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動画配信サービスで配信している作品から編集部が厳選した注目作品の一覧です。
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アニメ『ドラゴンボール』の劇場版第10作目。原作には登場しなかった人造人間13号、14号、15号の3体が敵となる。時系列はセル編の前半部分に相当し、大人トランクスやベジータが超サイヤ人として参戦する。少年時代の悟空(野沢雅子)が壊滅させた、悪の組織・レッドリボン軍。その生き残りであるドクター・ゲロ(矢田耕司)は、悟空に対抗できる人造人間を作り続けていたが、暴走した17号に殺害されてしまう。しかし、ドクター・ゲロの亡き後も、コンピューターは動き続けていた。その結果、さらに強大な力を持った人造人間が3体誕生する。彼らはプログラムされたとおり、悟空を殺害するため、研究所を飛び出していく。一方、人造人間に狙われていることなど知らない悟空は、街で家族との時間を過ごしていた。そんななか、街に人造人間14号(江川央生)と、15号(小林俊夫)が襲来。食事を楽しんでいた悟空やクリリン(田中真弓)を襲うのだった。
今見えているのは現実か、虚構か。映画『マトリックス』の世界観に沿って描かれた、9つの短編アニメのオムニバス。『マトリックス』にインスピレーションを与えた日本のアニメへのリスペクトとして、日本の映画監督や脚本家、アニメーターも多く参加している。切れ味のよいストーリー展開や、『マトリックス』シリーズとの関連もさることながら、3DCGや演出技法など、実験的なアニメとしての見ごたえも十分。『マトリックス』シリーズのメインストリームを彩り、支える、9つのアニメーション。最初の短編『ファイナル・フライト・オブ・ザ・オシリス』において、人間の乗るホバークラフト・オシリス号は、敵であるマシン兵団・センティネルからの襲撃を受けていた。仮想世界のなかで戦闘訓練を積んでいたジュエ(パメラ・アドロン)は、オシリス号の母体であるザイオンへと危機を知らせるため、マトリックスへと潜入する。第2・第3の短編『セカンド・ルネッサンス パート1・パート2』では、人間が自律行動をとるマシンを生み出して以来、マシンたちが反乱を起こし、人間対マシンの全面戦争に発展していく歴史を描く。
「恋ダンス」などで一大ブームを巻き起こした“逃げ恥”が、スペシャルドラマ化! 新垣結衣や星野源、石田ゆり子ほか、連続ドラマのキャストがまたしても大活躍。雇われ家政婦と雇用主という関係だった、森山みくり(新垣結衣)と津崎平匡(星野源)。事実婚状態となって新居に引っ越してから2年の間に、みくりはホームセンターの会社に就職、リストラされていた平匡は別のIT会社に再就職。家事も分担するようになり、よきパートナーとして暮らしていた。そんな折、みくりの妊娠が発覚。子どものために入籍を決断するが、姓をめぐって話し合いがおこなわれる。産休・育休を取得しようとするも、みくりの会社では課の女子社員が順番に産休をとるという配慮が必要だったり、平匡は穴埋めの人材が見つからなかったりと、簡単にはいかない。みくりがつわりに苦しみはじめると、平匡に家事のしわ寄せがいってしまい…。妊娠・出産という初めての出来事に、てんやわんやのふたり。そして、世界中を襲ったある脅威に巻き込まれ、一時的に離れて暮らすことに。ふたりは無事に親になり、平和で幸せな生活を築いていけるのか?
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズで知られる、ロバート・ゼメキスが監督を務めたドラマ映画。墜落するはずだった飛行機を無事着陸させた、ベテランパイロットのスキャンダルを描いていく。主演は『トレーニング デイ』でオスカーに輝いた、デンゼル・ワシントンが務めた。今作ではアルコール中毒を患っているパイロットを演じ、高い評価を受けている。共演には『アベンジャーズ』シリーズに出演したドン・チードルや、コーエン兄弟の映画に出演してきたジョン・グッドマンらが名を連ねた。アルコールとドラッグがやめられないパイロット・ウィップ(デンゼル・ワシントン)は、機内でもアルコールを摂取していた。そんなとき事件が起きる。順調に飛行していた機体が、突如として制御できなくなり、落下しはじめたのだ。このままでは地面に衝突する状況に陥るが、ウィップは天才的な操縦技術で機体を無事に着陸させる。ウィップは無事に生還し、多くの乗客を救ったパイロットとして、世間の注目を集めていく。しかし、警察はウィップからアルコールの反応が出たことを知り、彼を逮捕しようとするのだった。
北アイルランドの首府・ベルファストを舞台にした作品。1960年代に発生した宗教的な対立を背景に、ベルファストに住んでいる少年の日常を描いていく。映画のほとんどがモノクロで、実際に起きた紛争が描かれるが、ユーモラスな作品となっている点が特徴である。今作は監督を務めたケネス・ブラナーが、実際に体験した出来事をもとにしている。キャストもイギリスやアイルランド出身の俳優たちで統一されるなど、監督のこだわりが随所にみられる作品となった。1969年のベルファストでは、プロテスタントとカトリックの争いが頻繁に起きていた。そんな不安定な街に住む少年・バディ(ジュード・ヒル)は、ごみ箱の蓋を盾に見立て、遊んでいた。そんなとき、武装した大人たちがやってきて、バディが住む地区は襲撃されてしまう。その日以降、バディたちプロテスタントと、近所のカトリック住民たちは分断される。バディの両親はベルファストを離れようと提案するが、バディにとってはこの街がすべて。友達も好きな人も、祖父母もいない場所に引っ越すことを拒否するのだった。
『シェイプ・オブ・ウォーター』でオスカーを獲得した、ギレルモ・デル・トロ監督が手掛けるノワール映画。『アメリカン・スナイパー』に出演したブラッドリー・クーパーを主演にむかえ、美しさと不気味さが同居した、デル・トロらしい作品となっている。ある雨の日。スタン(ブラッドリー・クーパー)は、カーニバルの一団と遭遇する。そこには生きたニワトリを食べる人間・ギークが展示されており、スタンは金を払わずに見物してしまう。そんなスタンに声をかけたのは、カーニバルを率いているクレム(ウィレム・デフォー)だった。クレムに導かれるまま、カーニバルで働きはじめたスタンは、読心術を使うジーナ(トニ・コレット)と出会う。ふたりは意気投合し、スタンは徐々に読心術を身につけていく。一方、カーニバルで芸を披露していたモリー(ルーニー・マーラ)は、魅力的なスタンに惹かれていった。そんなある日、話術に自信をつけたスタンは、モリーとともに独立することを決意。ふたりは高級ホテルでショーをおこなうようになるが、スタンは満足できず、富豪たちから金を騙し取ろうとするのだった。
万城目学のファンタジー小説を、玉木宏主演で実写ドラマ化。ツキのない主人公が、女子高校の臨時教員となったことから巻き起こる騒動をコミカルに描く。綾瀬はるか、多部未華子、佐々木蔵之介、児玉清ら豪華キャストが共演。日本では富士山が原因の地震が多発しており、総理官邸でも対策について協議されていた。大学の研究室勤務の小川孝信(玉木宏)はある日教授に呼び出される。ことごとくツキのない彼は、同僚とのトラブルを理由に奈良女学館の臨時講師になるようにいわれてしまう。奈良へ向かう初日から不運続きの彼は、電車内で危うくアイスクリームを服につけられそうになるが別の女性にかかってしまう。到着した孝信を鹿がじっとみつめていた。下宿先の小料理屋に着いた孝信は、女将(鷲尾真知子)の孫で奈良女学館教師の福原重久(佐々木蔵之介)と出会う。そこに電車で会った女性が帰宅する。彼女は奈良女学館教師の藤原道子(綾瀬はるか)で、同じ下宿に住んでいた。孝信はあちこちに話がとぶマイペースな道子に振り回される。翌日登校し、小治田教頭(児玉清)や同僚教師の溝口(篠井英介)、前村(キムラ緑子)、名取(酒井敏也)たちに挨拶する孝信。担任する1年A組に行くと、堀田イト(多部未華子)という生徒が遅刻してくる。孝信が理由を問いただすと、彼女は自分の鹿を駅前に停めようとして駐禁をとられたと話し…。
1960年代に発生したデトロイトでの暴動を題材にした作品。『ゼロ・ダーク・サーティ』など社会派の映画を作り続けてきた、キャスリン・ビグローが監督を務め、現代まで脈々と続いてきた警察機関による暴力が描かれる。主演を務めたのは、『スター・ウォーズ』続3部作でフィンを演じたジョン・ボイエガ。今作では暴徒や警察と対峙していく警備員を演じた。また、暴力的な白人警官は、『メイズ・ランナー』に出演したウィル・ポールターが演じている。デトロイトでの暴動が発生し、現地の警察官たちは対処に追われていた。しかし、過激化する暴動に対し、警察だけでは太刀打ちできなくなる。警察官のクラウス(ウィル・ポールター)は無抵抗の黒人に発砲してしまうが、懲戒免職になることもなく、そのまま暴動の対処にあたっていく。一方、デトロイトにあるモーテルでは、お調子者のカール(ジェイソン・ミッチェル)が競技用のピストルで遊んでいた。そして、モーテルの外にいた警察官たちを驚かせるため、カールはピストルを発砲してしまう。当の警察官たちは狙撃されたと勘違いし、モーテルへの銃撃を開始。モーテルにいた黒人たちを尋問しはじめるのだった。
宇宙を荒らしまわっていたサイヤ人・ターレスがメイン悪役となる、『ドラゴンボール』の劇場版作品。時系列的にはナメック星編前後に相当し、悟空は界王拳や元気玉を会得している。また、ベジータはまだ仲間になっていないため、今作には登場していない。悟空(野沢雅子)と同じく、サイヤ人の下級戦士として生まれたターレス(野沢雅子)は、神精樹になる実を食べ、パワーアップを繰り返していた。そして、ついにターレスが地球に襲来。神精樹を地球で育て、さらなるパワーを得ようと計画する。神精樹は星のパワーを吸いとってしまうため、地球の力は徐々に弱まっていく。そんな状況を察知した悟空たちは、神精樹を破壊しようとするが、どんな攻撃をしても無駄だった。そこにターレスとその部下たちがあらわれ、両者の戦いがはじまる。しかし、神精樹の実が持つ力は絶大で、その恩恵を受けてきたターレスは悟空を圧倒。その力は悟飯(野沢雅子)にも向けられてしまうのだった。
今作は『ドラゴンボール』の設定をすべてリセットし、ふたたび原作の第1巻からアニメ化した作品だ。リブート作ではあるが、ブルマと出会ってすぐレッドリボン軍と戦うなど、原作序盤のストーリーを1本の映画に圧縮している。そのため今作にはピラフ一味や、兎人参化といった初期の悪役たちが登場せず、悪役はレッドリボン軍で統一された。原作とは違った方向に進んでいく物語のため、ストーリーを知っている人でも楽しめる内容となっている。山奥で暮らしていた孫悟空(野沢雅子)は、7個集めれば願いが叶うドラゴンボールを探す少女・ブルマ(鶴ひろみ)と出会う。ふたりは協力してドラゴンボールを探すことになり、山から出たことがなかった悟空は、世界中を冒険していく。その道中では、変身術が得意なウーロン(龍田直樹)や、スケベな亀仙人(愛川欽也)と出会い、順調にドラゴンボール集めは進んでいった。しかし、ドラゴンボールに執着する悪の組織・レッドリボン軍が、悟空たちの持つドラゴンボールを狙ってきて…。
今作は『スター・ウォーズ』の旧3部作に登場した、ボバ・フェットを主人公とするスピンオフドラマである。第6作目でルーク・スカイウォーカーに敗れた後の物語を描いており、裏社会で活躍していく姿が描かれた。エピソード監督にはロバート・ロドリゲスやキャスリーン・ケネディ、コリン・ウィルソンなど、一流のフィルムメーカーたちを起用。脚本は『マンダロリアン』から引き続き、ジョン・ファブローが手掛けている。巨大生物・サルラックに飲み込まれたボバ・フェット(テムエラ・モリソン)は、装備に搭載されていた武器を使って、なんとか脱出に成功する。その直後に装備一式が盗まれるも、偶然ボバの装備を手に入れたマンダロリアン(ペドロ・パスカル)との出会いにより、惑星タトゥイーンの支配者として君臨することとなった。ボバは相棒のフェネック・シャンド(ミンナ・ウェン)と協力し、順調にタトゥイーンを支配していくが、突如として暗殺者から命を狙われることになる。
逃げるのは悪いことじゃない! 5人の逃がし屋が今日も悩める人々を救う…!原案は『無限のリヴァイアス』『スクライド』などを手掛けた谷口悟朗で、テレビアニメのほか、スマートフォン向けゲームや映画への展開も予定されている。アニメ版の制作はポリゴン・ピクチュアズ。めいちゃんによるオープニングテーマも爽快感満載。舞台は人間以外に獣人やサイボーグ、魔族などが共同生活をしている未来の東京。そこは実験都市となっており、「クラスタ」と呼ばれるAIの管理地域の集合体。市民たちは、それぞれの「クラスタ」内で独自の文化生活を楽しんでいた。しかし、なかには自分の住む「クラスタ」に適合できない市民もいる。そんな不幸な人々を救うのが、エクストラクターズなる「逃がし屋」の面々だった。天然キャラのリーダー・エクア(嶺内ともみ)、早撃ち名人の魔族・フェレス(高橋李依)、群人(スライム人間)のマルテース(長縄まりあ)、AIロボットのアルガ(速水奨)、そして斬り込み役の獣人・ウルラ(三木眞一郎)。5人の逃がし屋は、今日も「逃げたい人」の未来を守るため、走り続ける…!
