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中国人気若手俳優が共演を果たしたラブ史劇! 芯のあるヒロインを演じるのは『晩媚と影~紅きロマンス~』『海棠が色付く頃に』などのリー・イートン。ヒロインに一目ぼれをしたことから人生が変わっていく相手役を、『瓔珞〜紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃〜』『招揺』などのシュー・カイがつとめる。唐の時代。大将軍である魯国公の長男・盛楚慕(シュー・カイ)は、長安では有名な放蕩息子であった。ある日、楚慕は父親が敵対している人物の息子と喧嘩をし、さらに負けてしまったことで父親から激しく叱責される。そのことから逃げるように、楚慕は友人とともに広州へと向かうのであった。そこで、楚慕は広州一の美人といわれている商人の娘・傅柔(リー・イートン)が陳家に嫁ごうとする場面に遭遇する。しかし、傅柔が陳家の門前まで来たところで傅柔は陳夫人から思わぬ不名誉を被り、嫁入りをせずに家へ帰ってしまうのだった。一方、その一部始終を目撃していた楚慕は傅柔に一目ぼれし、どうにか傅柔に近づこうと画策しはじめ…。
草彅剛が主演を務める韓国ドラマをリメイクした、壮絶な復讐劇。2015年放送。借金地獄に陥った元エリートが、自ら金貸しとなって復讐に挑む姿を痛快に描く。共演は大島優子、木村文乃、津川雅彦、大杉漣、渡部篤郎。東大出身の優秀な証券マン・白石富生(草彅剛)は、大手金融グループ会長の孫娘・青池梢(木村文乃)との婚約パーティーを盛大に開く。その席で、富生は初めて会長の早和子(ジュディ・オング)に挨拶するが、認めてもらえなかった。会の最中、母の三保子(木野花)から父の孝夫(志賀廣太郎)が失踪したと電話が入る。闇金からも金を借りていた父の工場は、借金苦で不渡りを出していた。父の連帯保証人になっていた富生は窮地に追い込まれる。一方、富生の恩師である高校教師・紺野(大杉漣)も、赤松金融の赤松大介(渡部篤郎)にだまされて親戚の借金を肩代わりさせられてしまう。派遣を切られる不安を抱えた娘の未央(大島優子)にはそのことを話せなかった。富生は自身の貯金で一部を返済し、知人にも借金を頼んでまわるが、誰からも貸してもらうことができなかった。そんななか、母が心労から脳出血を起こして倒れてしまう。弟の光太郎(玉森裕太)は、こうなるまで家の状況にまったく気づかなかった兄を責める。とうとう会社にも事態が知られた富生は、辞職に追い込まれ…。
『シェイプ・オブ・ウォーター』や、『ナイトメア・アリー』で知られる、ギレルモ・デル・トロが原作を手掛けたドラマ。1話で完結するホラーストーリーが8話収録されている。デル・トロ作品らしい奇怪なセットや小道具にも注目したい。多額の借金を抱えるニック(ティム・ブレイク・ネルソン)は、借金取りに追われながらも、一攫千金の夢を捨てられないでいた。ある日、ニックは持ち主のいなくなった倉庫を中身ごと購入し、中に収められていた物を売ろうとする。しかし、ニックが手に入れた36番倉庫はガラクタばかりで、高く売れそうな物は残っていなかった。そんな中、ニックは倉庫の奥から「闇の儀式」に使うであろう、不思議なアイテムの数々を発見する。価値を調べていくと、儀式台や書物は、数百ドルの値が付く一品だった。ニックは倉庫の中から、失われた「第4の書」を見つけ出そうとするが、封印されていた別世界の生き物を解き放ってしまう。
竹町が手掛ける同名のライトノベルを原作としたテレビアニメ。世界大戦が終結し、水面下でスパイ同士の戦いが勃発している架空の世界を舞台に、落ちこぼれスパイたちの活躍を描いていく。生徒たちのリーダー的存在であるリリィの声は、『よふかしのうた』に出演した雨宮天が担当。そのほかにも、伊藤美来や東山奈央など、人気声優たちが勢揃いしている。また、生徒たちをまとめあげる凄腕スパイ・クラウス役には、梅原裕一郎が抜擢された。大規模な戦争よりも、スパイを使った影の戦争が主流になりつつある世界。スパイの養成学校に通っているリリィ(雨宮天)は、生存率の低い特殊な任務が与えられる。しかし、行動をともにするチームのメンバーは全員、落ちこぼれの烙印を押された少女たちだった。チームを指揮するのは、唯一の凄腕スパイであるクラウス(梅原裕一郎)。彼は少女たちにスパイの技術を教えようとするが、絶望的に教え方が下手だった。リリィは任務を成功させるべく、クラウスの指示どおりに行動していくが…。
普通ではないふたりが虚構で怪異に立ち向かう!テレビアニメ『虚構推理』シリーズの第2期。怪異たちの知恵の神となった少女と、怪異たちにさえ恐れられる不死身の青年が、怪異にまつわる奇想天外な事件を解決していく! 原作は城平京による同名の小説シリーズ。日常のいたるところに当たり前に存在している怪異たち。化け物、妖怪、幽霊とも呼ばれる彼らの声を聞くことができる女子大生・岩永琴⼦(⿁頭明⾥)は、怪異たちの知恵の神であった。彼らから相談を受けるたびに、一目ぼれした先輩の桜川九郎(宮野真守)を巻き込み、ふたりで怪異にまつわる奇想天外な事件を解決してきた。ある日、琴子はとあるマンションの地縛霊から相談を受ける。その地縛霊によれば、マンションの空き部屋から夜な夜な奇妙な音が聞こえるという。マンションの管理人が部屋の中を調べたところ、四本腕と角をもった力士の人形が落ちていたらしい。その話を聞いた琴子は、またしても九郎を巻き込み、さっそく調査に乗り出す。そして、得られた手がかりをもとに、ひとつの推理を怪異たちに披露する。それを聞いた怪異たちは、奇妙な音の正体がわかり、すっかり安心するのだった。しかし、それは琴子が怪異たちを不安にさせないように、あえて作り上げた虚構の推理。真実を突き止めるため、琴子と九郎は力士の人形を保管した山奥に向かうのだった…。
「日本」と「異世界」を往来する能力を得た少女の、壮大な貯蓄生活が今はじまった!『老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます』は、2023年1月から放送開始となったテレビアニメ。原作はFUNAのライトノベルであり、2015年から小説投稿サイト「小説家になろう」で連載されている。アニメ版の制作は『阿波連さんははかれない』のFelixFilmで、監督は玉田博。主題歌はオープニングテーマを声優の前田佳織里が、エンディングテーマを2人組バンド・YABI×YABIが担当している。高校卒業の直前、両親と兄を交通事故で失った山野光波(長江里加)は、その後大学受験に失敗。ついには不良にからまれて崖から転落するが、そこで光波が見せた「生への執念」がその存在を異世界へと転生させた。さまよい歩いて倒れた光波は、コレット(立花理香)という少女に助けられ、そこから自分がこの異世界と日本を自由に往来できる能力があることを知っていく。しかし、この能力はいつ消えるか分からない。使えるうちにと、一生困らない金貨8万枚の貯蓄をその異世界で計画していく光波…!
世界最強との誉れ高い「冰剣の魔術師」の称号を受け継いだ元戦士が、魔術学院で学園生活を開始!?『冰剣の魔術師が世界を統べる』は、2023年1月から放送開始となったテレビアニメ。原作は御子柴奈々のライトノベルであり、『冰剣の魔術師が世界を統べる〜世界最強の魔術師である少年は、魔術学院に入学する〜』のタイトルで、2019年から小説投稿サイト「小説家になろう」で連載されている。アニメ版の制作はクラウドハーツで、監督は佐々木宣人。エンディングテーマは人気声優・内田真礼が歌唱を担当している。アーノルド魔術学院。そこは貴族ばかりが入学する魔術の学校だが、ある日突然、一般家庭出身の新入生・レイ=ホワイト(榎木淳弥)が入学してきた。レイはほかの生徒から「オーディナリー」と呼ばれて蔑まれてしまうが、三大貴族の筆頭・ローズ家の令嬢であるアメリア=ローズ(佐伯伊織)は、そんなレイにもほかの生徒と同様、分け隔てなく接する。実はこのレイ=ホワイト、3年前に戦場で傷を負って離脱した「冰剣の魔術師」たる称号の持ち主だったのだが…。
これは恋か? 友情か? 幼なじみふたりの愛の攻防戦がここにスタート!『トモちゃんは女の子!』は、2023年1月から放送開始となったテレビアニメ。原作は柳田史太の4コマ漫画であり、Twitter上で展開されている4コマ漫画サービス「ツイ4」で、2015年から2019年まで連載されていた。アニメ版の制作は『荒ぶる季節の乙女どもよ。』『ヒロインたるもの!〜嫌われヒロインと内緒のお仕事〜』などを手掛けたLay-duceで、監督は難波日登志。オープニングテーマは、シンガーソングライターのマハラージャンが担当している。活発でボーイッシュな女子高校生・相沢智(高橋李依)は、高校入学と同時に幼なじみの久保田淳一郎(石川界人)に「好きだ」と告白。しかし、淳一郎は智のことを男友だちのように思っていたため、「親友として大好き」ととらえてしまい、智はあえなく撃沈した。もうひとりの幼なじみ・群堂みすず(日高里菜)などは、それは智の自業自得だという。空手の道場では男子も含めて無敵の状態。喧嘩っぱやく女らしさの欠片もない智に問題があると。しかし、智の淳一郎への思いは日に日に高まっていき…。
魔法に憧れる転生王女と悲劇の天才令嬢が織りなす、王宮百合ファンタジーがここにスタート!『転生王女と天才令嬢の魔法革命』は、2023年1月から放送開始となったテレビアニメ。原作は鴉ぴえろのライトノベルであり、2019年から2021年まで小説投稿サイト「小説家になろう」で連載されていた。アニメ版の制作は『艦隊これくしょん -艦これ-』『アホガール』などを手掛けたディオメディアで、シリーズ構成はラノベ作家の渡航。オープニングテーマは、ゲーム主題歌を数多く務める花たんが担当している。パレッティア王国の王女・アニスフィア(千本木彩花)は、魔法を使うことはできないが魔法への情熱は強く、自ら「魔法化学」を編み出し、日夜不思議な道具を作り続けていた。実はこのアニスフィア、別の世界で生きていた前世の記憶があったのだ。そんなアニスフィアがある夜、空飛ぶほうきの飛行実験中に制御不能となり、貴族たちが通う学院の夜会会場へと乱入。と、そこでは今まさに、弟のアルガルド王太子(坂田将吾)が婚約者のユフィリア(石見舞菜香)に婚約破棄をいい渡したその瞬間だった…!
現実に生きる高校生たちの声が、ゲームキャラに「神の声」として認識された!?『ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん』は、2023年1月から放送開始となったテレビアニメ。原作は恵ノ島すずのライトノベルであり、2018年に小説投稿サイト「小説家になろう」で連載されていた。アニメ版の制作は手塚プロダクションで、シリーズ構成は金春智子。エンディングテーマは、シンガーソングライターのAnnaが務めている。放送部所属の遠藤碧人(石川界人)は、同じ放送部の小林詩帆乃(花澤香菜)に片思い中。そんな小林は、自分が好きな乙女ゲーム『マジカルに恋して』をやたらと遠藤に布教していく。「まじこい」と称されるそのゲーム世界は、フィーネ(富田美憂)という美少女を中心とした恋愛シミュレーション。今日も小林につき合う形で遠藤もそのゲームをプレイしてみると、なんとゲーム内キャラのジークヴァルト・フィッツェンハーゲン(中村悠一)が、遠藤と小林の声を聞き取った!戸惑う遠藤と小林だったが、この状況を利用すれば、ゲーム内で不幸な死を遂げた悪役令嬢・リーゼロッテ(楠木ともり)を救えるかもしれないと感じ、そのミッションに邁進しはじめていく…!
