ハリウッドスターから日本の演技派俳優まで、邦画&洋画の記者会見や舞台挨拶を週4回は担当する映画MCであり、年間500本以上は映画を見る映画コメンテーター。
TSUTAYA店内放送「WAVE-C3」で新作DVD紹介のDJ、ケーブルテレビ無料放送チャンネル×ぴあ映画生活×Youtube:動画番組(俳優と対談)「新・伊藤さとりと映画な仲間たち」、「ぴあ」「シネマスクエア」での連載、「スターチャンネル」「東映チャンネル」で映画解説他、TV、ラジオ、雑誌、WEBなどで映画紹介のレギュラーを持つ。日刊スポーツ映画大賞審査員。心理カウンセリングも学んだことから映画で恋愛心理分析や心理テストも作成。
2019年恋愛映画TOP10作品一覧!伊藤さとりのおすすめ!
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1
あらすじ
中途半端はくそくらえ!本作は1990年から週刊漫画雑誌『モーニング』に連載されていた新井英樹原作の漫画『宮本から君へ』をテレビドラマ化し、2018年にテレビ東京系で全12話が放送。「バブル崩壊直前の日本で最も嫌われた伝説の漫画」といわれる主人公を池松壮亮が熱演。営業スマイルもできず自分が社会で生きていく意味を見失った冴えない営業マンが、さまざまな人と出会うなかで、自分の生き方と必死に向き合っていく姿をリアルに描写。カッコいいヒーローや革命児ではないけれど、いつだって等身大の主人公が人として成長していく姿は、不思議と親近感を覚え応援したくなる。新米サラリーマンの少しほろ苦い日常が描かれた青春グラフィティー。大学卒業後、都内の文具メーカー・マルキタで営業マンになった宮本浩は営業スマイルすら満足にできず、自分の人生の方向性すら見失っていた。そんな宮本だったが、通勤途中の代々木駅のホームで、トヨサン自動車の受付嬢・甲田美沙子に一目ぼれをする。美沙子に声をかけようとするも、何度もあったチャンスを生かせずに、なかなか声をかけられない宮本。美沙子の美貌を目にした同期の田島薫からは「次元が違う」と言われるが、それでも決死の思いで声をかける。宮本と美沙子の恋愛の行方はどうなっていくのか? そして、宮本は”社会人として”自分が生きていく意味を見出すことができるのか?
- 作品おすすめ度
- 5
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2
あらすじ
アメリカ人に親しまれる女性判事、ルース・ギンズバーグの若き日を映画化 1970年代に、男女平等の社会を作るために立ち上がったルース・ギンズバーグの執念の活動に胸が熱くなる。逆転の発想で見事に社会を変えた裁判が、実話だとはびっくり。 アメリカの貧しいユダヤ人家庭に生まれたルース・ギンズバーグだったが、努力の末にハーバード法科大学院に入学。夫・マーティの協力のもと、首席で卒業するが就職先は見つからない。大学教授を続けるルースは、マーティからある訴訟記録を見せられ…。
- 作品おすすめ度
- 5
伊藤さとりのコメント
この実話は全世界に届けたい!史上初、男女平等の裁判に挑んだ女性弁護士の苦悩と勇気の物語。女は家事、洗濯、子育てが仕事と言われ、社会進出なんて簡単に出来ないと言われた、そう遠くない過去に、結婚をし、子供が居ても、ロースクールを卒業し、弁護士から、やがて最高裁判事になったルース・ギンズバーグ。偏見だらけの社会に立ち向かえたのは、実は理解ある夫の支えあってのこと。愛する人の才能を伸ばし、夢を叶えること、互いに思いやることが、真のパートナーだと教えてくれます。
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3
あらすじ
