ママ映画ソムリエ東さゆみが選ぶ！子供(キッズ)におすすめの映画10選！

この特集のレコメンダー

東紗友美

映画ソムリエ

元広告代理店勤務。映画館に通う⼈を１⼈でも多く増やし、映画業界を盛り上げることのできる存在になることが⽬標。映画番組レギュラー他、雑誌・Web 媒体での連載、チラシへのコメント執筆、映画イベントの MC、全国の TSUTAYA 店舗でのコーナー展開等で活躍。
毎⽇、映画情報を更新しているインスタグラムには映画ファンのフォロワー２万⼈を抱える。

ママ映画ソムリエ東さゆみが選ぶ！子供(キッズ)におすすめの映画10選作品一覧！

1
ナイトミュージアム

あらすじ

2006年にアメリカで公開された、ファンタジー・コメディ映画。ニューヨークに実在するアメリカ自然史博物館が舞台となり、夜になると館内の展示物たちが元気よくしゃべり、動き出すという奇想天外な発想が人気を呼んだ作品である。原作はミラン・トレンクが手掛けた絵本であり、子どもたちに夢を与えるファンタジー作品として高い人気を誇っている。主人公・ラリーを演じたベン・スティラーや、展示物のひとりを演じたロビン・ウィリアムズを始め、多くのコメディ作品でその才能を発揮してきた俳優陣が集結し、ユーモア要素もたっぷり含んだ映画となっている。思いつくままにいろいろな仕事をしてきたが、どれも失敗に終わり、妻・エリカ(キム・レイヴァー)とも離婚してしまった中年男のラリー(ベン・スティラー)。仕事も住居も定まらず、冴えない生活を送るラリーにとって、エリカが引き取ったひとり息子・ニック(ジェイク・チェリー)とたまに会えることだけが楽しみだった。しかしこのまま定職に就かなければ、ニックにも会えなくなってしまう…。一念発起したラリーは職業斡旋所へと向かい、そこで紹介された、アメリカ自然史博物館での夜間警備の仕事に就くことになった。さっそく仕事を始めた深夜、博物館内を見回っていたラリーは大きなティラノサウルスの骨格標本がなくなっているのを発見するのだった…。

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作品おすすめ度

4.9

東紗友美のコメント

博物館の見え方が、１８０度変わる新感覚の世界史と歴史のお勉強映画です。夜になると博物館に保管されている展示物が動き出して大騒動を巻き起こす奇想天外アドベンチャーです。化石、石像、剥製。どの展示物も自由すぎて笑えるのに、同時に勉強になるのがスゴイ。展示物は自分たちの歴史通りに動き、セリフにも史実が反映されています。南北戦争の兵士のマネキンたち、領地開拓に勤しむ西部開拓時代のカウボーイたち、フン族の生態など歴史もよく分かる。「博物館前夜に観たら勉強欲がUPしてた。展示の横の文字まで読もうとしていた◎」と友人ママのお墨付き。
2
ハリー・ポッターと賢者の石

あらすじ

J・K・ローリングの世界的なベストセラー小説『ハリー・ポッター』シリーズの記念すべき映画化第1作目で、世界中で社会現象を巻き起こすほどの大ヒットを記録した。ロンドン郊外に住むハリー・ポッターは、額に稲妻の形をした傷を持つ孤独な少年。幼い頃に両親を亡くし、伯父夫婦とその息子と一緒に暮らしているが、半ばいじめられっことして惨めな生活を送っていた。ハリーは11歳の誕生日にホグワーツという魔法使いを育てる学校からの入学案内を受け取る。なんとハリーの両親は魔法使いと魔女で、ハリーにも魔法使いの血が流れていたのだ。それと同時にハリーの額の傷の秘密も解き明かされることになる。惨めで孤独だった生活を抜け出し、ホグワーツで新生活をスタートさせたハリー。学校ではロンとハーマイオニーという親しい友達もでき、魔法を勉強するという、なんとも不思議で魅力的な学生生活を送るようになる。しかし、ひょんなことから、あらゆる金属を黄金に変える力を持ち、飲めば不老不死になる「命の水」を生み出す「賢者の石」の存在と秘密を知ることになる。この魔法の力を宿した赤い石「賢者の石」を巡って、魔法使いのたまご・少年ハリーの大冒険がはじまる！