違和感やミスを察知して、犯人を先回りできる犯罪防御率100%の探偵を描くコメディミステリー。2018年放送。井上真偽による小説を、滝藤賢一と広瀬アリスのダブル主演で実写化。秘技・トリック返しを繰り出す、新しすぎる探偵から目が離せない。共演は片平なぎさ、水野美紀、桐山漣ほか。「神のものは神に、カエサルのものはカエサルに」といいながら、手を縛った男の口にワインを流し込むひとりの男。クラシックレコードを聴きながら鮭をナイフとフォークで食べる十川一華(広瀬アリス)。しかし、橋田政子(水野美紀)から食べ方が違うとダメだしされてしまう。一華は質素な暮らしにこんなマナーは必要ないと口答えする。幼くして母を亡くし、橋田に引き取られて育ったことを思い出しながら歩いていた一華は、後ろから突き飛ばされて車にひかれてしまう。病院のベッドで目覚めた一華は、首にコルセットを巻かれ右腕右足を負傷していた。死なずにすんで運がよかったという橋田に、はねられたのに運がいいわけないと一華は反発する。何かが彼女にぶつかったと聞いた橋田は顔を曇らせる。バーを訪れた千曲川光(滝藤賢一)は、バーテンダーが預かっていた手紙にあった「殺す」という文字と一華の写真をみつめていた。毒薬に詳しい男に接近する大陀羅壬流古(桐山漣)。彼は母の朱鳥(片平なぎさ)と妹の麻百合(結城モエ)とともに、一華の命を狙っており…。
ファミコン用ゲームとして発売されていた、『ドラゴンボールZ外伝 サイヤ人絶滅計画』をアニメ化した作品。時系列としてはセルゲーム前後であり、未来からやってきた大人トランクスが戦いに参加している。悟空(野沢雅子)たちが生まれる前。サイヤ人たちはツフル人たちが住む惑星を襲撃する。ツフル人を虐殺したサイヤ人は、その星を惑星ベジータと名付け、自分たちの本拠地にするのだった。しかし、科学者のライチー(岩崎ひろし)が、滅ぼされたツフル人たちの怨念を集め増幅する装置・ハッチヒャックを起動してしまう。ハッチヒャックは長年宇宙を漂い続け、悟空たちが平和に暮らしていた地球に到着。生命活動を停止させるデストロンガスを散布し、サイヤ人ごと地球を滅ぼそうとするのだった。悟空たちはガスを散布している装置を破壊しようとするが、バリアが起動し、破壊することができない。そればかりか、装置の中から過去に倒したはずの敵・フリーザ(中尾隆聖)があらわれて…。
今作は鳥山明の大人気漫画『ドラゴンボール』を、ハリウッドで実写映画化した作品だ。ストーリーは実写化しても違和感がなくまとまるよう再構築されており、原作とは大きく異なる。サイヤ人やピッコロ大魔王などは、映画版独自のキャラクター設定がされた。監督を務めたのは、『ファイナル・デスティネーション』などを手掛けたジェームズ・ウォン。また、製作として『少林サッカー』などを手掛けたチャウ・シンチーが参加しており、カンフー映画や香港のワイヤーアクションの影響を強く受けた作品となっている。高校生の孫悟空(ジャスティン・チャットウィン)は、祖父の孫悟飯(ランダル・ダク・キム)に鍛えられ、人間を超えた強さを手にしていた。そんなある日、悟飯が世界を支配しようとする邪悪な存在・ピッコロ大魔王(ジェームズ・マースターズ)に殺害されてしまう。彼の目的は7つ集めると願いが叶うドラゴンボールだった。悟空はピッコロ大魔王を倒すため、旅に出る。その道中で科学者のブルマ(エミー・ロッサム)と出会い、ピッコロ大魔王の野望を知るのだが…。
『ドラゴンボール』16作品目の劇場公開映画。今作では魔人ブウを倒した後の世界を舞台に、Z戦士たちと復活した最強の敵・ヒルデガーンの戦いが描かれる。また、トランクスにスポットが当てられた作品でもあり、大人トランクスが持っていた剣の秘密も明かされた。魔人ブウが倒され、ふたたび平和が戻った地球。グレートサイヤマンとして活動していた悟飯(野沢雅子)は、謎の老人・ホイ(松田重治)から不思議なオルゴールを渡される。オルゴールの中には最強の勇者・タピオン(優希比呂)が封印されており、ホイはその封印を解こうとしていたのだ。しかし、その封印は悟空(野沢雅子)の力でも解くことができなかった。そこで、Z戦士たちはドラゴンボールを集め、神龍(内海賢二)に封印を解いてもらう。無事に復活したタピオンだったが、その肉体には幻魔人ヒルデガーン(青森伸)の上半身が封印されていた。ヒルデガーンの復活を阻止するべく、タピオンは戦士たちと距離を置くのだが、ホイがヒルデガーンの下半身を復活させてしまい…。
『怪盗グルー』シリーズを制作したことで知られる、イルミネーションの最新作。前作にて大成功をおさめたバスター・ムーンたちが、大都会に進出していく過程を描く。今回も豪華な声優陣が起用されており、マシュー・マコノヒーやスカーレット・ヨハンソンが前作と同じ役を演じる。また、新キャラクターの声優にはミュージシャンのボノや、『ナイル殺人事件』に出演したレティーシャ・ライトが起用された。劇場支配人のバスター・ムーン(マシュー・マコノヒー)は、地元で大成功をおさめていた。しかし、ムーンは満足できない。大都会「レッドショア・シティ」での公演を企画し、仲間たちを引き連れ、アポなしでオーディションを受けに行くのだった。グンター(ニック・クロール)の機転もあり、ムーンはショービズ界の大物・ジミー・クリスタル(ボビー・カナヴェイル)に認められる。そして、宇宙をテーマにしたSFミュージカルを手掛けることになるのだが、隠居しているロックスター・クレイ(ボノ)と知り合いだと嘘をついてしまい…。
西村ミツルと大崎充による漫画を原作とした、剛力彩芽主演のグルメドラマ。2016年放送。天賦の才を買われて総理大臣の料理番となった料理人のヒロイン・くるみが、男社会の中で国の政治に貢献するべく奮闘するさまを描く。共演には滝藤賢一、高橋一生、小日向文世ら豪華実力派が顔を揃える。本格フレンチからB級グルメまで、さまざまな料理が登場するのも大きな見所だ。内閣総理大臣の阿藤一郎(小日向文世)が、政界のご意見番・大口(団時朗)と料亭で会食をしていた。料理に手をつけない大口を見た仲居の一木くるみ(剛力彩芽)は彼の歯痛を見抜き、鎮痛効果のあるクローブを入れた夏野菜の炊合わせを提供する。一皿食べ終えた大口はその後も上機嫌ですべての料理を平らげ、会談は和やかに終わった。一部始終を見ていた総理秘書官の古賀征二(滝藤賢一)は、くるみを総理官邸に呼び出す。店をクビになったというくるみを古賀は官邸大食堂に案内し、70年ぶりに復活させる官邸料理人に彼女をスカウトする。断るくるみだったが、古賀の手回しでほかのレストランすべてから採用を断られてしまい、官邸勤めを了承することとなる。世話係の田村(三宅弘城)から、官邸の料理を取り仕切る「清沢会」について教えられたくるみ。そのトップである総料理長・清沢晴樹(高橋一生)は出張中だった。新旧総理の会食フルコースを、くるみはひとりで作ると宣言するが…。
突如あらわれた無敵のストリートファイター。その名は、エアマスター!『エアマスター』は、2003年4月から10月にかけて放送された格闘ギャグアニメ。原作は柴田ヨクサルの漫画であり、1996年から2006年にかけて「ヤングアニマル」に連載されていた。女子高生を主人公とした格闘アクションだが、細部にまでギャグが盛り込まれた異色な作風。アニメ版の制作は東映アニメーションで、シリーズ構成は横手美智子が務めている。主題歌担当はジャパハリネットにマキシマム ザ ホルモンと、ロック色が強い。ここ最近、街では負け知らずのストリートファイターがいると噂されていた。その人物は「エアマスター」と呼ばれ、空中殺法を得意としたファイトスタイルだという。そんなある日、中ノ谷美奈(ゆかな)、乾蓮華(金田朋子)、滝川ユウ(鈴木麻里子)、川本みちる(浅野真澄)ら4人の女子高生が街で不良にからまれる。そこへ長身の女子高生・相川摩季(朴璐美)があらわれ、不良たちを一蹴。巷で噂になっているエアマスターとは、なんと摩季のことだったのだ…!