最強の陰陽師が、ファンタジーな異世界で平穏を目指して新たな人生を歩みはじめる…。『最強陰陽師の異世界転生記』は、2023年1月から放送開始となったテレビアニメ。原作は小鈴危一のライトノベルであり、2018年から小説投稿サイト「小説家になろう」で連載されている。アニメ版の制作は『うらみちお兄さん』のスタジオブランで、シリーズ構成は『うちの師匠はしっぽがない』などを手掛けた待田堂子。オープニングテーマは、数多くのアニソンでその存在感を見せつけるangelaが担当している。天才陰陽師の玖峨晴嘉(梅原裕一郎)は、その真っ直ぐな性格ゆえに朝廷に裏切られ、無念の死を迎えた。しかしその瞬間、晴嘉は転生の呪術によって異世界へと転生。ランプローグ家の三男・セイカ(花守ゆみり)として生まれ変わった。新たな世界は魔法が支配するところであり、魔力を持たないセイカは兄のグライ(上村祐翔)に蔑まれ続けていた。しかし、「次の人生は狡猾に生きる」と誓った晴嘉=セイカは、そんな迫害などものともせず、次第に陰陽術を魔法のように見せる技によって、周囲から注目されはじめる…。
自堕落な少年と完璧な美少女。そんなふたりの甘くてじれったい恋物語…。『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』は、2023年1月から放送開始となったテレビアニメ。原作は佐伯さんのライトノベルであり、2018年から2021年まで小説投稿サイト「小説家になろう」で連載されていた。アニメ版の制作は『りゅうおうのおしごと!』『弱キャラ友崎くん』などを手掛けたproject No.9で、監督は今泉賢一。オープニングテーマはオーイシマサヨシが担当している。アパートでひとり暮らしの高校生・藤宮周(坂泰斗)は、毎日コンビニ弁当やゼリー飲料だけで済ませ、家のなかは散らかり放題。そんな周の同級生で校内のアイドル的存在である椎名真昼(石見舞菜香)が、ある雨の夜、公園のブランコでひとり濡れ続けていた。見かねた周は自分の傘を貸して帰宅。そのおかげで風邪を引いた周のもとに、真昼が看病にやってきた。実は真昼もまた、同じアパートの隣でひとり暮らしをしていたのだ。真昼は、周の不摂生極まりない生活を見て放ってはおけず、そこから何かと世話を焼いていくようになり…。
相変わらずイジられまくるセンパイくんと、Sデレ系少女のラブコメストーリー再び!『イジらないで、長瀞さん 2nd Attack』は、2023年1月から放送開始となったテレビアニメ。原作はナナシの漫画であり、「pixiv」から「マガジンポケット」に移って連載されている。今作は、2021年4月から6月まで放送されたアニメ版第1期の続編に位置している。制作はOLMで、監督はウシロシンジ。オープニングテーマは、第1期と同じくヒロイン・長瀞さんを演じる声優・上坂すみれが担当している。風早高校美術部の2年生・八王子直人(山下大輝)は、ある日突然目をつけられたドSな1年生・長瀞早瀬(上坂すみれ)に日々からかわれている。しかし、そんな毎日を過ごしているうちに直人は長瀞のことが徐々に気になりはじめ、文化祭では彼女の絵を展示して生徒たちから大好評を得た。そして文化祭も終わっていつもの日常が戻り、長瀞を筆頭にその友人たち、ガモちゃん(小松未可子)、ヨッシー(鈴木愛奈)、桜(井澤詩織)に執拗にイジられるセンパイくんこと直人であった…。
生と死の狭間にある不思議な世界を描いたドラマ映画。原作は髙橋ツトムが手掛けた漫画『スカイハイ』のスピンオフ作品だが、映画版はシリーズを知らない人でも理解ができるよう工夫されている。そんな今作の主演を務めたのは、『さかなのこ』での活発な演技が記憶に新しい、のん。劇中では現世に絶望しながらも、前向きに生きていこうとする三女・たまえを演じた。また、長女・のぞみ役に大島優子が、次女のかなえ役には門脇麦が起用されている。事故に遭い、生死の境をさまよっているたまえ(のん)は、不思議な女性・イズコ(柴咲コウ)に連れられ、天間荘へとやってくる。ここは生死の境にいる人が召喚され、生きるか、死ぬかを選択できる場所だった。天間荘は、たまえが会ったこともなかった腹違いの姉・のぞみ(大島優子)が切り盛りしており、問題を抱える客をもてなしている。たまえはこの世界にいる間、天間荘で働くことになり、現世にはなかった充実した日々を送っていく。しかし、天間荘に住む人々の真実を知ってしまい…。
Jホラーの金字塔である『リング』シリーズの最新作。90年代に流行した「呪いのビデオ」が進化し、最悪な形で呪いが伝播してしまう世界を描く。過去作よりもホラー要素は少なく、エンターテインメント作品として楽しめる映画である。IQ200を誇る天才学生・文華(⼩芝⾵花)は、出演したテレビ番組にて、霊媒師のKenshin(池内博之)と対談する。貞子の呪いについて独自の理論を展開する文華に対し、Kenshinは呪いの存在を信じて疑わない。番組の収録後、Kenshinは敵対関係になった文華に呪いのビデオを手渡し、テレビ局を後にするのだった。文華は呪いなど信じておらず、天才的な頭脳でその正体を解き明かそうとする。しかし、文華の妹・双葉(八木優希)が呪いのビデオを観てしまう。幻覚を見るようになった双葉を救うため、文華は呪いのビデオの詳細を知るKenshinのもとを訪れる。そこには呪いの被害者・王司(川村壱⾺)の姿もあり、文華も一緒にKenshinがおこなう儀式に参加するのだが…。
横関大による同名小説を菜々緒主演でドラマ化。敵対する忍者の末裔同士が互いの素性を知らないまま結婚し、秘密を隠しとおそうとするさまをコミカルに描く。菜々緒演じるヒロイン・蛍の夫・悟郎に鈴木伸之が扮するほか、山本舞香、ともさかりえ、勝地涼、古田新太、市村正親ら人気俳優が出演する。薬剤師の草刈蛍(菜々緒)と郵便局員の悟郎(鈴木伸之)の夫婦は、価値観の違いから諍いが絶えない。実は彼らは敵対する忍者の末裔同士だったが、互いに正体をひた隠しにして暮らしていた。悟郎の幼なじみで同僚の音無祐樹(勝地涼)は、妻に叱られてばかりの悟郎を心配する。蛍は、忍者コスプレ姿でライブ配信しているインフルエンサーの妹・雀(山本舞香)と、競馬ジョッキーの姉・楓(ともさかりえ)と仲のよい3姉妹だった。楓は夫と不仲な蛍に離婚をすすめる。祐樹は悟郎に、離婚は伊賀では御法度だと話し、子どもができれば夫婦関係が変わるとアドバイスする。悟郎はさっそくベッドで蛍を誘うが、あっさり断られてしまう。その後悟郎は、郵便局にきた忍者マニアのインターン・宇良豹馬(藤原大祐)の面倒をみることになる。蛍は薬局に現れた甲賀忍者の諜報部員・山田澪(広瀬アリス)から、議員・赤巻章介(信太昌之)の違法薬物使用の証拠をつかめという指令を受ける。一方、伊賀一族出身の赤巻は、悟郎たち伊賀一門に身辺警護を秘密裡に依頼し…。
原田ひ香によるベストセラー小説を、葵わかな主演でドラマ化。幸せになるためのお金の使いかたを求めて奮闘する、3世代の女性たちを描く。それぞれの悩みに共感できるハートフルな一作。共演は山崎紘菜、中尾ミエ、森尾由美。御厨美帆(葵わかな)は幼いころ、祖母の琴子(中尾ミエ)から三千円の使いかたで人生が決まることを教えられる。24歳になった美帆はIT企業に勤めてよい給料をもらい、おしゃれな部屋でひとり暮らししていた。恋人の長谷川大樹(中田圭祐)との仲も良好で、すべて順風満帆ななか、頼りになる会社の先輩・小田街絵(酒井若菜)が突然脳卒中で倒れてしまう。実家で祖母、父・和彦(利重剛)、母・智子(森尾由美)、姉・真帆(山崎紘菜)一家と新年を迎えた美帆。真帆は娘(泉谷星奈)が幼稚園に入るのを機に、働き始めようとしていた。新年出社した美帆は、街絵が退職することを知って、働く意味について考えるようになる。そんなある日、保護犬たちを街で見かけた美帆の胸に、過去に飼っていた犬との辛い思い出が甦る。久しぶりに会った街絵は、病気を機に自分の人生を見つめ直そうとしていた。彼女は美帆に、自分らしい生き方をみつけてほしいと話す。美帆は保護犬をひきとって暮らすための一軒家を買うことを思い立ち、貯金を決意。以前証券会社に勤めていた真帆にアドバイスを求める。真帆は妹に固定費の見直しをすすめるが…。
2022年4月に放送された岡崎紗絵主演の恋愛ドラマ『花嫁未満エスケープ』の続編。前作の半年後を舞台に、恋や結婚に臆病になったヒロイン・ゆうに新たな恋が訪れるさまを描く。前作に続き浅香航大、中川大輔、美山加恋らが出演するほか、井上祐貴が新たに参加する。デザイナーの柏崎ゆう(岡崎紗絵)が、結婚することになった高校の同級生カップルに会いにいくと、元カレの深見一(浅香航大)も現れる。久しぶりに再会した深見に、恋愛や結婚がこわくなったと話すゆう。友人への結婚祝いを一緒に選ぶことになり、ゆうはまた彼と会う約束をする。ある日、ゆうは社長から新店舗の店長への異動を告げられる。デザイナーの仕事ができなくなることに傷つき街を歩いていた彼女は、変顔する男性(井上祐貴)を見て思わず吹き出す。近寄ってきた彼に、「ナンパはお断り」と思わずいってしまうゆう。その横から幼い少女が飛び出してきて彼にとびつく。男性が娘を笑わせようとしていただけだと知り、ゆうは恥ずかしさにいたたまれなくなって逃げ去る。後日、ゆうはドレスショップにいく友人に付き添う。ショップのデザイナーは、先日変顔していた男性・作良亮介だった。ゆうは初対面のふりをして名刺を受け取る。デザイナー同士のゆうと作良は、ドレスを通して会話が弾み…。
鈴木ゆうかがヒロインとネズミを一人二役で演じる、奇想天外な新感覚のコメディドラマ。大黒天を祀る結婚式場に暮らすネズミたちが、訪れるカップルの結婚式を成功させるために奮闘する。出演は福山翔大、優希美青、西岡星汰、濱津隆之、久保田磨希。結婚式場「ウェディングヒルズ大黒」のロビーの一角に、大黒天を祀る小さなお社があった。そこに住むネズミ一家は大勢のカップルを見送ってきたが、結婚式の需要が落ち込んだことから、式場取り壊しの危機にさらされる。大黒天から「なんとかせよ」と指令を受け、長女のチュー子(鈴木ゆうか)は新人プランナーの篠原天音に憑依して式場で働き始める。先輩プランナーの桜井康平(福山翔大)とともに、担当する新郎新婦である新山隆文(前原滉)と片山由美(筧美和子)と式の打ち合わせをする天音。積極的に案を出す由美に対し、すべて新婦に任せきりの隆文に天音は不安を抱く。帰宅したチュー子は、父のチュー吉(濱津隆之)や弟のチュー太(西岡星汰)から、新郎になにか未練があるのかどうか確認したほうがいいとアドバイスされる。天音は隆文ひとりだけを打ち合わせに呼び、いまどれくらい結婚したい気持ちがあるのかと単刀直入に聞く。すると隆文は、忘れられない人がいることを告白し…。
内田理央主演の人気エロラブコメディ『来世ではちゃんとします』の第3期。性的にこじらせている会社員たちの恋と人生をコミカルに描く。性依存のヒロイン・桃江を演じる内田理央をはじめ、太田莉菜、小関裕太、後藤剛範、ラバーガールの飛永翼らおなじみのキャストが続投する。映像制作会社「スタジオデルタ」に勤める大森桃江(内田理央)は、5人のセフレを囲う性欲旺盛女子だった。そんな彼女が同僚の松田健(小関裕太)と真剣交際を始め、3か月間健全なお付き合いをしてから一線を越える約束をする。しかし、期間を過ぎてもタイミングをつかめず、性欲がたまりにたまった桃江は苦悩する。松田といい雰囲気になったときでも、不安で次の一歩を踏み出せない桃江。それでも、別れ際に松田からおでこへのキスひとつもらっただけで舞い上がる。桃江に彼氏ができたことを知らないセフレたちから、連絡が入り続ける。桃江は、彼らのだれもがセックスするまではやさしかったが、1か月もすると冷たくなったことを思い出す。彼女は、松田もエッチした後は変わってしまうのではないかと不安を抱く。一方の松田は、これまで相手を自分に依存させることで寂しさを癒してきたことに気づき、自己嫌悪に陥る。彼もまた、抱いたら桃江が変わってしまうかもしれないと恐れており…。
脚本家としても活躍中のお笑い芸人・バカリズムによる、タイムリープ・ヒューマン・コメディー。平凡な人生をやり直すヒロイン・麻美を、日本を代表する実力派女優・安藤サクラが演じる。共演は夏帆、木南晴夏、染谷将太、松坂桃李、黒木華。コミカルなセリフの連発や予想外の展開に、笑いが止まらなくなること必至の楽しい一作。33歳独身の地方公務員・近藤麻美(安藤サクラ)は、両親と妹と4人暮らし。市役所に勤める彼女は、窓口で怒られ続けるストレスフルな毎日を過ごしている。幼なじみの米川美穂(木南晴夏)の誕生祝いで、門倉夏希(夏帆)と仲よし3人組で集まった麻美。食事の後にカラオケにいった3人は、受付をしていた幼なじみの福田俊介(染谷将太)と久しぶりに再会する。歌ったり喋ったりして楽しく過ごしたが、その帰り道に麻美はトラックにはねられて死んでしまう。真っ白な空間で目覚めた麻美は、とまどいながら死後案内所の受付係(バカリズム)に声をかける。彼は麻美を労い、すぐに新たな生命に案内しようとする。来世はオオアリクイに生まれ変わると知って動揺する麻美。その後、今世でやり直して徳を積めば人間に生まれ変わる確率を上げられると聞いて、麻美はもう一度自分の人生をやり直すことを決意する。こうして麻美の2週目の人生がスタートし…。
鬼才・堤幸彦が演出を務める、妻夫木聡主演のダーク・エンタテインメントドラマ。天才医師率いる闇医者チームが、多額の報酬と引き換えに違法オペで患者を救っていくさまをスリリングに描く。出演は藤原竜也、松下奈緒、日向亘、鹿賀丈史。副総理の羽場一郎(伊武雅刀)が倒れ、千代田医科大学附属病院に運ばれた。脳神経が断裂した羽場は、もう歩けるようにはならないことを剣持院長(鹿賀丈史)から告げられる。怒りに震える羽場の前にジョーカーこと下山田譲(藤原竜也)が現れ、闇オペの交渉を始める。しかし、そこに執刀医であるエースこと波佐間永介(妻夫木聡)がやってきて、副総理に生き延びる価値はあるのかと問う。モニターの前ではオペナースのクイーンこと依田沙姫(松下奈緒)と、天才ハッカーのスペードこと白瀬剛人(日向亘)がそのさまを見守っていた。その後、エースの判断により交渉は決裂する。部屋に駆けつけた外科医の染谷慈恩(一ノ瀬颯)の目の前でふたりは姿を消し、小型ドローンだけが残された。羽場は警察を呼び出し、闇医者たちを捕まえるよう命じる。普段はパティスリー「カーサブランシェ」のパティシエをしているエース。常連客の女子高生・嶋崎水面(當真あみ)は、彼に思いを寄せていた。闇治療の次の交渉相手に選ばれたのは、特発性間質性肺炎で余命宣告を受けた投資家・渋谷隆治(池松壮亮)だったが…。
加藤実秋の同名小説を原作とした、西島秀俊主演のニュータイプ刑事ドラマ。問題児の刑事3人が手を組み事件解決に挑むさまを、コミカルなシーンを交えながらスリリングに描く。濱田岳、上白石萌歌をはじめ、斎藤工、片岡愛之助ら豪華実力派が出演する。桜町中央署のエース刑事・蓮見光輔(濱田岳)は、警察官を押し倒して逃げた男がいるという通報を受けて商店街へ向かう。追い詰められた男は、包丁を手にイベント中のプロレスリングに入り込み、レフェリーを人質にとる。蓮見が包丁男を説き伏せようとしたそのとき、突然サングラスをかけた男が現れ、鋭い動きで一瞬にして包丁男を取り押さえた。男はマル暴から桜町中央署にやってきた架川英児(西島秀俊)だった。一方、まったくやる気のない新米刑事の水木直央(上白石萌歌)は、警視庁副総監である父・有働弘樹(片岡愛之助)と昼食をとっていた。最上家の住み込み家政婦・永峰弓江(室井滋)が殺害された現場に駆けつけた蓮見と架川。血に弱い架川は、刺殺体を見て卒倒してしまう。そんな架川の姿を見て、鑑識係の仁科素子(優香)は嘲笑う。最上家は大学教授の憲彦(飯田基祐)、妻の恵美子(加茂美穂子)、大学生の娘・亜由美(星南のぞみ)、引きこもりの息子・賢太郎(上原佑太)の4人家族だった。しかし事件以降、賢太郎は行方不明になっており…。
ある日突然「かわいい女の子」になってしまった元お兄ちゃん。果たしてその運命は…!?『お兄ちゃんはおしまい!』は、2023年1月から放送開始となったテレビアニメ。原作はねことうふの漫画であり、「pixiv」や「ニコニコ静画」で同人誌として発表されていたものが好評となり、「月刊ComicREX」で連載がはじまった。アニメ版の制作は、『無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜』制作のために立ち上がったスタジオバインド。シリーズ構成は、数多くのアニメや特撮作品を手掛けている横手美智子が務めている。引きこもりで2年も外へ出ていない男子・緒山まひろ(高野麻里佳)がある日目を覚ますと、自分の身体が女子中学生の身体になっていた。どうやら、飛び級で大学へ入るほど天才の妹・みはり(石原夏織)にとある薬を飲まされたことで、女の子の身体に変わってしまったようだ。戸惑う元お兄ちゃん・まひろだったが、みはりに「女の子としての生活」を次々と指南されていくことで、次第にその生活を受け入れていき…?