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作品おすすめ度

4.8

東紗友美のコメント

子供時代にしかできないことの１つに“空想をふけること”がありますよね。孤児の少年が魔法使いとして成長していく様を描いた冒険ファンタジーハリポタシリーズは、魔法の箒に乗ってたたかうクィディッチのシーン、呪文の数々、9と3/4番線、ホグワーツの完璧な世界観が詰め込まれシリーズの中で最も子供の想像力を増幅させるのではないでしょうか。忘れられない単語がいっぱい！そして、このシリーズのもう１つの魅力といえばキャストたちが徐々に成長していく過程。生身の人間がおとなになっていくリアリティある姿に触れられます。
3
ソング･オブ･ザ･シー海のうた

あらすじ

アイルランド神話を元に、幼い兄妹の大冒険を描いたファンタジーアニメ「ポスト・スタジオジブリ」と称されるアイルランドの制作会社が手掛けた映像は息をのむ美しさ。日本語吹き替えは本上まなみ、リリー・フランキーらが担当。海ではアザラシ、陸では女性の姿の妖精・セルキーである母と、人間の父の間に生まれた幼い兄妹。一家は幸せに暮らしていたが、突然母が姿を消してしまう。そんなある日、妹のシアーシャがフクロウの魔女に連れ去られ、兄のベンは魔法世界へ不思議な旅に出る。

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作品おすすめ度

4.7

東紗友美のコメント

ポスト・スタジオジブリと業界から評されるアイルランドのアニメーションスタジオが贈る母を失くしたいじめっこの兄と幼い妹を巡るふしぎな感動物語。話はわかりやすくも、不思議なキャラたちが登場して子どもの想像力を掻き立てます。絵本が目の前で動き出したようなぬくもりある映像、ハリウッド映画とは異なる魅力を持つ幻想的な世界にはどこか懐かしさがあります。もととなったのは民間伝承。日本にも神話や民話が存在しますが、それを語ることが減った今、この映画を通して日本の昔話にも興味を持つきっかけとなるかもしれません。
4
魔法にかけられて

あらすじ

アニメーションの中の美しい王国アンダレーシアで暮らす心優しいジゼル。夢にまで見たエドワード王子との結婚式の日、ジゼルは魔女に騙され、恐ろしい世界へと追放される。たどり着いたのは、ロマンティックな“おとぎの国”とは正反対の“現代のニューヨーク”だった！大都会の冷たい人たちに戸惑うジゼルを助けたのは、現実主義でバツイチの弁護士ロバート。動物と話し、ところ構わず歌いだすジゼルに驚き、時にうとましく思うロバートは、彼女と過ごすうちにその素直で心優しい姿に惹かれていく―。しかし彼女を追って現代にやってきたエドワード王子やその家来、更にジゼルを罠に陥れたナリッサ女王の登場で、ニューヨークの街は大パニックに！！

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作品おすすめ度

4.6

東紗友美のコメント

プリンセス好きの女の子と観たい！“絵本の中のおとぎの国”のお姫様が現代のNYへ…アニメと実写の世界が融合された新感覚ディズニー。現実では可愛い動物たちは害虫で、白馬の王子はタイツの変人、愛の歌をうたえば止められる。現実の厳しさにあれこれに戸惑うお姫様ですが、現実の世界にもたくさんの愛が溢れていることに少しづつ気付き成長していきます。公開当時「ディズニーランドに行ったみたい！」と話題になったセントラルパークでのミュージカルシーンはパレードを目の前でみているよう！このシーンの楽しさリピート確定です。
5
ネバーエンディング・ストーリー

あらすじ

ミヒャエル・エンデの代表作『はてしない物語』を映画化した作品。主題歌も含め異例のヒットを記録した作品であり、80年代を代表する名作である。原作小説を映像化するため、当時としては最新の特殊効果が使用された。いじめられっ子のバスチアン(バレット・オリヴァー)は、いじめっ子たちから逃げるため、本屋へと駆けこむ。本が好きだったバスチアンは、本屋にあった『はてしない物語』に惹かれるが、本屋の店主(トーマス・ヒル)は売ってくれなかった。諦めきれず、『はてしない物語』を盗んでしまうバスチアン。しかし、その本には実際に不思議な魔力がこもっていた。バスチアンが本を読みはじめると、その世界がまるで現実になっていくような、奇妙な感覚に襲われていく。舞台となるのは、異世界・ファンタージェン。この世界は「無」に侵食されており、住人たちが恐怖におののいていた。世界を「無」から救えるのは、勇者・アトレーユ(ノア・ハサウェイ)ただひとり。彼は世界を救う使命を胸に、旅立つのだった。

