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殺したはずの男が、翌日また目の前にあらわれた…!?『私の夫は冷凍庫に眠っている』は、2021年4月から5月にかけて放送されたテレビドラマ。原作は八月美咲の小説であり、高良百の作画でコミカライズもされている。ある女性が、夫になる予定だった男を殺して冷凍庫へと閉じ込めたが、再びその男が生きてあらわれてくるというサスペンス・ストーリー。テレビドラマ版では、原作小説にはないオリジナル展開も加えられている。男性に触れられることを極端に嫌う如月夏奈(本仮屋ユイカ)は、数か月前に出会った佐藤亮(白洲迅)に対しては不思議な安らぎを感じていた。そして、ふたりは結婚することを決めたが、最近になって亮が豹変して夏奈にDVまがいの行動を仕掛けてきた。耐えられなくなった夏奈は発作的に亮を殺害し、自宅倉庫にあった業務用冷凍庫に亮の死体を押し込む。平和を取り戻した夏奈だったが、翌朝なんと目の前に死んだはずの亮が姿をあらわした。夏奈は冷凍庫を確認したが、確かに亮の死体はそこに閉じ込められている。再びあらわれた亮は幽霊? ゾンビ? それとも…。
「いつもはしないこと」に挑戦すること、それはめぐりめぐって…。『めぐる。』は、2021年12月にフジテレビ系朝の情報番組『めざましテレビ』のなかで放送された短編ドラマ。YOASOBIが制作するテーマソングのために小説を一般公募し、その大賞を獲得した作品が原作。コロナ禍でこれまでとは異なる生活習慣が当たり前になった現在の日常を、素朴かつハートフルに描いている。主題歌は同じく大賞獲得原作をもとにYOASOBIが制作した「もう少しだけ」で、ストリーミングの累計再生回数は1億回を記録している。世はコロナ禍となり、人々の生活環境はガラリと変わってしまった。これまで当たり前のようにしていたことができなくなり、できないことが当たり前になり、人々の意識はどこか後ろ向きになっていた。そんなある日、シングルファザーのサラリーマン・野島伸之(井ノ原快彦)は、娘の教育方針にあらためて疑問を持ちはじめていた。夫に先立たれてひとり暮らしの老婦・村上則子(三田佳子)は、誰とも話さない日常に埋没していた。転勤の準備を進める近藤栄太郎(白洲迅)は、過去の傷からいつしか逃げて暮らしていた。そんな彼らが、『めざましテレビ』の占いを見て「一歩踏み出す」気持ちを取り戻していき…。
家族以上、恋人未満!? ホームレスの美少女が突如6人の男子の母親に…!『アタシんちの男子』は、2009年4月から6月にかけて放送されたテレビドラマ。清楚なイメージの堀北真希がホームレス少女を演じ、要潤、岡田義徳、向井理、山本裕典、瀬戸康史、岡山智樹というクセ者揃いの息子たちと「家族の絆」を紡いでいくホームコメディだ。主題歌はGIRL NEXT DOORが担当。その楽曲「Infinity」には、6兄弟と千里の名前が隠されているという粋な計らいも。峯田千里(堀北真希)は、母親の病死、父親の失踪などにより1億円もの借金を抱えるホームレスの少女。失踪した父親を探しながら借金取りに追いかけられる毎日を過ごしていたが、ある日そんな千里の目の前に大手玩具メーカーの社長・大蔵新造(草刈正雄)があらわれて仰天発言。借金を肩代わりするかわりに結婚してほしいというのだ。もはやどうしようもなかった千里は、この新造の申し出を受け入れて結婚するが、その1ヶ月後に新造は死亡。そこで大蔵家の別宅に連れて来られた千里は、なんと血の繋がっていない6人の息子と暮らすことに。6人が6人とも自分勝手な息子たちとともに、千里の新たな人生がはじまっていく…!
老後資金に悩むフツーの主婦の前に、立て続けに出費の災難が降りかかる!『老後の資金がありません!』は2021年10月に公開された日本映画で、たび重なる金銭トラブルのなかで奮闘する一般主婦の姿を描いたコメディ作品。原作は垣谷美雨の小説であり、2021年8月には舞台化もされている。監督は『陽気なギャングが地球を回す』『ブタがいた教室』などを手掛けた前田哲。主演は元宝塚歌劇団のトップスター・天海祐希。そのほか、実力派俳優からお笑い芸人、元プロレスラーなど、幅広いキャスト陣も話題となった。中流家庭の庶民的な主婦・後藤篤子(天海祐希)は、巷で数千万は必要といわれている老後の資金を地道に貯めていた。そんなある日、夫・章(松重豊)の父親が亡くなり、400万円もの葬儀費用を賄わなければならなくなった。すると、続けざまに娘のまゆみ(新川優愛)が結婚するといい出し、さらには篤子・章が夫婦揃って失業。たちまち貯金は使い尽くされてきた。そんな折、たったひとりになってしまった章の母・芳乃(草笛光子)を引き取ることになったが、この芳乃が相当の浪費グセを持っており、さらに篤子を苦しめていく…。
敵か味方か!? 歪んだ歴史のなかで生まれた異質な戦士、その名は仮面ライダー4号!『仮面ライダー4号』は、2015年3月からdビデオにて配信された特撮ヒーロードラマ。同じく2015年3月に公開された劇場用作品『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』のスピンオフとなっている。内容は仮面ライダー3号にまつわる事件の続編という位置づけで、中心となるヒーローは仮面ライダードライブこと泊進ノ介。さらには仮面ライダーファイズこと乾巧、仮面ライダーゼロノスこと桜井侑斗、そして仮面ライダーマッハこと詩島剛と、劇場用作品のライダーが再び揃い踏み!4月4日の午前9時55分。デスクでうっかり寝入ってしまっていた泊進ノ介(竹内涼真)が目を覚ますと、スマホのバイブレーション音が鳴っていた。電話をかけてきた相手は詩島霧子(内田理央)。この日進ノ介は、霧子や剛(稲葉友)と映画を観にいく約束をしていたのだが、なぜか頭のなかがボンヤリしている。すると、そこへ乾巧(半田健人)と桜井侑斗(中村優一)が街の危機を報せに来る。しかし、進ノ介はふたりが誰なのかわからない。ショッピングモールで暴れるショッカー怪人と戦うが、その戦闘でなんと剛が死んでしまう。そのとき進ノ介は激しい頭痛に見舞われ、気がつくと先ほどと同じ状況で居眠りから目覚めたのであった…。
韓国ENAチャンネルとNetflixで放送された連続ドラマ。自閉スペクトラム症を抱えて生きる新米弁護士が出会う、困難と成長を描く。自閉スペクトラム症をもつウ・ヨンウ(パク・ウンビン)は、人とは違う振る舞いをする一方、圧倒的に高い記憶力をもつ。幼いころから分厚い刑法書を丸暗記し、ロースクールは首席で卒業していた。男手ひとつで育ててくれた、キンパ屋を営む父のウ・ビョンホ(チョン・ベス)に応援されながら、一流の法律事務所に入社したヨンウ。上司のチョン・ミョンソク(カン・ギヨン)に「人とのコミュニケーションに困難を抱える自閉症は、弁護士に向いていない」といわれながらも、ある老夫婦の暴行事件の弁護を任せてもらう。するとなんと、被害者とその妻である加害者は、ヨンウが幼少期に住んでいた家の大家だった。妻から事情を聞いたヨンウは、誰も気がつかなかった争点を見つける。上司らに弁護士としての技能を認めてもらったヨンウは、妻のためになる判決をつかむため、勇気をもって裁判に取り組んでいくのだった。切磋琢磨する同僚のチェ・スヨン(ハ・ユンギョン)とクォン・ミヌ(チュ・ジョンヒョク)、回転ドアを通れないヨンウを助けてくれた同じ事務所のイ・ジュノ(カン・テオ)。たくさんの仲間に囲まれ、「賢くて愚か」な自分に悩みながら、新米弁護士ヨンウの挑戦の日々が始まる!
今作は小学生に大人気の童話『おばけずかん』を基にした作品である。異世界に迷いこんだ小学生たちを主人公に、個性的なおばけとの戦いや、不慣れな共同生活を描いていく。監督は山崎貴が務めており、個性的なおばけたちがCGで表現されている。小学生の一樹(城桧吏)は、親友のサニー(サニーマックレンドン)、太一(柴崎楓雅)とともに、願いの叶う祠に行く。彼らの願いはとある古本屋の店主(神木隆之介)のもとに届き、一樹たちは図鑑坊(釘宮理恵)により、ふたたび祠まで招かれる。翌日、3人が祠まで足を運ぶと、そこには不気味な古本屋が建っていた。中は迷路のように入り組んでおり、3人は店主から逃げながら、「おばけずかん」を手に入れる。そんな3人を追い、新任教師の瑤子(新垣結衣)も古本屋へと足を踏み入れた。一樹たちが古本屋の外に出ると、そこには今までの世界とは少し異なる、異世界が広がっていた。瑤子もまた、異世界に迷いこんでしまい、3人とともに「おばけずかん」の謎を解くことになる。
『ヒメアノ~ル』や『空白』など、数々の問題作を手掛けてきた吉田恵輔監督の最新作。今作ではYouTubeやSNSなどのネット文化の闇を生々しく描き出し、老若男女が共感できるストーリーを作り上げた。コメディ作品に多く出演するムロツヨシが主演を務めているが、今作ではシリアスな演技を披露している。人の頼みを断れない田母神(ムロツヨシ)は、合コンで知り合った優里(岸井ゆきの)のYouTubeチャンネルを手伝うようになる。編集ができない優里の代わりに動画を仕上げ、撮影にも参加するなど、田母神は無償でチャンネル作りに協力していく。しかし、優里が人気YouTuberと知り合い、凄腕デザイナーのアレン(栁俊太郎)と組むようになると態度が一変。チャンネルが成長するにつれて、田母神に強く当たるようになり、ついにはチャンネルの運営から追い出してしまう。いつのまにか借金が増え、首がまわらなくなった田母神は、優里に対して金銭を要求しはじめる。優里がその頼みを断ると、田母神はYouTubeチャンネルを開設し、裏事情を暴露してしまうのだった。
40歳を過ぎてもまったく泳げない男と、歩くのが苦手な水泳コーチとの交流を描いたドラマ映画。同名のエッセイを原作としており、カナヅチの男が泳げるようになるまでをドラマチックに描いている。主演を務めたのは、今作が初共演となる綾瀬はるかと長谷川博己のふたり。プールでおこなわれる、コントのような演技に注目したい。大学教授の小鳥遊(長谷川博己)は、水に恐怖心を抱いていた。幼いころに海に突き落とされた経験がトラウマとなり、今では水に顔をつけることすらできない。小鳥遊はそんな自分を変えようと、スイミングスクールに通いはじめる。小鳥遊を迎え入れたのは、厳しい口調で泳げない大人たちを指導してきた、薄原静香(綾瀬はるか)だった。最初こそ水を恐がっていた小鳥遊だったが、静香の教えもあり、少しずつ泳げるようになっていく。ようやく25mが泳げるようになったそのとき、過去のトラウマが小鳥遊を襲う。プールの中で幻影を見た小鳥遊は、息継ぎを忘れ、溺れてしまうのだった。
ロンドンで発生したゾンビパニックを描いた、ホラーコメディ。老人とゾンビの組み合わせが魅力の作品で、ホラー要素よりも、コメディに重点を置いている。しかし、ゾンビに人体が食いちぎられるなど、グロテスクなシーンも撮影された。ロンドンの片田舎で、突如ゾンビが発生。墓から蘇った死体に建設作業員が襲われ、ゾンビと化してしまう。一方、そんなできごとなど知らないアンディ(ハリー・トレッダウェイ)とテリー(ラスムス・ハーディカー)の兄弟は、銀行強盗を計画していた。祖父のレイ(アラン・フォード)が入居している老人ホームが、資金難により閉鎖されるため、まとまった金が必要だったのだ。アンディは仲間とともに、計画を実行に移す。数々のトラブルがありつつも、なんとか金を手に入れるが、街はすでにゾンビに浸食されていた。一方、レイの老人ホームにもゾンビの大群が襲来。老人たちは迫りくるゾンビと戦い、自分たちの家を守ろうとする。
人間を強制的に連結させ、「ムカデ人間」を作っていく、狂気的な設定を使ったホラー映画。「ムカデ人間」とは、手術により、3人の人間の臀部と口を連結させた状態のことを意味している。その奇想天外なストーリーから、口コミで話題が広がり、日本でも知名度の高い作品となった。また、今作には日本出身の俳優・北村昭博が起用されている。「ムカデ人間」の先頭になる日本人役で、全編にわたって日本語での演技を披露した。引退した医師・ハイター(ディーター・ラーザー)は、「ムカデ人間」を作りたい衝動に駆られていた。自分を抑えきれなくなったハイターは、日本人のカツロー(北村昭博)を誘拐し、自分の家に監禁。「ムカデ人間」を作る準備を始めるのだった。そんななか、立ち往生していた旅行者のリンジー(アシュリー・C・ウィリアムス)とジェニー(アシュリン・イェニー)が、ハイターに助けを求めてくる。実験体がやってきたことで、大喜びのハイターは、さっそくリンジーたちを捕らえ、ついに「ムカデ人間」を完成させるのだった。
今作は家族全員でカリフォルニアに向かう旅行を描いた、ロードムービーである。バラバラだった家族が旅をとおして、次第にまとまっていく過程をハートフルに描き出し、世界中の映画祭で高い評価を受けた。キャストにはポール・ダノやトニ・コレット、スティーブ・カレルなど、大作映画に出演する名優たちが集結している。オリーブを演じた子役のアビゲイル・ブレスリンは、今作をきっかけにブレイクし、『ゾンビランド』や『私の中のあなた』など、幅広い作品に出演した。フーバー家の母親であるシェリル(トニ・コレット)は、自殺しかけた兄・フランク(スティーブ・カレル)を引き取り、家族は大所帯になる。複雑な家族構成のフーバー家の仲は、とても良好とはいえず、終始気まずい雰囲気が漂っていた。そんななか最年少のオリーブ(アビゲイル・ブレスリン)が、美少女コンテストへの出場を決める。家族はオリーブの夢を叶えるため、コンテストがおこなわれるカリフォルニアに向かおうとするが…。
『デスペラード』を手掛けた、ロバート・ロドリゲス監督作。バイオレンスなアクションが持ち味の監督だが、今作はスパイの一家を描いたアクションコメディであり、子どもでも楽しめる映画になっている。そんな今作の主演を務めたのは、スペイン出身のアントニオ・バンデラス。悪人に誘拐されてしまう、一家の父親を演じた。また、ダニー・トレホやロバート・パトリックなどの名優が、サブキャラクターを演じている。カルメン(アレクサ・ヴェガ)とジュニ(ダリル・サバラ)の姉弟は、母のイングリッド(カーラ・グギーノ)から、毎晩スパイのおとぎ話を聞かされていた。そんなある日、父のグレゴリオ(アントニオ・バンデラス)と、イングリッドが夫婦そろって誘拐されてしまう。夫婦の正体は凄腕の元スパイであり、久しぶりの任務中に消息を絶ってしまったのだ。両親の正体を知ったカルメンたちはその事実に驚きつつも、秘密のアジトへと向かう。しかし、グレゴリオを誘拐した悪の組織の追手が迫ってきて…。
80年代ホラー映画のアイコン的存在である、チャッキーの初登場作品。今作では殺人鬼のチャールズが、ブードゥー教の秘術で人形に乗り移り、少年を襲うストーリーが語られる。恐ろしさと愛らしさをあわせ持った、チャッキーの活躍に注目だ。連続殺人鬼・チャールズ(ブラッド・ドゥーリフ)は警察に追われ、おもちゃ屋に潜伏する。しかし追ってきた刑事・マイク(クリス・サランドン)に発砲され、死亡するのだった。死体は警察に回収されるが、近くに陳列されていた「グッドガイ人形」にチャールズの魂が乗り移ってしまう。数日後。チャールズの魂が入ったグッドガイ人形「チャッキー(ブラッド・ドゥーリフ)」は、6歳の少年・アンディ(アレックス・ビンセント)の手に渡る。最初こそ普通の人形になりすましていたチャッキーだったが、次第に本性をあらわしていく。そんなチャッキーの正体に気がついたアンディの母・カレン(キャサリン・ヒックス)は、刑事のマイクと協力し、チャッキーを退治しようとするが…。
松本ぷりっつによるブログを原作としたテレビアニメ。2008年放送。個性豊かな3人娘の育児の実体験を綴る、愉快なホームコメディ。かわいい姉妹のはじけっぷりと育児のあるあるネタが人気を博した。大谷育江、かないみか、川田妙子が3姉妹を演じる。松本家には元気な3姉妹がいる。思いがけない行動で漫画家のお母さん(藤村知可)を混乱させる5歳の長女・フー(大谷育江)、リベロと呼ばれる気分屋の3歳の次女・スー(かないみか)、お父さん(辻谷耕史)をもビビらせる小さな暴れん坊の1歳の三女・チー(川田妙子)。なんでもすぐに忘れてしまう長女のフーちゃんは、頭のネジがとれて代わりになめこでも使われているのではと思わせるぼけっぷりのため、おっぺけぺーと呼ばれている。すぐに話題が飛ぶフーちゃんにお母さんは振り回されっぱなしだ。次女のスーちゃんは自由人で、なにか注意されても「やりたいんだもん」といってまったく気にしない。買い物中に突然いなくなったスーちゃんをやっとの思いで見つけ出しても、「どこいってたの?」と逆に聞いてくるほど。眠くなると誰かの耳たぶを触りながら自分の下唇を吸うくせがあり、お母さんに断られると三女の耳を使わせてもらっている。三女のチーちゃんはとにかく食いしん坊な、妖怪まんま小僧。泣かれるのがいやなお母さんは、チーちゃんにすぐ食べ物を渡してしまうが…。
呪いの人形の封印を解いたとき、最恐の悪霊に襲われる!2013年より続く『死霊館』シリーズの7作目。実在する超常現象研究家と呪いの人形をもとにした悪霊系密室ホラー。『アナベル 死霊館の人形』や『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』の脚本を担当したゲイリー・ドーベルマンが脚本・監督をつとめる。エド・ウォーレン(パトリック・ウィルソン)とロレイン・ウォーレン(ベラ・ファーミガ)は、超常現象研究家の夫妻。あるとき、悪魔が媒介として使い、人間に憑依するという「アナベル人形」について相談を受ける。夫妻はアナベル人形を引き取ってもち帰り、いわくつきの品々を保管している地下のコレクションルームに封印した。1年後。ウォーレン夫妻のひとり娘・ジュディ(マッケナ・グレイス)は、両親が仕事で家を空けるひと晩のあいだ、ベビーシッターのメアリー・エレン(マディソン・アイズマン)と留守番を頼まれる。しかし、メアリー・エレンの学校の友達・ダニエラ(ケイティ・サリフ)がある目的のためにメアリー・エレンについてきて、地下のコレクションルームに侵入してしまう。たくさんのいわくつきの品々に触れたのち、誤ってアナベル人形の封印を解いてしまったのだ!国も時代もさまざまな異常存在が、3人に襲い掛かる!