「バスケットは…お好きですか?」その一言からすべてがはじまった!原作は井上雄彦による、バスケットボールを題材にした漫画。全101話。ヤンキーでバスケ素人の主人公・桜木花道をはじめ、多くの個性的なキャラがバスケを通じて成長していくストーリー。多くのバスケファンを生み、スポーツ漫画界に多大なる影響をおよぼした不朽の名作。赤い髪がトレードマークの不良・桜木花道(草尾毅)は、中学時代で50人の女の子にフラれて意気消沈し、湘北高校に入学する。そんななか赤木晴子(平松晶子)に声をかけられ、バスケ部への入部を勧められる。春子に一目ぼれした花道は、彼女のために入部を決める。バスケ部には晴子の兄でキャプテンの赤木剛憲(梁田清之)や、同級生で中学時代からのスタープレイヤー流川楓(緑川光)らがいた。花道はバスケ初心者ながら持ち前の根性と身体能力で才能を開花させていく。やがて、湘北高校バスケ部は花道の成長とともに部を離れていた有望なメンバーも戻り、強豪校と激戦を繰り広げ、目標である全国制覇へと突き進み…。
かわいいだけじゃない! サンリオとは思えない面白要素満載の世界観が人気を博したアニメ『おねがいマイメロディ』。1975年にキャラクターが誕生し、2005年に生誕30周年を迎えたのを機にオリジナルストーリーで製作された『おねがいマイメロディ』シリーズのテレビアニメ版第1弾。ぬいぐるみたちが住むメルヘンな世界・マリーランド。いたずらの度が過ぎて、牢獄送りになってしまった黒ずきんのうさぎ・クロミ(竹内順子)とそのお供のバク(前田登)。ある日、クロミとバクは悪夢を見せる魔法をかけることができる「メロディ・キー」とメロディ・キーの魔力を強くするバイオリンの弓「メロディ・ボウ」を手に入れ、人間界へ脱獄することに成功する。その場に居合わせたマイメロディ(佐久間レイ)は、王様から人間の夢を守るように命じられ、クロミたちの後を追って人間界に行くことになる。人間界では早速クロミによる魔法で事件が発生!マイメロディはその被害者である夢野歌や、友人の桜塚美紀たちと出会う。こうして、マイメロと歌たち、そしてクロミとバクとの奇妙な日々が始まった…!
歌のお姉さんにスキャンダルが降りかかる!?テレビアニメ『しょうたいむ!~歌のお姉さんだってしたい』シリーズの第2期。正式に交際を始めた歌のお姉さんとシングルファザーに、スキャンダルの目が向けられる!? 原作漫画は、電子コミック配信サイト「ComicFesta」にて配信。子ども向け教育番組『お姉さんとうたおう!』で活躍する「おうたのお姉さん」こと、高崎三奈美(北見六花)。プライベートで自由に恋愛ができないなか、ファミレスで知り合ったシングルファザーの藤本翔二(八神仙)と仲良くなり、正式に交際をスタートさせた。『お姉さんとうたおう!』が大好きな翔二のひとり娘・カナ(暁あいり)も、三奈美にはなついている様子。ある日、三奈美は自宅マンションに翔二とカナを招き、手料理をふるまっていた。カナが寝入るなかで、お酒が入って積極的になった三奈美は、翔二に甘えるのだった。ところが翔二とカナが帰る際、マンションのエントランスで、三奈美はふたりと一緒にいるところを何者かにカメラで撮影されてしまう。それは、恐れていたスキャンダルの始まりだった。歌のお姉さんは恋愛してはいけないのか? スキャンダルの目が向けられるなか、三奈美と翔二に試練が降りかかるのだった…。
思い込み最強少女と最弱の邪竜様の魔王討伐が、ここにスタート!『齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定』は、2022年12月からVODサービスにて配信開始、2023年1月からテレビ放送が開始されたアニメ作品。原作は榎本快晴のライトノベルであり、『齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定〜やだこの生贄、人の話を聞いてくれない〜』のタイトルで、2017年から2020年まで小説投稿サイト「小説家になろう」で連載されていた。アニメ版は、2021年に中国で先行配信されたものの日本語吹き替え版となっている。ある日、長生きしているだけで戦うことが嫌いな草食ドラゴン(大塚芳忠)の前に、レーコ(悠木碧)という少女が生贄としてやってきた。レーコは魔王討伐のために我が身を邪竜様に捧げると、しつこくその草食ドラゴンに自分を食べるよう懇願する。肉をまったく食べない草食ドラゴンは困った挙句「既に魂をいただいた」とレーコに嘘をつくが、それによってレーコは「邪竜様と一心同体となった」と思い込み、すさまじい魔力を覚醒させてしまった…!
人間不信に陥った冒険者たちが、新たなパーティーを組んで動き出す…!?『人間不信の冒険者たちが世界を救うようです』は、2023年1月から放送開始となったテレビアニメ。原作は富士伸太のライトノベルであり、2019年から小説投稿サイト「小説家になろう」で連載されている。アニメ版の制作は『RErideD-刻越えのデリダ-』『プランダラ』などを手掛けたGEEKTOYSで、監督・シリーズ構成はいまざきいつき。エンディングテーマは、シンガーソングライターの阿部真央が担当している。連戦連勝のパーティーに所属していた軽戦士・ニック(小林裕介)は、ある日突然パーティーから追放されてしまい、恋人からも見放されてしまった。落ち込むニック。そんなニックを、駆け出しのアイドル・アゲート(石原夏織)が励まし、彼女のライブにいったニックはたちまち大ファンに。こうしてニックはアイドル沼にハマり、その活動資金を稼ぐために再び冒険者の酒場へ。しかし、他人を信じられなくなっていたニックは誰にも話しかけられず結局ひとり飲み。そこへ、3人の男女があらわれて相席飲みとなったが、なんとこの4人、揃いも揃って人間不信に陥っていたのだった…!
人の「心」に触れることで、アンドロイドの歌声は「本物」へと育っていく…。『テクノロイド オーバーマインド』は、2023年1月から放送開始となったテレビアニメ。サイバーエージェント、エイベックス・ピクチャーズ、Elements Gardenによるメディアミックス作品『テクノロイド』が原案であり、アニメ版のほか、ゲームでの展開もはじまっている。アンドロイドがアイドルグループを形成して楽曲を披露するというコンセプトで、音楽はRUCCAとElements Gardenが担当。アニメーション制作は動画工房が務めている。舞台は、異常気象によって地上の大部分が水没し、人口激減のためアンドロイドが人間に変わって労働力となっている世界。そんななか、一軒の家に持ち主のいないアンドロイド4人が住んでいた。少々粗暴な性格のケイ(峯田大夢)、知性的で常に冷静なクロム(渋谷慧)、いつも気だるそうなネオン(kayto)、そして家族への思いが強いコバルト(浦和希)だ。彼らが住む家の光熱費がいよいよ払えなくなり、4人は「バベル」というエンターテインメントタワーでのライブバトルで賞金を得ようと活動をはじめていくが…。
砂糖林檎に導かれた少女と妖精が、美しき夢と恋を紡いでいく…。『シュガーアップル・フェアリーテイル』は、2023年1月から放送開始となったテレビアニメ。原作は三川みりのライトノベルであり、角川ビーンズ文庫から書籍刊行されている。アニメ版の制作はJ.C.STAFFで、監督は『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』の鈴木洋平。シリーズ構成は『とある科学の超電磁砲』の水上清資。主題歌はオープニングテーマを鈴木みのりが、エンディングテーマを諸星すみれが担当している。舞台は人間が妖精を使役する世界。銀砂糖師だった母を亡くしたアン・ハルフォード(貫井柚佳)は、母のような一流の銀砂糖師になることを決意した。しかしそのためには、はるか遠方の王都でおこなわれる品評会でその腕を認められなければならない。アンは単身、王都への旅を開始したが、その道中には危険がつきまとう。そこでアンは、用心棒として村で戦士妖精のシャル・フェン・シャル(水中雅章)を購入。ともに旅をすることになったが、ファルの口の悪さは生半可ではなかった…。
雪女の末裔男子とクールな人間女子が織りなす、お仕事系ファンタジーラブコメがここにスタート!『氷属性男子とクールな同僚女子』は、2023年1月から放送開始となったテレビアニメ。原作は殿ヶ谷美由記の漫画であり、2019年から「ガンガンpixiv」で連載されている。アニメ版の制作はゼロジー×リーベルで、監督は『伝染るんです。』『カッコカワイイ宣言!』などを手掛けたまんきゅう。オープニングテーマは、歌手で声優の佐久間貴生が担当している。他人より感情の起伏がないせいか、学生時代からクール女子と称されてきた冬月さん(石川由依)は、社会人となった初日の朝に運命の出会いを果たす。その相手は、雪女の末裔・氷室くん(小林千晃)。緊張のあまり足が凍って動かなくなっていた氷室くんを冬月さんが助け、出社するとなんとふたりは同じ会社の新入社員同士だった。冬月さんが今まで会ったことのないタイプの氷室くん。そんな氷室くんは、冬月さんのクールさに潜む優しさにみるみる惹かれていき…。
男子高校生が目覚めると、なんと憧れのクラスメイトの飼い犬になっていた…!?『犬になったら好きな人に拾われた。』は、2023年1月から放送開始となったテレビアニメ。原作は古川五勢の漫画であり、2020年から「マガジンポケット」で連載がはじまり、その後「少年マガジンR」に移籍している。アニメ版の制作はQuadで、監督は安ドウタカシ。主人公が犬に生まれ変わった状態ということで、犬目線のシーンが大半を占めるVR的な作品となっている。ある日、高校生だったはずの男子(梅田修一朗)が目を覚ますと、目の前に憧れのクラスメイト・犬飼加恋(会沢紗弥)が立っていた。しかし、寒さのせいか身体が動かない。そのまま加恋に自宅まで連れていかれ、なんと一緒にお風呂へ!そこで鏡を見ると、なんと男子高校生の姿は「犬の姿」になっていた! 加恋にポチ太と名づけられた元男子高校生の犬は、その記憶を持ったまま加恋に飼われていくことになり…。
のんびりほどほど賑やかな異世界農業ライフが、ここにスタート!『異世界のんびり農家』は、2023年1月から放送開始となったテレビアニメ。原作は内藤騎之介のライトノベルであり、2016年から小説投稿サイト「小説家になろう」で連載されている。アニメ版の制作は『理系が恋に落ちたので証明してみた。』『さんかく窓の外側は夜』などを手掛けたゼロジーで、シリーズ構成は待田堂子。異世界ファンタジーものだが、争いや波乱のない、文字どおりのんびりとした作風となっている。ブラック企業で身体も心も酷使され、ついには病で死亡した街尾火楽(阿部敦)だったが、その死後、「神」なる存在と出会い、新たな命を授かって生き直すことを提案される。神曰く、火楽の不幸だった人生には自分に落ち度があったとのことで、火楽に「健康な身体」と「農業をするためのアイテム」を与えた。こうして異世界に転生した火楽。そこはまさに何もない森のなかだったが、持ち前のバイタリティで農業生活を満喫していく…。
2017年に公開され、大きな話題を呼んだ広瀬すず主演の映画『チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜』をもとにつくられたドラマ。映画版の9年後を舞台として2018年にTBS金曜ドラマ枠で放送された。主演は幼いころから日本舞踊やクラシックバレエなどを習い、体育大学では舞踊学を専攻し、並外れた運動能力を持つ女優・土屋太鳳が務めた。そのほか佐久間由衣や山本舞香、E-girlsのメンバーであった石井杏奈らが出演。福井西高校のチアリーダー部に所属する高校2年生のわかば(土屋太鳳)は、野球部の応援に来ていた。幼なじみの春馬(清水尋也)を応援するわかばだったが、投手の春馬がデッドボールを連発して大量失点となり、福井中央高校にボロ負けしてしまう。力の差はどうにもならない、と割り切ろうとするわかばだったが、なぜか悔しさがこみあげてくる。実は、わかばは幼いころからずっと、中央高校のチアダンス部「JETS」に入部したいという夢を持っていた。しかしその夢は美人で優秀な姉・あおい(新木優子)が叶えてしまい、高校受験に失敗したわかばは仕方なく西高に通っているのだった。そんなある日、東京から転校してきた桐生汐里(石井杏奈)が「わたしとチアダンスをしよう!」と声をかけてきた。熱心にわかばを誘う汐里の情熱に負け、わかばの中でくすぶっていた気持ちが少しずつ芽生え始める…。
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY HDリマスター』は、2013年4月から2014年3月まで全50話で放送されたテレビアニメ。家族を失った悲しみに苦悩するシン・アスカ役を務めるのは、『銀魂』で沖田総悟役を演じた鈴村健一。またルナマリア・ホーク役を、『桜蘭高校ホスト部』で藤岡ハルヒ役を担当した坂本真綾が演じる。戦争で家族を亡くし、戦争に対して強い憎しみを抱く少年シン・アスカ(鈴村健一)。シンは街を散策中に金髪の少女・ステラ(桑島法子)とぶつかってしまう。間違えて胸を触ってしまい、ステラは怒って走り去ってしまった。一方でザフトの軍工廠アーモリーワンが襲撃され、3機のガンダムが盗まれる事件が発生する。ザフト軍にて訓練を受け、エリートパイロットとなっていたシンはインパルスガンダムに搭乗して3機のガンダムと交戦する。レイ(関俊彦)のブレイズザクファントムや搭乗者不明のザクとともに応戦するが、3機が逃亡を開始した。ガンダムのなかでもガイアと激しく戦闘を繰り広げた末に、シンは宇宙にまで3機のガンダムを追っていってしまい…。
太宰治の未完の傑作を原案とした羽生生純による同名漫画を、大野拓朗主演でドラマ化。モテ過ぎる既婚の主人公が4人の愛人との関係を清算するために、高校時代の先輩の助けを借りて奔走する姿をコミカルに描く。共演は夏帆、佐津川愛美、佐藤玲、三浦透子、奥菜恵。2018年の東京。WEBデザイナーの別所文代(夏帆)はカメラを片手に取材のために街を歩いていた。すると偶然、高校時代の合唱部の後輩・田島毛収(大野拓朗)と再会する。別所のいきつけのバーに一緒に飲みにいったふたり。常連客の失恋の悩みを快く聞く別所の姿を見た田島毛は、思わず自分の話をし始める。田島毛は単身赴任中で秋には家族を呼び寄せる予定だったが、実は4人も愛人がいた。それを聞いて驚き、妄想を暴走させる別所。自分が既婚者であることを愛人たちに隠している田島毛は困り果てていた。別所は母性本能をくすぐる行動をとるモテ男の彼を叱り、妻子持ちの男が愛人たちと別れていく太宰の小説『グッド・バイ』に状況がそっくりだと話す。太宰を見習えといい残して別所は帰っていった。残された田島毛はこれからどうするべきかと考え込むが…。