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作品おすすめ度

4.3

東紗友美のコメント

「モモ」などを代表作に持つ児童文学作家ミヒャエル・エンデ原作。いじめられっ子の少年が古本屋で出会った本を読んでいると本の世界に迷い込んでしまいます。ファルコンに乗って空を飛ぶ姿は、いま観ても豪快で大人も童心に返れます。しかし、ファンタジー映画の魅力だけに留まらず、実はめちゃくちゃ深い。悲しみや老いにより希望をなくすこともあるけれども、自分に自信を持つことで突破できる扉が存在すること。つまり、自分を愛することが人生で１番大事だと教えてくれます。本の中の物語なので読書も今以上に好きになれそう。
6
ペイ・フォワード

あらすじ

11歳の少年トレバーは、社会科の授業中、担任のシモネット先生から「もし君たちが世界を変えたいと思ったら、何をする？」と問い掛けられる。悩んだ末にトレバーはあるアイデアを思いつく。 Eirin Approved (C) 2000 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

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作品おすすめ度

4

東紗友美のコメント

「世界を変えたいと思ったら、何をする？」担任教師からの問に11歳の少年が出した答え。誰かから受けた親切を恩返しするのではなく、別の人に回すこと。人に良いことをする連鎖を作り世界を回すこと。「大きなことじゃなくても、小さな親切や厚意ならいっぱいできるよね！」と他人への思いやりを教えることができる。ラストの展開は、正直賛否両論です。でも、そこも含めて“人生の課題”となり、親子で話し合うことができ、心に刻まれる映画となるでしょう。少しの勇気で世界が変わるんだったら、と１歩踏み出したくなるはずです。
7
ライフ・イズ・ビューティフル

あらすじ

「やあ、お姫様！　昨夜は君と夢でデートしたんだ！」第二次世界大戦期のイタリア。ナチスによるホロコーストが行われているなか、懸命に生きるユダヤ人家族をユーモアと感動を交えて描いた愛の物語。カンヌ国際映画祭で審査員グランプリ受賞、米国アカデミー賞では7部門でノミネートされ、主演男優賞・作曲賞・外国語映画賞を受賞した、ロベルト・ベニーニ監督・脚本・主演のイタリア映画。第二次世界大戦直前の1939年のイタリアで、ユダヤ系イタリア人のグイドは、友人のフェルッチョとともに、叔父を頼りに仕事を求めてトスカーナ州のアレッツォにやってくる。そこで出逢った小学校教師のドーラに一目惚れし、熱烈なアプローチで求婚する。ドーラも陽気で純粋なグイドに惹かれていき、ふたりは駆け落ち同然で結婚する。やがて愛息ジョズエを設け、幸せな日々を過ごしていたが、戦争の進む中でユダヤ人への迫害が激化していく。そして、イタリアに駐留してきたナチス・ドイツ軍によって、3人は強制収容所に送還されてしまうのだった…。

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作品おすすめ度

3.9

東紗友美のコメント

家族が一緒に過ごせる毎日がとても大事であることを伝える究極の家族愛の物語。映画好きのオールタイム・ベストにも選出されることの多いこの映画は、人類の歴史において目を反らすことの許されないユダヤ人迫害の事実も知ることができます。ホロコースト映画は多くありますが、最も心に残る優しい映画です。一国のトップが差別的な発言をしてしまい、それに同調する人さえ多く出てきている今こそ、差別や戦争が何を生むか、子供が小さなうちからこういう映画に出会って考える機会にしてほしいなと思います。
8
インサイド・ヘッド