仙台が生んだ7人のアイドルグループ、ここに再始動!『Wake Up, Girls!』は、2014年1月から3月にかけて放送されたアイドルアニメ。同年1月に公開された劇場用作品『Wake Up, Girls! 七人のアイドル』の続編となっており、苦難のスタートから這い上がっていくアイドルたちの姿を描いている。制作はOrdet×タツノコプロで、監督は『かんなぎ』『フラクタル』などを手掛けた山本寛。主役となるアイドルたちの声優は、すべてオーディションで選ばれた新人が務めている。仙台の弱小芸能プロであるグリーンリーヴス・エンタテインメントは、起死回生とばかりに新人アイドルグループ「Wake Up, Girls!」を結成する。しかし、デビューライブ直前に社長の丹下順子(日髙のり子)が事務所の金を持ち逃げし、会社は倒産寸前。結局、公園のクリスマス野外ライブに飛び入り参加する形で「Wake Up, Girls!」はデビュー曲を披露するが、その先は何も決まっていない状態だった。年が明け、島田真夢(吉岡茉祐)をはじめとするメンバーたちが活動再開を願うなか、事務所にひとり残されたマネージャーの松田耕平(浅沼晋太郎)のもとへ、須藤(中尾隆聖)という怪しげな男が「Wake Up, Girls!」のプロデュースを持ちかけてくる…。
運の悪い女性3人組のジェットコースター人生を描く、コメディドラマ。超不運なヒロイン・福良幸に映画『羊とオオカミの恋と殺人』に出演した福原遥、香に若月佑美、樹に高梨臨が扮し、運のない人生を変えるべく奮闘する様をコミカルに演じる。板垣瑞生、岐洲匠、生瀬勝久らが共演。風水的には完璧な部屋に住む福良幸(福原遥)。しかし、彼女は風水がカバーしきれないほど運に見放された女性だった。喫茶店「蓮」に入って来たのは、朝から靴のかかとが壊れてしまった朝倉香(若月佑美)と、服を針金に引っかけた綾波樹(高梨臨)。フリーターの樹は、仕事を紹介するといっていた男からあっさり断られてしまう。常連客で弁護士をしながら趣味で占いをしている指宿恵徳(生瀬勝久)は、彼女たちの運の悪さをひと目で見抜く。最後に来店した幸を見た彼は目を輝かせ、店員の藤良男(岐洲匠)に「逸材が来た」と告げる。恋人の元バンドマン・桜田卓海(板垣瑞生)から、バイトをクビになったから銀行強盗をするといわれた香は別れ話を切り出す。樹は話に首を突っ込み、口論となった卓海は店を飛び出していく。幸がくじ売り場に出勤すると、香がやってきて持ち金をはたいて買おうとする。幸が引き留めようとするうちに虫眼鏡から自然発火。樹も合流した目の前で店は燃え上がり…。
主人公のサラリーマンが出張帰りの新幹線の中で、ご当地テイクアウトグルメを酒とともに堪能する姿を描くグルメドラマ。2021年放送。ドラマ『おっさんずラブ』をはじめ、映画、舞台と幅広く活躍中の眞島秀和が、内部監査室で働くサラリーマン・高宮進を演じる。進の妻を星野真里が演じるほか、新山千春、坂井真紀、田中要次らゲスト俳優が毎話登場。仕事で青森を訪れた高宮進(眞島秀和)。彼は損保会社の内部監査室で働いており、日本中をまわる日帰り出張の日々を送っていた。身も心も疲れる毎日だったが、彼には密かな楽しみがある。それは自分の選んだ酒と肴で、居酒屋新幹線を開くことだった。今夜の酒と肴を探そうとする進に、妻のまり(星野真里)とふたりの娘から「海が見たい」というメッセージが入る。進はリクエストにこたえ、海辺での自撮りビデオを家族に送る。のっけ丼を目当てに魚菜センターを訪れた高宮だが、津軽弁の店員・横山しのぶ(新山千春)に生もののテイクアウトはできないと断られてしまう。その後食事処に寄ると、そこはしのぶの実家だった。店は休みだったが、生姜味噌おでんを分けてもらえることに。新幹線の座席につき、自前のカトラリーとグラスを並べる進。菊乃井の特別純米ににしん切込、ミズの煮物を前に居酒屋新幹線が開店する。
今作は人間が存在せず、車だけが生きている世界を描いたアニメ映画だ。ピクサーの中でも挑戦的な作品で、車たちが独自の文化を築いている不思議な世界が構築された。その一方で、レーサーの挫折や成長を描いており、大人でも共感できるストーリーとなっている。世界中の注目を集めるレーサー・マックィーン(オーウェン・ウィルソン)は、自分に絶対の自信を持っており、新しいスポンサーと契約することを目標としていた。しかし、優勝決定戦の会場へ向かうトレーラー・マック(ジョン・ラッツェンバーガー)の不注意で、マックィーンは田舎町に置き去りにされてしまう。レースに間に合わないと焦るマックィーンだったが、道路を壊したため、町の住人たちから元どおりに補修することを命じられる。そればかりか、レーサーであることを証明するはずだったダートレースで、ドック・ハドソン(ポール・ニューマン)に負けてしまうのだった。課題が見つかったマックィーンは、町に残り、ドックや住人たちと交流していく。充実した生活が続くかに思えたが、マックィーンを探していたマックやマスコミたちが町へやってくるのだった。
愛とは? 人生とは? それは、さまざまな境遇に立った女たちのロマンチック・サスペンス。『ミストレス〜女たちの秘密〜』は、2019年4月から6月にかけて放送されたテレビドラマ。英国BBCの人気ドラマ『ミストレス 〜愛人たちの秘密』をリメイクしたもので、4人の女性たちの過酷な運命を描いたジェットコースター・ミステリー。オリジナルのイギリス版とは異なる設定であり、日本版独自の構成も含んでいる。NHKとは思えないエロティックでドロドロした展開も話題となった。偶然出会って親しくなった4人の女性。彼女らは定期的に女子会を開いては楽しく酒を酌み交わす仲になっていたが、それぞれにシリアスな悩みも抱えていた。医師の柴崎香織(長谷川京子)は、不倫関係にあった建築家の木戸光一郎(橋本さとし)の自殺に心を傷めており、パン屋に勤める野口友美(水野美紀)は、海外で消息不明となっていた夫の死亡が認められ、ようやく保険金がおりた状況。ビジネスウーマンの原田冴子(玄理)は、執拗に子どもを欲しがる夫とのすれ違いを感じ、肉食系女子の水島樹里(大政絢)はレズビアンの須藤玲(篠田麻里子)と出会ったことで恋愛観が変わっていく。そして、4人の女性にそれぞれの転機が訪れていき…。
あの瞳は忘れることを許さない…。交通事故が生む「無責任の拡大」をテーマにした、東野圭吾のベストセラーサスペンス!2019年3月から4月にかけて放送された。原作は東野圭吾の小説であり、1998年から1999年にかけて「小説宝石」に連載されていた。ひとつの交通事故をきっかけに巻き起こる、「加害者側の意識」をテーマにしたサスペンス・ストーリー。テレビドラマ版は三浦春馬の主演で、相手役となった高橋メアリージュンの眼力も大きな話題となった。ある雨の夜、一件の交通事故が発生した。その事故で岸中美菜絵(高橋メアリージュン)という女性が死亡。その死の間際、美菜絵は運転手に対して強烈な恨みの眼を向けていた…。それから1年半が経ったある夜、事故の加害者であるバーテンダー・雨村慎介(三浦春馬)が、エレベーター前で後頭部を殴打されて入院。その犯人は、事故で死んだ美菜絵の夫・玲二(柿澤勇人)だった。幸い慎介は命を取り留めるが、その事故に関する記憶だけがスッポリと抜けてしまっていた。そして、慎介の恋人・村上成美(松本まりか)、バーのオーナー・江島光一(生瀬勝久)やバーのママ・小野千都子(堀内敬子)などが慎介を気遣うなか、突如美菜絵そっくりの女・瑠璃子(高橋メアリージュン)が慎介の前にあらわれ…。
韓国KBSで2012年に放送され、日本でも大人気を誇るチャン・グンソクと、少女時代のユナが共演したドラマ。『冬のソナタ』を始めとする、「四季シリーズ」を手がけたことで有名なユン・ソクホ監督の作品である。ユン・ソクホ監督ならではの、細部にまでこだわりが光る美しい映像と、1970年代と現代のふたつの時代をまたぐストーリー展開は、一度観始めたら止まらない。ふたつの時代にわたって、父と息子、母と娘の2役を見事に演じ分けたチャン・グンソクとユナの演技にぜひ注目したい。大学の美術学科に通い、展覧会で入賞する実力を誇るイナ(チャン・グンソク)は、大学のキャンパスでひとりの女子学生に出会う。清楚な雰囲気を持つ彼女に一目惚れしてしまったイナは、知らず知らずのうちに彼女をスケッチしていた。ある日、外のベンチに座る彼女を描いていたイナは、一瞬目を離した隙に彼女を見失ってしまった。彼女を探すため、慌てて教室を飛び出したイナは、勢いのあまりだれかにぶつかってしまう。彼女が落とした荷物を拾い、渡そうとしたそのとき、イナはその彼女こそが一目惚れした女子学生・ユニ(ユナ)であることに気づいた。驚きのあまり話しかけることもできず、ただ立ち尽くしていただけのイナは、ユニが去ったあとに残された彼女の日記帳を拾うのだった。
バンパイアの美少女と魅惑のハイスクールライフ!?池田晃久の人気ラブコメ漫画『ロザリオとバンパイア』をもとにした、テレビアニメ作品。妖怪たちの学園に通うことになったごく平凡な男子高校生が、バンパイアやサキュバスの美少女とドタバタな学園生活を送る。原作シリーズは、「月刊少年ジャンプ」と「ジャンプスクエア」で連載された。ごく平凡でお人よしの少年・青野月音(岸尾だいすけ)は、高校受験にことごとく失敗し、途方に暮れていた。そんななか、月音の父が偶然道で入学願書を拾ったことから、人里離れた場所にある私立陽海学園に通うことになる。学園に向かう途中、月音は胸にロザリオをつけた美少女・赤夜萌香(水樹奈々)と出会う。聞けば、彼女も陽海学園の新入生であるらしい。そこでさっそくふたりは友達になる。こんな美少女と同じ学園に通えるなんてラッキーだと、月音は思うのだった。ところが実は彼女の正体は、Sクラスの大妖怪・バンパイア。そして、月音が入学する陽海学園とは、妖怪の少年少女たちが通う高校だったのである。入学早々その事実を知った月音は、身の危険を感じてすぐに学園を去ろうと考える。しかし、友達となったばかりの萌香から引き留められる。そんなとき、月音と萌香が仲良くしているのが気に食わないと感じていた不良妖怪のクラスメイトが、ふたりの前に現れるのだった…。