世界中の音楽シーンに多大な影響を与えた、ビートルズ。もし彼らが存在しなかったら、現在の音楽業界はどのように変化していただろうか? そんな「もしビートルズがいなかったら」という、ifの世界を描いた作品が、『イエスタデイ』である。今作はビートルズが消えた世界で、唯一彼らの曲を覚えているミュージシャンが主人公となる。劇中ではタイトルにもある「イエスタデイ」をはじめ、「レット・イット・ビー」など、ビートルズの名曲が披露された。売れないミュージシャンのジャック(ヒメーシュ・パテル)は、アルバイトをしながら、音楽活動を続けていた。ある日、世界中で停電が起き、自転車に乗っていたジャックはバスと激突。そのまま病院に運ばれ、数日間のこん睡状態が続いた。ついに目を覚ましたジャックだったが、世界中の人々がビートルズを知らないことに気がつく。そしてみずからの音楽を捨て、ビートルズの楽曲を自分名義で発表。すぐにインターネット上で話題となり、一躍スターとなるが、ジャックの心には迷いが生じていた。
- 作品おすすめ度
- 5
伊藤さとりのコメント
もしも世界からビートルズが消えてしまったら?一見、音楽愛満載の映画は、実のところラブファンタジーという言葉が似合うのです。だって脚本は「ラブ・アクチュアリー」のリチャード・カーティス担当なのだから。軸となるのは、プロデビューを夢見るミュージシャンの青年と、彼を支える幼馴染であるマネージャーの女の子の恋。自分しか覚えていないビートルズの曲で有名になっていく青年と彼女との格差。そんな自分を支え続けた彼女との関係に向き合う中で、偽りの自分に気付かされる可愛らしい物語。
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4
あらすじ
1992年に公開された不朽のアニメーション映画『アラジン』を実写映画化!「ホール・ニュー・ワールド」を筆頭とした名曲たちとともに、ディズニーが前代未聞のスケールで究極のエンターテイメント作品を手掛ける!砂漠に囲まれたアグラバーの下町に、ひとりの青年が暮らしていた。その名は、アラジン。まっすぐな心を持っているアラジンは、貧しい生活を続けながらも、人生を変えるチャンスをつかもうとしていた。ある日、アラジンは自由を求める王女のジャスミンと出会う。決して交わることのない身分のふたり。しかし、その出会いをきっかけに何かが動き始める…。そんななか、アラジンは邪悪な大臣・ジャファーの誘いにより魔法のランプを手にすることになる。アラジンがランプをこすると…ランプの魔人・ジーニーが現れた!「我を呼びし偉大なるお方、さぁ“3つの願い”を」アラジンが望む“3つの願い”とは…?
- 作品おすすめ度
- 4
伊藤さとりのコメント
アニメ版は不朽の名作ですが、実写として現代に生まれ変わった「アラジン」は、特に、これから大人になる女の子たちに見て欲しい!!ジャスミンは、恋だけじゃなく、自分の使命にも目を向け、誰の指図も受けずに、自ら社会に貢献しようとするし、ウィル・スミスが芸達者だから、ジーニーのキャラ立ちが楽しすぎて、実写でしか味わえない夢のような視覚効果とミュージカルシーンが増幅であります!嬉しいのは、ジャスミンが女の子も憧れる美しくて凛とした女性として姿を表しているところねっ!
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5
あらすじ
激動の時代を迎えていた1970年代の中国を舞台に描かれた青春ラブストーリー ヒロインが想いを寄せる模範兵の青年をホアン・シュエンが好演。見えない敵からの凄まじい攻撃、吹き飛ぶ肉体や戦車など、6分間ワンカットの超絶戦闘シーンに圧倒される。 17歳のシャオピンはダンスの才能を認められ、軍の文工団に入団することに。文工団は、歌や踊りで兵士たちを慰めたり鼓舞する歌舞団で、彼女は希望に胸を膨らませる。入団したシャオピンは周囲に馴染めなかったが、模範兵のリウ・フォンが心の支えとなり…。
- 作品おすすめ度
- 4
伊藤さとりのコメント