甲斐みのりの著書『歩いて、食べる 東京のおいしい名建築さんぽ』を原案に、池田エライザと田口トモロヲ主演でドラマ化。2020年放送。名建築のなかで食べられる絶品ランチが紹介される。人気を博し21年にスペシャルドラマ、22年に続編ドラマが制作された。ドキュメンタリー部分とドラマ部分を融合させた構成で、ヒロインが葛藤を乗り越え成長していくさまを描く。広告代理店勤務の春野藤(池田エライザ)は、幼いころからレトロなものに心ひかれてきた想像力豊かな女性。彼女は乙女建築写真をSNSにアップしている植草千明(田口トモロヲ)に弟子にしてほしいとメッセージを送り、一緒に乙女建築でランチする約束をする。待ち合わせに現れた千明が中年男性だと知って驚く藤。そんな彼女に構わず、千明は目的地のアンスティチュ・フランセ東京について話し始める。そこは、パリのル・コルビュジェのもとで修行した日本モダニズム建築の旗手・坂倉準三によって設計されたフランス語学校の建物だった。トリコロールカラーのこだわり、手すりの曲線などをうっとりみつめる千明。きのこ型の柱や各教室に描かれたアート、世界にふたつしかない2重構造のらせん階段を見た藤も感銘を受ける。校内のカフェで藤は生ハムの絶品サンドイッチを、千明はパテサンドをほおばる。藤は友人の綾子(小川紗良)と一緒にカフェを開業する計画を立てており…。
『ロッキー』への出演で知られる、シルベスター・スタローンが主演を務めた、ヒーロー映画。スタローンは隠居していたヒーローを演じており、ロッキーにも通じる味のある演技を披露した。哀愁を感じさせる、まったく新しいスーパーヒーローの姿に注目したい。スーパーパワーを持って生まれたサマリタンは、双子のネメシスと何度も戦ってきた。ネメシスはサマリタンを倒せる「ハンマー」を生み出すが、大きな戦いの後、ふたりは行方不明になる。それから数十年後。サマリタンとネメシスが死んだものとされていたが、生きていると信じる人々もいた。そんな世界に生きるサム(ジャボン・“ワナ”・ウォルトン)は、人知を超えた力を持つ老人・スミス(シルベスター・スタローン)と出会う。サムはスミスこそ、生きているサマリタンではないかと疑い、その正体を突き止めようとする。しかし、ギャングのサイラス(ピルー・アスベック)が、ネメシスのハンマーを盗み出したことで、事態は思わぬ方向へと舵を切る。
ハルクと同じパワーを持つ弁護士・ジェニファーの活躍を描いた、マーベルドラマ。MCU初のリーガルドラマとなっており、アクションよりも、スーパーヒーローを相手にした裁判を中心にストーリーが展開していく。他作品からのゲストキャラクターとして、ブルース・バナーやウォン、アボミネーションが登場。また、Netflixで配信されていたドラマ『デアデビル』の主人公である、マット・マードッグも登場する。弁護士のジェニファー・ウォルターズ(タチアナ・マスラニー)は、いとこのブルース・バナー(マーク・ラファロ)とドライブを楽しんでいた。しかし、その直後に起きた交通事故により、意図せずスーパーパワーを手にしてしまう。ジェニファーはパワー制御にも成功し、仕事に戻ろうとするが、世間は許してくれない。有名人になったジェニファーに弁護士の仕事はなく、会社もクビになってしまうのだった。そんなある日、ジェニファーは超人の訴訟を専門とする部署からスカウトを受ける。本業に戻ったジェニファーが最初に担当する訴訟は、ハルクの宿敵・アボミネーション(ティム・ロス)の弁護だった。
青山剛昌による漫画『名探偵コナン』連載20周年を記念して制作された、テレビアニメスペシャル版。2014年放送。映画『鍵泥棒のメソッド』で監督・脚本を担当した内田けんじが、脚本を手掛けた。1926年に実際に起きた『アガサ・クリスティ失踪事件』を原案に、『鍵泥棒のメソッド』の後日談的なストーリーが展開する。江戸川コナン役の高山みなみ、毛利蘭役の山崎和佳奈、灰原哀役の林原めぐみらおなじみのキャストが出演するほか、ゲスト俳優として『鍵泥棒のメソッド』に出演した香川照之と広末涼子が映画と同役で登場する。阿笠博士(緒方賢一)宅の風呂が故障したため、毛利蘭(山崎和佳奈)と灰原哀(林原めぐみ)と銭湯にいくことになった江戸川コナン(高山みなみ)は、脱衣場で怪しいふたりの男に気づく。しかし、その後コナンは浴室で足を滑らせ転倒し気絶。コナンが自分のロッカーのなかをのぞき込んでいたのを知っていた入れ墨の男・タツ(草尾毅)とコンドウ(香川照之)は、コナンを車に乗せて連れ去る。頭を強く打ったコナンは記憶喪失になってしまう。一方、毛利探偵事務所の毛利小五郎(小山力也)のもとを水嶋香苗(広末涼子)という美女が、夫の浮気調査の依頼にやって来る。彼女が見せた写真に写っていたのは、コナンを連れ去った男・コンドウだった…。
小学生の妊娠と出産を描く衝撃作。ヒット作『神童』の原作者・さそうあきらと監督・萩生田宏治が再びタッグを組み映画化。2008年公開。コドモたちの純粋な行動が、大人の固定観念を解きほぐしていくさまをファンタジックに描く。主演は新人の甘利はるな。麻生久美子、宮崎美子、谷村美月ら実力派が出演する。奥田民生が主題歌を担当した。持田春菜(甘利はるな)は田舎町に暮らすやんちゃな小学5年生。担任は新任の八木希代子(麻生久美子)先生だ。幼なじみの鶴巻ヒロユキ(川村悠椰)と遊んでいた春菜は立ちションする彼を見て、ふざけて「くっつけてみる?」と誘う。子どもたちに正しい性教育をしたいと提案した八木だが、高松教頭(塩見三省)には反対されてしまう。春菜の姉・秋美(谷村美月)は家計から数万円を抜き取り、妊娠して困っていた友人の朋子(森郁月)に渡して母(宮崎美子)に叱られるのだった。独断で性教育の授業をおこなった八木は、反対意見を持つ保護者たちから責められる。春菜はヒロユキとの「くっつけっこ」を思い出し、自分のお腹に赤ちゃんがいるかもしれないと告白するが、八木はまともに取り合わない。日に日にお腹が大きくなっていく春菜を見ても、誰も妊娠を疑わなかった。ただひとり事実を知った学級委員の美香(伊藤梨沙子)は、大人に相談するよう春菜を説得するが…。
イケメンゾンビと放送作家女性が異色のタッグを組み、探偵となって事件解決に挑む斬新な韓国発ヒューマンコメディ。人気俳優のチェ・ジニョクがゾンビ役に体当たりで挑戦している。共演はパク・ジュヒョン、クォン・ファウン。不法投棄ゴミの山のなかでゾンビとして目覚めた男(チェ・ジニョク)。なにも覚えておらず、痛みも感じない彼は、ガラスに映った自分の姿を見て驚いて腰をぬかす。一方、時事番組『追跡70分』の放送作家・コン・ソンジ(パク・ジュヒョン)は、「サンタ事件」と呼ばれる女児誘拐殺人事件の犯人を追っていた。疑わしい男を盗撮していた彼女は、相手にみつかり、犬を放たれてしまう。ソンジはかけつけた友人のチャ・ドヒョン(クォン・ファウン)刑事に助けられる。疑っていた男は犯人ではないことがわかるが、彼に小児わいせつの前科があることを知ったソンジは迷わず蹴り倒す。犬に上着ごと携帯をとられてしまったソンジは、取り戻しに向かった先でゾンビ男と遭遇する。彼が自分の上着を来ていることにソンジは気づくが、挙動不審な彼をアルコール依存症と勘違いして同情し、上着は与えて携帯だけ受け取って帰っていく。ゾンビ男は彼女に食いつきたい衝動を必死でこらえていた。その後、ゾンビ男は山での厳しい修行にひとり耐えた末、人間らしくふるまう術を身につけるが…。
大ヒットドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』に登場した、ターガリエン家に焦点を当てたスピンオフ作品。『ゲーム・オブ・スローンズ』よりも200年前の世界を舞台としており、鉄の玉座をめぐった内戦が描かれていく。七王国を統べるヴィセーリス王(パディ・コンシダイン)は、後継者になる息子を望んでいた。しかし、妊娠していた妻のエイマ(シャーン・ブルック)は難産となり、子どもとともに死亡してしまう。ヴィセーリスは苦難のすえ、評議会の反対を押し切り、娘のレイニラ(ミリー・オールコック)を第1の後継者に決めるのだった。その決定をヴィセーリスの弟・デイモン(マット・スミス)が許さなかった。王位継承権を持つデイモンは、王都を守る戦士たちを連れ、王が持つドラゴンの卵を盗み出してしまう。かねてよりデイモン討伐を画策していた、ヴィセーリスの手・オットー(リス・エヴァンス)が軍隊を派遣し、事態は戦争寸前の状態に陥る。最悪の事態も考えられたが、ドラゴンに騎乗したレイニラが両者を仲介し、デイモンを説得。王女としての器を見せつけるのだった。
東田基によるグルメ漫画を、筧美和子主演で実写ドラマ化。2022年放送。勢いよく食べるイケメンの姿にムラムラして、食欲を刺激されるヒロインの姿をユーモラスに描く。登場するおいしそうな料理も大きな見所。名優・竹中直人がみせる自由なアドリブ演技も見逃せない。井上祐貴、西銘駿らレギュラーキャストに加え、ゲストとして佐野岳、内藤秀一郎らイケメン俳優が参戦する。ゲームの推しキャラの片桐夏彦(西銘駿)にキスで起こしてもらう夢を見ていたイケメンオタクの池田好美(筧美和子)は、アラーム音に驚いてベッドから転げ落ちて目を覚ます。出社した編集者の好美は、担当雑誌が廃刊になることを知る。編集長の小路新(竹中直人)から新たにグルメ雑誌を担当するよう告げられるが、超少食でグルメにまったく興味のない好美は当惑する。同期の堀みずき(秋山ゆずき)に少食の苦労を愚痴る好美。しかし、新雑誌を一緒に担当することとなったヤンチャ系とヤル気のなさそうな無気力系が混在したイケメンの新人・細見賢人(井上祐貴)を見て、一気に仕事への意欲を復活させる。細見とふたりでラーメン屋に入った好美は、大盛りラーメンにチャーハン、餃子を勢いよく食らう彼の姿に驚く。体が細くて一見少食そうな細見がみせる見事な食べっぷりにギャップ萌えした好美は、かつてない胸のざわめきを覚えてムラムラが抑えきれなくなり…。
『ローマの休日』で大ブレイクした、オードリー・ヘプバーンが主演を務める、恋愛映画。ヘプバーンの卓越した演技や、日本人キャラクターのユニオシなど、現代でも議論されることが多い作品である。ヘプバーン以外にも、子役出身のミッキー・ルーニーや、『勝利なき戦い』などで知られるジョージ・ペパードが出演した。ニューヨークに住むホリー(オードリー・ヘプバーン)は、いつか大金持ちになる日を夢見ていた。しかし、彼女の仕事は気に入った男性からチップをもらうことであり、貯金もほとんどなかった。ある日ホリーが住むアパートに、作家のポール(ジョージ・ペパード)が引っ越してくる。ポールの顔がホリーの兄・フレッドに似ていたことから、ふたりは仲よくなり、パーティーにも招待される間柄となっていく。しかし、ホリーの夫・ドク(バディ・イブセン)がアパートにやってきて、ホリーを連れ戻そうとする。拒否するホリーをポールが助け、ふたりの仲は急接近していき…。
目黒あむの同名コミックを、ジャニーズグループ・King & Princeの平野紫耀と平祐奈主演で実写映画化。2018年公開。怖がりの女子高生が超不良として恐れられている少年と恋に落ちる姿を、胸キュンシーン満載で描く。横浜流星をはじめ、水谷果穂、浅川梨奈らフレッシュな俳優陣が出演。どしゃ降りの雨のなか、ケンカで傷つき道端に座り込んでいた鬼瀬大雅(平野紫耀)。人々が見て見ぬふりをして過ぎ去っていくなか、ひとりの少女が傘を差し伸べ、絆創膏を手渡して走り去っていった。そして1年後。早くに両親を亡くし、カフェを営む叔父の宗介(高橋優)とふたり暮らしの小暮奈緒(平祐奈)は高校の入学式当日にケンカに遭遇し、殴られて吹っ飛ばされた真っ赤な髪の新入生・大雅と抱き合うように倒れてしまう。放課後、大雅から体育館裏に呼び出された奈緒は、真っ赤なバラの花束を渡されて結婚を前提に付き合ってほしいと告白される。ビビリな奈緒は断ることができず、付き合うことになってしまう。帰宅した奈緒は、憧れの宗介が女性客からモテている姿を見て落ち込む。一方の宗介は、奈緒の花束が男から贈られたものだと気づいて動揺するのだった。翌朝ふたりで登校した奈緒と大雅は学校中の注目の的となる。大雅が作ってきたかわいらしい手作り弁当をおいしそうに食べる奈緒。大雅は料理人になるという将来の夢を笑顔で語り…。
今作は日本を代表する巨匠・黒澤明が、ジョージ・ルーカスなどの大物監督のサポートを受け、実現させた時代劇である。当時の日本映画としては破格の予算を使い、大規模なセットや豪華キャストが実現した。主人公の武田信玄を演じたのは、黒澤映画常連の仲代達矢。そのほか『天国と地獄』に出演した山崎努や、『七人の侍』など数々の黒澤映画に出演してきた名優・志村喬が起用されている。戦国武将・武田信玄(仲代達矢)が、敵の矢を受けて死亡する。信玄は生前、自分の死を外部に漏らさないよう、弟の信廉(山﨑努)らに伝えていた。その遺言のとおり信廉は、信玄にそっくりな盗人を影武者に仕立て上げる。影武者(仲代達矢)は最初こそ乗り気ではなかったが、信廉の期待以上に活躍し、本物の信玄と同じ言動を取りはじめる。身内ですら欺くあまりの演技力に、信玄の死を感じ取っていた家康(油井昌由樹)や信長(隆大介)も動揺してしまうのだった…。
『007』シリーズでジェームズ・ボンドを演じていた、ショーン・コネリーの主演作。『バッドボーイズ』シリーズを手掛け、その手腕が高く評価されていたマイケル・ベイ監督の作品であり、大迫力のアクションシーンも魅力である。ショーン・コネリー以外にも、ニコラス・ケイジやエド・ハリスなど豪華俳優が集結した、オールスターキャストといえる作品である。ベテランキャストたちによる、息が合った掛け合いにも注目だ。過去の経験から、アメリカ政府に恨みを持つ軍人のハメル(エド・ハリス)は、政府への復讐を計画する。計画を実行に移したハメルは、毒ガス兵器を奪い、観光地のアルカトラズ島を占拠。観光客とサンフランシスコの住人を人質にとったハメルの要求は、作戦中に死亡した部下の遺族への補償金だった。政府は毒ガス兵器を無効化するため、FBIの工作員・スタンリー(ニコラス・ケイジ)をアルカトラズ島に潜入させる。島への潜入方法を知るのは、アルカトラズ島がまだ刑務所として使われていた時代に、唯一脱獄を成功させたメイソン(ショーン・コネリー)だけだった。