松岡圭祐による推理小説を原作としたサスペンスドラマ。探偵を探偵する新人調査員のヒロインの活躍が、スリリングに描かれる。主演の北川景子が本格アクションに初挑戦。日本の連続ドラマ初出演となるディーン・フジオカも登場する。共演は川口春奈、三浦貴大、ユースケ・サンタマリア、高岡早紀、井浦新。2009年。紗崎玲奈(北川景子)は妹の咲良(芳根京子)を惨殺される。犯人が探偵に依頼して妹の情報を集めていたことを知った玲奈は、探偵のすべてを知りたいという思いから、須磨康臣(井浦新)が社長を務める探偵養成所に入所する。2年間の訓練の後、玲奈は探偵社「スマ・リサーチ」で探偵を調査する「対探偵課」の厳しい職務に就く。道場で厳しいトレーニングに励んでいた彼女に、須磨は新人の峰森琴葉(川口春奈)を助手に付けるように命じる。しかし玲奈は受け入れず、同僚の桐嶋颯太(ディーン・フジオカ)から依頼された仕事に、琴葉を置いてひとりで出かけていくのだった。一方、警視庁捜査一課では会議がおこなわれていた。探偵の阿比留佳則(ユースケ・サンタマリア)に調査を依頼する係長の坂東志郎(相島一之)。民間に頼まなければならない現状を、一課の窪塚悠馬(三浦貴大)は憂うが…。
2004年放送の織田裕二主演の恋愛ドラマ。大ヒット作『東京ラブストーリー』以来13年ぶりのフジ月9ドラマ主演となる織田が、脚本の坂元裕二とも再タッグを組んでいる。主題歌は織田がカバーするワム!の名曲「ラスト・クリスマス」。ヒロインを矢田亜希子が演じるほか、玉木宏、森山未來、桜井幸子ら豪華キャストが出演。2004年のニュージーランド。スポーツ用品会社「ハートスポーツ」に勤務する春木健次(織田裕二)は、部下の葉山達平(森山未來)とともにイベントが開かれたスキー場に来ていた。仕事の後にスキーをしていた健次は、車が故障してしまった取締役・新谷伍郎(伊原剛志)に呼び出される。助手席には新谷の秘書を務める清楚な女性・青井由季(矢田亜希子)が乗っていた。新谷は健次に別の車を呼びにいかせ、由季に健次が婚約を解消されたばかりであることを話す。帰国後。健次のマンションの隣室に新たな住人が入居して来た。配送業者が荷物から落とした暴走族のレディースの写真を見てしまった健次は、面白がってそのことを達平に電話で伝える。しかしなんと、引っ越しして来たのはあの由季だった。健次の部屋と由季の部屋はもとはひとつの部屋で、ハメ殺しの扉で隔てられているだけだった。なんの扉なのかわからず、不審がって体当たりする由季。健次はどこが清楚なのかとぼやくが…。
沢村一樹主演の医療ドラマ。第3シリーズまで制作され、スペシャルドラマも放送された人気作。新しく赴任してきたスーパードクターが、独特な方法で医療現場の意識改革を進めていくさまを痛快に描く。出演は髙嶋政伸、比嘉愛未、伊藤蘭、野際陽子。新たに堂上総合病院にやってきた外科医の相良浩介(沢村一樹)。院長の堂上たまき(野際陽子)に挨拶し、以前勤めていた大学病院を辞めてから1年間休んでいたことを話す。そして低額の給料を提示し、自分の仕事を見てから上げてもらえればいいと伝えるのだった。院長はそんな彼を訝しむ。その後、ナースステーションを訪れる相良。宮部佐知(比嘉愛未)たちは、医師が自分たち看護師にも着任挨拶に来たことに驚く。院内を周っていた相良は、エスアイ製薬のMR・渋谷翔子(滝沢沙織)から呼び止められる。院にくわしい彼女に相良は術後集中管理室の場所を聞くが、お金のかかる設備はないと教えられる。オペを見学していた相良は内科医の皆川和枝(伊藤蘭)と出会う。手術を受けていたのは皆川の患者だったが、彼女は一番キャリアがある外科医・森山卓(髙嶋政伸)に執刀を任せていた。オペは順調に見えたが、突然患者の容体が悪化する。異変に気づいた相良は、患者が肺塞栓を起こしているのでカテーテル室に運ぶようにいうが、森山は従おうとせず…。
ディズニーキャラクターたちのクロスオーバーが描かれる、『ディセンダント』シリーズの3作目にして最終章。ついにオラドン王国の王女になったマルと仲間たちの、最後の戦いが幕を開ける。ダヴ・キャメロンやソフィア・カーソンなど、シリーズおなじみのキャストたちが集結し、ミュージシャンでもあるシャイアン・ジャクソンがハデスを熱演した。また今作は、シリーズ全作に出演していたキャメロン・ボイスの遺作でもある。ヴィランの娘・マル(ダヴ・キャメロン)は恋人のベン(ミッチェル・ホープ)からプロポーズされ、オラドン王国の正式なプリンセスとなる。しかし、その直後に幽閉されていたハデス(シャイアン・ジャクソン)が脱走未遂を起こし、オラドンの民たちはパニックを起こしてしまう。二度とヴィランがロスト島を脱出できないよう、マルは島を永遠に封印してしまうことを提案する。一方、マルに嫉妬したベンの元恋人・オードリー(サラ・ジェフェリー)は、自分を捨てた王国に復讐するため、封印されていた杖に手を出してしまう。
今作は天才的なカンニングを実行していく天才たちを描いた、クライム映画である。製作国であるタイでは2017年最大のヒット作となっており、アジア諸国でも大ヒットを記録した。映画史上もっとも壮大で緊迫感のあるカンニング計画に注目したい。成績優秀なリン(チュティモン・ジョンジャルーンスックジン)は、友人のグレース(イッサヤー・ホースワン)に勉強を教えていた。しかし、テストの最中に問題の答えを伝え、人生で初めてカンニングをおこなってしまう。無事にテストを乗り越えたグレースは、彼氏のパット(ティーラドン・スパパンピンヨー)とリンを引き合わせ、カンニングビジネスを持ちかけるのだった。こうしてスタートしたカンニング計画は順調に進んでいくが、奨学生のバンク(チャーノン・サンティナトーンクン)に邪魔されてしまう。カンニングが学校側に見つかり、窮地に立たされたリンは、国際的なテスト・STICの答案を仲間たちに送る、壮大なカンニングに挑むのだった。
興行収入ランキング世界1位に君臨する映画『アバター』の続編。全5部作が予定されているシリーズの第2作目であり、海で生活している部族が登場する。前作は森が舞台で、パンドラの美しい大自然が描かれたが、今作では青々と広がる海が舞台となっている。人間の身体を捨て、ナヴィとして生きることに決めたジェイク(サム・ワーシントン)は、族長として家族や仲間たちの平和を守っていた。しかし、地球からやってきた人間たちが、ふたたびパンドラへの進軍を開始する。ジェイクとネイティリ(ゾーイ・サルダナ)は、人間たちから銃器を奪い取り必死で抵抗するも、圧倒的な力の差を見せつけられてしまう。さらには、復活したクオリッチ(スティーヴン・ラング)が執拗にジェイクを狙い、関係のない部族の仲間たちをも危険にさらしてしまうのだった。ジェイクは部族を離れ、別の場所で生活することを決意する。そして、海で生活しているメトカイナ族のもとにたどり着くが…。
軽音楽を通して3人の男女が紡ぐ半年間の思い出――。恋愛アドベンチャーゲーム『WHITE ALBUM2』をもとにしたテレビアニメ作品。学園祭を前に軽音楽同好会を再結成した3人の男女が、しだいにひかれ合い、三角関係になっていく。原作ゲームは、アクアプラスのゲームブランド「Leaf」から発売された。峰城大学付属学園3年生の北原春希(水島大宙)は、軽音楽同好会でギターを担当する男子生徒。これまで2年半まじめに学園生活を送ってきたが、きたる学園祭のステージでささやかな冒険をしようと考えていた。しかしその矢先に、美少女ボーカルをめぐる人間関係のトラブルで、軽音楽同好会のメンバーが次々とやめてしまう。こうして、軽音楽同好会は春希ひとりになるのだった。新たなメンバーを探さなければならなくなった春希は、放課後に屋上でひとり歌っていた小木曽雪菜(米澤円)と偶然出会う。雪菜は2年連続ミスコンで優勝するほどの美少女。けれども、春希はかまわずに彼女をボーカルに誘う。さらにキーボード担当として、第二音楽室でピアノを弾いていた不良娘・冬馬かずさ(生天目仁美)に目星をつける。そうしてふたりをなんとか口説き落として、軽音楽同好会を再結成する春希。だが、学園祭のステージを目指して一緒に過ごすうちに、3人の関係はしだいに変わっていってしまうのだった…。
芥川賞作家の平野啓一郎が手掛けた小説『ある男』を、妻夫木聡主演で映画化した作品。名前を偽り生活していた男の過去を暴くと同時に、日本社会の闇に触れていく、ヒューマンドラマである。夫と離婚し、息子の悠人(坂元愛登)と故郷に帰ってきた里枝(安藤サクラ)は、林業に従事している男・谷口大祐(窪田正孝)と知り合う。ふたりはすぐに結婚し、子どもにも恵まれるが、大祐は仕事中の事故でこの世を去ってしまう。それから1年後。大祐の兄・恭一(眞島秀和)が、里枝のもとにやってくる。しかし、恭一は大祐の遺影を見て、「これは弟ではない」と語りだすのだった。不審に思った里枝は科学的な調査を進めていき、ついに「谷口大祐」と里枝の夫だった男・Xは、まったくの別人だということが明らかになる。そんな里枝を助けるべく、弁護士の城戸(妻夫木聡)が、Xの過去を探りはじめる。なぜXは他人の名前と過去を使っていたのか。その事実が明らかになるにつれて、城戸は日本社会の闇を覗くことになる。
ネット上に公開され、話題になった平庫ワカの漫画『マイ・ブロークン・マリコ』を実写化した作品。原作は1巻で完結した短い作品だが、重厚感のあるストーリーと、パワフルなキャラクターが評価され、いくつもの賞を受賞している。ブラック企業で働くシイノ(永野芽郁)は、ラーメン屋で流れていたニュースで、親友のマリコ(奈緒)が死亡したことを知る。シイノとマリコは小学生時代からの親友で、お互い孤独を抱えつつも、懸命に生きてきた。マリコは実父(尾美としのり)から虐待を受けており、いつも生傷が絶えなかった。しかし、マリコの遺骨は父のもとに渡ってしまう。死後も父のもとから離れられないマリコを助けるため、シイノは包丁を手に、マリコの実家を訪れる。遺骨を強奪したシイノは、かつてマリコが憧れていた海へと向かう。過去をふり返りながら、順調に旅を続けていくシイノだったが、目的地の手前で現金を盗まれ途方に暮れるのだった。
伝説的なベーシストであるシド・ビシャスの半生を描いた伝記映画。シドの人生と同じく、非常に過激な作品となっており、「セックス・ピストルズ」の音楽性が強く反映されている。今作でシド・ビシャス役を演じているのは、後に『JFK』や『ハリー・ポッター』シリーズなどに出演するゲイリー・オールドマン。シドが持っていたカリスマ性と狂気を役の中で完璧に再現している。恋人のナンシー役は、後に『めぐり逢い』に出演するクロエ・ウェッブが演じた。1970年代後半。「セックス・ピストルズ」のベーシスト・シド(ゲイリー・オールドマン)は、今日も過激なパフォーマンスを披露し、観客を熱狂させていた。そんな彼の姿に惹かれたナンシー(クロエ・ウェッブ)は、ドラッグとセックスをとおして、シドと深く繋がっていく。シドは徐々にドラッグに溺れていき、まともに演奏することすらできなくなっていた。ピストルズのフロントマンであるジョニー・ロットン(アンドリュー・スコフィールド)は、そんなシドの姿を見て、中毒になる元凶を作ったナンシーを嫌いはじめる。周囲の冷たい視線を受けながら、シドとナンシーは愛を貫いていくが、ふたりの仲を裂く事件が起きてしまう。
ダニエル・クレイグ演じる風変わりな名探偵ブノワ・ブランの活躍を描いた、シリーズ第2作目。前作と同じく、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』で知られるライアン・ジョンソンが監督を務めている。クレイグ以外のキャストは一新されており、事件のキーパーソンになる億万長者役にエドワード・ノートンが、Twitch配信者役にデイヴ・バウティスタが起用された。また、ハリウッドセレブたちも多数カメオ出演している。数々の難事件を解いてきたブノワ・ブランのもとに、億万長者のマイルズ(エドワード・ノートン)から、大きなボックスが届く。ボックスには数々の謎が仕掛けられており、中にはマイルズの豪邸への招待状が入っていた。ブランは変わり者ばかりの招待客たちと、マイルズの別荘で特別な週末を過ごそうとするが、案の定、殺人事件が発生してしまう。招待客たちの間に隠された秘密を暴き出し、事件の犯人を特定することはできるのか…。
『アフター・エブリシング』は、若くして結婚したカップルの関係を描いていく、ラブコメディ映画である。監督は女優としても活躍するハンナ・マークスが務めており、ヒロインは『フィフス・ウェイブ』に出演したマイカ・モンローが演じた。毎日遊び歩いているエリオット(ジェレミー・アレン・ホワイト)は、駅でポッドキャストを聴いていたミア(マイカ・モンロー)をナンパする。ミアは話しやすいエリオットに興味を抱き、ふたりは付き合うようになるのだった。しかし、エリオットに悪性の腫瘍ができていることが判明。早期発見ではあったが治療が難しく、エリオットの身体は抗がん剤の影響もあり、徐々に弱ってしまう。そんなエリオットを支え続けるミアは、彼のやりたいことを次々に叶えていく。成功率の低い手術を前に、エリオットはミアに結婚を申しこむ。ふたりはすぐに結婚し、周囲からも認められる夫婦になるが、エリオットの手術の日が迫ってきて…。
大ヒットホラーシリーズ『チャイルド・プレイ』のリブート作。今作のチャッキーは殺人鬼の魂ではなく、人工知能が搭載された近未来のおもちゃとして登場。より機械的な動きで、主人公たちに襲いかかる。劇中でチャッキーの声を担当したのは、『スター・ウォーズ』オリジナル3部作で主演を務めた、マーク・ハミル。無機質でありながら、不気味さを感じさせる演技で、新時代のチャッキーを好演した。人工知能により、人間と同じように成長していく「バディ人形」が発売される。シングルマザーのカレン(オーブリー・プラザ)は、息子・アンディ(ガブリエル・ベイトマン)のためにバディ人形を購入するが、その個体には不具合があった。チャッキー(マーク・ハミル)と名乗ったバディ人形は、次第にプログラムにはない言葉や行動を学んでしまう。ある日、チャッキーはホラー映画を観て喜んでいたアンディを目撃する。殺人を学んだチャッキーは、ナイフを持って人間に襲いかかろうとするのだった。