『四月は君の嘘』の原作者が贈る、サッカー女子の青春ストーリー!新川直司の漫画『さよなら私のクラマー』をもとにした、劇場版アニメ作品。中学校の男子サッカー部に所属するサッカー女子が、再会した幼なじみと対決するために、2年生の新人戦に挑む! 劇場版と同時期に制作されたテレビアニメ版では、高校生編が描かれた。サッカーが大好きな少女・恩田希(島袋美由利)は、小学生のころから男子たちに交じって、ボールを追いかけてきた。そのセンスは抜群で、技術はピカイチ。小学生サッカーチームでは、男子たちを相手に大活躍していた。中学生になった希は、藤第一中学校男子サッカー部に入部する。そうして、また男子たちと一緒にサッカーをすることになる。だが、1年生の新人戦で負傷したことをきっかけに、監督から「もう公式戦に出さない」と告げられる。その理由は、体格の違う男子選手とぶつかると、また負傷してしまうかもしれないというものだった。それ以来、希はどんなに練習しても公式戦に出られないという不遇な時期を経験する。季節が過ぎ、2年生の新人戦が近づいたある日。希は幼なじみの谷安昭(土屋神葉)と再会する。彼はなんと新人戦の対戦校・江上西中学校でキャプテンをしていた。だが、久しぶりに会った安昭から、「女のお前が敵うわけがない」といわれる。それに腹を立てた希は、新人戦で安昭と対決しようと心に決めるのだった…。
Fateシリーズ史上、かつてない大戦が始まる。TYPE-MOONが贈る、Fateシリーズの外伝を描いた小説『Fate/Apocrypha』(全5巻)をもとにしたテレビアニメ作品。あらゆる願望を叶える「聖杯」をめぐって、ふたつの陣営に分かれた英霊たちが「聖杯大戦」を繰り広げる!あらゆる願望を叶える「聖杯」が行方知れずになってから60年。かつて聖杯をめぐって繰り広げられた聖杯戦争のシステムは普遍化され、世界各地で亜種・聖杯戦争がおこなわれていた。そんななか、60年前に冬木の聖杯戦争に参加し、大聖杯を秘匿していたユグドミレニア一族がその所有を宣言。一族の悲願を叶えるため、魔術協会からの独立をもくろむ彼らは、黒の陣営を組織し、7体のサーヴァントを召喚する。他方、魔術協会側も、ユグドミレニア一族に対抗するため、赤の陣営を立ち上げる。そして、協会が手配した魔術師らに、別の7体のサーヴァントを召喚させる。ここに、7対7の計14体のサーヴァントが激突する「聖杯大戦」が勃発することになる。またちょうどそのころ、聖杯大戦を裁定する役割を担うルーラーの少女・ジャンヌ・ダルク(坂本真綾)も出現する。だが、ジャンヌはこの大戦に違和感を覚えていた。そんな彼女が、偶然「竜殺し」の力をその身に宿したホムンクルスの少年・ジーク(花江夏樹)と出会うことから、運命が大きく動き出すのだった。
原作は2017年から「電撃文庫」より刊行されている、安里アサトのライトノベル。第1期は2021年4月から6月まで放送された。髪の毛や目の色が違う民族を家畜扱いし、戦場へと送り込んでいるサンマグノリア共和国。家畜扱いされている民族は「エイティシックス」と称され、戦死してもカウントされることはない。人種差別を受け、戦うことだけを強いられた「エイティシックス」と、人種差別を許さない共和国軍のエリート・ヴラディレーナ・ミリーゼが織りなす戦争ドラマ。ヴラディレーナ・ミリーゼ(長谷川育美)が、シンエイ・ノウゼン(千葉翔也)たちスピアヘッド戦隊のメンバーと別れてから半年後。ミリーゼは新たな部隊の指揮を取っていた。少佐だった階級は、スピアヘッド戦隊のメンバーを助けるために犯した命令違反のせいで大尉へ降格。それでもなお「エイティシックス」のために動くミリーゼには、共和国の軍人から多くの苦情が寄せられているが、意思を曲げず自身の想いを貫き通すのだった。ミリーゼに最期の別れを告げた後、レギオンとの戦いに敗れたかに思われたスピアヘッド戦隊だったが全員生還していた。戦場からシンたちを救った人物の正体とは一体…?
孫悟空の父・バーダックの活躍を描いた、『ドラゴンボール』の外伝的作品。バーダックのエピソードは過去にもアニメ化されていたが、今作はその後日談となっており、過去にタイムスリップしたバーダックのストーリーが展開する。サイヤ人のバーダック(野沢雅子)は、惑星ベジータを守るため、たったひとりでフリーザ(中尾隆聖)に立ち向かう。しかし、フリーザの圧倒的なパワーに敵うはずもなく、バーダックは惑星ベジータごと消滅してしまう。バーダックが目を覚ますと、そこは惑星ベジータに似た場所で、心優しい住人たちに介抱されていた。そして死んだはずの自分が、なぜか過去に飛ばされたことを知るのだった。バーダックは住人たちと馴れ合うことはせず、ひとり洞窟で暮らしはじめる。そんなときバーダックの噂を聞きつけた、宇宙海賊・チルド(中尾隆聖)が襲来。その姿はフリーザそっくりだった。バーダックは星の住人を助けるため、持てる力のすべてを使って、チルドに立ち向かっていくのだが…。
伝説の封印がついに解かれる!『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』と『ゾンビ』の監督を務めたことで知られ、映画史を変えた真の天才・ジョージ・A・ロメロ。そんな彼が監督しながら、長らく封印されてきた作品がついに解禁された! それが『アミューズメント・パーク』である。白い部屋にふたりの老人(リンカーン・マーゼル)がいる。どうやら同一人物のように見えるが、一方は怪我をしており、疲れ切った様子。もう一方は無傷で元気な様子だ。元気な老人は外に出たいようだ。「外出することは?」怪我をした老人に問いかけると、彼は「外は楽しくないぞ」と答える。それを聞いた元気な老人は、一笑に付し「自分で確かめます」と答え、扉から外の世界へと出る。そこは遊園地で、若者たちでごった返していた。老人の姿もちらほら見受けられるが、ほとんどは若者たちで構成されていた。老人は歩くスピードが遅く、若者にぶつかってしまっては罵られている。遊園地は若者たちの楽園であり、老人は蔑まれされていたのだ…。
ドラマ『私の家政夫ナギサさん』の特別編。多部未華子演じるメイと、家政夫のナギサさんが繰り広げる温かな日常をコミカルに描いた本編は、多くの女性の共感を呼び大ヒットした。今作は本編のスペシャルダイジェストとともに、ふたりの新婚生活の様子や、瀬戸康史演じる田所たちの気になるその後が描かれる。草刈民代、趣里、富田靖子ら豪華キャストが本編に続き登場する。出勤しようとした田所優太(瀬戸康史)は、隣室からの大声を耳にする。新婚1か月の相原メイ(多部未華子)と鴫野ナギサ(大森南朋)が口ゲンカしていたのだ。目覚ましアラームのボリュームという他愛ないことをきっかけに、慣れない生活の中でたまってきた互いのうっぷんがついに爆発。気まずいまま、愛夫弁当を片手にメイは出勤する。メイからケンカのことを聞かされた同僚の陶山薫(高橋メアリージュン)は、食事しながら堀江耕介(岡部大)にも話し、完全なノロケだといって笑う。メイの結婚に驚いたという堀江に、薫はこれまでのメイのモテ遍歴と、家政夫のナギサさんと結婚したいきさつを話す。結婚観を語るうち、堀江こそが自分を見てくれている存在と気づいた薫は、即座に彼に「好き」と告白するのだった。一方ナギサさんは、田所にケンカの顛末を聞いてもらう。メイの機嫌を直すために、好物を作ってあげるといいのではないかという田所。良いアドバイスに喜んだナギサさんは…。
少年たちが心の中に秘める、どうしようもない暴力の衝動。狂気あふれる野獣を背中で表現する柳楽優弥の怪演に、菅田将暉や小松菜奈が全力でぶつかる。北村匠海や池松壮亮、村上虹郎ら注目の若手俳優陣が共演。今作が商業映画デビュー作となった真利子哲也監督は、第69回ロカルノ国際映画祭新進監督コンペティション部門・最優秀新進監督賞や、第38回ヨコハマ映画祭森田芳光メモリアル新人監督賞を受賞した。愛媛県松山市、さびれた港町のプレハブ小屋に、両親を早くに亡くした芦原泰良(柳楽優弥)と将太(村上虹郎)がふたりで住んでいた。兄の泰良は暴力沙汰を繰り返し、夏のある日、周囲になにも告げずに失踪する。繁華街に現れ、道行く人にケンカをふっかけていたのだった。弟の翔太は兄を懸命に探すも、一向に見つからない。チンピラの集団をひとりで相手取る泰良の姿に感銘を受けたのが、松山市の高校生・北原裕也(菅田将暉)。泰良と一緒に連続暴力事件を起こし、逃走用に車を盗む。そこには、自分勝手に生きていたキャバクラ嬢・那奈(小松菜奈)が乗っていて…。
プリキュアのニューヒロイン登場! これが大人気シリーズの分岐点だ!『ふたりはプリキュアSplash☆Star』は、2006年2月から2007年1月にかけて放送されたテレビアニメ。プリキュアシリーズの第3作であり、このシリーズではじめてキャラクター変更がおこなわれた作品である。同じシリーズでメインキャラを変えることについて、当時はかなりの冒険だったようだが、今作があったからこそ「新たなヒロインの誕生」を楽しむ人気シリーズが生まれたといえる。作品の特徴としては日常パートが多く、各キャラへの親近感が高まるつくりとなっている。5年ぶりに海原市に引っ越してきた美翔舞(榎本温子)は、思い出の場所である「大空の樹」へとやってきた。そこで日向咲(樹元オリエ)と運命的な再会を果たす。ふたりはまだ幼かった5年前に、一度だけこの「大空の樹」で出会っていたのである。そして、ふたりのもとへ突如として妖精・フラッピ(山口勝平)とチョッピ(松来未祐)が降ってきて、その妖精たちを追ってダークフォールの戦士・カレハーン(千葉一伸)があらわれた。妖精たちのピンチに奮起した咲と舞は、伝説の戦士・プリキュアに変身してカレハーンに立ち向かっていく…!