殺人鬼の魂が宿った人形・チャッキーをめぐる、さまざまな事件を描いたホラードラマ。『チャイルド・プレイ』シリーズの続編であり、ふたたび少年たちを狙いはじめたチャッキーと、少年たちの戦いが描かれる。今作でチャッキーの声を演じているのは、シリーズ第1作目から出演しているブラッド・ドゥーリフ。そのほかにもジェニファー・ティリーやフィオナ・ドゥーリフなど、レギュラーキャストも復帰した。アート作品を作っている少年・ジェイク(ザカリー・アーサー)は、露店でグッド・ガイ人形を購入する。バラバラに分解して作品に役立てようとしたが、その人形には、かつて全米を震撼させた連続殺人鬼・チャーリーの魂が宿っていた。チャッキー(ブラッド・ドゥーリフ)と名乗ったその人形は、ジェイクをいじめる女子生徒・レクシー(アリヴィア・アリン・リンド)を狙いはじめる。ジェイクは暴走したチャッキーを止めようとするが、大人たちは人形が生きていることを信じようとしない。そんな中、チャッキーの恋人・ティファニー(ジェニファー・ティリー)が、ジェイクたちの住む街にやってきて…。
俺にはわかる、何だってわかる、自分のこと以外なら。『行け!稲中卓球部』などのギャグ路線で知られている古谷実のサスペンスホラーコミックを、『冷たい熱帯魚』『愛のむきだし』の鬼才・園子温が監督を務め映画化。主演の染谷将太と二階堂ふみは、第68回ヴェネツィア国際映画祭で、マルチェロ・マストロヤンニ賞を受賞した。中学3年生の住田祐一(染谷将太)は、ボート屋の子ども。「一生普通に暮らすこと」を夢見ていた。しかしその妨げとなっているのは、自堕落に生き家事や育児を放棄している母親(渡辺真起子)と、母親とは離婚しているにもかかわらず何度も家を訪れ、暴言や暴力を振るってくる父親(光石研)の存在だった。住田の唯一の心の救いは、ボート屋の周囲にブルーシートを張って暮らしている、夜野正造(渡辺哲)らホームレスとの交流だった。彼らは東日本大震災の被災者で、すべてを失った絶望を抱えつつも、助け合って生活していた。ある日、母親が新しい交際相手とともに行方をくらまし、住田は中学生にしてボート屋を経営する羽目に。父親の借金600万円を、サラ金の社長・金子(でんでん)に肩代わりさせられ、その後も金をせびりに来る父親に耐えかねて、住田は父親を衝動的に殺害してしまう。ひっそりと普通に暮らしたいという願いとは裏腹に、住田の運命は徐々に狂わされていく…。
永井豪の漫画を原作とした1972年放送の大ヒットアニメ『マジンガーZ』の世界観を引き継いだ劇場版。シリーズ最終話から10年後を舞台に、マジンガーZの新たな激闘が描かれる。2017年にイタリア、フランスで公開された後、日本で2018年に公開された。森久保祥太郎をはじめ、茅野愛衣、上坂すみれら人気声優が出演する。テキサスの光子力プラント。グレートマジンガーはDr.ヘル(石塚運昇)の手下・あしゅら男爵(宮迫博之/朴璐美)と戦っていた。その6カ月前。新光子力研究所フジプラント建設現場。研究者となった兜甲児(森久保祥太郎)は、山中から現れた巨大遺跡インフィニティと人型アンドロイドのリサ(上坂すみれ)に出会う。甲児に思いを寄せる所長の弓さやか(茅野愛衣)は、彼との関係が進展しないことに悩んでいた。さやかの気持ちを思うジュン(小清水亜美)は甲児に発破をかける。そんな中、ジュンの夫・鉄也(関俊彦)が乗るグレートマジンガーが行方不明になったという連絡が入る。Dr.ヘルが謎の復活を遂げていたのだ。死んだはずのブロッケン伯爵(藤原啓治)が甲児たちの前に姿を現すが、戦闘能力の高いリサがひとりで敵全員をなぎ倒す。機械獣を倒すために出撃した甲児の前に、インフィニティが現れる。その頭部には鉄也の乗ったグレートマジンガーの姿が。グレートはインフィニティの起動キーの役割を果たしていたのだ…。
アメリカの人気ドラマ『コールドケース 迷宮事件簿』をリメイクしたWOWOWドラマシリーズ第2期。2018年放送。前作を超えるスケールで圧倒する、骨太な刑事ドラマ。全編8Kで収録された映像美は必見だ。主演の吉田羊をはじめ、永山絢斗、滝藤賢一、光石研、三浦友和ら主要キャストが続投。佐藤浩市、吉岡秀隆ら豪華ゲストが毎話登場する。学生と機動隊が激しくぶつかった1971年の横須賀暴動に参戦していた橋本誠司(吉村界人)の白骨遺体が掘り起こされ、一緒に鍵が発見された。捜査にあたった神奈川県警捜査一課の石川百合(吉田羊)たちのもとに橋本の娘(奥貫薫)が現れ、毎年母のもとに金が送られてきていたため父は生きていると思っていたと話す。橋本を殺した犯人が贖罪のために送っていたのではないかと推測する課長代理の本木秀俊(三浦友和)。封筒にある外国の消印を見た百合たちは、外国滞在期間が30年以上あり時効が不成立になる可能性が高いとにらみ、再捜査を始め…。
WOWOW制作の刑事ドラマシリーズ第1期。2016年放送。アメリカの人気ドラマ『コールドケース 迷宮事件簿』のリメイク作品。吉田羊演じる女性刑事・石川百合とそのチームが、「コールドケース」と呼ばれる未解決事件に挑む姿がスリリングに描かれる。監督を『SP』シリーズの波多野貴文、脚本を『64-ロクヨン-』の瀬々敬久ら実力派が担当。出演は永山絢斗、滝藤賢一、光石研、三浦友和。ゲストに仲代達矢、江波杏子、吉沢亮ら豪華キャストが登場する。1996年横浜。19歳の工藤順一(吉沢亮)が、父の健介(田口トモロヲ)宛てに「お父さん、僕は自由です。さようなら」と書いた手紙を胸に自宅前で絶命する。2015年、横浜市鶴見区。神奈川県警・捜査一課の刑事・石川百合(吉田羊)は立川大輔(滝藤賢一)とともに母子殺害事件現場にいた。先に到着していた金子徹(光石研)から詳細を聞く。来客の知らせを受けて県警に戻った百合に、外人女性のアニタ・マルシア(ルビー・モレノ)は1996年1月に工藤順一殺人現場を目撃したことを話す。課長代理の本木秀俊(三浦友和)の了解を得て詳細を調べ始める。すると順一の通っていたカルト集団「リバティ・オブ・ハート」が、大量のヒ素がみつかったことにより、解散させられていたことがわかる。百合は異動してきたばかりの高木信次郎(永山絢斗)と捜査にあたるが…。
警視庁捜査一課の腕利き刑事が、警察学校の鬼教官に…!?『陽はまた昇る』は、2011年7月から9月にかけて放送された連続テレビドラマ。同年5月に放送されたスペシャルドラマ『最後の晩餐 〜刑事・遠野一行と七人の容疑者〜』の続編という位置づけであり、警察学校を舞台に教官と訓練生たちの熱い日常が描かれている。主演は佐藤浩市で、主題歌はEXILE ATSUSHI。脚本は『エンジン』『14才の母』などを手掛けた井上由美子が務めている。警視庁警察学校に、今年も新たな訓練生が入ってきた。しかし、初任教養部長である簑島佐和子(真矢ミキ)は、ここ最近若い警察官のレベルが落ちていると感じていた。その底上げのためには、訓練生をしっかり見極めてふるいにかける必要がある。その思いを、警視庁捜査一課から転属してきた遠野一行(佐藤浩市)に託した。そんな遠野は初日から型破りな指導をしていき、佐和子を惑わせる。一方、訓練生側では真面目な湯原周太(池松壮亮)といい加減な宮田英二(三浦春馬)が対立するなど、こちらも波乱含み。そんな今どきの訓練生たちと鬼教官が、さまざまな事件を通して互いに成長していく…。
深夜帯にもかかわらず高視聴率を獲得し、劇場版も制作された大ヒットドラマ!直木賞作家の金城一紀がオリジナル脚本を書き下ろし、『踊る大捜査線』シリーズなどで知られる本広克行が総監督をつとめた。主演は岡田准一。ほかにも堤真一、真木よう子、松尾諭などが出演している。井上薫(岡田准一)は、人並みはずれた鋭い五感をはじめとする特殊な能力を持つ警察官だ。井上はその特性から警視庁警備部警護課第四係に配属され、SPとして要人の警護にあたることになるが、同僚たちは新人の井上の能力を疑問視していた。そんなある日、お見合いをしていた井上は上司の尾形総一郎(堤真一)に電話で呼び出され、都知事(大場久美子)の警護にあたることに。井上はそこで持ち前の能力を発揮し、杖を使うことで足が不便なふりをしていたテロリストを逮捕する。しかし後日、記者クラブの前で講演をする都知事をふたたび何者かが襲撃しようとし、またもや井上の能力により都知事は事なきを得るのであった。一方、テロリストとの対峙にあたり、井上の脳裏には幼いころテロに巻き込まれ両親が殺害された記憶が蘇り…。
コミュニケーションが苦手な美人女子高校生、その大いなる目標とは…!?『古見さんは、コミュ症です。』は、2021年9月から11月にかけて放送されたテレビドラマ。原作はオダトモヒトの漫画であり、2016年から「週刊少年サンデー」に連載されている。タイトルどおり、コミュニケーションが苦手な女子高校生を中心とした物語。もともとは作者の思い違いだが、コミュニケーション障害を指す「コミュ障」とは少しニュアンスの違う意味合いとして、「コミュ症」という言葉が使われている。高校生となった只野仁人(増田貴久)には、ひとつ決めたことがあった。それは、どんなことがあっても波風を立てない高校生活を送りたい、という思いだった。そんな只野くんの隣の席には古見硝子(池田エライザ)という美少女がいたが、古見さんはコミュニケーション能力が低く、ほとんど人と話すことができないのだ。ただ、彼女自身にはその性格を克服したい思いもあった。その後、ひょんなことから只野くんは古見さんと筆談で会話するようになり、古見さんの「友だちを100人つくりたい」という夢に協力するようになる…。
言葉の通じない異国の地で、アメリカの正義が問われる!トム・マッカーシー監督の国際色豊かなサスペンス・スリラー。『オデッセイ』『ジェイソン・ボーン』のマット・デイモンが、アメリカ人の正義と矛盾を演じ切る。ビル・ベイカー(マット・デイモン)は、オクラホマ州の田舎町・スティルウォーターで肉体労働に従事する保守的な男。彼の最大の心配は、フランスのマルセイユに殺人罪で投獄されている娘・アリソン(アビゲイル・ブレスリン)のことだった。大学に留学していた彼女は5年前、同棲中のガールフレンドを殺害した件で懲役9年をいい渡されていたのだ。ある日、心配が募ったビルは娘に会いにマルセイユへ飛ぶ。娘から託された弁護士への手紙には、殺人事件の実行犯が別にいるのだと記されていた!弁護士や探偵には見放され、娘には信頼されていない。さらに、言葉も文化もまったく違う異国の地・マルセイユでは、思うように動けない。しかしビルは、娘を助けたい一心で、独自に捜査を開始するのだった。現地で偶然出会った小さな女の子・マヤ(リル・シャウバウ)と、その母親・ヴィルジニー(カミーユ・コッタン)の協力を得ながら、ビルは犯人捜しに奔走する…。
殺意渦巻く船内。次は、あなたの番です。2クールにわたり考察ブームを巻き起こした連続ドラマ“あな番”。ドラマで起きた惨劇が未然に防がれた世界線で、豪華客船上での連続殺人事件が幕を開ける!主演の原田知世・田中圭ほか、多くのキャストがドラマ版から続投。さらに、門脇麦らが今作から参加している。手塚菜奈(原田知世)と手塚翔太(田中圭)は、キウンクエ蔵前というマンションに住む、ラブラブの年の差夫婦。引っ越して最初の住民会では「交換殺人」の話題になり前途多難に思われたが、翔太の発言のおかげで、実際にマンション内で交換殺人が起こることはなかったのだった。それから2年後の現在。西村(和田聰宏)という住民の計画により、仲良くなった住民会のメンバーを招待し、クルーズ船上で菜奈と翔太の結婚記念パーティーをおこなうことに!だがパーティー終了後の夜、マンション管理人の床島(竹中直人)がロープを巻きつけられて溺死しているところが発見される。そのロープがスクリューに絡まり、船は航行停止状態に。乗客たちは、犯人が潜む船内にとどまらなくてはならなくなった。警察の介入もむなしく、殺意の連鎖はその後も続いていく。大人しく犯人逮捕を待とうという菜奈の思いとは裏腹に、翔太は菜奈を守るため、推理を開始するのだった。
文字どおり「映画史を変えた」という映画監督はあまり多くない。だがジョージ・A・ロメロは間違いなく「映画史を変えた」映画監督のひとりだろう。ジョージ・A・ロメロの『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』は、ロメロ以前と以降に分けられるほど映画史を変えた出来事だった。そんな鬼才が挑む新たな恐怖。それは猿! もはや動物園には行かれない。空前絶後の猿の恐怖が襲いかかる。その映画こそ『モンキー・シャイン』である。成績優秀。陸上選手としての活躍も目覚ましい大学生のアラン(ジェイソン・ベギー)はまさに文武両道を地で行く生徒。しかし、交通事故によって半身不随となり、輝かしい人生は一転、暗いものとなってしまう。絶望のどん底に突き落とされたアラン。思い詰めた果てに、自殺を試みる。それを止めたのは親友で生物学者のジェフリー(ジョン・パンコウ)だった。アランの精神状態を見かねたジェフリーは、ヘルパーとして猿のエラを送り込む。なんとエラは人の手で改造され高い知能を誇る、スーパー・モンキーだったのだ! やがてエラの悪意がアランと周囲の人に襲いかかる。
テレビ東京とめちゃコミックによる合同プロジェクトから生まれたドラマ! 俳優・町田啓太を主人公にした漫画を公募し、その中から選ばれた作品をドラマ化するという企画。見事選ばれた作品は主婦漫画家・大盛のぞみによるダメ男を題材にした物語。ドラマには主人公を演じる町田啓太のほかに、宮崎美子、深川麻衣、加藤清史郎らが出演している。田町権太(町田啓太)は高校卒業を機に群馬から上京してきた大学生。幼いころから周りに流されやすい性格で、そんな権太がたどり着いた夢は、“いい会社に勤めること”であった。しかし、権太は就職活動に失敗し、就職浪人をすることに。群馬にいるときから付き合っている権太の彼女・葛西真央(深川麻衣)は、それでも権太を優しく見守るのだった。そんなある日、真央は権太がSNSでウソの投稿をしていることを見つけてしまう。実は権太は、就活中にひょんなことからSNS上で偽りの自分を発信しはじめ、そこからどっぷりSNSの世界にハマっていたのであった。権太の虚偽の投稿にショックを受けた真央は、結局権太の元を去ってしまう。そうして3年が過ぎたころ。連絡をよこさない権太を心配し、権太の祖母・落合カツヨ(宮崎美子)が群馬から権太を訪ねてくる。そこで不甲斐ない孫の姿を目の当たりにしたカツヨは、権太に鉄拳をくらわすのだが、そこからとんでもないことが起きてしまい…。
『ウェントワース女子刑務所 シーズン7』は、オーストラリアで制作された女子刑務所内の争いや人間模様を描いたサバイバルドラマの第7シーズン。本国でドラマの歴代視聴率No.1に輝いたのち、全世界20ヵ国以上で放送される大ヒットドラマとなった。シーズン4までは囚人・ビー・スミスを主人公としてビーが伝説のボスとなるまでを描き、ビーの死後が描かれるシーズン5以降は、刑務所内の人々の群像劇となっている。レイの熱烈な求婚に根負けしたリタ(リア・パーセル)は結婚を決意するが、結婚式当日にレイはブッチャーズのユニフォームを来た男に襲撃されてしまう。レイ襲撃事件のバックがマリー(スージー・ポーター)であると確認したリタは、カズ(タミー・マッキントッシュ)と手を組み、マリーを暗殺しようと決意する。しかし、新たに囚人としてやってきたナレル(モルガナ・オライリー)に弱みを握られたリタは、自分の身を守るためナレルのいいなりとなってしまう。一方、新たに刑務所の精神科医としてやってきたミラー医師(デビッド・ド・ラウトゥール)は、実験的な新薬を使い、リズ(セリア・アイルランド)の認知症の治療に取り掛かるが…。