中国発の歴史青春ラブストーリーは見応えあり!激動の時代に生きた一人の女の子の目を通して、戦争や政治に利用されても、恋をし、それぞれの生き方を見出していく若者たちの姿を丁寧に描いていきます。ダンスの才能を認められ歌劇団に入団する彼女が遭遇するイジメ。それでも頑張れるのは、ひとりの模範兵との出会い。初恋が戦争により引き裂かれていく様子に胸を締め付けられ、二人の運命を翻弄していく中で、切なげに踊る姿と美しい音楽が、今も脳裏から離れません。
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6
あらすじ
アドニス・クリード(マイケル・B・ジョーダン)にとって人生はまるで綱渡りのようです。個人的な義務感に駆られ次の戦いに向けてトレーニングを行う間に、彼は人生への挑戦に直面します。彼の家族と過去に結びつきを持つ対戦相手に直面することは、リングでの差し迫った戦いを更に激化します。ロッキー・バルボア(シルベスター・スタローン)は、その間ずっとアドニスの側にいて、共に共有する過去の遺産に立ち向かい、何のために戦うのか疑問を投げかけ、家族以上に大切なものはないことに気付きます。
- 作品おすすめ度
- 4
伊藤さとりのコメント
傑作「ロッキー」の新章としてシリーズ化している次世代の彼らの運命を綴ったスポ根映画。主人公はロッキーの親友であるアポロの息子アドニス。もちろん、ロッキーがアドニスを伝説のボクサーに育てていく話であり、今回は、アポロを死に追いやった宿敵ドラゴの息子と運命の対決をするという話がメイン。けれどもう一つの見所が、アドニスと恋人ビアンカの恋愛パート。彼は、視覚障害を持つ歌姫ビアンカと結婚し、新しい命が誕生。夫婦の絆が色濃く映し出された愛の歌に涙。
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7
あらすじ
シチリアで実際に起きた誘拐事件から紡いだ寓話的なラブストーリー 美しいシチリアの風景と共に描かれる、人間の残酷さ、純粋な心の強さに引き込まれる。主演のユリア・イェドリコヴとガエターノ・フェルナンデスのみずみずしい演技に注目。 シチリアの小さな村で、13歳の少年・ジュゼッペが突然、姿を消す。彼に思いを寄せていた同級生の少女・ルナは、謎だらけの失踪を受け入れられず、村の誰もが従う沈黙の掟に抗ってゆく。ジュゼッペを捜すため、ルナは彼を飲み込んだ闇の世界へと下ってゆく。
- 作品おすすめ度
- 3
伊藤さとりのコメント
こんな悲しい誘拐事件があったなんて!と胸が締め付けられながら、しっかりラブストーリーとして魅せてくれる監督の心意気に拍手!だって、とことんシリアスにも描ける題材を、まだ13歳の女の子の恋心からの視点で描くことで、多くの世代にアプローチ出来るんだから。動物と心を通わす同級生に恋した少女の想いは物語の神聖な場所である湖のように深く、純粋な想いそのもの。行方不明の彼への想いは水を伝って私たちを神秘の世界へ誘ってくれる。映像美も素晴らしいのよ。
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8
あらすじ
2013年に史上最年少で日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞するなど、国内外からもっとも期待されている石井裕也監督が人気少女漫画を実写化! 実力派豪華キャストと1000人超えのオーディションから選ばれた超新人、細田佳央太と関水渚のふたりが織りなす心温まるストーリー! 鑑賞後、きっとあなたも町田くんの虜になる…!運動も勉強も苦手、見た目も地味な高校生の町田くん。そんな彼の唯一の才能は、“人を愛する力”だった!困っている人をみると放っておけずに駆けつける…心優しい町田くんは、関わるすべての人を癒し、世界を変えてしまう力がある。しかし、町田くんと正反対で人が大嫌いな女子高生・猪原さんは、これまで出会った人々とは何かが違っていた。初めてのわからない感情に戸惑う町田くんは、周りの人たちを巻き込んでその答えを求めていく…!