ひっそり佇むバーを営む同級生3人と、客との人間模様を描くドラマ。2021年放送。『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』でブレイクした町田啓太が、連続ドラマ初主演を務める。バーテンダーの雨宮涼一朗を町田、料理人の中内智を藤原季節、オーナーの小林直樹を森崎ウィンが演じ、大友花恋、中山美穂などの豪華ゲストが登場する。中内智(藤原季節)は一流レストランのシェフを辞めた帰り道、バー「三ツ星洋酒堂」の前で高校の同級生・雨宮涼一朗(町田啓太)と偶然再会する。彼は料理が得意だった中内が、シェフをしていたことを知っていた。雨宮は以前のマスターが亡くなったために、1か月前からこの店を始めたことを話す。そこに雨に濡れた女性客・梶野恵(大友花恋)がやってくる。リクエストにこたえて強いカクテルを作る雨宮。奥の席にいた男もカウンターに出てきたため、彼のために雨宮はドライカレー缶を取り出す。店の料理はすべて缶詰だった。男が元同級生の小林直樹(森崎ウィン)であることに気づく中内。小林は10年前のデビュー作だけが有名な作家で、この店のオーナーだった。彼のファンである恵は大喜びするが、部長からのメッセージを見ると顔を曇らせてカクテルを一気に飲み干す。広告デザイナーの恵が抱える仕事の悩みを、雨宮たちはやさしく受け止め…。
『シュガーレス』は細川雅巳の漫画が原作で、2012年に日本テレビで放送されたドラマ。主演はGENERATIONSの白濱亜嵐。ほかにも佐野玲於やSHOKICHI、佐藤大樹、鈴木伸之、町田啓太などが脇を固める。EXILEのHIROが代表取締役を務める事務所「LDH」に所属しているメンバーが多数出演。「この学校のテッペンは、俺がとる!!」と転校初日に宣言したのは、1年の椎葉岳(白濱亜嵐)。さっそくザコキャラ・田中ヒラオリ(佐藤大樹)と戦うことになるが、椎葉は足元を滑らせ一発で負けてしまう。倒れた椎葉を保健室に運んでくれたのは、1年の丸母タイジ(鈴木伸之)。タイジは喧嘩への興味を失っていた…。九島高校でテッペンをとるために避けて通れない奴らがいる。1年のオーガ(小澤雄太)、ヒュドラのリーダーである1年の卜部治(町田啓太)、1年生最強といわれているシロ(佐野玲於)。さらに、九島高校ナンバー2といわれている2年生の最強の男・キリオ(碓井将大)。そして、九島高校のテッペンに君臨する3年生の最強の男・荒巻至(SHOKICHI)、通称シャケ。決して強くない椎葉は負けて負けて負けまくるが、諦めずにテッペンをとるために戦い続ける。果たして椎葉は、九島高校のテッペンをつかむことができるのか…!?
『あの夏のルカ』以来となる、ピクサー映画。レッサーパンダに変身してしまう少女を主人公に、母親との関係や、思春期における葛藤を描いていく。中国にルーツを持つ、ドミー・シーの初監督作品であり、アジア文化や日本アニメの影響を強く受けた作品となった。トロントに暮らすメイ(ロザリー・チャン)は、厳格な母親・ミン(サンドラ・オー)に育てられ、誰もが認める優等生になっていた。しかし、メイはもう13歳。家族と過ごすよりも、友達と遊ぶ時間のほうが大切で、厳しい母には話せないことが増えていく。そんなある日、メイが目を覚ますと、なぜか巨大なレッサーパンダに変身していた。メイの家は代々女性だけがレッサーパンダに変身してしまう、特殊な家系だったのだ。レッサーパンダへの変身が感情の高ぶりとリンクしていることを知り、メイは心を落ち着かせ、人間であろうとする。ミンもレッサーパンダに変身した過去があったが、封印に成功しており、現在は人間として生きていた。ミンは家族と協力し、メイのレッサーパンダも封印しようとする。しかし、メイはレッサーパンダも自分を形成する大事な存在であることに気がつき…。
プロサウナーのタナカカツキの著作を原作に、サウナに集う人々を描いたドラマ。2019年放送。スペシャル版に加え続編も製作された人気作。原田泰造演じるサウナ好きな主人公がさまざまなサウナをめぐり、気持ちよく「ととのう」姿を描く。原田をはじめ、三宅弘城、磯村勇斗、宅麻伸ら芸能界きってのサウナ好き俳優が集結。サウナ界の重鎮らも登場する。上野にある「サウナ&カプセルホテル北欧」は、ナカタアツロウ(原田泰造)のホームサウナだった。都会のど真ん中の露天風呂を楽しんだ後にサウナルームに向かった彼は、よく会うふたり組をみつける。彼は名前も知らないこのふたりを密かに、「偶然、偶然」というのが口癖の「偶然さん(三宅弘城)」と、「イケメン蒸し男(磯村勇斗)」と呼んでいた。イケメンは異様なほど股間をガードしている。彼らとの会話から、ナカタは自分が初めて「ととのう」体験をした3年前を思い出す。その日、仕事のことで落ち込んでいたナカタは大きなお風呂で気持ちを晴らそうと銭湯を訪れ、併設されたサウナルームに気づく。亡き父がサウナが好きだったことを思い出したナカタは、「Z」と書かれたタオルを持つ男(宅麻伸)に引き寄せられるようにサウナに足を踏み入れる。密かに男を「蒸しZ」と呼ぶようになったナカタは、男の真似をしてサウナ、水風呂、休憩を繰り返し…。
『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』を手掛けた、アンドレス・ムシェッティのハリウッドデビュー作。謎の存在・ママに育てられた少女たちの物語で、巧みなホラー演出と、母親の一途な愛が描かれた作品である。精神病により愛する妻を殺害し、幼い娘たちをも手にかけようとしたジェフリー(ニコライ・コスター=ワルドー)は、森にある小屋の中で突如として失踪する。それから5年後。ジェフリーの弟・ルーカス(ニコライ・コスター=ワルドー)は、いまだに失踪した兄を探していた。そんなとき、ジェフリーが失踪した小屋の中で、ふたりの少女が発見される。ふたりはジェフリーの娘で、5年もの間、誰も来ない森の奥で生き延びていたのだ。ルーカスは姉妹を引き取り、恋人のアナベル(ジェシカ・チャステイン)と4人で暮らしはじめる。姉妹は「ママ」と呼ばれる存在に育てられてきたと語り、ルーカスは架空の母親を作り出したのだと思いこんだ。しかし、「ママ」は奇妙な現象を引き起こし、ルーカスたちを襲うのだった。
再びはじまるペルソナ4の世界、それは「ゴールデン」な日々だった!『ペルソナ 4ザ・ゴールデン』は、2014年7月から9月にかけて放送されたテレビアニメ作品。2012年6月にPlayStation Vita用として発売されたゲーム『ペルソナ 4ザ・ゴールデン』のアニメ版だ。前作『ペルソナ4』では描かれなかった期間のエピソードを中心に、新たなキャラクター・マリーをキーポイントとしてまさに「ゴールデン」な物語が展開される。また、事件のカギを握る人物・足立透にスポットを当てたエピソードも見所。両親が海外出張する都合で1年間だけ叔父・堂島遼太郎(石塚運昇)の家に居候することになった鳴上悠(浪川大輔)が、八十稲羽の地にやってきた。悠は、駅前で偶然青い帽子の少女・マリー(花澤香菜)と運命的に出会い、その後堂島家へと向かっていく。翌日、転入した高校では花村陽介(森久保祥太郎)、里中千枝(堀江由衣)、天城雪子(小清水亜美)と早速親交を深め、マヨナカテレビの噂を聞く。「夜中の0時に消えたテレビを見ると運命の人が見える」というその噂が、悠と仲間たちの運命を大きく変える。そして「ペルソナ」なる能力を手に入れた悠たちは、「自称特別捜査隊」を結成し、謎の事件解明のため尽力していく…!