刑事ドラマ『緊急取調室』の第3期。2019年放送。主人公・真壁有希子役を天海祐希が続投。田中哲司、でんでん、小日向文世ら、いぶし銀俳優らが演じるキントリメンバーと一体となって凶悪犯と緊迫の心理戦を繰り広げる。新メンバーとして塚地武雅が参戦。鈴木浩介、速水もこみち、大倉孝二らおなじみのメンバーも登場する。完全可視化を前にした緊急取調室、通称・キントリに各署幹部らが見学に訪れていた。管理官の梶山勝利(田中哲司)、小石川春夫(小日向文世)、刑事部部長の磐城和久(大倉孝二)らが裏で見守る中、取り調べをしていた真壁有希子(天海祐希)と菱本進(でんでん)は、不遜な態度をとる女性被疑者を思わず大声でどなりつけてしまう。有希子は警視庁初の刑事部参事官・菊池玲子(浅野温子)から、しばらくは取り調べをおこなわず新人・玉垣松夫(塚地武雅)の教育をするよう命じられてしまう。そんな中、護送中の受刑者・野本雄太(淵上泰史)が逃走し、主婦の藤沢さおり(市川由衣)を人質にして民家に立てこもる事件が発生。野本は交渉役に菊池参事官を指名する。現場に現れた菊池参事官に驚く捜査一課の監物(鈴木浩介)と渡辺(速水もこみち)。菊池は銃を持ってひとりで突入し、その後すぐに野本を射殺してしまう。マスコミに騒がれる中、キントリで菊池の取り調べがおこなわれる。菊池は4年前に野本の事件を担当していたが…。
『ウェントワース女子刑務所 シーズン6』は、オーストラリアで1979年に放送されたドラマ『Prisoner: Cell Block H』のリメイク作品。主要な登場人物は当時のそのままに、ストーリーを再構築して制作された。オーストラリアのドラマ歴代視聴率No.1を取り、オーストラリアのエミー賞といわれるアステラ賞を2年連続で受賞した。シーズン6からはメインキャストが大幅に変わり、今までにも増して複雑な人間模様が描かれる。ウェントワースに、リタ・コナーズ(リア・パーセル)など新たな囚人たちがやって来る。脱獄に成功したフランキー(ニコール・ダ・シルバ)は全国的に指名手配されており、警察の追手から逃げながら自分が無実であることを証明するため奔走することに。一方、ヴェラ(ケイト・アトキンソン)はチャニング(マーティン・サックス)の失脚後、看守長に復帰する。ヴェラはファーガソン(パメラ・レイブ)に操られ自分を裏切っていたジェイク(バーナード・カリー)を許すことができず、ウェントワースをクビにするために証拠探しをはじめるが…。
アラサー男女の恋とセックス、そのすべてを明かす解体新書がここに!『アラサーちゃん 無修正』は、2014年7月から10月にかけて放送されたテレビドラマ。原作は峰なゆかの4コマ漫画であり、「週刊SPA!」などで連載され扶桑社から単行本化。アラサーの男女における恋の日常、性の日常がありのままに綴られており、女性人気も高い作品。テレビドラマ版は、この作品が連続ドラマ初主演となった壇蜜が主人公を演じ、オープニングテーマはゲスの極み乙女。が担当している。アラサーちゃん(壇蜜)は、フリーのパタンナーで30歳。元カレであるオラオラくん(川村陽介)とセフレの関係であり、今日もラブホでセックス。そこでアラサーちゃんは、オラオラくんに合コンの数合わせとして誘われる。微妙な気持ちで参加した合コン女子勢には、ゆるふわちゃん(金子みひろ)とヤリリンちゃん(信川清順)、男子勢にはオラオラくんのほか大衆くん(今野浩喜)と文系くん(忍成修吾)がいた。その合コンの席で、ゆるふわちゃんのブリッ子ぶりに辟易しながら、アラサーちゃんは密かに文系くんに想いを寄せていく…。
『ウェントワース女子刑務所 シーズン5』は、オーストラリアをはじめ世界20ヵ国以上で配信されているサスペンスドラマ。普通の主婦だったビー・スミスがウェントワースのボスとなり、“クイーン・ビー”と呼ばれ伝説となるまでを描き、大ヒットした。ビーの死後が描かれるシーズン5では、ビーの敵討ちに燃えるアリーとファーガソンとの戦いや、新たにウェントワースにやってきた受刑者たちとのサバイバル劇が繰り広げられる。ファーガソン(パメラ・レイブ)との戦いでビー(ダニエル・コーマック)が死に、新たなトップドッグにはカズ(タミー・マッキントッシュ)が就くことになった。ビーの敵討ちに燃えるアリー(ケイト・ジェンキンソン)はファーガソンへの復讐の機会をうかがっていたが、カズは新たなルール“非暴力”を掲げ、ルールを破った囚人たちを厳しく処罰していった。一方、仮出所をして新たな生活を満喫していたフランキー(ニコール・ダ・シルバ)は、刑務所に入る前の知り合い・マイク(フェリックス・ウィリアムソン)に再会する。マイクはフランキーが暴行し、刑務所に入った事件の被害者であり…。
「私、失敗しないので」という名セリフで知られる、大人気シリーズ『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』第5期。2017年放送。米倉涼子演じる一匹狼の天才外科医・大門未知子が、患者を助けるために自身の正義を貫く痛快ストーリー。蛭間院長を演じる西田敏行をはじめ、草刈正雄、陣内孝則、永山絢斗ら豪華キャストが集結。岸部一徳、内田有紀らおなじみの仲間も登場する。絶景露天風呂につかってごきげんだったフリーランスの外科医・大門未知子(米倉涼子)。しかし、帰りの路線バスの車中で運転手の車田一久(松澤一之)が心肺停止に陥ってしまう。蘇生は難しいと悟った未知子は、通りかかった謎の女性の運転で麓の病院へ患者を運び込む。そこにいたのはかつての同僚の医師・森本光(田中圭)だった。彼とともに強引にオペを始めた未知子を、じっとみつめる謎の女性。応急処置だけを済ませ、根治するためのオペを近いうちにもう一度するといって未知子は立ち去る。謎の女性の正体は、新たに東帝大病院長となった志村まどか(大地真央)だった。清廉な病院を目指す彼女は車田を設備のある東帝大に転院させ、未知子を雇い入れる。オペをしたい未知子は志村と手を結ぶ。しかし志村院長から、車田の手術はアメリカの権威ジャイケル・マクソン教授(ブレイク・クロフォード)がロボットを遠隔操作しておこなうことが発表される…。
松本大洋による人気青春漫画を、『四畳半神話大系』の湯浅政明監督がテレビアニメ化。2014年放送。2002年の実写映画も大ヒットした人気作。対照的な性格の幼なじみ同士のペコとスマイルが、卓球に青春をかける姿を独特のタッチで描く。チャイナ、ドラゴン、アクマら個性的なライバルキャラも魅力的だ。作者の松本本人が着想しながらも原作で描けなかったエピソードを、アニメでは多数映像化している。出演は片山福十郎、内山昂輝ほか。片瀬高校卓球部のスマイルこと月本誠(内山昂輝)は期待の新人だ。練習に姿を現わさないもうひとりの1年生エースのペコこと星野裕(片山福十郎)は、タムラのオババ(野沢雅子)の卓球場で一般人をカモにしていた。スマイルがそこにやって来て、明日は部活にくるようにとだけペコにいって帰っていく。いつもクールで笑顔を見せないスマイルと、自信家で自由に感情を表に出すペコ。まったく違う性格のふたりは長い付き合いで、幼いころからタムラ卓球道場で切磋琢磨してきた仲だった。翌日部活に現れたペコは、部活をサボって辻堂学院高校の留学生のチャイナこと孔文革(文曄星)をスパイしにいこうとスマイルを誘う。ふたりは辻堂学院高校の体育館に勝手に入り込むが…。
持ちモノすべてをリセットする実験を始めた青年の姿を1年間追う、ドキュメンタリー作品。2014年公開。監督・脚本・主演をフィンランドに暮らすペトリ・ルーッカイネンが務める。幸せになるために必要なモノとはなにかについて考えさせられる作品。雪の降る夜のヘルシンキの町を、素っ裸で走る26歳の青年・ペトリ(ペトリ・ルーッカイネン)。彼は幸せをみつけるために、自分の持ちモノすべてをリセットする実験を始めていた。貸倉庫にたどりついた彼はコート1枚だけを取り出す。彼の決めたルールは、「持ちモノはすべて倉庫に」「持って来るのは1日1個」「1年間続ける」「1年間なにも買わない」の4つだった。3年前に失恋したペトリはモノを買いまくり、部屋はモノであふれていた。モノに支配されそうだった彼は、すべてを貸倉庫に預けてその生活を撮影し、人に見せることを決意する。実験の話を聞いた彼の祖母は、本当に必要なモノがわかるようになるはずだといって孫を励ます。弟や幼なじみに協力してもらいながら実験を開始したペトリは、彼らの助言どおり2つめの品にブランケットを選ぶ。真剣に吟味して洋服を選び、下着なしで仕事に向かうペトリ。あたたかい布団に感謝しながら、彼は毎日1個ずつモノを取り出すたびに幸福度が増すことを実感する。しかしやがて、本当に必要なモノは大して多くないことに気づき始め…。
北陸の要衝・海門駅に隠された秘密とは――。WIT STUDIO制作のテレビアニメ『甲鉄城のカバネリ』の劇場版。北陸の要衝・海門駅を舞台に、生駒たちがカバネと壮絶な決戦を繰り広げる! テレビアニメ版最終話から半年後のストーリーを描く。産業革命の波が押し寄せていた極東の島国・日ノ本。その国で突如、不死の怪物・カバネが現れ、人々を襲い始めた。甲鉄の皮膜に覆われた心臓をもつカバネは、通常の武器では太刀打ちできない。しかもカバネにかまれると、自分までカバネと化してしまう。そこで人々は、「駅」と呼ばれる要塞を作り、頑丈な装甲をもつ蒸気機関車、通称・駿城で駅間を移動するようになっていた。そんななか、人とカバネのはざまにある存在・カバネリとなった生駒(畠中祐)と無名(千本木彩花)は、各地でカバネを討伐してきた。天鳥幕府の崩壊から半年、生駒と無名を乗せた駿城・甲鉄城は、北陸の要衝にある廃坑の駅・海門に来ていた。そこでは、5年前から北陸連合軍がカバネとの戦いを繰り広げていたのだった。きたる決戦を前に、カバネと戦う生駒たちだったが、そこで生駒はある違和感を覚える。本来は本能的に動くはずであるカバネたちの統率がとれているのである。そのことから、生駒はカバネを操るかじ取りの存在を疑うのだった。だが、そのかじ取りを追うなかで、生駒たちは海門駅に隠された悲しい秘密を知ることになる。
久保ミツロウ原作の人気漫画を実写ドラマ化。2010年放送。2011年に映画化もされた大ヒット作。女性からまったくモテなかった男子に、ある日突然モテ期が訪れるさまをコミカルに描く。主演の森山未來をはじめ、野波麻帆、満島ひかり、松本莉緒、菊地凛子ら豪華実力派が出演する。効果的にかかる楽曲や紹介される漫画、映画などのサブカルネタも見所。派遣社員の冴えない男・藤本幸世(森山未來)は女にモテないまま成人し、夢のないまま20代最後の年を迎えていた。そんな彼に、突然大勢の女性からデートの誘いが一気に押し寄せる。「モテキ」が到来したのだ。幸世は連絡してきた土井亜紀(野波麻帆)、中柴いつか(満島ひかり)、小宮山夏樹(松本莉緒)らのことを思い出す。同じアーティストが好きだったことをきっかけに、元同僚の亜紀と親しくなったのは1年前のことだった。一緒にフェスにいったことから距離が縮まり、手を恋人つなぎした幸世は大興奮。中学生の自分(泉澤祐希)のもとを訪れ、今の幸せを伝える妄想を繰り広げる。しかし、亜紀はステージが始まると幸世の手を離してケンカ中の彼氏のもとへいってしまい、ショックを受けた幸世はそのまま逃げ帰った。そのときのことを思い出し、幸世は死にたいと連呼する。亜紀からのお誘いメールにOKの返事を送ると、間髪を入れず亜紀から返信が届き…。
個性的すぎるラノベ作家たちの日常!平坂読のライトノベル『妹さえいればいい。』をもとにしたテレビアニメ作品。極度の妹好きであるラノベ作家と個性豊かなその仲間たちが、ハプニングだらけの自堕落な日常を送る! 原作はガガガ文庫から全14巻刊行された。売れっ子ラノベ作家の羽島伊月(小林裕介)は、高校生のころに新人賞を受賞してデビューした実力派。これまでシリーズものも含めて、ヒット作をいくつも生み出してきた。だが、彼の書くラノベにはひとつの共通点があった。ヒロインがすべて妹なのである。実は伊月は極度の妹好きで、実在しない妹を妄想して、あれこれシチュエーションを考えてしまう変態作家であった。ときには妹愛が行き過ぎて、常人には理解不能な原稿を書くこともあり、そのたびに担当編集者の土岐健次郎(鳥海浩輔)は、頭を抱えていた。その一方、伊月の部屋には、ラノベ作家仲間の可児那由多(金元寿子)と不破春斗(日野聡)、大学時代の同級生である白川京(加隈亜衣)が毎日のように訪れる。そうして伊月は彼らとともに、原稿そっちのけで、ゲームをしたりお酒を飲んだりして盛り上がる。そんな自堕落な日常を送りつつも、伊月は那由多の実力に圧倒されたり、京の思いに気づいたり、春斗の挫折を目の当たりにしたりすることになる。だが、それでも伊月は妹好きを貫いてラノベを書き続けようと奮闘するのだった。
個性豊かな小学生3姉妹が織りなすドタバタコメディ!桜井のりおのギャグ漫画『みつどもえ』をもとにしたテレビアニメ作品。性格がばらばらな丸井家の3姉妹が、クラスメイトや先生を巻き込みながら、ハプニング満載の日常を送る。原作は「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)などで連載されていた。コミックスは全19巻。念願かなって小学校の先生になれた新任の矢部智(下野紘)。同僚の教師たちにあたたかく迎え入れられ、さっそく6年3組の担任を務めることになった。ところが、そのクラスには丸井家3姉妹という問題児がいた。長女の丸井みつば(高垣彩陽)は、たびたびサディスティックぶりを発揮するちょっとおませな女の子。次女の丸井ふたば(明坂聡美)は、常に全力で生きている元気いっぱいガール。そして三女の丸井ひとは(戸松遥)は、いつもひとりで本を読んでいる少し根暗な不思議系女子。三者三様の3姉妹は、クラスメイトたちを巻き込んで、ことあるごとにトラブルを巻き起こしていく。そのたびにクラス全体がカオス状態になっていた。就任まもなくその洗礼を受けることになった担任の矢部は、クラスをまとめるため、3姉妹の暴走を必死に阻止しようとする。だがその努力もむなしく、彼女たちの暴走は止まる気配がない。むしろその暴走はさらに加速するのだった。こうして3姉妹を中心に、6年3組のドタバタな日常が織りなされていく。