激戦となった沖縄戦を描いた戦争映画。人と人が互いの命を奪いあう戦地において、ただのひとりも殺さず、命を救い続けた衛生兵の活躍を描く。タイトルになっている「ハクソー・リッジ」とは、日本軍の陣地が存在していた前田高地のことで、激戦があった地として知られている場所である。今作の主演を務めたのは、『ソーシャル・ネットワーク』などに出演したアンドリュー・ガーフィールド。今作では実在した衛生兵・デズモンドを演じており、その年のアカデミー賞にノミネートされた。第2次世界大戦が勃発し、愛国心から陸軍に入隊したデズモンド(アンドリュー・ガーフィールド)は、訓練で武器に触ることを拒否する。彼は過去の経験から、殺人はもちろん、武器を持つことすら拒むようになっていたのだ。人の命を救う衛生兵になることを志願したデズモンドは、武器を持たずに沖縄に上陸。日本軍の激しい攻撃を受けながらも、衛生兵として勇敢に仲間たちを救い続けるのだった。
誰でも持っている、人にはいえない秘密。たとえ愛する人であっても、絶対に知られたくないその秘密が暴かれてしまうとしたら…。多方面で才能を発揮している秋元康が企画・原案を手がけ、2017年に日本テレビ系列で放送されたドラマ。過去に自分が犯した罪を隠し続けている主人公・黎を演じたのは、ミステリードラマに初挑戦となった福士蒼汰である。黎の秘密を共有する母親を演じるのは、実力派女優・鈴木保奈美。秘密をひたすら隠し、必死で幸せになろうともがくふたりの姿に注目だ。司法修習生の黎(福士蒼汰)はある日、交際している同期の司法修習生・爽(川口春奈)から、突然プロポーズされる。うれしさで笑顔になる黎だったが、心のどこかに引っかかるものがあった。自分は幸せになっていい人間だろうか…。帰宅し、本音を打ち明ける黎に母・晶子(鈴木保奈美)は、もう十分苦しんだから幸せになってもいい、といった。11年前、中学生だった黎は自宅で晶子が父・皓介(堀部圭亮)からひどい暴力を受けている現場を目撃してしまった。皓介に殴られ続ける晶子を守るため、とっさに黎は背後から皓介の後頭部を置物で激しく殴りつけた。倒れた皓介はそのまま息を引き取り、動揺し、取り乱した黎は警察に通報しようとする。しかし、晶子はそんな黎の手を止め、「今度は母さんが黎を守る。罪はなかったことにすれば罪じゃなくなる」といい聞かせたのだった…。
日本テレビ系列の土曜ドラマとして2017年に放送された作品。商社に勤めるサラリーマンが私立高校の校長に就任する、という新しい視点から描かれた意欲作である。脚本と原案を担当したのは、『救命病棟24時』シリーズや、『ガリレオ』シリーズなどの人気ドラマの脚本を数多く手がけてきた福田靖。主人公の商社マン・鳴海涼介に扮するのは、俳優としても活躍している櫻井翔であり、同僚の教師役として蒼井優や瀬戸康史、風間杜夫など、個性的な俳優たちが登場する。総合商社・樫松物産に勤める鳴海涼介(櫻井翔)は、バイタリティーあふれる営業マン。気難しそうな相手でも、まずは相手のふところに飛び込み、少しずつ心をつかんでいく手法で商談を成功に導いていく。先日、赤字経営に陥っていた子会社を無事立て直した鳴海は、上司から東京の本社に戻るよう命じられた。しかし、期待を胸に東京に戻った鳴海を待っていた新たな役職はなんと、高校の校長だった…。会社が経営している私立京明館高校は毎年赤字を出し続けており、鳴海にその立て直しをさせようという狙いだ。仕方なく京明館高校に赴いた鳴海は、副校長の柏木(風間杜夫)とともに、さっそく教員たちの面談を始めるのだが…。
SNSが拡散されたことで窮地に陥った、ごく普通の家族の崩壊と再生を描く刺激的なドラマ。普段はまじめなカフェ店長だが、SNSの世界にもうひとつ別の顔を持つヒロインを内田理央が演じる。白洲迅、木下隆行、高岡早紀が出演。カフェ店長の篝あかり(内田理央)は、ドラマプロデューサーの父・篤史(木下隆行)、専業主婦の母・緋奈子(高岡早紀)、大学生の弟・薪人(桜木那智)と暮らしている。それぞれがなにに興味を持っているのかは知らなかったが、ごく平均的な家族だとあかりは思っていた。満員電車で通勤し、スタッフの伊勢谷伸(永野宗典)、盛田桃(小川紗良)とともに和やかにカフェで働くあかり。思いを寄せる常連客の皆戸涼太(白洲迅)ににこやかに対応していると、男性の怒鳴り声が響く。なかなか注文を受けてもらえなかった男性客・種崎(森下能幸)が怒って桃を叱りつけていた。あかりは自分が店長だと名乗り、必死で謝罪する。やがて男は立ち去っていった。どんなときでも笑顔のあかりに感心するスタッフたち。実はあかりにはもうひとつ別の顔があった。仮面をつけて愚痴を吐き出すことでストレスを解消していたのだ。その晩、種崎が怒鳴る姿を撮った動画が拡散され、あかりは美人店長としてバズってしまう。翌日から、あかり見たさの客がひっきりなしに現れたことで店は大繁盛。涼太からも突然食事に誘われたあかりは舞い上がるが…。
藤木直人主演のアクションコメディ。渋谷の街に突如現れたアリゾナ育ちのカウボーイが、ギャルたちの悩みを次々に解決していくさまを痛快に描く。ヒロインのサキを演じる戸田恵梨香をはじめ、新垣結衣、佐津川愛美らのギャル姿は必見だ。共演は矢口真里、高田純次、佐藤隆太、古田新太。渋谷の街でパラパラを踊る総勢300名のギャルたち。彼女たちはギャルサー「エンゼルハート」のメンバーだった。ステージに立たせてもらえない下っ端のサキ(戸田恵梨香)は、ひょんなことからユリカ(矢口真里)と取っ組み合いのケンカになり、総長のレミ(鈴木えみ)にたしなめられる。メンバーたちはレミに心酔していたが、彼女に反感を抱くナギサ(新垣結衣)だけは冷たい目で見ていた。渋谷の商店街の店主たちは、商店会長の柳下(生瀬勝久)が営む音楽喫茶にたむろし、ギャルたちのやりたい放題のひどい振る舞いに対して愚痴をいい合っていた。そんななか、カウボーイ姿のシンノスケ(藤木直人)が空から店の上に落ちてきて大騒ぎになる。シンノスケはイモコという女性を探すために日本にきていた。公園で勝手にテントを張っていた彼に警官の一ノ瀬(佐藤隆太)が注意するが、シンノスケはまったく意に介さずそこで野宿する。翌日、シンノスケが公園に仕掛けた獲物を捕らえるための落とし穴に落ちてしまったサキは激怒するが…。
田中メカによる漫画を、福士蒼汰主演で実写ドラマ化。2016年放送。ヒロインを土屋太鳳が演じる。幽霊をあの世に送るという、摩訶不思議なバイトをすることになった主人公の奮闘がコミカルに描かれる。鈴木亮平、門脇麦、大杉漣ら豪華キャストが出演。明櫻大学の理系学生・堤円(福士蒼汰)はロケット同好会の勧誘をしていた。そこに同じ大学に通う阿熊幸(土屋太鳳)が現れ、円の社会の窓が開いていることを注意する。彼女は目に見えない誰かと話しているかのような様子で歩き去る。その夜、円は高校の元同級生で、天文部で親しくしていた緒川千里(門脇麦)の通夜に参列する。彼はその帰り道、ウサギの着ぐるみの男と初老の男性(伊東四朗)がいがみ合っているのを見かけるが、なんと突然その男性が目の前で忽然と消えてしまう。見たものが信じられずに思わず目を丸くする円。ウサギ男のナベシマ(鈴木亮平)は、円に自分の姿が見えていることに驚く。一方、ほかの人々はナベシマにまったく気づかないまま、彼の体をすり抜けていく。そこに少女のゆずこ(濱田ここね)も現れ、死神の仕事を手伝ってほしいと円に話す。幻覚だと思い込んだ円はそのまま彼らを無視して自宅に戻るが…。
人気漫画を原作とした小栗旬主演のヒューマンドラマ。TBS日曜劇場にて2010年放送。高い治療費を請求する態度の悪い敏腕獣医が、動物たちの命とともに飼い主らの心も救っていく姿をハートフルに描く。ヒロインを演じるのは、小栗とは『花より男子』シリーズ以来の共演となる井上真央。成宮寛貴、國村隼、菅田将暉らが出演するほか、毎話豪華ゲストも登場する。高層マンションのベランダから不登校の少年・六田徹(伊澤柾樹)の飼い猫・ラグが転落する。父の一郎(西村まさ彦)と徹はエンペラー動物病院に駆け込むが安楽死をすすめられる。諦めきれない徹たちに、院長の土門大蔵(國村隼)はテレビで有名な獣医・花菱優(成宮寛貴)を訪ねるようすすめる。徹たちは花菱に泣きつくが、多忙で時間がとれない花菱は、口も態度も最悪だと前置きしたうえで腕の確かな鳥取動物病院の鳥取健一(小栗旬)を紹介する。一方、多島あすか(井上真央)は骨折した競走馬・アスカミライの治療を鳥取に依頼していた。鳥取は助けて欲しければ3千万円を用意しろと話す。そこに徹たちがやってくる。ラグを診察した鳥取は状況が悪いことを説明し、手術代は100万円だと告げる。治るかどうかもわからない手術にそんな大金は払えないという一郎に徹は反発し、継母の美智子(紺野まひる)に頼むといって部屋を飛び出し…。
ブラック企業で働く男が、自分を取り戻すまでを描いたドラマ映画。上司からのパワハラや、ブラック企業の実態など、日本の暗部に切り込んでいくストーリーが展開する。暗い設定が使われているが、気分を落ちこませない軽快な作品で、救いをもたらしてくれる映画になっている。そんな今作の主演を務めたのは、『あまちゃん』に出演した福士蒼汰。今作では工藤阿須加演じる青山を助ける役どころで、真理をつく数々の名台詞を残した。唯一入社できた会社でこき使われている青山(工藤阿須加)は、上司の山上(吉田鋼太郎)からのパワハラに耐え切れなくなる。ある日、駅のホームでふいに自殺を思いつき、電車に飛びこもうとしてしまう。電車が入ってくるギリギリのところで青山を救ったのは、かつての同級生・ヤマモト(福士蒼汰)だった。ヤマモトは自由な男で、青山を何度も遊びに誘う。そんなヤマモトの姿を見ているうちに、青山はある決断をするのだった。
『ジョジョの奇妙な冒険』の第6部をアニメ化した作品。今作が物語の最終章となっており、数百年にわたって続いていた、ジョースター家とDIOの因縁に決着がつく。DIOをも超える圧倒的な力を手にしたプッチ神父に対し、徐倫と仲間たちは、どのような手段で対抗していくのか。シリーズの集大成ともいえる勝負のゆくえに注目だ。かつてDIO(子安武人)と語り合っていた「天国へ行く方法」を知ったプッチ神父(関智一)は、条件をそろえるためケープ・カナベラルへ向かう。プッチの目的を察知した徐倫(ファイルーズあい)とエルメェス(田村睦心)は、すぐに刑務所から脱獄。追手から逃れつつ、プッチを追いはじめる。一方、アナスイ(浪川大輔)とウェザー・リポート(梅原裕一郎)も、刑務所から脱獄していた。しかし、新手のスタンド「自由人の狂想曲(ボヘミアン・ラプソディー)」の攻撃を受け、アナスイがピンチに陥る。ウェザー・リポートは天候を操り、敵の能力を封じようとするが…。
今作は『アダムス・ファミリー』に登場するウェンズデーを主人公にした、スピンオフドラマである。社会になじめないウェンズデーが遭遇する、さまざまな事件を描いていく。主人公のウェンズデー役を演じたのは、ホラー映画『X エックス』に出演したジェナ・オルテガ。無表情で感情を表に出さないウェンズデーを、恐ろしくもコミカルに演じている。また、アダムス・ファミリーの大黒柱・ゴメズ役にルイス・ガスマン、ウェンズデーの母・モーティシア役にキャサリン・ゼタ=ジョーンズが起用された。一般人が通う高校を追い出されたウェンズデー(ジェナ・オルテガ)は、変わり者ばかりが集うネヴァーモア・アカデミーに入学する。しかし、ウェンズデーは他人と距離を置き、友達を作ろうとせず、ほかの生徒たちを見下していた。一方、ネヴァーモア周辺で、謎の殺人事件が立て続けに発生する。保安官のドノバン(ジェイミー・マクシェーン)は、事件解決のために奔走するが…。
フジテレビでシーズン2も制作された人気ドラマの劇場版! 大ヒット映画『翔んで埼玉』の武内英樹監督と脚本家・徳永友一が再びタッグを組んだ。ドラマ同様、深田恭子が主演をつとめ、ほかにも瀬戸康史、渡部篤郎、橋本環奈、観月ありさなどが出演している。泥棒一家・Lの一族の娘として生まれた三雲華(深田恭子)は、警察一家の長男・桜庭和馬(瀬戸康史)と恋に落ち、家柄の問題など数々の壁を乗り越え、ふたりは結婚をする。のちに娘の杏(小畑乃々)も誕生し、幸せな生活を送っていた。そんななか突然、華の父・尊(渡部篤郎)が泥棒を引退すると宣言。そして、遅めの新婚旅行を華たちにプレゼントしてくれた。そうして和馬、杏とともにヨーロッパの国・ディーベンブルク王国へ新婚旅行にやってきた華であったが、なぜか現地で尊と祖母のマツ(竹原芳子)、母の悦子(小沢真珠)らを目撃。不審に思い問いただすと、なんと尊らはディーベンブルク王国の王冠を盗みにきたというのだ。そのことにがっかりする華であったが、まもなく娘の杏が何者かに連れ去られてしまい…。
尾田栄一郎による漫画を原作とした大人気アニメ『ONE PIECE』の記念すべき劇場版第1作。2000年公開。ルフィたちが大海賊ウーナンの宝を追って大活躍するさまを、魅力たっぷりに描く。麦わらの一味がまだ4人しかいないころの貴重な初期の作品。声の出演は田中真弓、中井和哉、岡村明美、山口勝平など。黄金の大海賊と呼ばれるウーナン(野沢那智)。しかし数年来彼の消息は途絶え、宝のすべてを小さな島に隠して死んだという噂が流れる。黄金の島が示された宝の地図の行方はわからなくなっていた。海賊王を目指すルフィ(田中真弓)、ゾロ(中井和哉)、ナミ(岡村明美)、ウソップ(山口勝平)ら麦わらの一味が旅する船・ゴーイングメリー号に3人の泥棒が入り込み、ナミの宝を奪って逃げようとする。ルフィがゴムのように伸びる体を使って取り押さえたが、その後現れた悪魔の実の能力者・エルドラゴ(内海賢二)に攻撃されてしまう。海に投げ出されたルフィたちは、エルドラゴにとらえられていた少年・トビオ(今井由香)と出会う。おでんの匂いに引き寄せられたルフィは、トビオの祖父・岩蔵(青野武)が営む海の上のおでん屋にたどり着く。おでんのあまりのうまさに感動するルフィとゾロ。大海賊・ウーナンに会いにいくというトビオの言葉を聞いたルフィは、自分も一緒に会いにいっていいヤツだったら仲間にするというが…。
御曹司がホームレス生活を送ることになる、奇想天外なギャグ漫画『荒川アンダー ザ ブリッジ』の実写化作品。2011年に放送されていたテレビドラマ版の続編であり、さらにスケールアップした、ホームレス生活が描かれる。主人公のリクを演じたのは、『風が強く吹いている』などに出演する林遣都。ヒロインのニノはモデルだけでなく、女優としても活動していた桐谷美玲が演じた。また、河川敷の住民たちにも、小栗旬や山田孝之をはじめとした、豪華キャストたちが集っている。大金持ちでありながら、借りを返すためにホームレス生活をはじめたリク(林遣都)は、風変わりな河川敷の空気に慣れつつあった。恋人のニノ(桐谷美玲)への気持ちも本物になっていき、徐々に仲間意識が生まれてくる。そんなある日、河川敷に住んでいる人々の強制退去が決定する。住む場所を追われそうになったリクは、仲間たちのため、河川敷開発を強行した父・積(上川隆也)に立ち向かうが…。