あらすじ

『トイ・ストーリー』シリーズで知られる、ピクサー・アニメーション・スタジオが制作した作品。第88回アカデミー賞で、長編アニメーション賞を受賞するなど、高い評価を獲得した。ほかのピクサー作品と同様に、明確なメッセージ性があり、大人から子どもまで楽しめる作品に仕上がっている。人間の頭の中にはヨロコビ、カナシミ、ビビリ、ムカムカ、イカリの5つの感情が住んでおり、主人を幸せにするため毎日奮闘していた。11歳の少女ライリー(ケイトリン・ディアス)の頭の中では、ヨロコビ(エイミー・ポーラー)がリーダーを務め、5人で協力して「特別な思い出」を作り続けている。しかしライリーは父の仕事を理由に、故郷を離れてサンフランシスコに引っ越すことになる。傷心したライリーを励ますため、ヨロコビたちは懸命に感情をコントロールしようとするが、カナシミ(フィリス・スミス)が「思い出ボール」に触れてしまう。その瞬間にボールがカナシミの色に変化。ヨロコビは必死でカナシミを抑えたものの、不幸が重なり、ふたりは指令室の外へと飛ばされてしまった。ヨロコビを失った指令室は騒然となり、外の世界のライリーも、情緒不安定になってしまうのだった。

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作品おすすめ度

3.8

東紗友美のコメント

トイ・ストーリーやモンスターズインクといった名作揃いのピクサー発の脳科学をアニメしたヒューマンドラマ。１１歳の少女の頭の中にいる5つの感情“ヨロコビ”“カナシミ”“イカリ”“ムカムカ”“ビビリ”というそれぞれの感情を宿したキャラがドタバタ騒動を繰り広げる斬新な設定！はじめは“ヨロコビ”が最も大事な感情だと、“カナシミ“を締め出そうとするのですが…。悲しみを閉じ込め続けていると喜びも同時に失い…。楽しいことだけじゃなく人生を彩るには“カナシミ”も大切な感情だということを教えてくれます。なんて気付きだ…ピクサー、ヤバイ！
9
ペット(2016年)

あらすじ

『ミニオンズ』などで知られる、イルミネーションが手掛けた3Dアニメ映画。人間に飼われているペットたちの日常と、大都会・ニューヨークで迷子になった2匹の犬の冒険を描いていく。監督を務めたのは、『怪盗グルー』シリーズを手掛けたクリス・ルノー。ペットの日常を描きつつも、友情物語として大人も楽しめる作品に仕上がっている。飼い主のケイティ(エリー・ケンパー)に愛されている小型犬のマックス(ルイス・C・K)は、不自由のない生活を送っていた。そんなある日、ケイティが身寄りのない大型犬・デューク(エリック・ストーンストリート)を飼うことになる。新しい飼い主に喜ぶデュークだったが、ライバルの登場にマックスは不安を感じていた。デュークもマックスの態度に嫌気がさし、外に出たときに彼を騙し、家から追い出そうとする。しかし、その直後に野良猫集団に捕まってしまい、2匹とも首輪を外されてしまう。首輪のない2匹は野良犬と勘違いされ、動物管理局に捕まってしまうのだった。

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作品おすすめ度

3.8

東紗友美のコメント

動物を飼っているご家庭のお子様やこれからペットと暮らしたいと考えている家族におすすめなのは、『ミニオンズ』シリーズのスタッフの贈るペット。犬、猫、小鳥…お家のペットたち、お留守番中になにをしてるんでしょうか？動物たちの街での大冒険というストーリーは分かりやすく、随所随所に子どもたちにも“わかる笑い”がいっぱい。「かわいい！」を連発して幸せな気持ちになるでしょう。身勝手な都合で捨てられたペットや生き物をモノのように扱う人間の悪いところも描かれ、かわいい映画だけじゃ終わらないのがさすがです！
10
アーロと少年

あらすじ

もしも地球に隕石が衝突しなければ…？ディズニー／ピクサーが創り出したのは,目を見張るような壮大な太古の地球。迷子になってしまった,大きいのに弱虫な恐竜アーロと小さくてもやんちゃな少年スポットとの出会い。すべてが正反対で言葉も通じない,ひとりぼっち同志の奇跡の友情と成長の旅を描いた,感動のアドベンチャー・ファンタジー。

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作品おすすめ度

3.7

東紗友美のコメント

恐竜好き、集合！少年と臆病な恐竜の友情と成長物語。なんとロマンチックな映像美でしょうか。森の木漏れ日、どこまでも広がる空、画面からすくいとれそうな透明度の高い水。美しい自然の背景がどれくらいキレイかというと…実写なのかと見間違え、身体中の細胞が生まれ変わるほど…！Tレックスのお父さんの言葉は恐怖と立ち向かう方法を教えてくれます。「怖さを感じないやつは生き残ることなんかできない。」「怖さを受け入れろ。逃げも逆らいもせず乗り越えていくんだ」沁みるぅ！音楽も良いので寝る前にもおすすめ。