レビューサイト・豆瓣にて、2017年高評価ランキングトップ5入りを果たした中国大人気ミステリードラマのシリーズ第2弾! 前作と同じスタッフが再集結し、再び映像美を含む不思議な世界観を届ける。主演は『ストレンジャー~上海の芥川龍之介~』などのジン・シージャーがつとめ、ほかにもチャン・ミンエン、ワン・ズーシュエンなどが出演している。水死処理隊隊長の郭得友(ジン・シージャー)は、ウイルスに河が汚染されてしまった天津の街を救おうと奔走したにもかかわらず、河を汚染した犯人とされ、死刑判決を受ける。一方、事件解決のために郭得友と協力をしていた漕運商会の会長で、天津市の秘書長でもある丁卯(チャン・ミンエン)は、河川工事の必要性を訴える演説をするも、ライバルである一生門の会長から反対を突き付けられていた。そんななか、人々の面前で郭得友の死刑が執行される。しかし、これは丁卯と郭得友の巧妙な作戦だったのだ。実は郭得友は死んでおらず、さらには濡れ衣を晴らすことにも成功する。ところが後日、一生門の会長が不可解な死を遂げ、今度は丁卯が疑いをかけられることとなり…。
2021年5月に韓国で公開された映画。韓国内で多発し、社会問題でもある「盗油」という石油を盗んで転売する特殊犯罪について初めて正面から取り上げた意欲作だ。『応答せよ1997』や『ショッピング王ルイ』など、多数の作品に主演しているソ・イングクが8年ぶりに映画に復帰したことでも話題となった作品。盗油作戦を計画する首謀者には、ファッションモデルとしてデビュー後、ドラマ『夜を歩く士』などで俳優としても活躍しているイ・スヒョクが扮している。総延長距離は1,200kmに及ぶといわれている韓国の送油管。地下に設置されているこの送油管には石油が流れており、その管に穴をあけて石油を横取りし、転売して巨額の金を手にしようと企むものたちがいた。そんな盗油業界で知る人ぞ知る、ドリルの名手と呼ばれる通称“ピンドリ”という人物。高度な技術を必要とし、危険と隣り合わせの作業であるにもかかわらず、送油管のパイプに触れれば必ず盗むことができる、というピンドリの正体はあまり知られていなかった。そんな中、自称ピンドリと名乗る男が現れ、盗油に失敗して脚に火傷を負うという事件が起きた。現場を見たチョ刑事は、すぐさま偽物のピンドリの仕業だと見抜く。チョ刑事は過去に、技能オリンピック優勝経験を持つカン・セドル(ソ・イングク)を逮捕しており、決して失敗しない彼の高度な穿孔技術を知っていたのだ…。
天海祐希主演の大人気刑事ドラマシリーズ『緊急取調室』第2弾。2017年放送。犯人をマル裸にすべく、緊急事案対応取調班、通称・キントリのメンバーが全力で犯人とぶつかり合い、壮絶な心理戦を繰り広げる。田中哲司、でんでん、大杉漣、小日向文世ら渋いベテラン勢が前作に引き続き登場。配達車内で配達員の小牧修介(石田卓也)が薬物中毒死しているのが発見される。晴天なのになぜか傘が開いており、水筒には毒入りのハーブティーが残っていた。そんな中、独居老人の白河民子(三田佳子)が自首する。刑事部部長の磐城和久(大倉孝二)の指示でキントリに連れて来られた民子を、真壁有希子(天海祐希)と中田善次郎(大杉漣)が取り調べすることに。裏で見守る梶山勝利(田中哲司)、菱本進(でんでん)、小石川春夫(小日向文世)。民子はよく家に来ていた配達員の小牧に自分が落書きする現場を見られて脅されていたことから、水筒に毒を入れて渡したと話す。だが有希子は「おばあちゃん」と呼んで民子の気分を害してしまい、捜査は難航。居酒屋にいたキントリメンバーのもとに、捜査一課の監物大二郎(鈴木浩介)と渡辺鉄次(速水もこみち)が合流し、小牧が1か月くらい前に殴られて帰宅したことがあったことを伝える。水筒から民子の指紋は検出されず、毒物も自宅から出なかったことから民子は釈放されるが…。
韓国のケーブルテレビtvNで2019年に放送されたドラマ。日本でも大ヒットしたドラマ『美男<イケメン>ですね』や『主君の太陽』など数多くの作品を手がけてきた、ホン姉妹の脚本であることにも期待が集まった。月明かりに照らされた神秘的なホテルが舞台となり、ホテル社長であるヒロインを、国民的歌手であり、女優としても大人気のIUが演じている。またホテリエ役として、多くの作品で天才子役と呼ばれてきたヨ・ジングが登場しており、演技派俳優として高く評価されているふたりの共演が注目された。棺桶を乗せた荷台を馬に引かせながら、ひとりの女が荒野を彷徨っていた。女の名前はマンウォル(IU)。夜になり、マンウォルが居酒屋らしき場所にたどり着くと、そこの女主人(ソ・イスク)は酒を出し、マンウォルが持っていた剣を見ながら、棺桶の中身をたずねた。マンウォルはそれには答えず、棺桶に酒をかけながら、この荒野のどこかにあると聞いてきた、死者の魂を慰める宿屋の場所を女主人にたずねる。女主人は、マンウォルが探しているのは「月の宿屋」であろうと答え、そこは死者だけがたどり着ける場所であり、マンウォルにはいくことができないと告げる。しかしマンウォルはあきらめず、月の宿屋へいくためなら自分の命をかけても惜しくない、というのだが…。
韓国で2021年に『奇跡』という原題で公開された映画。1988年、韓国で初めて誕生した私設駅・“ヤンウォン駅”。ホームを始め、駅の設備をすべて住民たちが負担してつくったというこの駅にまつわる実話をもとに、家族愛や若者たちの成長が温かく描かれた作品である。映画監督デビュー作『Be With You いま、会いにゆきます』の大ヒットで高く評価されたイ・ジャンフン監督がつくり出す、まるで童話のような世界観に魅了される。30代半ばでありながら、まったく違和感なく高校生役を演じたパク・ジョンミンの演技にもぜひ注目したい。慶尚北道の山々に囲まれた村に暮らしているジュンギョン(パク・ジョンミン)は、村に駅を開設してほしいという願いを込めて、幼いころから大統領に手紙を書き続けていた。道路がないこの村の人々にとって、近くの町に出かけるための手段は、線路を歩いていくことしかなかったのだ。線路を歩くといっても簡単なことではなく、いくつもの鉄橋やトンネルを越えていかなければならず、その道のりはいつも危険と隣り合わせだった。高校入学後も村に残り、往復5時間かけて通学しながら、ジュンギョンは54通目の嘆願書を書いていた。機関士の父・テユン(イ・ソンミン)は、そんなジュンギョンの願いを、とんでもないことだと反対し続けているのだが…。
天海祐希主演の、新たな形のスリリングな刑事ドラマ。2014年放送。天海演じる一匹狼の女性警官を主人公に、キントリこと緊急取調室で繰り広げられる緊迫感に満ちた心理戦を描き、2021年時点で第4シーズンまで放送される人気作となった。脚本は井上由美子。田中哲司、大杉漣、小日向文世、でんでんら渋い名優たちの演技に魅了される。バスジャック犯と交渉する警視庁特殊犯捜査(SIT)の真壁有希子(天海祐希)。自ら人質になろうと出ていった有希子に犯人が銃を向ける。彼女の言葉に心を開きかけた犯人だったが、乗客のひとりが悲鳴をあげて飛び出したために、パニックに陥った犯人は警察に撃たれ交渉は決裂。捜査一課長の相馬一成(篠井英介)にすべての責任を負わされた有希子は、警視庁刑事部部長の郷原政直(草刈正雄)から緊急事案対応取調班、通称・キントリへの異動をいい渡される。有希子とは長いつき合いのキントリ管理官・梶山勝利(田中哲司)が、高い交渉力を持つ彼女を抜擢したのだ。チームのメンバーは菱本進(でんでん)、中田善次郎(大杉漣)、小石川春夫(小日向文世)というクセの強いベテラン刑事ばかり。そこに交番爆破事件の重要参考人・藤代保弁護士(遠山俊也)の取り調べ要請が届き…。
後に『レオン』でハリウッドに進出する、リュック・ベッソンが監督を務めたアクション映画。主演は当時ベッソンと結婚していたアンヌ・パリローが務め、その後『レオン』でタッグを組むことになるジャン・レノが掃除人役で出演している。ドラッグに溺れる少女・ニキータ(アンヌ・パリロー)は、薬を手に入れるため、仲間たちと薬局に侵入する。しかしすぐに警察が駆けつけ、ニキータたちとの銃撃戦が勃発してしまう。無事に生き残ったニキータは、警官を射殺し、投獄されるのだった。警察を殺したニキータは終身刑になるが、殺し屋をスカウトする秘密警察の男・ボブ(チェッキー・カリョ)と取引をする。刑務所で死ぬよりも、死ぬまで殺し屋として生きることを決めたのだ。ニキータは殺し屋になるための訓練を受け、暗殺の腕を磨いていく。3年が経過し、ついにニキータは一人前の殺し屋になる。初めての任務も成功を収め、殺し屋の道を歩み出したニキータだったが、偶然出会ったマルコ(ジャン=ユーグ・アングラード)に惚れてしまう。
ウッディ・アレン監督の代表作。ニューヨークが舞台であることや、オフビートな笑いが仕掛けられているなど、ウッディ・アレンらしい要素がふんだんに盛りこまれた映画といえる。監督であるウッディ・アレンみずからが主演を務めており、しがないコメディアンを演じた。また、ヒロインは『ゴッドファーザー』シリーズに出演したダイアン・キートンが演じ、後に『エイリアン』でブレイクするシガニー・ウィーバーも出演している。変わり者のコメディアン・アルビー(ウッディ・アレン)は、恋人のアニー(ダイアン・キートン)との関係がうまくいかなくなってしまう。仲がよかったふたりの距離は次第に離れていったが、アルビーは変わることなくアニーを愛していた。しかし、愛だけでは恋愛関係はうまくいかない。精神科に通い、安定した精神状態を獲得しても、ふたりの距離は離れていくばかりだった。アニーは自身の夢をかなえるため、音楽プロデューサーのトニー(ポール・サイモン)との生活をはじめる。ニューヨークに残ったアルビーは、自身の本当の気持ちに気がつくのだが…。
今作はロバート・ゼメキスが監督を務めた、コメディ映画である。実写映像と昔ながらのアニメーションを合成した作品で、「アニメキャラクターが実際に生きている世界」を描く。アニメの黄金時代だった、1940年代のハリウッドを舞台としており、当時活躍した数々のアニメキャラクターたちが登場する。ミッキーマウスとバックス・バニーなど、会社の垣根を超えたコラボレーションも実現した。アニメ嫌いの探偵・エディ(ボブ・ホスキンス)は、アニメ制作会社の社長・マルーン(アラン・ティルバーン)から、浮気現場の証拠を押さえるよう依頼される。ターゲットはロジャー・ラビット(チャールズ・フライシャー)の妻である、ジェシカ・ラビット(キャスリーン・ターナー)だった。気乗りしないエディだったが、金のためにジェシカの浮気現場を写真に収める。しかし、ロジャーは妻の浮気を受け入れようとせず、その場から逃走してしまう。その翌日、アニメキャラクターが人間を殺す事件が発生。被害者はジェシカの浮気相手・アクメ(スタッビー・ケイ)だった。事件の犯人に仕立て上げられてしまったロジャーは、エディに助けを求める。ふたりは真犯人を探すため「トゥーンタウン」へと向かうのだが…。
アルツハイマーを患った初老の女性に、美しい恋物語を語っていくラブストーリー。俳優としても活躍するニック・カサヴェテスがメガホンを取り、後に『ラ・ラ・ランド』に出演するライアン・ゴズリングが主人公・ノアを演じた。ノアと恋に落ちるヒロインのアリー役には、レイチェル・マクアダムスが起用されている。とある療養施設で、老人のデューク(ジェームズ・ガーナー)は、アルツハイマー症の女性(ジーナ・ローランズ)に物語を聞かせていた。その物語には男女の出会いと恋が描かれており、すべてを忘れてしまった女性の中に懐かしさが芽生えてくる。物語の舞台は、1940年代のアメリカ。青年のノア(ライアン・ゴズリング)は、お金持ちの令嬢・アリー(レイチェル・マクアダムス)を好きになり、デートに誘う。ふたりの交際は順調に進んでいき、いつしか互いを愛するようになっていく。しかし、身分の違いがふたりの仲を壊しはじめる。アリーの母・アン(ジョアン・アレン)は、庶民階級のノアを完全に否定し、交際を認めない。ノアはアリーのためを思い、別れを切り出すのだった。
五十嵐貴久による小説を実写ドラマ化。突然心が入れ替わってしまった父と娘が繰り広げる騒動を描く、ホームコメディ。2007年放送。父親役を舘ひろし、女子高生の娘役を新垣結衣が演じる。共演は加藤シゲアキ、麻生祐未、八嶋智人。大手化粧品会社勤務の冴えないサラリーマン・川原恭一郎(舘ひろし)は妻の理恵子(麻生祐未)、高校生の娘・小梅(新垣結衣)と3人暮らし。しかし、かわいがって育てた娘は反抗期でまったく口を聞いてくれなくなっていた。大好きなサッカー部の先輩・大杉健太(加藤シゲアキ)からメールするといわれた小梅は舞い上がる。しかし、その様子を恭一郎が見ていたため、父娘の仲はさらに険悪になってしまう。そんなある日、理恵子の母・国枝ひそか(佐々木すみ江)が倒れたと連絡が入る。川原一家が駆けつけると、ひそかの病状はすっかり回復して元気になっていた。翌朝、娘とふたりだけで始発電車で戻ることになった恭一郎は、会話のきっかけをつかもうとみやげにもらった桃を小梅に手渡す。ほおばっておいしさに驚くふたり。しかしその直後、大地震に襲われた電車が急ブレーキをかけ、ふたりとも座席から投げ出されてしまう。娘を守ろうと必死で抱きしめる恭一郎。病院で目を覚ましたふたりは、鏡に写った自分の姿を見て驚いて悲鳴を上げる。なんと、互いの人格が入れ替わっていたのだ…。
バラバラになっていたスーパーヒーローたちを描いた、Netflixオリジナルドラマ。原作となったのは、アメコミ大手のダークホースコミックスによる同名コミックで、主演には『インセプション』に出演したエリオット・ペイジが起用された。1980年代の後半。43人の女性が、突然子どもを出産する事件が起きる。子どもたちは特別な力を持っており、大富豪のハーグリーブズ卿(コルム・フィオール)は、その中から7人を引き取り訓練させた。7人は特別な力を使ってヒーロー活動を開始するが、とある事件をきっかけに解散してしまう。それから17年後。それぞれ家を出ていったメンバーたちは、ハーグリーブズ郷の死をきっかけにふたたび集まる。気まずい空気が流れる中、力を使って未来にいた5号(エイダン・ギャラガー)があらわれ、人類滅亡の危機を伝えるのだった。しかし人類のピンチを目前にしても、チームはバラバラ。滅亡までの時間が迫る中、唯一能力を持たないヴァーニャ(エリオット・ペイジ)は、5号から未来の話を聞かされ…。