- 作品おすすめ度
- 3
伊藤さとりのコメント
人に対して無関心になった世界の中で、誰よりも人に親切で、人を愛する才能を持った青年、町田くんと彼を取り巻く人々の物語。少女コミックが原作といえど、キラキラムービーではなく、“人類愛とひとりへの愛”について焦点を当てた面白い視点なのが心地良いのです。誰にでも優しいのは良いことなのだけど、果たしてひとりの人への特別な感情に対してどう考えているのか?新人の二人の好演に微笑みながら、岩田剛典や高畑充希、前田敦子など豪華キャストの共演も楽しめます。
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9
あらすじ
「僕は変態なんかじゃ…ない」―『別冊少年マガジン』(講談社)で2009年から約5年連載された押見修造原作の漫画『惡の華』を実写映画化し、2019年9月に公開。憧れの女子生徒の体操服を盗んでしまった男子中学生とそれをネタに主従関係を迫る女子中学生を中心に、思春期特有の精神的彷徨を描く。主演にはドラマ『今日から俺は!!』(2018年日本テレビ系)などで幅広い世代から支持される伊藤健太郎。共演にはモデルとしても大人気の玉城ティナ、そして、数百人以上が参加したオーディションを勝ち抜いた新星・秋田汐梨。山々に囲まれた何の変哲もない街に住む、中学2年生の春日高男(伊藤健太郎)は、ボードレールの詩集『惡の華』を心の拠り所にしながら、陰鬱な日々を過ごしていた。ある日、春日は放課後の教室で、憧れの女子生徒・佐伯奈々子(秋田汐梨)の体操着を見つけ、衝動的に盗んでしまう。ところが、その様子はクラスの問題児・仲村佐和(玉城ティナ)に目撃されていた…。思わぬ秘密を知った仲村は、それをネタにして、春日に一方的な主従関係を強要し、変態的な命令を繰り返すようになる。その目的は、春日に内なる背徳的な欲求をすべてさらけ出させ、自覚させることにあった。春日はそんな命令に服従するうちに、徐々にアイデンティティを崩壊させていく。だが、その一方で、仲村に対してボードレール『惡の華』のような妖しい魅力を感じ始める。
- 作品おすすめ度
- 3
伊藤さとりのコメント
伊藤健太郎、玉城ティナが共演し、井口昇監督が押見修造の禁断のコミックを映画化。自分の本質を恋という形で知ってしまった高校生の運命の出会いとは?恋って、うっとりするものだけじゃなくて、痛くて、辛くて、愛おしくて、逃げたくなるのも恋!きれいごとでは済まないのが恋!傷つけ合っても忘れられない相手だって恋なんだー!そんな叫びが詰まった、ある意味、究極の純愛を見せつけてくるパンチの効いた青春映画。さらけ出す感情の純度の高さを突きつけられます。
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10
あらすじ
出会ったその日からの完全なる一方通行の恋を描いたラブストーリー 角田光代のみずみずしくも濃密な片思い小説を、“正解のない恋の形”を模索し続ける恋愛映画の旗手、今泉力哉監督が映画化。演技派俳優・岸井ゆきのと成田凌がW主演。 マモちゃんに出会い、恋に落ちたテルコ。その時から、テルコの世界はマモちゃん一色に染まり始める。会社の電話は取らないのに、マモちゃんからの着信には秒速で対応、呼び出されるとさっさと退社。大好きだし超幸せだけど、マモちゃんはテルコのことが…。
- 作品おすすめ度
- 3
伊藤さとりのコメント
今泉力哉監督の大ヒット作。今泉監督の描く物語は、こじらせてしまう感情や、上手くいかない恋愛を綴ったものが多く、角田光代の原作を映画化した本作は、今の若者たちが惑う「愛ってなんだ?」に寄り添った作品。恋愛って、ハッピーエンドじゃなきゃいけないのか?堂々と恋人と言える関係じゃなきゃいけないのか?岸井ゆきの演じるテルコの世界は、成田凌演じるマモちゃん中心。恋って、そこまで溺れていい。自己満足でも幸せならいい。映画が優しく包み込んでくれます。
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伊藤さとりのコメント
こんなに熱くて良いのか!?ウザくないのか!?いえいえ、それくらい熱く生きている人はとんでもなく愛おしい!自分を守ると言っても、結局は“自己愛”だと彼女に罵られても、男のプライドにかけて“復讐”を誓う宮本という青年。ダサいくらい熱くてカッコイイ宮本を愛し抜いて演じきった池松壮亮と、ひどく傷付けられても一人で立ち上がろうとする靖子演じる蒼井優の全身全霊でぶつかり合う姿に、心で泣き、心で笑い、心から彼らを抱きしめたくなる傑作であります。愛が人を成長させるのよね。