1982年、テレビ朝日で放送されたスペシャルアニメ番組。1974年から1980年までの6年間、小学館の「週刊少年サンデー」で連載された藤子不二雄Ⓐ原作の漫画『プロゴルファー猿』を原作としており、今作が初めての映像化作品となった。猿のようにすばしっこい野生児・猿丸が主人公であり、そのずば抜けたゴルフセンスを武器に、さまざまなゴルファーと対決していく姿が描かれている。1985年から放送されたテレビアニメシリーズ版とは異なり、声優界のレジェンド・野沢雅子が主人公・猿丸の声を担当している。田舎で母、姉、3人の弟たちと暮らしている猿谷猿丸(野沢雅子)は、風貌やそのすばしっこさがまるで猿にそっくりな野生児である。木を削って作ったお手製のゴルフクラブを背中に背負い、今日も木から木へ飛び移りながら林の中を散歩していた。すると、木に止まって休んでいた1羽のカラスの頭に突然ゴルフボールが命中し、カラスは気を失ってしまったのだ。しばらくして、キャディに文句をいいながら、中年のおっちゃん(富田耕生)がボールを探しに林の中にやって来た。1,000円もする高価なボールなのに、とぼやき続けるおっちゃんの前に、気を失ったカラスとゴルフボールを持った猿丸が立ちはだかった。自称「プロゴルファー」を名乗る猿丸の挑発に乗り、おっちゃんは猿丸と1,000円を賭けたゴルフ対決をすることになるのだが…。
今作は水墨画の世界にのめり込む大学生を描いた青春映画だ。原作は漫画化もされている同名小説で、新人小説家の登竜門であるメフィスト賞を受賞している。映画版は『ちはやふる』シリーズを手掛けた、小泉徳宏らスタッフが再集結した。展覧会の会場でアルバイトをしていた青山(横浜流星)は、不思議な老人と出会い、水墨画の世界に魅力されていく。老人の正体は日本でもっとも著名な絵師・湖山(三浦友和)であり、唐突に青山を弟子にしてしまう。戸惑いながらも、水墨画の世界に飛び込んだ青山は、湖山の孫・千瑛(清原果耶)の反発を受けながらも技を磨いていく。練習を続けていくうちに、暗い過去を持つ青山の心は晴れていき、水墨画の腕も上達する。千瑛との仲も良好になり、互いに影響しあう関係になっていくが、スランプがふたりを襲う。さらに、湖山が倒れてしまったことで、ふたりの生活は一変。「命」のある水墨画を描くため、青山と千瑛は奔走していくが…。
人気を博したスペシャルドラマ『ヒガンバナ~女たちの犯罪ファイル~』を連続ドラマ化。2016年放送。堀北真希演じるシンクロ能力を持つ主人公・来宮渚をはじめ、女性刑事だけが在籍する捜査七課の華麗なる活躍が描かれる。檀れい、知英、高梨臨、YOU、大地真央ら豪華女優陣が出演。街を歩いていた警察官の来宮渚(堀北真希)の後ろで花火爆弾が火を吹く。人の感情にシンクロする能力を持つ渚は、投稿マニアの犯人を突き止めそのまま連行する。神藤刑事部部長(佐野史郎)は、東京オリンピック新競技場の起工式に訪れた海外からの視察団の警備を捜査一課全員に指示する。一課の峰岸雪乃(檀れい)はストーカー事件捜査をしたいと申し出るが、すげなく却下されてしまう。その後、ストーカーに遭っていた長谷村千鶴(関めぐみ)が遺体で発見される。駆け付けた現場で出会った雪乃と渚。シンクロした渚は、涙を流して「うそつき」といいながら気を失ってしまう。その様子をジャーナリストの菊池謙人(DAIGO)が、遠くから撮影していた。病院に付き添った雪乃は、渚が強い共感力を持っていることを主治医の河井(高橋惠子)から教えられる。間もなく、千鶴の殺害予告動画の存在が判明。するとそこには、視察団が乗る豪華客船の爆破予告もアップされていた。リミットまでわずか4時間半しかないことがわかり…。
『野ブタ。をプロデュース』を手がけた脚本家・木皿泉による青春群像ドラマ。佐藤健演じる高校生が、AKB48在籍時代の前田敦子演じる美少女ロボットに恋する姿をハートフルに描く。蓮佛美沙子、賀来賢人、高畑充希ら豪華俳優陣が個性豊かな高校生に扮する。胸に心臓病の手術痕が残り、いまも薬を服用している高校3年生の深井平太(佐藤健)。彼はこの地球上に、自分より大切に思える人が果たしているのか信じられずにいた。校長の岸本路郎(小野武彦)は酔っぱらって街に捨てられていた女の子(前田敦子)を家に連れ帰ってしまい、困り果てて学校に連れてくる。岸本の後輩の工学博士・柳栗子(薬師丸ひろ子)は少女を見て驚く。誰もいない理科準備室で眠っている女の子を見つけた平太。歯がピアノの鍵盤のように見えることから、触ると音が鳴るのではないかと幼いころから思っていた彼は、思わずその子の歯を触ってしまう。すると突然歯が光り出し、彼女が目を覚ます。「20ビョウイナイニナマエヲツケテクダサイ」といわれて慌てた平太は、彼女の足の裏に書かれた「Q10」という文字を見てとっさに「キュート」とこたえる。平太の手をとり、もう一度自分の歯に触らせるキュート。すると「ラ」の音が聞こえてきた。「フカイヘイタヲニンショウシマシタ」とキュートは告げ…。
『帰ってきたウルトラマン』は、1971年4月から1972年3月にかけて放送された特撮ヒーロードラマ。円谷プロ制作による「昭和第2期ウルトラシリーズ」の第1作であり、ウルトラシリーズとしては前作となる『ウルトラセブン』終了後約2年半後の放送ということで、満を持しての巨大ヒーローもの復活作品である。それまでの2作とは異なり、巨大ヒーローとなる主人公の日常や人間関係の悩みなども描写され、全体的にドラマ性の高い作風となっている。度重なる異常気象や地殻変動などによって、地球には「怪獣」と呼ばれる存在が出没するようになっていた。その怪獣を倒すべく、加藤隊長(塚本信夫)率いるMATが、地球防衛の任務に就いていた。その日も2体の怪獣が暴れ回り、街は大混乱。そのなかで、屋上の鳥籠にいる鳩を逃がそうと、ひとりの少年が避難できずにいた。そこへ偶然駆けつけた自動車修理工場勤務の郷秀樹(団次郎)が、少年を助けるも怪獣の攻撃によって絶命してしまう。しかし、光の国から来たウルトラマンがそんな郷の勇気に感動し、ともに地球の平和のために戦おうと郷にその命を預ける…!
魔王学院に不適合者の烙印を押された、暴虐の魔王が無双する!小説投稿サイト「小説家になろう」発の同名ライトノベルをもとにしたテレビアニメ作品。二千年後の世界に転生した史上最強の魔王が、自らの子孫たちを育てる魔王学院を舞台に頭角を現す! 原作ライトノベルは、電撃文庫(KADOKAWA)から刊行されている。神話の時代、史上最強の魔王アノス・ヴォルディゴード(鈴木達央)は、暴虐のかぎりを尽くし、人間・精霊・神々との戦いに明け暮れた。だが、終わらぬ戦いに嫌気が差した彼は、戦いの和睦を提案し、その代償として転生することを選ぶ。それから二千年後の世界で、アノスは人間の夫婦の子どもとして生まれ変わる。ところがその世界では、いくつもの神代魔法が失われ、魔法全体が著しく弱体化していた。しかも、始祖の魔王であるアノスの名さえ、間違って伝わっていたのである。そんななか、魔王の子孫たちを教育する魔王学院に入学したアノスは、さっそく自らが始祖の魔王であると明かす。だが、何者かに書き換えられた歴史のせいで、アノスは学院から魔王の子孫として不適合者の烙印を押される。その結果、学院の教師や同級生たちからは、格下だと侮られることになる。それでも彼は、学園で出会った仲間のミーシャ・ネクロン(楠木ともり)とともに、並みいる実力者たちを蹴散らして、頭角を現していくのだった。
三つ巴の異能バトルが巻き起こる!テレビアニメ『文豪ストレイドッグス』シリーズの第2期。架空の都市ヨコハマを舞台に、文豪の名を冠した異能者たちが壮絶な戦いを繰り広げる。4年前の物語を描いた「黒の時代」編と、第1期の続編である「組合(ギルド)」編からなる。同タイトルの原作漫画は、KADOKAWA刊の月刊漫画雑誌「ヤングエース」で連載中。今から4年前、裏社会がはびこる都市ヨコハマのバー「ルパン」には、ポートマフィアに所属する3人の異能者がよく姿を見せていた。史上最年少で幹部となった死にたがりの変人・太宰治(宮野真守)。何があっても人殺しをしない下級構成員・織田作之助(諏訪部順一)。そして、組織内で随一の諜報力をもつ秘密情報員・坂口安吾(福山潤)である。彼らはそれぞれ立場が違うものの、一緒に酒を飲みながら、仕事の愚痴をいい合う仲だった。ところが、ある日安吾が突然消息を絶ってしまう。それを受けて、織田作はポートマフィアのボスである森鴎外(宮本充)から、直々に安吾の捜索を命じられる。さっそく捜索を始めた織田作は、安吾が滞在していたホテルの部屋で、小型の金庫を発見する。しかし、そこを狙撃手に銃撃される。間一髪で狙撃を免れた織田作は、太宰とともに狙撃手を追いつめる。そこで、謎の犯罪組織「ミミック」の名が浮かび上がってくるのだった…。
SNSで大人気のキャラクターがとーとつにアニメ化!?エジプト神話の神々をモチーフにしたキャラクター「とーとつにエジプト神」が登場するWeb短編アニメ作品。エジプト神話の神々が2頭身の丸っこいキャラクターになって、ゆるくてかわいい世界観のもとでにぎやかな日常を送る。2020年12月より、U-NEXTほかにて配信された。ナレーションは中村倫也が務めている。ここはエジプト神話に登場する神々の世界。丸っこくてかわいい個性豊かな神々が、気ままに暮らしていた。そのひとりであるアヌビス(下野紘)は、審判をつかさどる神。冥界にやってきた魂たちを導くのが仕事である。大の仲良しである知恵の神・トト(梶裕貴)とともに、ピラミッドのなかで魂たちの重さをシーソーで測って選別していた。今日も粛々と選別作業を進めるアヌビスとトト。そんななか、すべてが謎に包まれた存在であるメジェド(緑川光)が、発見したサソリを追いかけて、アヌビスたちのまわりをうろちょろする。だが、すばしこいサソリはいっこうに捕まらない。しばらくして休憩に入ったアヌビスとトトは、出前でコシャリを注文しようとする。だがその一方、サソリを捕まえられずにイライラしたメジェドは、目からビームを発射。ピラミッドに大きな亀裂を入れてしまうのだった…。こんなふうに、エジプト神話の神々がゆるくてシュールな日常を送っていく。
2016年に中国で大ヒットを記録した時代劇! 主演は、『マイ・サンシャイン~何以笙簫默~』などでおなじみの人気女優・ティファニー・タン。彼女を取り巻き、複雑な関係を繰り広げるのは『三国志~Three kingdoms~』などで知られるルオ・ジンと、『流星花園~花より男子~』で一躍ブレイクを果たしたヴァネス・ウーである。群雄割拠の南北朝時代。北涼という国に待望の王女・馮心児(ティファニー・タン)が生まれる。訳あって心児は、父親である涼王と離れて暮らすものの、心児は周囲の人から愛され、たくましく育っていた。そんなある日、心児は父親との再会が叶うことにかなり喜んでいた。しかし父親と再会したその日、勢力を強めていた北魏の国の者たちが北涼を襲撃。北魏の将軍によって、心児の父親と祖母は殺されてしまうのであった。北魏の襲撃からなんとか逃げのびた心児は、李未央(リー・イーシャオ)に助けられる。未央は北魏尚書府の娘であるものの、母親が妾であるため身分が低く、山村で暮らしていた女性だった。ところが未央が追手に殺害されてしまったため、心児は未央になりすまして北魏の国へ入り込み、復讐することを誓い…。
竹野内豊・松嶋菜々子主演の、人気脚本家・野沢尚によるオリジナルサスペンスドラマ。1999年放送。保険金殺人をテーマにスリリングなストーリーが展開する。男と女の激しい愛の行方からも目が離せない。内田有紀、金子賢、中嶋朋子、仲村トオルら豪華キャストが出演。外資系ローズ生命保険会社勤務の廣川英器(竹野内豊)は、重い火傷を負った少女から病院に呼び出される。彼女は母から、保険金目的で熱した天ぷら油をかけられたのだった。しかし少女は、自分の不注意でしたことだから母にお金を払ってほしいと英器に必死で頼む。恋人で警官の庄野月子(内田有紀)を訪ねた英器は、やり切れない思いを吐露する。永和女学館の教師・池永苑恵(木村多江)が雨あがりに自転車で帰宅途中、階段から転落して死亡する。事故だと思われたが、「彼女の死は他殺で学校内部による犯行だ」と書かれた投書が町田南署に舞い込んだことから、キャリア刑事の烏城武史(仲村トオル)は再捜査を決める。苑恵の死亡調査を担当する英器も現場の川辺を訪れる。そんな彼の姿を苑恵の同僚教師・江木塔子(松嶋菜々子)が冷たく見つめていた。塔子は校長から投書の存在を聞かされ犯人探しを命じられるが、その場で断る。英器は調査を進めるうちに、苑恵の死と同じころ塔子の婚約者・久松皓一(及川光博)も変死していたことを知り…。
大ヒット昼ドラマシリーズ。子連れ再婚によって家族となった血のつながらない者同士が、真の家族となっていくまでの姿をハートフルに描く。親と子の成長をコミカルに描き大人気を博した。生稲晃子と川野太郎が夫婦役を演じる。生稲演じる春子の娘・茜役に当時子役だった井上真央が扮し、注目された。離婚歴のある明るい女性・春子(生稲晃子)は妻を事故で亡くした3人の子持ちの今井大介(川野太郎)と再婚し、姑・友恵(島かおり)と大介の長男・健一(小谷幸弘)、長女・里香(宮崎真汐)、二男・浩(金澤匠)と暮らし始める。しかし、教師だった亡き母をいまも慕う成績優秀な子どもたちは、元気がよくがさつな春子を受け入れようとしない。春子は自分が元ヤンキーだったことを友恵や子どもたちに内緒にしてほしいと大介に頼む。春子は久しぶりにヤンキー時代の仲間とバイクで出かける。その姿を偶然見かけた子どもたちは春子かどうか確かめるために後をつけるが、春子は健一を万引き犯と間違えてつかまえて投げ飛ばしてしまう。ヤンキーあがりだとバレて春子は家族中から非難されるが、大介は笑い飛ばして春子の明るさを肯定する。そんなある日、別れた夫と暮らしていたはずの春子の娘・茜(井上真央)が突然今井家にやってきて…。
テレビ局の買収をめぐり激突するふたりの男を描く、社会派の新感覚ドラマ。藤原竜也と香川照之が正反対の価値観を持ちぶつかり合う男たちをコミカルに演じ、金をめぐる欲望や真実をえぐり出す。共演は武田玲奈、杉野遥亮など。大型買収を仕掛け注目された過去を持つアキバ(藤原竜也)は、アプリを開発しながら平穏に暮らしていた。ある日、彼はピンク色のミニスカナース服を着たエイリ(武田玲奈)がビルの非常階段から飛び降りて逃げ去る姿を目撃する。その後、闇金業者から逃げるエイリと鉢合わせした人材派遣会社社長のコウシロウ(杉野遥亮)は、彼女を呼んで雑用仕事を与える。オフィスに住み込みで働かせてほしいというエイリ。居候のアキバはエイリとの再会を面白がり、コウシロウに彼女も住ませてやるように話す。看護師志望のエイリは、学費に困って闇金から8万円を借りたらいつの間にか200万円になっていたことをアキバに話す。ナース姿で危うく風俗で働かされそうになり逃げ出した彼女に、アキバは同情する。テレビでは越中ファンドの越中勲(香川照之)が投資の心得について話していた。投資を続けて自社を成長させてきた越中。実は彼とアキバは因縁の仲で…。