日本でも大ヒットし、当時の若者文化に多大な影響を与えた映画『トップガン』の続編。前作から30年以上が経過しているが、主演のトム・クルーズはまったく衰えを見せておらず、若手俳優にも引けを取らない演技を披露した。海軍大佐のマーヴェリック(トム・クルーズ)は、命知らずのパイロットとして、現在も活躍していた。そんなある日、かつての同僚・アイスマン(ヴァル・キルマー)からの頼みで、教官としてパイロットチーム・トップガンの訓練に参加する。トップガンに与えられたミッションは、対空兵器の追撃をかわす決死の作戦だった。マーヴェリックはパイロットたちを死なせないため、限られた時間で、できる限りのことを教えようとする。しかしメンバーの中には、事故により死亡した相棒の息子・ルースター(マイルズ・テラー)の姿があった。ルースターはマーヴェリックに海軍学校への入学を邪魔された過去があり、ふたりの間には微妙な空気が流れてしまう。
イタリア映画界の巨匠ダリオ・アルジェントが手掛けた、スリラー映画。タイトルは『サスペリアPART2』となっているが、作品内容は同監督作の『サスペリア』とはいっさい関係がない。また、作品のテイストも『サスペリア』とは異なるため、今作から観ても十分楽しめる。「完全版」では、日本公開時にカットされたシーンが復活しており、ダリオ・アルジェントが意図したとおりの作品に仕上がっている。ダリオ・アルジェント作品ならではの、不気味ながら、繊細な世界観にも注目したい。超能力者・ヘルガ(マーシャ・メリル)が何者かに殺害される。ヘルガは生前におこなわれていた講演会にて、殺人鬼の存在を示唆しており、謎を残したまま死亡した。そんなヘルガの悲鳴を聞いたピアニスト・マーク(デビッド・ヘミングス)は、現場近くの酒場から犯人を目撃する。マークだけでなく、一緒に酒を飲んでいたカルロ(ガブリエレ・ラヴィア)も、逃走する男を目撃していた。マークは実在する犯人を追うため、数々の謎に挑戦していく。
1968年に公開され、過去に類をみない莫大な制作費がかけられたスペクタクル巨編。3時間以上の上映時間と、圧倒的なスケールの物語が話題となり、大ヒットを記録している。大量の水を使用した危険なシーンの撮影もおこなわれ、実際に何人かのスタッフとキャストが負傷した。また、今作は当時の日本を代表する名優たちが集結した作品でもある。製作にもかかわっている石原裕次郎や三船敏郎をはじめ、黒澤映画常連の志村喬、『白い巨塔』に出演した滝沢修など、そうそうたるメンバーが集結した。太田垣(滝沢修)率いる関西電力は、大規模な発電所建設の計画を立案する。場所は富山県に位置する黒部川の上流。多額の建設費と大勢の作業員たちを導入し、工事が始まった。掘削工事を担当するのは熊谷組の岩岡(石原裕次郎)で、彼は工事に不安を抱きながらも、危険で困難な掘削作業に身を投じていく。工事が進んでいた1957年。岩岡の不安は的中し、掘削工事による水漏れが発生。しばらく工事が進まない事態に陥ってしまう。
『ベルリン・天使の詩』で知られる、ヴィム・ヴェンダース監督が手掛けたロードムービー。問題を抱える主人公・トラヴィスの旅をスローテンポで描いていく作品で、カンヌ国際映画祭の最高賞に輝いている。タイトルにある「パリ」はフランスの首都ではなく、テキサス州に実在する都市・パリをあらわしている。主演を務めたのは、数々の名作映画にわき役として出演していた、ハリー・ディーン・スタントン。今作では、とある事情からテキサスを放浪することになった男を演じた。ヒロインのジェーン役には、『まわり道』でヴィム・ヴェンダースと仕事をした、ナスターシャ・キンスキーが起用されている。平穏な人生を送っていたウォルト(ディーン・ストックウェル)は、失踪した兄・トラヴィス(ハリー・ディーン・スタントン)が発見されたとの連絡を受け、テキサスを訪れる。そこには記憶を失ったトラヴィスがおり、テキサス州にある街・パリを目指していた。トラヴィスは残してきた息子と妻のいるロサンゼルスへと向かうが、妻・ジェーン(ナスターシャ・キンスキー)の姿はなく…。
eスポーツの世界を舞台に、初の女性選手となったヒロインとそのヒロインを支えるチームリーダーの恋物語を描く!ヒロインをつとめるのは、アイドルグループ・宇宙少女のチェン・シャオ。ヒロインを支えるクールなチームリーダーを演じるのは、『大唐流流~宮廷を支えた若き女官~』などに出演したシュー・カイ。ゲームが得意な平凡な女の子・トン・ヤウ(チェン・シャオ)はある日、eスポーツチーム・ZGDXからチームに入らないかとスカウトを受ける。しかし、トン・ヤウの親は彼女がゲームをすることを快く思っておらず、難色を示すのであった。そこで、トン・ヤウは自分がどうすべきかを決めるために、上海でおこなわれるZGDXの試合を観戦しにいくことにする。そして訪れた試合当日。ZGDXの対戦チームには、なんとトン・ヤウの元彼が所属していた…。接戦の末、ZGDXのあるメンバーが手首を痛めていたことが影響し、ZGDXは敗戦。その選手は引退を宣言するのであった。そんなZGDXメンバーたちの勇姿に感動したトン・ヤウは、チームへの加入を決意する。しかし、会場で元彼に声をかけられたトン・ヤウは、彼とちょっとした口論になる。そしてその場面をZGDXのチームリーダーであるルー・シーチェン(シュー・カイ)に目撃されてしまい…。
2012年に韓国のケーブルテレビ局tvNで放送された作品。90年代に流行したファッションやヒット曲、時事ニュースなどもリアルなものが引用されており、自分の青春時代と重ね合わせ、懐かしむ世代からも高く支持された。タイトルの「応答せよ」は流行語となり、韓国内に大きなブームを巻き起こした。放送作家になって10年が経ち、33歳になったシウォン(チョン・ウンジ)。やりがいのある仕事にはなかなかありつけず、取引相手にお世辞をいいながら頭を下げるばかりの生活にちょっと疲れていた。そんなとき、癒してくれるのはやはりあのころの歌、そして仲間たち…。自分たちが輝いていた90年代に思いをはせながら、シウォンはビアホールに入った。今夜は釜山広安高校第38回同窓会。「太った?」の一言にムッとしながらも、シウォンが親友・ユジョン(シン・ソユル)たちとの再会を喜んでいると、喪服姿の男たち4人が遅れてやって来た。ジュニ(ホヤ)、ソンジェ(イ・シオン)、ハクチャン(ウン・ジウォン)、ユンジェ(ソ・イングク)。彼らを含め、今夜この同窓会の出席者の中で、1組のカップルが結婚を発表することになるのだが…。
少女漫画雑誌「ちゃお」に連載された、中原杏の人気作をアニメ化したラブコメディ。2006年放送。ドジで明るい美少女・きらりが、好きな男の子に近づきたい一心でアイドルを目指し成長していく姿を描く。モーニング娘。の久住小春がきらりの声を担当。月島きらり(久住小春)は食べることが大好きな14歳の中学生。親友は飼い猫のなーさん(池田千草)だ。美少女のきらりは友だちからアイドルになることをすすめられるが、まったく興味を持とうとしない。芸能界にうとい彼女は、国民的アイドルの男子ふたり組「SHIPS」さえ知らなかった。ある日、メガネ姿の男の人にぶつかったきらりは、木の上で怯えている亀を助けた後、そのまま下に落ちてしまう。先ほどの男性に助けられたが、メガネを外した彼はすごい美少年だった。彼はアイドルの日渡星司(保志総一朗)だったのだ。そうとは知らないきらりは彼に一目惚れする。彼からもらったコンサートチケットを持って会場にいったきらりは、真上から落ちてきた風真宙人(陶山章央)とぶつかってしまう。彼はきらりに星司とは住む世界が違うと叱りつけ、彼女のチケットを破り捨てる。その後、ステージの真上に紛れ込んでしまったきらりは、ステージで歌う星司と宙人を見て彼らが人気アイドル「SHIPS」だと気づく。きらりは星司と同じ世界に生きるためにアイドルになることを決意するが…。
韓国のケーブルテレビ局JTBCで2021年に放送されたサスペンスドラマ。韓国で権威ある賞と呼ばれている百想芸術大賞において、作品賞、脚本賞、男性最優秀演技賞の3冠を受賞し、高く評価された作品である。もしかしたら主人公が犯人なのかもしれないという可能性を秘めた、観る者の予想をはるかに超えるストーリー展開に、目が釘付けになる。エリート警察官を演じるヨ・ジングと、変わり者の警察官を演じるシン・ハギュンという、演技には定評のあるふたりの共演にも期待がふくらむ。2000年、田舎町のマニャンに暮らしているドンシク(イ・ドヒョン)は、ギター片手に喫茶店に入り浸り、周りから煙たがられながらも気ままな生活を送っていた。そんなドンシクの双子の妹・ユヨン(ムン・ジュヨン)は、ソウル大に合格し、成績優秀で気立てもよく、町でも評判の娘だった。ある夜、外出したまま家に帰らないドンシクを心配し、ユヨンがメールを送るとすぐに「出てこられる?」という返信がきた。家を抜け出し、ユヨンが暗い夜道を歩いて向かうと突然、何かの鳴き声が聞こえ、街灯が消えた…。翌朝、ユヨンは消息を絶ったまま、自宅玄関には切断された女性の手の指先が10個、きれいに並べられている、という猟奇的事件が起きたのだった。20年後、事件は未解決のままドンシク(シン・ハギュン)は、マニャン派出所に勤務する警察官になっているのだが…。
2020年上半期人気ドラマランキングで1位を獲得し、第26回上海テレビフェスティバル白玉蘭賞において4部門でノミネートされた中国人気ドラマ!主演は『琅琊榜<弐>〜風雲来る長林軍〜』などのホアン・シャオミンと、『オリジナル・シン –原生之罪-』などのイン・ジョン。中国人気俳優ふたりによる熱演だけでなく、衣装や映像美も高く評価された作品だ。舞台は1930年代の北平。程鳳台(ホアン・シャオミン)は、自らの商才をもって新たな方法で巨額の富を築いた豪商だ。妻の范湘児(カーメイン・シェー)との関係も良好で、完璧な男である一方、地元の商人たちからはその斬新なやり方から不満を買っていた。そんなある日、鳳台は有名な京劇役者・商細蕊(イン・ジョン)の舞台を見に行き、美しい細蕊の芝居に目を奪われるのであった。ところが、観客に混じっていた細蕊を敵視する人物たちから細蕊は嫌がらせを受ける。そこで、見かねた鳳台は窮地に立たされた細蕊を助けた。そのことをきっかけに、鳳台と細蕊は交流を深めていくが、役者に肩入れしていく鳳台に妻は戸惑いを隠せない。そして時代は戦争へと突入していき…。
世界一有名な探偵小説『シャーロック・ホームズ』をもとにした、ミステリー映画。ドラマ『シャーロック』の劇場版作品であり、シリーズで4つしかない長編小説のひとつ『バスカヴィル家の犬』を原作としている。ホームズに相当する探偵・獅子雄をディーン・フジオカ、助手の若宮を岩田剛典が演じた。今作から登場するキャラクターには、広末涼子や小泉孝太郎などのベテラン俳優が抜擢され、豪華キャストが実現した作品となった。とある離島で誘拐事件が発生。被害者の父・蓮壁千鶴男(西村まさ彦)は身代金を用意するが、待ち合わせ場所には誰もあらわれず、娘の紅(新木優子)は無事に帰ってくる。犯人の正体や目的すらわからず、事件は迷宮入りする。事件を解決すべく、千鶴男は数々の難事件を解決してきた誉獅子雄(ディーン・フジオカ)に連絡するが、電話の最中に急死してしまう。事件に興味を抱いた獅子雄は、助手の若宮(岩田剛典)を連れ、現地へと向かうのだった。
落ちぶれパパラッチと新人記者の凸凹コンビが、今日もスクープを追いかける!『SCOOP!』は2016年に劇場公開された日本映画で、1985年にテレビ用映画として放送された原田眞人監督・脚本の『盗写 1/250秒』が原作。とある写真週刊誌の編集部を舞台に、さまざまな芸能スキャンダルや社会事件などを追いかけるカメラマンや記者の姿を描いている。監督は『モテキ』『バクマン。』などを手掛けた大根仁で、主演は実際に写真家としての顔も持つ福山雅治。相手役のヒロインは二階堂ふみが務めている。かつて名カメラマンとして多くのスクープを生み出していた都城静(福山雅治)も、今や芸能スキャンダルを追いかける借金まみれの中年パパラッチ。そんな静に、写真週刊誌「SCOOP!」の副編集長・横川定子(吉田羊)は新人記者・行川野火(二階堂ふみ)とコンビを組むよう依頼。互いに気が乗らない静と野火だったが、日夜芸能スキャンダルを追いかけているうちに相手のよさを徐々に認識していく。そして、そんな静と野火に大きな社会事件のスクープ・チャンスが巡ってくる…。
人間と人ならざる者が共存する世界で、魔法使いの弟子となった少女が果敢に生きる…!『魔法使いの嫁』は、2017年10月から2018年3月にかけて放送されたテレビアニメ。原作はヤマザキコレの漫画であり、「コミックブレイド」および「月刊コミックガーデン」で連載されている。生まれつき人ではない存在が見えてしまう少女が、魔法使いの弟子兼嫁候補となって生活していくストーリー。アニメ版の制作はWIT STUDIOで、監督・シリーズ構成は長沼範裕。オープニングテーマは、『マクロスΔ』の劇中音楽ユニット・ワルキューレのエースボーカルの歌唱を担当したことなどで知られるJUNNAが務めている。生まれつき人ならざる者が見えてしまう15歳の少女・羽鳥チセ(種﨑敦美)は、そのせいで周囲や家族から疎ましがられ、不幸な人生を送ってきた。やがて自暴自棄となったチセは、人身売買のオークションにその身を委ね、エリアス・エインズワース(竹内良太)という人外の魔法使いに500万ポンドという高値で競り落とされる。エリアスはチセを自分の弟子にすると宣言し、同時に自分の嫁にするつもりだともいい放った。こうして、チセの新たな生活がここにはじまっていく…。
中学生の天才料理人・ミスター味っ子が、料理名人たちと壮絶なバトルを繰り広げる…!『ミスター味っ子』は、1987年10月から1989年9月にかけて放送されたテレビアニメ。原作は寺沢大介の漫画であり、1986年から1990年まで「週刊少年マガジン」で連載されていた。料理対決をメインにした物語だが、味皇こと村田源二郎が料理を食べたときのリアクションがとにかく大袈裟で、ほかのSFアニメやロボットアニメのパロディなども多く飛び交っている。監督は後に『ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日』を手掛ける今川泰宏。江戸川コナン役でおなじみ、高山みなみの出世作でもある。「味皇」と呼ばれ、長年日本料理界の頂点に君臨している味皇料理会の創始者・村田源二郎(藤本譲)が、ふと下町の日之出食堂へと足を踏み入れた。そこは大衆食堂であり、秘書の垂目(龍田直樹)などは「うまいはずがない!」といいきる始末。それに反発したのは、この店の厨房に立つ味吉陽一(高山みなみ)という少年だった。陽一は、特製カツ丼に店の暖簾を賭けるという。そして出された絶品カツ丼に味皇はいたく感激し、陽一を味皇料理会へと招待。そこから、味っ子こと陽一の料理バトルがはじまっていく…!