キャンピングカー生活をする探偵2人組の活躍を描くドラマ。探し物専門探偵「探し屋たびくらげ」を営む、鼻が良くて勘が鋭い坂牧洋平とデジタル関係を得意とする滝本謙太のコンビが、探し物をする中でさまざまな事件を解決していく痛快ストーリー。主演を務めるのは、舞台やミュージカルで活躍する若手俳優の荒牧慶彦と水江建太。濱津隆之、坂口涼太郎、岡宮来夢が共演。毎日決まった会社に行き、決まった家に帰る。そういう生き方ができないまるでくらげのような奴らもいる。キャンピングカー暮らしの坂牧洋平(荒牧慶彦)と滝本謙太(水江建太)もそんな男たちだった。「探し屋たびくらげ」を営むふたりを訪ねてきた、依頼人の市原タエ(山野海)。彼女は魚のマークがついたバイクのひったくりに奪われた手鏡を探してほしいと依頼する。彼らはひったくり現場を見に行き、近くの酒屋の店主(小手伸也)に防犯ビデオを見せてほしいと頼むが断られてしまう。そんな坂牧たちを、記者の小沢正(濱津隆之)と大井茂雄(坂口涼太郎)が追っていた。魚マークのついたバイクの持ち主を探す坂牧。一方の謙太は銭湯で酒屋の防犯カメラの映像を検索し、自分たちが訪問した直後にすべて消去されていたことを知る。酒屋をもう一度訪問したタエは、店主のバイクに見覚えのある魚マークがあることに気づき…。
原作小説は「エブリスタ」で1,500万PVを突破するほか、書籍化もされており、単行本は累計200万部を突破するほどの人気作。互いに惹かれ合う男女の、男性目線と女性目線で描かれる、すれ違いラブストーリー。主演は見上愛と佐藤大樹で、2人とも今作が地上波ドラマ初主演。主演の2人と同じ会社に勤める社員には、古川雄輝、山谷花純、太田基裕が、佐藤大樹の恋人役には川島海荷が起用された。また、佐藤大樹が所属するグループ・FANTASTICS from EXILE TRIBEの「Turn to You」がエンディング主題歌を飾る。商社で働く新入社員の成田美紗緒(見上愛)は、同じ部署の市川一哉(佐藤大樹)の第一印象が最悪で、疎ましく思っていたが、次第に好意を抱くようになる。市川は仕事ができ、営業成績は常にトップクラスだが、女にはのめりこまない男。そんな市川には、結婚を前提に交際している彼女・田所裕子(川島海荷)がいた。しかし、市川は彼女がいるにもかかわらず、徐々に美紗緒への想いが大きくなり、美紗緒に思わせぶりな言葉や態度をとってしまう。美紗緒は市川に彼女がいることを知っていたが、好きだという気持ちに嘘がつけず、市川と一夜をともにしてしまう。いけないとわかっていても日々強くなる想いが止められず、そのまま2人は秘密の関係を続けてしまい…。
原作は山田金鉄による漫画で、累計440万部を突破した人気作。汗っかきというコンプレックスを持つ女性と、においフェチの男性が繰り広げる、汗キュンラブコメディ。グラビアアイドルとしても活躍する大原優乃と、原作漫画のファンである劇団EXILEの佐藤寛太が、W主演を務める。回を重ねるごとに親密になっていく2人の関係から、目が離せない。化粧品とバス用品メーカー「リリアドロップ」で働く、経理部の八重島麻子(大原優乃)と、商品開発部の名取香太郎(佐藤寛太)。麻子は幼いころに「汗子」と呼ばれいじめられた過去を持つ、重度の汗っかき。香太郎は究極のにおいフェチで、ほんの少しの香りも嗅ぎ分けられる能力を持っている。麻子は制汗剤を大量に使い、念入りにケアしたあと廊下を歩いていると、香太郎とすれ違う。においにビビっときた香太郎は、新商品開発のため「これから1週間、俺は毎日あなたのにおいを嗅ぎにきます」と宣言。コンプレックスで汗を嗅がれることを好まない麻子だったが、香太郎の熱意に負け協力することに…。
今作は『少林サッカー』で知られる、チャウ・シンチーが監督・主演を務めたカンフー映画だ。軽快かつ、大迫力のアクションシーンが特徴で、老若男女が楽しめる娯楽作となっている。世界中から人が集まる街・上海。この地では斧頭会なるギャングが裏社会を支配しており、多くの人に恐れられていた。そんな斧頭会に憧れを持つ青年・シン(チャウ・シンチー)と、その相棒(ラム・ジーチョン)は、ギャングのふりをして貧困地区にあるアパート・豚小屋砦を襲撃する。しかし、住人たちはカンフーの使い手ばかりだった。やられそうになったシンだったが、そこに本物の斧頭会が登場。斧を使って住民を殺害しようとしたところ、カンフーを極めた達人が斧頭会の組員たちをねじ伏せてしまう。怒った斧頭会のボス(チャン・クォックワン)は、報復のため、殺し屋を雇い住民たちを攻撃する。一方、豚小屋砦では最強のカンフー使いの大家(ユン・ワー)と、その妻(ユン・チウ)が待ち構えていて…。
現代風アレンジによって、不朽の名作『デビルマン』がついに完全アニメ化!『Devilman Crybaby』は、2018年1月から配信が開始されたダークファンタジーアニメ。原作は永井豪の漫画であり、『デビルマン』のタイトルで1972年から1973年にかけて「週刊少年マガジン」に連載されていた。原作漫画のストーリーをラストまで描いた初のアニメ作品だが、時代設定は2010年代となり、キャラクターデザインも現代風にアレンジ。加えて、電気グルーヴの主題歌が独自の世界観を見事に引き出している。不動明(内山昂輝)は、牧村美樹(潘めぐみ)の家に居候する心優しき高校生。その高い感受性から、他人の悲しみに深く共感してよく涙を流している。そんな明のもとに、幼いころからの親友で天才的な頭脳を持つ飛鳥了(村瀬歩)が帰国してくる。了はフィキラ教授(アナトリ・K)のもとで古代民族の研究をしていたが、アマゾンの奥地で教授が悪魔に身体を乗っ取られるところを目撃。今、悪魔が人間界を支配しようとしていると明に告げ、その証拠を掴むためにふたりでサバトに参加する。そして、パーティが狂気の空間となったそのとき、悪魔が次々と人間の身体を乗っ取っていく。そのなかでも最強の悪魔・アモンが明の身体に憑依するが、明の精神力がアモンを抑え込み、悪魔の力を持った人間・デビルマンがここに誕生した…!
国府津高校バスケットボール部を舞台に、ふたりの少年の青春が燃え上がる!『I'll/CKBC』は2002年および2003年に発売されたOVA作品で、バスケットボールをテーマとしたストーリー。原作は浅田弘幸の漫画であり、『I'll』のタイトルで1996年から2004年にかけて「月刊少年ジャンプ」に連載されていた。アニメ版の制作はM.S.Cで、監督は川崎逸朗。主題歌はELLEGARDENが務めている。国府津高校1年の柊仁成(神谷浩史)は、天才的な腕を持ちながらもバスケットを捨てようとしていた。それは、名門校監督の父と全日本代表選手の兄による過度なプレッシャーが原因だったが、それを同じ国府津高校バスケットボール部1年の立花茜(金子昇)が変えた。あらためて自分のスタイルでバスケットをやろうとする仁成。しかし、今度は逆に茜が練習をサボりがちになり、仁成と対立していく。そして仁成はその才能を買われ、国体バスケチームから誘いを受けていき…。
ふたりの出会いは運命のムーブ! ダンスバトルが世界を変えていく…!『トライブクルクル』は、2014年9月から2015年10月まで放送されたダンスバトルアニメ。アニメパートと実写パートのふたつから構成されたコンプレックス番組であり、どちらもストリートダンスがテーマとなっている。アニメパートの制作はサンライズとバンダイナムコピクチャーズ。実写パートは関根麻里がナビゲーターを務め、男女5人組のダンスユニット・lolのメンバーが出演している。中学1年の飛竜ハネル(石上静香)は、カリスマダンサーのジェイ・エルに憧れるダンス好きの少年。毎日、地元の郷土歴史記念館でダンスの練習をしていたが、ある日ネットで話題になっていた、リズムという仮面少女のダンスに魅了される。このリズムの正体は音咲カノン(山岡ゆり)という少女であり、実はハネルと同じく郷土歴史記念館の一室でダンス動画を撮っていたのだ。ひょんなことで知り合ったハネルとカノンは、一緒に踊ることでさらにダンスの楽しさを知ってチームを組む。ここから、ふたりはさまざまなライバルたちとダンスバトルを繰り広げていくことに…!
子どもから大人まで大好きなのが、日本の誇る文化“巨大ロボット”ものである。そんな巨大ロボットアニメの名手として知られる谷口悟朗は、今まで『コードギアス 反逆のルルーシュ』や『ガン×ソード』など、名作ロボットアニメを数々手掛けてきた。そんな彼のオリジナルロボットアニメーションが『ID-0』である。遥か彼方、遠い未来。人類は飛躍的に進歩していた。居住可能領域は太陽系を越え、人々のフロンティア精神は宇宙すらも喰い尽くそうとしていた。この急速な技術革新の原因は、特殊な鉱石・オリハルトにあるとされていた。これによって、人類はワープや意識転送も可能とする時代になったのだ。惑星連盟アカデミーに所属する少女・マヤ(津田美波)は優秀ながら、どこか押しの弱い性格をしていた。そのせいもあってオリハルト鉱石採掘中の事故で置き去りにされ、さらには不正取引の罪も擦りつけられてしまった。MTシステムによって意識をIマシンに移していたマヤは、荒くれ採掘業者・エスカベイト社に拾われ、Iマシンとして収容されてしまう。
みんなの「こころの花」を、決して枯らせはしない!『ハートキャッチプリキュア!』は、2010年2月から2011年1月にかけて放送されたテレビアニメ。プリキュアシリーズの第7作であり、「花」と「ファッション」をモチーフに、「こころの大切さ」を描く物語となっている。今作では、それまで主人公にありがちだった「元気で勉強が苦手」なタイプを相棒のほうに移し、主人公は「消極的で勉強が得意」なタイプ。また、悪のプリキュアが登場するなど、従来とは違った試みの多い作品である。私立明堂学園に転校してきた花咲つぼみ(水樹奈々)は、これを機会に内気な自分を変えたいと思っていた。しかし、自己紹介でいきなりクラスメイトの来海えりか(水沢史絵)に突っ込まれてペースを乱し、その後も振り回される始末。そんなとき、つぼみは妖精のシプレ(川田妙子)とコフレ(くまいもとこ)、そしてその妖精たちを追ってきた「砂漠の使徒」の幹部・サソリーナ(高乃麗)に出会う。サソリーナはえりかの「こころの花」を奪い、怪物・デザトリアン(金田朋子)を生んで大暴れ。えりかを助けたいと思ったつぼみはそこでプリキュアに覚醒、キュアブロッサムに変身し、デザトリアンと戦いはじめる…!
モンキー・パンチの代表作『ルパン三世』を実写化した作品。『ルパン三世』の実写化は過去にもおこなわれているが、今作では世界各国の俳優が出演し、多額の製作費がかけられた一大プロジェクトとなった。キャストはルパン役に小栗旬、次元役に玉山鉄二、五エ門役に綾野剛など、アニメや漫画のイメージを壊さない俳優が起用された。また、台湾で活躍するジェリー・イェンや、タイの女優ラータ・ポーガムなど、世界各国からキャストが集められている。世界中の名のある泥棒たちが所属している組織「ザ・ワークス」。そこにはルパン三世(小栗旬)や、峰不二子(黒木メイサ)の姿もあり、ふたりは次期リーダーになるために古代のメダルを狙っていた。しかし、「ザ・ワークス」の集会にて決起を起こしたマイケル(ジェリー・イェン)が、現リーダーのドーソン(ニック・テイト)を殺害。ドーソンが大切にしていたお宝を盗んで逃亡してしまう。それから1年後。ルパンは相棒の次元(玉山鉄二)と協力し、マイケルが盗んだお宝を取り戻そうと行動を起こすのだった。
不気味な宗教行事に巻きこまれていく警察官を描いたホラー映画。キリスト教徒が異文化と接する様子を丁寧に描写しており、宗教的な要素も多く含んだストーリーが展開する。また、今作はアリ・アスター監督が手掛けた『ミッドサマー』など、後に制作されたホラー映画に多大な影響を与えた作品だ。現在でもカルト的な人気を誇っており、根強いファンが存在している。行方不明になった少女・ローワンを探すため、ハウイー警部(エドワード・ウッドワード)は、飛行艇で絶海の孤島・サマーアイルへと向かう。この島では独自の文化が発展しており、熱心なキリスト教徒だったハウイーには耐えられない光景が広がっていた。サマーアイルでおこなわれていた謎の宗教行事を目撃したハウイーは、島の住民たちに対して不信感を抱いていく。その後、島を統治しているサマーアイル卿(クリストファー・リー)と出会い、ローワンの捜索を続けるが、不可解なできごとが頻発していき…。
複雑怪奇な吸血鬼バトル・ファンタジーが、現代を舞台にスタート!『SERVAMP-サーヴァンプ-』は、2016年7月から9月にかけて放送されたテレビアニメで、吸血鬼同士の抗争を描いている。原作は田中ストライクの漫画であり、2011年から「月刊コミックジーン」にて連載。制作はブレインズ・ベースとプラチナビジョンで、総監督は『BUZZER BEATER』『ブラッドラッド』などを手掛けた更一灯が務めている。オープニングテーマは、声優として今作に出演もしている鈴木達央によるユニット・OLDCODEXが担当。高校1年の城田真昼(寺島拓篤)は、人がいやがることを進んで引き受けてしまう性格。ほぼひとり暮らしのため家事には長けており、運動能力も高い。そんな真昼がある日、道端で黒猫を拾う。しかし、クロ(梶裕貴)と名づけられたその猫は、なんと吸血鬼が化けた姿だった。そして真昼は、クロとうっかり仮契約を結んでしまい、離れることができなくなってしまった。仕方なく夜の街へクロを連れていくと、手品師のような風貌の吸血鬼・ベルキア(松岡禎丞)に出くわす。人を平気で傷つけるベルキアに怒った真昼は、クロと本契約を結ぶ。面倒くさがるクロだったが、サーヴァンプとして真昼の命令に従い、ベルキアに颯爽と斬り込んでいく…!