山田孝之・沢尻エリカ共演の青春恋愛ドラマ。香港映画『つきせぬ想い』を原案に坂東賢治が脚本を書いた同名映画と同じ、2006年に放送された。難病を持ちながらも一途に歌手を目指す少女と、生きる目的をみつけられない青年との出会いが鮮烈に描かれる。共演は松下奈緒、田中圭、濱田岳、竹中直人。沢尻が歌う挿入歌「タイヨウのうた」は大ヒットとなりオリコン1位も記録した。XP(色素性乾皮症)という難病のため紫外線に当たることができない歌手志望の雨音薫(沢尻エリカ)は、昼に眠り夜に起きる生活を送っていた。レコード会社からのオーディション落選通知を見て肩を落とす薫。その姿を見て、レストランを営む両親は心配する。そこに薫の親友・美咲(佐藤めぐみ)がやってきて、ビーチで撮った映像を薫に見せる。美咲はいつも昼の世界をビデオに撮ってきては薫に見せてあげていた。薫は友人たちと映っていた藤代孝治(山田孝之)の姿をじっと見つめ、ギターを手にして曲を作り始める。一方の孝治はバイトを突然クビになり、寮も追い出されて途方に暮れていた。ストリートライブをしていた薫のそばを通りかかった孝治。彼の姿に気づいた薫は、出会いを運命的に感じて駆け寄り声をかけるが…。
映画化され人気を博した美嘉によるケータイ小説を、水沢エレナ・瀬戸康史主演で連続ドラマ化。2008年放送。ごく普通の女子高生が悲しい経験を乗り越え純愛を貫こうとする姿が、若者たちの大きな共感を呼んだ。阿部力、三浦翔平、波瑠、永山絢斗ら豪華キャストが出演する。田原美嘉(水沢エレナ)は両親と姉と幸せに暮らす平凡でまじめな女子高生。彼女はまだ恋を知らなかった。亜矢(葵)が好きになった男子生徒のノゾム(三浦翔平)を友人たちと一緒に教室まで見にいった美嘉は、ノゾムに気に入られてしまう。彼と一緒にいたのは桜井弘樹(瀬戸康史)だった。ノゾムからメアド交換をしてほしいといわれた美嘉は断ってその場を逃げ出す。亜矢を喜ばせたくて、彼女のメアドをノゾムに教えたとウソをついてしまう美嘉。放課後、美嘉はノゾム宛てに亜矢と連絡をとってほしいと手紙に書き、ひとりで彼の教室を訪れる。そこでは弘樹がひとりでギターを弾いていた。美嘉が彼に手紙を預けようとすると、弘樹はいまどきラブレターかと呆れたようにいった後、突然彼女にキスをする。驚いて弘樹を突飛ばす美嘉。彼はもしかして初めてだったのかと問うが、美嘉はなにもいわずに走り去る。彼女の心にはざわめきが残っていた…。
人気脚本家・遊川和彦が渡部篤郎主演で描く、オリジナル恋愛群像ドラマ。2001年放送。恋をしたいと切望する、年齢も生き方も異なる男女7人の恋模様が描かれる。虹の7色が入った名前を持つ主要人物たちを、水野美紀、菅野美穂、及川光博、山田孝之、岡江久美子、所ジョージら豪華キャストが演じる。24歳の誕生日を迎えたホテル従業員の永島蜜柑(菅野美穂)。恋に縁遠い彼女は、寂しい思いを抱えて日々を過ごしていた。誕生日に買おうと思っていた赤い靴が売り切れていたことにショックを受けながら牛丼屋に入ると、婚約者に逃げられた教師の赤井涼介(渡部篤郎)、高校生の青島渉(山田孝之)、主婦の黄田織江(岡江久美子)がそれぞれひとりで座っていた。すると突然一組の男女が激しいケンカを始める。店長の緑川文平(所ジョージ)と涼介が止めに入るが、実はすべてただの芝居だった。恋愛小説家の紫村一郎(及川光博)とその恋人・羽田藍(水野美紀)のお騒がせカップルは、ケンカを見た客たちの反応を見たかっただけだといって笑いながら去っていく。店を出ていこうとした涼介の忘れ物に気づいた蜜柑。それは去っていった元恋人へのプレゼントだった。もういらなくなったその品を、涼介は蜜柑に渡して立ち去る。中に入っていたのは蜜柑が欲しかった赤い靴だった。運命を感じた彼女は慌てて彼を追いかけるが…。
2015年に日曜劇場で放送された、唐沢寿明主演のヒューマンドラマ。いまにも消えそうな限界集落を救うべく立ち上がった、スーパー公務員の活躍を痛快に描く。麻生久美子、山本耕史、ムロツヨシ、沢村一樹ら豪華キャストが出演。東京都庁職員の浅井栄治(唐沢寿明)は、東京オリンピックのプロジェクトにも関わるエリート公務員だった。五輪の企画が軌道に乗ったのを見届けた浅井は、限界集落である星河市神楽村の村おこしに取り組むこととなる。その話を聞いて幼なじみの戸川真人(山本耕史)は驚くが、浅井は地域を復活させる仕事の大きな意義について熱く語る。星河市役所にやってきた浅井はさっそく、手続き方法がわからず困っていた老人の対応を買って出る。農林商工課の岬由香里(麻生久美子)は浅井に、マンツーマンで対応していたら仕事が回らないといって釘を刺す。約束の時間に遅れた浅井を、農林商工課課長の山田大地(ムロツヨシ)らとともに待つ星河市市長の福本純也(沢村一樹)。福本は優秀な浅井を警戒していた。福本は浅井に、都庁でのやり方を忘れてこの役場のルールを守ってほしいと話す。初仕事として浅井は神楽祭の実行委員を任されるが、その予算はなんとたったの1万円だった…。
ドラマ『愛なんていらねえよ、夏』は渡部篤郎と広末涼子が愛を信じない男女を演じ、ヒットメーカー・堤幸彦が演出をつとめた異色のラブストーリー! 脚本は『白い影』などの龍居由佳里。出演は藤原竜也、ゴルゴ松本、坂口良子など。白鳥レイジ(渡部篤郎)は歌舞伎町でホストクラブを経営するやり手の人気ホスト。甘い言葉で女性をその気にさせるのが得意だが、実際のレイジは愛など必要ないと断言する冷たい人間であった。そんなある日、レイジに金をつぎ込んでいた女性客・和田貴代美(青田典子)が逮捕され、そのことによりレイジも横領教唆の罪で逮捕されてしまうことに。半年後。刑務所から出てきたレイジに残されたのは、多額の借金とかつてレイジのもとでご飯係をしていたものの、レイジが逮捕された日に事故で亡くなった礼慈(荒川良々)のために用意していたアパートの一室だけだった。亡くなった礼慈の部屋で、これからのことについて話すレイジとレイジに懐くホストの芥川奈留(藤原竜也)。そこに突然、弁護士を名乗る男が現れ、レイジに一度、実家に帰ってほしいと告げ、その場を去っていったのであった。レイジはその弁護士が自分を亡くなった礼慈と勘違いしていることに気づき、さらに礼慈の亡き父が社長であったことを知る。そこで、金に目がくらんだレイジは礼慈になりすますことを思いつくが、礼慈には盲目の妹・鷹園亜子(広末涼子)がおり…。
ドイツの人気刑事ドラマを、唐沢寿明主演でリメイクした作品。30年間の眠りから目覚めた刑事が、80年代の価値観のまま平成生まれの若手刑事とコンビを組み、破天荒に事件を解決していくさまをユーモラスに描く。『ごくせん』『白い巨塔』などのパロディを入れたり、最終回で一部を生放送にするなど、エンターテインメント性の高い作品となっている。窪田正孝、小日向文世、佐々木希、竹内涼真、伊藤沙莉ら人気俳優が出演。横浜中央署の熱血刑事・京極浩介(唐沢寿明)は凶悪犯を追い詰めたとき大爆発に巻き込まれて昏睡状態となり、30年後の2015年に目を覚ます。かつて京極の妻だった加奈子(和久井映見)は後輩の鈴木誠(宮川一朗太)と再婚しており、最愛の娘・結衣(佐々木希)は京極の存在を知らないまま成長してすでにアラサーとなっていた。昔の価値観のまま京極は刑事に復帰し、相棒の若手刑事・望月亮太(窪田正孝)を振り回しながら、数々の事件を無茶な手段で解決していく。京極は亮太を連れて銀行強盗の現場に勝手に侵入。ハチャメチャなふたりはなんとか強盗犯を取り押さえ、時限爆弾が爆発する前に危機一髪で逃げ出す。現場の指揮をとっていた神奈川県警本部参事官の松浦聡(藤木直人)は、作戦を台無しにした京極に対して激怒。京極に処罰を下すよう本部長の神野(小日向文世)に直訴するが…。
時代の移り変わりが生んだ、トレンディドラマ!『WITH LOVE』は、1998年4月から6月にかけて放送されたテレビドラマ。インターネット黎明期の時代を背景に、電子メールによる恋愛をテーマにしている。脚本は『君の瞳に恋してる!』『逢いたい時にあなたはいない…』などを手掛け、トレンディドラマの旗手として著名な伴一彦。オープニングテーマはMy Little Loverの「DESTINY」で、CD売上50万枚を超えるヒット曲となった。元売れっ子バンドマンの長谷川天(竹野内豊)は、現在音楽事務所でCMミュージックを作曲する毎日。ミュージシャンとしての活動もさることながら、若いころから女性関係も盛んだったが、最近は仕事にも女性にも疲れ気味だった。一方、銀行に勤めて3年目の村上雨音(田中美里)は、毎日会社とアパートを往復する暮らし。自分に大きな嵐など吹くはずがないと思っていた。そんな雨音のもとに、一通の電子メールが届いた。それは天が誤って送ったプレゼン曲のデータだったが、雨音はそのメロディーに大きな癒しを得た。そして、電子メールをとおしてふたりの関係が徐々に変わっていき…。
南の島に赴任した駐在さんと島民たちによる、「償い」と「再生」の物語。『本日も晴れ。異状なし』は、2009年1月から3月にかけて放送されたテレビドラマ。TBS系列の日曜劇場枠で放送され、過疎化や高齢化など離島の問題点に直面する人たちとの「心のふれあい」が描かれている。脚本は『ちりとてちん』『人生はフルコース』などを手掛けた藤本有紀で、主演は坂口憲二。オープニングテーマ「ねがい」は、大ヒット曲「千の風になって」に続く秋川雅史・2枚目のシングルとなっている。新宿で刑事をやっていた白瀬遼(坂口憲二)は、とある事件がきっかけで日本の最南端・那留美島の駐在所で働くことになった。心機一転とばかりに張り切る遼だったが、島民のあいだでは「駐在さんなどいらない」というムードでいっぱい。そんななか、母親を亡くした中学生の玉城美波(夏未エレナ)が、弟の星太(丸山歩夢)とともに島を出ると宣言。島のキーマンである知念キヌ(前田美波里)は「本人の意志が固いなら」と認める発言をするが、遼はとても納得できなかった…。
まさに「お祭り騒ぎ」な戦隊ヒーロー、奇想天外なドンブラザーズの物語がここにスタート!『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』は、2022年3月から放送開始となった特撮ヒーロードラマ。東映が制作するスーパー戦隊シリーズの第46作であり、「革新的な作品」がスローガンとなっている。メインライターは、スーパー戦隊シリーズのメイン脚本担当としては『鳥人戦隊ジェットマン』以来となる井上敏樹。ヒーロー5人中の2人がCGで描かれたり、変身前の素顔を互いに知らなかったり、そのほか破天荒なストーリー展開がてんこ盛りの作品となっている。女子高校生にして漫画家の鬼頭はるか(志田こはく)は、デビュー作で「冗談社マンガ大賞」を受賞した。そして浮かれるのも束の間、唐突に手に入れた謎のサングラスをかけると、街に溶け込んでいた怪人たちが見えるようになり、アバターチェンジによってオニシスターなる戦士に変身してしまった。そして素顔に戻るや、自身の漫画に盗作疑惑がかけられ、完全に孤立してしまったはるか。そんなはるかに、謎の空間に潜む桃井陣(和田聰宏)が「桃井タロウに忠誠を誓え」と指令を出し…。
今作は消防士と放火魔の対決を描いたドラマ映画である。タイトルにある「バックドラフト」とは、密閉された空間で火事が起きた際に発生する、爆発現象である。劇中では「バックドラフト」を利用した放火魔の犯行が描かれており、火災の恐ろしさが表現されている。そんな今作の主演を務めたのは、カート・ラッセルとウィリアム・ボールドウィンのふたり。共演にはロバート・デ・ニーロや、ドナルド・サザーランドなどの大物俳優が名を連ねる。同僚を救うため、みずからを犠牲にした消防士・デニス(カート・ラッセル)。彼の勇気は多くの人から称えられ、息子のスティーブン(カート・ラッセル)と、ブライアン(ウィリアム・ボールドウィン)にも大きな影響を与えた。大人になったふたりは消防士となり、父と同じく、街の平和を守りはじめる。そんなスティーブンたちが守る街で、連続放火事件が発生。犯人は「バックドラフト」を利用し、消防士たちを苦しめていく。
観月ありさ主演で格差恋愛を描く、コメディドラマ。2009年放送。33歳完璧主義の独身女性教師が、10歳年下の臨時教師に心惹かれていくさまをコミカルに描く。出演は小池徹平、松下奈緒、真矢ミキ。名門・聖華女子学院高校で日本史を教える教師の秋山里美(観月ありさ)は、33歳独身で彼氏ナシ。気ままなひとり暮らしを楽しんでいた。校長の田島淑恵(真矢ミキ)から学年主任に抜擢された里美は、寿司屋でひとり昇進祝いをする。ある日、後輩教師の沢井君香(松下奈緒)と登校した里美は、校門前にいた神坂真一(小池徹平)を不審に思い厳しく問い詰めるが、彼は結婚退職する教師に代わって赴任してきた臨時教師だった。かわいらしい風貌の神坂は、女生徒や教師たちの間ですっかり人気者となった。だが、色恋の問題が起こるのではないかと教頭の井上(佐戸井けん太)は危惧する。里美に神坂の指導係になるよう指示し、変な気を起こさないようにと釘を刺す校長。10歳も年下だからありえないと里美は即座に否定し、元フリーターで頼りない神坂に向かってこれからはビシバシしごくと宣言する。神坂が自身の歓迎会の帰りにラーメン屋台に入ると、里美がひとり酒を飲んでいた。逃げようとする彼を里美は呼び止めてからんだ末に、テーブルにつっぷして眠り込んでしまう。翌朝、里美が自宅で目を覚ますと、床に神坂が寝ており…。
大ヒットを記録したスラッシャー映画『13日の金曜日』の続編。前作から5年後が舞台となっており、実は生きていたジェイソンが旅行者たちを殺害していく、王道のストーリーが展開する。また、今作はホラー映画界の大スター・ジェイソンが初登場する作品だ。しかし、今作の時点ではトレードマークのホッケーマスクは装着しておらず、麻袋を使って顔を隠している。パメラ・ボーヒーズ(ベッツィ・パーマー)が引き起こした惨劇から数か月後。唯一の生存者であったアリス(エイドリアン・キング)が何者かによって殺害されてしまう。クリスタル・レイクで起きた事件を語る者はいなくなり、あの惨劇は徐々に忘れられていく。それから5年後。惨劇の現場になったクリスタル・レイクに、ふたたび若者たちが集まっていた。リーダー格のポール(ジョン・ヒューリー)は、パメラが起こした事件と、彼女の息子・ジェイソン(クリングトン・ジレット)の伝説を仲間たちに語りだす。そして、死んだはずのジェイソンが、実はまだどこかで生きていると語り…。