総製作費68億円をかけて作られた、壮大な中国時代劇! 人気の高い三国志の中でも、司馬懿を主人公にした新しい三国志を描くことに成功。『北京ロマンinシアトル』などのウー・ショウポーが主演をつとめ、『琅琊榜 〜麒麟の才子、風雲起こす〜』などに出演したリウ・タオがその妻を演じた。ほかにもリー・チェン、チャン・チュンニンなどの豪華キャストが勢ぞろいしている。後漢末期。司馬家の次男である司馬懿(ウー・ショウポー)と妻・張春華(リウ・タオ)のもとに無事、子どもが誕生する。しかしめでたいムードも束の間、出産を手伝ってくれた医師が曹操(ユー・ハーウェイ)に殺害されたというニュースが届くのであった。その後、司馬懿の弟・司馬孚(ワン・ドン)と楊家との婚約が楊家の一方的な都合で破棄されてしまう。そのことに怒った司馬懿は、楊家の楊修(ジャイ・ティエンリン)が論評をする月旦評の会場に向かう。そこで司馬懿は、その聡明さをもって楊修をいい負かそうとしていた。しかしそのとき、会場にいた曹操を狙った刺客たちが突然現れ、その場は騒然となる。司馬懿や父の司馬防(ジャン・ジージョン)は事なきを得るが、そのことをきっかけにある事件に巻き込まれていき…。
ミヒャエル・エンデの代表作『はてしない物語』を映画化した作品。主題歌も含め異例のヒットを記録した作品であり、80年代を代表する名作である。原作小説を映像化するため、当時としては最新の特殊効果が使用された。いじめられっ子のバスチアン(バレット・オリヴァー)は、いじめっ子たちから逃げるため、本屋へと駆けこむ。本が好きだったバスチアンは、本屋にあった『はてしない物語』に惹かれるが、本屋の店主(トーマス・ヒル)は売ってくれなかった。諦めきれず、『はてしない物語』を盗んでしまうバスチアン。しかし、その本には実際に不思議な魔力がこもっていた。バスチアンが本を読みはじめると、その世界がまるで現実になっていくような、奇妙な感覚に襲われていく。舞台となるのは、異世界・ファンタージェン。この世界は「無」に侵食されており、住人たちが恐怖におののいていた。世界を「無」から救えるのは、勇者・アトレーユ(ノア・ハサウェイ)ただひとり。彼は世界を救う使命を胸に、旅立つのだった。
雷神剣を使いこなし、風神に立ち向かえ!『名探偵コナン』の青山剛昌による少年漫画『YAIBA』をアニメ化した作品。キャストには後に江戸川コナン役をつとめる高山みなみ、同じく服部平次役をつとめる堀川りょうが名を連ねている。鉄刃(くろがねやいば)(高山みなみ)は天下一のサムライを目指す、南の島のやんちゃな少年。父親の勧めで、東京の剣道道場に住み込みでの修行をはじめる。ヤイバは道場主の娘・峰さやか(三石琴乃)と同じ中学校に通うことに。ある日、ひょんなことから中学校剣道部の実力者・鬼丸猛(堀川りょう)と果たし合いに。激戦の末に勝利を収めたヤイバ。しかしそのことで鬼丸の闘争心に火をつけた。鬼丸は「風神剣」を抜き風神に憑依された状態で、ヤイバの前に戻ってくる。驚くべき威力を持つ鬼丸の風神剣に圧倒されたヤイバ。鬼丸にもう一度勝利し、最強のサムライになるため、風神剣に唯一対抗できる「雷神剣」の使い手になると決意した!世界征服さえ目論む鬼丸は、カエル男(田中一成)やナマコ男(カシワクラツトム)といった刺客を差し向けてくる…。ヤイバの冒険はいつも予測不可能!
隙間のこちらと向こう側で、交わされる目線。宇仁田ゆみによる同名の原作コミックを実写化。監督は『女の穴』『ちょっとかわいいアイアンメイデン』などを手掛けた吉田浩太。劇団EXILEの町田啓太が素直でアホな童貞大学生を、『フィギュアなあなた』などに出演した佐々木心音がフラフラと隙だらけなヒロインを演じる。童貞の夜間大学生・ヘイサク(町田啓太)。隙間があると思わず覗いて、その先にあるものを妄想してしまう、「隙間フェチ」だった。隣の家にはちょっとだらしない女の子(佐々木心音)が住んでいて、彼女の部屋のカーテンはいつも少しだけ開いている。ヘイサクはカーテンから垣間見える女の子の様子に夢中になり、勉強も手につかない日々を過ごしていた。ある日、ヘイサクはその女の子に声をかけられ、知り合いになる。文緒というその子は、ヘイサクと同じ大学の全日制に通っていたのだ。クラスメイトであるマサジ(八木将康)、キンタ(久住翠希)には覗き趣味のことを隠しながらも、ヘイサクは文緒への恋に目覚める。ヘイサクは募る恋心と覗きの葛藤とを乗り越えることができるのか? そして文緒がヘイサクに声をかけてきた理由とは? 素直な大学生と隙だらけの女の子の、倒錯ラブコメディ。
人情あふれる「あけぼの町」を、正義の魔弾戦士が魔物の手から守り抜く!『魔弾戦記リュウケンドー』は、2006年1月から12月にかけて放送された特撮ヒーロードラマ。松竹がはじめて手掛けた特撮ヒーロー作品であり、全体的にコミカルな描写が多い。メインのモチーフは「龍」と「鍵」そして「魔法」であり、『男はつらいよ』といった作品のパロディ描写も随所に見られる。原作は『サクラ大戦』シリーズの広井王子。主題歌は、きただにひろし、相川七瀬、大槻ケンヂ、MAXなど錚々たるメンバーが担当している。どこにでもある普通の町・あけぼの町。しかし、半年前にある遺跡が発掘されたときからジャマンガと呼ばれる魔物が町を襲うようになっていた。そんなあけぼの町に、新人刑事・鳴神剣二(山口翔悟)が赴任。いきなりジャマンガの遣い魔が暴れる現場に遭遇し、続けざまに巨大な魔物もあらわれる。無鉄砲にも単身で魔物に向かっていった剣二は、突如鋭い光に貫かれて空から落下。ゲキリュウケン(野島健児)に意識を支配された剣二は、リュウケンドーに変身して魔物を撃退する。しかし、戦いが終わると何もわからないまま気絶してしまう剣二であった…。
憧れの王子様を助けたい! 一緒に踊りたい! おっちょこちょいな少女は、夢を叶えられるのか…!?『プリンセスチュチュ』は、2002年8月から2003年5月にかけて放送されたテレビアニメ。バレエとクラシック音楽をテーマとしたファンタジー・ストーリーで、登場キャラクターそれぞれにライトモティーフが設定されている。原案・キャラクターデザイン・総作画監督を務めるのは、『魔法使いTai!』『ふしぎ魔法ファンファンファーマシィー』などを手掛けた伊藤郁子。シリーズ構成は横手美智子が担当している。バレエは大好きだけど、ドジでおっちょこちょいな少女・あひる(加藤奈々絵)にはひとつの夢があった。それは、憧れのみゅうと先輩(矢薙直樹)とパ・ド・ドゥを踊ること。ある日、時間を間違えて早朝から金冠学園バレエ科へ登校すると、みゅうとがひとり踊っていた。そして、慌てたあひるが転びそうになったところをみゅうとが助けるが、そのせいでみゅうとは足を負傷してしまう。みゅうとに謝りたいと思うあひるは、同時にいつも悲しげなみゅうとを元気づけたい気持ちもあった。そんなあひるに謎の老人・ドロッセルマイヤー(三谷昇)が不思議なペンダントを授けたことで、あひるの運命が大きく変わっていく…!
世界各地の怪獣たちを監視・分析せよ!都市伝説をテーマにしたショートアニメ『闇芝居』の制作スタッフが贈る、新たなショートアニメ。世界中から集められた怪獣の研究者たちが、世界各地に突如現れた怪獣たちを監視・分析していく。20世紀初頭、世界各地に巨大な怪獣たちが突如相次いで出現した。その強大な力は、人類が到底太刀打ちできるものではなかった。そこで、人類は怪獣との共存の道を模索するため、怪獣たちを監視・分析することに力を入れ始める。そうして設立されたのが、国連怪獣監視団、通称・クーロンズ。世界中から怪獣研究のエキスパートを集めて発足させた国際機関である。そのメンバーとなったのは、怪獣生態学の権威である小林丸兆治博士(清川元夢)、怪獣機能分析学をけん引するクレア・コールマン博士(福森加織)ら。それぞれ複雑な人間関係をもつ個性豊かな彼らは、海堂勇一郎事務局長(二又一成)の下で、怪獣たちの監視・分析を続けていく。そんな彼らの監視・分析の対象となる怪獣は、実に多種多様である。巨大隕石とともに宇宙から飛来し、灼熱の炎を吐く怪獣もいれば、東南アジア沖で黒い霧を生み出す怪獣もいる。そうした監視・分析の成果は、「KJファイル」にまとめられる。そのなかで、それぞれの怪獣が発見された経緯やその特徴・弱点が事細かに報告されていくのだった。
キュートなアイスクリームたちが帰ってきた!テレビアニメ『iiiあいすくりん』シリーズの第2期。さまざまな種類のアイスクリームをモチーフにしたキュートなキャラたちが、ゆかいな日常を送る。沖縄県を中心に展開するアイスクリーム販売チェーン店「ブルーシールアイスクリーム」が企画協力した。ナレーションはお笑いコンビ・サバンナの高橋茂雄が担当。かわいらしい建物が並ぶ街、アイスクリームタウン。その街では、さまざまな種類のアイスクリームをモチーフにした「あいすくりん」たちが仲良く暮らしていた。ある日、バニラン(川田妙子)が家で過ごしていたところ、友達のチョコン(折笠富美子)が訪ねてくる。カフェのとっておきスイーツを届けに来たらしい。さっそくチョコンは背負っていたリュックを開けて、スイーツを取り出そうとする。ところが、リュックに入っていたのはスイーツではなく、謎のあいすくりん・マブブ(木野日菜)。リュックから飛び出したマブブは、バニランの家のなかではしゃぎ回るのだった。さらに、バニランの家には恥ずかしがり屋のストッチー(小原好美)をはじめ、たくさんのあいすくりんたちがすでに遊びに来ていた。それぞれ自由に遊び回るあいすくりんたちを前に、バニランはパニックになりそうになる。だが、気を取り直しておもてなしをしたり、機転を利かせてトラブルを回避したりするのだった。
香港を舞台にすれ違う恋模様をスタイリッシュに描いた群像ラブ・ストーリー。タランティーノ監督から絶賛され、名匠・ウォン・カーウァイ監督を一躍有名にした傑作。日本と台湾のハーフである金城武やトニー・レオン、ブリジット・リン、フェイ・ウォンが出演。恋人と別れた刑事のモウ(金城武)は未練に苦しみ、彼女の好物だったパイン缶で賞味期限が自分の誕生日のものを探して買い続けていた。麻薬密売人の金髪の女(ブリジット・リン)はヤクを持たせたインド人たちを連れて空港に向かうが、彼らに裏切られ逃げられてしまう。彼女は命を狙われるなか、敵を銃で撃って逃走する。30個のパイン缶を食べ切ったモウは、次に出会う女に恋をしようと決心。バーで金髪女と出会いホテルへいくが、疲れ果てた彼女は眠ってしまう。モウは明け方にひとりで部屋を出て、25歳になる記念すべき時間にグラウンドを疾走する。そんな彼のポケベルに金髪女からおめでとうのメッセージが届く。彼にとって彼女は忘れ得ぬ人となった。一方彼女は、自分を裏切った男を射殺した後、金髪のカツラを投げ捨てて去っていく。モウはなじみの飲食店で新人店員女性のフェイ(フェイ・ウォン)とすれ違う。店に大音量で音楽をかける奔放なフェイ。常連客の警官633号(トニー・レオン)は惣菜を買って帰っていく。再び店を訪れた彼は恋人にフラれたばかりで…。
森田まさのりによる野球マンガを実写化した人気ドラマ『ROOKIES』の続編となる劇場版。2009年公開。熱血教師と不良の野球部員たちが甲子園を目指して奮闘する感動作。ドラマ版で演出を務めた平川雄一朗が監督を務める。主演の佐藤隆太をはじめ、市原隼人、小出恵介、城田優、中尾明慶、桐谷健太、佐藤健らメインキャストがドラマから続投する。2009年。二子玉川学園高校野球部に教師の川藤幸一(佐藤隆太)が帰って来た。中学野球実力者の赤星奨志(山本裕典)と、不良に絡まれたところを偶然平塚平(桐谷健太)に助けられた濱中太陽(石田卓也)のふたりが新入部員として加入する。自分がエースだとウソをついた平塚は、濱中の前で桧山清起(川村陽介)と勝負をするハメになってしまうが、思わぬ好投を見せ桧山を打ち取る。自分には練習は必要ないといって不遜な態度をとる赤星に、不意打ちで勝負を仕掛けるエースの安仁屋恵壹(市原隼人)。しかし、彼の速球を赤星は軽々と打ち返す。赤星が落とした生徒手帳を拾った御子柴徹(小出恵介)は、彼が大学生に混じって猛練習していることを知る。メジャーにいく夢を語る赤星の真剣さに気づいた御子柴は、不良に絡まれた赤星をかばって全治3カ月の大ケガを負ってしまう。御子柴をはじめとする部員たちの熱い思いに胸打たれた赤星と濱中は、野球部の練習に参加するようになるが…。
これが、桜木花道がバスケットマンとして目覚めた瞬間…!『スラムダンク』は、1994年3月に公開された劇場版アニメ。原作は井上雄彦の漫画『SLAM DUNK』であり、同作が前年10月からテレビアニメ化したことから、翌年春の東映アニメフェアのなかで短編映画として上映された。内容は、陵南高校との練習試合後におこなわれた武園学園との一戦にスポットを当てている。監督は、テレビアニメ版でシリーズディレクターを務めた西沢信孝。赤木晴子(平松晶子)に気に入られたいという不純な動機で湘北高校バスケットボール部に入った桜木花道(草尾毅)は、徐々にではあるがバスケットに面白みを感じはじめていた。そんなある日、湘北バスケ部は強豪・武園学園へ練習試合をおこなうためにやってきた。そこで花道は、中学時代に告白してフラれた島村葉子(皆口裕子)と再会。同時に、葉子がつき合っている武園バスケ部の小田竜政(鈴置洋孝)とも顔を合わせ、互いに火花を散らせる。そして試合でぶつかった両者は…。
