているプロムの時期がやってくる。キャリーはイケメン男子のトミー(アンセル・エルゴート)とパートナーになるが、いじめっ子たちはキャリーに恥をかかせようと、最悪な計画を実行に移していく。
イランで実際に起きた、アメリカ大使館人質事件をもとにした映画。2013年におこなわれたアカデミー賞で作品賞に輝くなど、高い評価を受けた作品である。監督は俳優としても今作に出演している、ベン・アフレックが務めた。1970年代後半。革命が起きたイランでは、アメリカに亡命した前国王を引き渡すよう、アメリカ政府に要請する声が増えていた。そんななか、イラン国内にあるアメリカ大使館が襲撃される事件が発生。多くの人が人質になるが、6人の大使館職員だけが脱出に成功する。逃げ出した6人は、イラン側に顔を知られることなく、カナダ大使の家に隠れていた。しかし、見つかれば処刑される状況は変わらず、彼らの命を助けるためには、イラン側に知られないようアメリカに連れ戻す必要があった。アメリカ本国では、CIAに所属するトニー・メンデス(ベン・アフレック)が、6人を無事に脱出させるための計画を立てる。それはSF映画『アルゴ』の撮影と称してイランに入り、6人を撮影スタッフとして出国させる、無謀ともいえる計画だった。
『結婚できないにはワケがある。』は、電子コミック誌「恋するソワレ」で連載された、邑咲奇による漫画が原作。ドラマは2021年4月より、全10話で放送された。イケメンエリート課長だが、大の人形愛好家という趣味を持つ男を演じるのは、速水もこみち。そんな彼に恋をする、30歳までに結婚がしたい会社員を演じるのは若月佑美。人形・みちゅことの三角関係が描かれる、ラブコメディ。富澤光央(速水もこみち)は、高身長・高学歴で誰もが認めるエリート課長。そんな光央には誰にもいえない秘密があった。それは“人形愛好家”ということだった。光央と同じ会社に勤める後藤まりこ(若月佑美)は、30歳までに理想の男性との結婚を夢見ている。まりこにとって光央は、まさに理想の結婚相手だった。ある日まりこが道を歩いていると、空から人形が落ちてきた。怖がりながらも、まりこは人形を拾い、ほつれたところを直してあげ、ベンチに置いてその場をあとにした。なんと、その落ちてきた人形の持ち主は光央だったのだ。みちゅこを溺愛する人形愛好家の光央と、理想の光央と結婚がしたいまりこと、不気味な人形・みちゅこによる異色の三角関係が幕を開ける!
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