1968年に公開された日本映画『妖怪大戦争』をリメイクした作品。オリジナル版とはストーリーや設定が大きく異なるため、今作だけでも十分楽しめる。また、製作には『ゲゲゲの鬼太郎』で知られる水木しげるや、妖怪研究家でもある京極夏彦などが名を連ねている。主演には当時子役として大活躍していた、神木隆之介が起用された。妖怪役には阿部サダヲや遠藤憲一、田口浩正など、個性的な役者が抜擢されている。都会から鳥取の田舎町に引っ越してきた少年・タダシ(神木隆之介)は、祭りでおこなわれていたイベントの中で、人々の救世主とされる「麒麟送子」に選ばれる。しかし、タダシは勇気があるタイプではなく、ただの臆病な子どもだった。そんな中、人間世界を混沌に陥れようとする魔人・加藤保憲(豊川悦司)が動き出す。加藤は「機怪」と呼ばれる怪物を作り出し、人間世界へ送りこもうとしていた。「麒麟送子」となったタダシは妖怪たちと協力し、加藤の陰謀を止めようとする。
『哭声/コクソン』は、韓国の田舎町で立て続けに起きる殺人事件や、住民たちの疑念を描いたサスペンス映画である。監督は『哀しき獣』を手掛けた、ナ・ホンジンが務めた。日本からは國村隼が参加しており、田舎町に住む正体不明の日本人役を演じている。韓国の山間にある村・コクソン。この村では、不自然な殺人事件が多発していた。事件の加害者は全員、なにかに憑りつかれたかのように殺人を犯し、身体に不思議な湿疹があらわれ、正気を失ってしまう。専門家は毒キノコに原因があると判断するが、村人たちは村に住みついた日本人の男(國村隼)を怪しむようになった。そんなコクソンの事件を、警察官のジョング(クァク・ドウォン)が調べはじめる。ジョングは日本人にすべての原因があるとは信じていなかったが、次々と起こる奇妙なできごとから、殺人事件と日本人の関係を疑うようになっていく。事件を追う中で、ジョングの娘・ヒョジン(キム・ファニ)に異変が起こりはじめ、ついには殺人事件の加害者と同じような湿疹があらわれてしまう。
ヴィクトル・ユーゴーの小説『ノートルダムのせむし男』をアニメ化した作品。過去に何度も映像化されている作品だが、ディズニーアニメらしく、ラストがハッピーエンドに変更されている。しかし、原作を忠実になぞる部分もあり、ディズニーアニメの中では挑戦的な作風となった。中世のパリ。ジプシーを嫌う判事のフロロー(トニー・ジェイ)は、赤ん坊を抱える女性を追いかけていた。女性を追いつめ、赤ん坊を奪い取るフロローだったが、その醜い姿を見て驚愕する。それから20年後。フロローに育てられた赤ん坊は成長し、ノートルダム大聖堂の鐘を鳴らす鐘衝き男となっていた。「カジモド(できそこない)」と名付けられた男は、フロローによってノートルダムに閉じこめられ、友人もできないまま大人になってしまう。そんなある日、ノートルダムの外に出て、民衆から暴行を受けていたカジモド(トム・ハルス)をジプシーの女性・エスメラルダ(デミ・ムーア)が救う。カジモドはエスメラルダに惹かれていくが、そこにフロローが迫ってきて…。
今作は童話『人魚姫』が原作の、ディズニーアニメである。ディズニーの第二黄金期を代表する作品であり、ミュージカル化やアトラクション化もされた。音楽は90年代以降のディズニーミュージックの顔になる、アラン・メンケンが担当している。人魚や魚たちが幸せに暮らしている海底世界・アトランティカ。人魚の少女・アリエル(ジョディ・ベンソン)は、地上世界との接触を父のトリトン(ケネス・マース)に禁じられながらも、人間の生活や文化に憧れを抱いていた。ある日、アリエルは海上を進む人間たちの船を見つけ、船に乗っていた王子・エリック(クリストファー・ダニエル・バーンズ)をうっとりと眺めていた。そのとき、突如やってきた嵐に船が襲われ、エリックが海に投げ出されてしまう。アリエルは必死でエリックを助け、人間と初めて接触することになる。そんなアリエルの姿を、海の魔女・アースラ(パット・キャロル)が見つめていた。アースラはアリエルの望みどおり、彼女を人間の姿に変えるが、その美しい声を奪ってしまい…。
数多くの名作クライム映画を手掛けてきた、ガイ・リッチー監督の出世作。多くのキャラクターが登場する群像劇となっており、強盗団やプロモーター、マフィアなど、個性豊かな犯罪者たちが活躍する。主演を務めたのは、ガイ・リッチー作品の常連である、ジェイソン・ステイサム。ブレイク前の出演作ではあるが、観客に強烈な印象を残す演技を見せてくれる。また、ベニチオ・デル・トロやブラッド・ピットなど、著名な俳優たちも出演した。「フォー・フィンガー」の異名を持つフランキー(ベニチオ・デル・トロ)は、86カラットの巨大なダイヤを盗むことに成功する。しかしそのダイヤを盗もうと、裏社会の人間たちがフランキーに迫っていた。一方、プロモーターのターキッシュ(ジェイソン・ステイサム)は、天才的なボクシングの才能を持つミッキー(ブラッド・ピット)と出会う。ターキッシュはすぐに賭けボクシングの試合にミッキーを出すが、彼は予定どおりに八百長をおこなわず、危険な状態に陥ってしまう。
『告白』で知られるイヤミスの女王・湊かなえ原作の同名小説をドラマ化。美少女惨殺事件を目撃した4人の少女たちが、次々に悲劇に襲われていく姿を描く。娘を殺され狂気に陥る母を小泉今日子が怪演。蒼井優、小池栄子、安藤サクラ、池脇千鶴ら実力派が成長した少女たちを演じる。監督は黒沢清。小学校に転校してきた足立エミリ(木村葉月)は、足立製作所の新所長の娘だった。仲良くなった4人の少女たちはエミリのおしゃれな自宅に遊びにいき、美しい母・麻子(小泉今日子)と出会う。フランス人形が盗まれる事件が町で多発していたある日、少女たち4人が見ている目の前でエミリは見知らぬ男についていき、その後死体となって発見される。犯人を目撃したはずなのに、4人ともその顔を思い出せなかった。麻子は少女たちを激しく糾弾し、償いをするまで逃がさないと宣告する。それから15年後。犯人を目撃したひとり・菊池紗英(蒼井優)は、男性恐怖症となっていた。そんな彼女に見合いの話が舞い込む。相手の大槻孝博(森山未來)は同じ小学校の先輩で、幼いころから紗英を思っていたことがわかる。一度は断った紗英だったが、偶然再会した彼と食事をしながら話すうちに心を開いていく。帰り道で知らない男に絡まれた紗英は孝博に助けられる。彼からプロポーズされた紗英は、自分の辛い秘密を彼に打ち明け…。
気まずい関係にある4組の男女を描いた群像劇。舞台作家の根本宗子が手掛けた戯曲の映画化であり、舞台作品らしい仕掛けが随所に施されている。キャストには前田敦子や趣里、千葉雄大などが起用された。デザイナーの真知子(前田敦子)は、SNSで連絡を取っていた同級生の怜人(菊池風磨)を養うことになる。怜人は動画配信者として生計を立てているが、家賃を払う気がなく、真知子の家でゴロゴロするだけの生活を送っていた。一方、風俗店で働く七瀬(黒川芽以)のもとに、常連の慎太郎(三浦貴大)がやってくる。慎太郎は人気子役だった過去を持つ売れない俳優で、日ごろたまっていたストレスを七瀬と過ごす時間で解消していた。また、あるところではゲイの同居人(千葉雄大)に恋をした鈴(趣里)が悶々とした日々を過ごしており、あるところでは小心者の泰造(オカモトレイジ)が、彼女(伊藤万理華)の妊娠に怯えている。一見、なんの接点もない4組の男女だが、実は過去に秘密があり…。
スタジオジブリがアニメ版を手掛けたことで有名な少女漫画『耳をすませば』を原作とする実写映画。今作では大人と中学生、両方の視点から、雫と聖司の物語が語られていく。大人になった雫役は清野菜名が、聖司役は松坂桃李が演じた。雫(安原琉那)と聖司(中川翼)が結婚の約束をしてから10年後。大人になった雫(清野菜名)は出版社で働いており、上司と作家の間で揺れていた。しかし、悩みを相談できる聖司(松坂桃李)は、一流のチェリストを夢見てイタリアへ渡り、遠距離恋愛が続いている。悶々とした日々が続く中、雫は自身の意見をはっきりといえず、担当作家の園村(田中圭)に叱られてしまう。自身の作家活動も伸び悩んでいる中で、雫は今の生活を続けていいのか、わからなくなった。気持ちを入れ替えるため、雫は聖司が住んでいるイタリアへと向かう。久しぶりに再会したふたりは、過去の思い出を語り合い、お互いの気持ちを確かめようとするのだが…。
『告白』のベストセラー作家・湊かなえによる短篇ミステリー集を、WOWOWがドラマ化。さまざまな女性たちの持つ情念や心の毒を、余すことなく描き出す衝撃作。寺島しのぶ、足立梨花、清原果耶、中村ゆり、倉科カナ、伊藤歩ら豪華実力派女優が苦悩を抱く女性たちを熱演する。女優の藤吉弓香(足立梨花)が幼いころから、自分の思いどおりにしようと干渉し続けてきた母の佳香(寺島しのぶ)。弓香は母に振り回され、長い間苦しんできた。弓香はやっとの思いでドラマ主演のチャンスをつかむが、官能作品と知った母から反対されてしまう。知人の結婚式で昔の想い人である浅岡(落合モトキ)と再会した弓香は、その後彼と付き合い始める。彼から女優の仕事を後押しされた弓香は、ドラマ主演の話を受ける決心をするが、母からの横やりによってその話は消えてしまう。自分の誕生日に浅岡と待ち合わせたレストランに弓香が向かうと、そこで待っていたのは佳香だった…。
ベストセラー作家・東野圭吾原作のサスペンス小説を、『SPEC』の堤幸彦監督が映画化。江口洋介と本木雅弘が初共演し、原発テロ事件を解決するために奔走する男たちを熱く演じる。共演に仲間由紀恵、綾野剛、國村隼、柄本明ら豪華キャストが顔を揃える。1995年8月8日。自衛隊用の最新大型ヘリコプター・ビッグBの納入式典に、妻の篤子(石橋けい)と息子の高彦(田口翔大)を伴ってやってきたヘリの設計士・湯原(江口洋介)。湯原が家族と別居するつもりだと同僚に話すのを聞いてショックを受けた高彦は、勝手にビッグBに乗り込んでしまう。するとその直後、何者かに遠隔操作されたビッグBが動き出し、追いすがる湯原の目の前で高彦を乗せたまま飛び立つ。その後、「天空の蜂」と名乗る犯人からファックスで犯行声明が送られてくる。そこには、爆発物を搭載するビッグBが現在福井県の原発「新陽」の真上に静止しており、燃料が切れれば墜落すると書かれており、それを回避するためには日本のすべての原発を破棄せねばならないとあった。リミットまでにはたった8時間しか残されていなかった。ヘリの暴走を止めるために湯原は「新陽」に入り、原発の設計士・三島(本木雅弘)や関係者たちとともにテロを止めるために奔走する…。
渡瀬悠宇の人気漫画を原作に、韓国で実写化されたファンタジー・ラブコメディドラマ。『王になった男』のヨ・ジングが恋人型ロボット役でコミカルな演技を披露する。キュートなヒロイン役をアイドルグループ「Girl's Day」のミナが務める。特殊メイクアップアーティストのオム・ダダ(ミナ)は、人気俳優・マ・ワンジュン(ホン・ジョンヒョン)が主演を務めるドラマの現場で監督から無茶なオーダーを受けるが、知恵を使って成功させる。しかし撮影後、出過ぎた真似をするなと監督から叱責されてしまう。実はダダとワンジュンは、7年間も隠れて付き合っている恋人同士だった。ワンジュンはメイクを落とす仕事を口実にダダを楽屋に呼び出し、久しぶりにふたりきりの時間を過ごす。隠れて会うことに疲れたから別れようというワンジュン。それがただの冗談だとわかった後も、ダダはその言葉を忘れられなかった。一方、最先端の恋人ロボット・ゼロナイン(ヨ・ジング)は開発者のボウォン(チェ・ソンウォン)からさまざまな知識を教えられるが、どこかずれた認識のままおかしな反応を繰り返していた。性能テストのために外に出た彼は、その美貌とやさしい笑顔で道行くすべての女性の心を奪うことに成功する。そんななか、偶然出会ったダダだけはまったく彼に興味を抱かず…。
架空の地・九州を舞台に、総製作費83億円をかけた超豪華な中国スペクタクルロマン。不遇な王子が、数々の困難を乗り越え成長していくさまをドラマティックに描く。主演は『琅琊榜<弐>~風雲来る長林軍~』のリウ・ハオラン。メインキャストをチェン・ルオシュアン、ラレイナ・ソンが務める。子どものころ草原に捨てられていたと聞かされて育った阿蘇勒(リウ・ハオラン)。養父である真顔部の龍格真煌一家と幸せに暮らしていたが、青陽部によって一族が攻め滅ぼされてしまう。阿蘇勒は自分が北陸青陽大君の世子であり、災いの星のもとに生まれたために真顔部に預けられていたことを初めて知る。彼は妹同然に育った蘇瑪が奴隷にされていたのを助け出し、自分が彼女を守ると決心する。北都城で実の父・青陽大君と対面した阿蘇勒は、養父の仇をうつために剣で襲いかかり大君を怒らせる。しかし大君は末の子が跡を継ぐという草原の掟に従い、阿蘇勒を世子にすると宣言する。大事な人を守りたいという思いから、阿蘇勒は刀術の修行を始める。東陸の下唐国は貧しい青陽部に対して食料を与える代わりに、騎馬隊を貸し出してほしいと願い出る。加えて、結盟の証に王子と自国の王女との政略結婚を提案するが…。
2004年11月、フジテレビ系列で2夜連続スペシャルドラマとして放送された作品。2003年に放送された連続ドラマ『Dr.コトー診療所』の続編として、コトーを取り巻く島の人々と、彼らの命に誠実に向き合っていくコトーの姿が描かれている。脚本を手がけたのは、名作ドラマ『北の国から』シリーズの脚本などで知られる倉本聰が主宰した養成所・富良野塾の出身で、数々のヒューマンドラマを描いてきた吉田紀子。学校が終わるやいなや、一目散にコトー(吉岡秀隆)のいる志木那島診療所に走っていく小学生・剛洋(富岡涼)。剛洋はコトーを見つけると、ずっと手に握っていた100点満点のテストを満面の笑顔で見せた。往診に出かけるコトーについていく剛洋を、島の人々は「チビ先生」と呼び、笑顔で見送る。コトーは自転車で島中を回り、あちこちの家で呼び止められては、会う人ひとりひとりに声をかけ、丁寧に診ていく。そんなコトーを見た島のばあばは、まるで医者のたらい回しだと冗談交じりで気遣うのだった。往診後、彩佳(柴咲コウ)の母・昌代(朝加真由美)に呼ばれたコトーは、星野家で夫・正一(小林薫)と一緒に昌代の作った好物の卵焼きを食べながら、他愛ない会話を楽しんだ。この島に来て1年が経ち、コトーはすっかり島の空気になじんでいるのだった。
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