韓国の大ヒットドラマ『彼女はキレイだった』でヒロインをつとめたファン・ジョンウム主演の人気ドラマ!相手役を元野球選手で『魔女の法廷』などに出演経験のあるユン・ヒョンミンがつとめ、前世の記憶を持ち、再び出会うふたりを演じた。ほかにも、ソ・ジフン、チェ・ミョンギルなどが出演している。ソ・ヒョンジュ(ファン・ジョンウム)はウェブトゥーン会社の企画チーム長として漫画家の対応に追われ、忙しい毎日を送る34歳だ。しかし、ヒョンジュのおかげで会社の成績は上々。自分も漫画家になりたいという夢を持っていたヒョンジュは、夢に向かって仕事に精を出していた。そんなヒョンジュは、幼いころに溺れたことをきっかけに前世の記憶を思い出し、いつも同じ男性と結婚して不幸な目に遭うという前世を繰り返していたことを知る。そのことから非婚主義者となったヒョンジュは、恋愛はするが結婚はしないという宣言をし、両親らを困惑させるのであった。そんなある日、ヒョンジュは突然、会社からクビ候補となっていることを知らされる。理由がまったく思い当たらないヒョンジュは、必死にその理由を突き止めようとするが、その裏側にはある人物の存在があり…。
『バイプレイヤーズ』シリーズや『くれなずめ』などを手掛けた松居大悟監督が、クリープハイプの楽曲「ナイトオンザプラネット」から着想を得て作り上げた完全オリジナルラブストーリー。主演は数々の映画に出演している池松壮亮と、その個性的な存在感から大活躍中の伊藤沙莉。第34回東京国際映画祭で観客賞とスペシャル・メンションをW受賞した人気作品だ。ほかにも成田凌、國村隼、尾崎世界観などが出演している。2021年7月26日。その日、劇場の照明スタッフをしている佐伯照生(池松壮亮)は誕生日の朝をひとりで迎え、いつもどおり植物への水やりや猫のモンジャへご飯をあげていた。一方、タクシードライバーをしている野原葉(伊藤沙莉)はその日の夜、あるミュージシャン(尾崎世界観)を乗せた。コロナでライブが中止になったと話すそのミュージシャンが突如、トイレに寄ってほしいといったため、葉はある劇場に車を停める。葉は客を待つ間、なにげなくその劇場の中に入ると、ステージ上には見知った姿があった。そしてさかのぼること1年、また1年…。7月26日にスポットをあて振り返る、ある男女の6年間の物語。
2014年に放送された大人気台湾ドラマ『恋する、おひとり様』で共演した、リウ・イーハオとパフ・クオが再共演を果たした話題作! 前回の共演とは違った雰囲気を醸し出すふたりから目が離せない!主演のふたりのほかに、スティーブン・スン、ニータ・レイ、ユアン・アイフェイなどが出演している。ジョウ・ウェイウェイ(パフ・クオ)は、台北の会社に勤務するごくふつうのOL。同じ会社で働くリー・ハオイー(スティーブン・スン)とは秘密の社内恋愛中で、3周年を迎えた順調なカップルであった。そんなある日、ウェイウェイは焦ってタクシーから降りた際に手帳を落としてしまう。そして、その手帳を証券会社につとめるエーストレーダーのチュー・コーファン(リウ・イーハオ)が拾うのであった。後日、手帳に挟まれていた名刺からウェイウェイのもとを訪ね、手帳を返したコーファンはウェイウェイに興味を持ち始める。そしてふたりは偶然、再び出会うこととなり、コーファンはウェイウェイにつきまとうのであった。一方のウェイウェイも、コーファンを迷惑に思いながらも彼のことが気になり始め…。
2020年に韓国で公開され、青龍映画賞における最優秀主演女優賞、最優秀助演女優賞のW受賞、百想芸術大賞における最優秀助演女優賞の受賞を始め、多くの賞を獲得した作品。反抗期の娘と暮らすシングルマザーの長女・ヒスク、大学教授の夫を持ち、熱心に教会活動をしている次女・ミヨン、周囲から厄介者扱いされている劇作家の三女・ミオク。生活環境や性格がバラバラな3人が、それぞれ心の奥にしまっていた本音をぶつけ合っていく過程がリアルに描かれていく。主演のムン・ソリは、今作の脚本に惚れ込み、共同プロデューサーも務めている。とある暗い部屋で、ミオク(チャン・ユンジュ)はけだるそうに目覚めると、せっかく用意してもらった酔い覚ましのスープを吐き捨てた。執筆活動にいきづまり、スランプに陥った劇作家のミオクは、昼夜問わず酒ばかり飲んでいるのだ。そのころ教会では、ミオクの姉・ミヨン(ムン・ソリ)が聖歌隊の指揮を務めていた。大学教授の夫(チョ・ハンチョル)を持ち、ふたりの子どもの母であるミヨンは熱心な信者で、献身的に教会活動をおこなっており、人望も厚い。ミオクはそんな姉に頻繁に電話をかけては、昔話や愚痴をいったりしている。一方、ミオクとミヨンの姉・ヒスク(キム・ソニョン)はギリギリの生活を支えるため、花屋の仕事を頑張っていた。しかし反抗期の娘はヒスクに冷たく、いつも金ばかりせびるのだった…。
ハルチカによるケモミミの愛らしい男子を描いた癒し系ボーイズラブ漫画をアニメ化。2022年放送。元気なかわいい犬のアイリと、おっとりとした親バカのクマ・ノワの愛情あふれる日々が色っぽく描かれる。声の出演は天﨑滉平、興津和幸など。生後間もないアイリッシュ・ウルフハウンド犬の子どもを拾ったツキノワグマのノワ(興津和幸)は、その子にアイリ(天﨑滉平)と名付けて育て始める。すくすくとかわいくいい子に育ったアイリ。しかし甘えん坊の彼はいまだ乳離れできず、そのことにノワは悩んでいた。島から出るようにいわれ、いやがってぐずるアイリに困り果てたノワは、友人のクールなジャコウネコ・コウ(河西健吾)に助けを求める。コウはアイリに、ノワが冬ごもりで眠る間は自分が島の外でアイリを預かると伝える。ノワの冬眠中の世話をするから、ひとりにしないでほしいと涙で訴えるアイリ。そんな彼を愛おしそうにノワは抱きしめ、冬が終わったらここに戻っておいでとやさしく語り掛けて落ち着かせるのだった。アイリのいない寂しさを抱えて眠るノワ。やがて冬眠が終わり、胸をなめられて目覚めたノワはすっかり大人になったアイリの姿に驚き…。
特撮テレビドラマ『仮面ライダーW』をアニメ化した正統続編。翔太郎とフィリップというふたりの探偵が、架空の都市・風都を舞台に謎の美女や新たな陰謀に挑む。壮大な世界観に注目だ。声の出演は細谷佳正、内山昂輝、関根明良など。風の街・風都。ハードボイルドになりきれないハーフボイルドの私立探偵・左翔太郎(細谷佳正)に事務所所長の鳴海亜樹子(小松未可子)から電話がかかってくる。翔太郎が遊んでいると思い込んだ彼女はひとしきり叱った後、依頼人が来ることを告げる。埠頭にいた翔太郎の前に、グラマラスな美女(関根明良)が現れる。好みの女性に出会った翔太郎は舞い上がるものの、新手の客引きではないかと疑って逃げ出す。海に向かって振り返ると、すでに彼女は消えていた。事務所に着いた翔太郎を訪ねてきた坪崎忠太(新垣樽助)は、自分のバッグを奪った魔女を探してほしいと依頼する。女性がいき止まりに消えたことを聞いた翔太郎は、先ほど海で消えた女性が同一人物だと気づく。坪崎が魔女にひとめ惚れしたことに気づいた翔太郎は依頼を引き受ける。翔太郎の相棒のフィリップ(内山昂輝)は、美女絡みの事件は翔太郎の鬼門なので痛い目に遭うのではないかと危惧する。「T字路の魔女」の話を聞いた翔太郎は、現場で彼女に遭遇する。軽やかに逃げていく女にバイクで追いついた翔太郎。女性はときめと名乗り…。
マイペースな3姉妹と、魑魅魍魎のちみもが繰り広げるほっこり楽しい地獄系コメディアニメ。2022年放送。キャラクター原案を手がけるのは、大人気イラストレーターのカナヘイ。人間界の地獄化計画をもくろむ12匹の謎の生き物・ちみもたちの愛らしい姿に癒される。姉妹に振り回される地獄の鬼の地獄さんも魅力的だ。声の出演は神月柚莉愛、加隈亜衣、能登麻美子、諏訪部順一。海辺の古民家に住む鬼神めい(神月柚莉愛)、はづき(加隈亜衣)、むつみ(能登麻美子)の3姉妹のもとに、白くてかわいい謎の生物・ちみもが現れる。めいはその子におもちと名付け、飼い主がみつかるまで飼うことにする。「Wi-Fiのない環境なんて地獄」というめい、ぬるい飲み物に怒って「ぬるい地獄」というはづき、洗濯機にティッシュを入れてしまい「ティッシュ地獄」と嘆くむつみ。ちみもは「地獄」という言葉に敏感に反応する。いつの間にかちみもは12匹に増えていた。めいはそれぞれの特徴に合った名前をつけてやり、かわいがる。ある晩、庭で輪になって回っていたちみものもとに、恐ろしい鬼の姿をした地獄さん(諏訪部順一)が現れる。ちみもは魑魅魍魎だったのだ。しかし、酔っぱらったはづきは鬼を見てもまったく怖がらず、彼の顔めがけて嘔吐してしまう。地獄さんがちみもたちを捨てたと思い込んだむつみは、怒って彼に飛び蹴りし…。
疲れた夜、見れば見るほど不思議で楽しいネコの世界に癒されたい。SNSで大人気の、キュルZによる原作コミックが、待望のアニメ化! 日々ネコを診ている小動物臨床獣医師でもある芦名みのるが監督・脚本をつとめ、伊東歌詞太郎が主題歌「ひなたの国」を制作。ネコ好きによる、ネコ好きのための作品に仕上がった。主人公フータくん役の日野聡による落ち着いた声や、キュルガ役の高垣彩陽によるリアルなネコの鳴き声にも注目だ。フータくん(日野聡)は社会人。ある日、家に妹で学生のピーちゃん(種﨑敦美)と、グレーの長足マンチカン・キュルガ(高垣彩陽)が引っ越してきた。今までネコとあまり関わりがなく、抱っこ経験も少なかったフータくん。キュルガが抱っこさせてくれるかどうか不安に思いながらも、段ボールの中からキュルガを抱き上げようとするが、キュルガはなんと…?ネコ好きなら誰もが共感できるネコあるあるとともに、まったりゆったりしたアニメーションを楽しめる作品。
「ビッグコミックオリジナル」に連載されている人気同名コミックを映画化! 監督・脚本をつとめたのは数々の賞を受賞した『あゝ、荒野』の岸善幸。主演は『花束みたいな恋をした』など数々の話題作に出演している人気女優・有村架純がつとめ、森田剛、磯村勇斗、石橋静河、若葉竜也などの実力派俳優たちが脇を固めている。コンビニ店員として働くかたわら、元受刑者の更生を手助けする保護司としても働いている阿川佳代(有村架純)は、ときに厳しくそしてときに優しく、前科者たちを叱咤激励しながら彼らの更生を助けていた。そんなある日、佳代は殺人を犯して刑務所に入っていた工藤誠(森田剛)を担当することになる。口数が少ないものの、手先が器用で自動車修理工場で働く工藤は、その技術と真面目な出勤態度から保護観察期間を終えれば社員にすると社長からお墨付きをもらっていた。そのことを自分事のように喜ぶ佳代。しかし、保護観察期間終了が迫っていたある日。工藤はなんの連絡もなしに姿を消してしまう。さらに殺人事件が発生し、その容疑者として工藤の名前があがる。いったい彼になにがあったのか!? そして、佳代が保護司を続ける理由とは?
韓国で爆発的ヒットを記録した壮絶な愛憎ドラマ。寒さに耐えて花を咲かせる福寿草のようなヒロインが、自分を陥れた義妹に復讐をする姿をスリリングに描く。ヒロインのヨナを演じる『きらきら光る』のイ・ユリをはじめ、ユン・アジョン、ヒョン・ウソン、チョン・チャンら豪華キャストが出演。2007年。刑務所服役中にリンチされたソル・ヨナ(イ・ユリ)は、病院に運ばれた際に隙をみて脱走する。そのまま彼女が向かったのは元恋人のハ・ユンジェ(ヒョン・ウソン)と義妹のチェ・ユラ(ユン・アジョン)の結婚式場だった。自分を陥れたユラを憎むヨナは、ウェディングドレス姿のユラを屋上に呼び出し、彼女と自分の手を手錠でつなぐ。現れたユンジェの前で、自らの悪事を白状しろとユラに迫るヨナ。しかし、なにも知らないユンジェはヨナに謝るように迫る。警察に取り囲まれたなか、ヨナとユラはビルから転落する。3カ月前。ヨナは障害を持つ妹のスエ(ミン・ジヒョン)と穏やかに暮らしていた。ふたりの母のハン・ギョンスク(キム・ヨンラン)はユラの父のチェ・インソク(チェ・サンフン)と再婚していたが、反抗的なユラと姑との同居に神経をすり減らしていた。恋人のユンジェが社長だとは知らないままジェイ化粧品の入社面接を受けたヨナは、バイトで向かったジェイ化粧品のイベント会場でユラと久しぶりに再会し…。
井上三太の漫画『TOKYO TRIBE』シリーズを実写化した作品。日本語ラップがセリフとして機能しており、ミュージカルの側面を持たせた映画となっている。監督は『ヒミズ』などで知られる、園子温が務めた。今作はラッパーとして活動しているYOUNG DAISや、『HK 変態仮面』に出演した鈴木亮平などをメインキャストに抜擢。サブキャストには窪塚洋介や竹内力、佐藤隆太など、誰もが知る有名俳優たちが名を連ねる。不良チームが縄張り争いをしているトーキョー。どのチームも暴力を使い、自分たちの縄張りを広げていったが、「ムサシノSARU」だけはラブ・アンド・ピースを貫いていた。彼らは暴力を嫌い、チーム間の抗争には関わらず、自分たちだけの平和を築いていく。しかし、ブクロを縄張りとするチームのリーダー・メラ(鈴木亮平)は、ムサシノSARUを敵視し、メンバーの海(YOUNG DAIS)を殺害しようとする。メラの狂気的な行動により、ムサシノSARUも抗争に巻きこまれてしまい…。
悪質な金融会社と、個性豊かな債務者たちの攻防を描いた作品。テレビドラマ版の続編で、問題を抱える新人ホストや、血気さかんな暴走族などが物語に関わってくる。メインキャストはドラマ版から続投。映画オリジナルキャラクターには菅田将暉や窪田正孝などが抜擢され、ドラマ版以上に豪華な作品となった。チンピラのマサル(菅田将暉)は、暴走族の総長・愛沢(中尾明慶)に手を出してしまい、丑嶋(山田孝之)が経営するカウカウファイナンスに連れてこられる。無理やり借金を背負わされそうになったマサルだったが、丑嶋は金を貸さなかった。そればかりか丑嶋はマサルを認め、カウカウファイナンスで雇うことになる。しかし、カウカウファイナンスが使っていたテクニックを見たマサルは、金を独り占めするため、丑嶋を裏切ってしまう。一方、ホストの麗(窪田正孝)をトップにするべく、金を貢ぎ続けていた彩香(門脇麦)が、カウカウファイナンスを訪れるのだが…。
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