我らの正義はここにある。いざ、聖戦のとき…!『ゼロワン Others 仮面ライダー滅亡迅雷』は、2021年3月に劇場限定公開され、その後ブルーレイ&DVDがリリースされた特撮ヒーロー作品。2020年に公開された『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』の続編として、滅亡迅雷.netの4人が巻き込まれる新たな戦いの様子を描いている。テレビシリーズの主役である飛電或人、仲間の仮面ライダーとして活躍した不破諫、刃唯阿も登場するが、今作ではライダーに変身しない。世界滅亡の危機を乗り切り、世のなかは平和を取り戻していた。滅亡迅雷.netの4人も、滅(砂川脩弥)と迅(中川大輔)は人間の悪意を監視し、雷(山口大地)は飛電インテリジェンスで、亡(中山咲月)はA.I.M.S.でそれぞれの役割を果たしていた。しかし、そこに再び世界を戦禍へと巻き込む人物があらわれる。それは、ZAIAエンタープライズのCEOを務めるリオン=アークランド(ジェイ・ウエスト)。彼はヒューマギアを軍事産業に利用しようと、新たな兵器開発に乗り出した。そして、滅亡迅雷.netがその標的となり…。
今作は東野圭吾が執筆した、同名小説を基にした作品だ。時間を超える手紙をとおして、過去の人物と交流してく感動ストーリーで、多くの伏線が張られたシナリオが特徴である。主演を務めたのは、『暗殺教室』に出演した山田涼介。今作では過去の人物と交流していく、逃亡中の泥棒を演じた。また、雑貨店の店主役に西田敏行、夢を追いかけるミュージシャン役に林遣都、人気歌手の役に門脇麦など多彩なキャストが集結している。お金持ちの女性の家で盗みを働き、逃亡中の矢口(山田涼介)ら3人の若者は、シャッターの閉まっていた雑貨店に潜伏する。そこはかつて店主の雄治(西田敏行)が、悩み相談をおこなっていた「ナミヤ雑貨店」だった。そんなことなど知るよしもなかった矢口たちだったが、突如何者かからの手紙が届く。それは30年以上前に書かれた手紙だった。内容は将来に悩むミュージシャン(林遣都)からのもので、矢口たちは面白半分に返事を書いてしまう。しかし、そのミュージシャンはとある名曲を生み出した男で…。
迷子になった少年が、25年ぶりに家族と再会するまでを描いたドラマ映画。ストーリーは実話を基にしており、Google Earthを使って家族を探すなど、実際に起きたエピソードも盛りこまれている。家族と生き別れになったサルー役には、『ホテル・ムンバイ』などに出演したデヴ・パテルが起用された。今作では自身の故郷を知らず、心に傷を負っている青年を演じている。また、ヒロインをルーニー・マーラ、サルーを引き取る母親役はニコール・キッドマンが演じた。貧困層の家庭に生まれたサルー(サニー・パワール)は、仕事に行った兄・グドゥ(アビシェーク・バラト)を駅で待っていた。しかし、グドゥが戻ってくることはなく、疲れたサルーは停車中の列車に乗り、眠ってしまう。気がつくと、列車は出発しており、故郷から遠い街に流れ着いていた。サルーは家に戻ることができなくなり、最終的には孤児院へと預けられる。そして、オーストラリアに住む夫婦の養子になり、裕福な生活を送ることになった。大人に成長したサルー(デヴ・パテル)は、自身を養ってくれた母・スー(ニコール・キッドマン)に感謝しながらも、自分の故郷を探しはじめる。
「戦車道」に青春をかける乙女たちの、ハートフル・タンク・ストーリーが今、幕を開ける!『ガールズ&パンツァー』は、2012年10月から12月にかけて放送された学園ミリタリーアニメ。茶道や華道と同レベルに位置する「乙女のたしなみ」として存在する「戦車道」を追及する女子高生たちの物語。戦車という戦争アイテムを使いながらも、凄惨な表現なくスポーツとして描き、さらには女性キャラクターの「萌え」をも同居させた独特な作風である。制作はアクタス。監督は『BLOOD-C』などを手掛けた水島努が務めている。大洗女子学園に転校してきた西住みほ(渕上舞)は、消極的な性格ゆえ友だちがなかなかできなかった。そんなある日、同じクラスの武部沙織(茅野愛衣)と五十鈴華(尾崎真実)に話しかけられ、学食でランチを楽しんだことから仲良くなっていく。ふいにみほは、生徒会長の角谷杏(福圓美里)から必修選択科目に「戦車道」を選ぶよう強要される。実は、みほは西住流戦車道の家元であり、今は活動していない戦車道を復活させるために、学校としては何としてもほしい人材だったのだ。しかし、みほはある事情で戦車道から距離を置くために、戦車道のない大洗女子学園に転校してきていたのだった…。
『ブロークバック・マウンテン』は同性愛者のカウボーイたちを描いた、恋愛映画である。アカデミー賞で二度の監督賞に輝いているアン・リーが監督を務めており、『ダークナイト』に出演したヒース・レジャーがゲイのカウボーイを演じた。豊かな自然を有するブロークバック・マウンテンに、カウボーイのイニス(ヒース・レジャー)とジャック(ジェイク・ギレンホール)がやってくる。彼らは夏の期間だけ泊まりこみで家畜の面倒を見ており、ふたりだけの生活がはじまった。初対面だったイニスとジャックは仕事をとおして仲を深めていき、友情を超えた関係になっていく。ある夜、イニスがジャックの誘いに応え、ふたりは一線を越えてしまう。まだ同性愛者に対する風当たりが強い時代だったため、後ろめたさを感じつつも、ふたりは愛を育んでいった。しかし、イニスには女性の婚約者・アルマ(ミシェル・ウィリアムズ)がおり、ジャックへの気持ちをブロークバック・マウンテンに置いていくことを決める。そしてふたりの仕事が終わり、別れることになってしまうのだが…。
終わらせなければ、はじまらない…。2013年、9人の戦士が再び集う!『009 RE:CYBORG』は、2012年に公開されたSFアニメーション映画。石ノ森章太郎原作による不朽の名作『サイボーグ009』を、2013年という現代を舞台にして新たな物語に仕上げている。制作はProduction I.Gとサンジゲン。監督・脚本は『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』で名高い神山健治が務めている。3DCGアニメではあるが、画数を抑えたりカットごとに補正を施すことで手描き風に見える工夫をしている。2013年、世界各国で超高層ビル爆破事件が連続して起こっていた。その裏にとてつもない陰謀をかぎ取ったギルモア博士(勝部演之)は、かつて平和のために戦った9人のゼロゼロナンバーサイボーグに招集をかけた。いち早く極秘調査に赴いた007ことグレート・ブリテン(吉野裕行)は、NSAで働く002ことジェット・リンク(小野大輔)と接触。006こと張々湖(増岡太郎)や008ことピュンマ(杉山紀彰)も、独自に謎の解明に尽力する。そして日本では、ある事情により3年ごとに高校生としての生活を繰り返している009こと島村ジョー(宮野真守)が、なぜか自爆テロの準備を進めていた…。
2020年4月10日から放送開始の『特捜9 season3』は、V6の井ノ原快彦が主演を務める刑事ドラマ。『特捜9』は2006年から2017年まで放送されていた『警視庁捜査一課9係 シリーズ』の続編作品であり、2018年放送のシーズン1と2019年放送のシーズン2はともに高視聴率を記録している。テレビ朝日が手がける人気刑事ドラマのひとつとなっている。警視庁捜査一課特別捜査班(特捜班)の主任・浅輪直樹(井ノ原快彦)。彼は、特捜班の最年少メンバーである新藤亮(山田裕貴)とバディを組み、小宮山志保(羽田美智子)、村瀬健吾(津田寛治)、青柳靖(吹越満)、矢沢英明(田口浩正)たち個性あふれるメンバーとともに難事件を解決するために挑む日々を送っていた。しかし、9か月前に前班長の宗方朔太郎(寺尾聰)が退職して以来、特捜班のもとには捜査一課からの応援要請が来なくなっていた。その背景には辞任した前刑事部長・三原達朗(飯田基祐)の影響力が関係している。そして、浅輪たちはある事件の捜査中に三原と再開することになってしまう…。他方で、警視庁総務部広報課の主査を務める国木田誠二(中村梅雀)も特捜班に近づこうとしていた。元・警視庁捜査一課係長であり、優秀な刑事であったという国木田は、果たして特捜班の味方となるのか、それとも…。新メンバーを加えて『特捜9』はさらに盛り上がりを見せる――!
もし3分間だけ、時間が止められたら――。原作・さとの漫画『フラグタイム』をもとにした、OVA作品。1日に3分間だけ時間を止められる女子高生と、その秘密を知ったクラスメイトの美少女が織りなす、ふたりだけの世界を描く。2019年11月に新宿バルト9ほかにて、期間限定で劇場公開された。地味で目立たたない森谷美鈴(伊藤美来)は、他人とかかわることが苦手な女子高生。そんな彼女は、小学生のころからなぜか1日に3分間だけ時間を止めることができた。苦手な人に話しかけられたり、居心地が悪いと感じたりすると、すぐに時間を止めてその場から逃げ出すクセがついていた。ある日いつものように時間を止めて、校舎の外に逃げてきた森谷は、ベンチでひとり本を読むクラスメイト・村上遥(宮本侑芽)の姿を見かける。優等生の美少女である彼女はクラスの人気者で、普段は話す機会がまったくない。そんな村上に興味をもっていた森谷は、つい魔が差して、止まっている村上のスカートをそっとめくってみるのだった。ところが、そこで村上から声をかけられる。なんと村上だけ、時間が止まった世界で動くことができたのである。驚いた森谷は必死に弁解しようとするものの、意地悪っぽい表情を浮かべた村上から、「女の子のスカートをめくる変態」といわれてしまう。それをきっかけに、森谷は村上の「お願い」に振り回されるようになるのだった…。
宇宙飛行士を目指す兄弟を描いた人間ドラマ。同名漫画の実写化作品で、小栗旬が兄の六太を、岡田将生が弟の日々人を演じた。今作では実際に宇宙飛行士たちが使っている宇宙センターや、NASAの施設で撮影がおこなわれており、日本映画としてはかなり大掛かりな作品となっている。サブキャストには、麻生久美子や濱田岳などのベテラン俳優が起用された。また、宇宙飛行士のバズ・オルドリンや野口聡一が本人役としてカメオ出演している。宇宙飛行士に憧れ、宇宙に行く日を夢見ている兄弟がいた。弟の日々人(岡田将生)は、本当に宇宙飛行士になる。しかし、兄の六太(小栗旬)は途中で夢を諦め、30を超えて職を失ってしまう。六太が次の仕事を探していたある日、JAXAから書類審査の合格通知が届く。六太の現状を知っていた日々人が、勝手に書類を提出していたのだ。なにもかも諦めていた六太だったが、この合格通知をきっかけに、ふたたび宇宙飛行士を目指しはじめるのだった。
大好きな女の子に振り向いてもらうため、バンドをはじめた少年たちを描いていく青春映画。『はじまりのうた』で高い評価を受けたジョン・カーニーが監督を務めており、出身地でもあるアイルランドの首都・ダブリンを舞台に選んでいる。今作が映画初出演のフェルディア・ウォルシュ=ピーロが主演を務め、『ミス・ポター』でブレイクしたルーシー・ボイントンがヒロインを演じた。1985年のダブリン。高校生のコナー(フェルディア・ウォルシュ=ピーロ)は私立学校から、カトリック系の公立高校へ転校することになった。さっそく不良生徒のバリー(イアン・ケニー)にからかわれたコナーは、新しい学校生活に絶望する。しかし、学校からの帰り道で偶然出会ったラフィナ(ルーシー・ボイントン)に一目惚れし、コナーの人生は一気に華やかになった。コナーはラフィナと話すため、バンドのミュージックビデオへの出演を依頼する。当然、バンドなど組んでいないコナーだったが、その嘘を現実のものにするべく音楽活動をスタートさせるのだった。
『ロブスター』などで知られる、ギリシャ出身のヨルゴス・ランティモス監督が手掛けた歴史映画。18世紀のイギリスを舞台に、アン女王とその周囲の人間たちのドラマを描いた作品である。アン女王を演じたオリヴィア・コールマンは、今作の演技でアカデミー賞を受賞。女王と近しい関係だった女性を演じた、エマ・ストーンとレイチェル・ワイズもオスカー候補となった。フランスと戦争中だった18世紀のイギリス。贅沢な暮らしをしながらも、不安定な精神状態にあったアン女王(オリヴィア・コールマン)は、側近のサラ(レイチェル・ワイズ)に頼りきりだった。サラはアン女王と対等の関係にあり、単なる相談役以上の権力を持っていく。そんなある日、サラの親戚であるアビゲイル(エマ・ストーン)が宮殿にやってくる。女中として働くようになった彼女は、女王のお気に入りになり、裕福な生活を手に入れようとしていた。しかし、サラがアビゲイルの策略に気がつかないわけがなく…。
今作は『ソウ』シリーズの生みの親として知られる、ジェームズ・ワンが手掛けたホラー映画である。幸せいっぱいの家族を悪霊たちが襲う恐ろしい作品ではあるが、家族の絆などにもフォーカスされるなど、人間ドラマとしての側面も持たせている。今作で父親役を演じているのは、後に『死霊館』シリーズでもジェームズ・ワンとタッグを組む、パトリック・ウィルソン。母親役は『ノウイング』に出演した、ローズ・バーンが演じている。新しい家に越したばかりだったランバート一家の長男・ダルトン(タイ・シンプキンス)が、突然植物状態になってしまう。しかしこれといった問題は見つからず、医者もなぜ目覚めないのか不思議に感じていた。悲しみながらも懸命に看病する母のルネ(ローズ・バーン)だったが、家で起きる奇妙な現象に悩まされていく。耐えきれなくなったルネは、夫のジョシュ(パトリック・ウィルソン)に相談し、引っ越すことを決める。ジョシュとルネは家を出れば怪奇現象に悩まされることがなくなると考えたが、新しい家でも怪奇現象は起こり続けて…。
近代兵器を持った自衛隊の部隊が、戦国時代にタイムスリップしてしまうSFアクション映画。ヘリコプターや戦車、哨戒艇など、戦国時代には存在しなかった武器・兵器が登場し、実際の歴史に介入していくストーリーとなっている。主演を務めたのは、日本を代表するアクションスターの千葉真一。今作ではアクション監督も務めており、79年公開の作品とは思えないほど、大迫力のアクションが楽しめる。ベテラン自衛隊員の伊庭義明(千葉真一)が率いている部隊は、近代兵器を持ったまま、突如として戦国時代にタイムスリップしてしまう。そんな彼らの前に戦国武将・長尾景虎(夏八木勲)がやってくる。景虎は敵勢力を倒すため、この時代では圧倒的な戦力となる自衛隊を利用しようと考えたのだ。自衛隊員たちは景虎に協力し、徐々に歴史を変えていってしまう。リーダーの伊庭も景虎に認められ、ふたりで天下を取ろうと考えはじめる。しかし、部隊の中にも歴史を変えることに異を唱える者があらわれ、次第に仲間割れがはじまってしまうのだった。
友情パワーが悪のエージェントを打ち砕く!『超人バロム・1』は、1972年4月から11月にかけて放送された特撮ヒーロードラマ。主人公であるふたりの小学生が合体してひとりのヒーローとなり、怪人たちを打ち負かしていく物語である。原作はさいとう・たかをの漫画だが、このテレビドラマ版はヒーローのデザインや全体的なストーリーなどが大きく変わっている。さらには、敵側となるドルゲ魔人のデザインが総じておどろおどろしく仕上がっており、怪人の注目度が高い作品ともなった。宇宙では、はるか昔からふたつの力が戦い続けていた。それは、正義のコプー(寺島幹夫)と悪のドルゲ(飯塚昭三)。やがてドルゲは地球へと降り立ち、地中深くに拠点を設け、地球征服を企むようになった。しかし、コプーには寿命が近づいていた。そこで、正義感あふれるふたりの少年、白鳥健太郎(高野浩幸)と木戸猛(飯塚仁樹)に目をつけ、彼らに正義のエージェント、バロム・1に変身できる能力を与えた。ドルゲがつくった悪のエージェントであるドルゲ魔人とバロム・1の壮絶な戦いが、今はじまっていく…!
宇宙の救世主、その名はキュウレンジャー! 今、伝説がはじまる…!『宇宙戦隊キュウレンジャー』は、2017年2月から2018年2月にかけて放送された特撮ヒーロードラマ。スーパー戦隊シリーズの第41作であり、9人という大所帯の初期メンバー構成が特徴的である。実際には12人まで戦隊メンバーが増えることになるが、それゆえ悪の組織側に細かな描写はなく、ドラマは常にヒーロー側にスポットを当てて展開される。また、それまでのシリーズのようにヒーローの基本的な造形が統一されているわけではなく、全員に個性的なデザインが施されている。舞台は遠い未来の宇宙。88に分かれた星座系の星々は、宇宙幕府ジャークマターによって征服されてしまっていた。しかし、宇宙には「9人の究極の救世主」の伝説が語り継がれていた。それこそがキュウレンジャー!惑星クロトスでは、そのうちの3人、カジキイエローことスパーダ(榊原徹士)、カメレオングリーンことハミィ(大久保桜子)、オウシブラックことチャンプ(大塚明夫)がジャークマターの戦闘員たちと戦っていた。そこへ宇宙を旅していたラッキー(岐洲匠)が、宇宙スクーターの故障で上空から落ちてきた。3人の戦いを見たラッキーはキュウレンジャーになると決意。ここから、ラッキーを中心に究極の救世主が集まっていくことに…!
1975年に放送が始まり、幅広い年代の人々に愛されてきた名作アニメシリーズのひとつである。監修は、テレビドラマ『月光仮面』で原作と脚本を手がけ、多くの子ども向け番組、映画などの監修も担当してきた川内康範。企画制作、プロデューサーとして番組を長年支え続けたのは、川内康範の娘であり、制作会社・愛企画センターに所属していた川内彩友美だ。声優は常田富士男と市原悦子の2人のみで、実にさまざまな役を演じ分けている。昔、あるところに右の頬に大きなこぶのあるおじいさん(常田富士男)が住んでいた。ある日、おじいさんがいつものように森に木を切りに行ったところ、突然雨が降ってきてしまう。木のうろで雨宿りをしているうちに、いつのまにか居眠りをしてしまったおじいさんは、ふと目を覚ましたとき、奇妙な光景を目にした。目の前で、あの恐ろしい鬼たち(常田富士男)が、とても楽しそうに踊っていたのだ。しかしその楽しい雰囲気につられ、おじいさんはついつい鬼たちと一緒に陽気に踊り出してしまったのだ。すると鬼たちは、おじいさんの陽気な踊りをたいそう気に入り、また明日も踊りに来るよう、おじいさんを誘った。そして明日まで頬のこぶを預かっておこうと、おじいさんの頬からこぶをとってしまったのだ…。
中国で放送された、人気ラブコメ時代劇! 主演は元SNH48初代センタ-のタン・ミンと、『流星花園2018』でF4の一員を演じたウー・シーザー。ほかにもたくさんの若手俳優が出演し、話題を呼んだ胸キュン時代劇。どんどん関係性が変わっていく、胸キュン要素満載のふたりに注目!瑞王(ガオ・イー)の三女・沈錦(タン・ミン)は活発なおてんば娘だが、母親の身分が低いため、瑞王府ではなにかと虐げられていた。そんなある日、沈錦の腹違いの姉で瑞王の二女・沈梓(コー・ナイユー)に、将軍・楚修明(ウー・シーザー)へ嫁ぐよう皇命が下る。しかし、沈梓はその命令を必死に拒むのであった。なぜなら楚修明は冷徹に人を殺す鬼将軍として有名で、今まで彼に嫁いだ女性はみな、命を落としていたから。そこで沈梓は無理やり理由をこじつけ、沈錦が楚修明に嫁ぐべきだと主張しはじめる。そしてついには沈錦の母にまで危害を加えようとしたため、沈錦は“これ以上母を苦しめないこと”を条件に、楚修明へ嫁ぐことを決心する。そして迎えた結婚当日。瑞王府を発った沈錦を待ち受けていたのは、鷹族による攻撃だった! 前途多難な沈錦と楚修明の結婚生活はどうなっていくのか?
恋や友情など、思春期ならではのさまざまな感情を描いた青春映画。アメリカで大ヒットした同名小説を原作としており、作者のスティーブン・チョボウスキーがみずからメガホンをとった。また、『ハリー・ポッター』シリーズでハーマイオニーを演じていたエマ・ワトソンや、『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』に出演したローガン・ラーマンなど、注目の若手俳優が起用された作品でもある。周囲になじめない内気な高校生・チャーリー(ローガン・ラーマン)は、誰とも話さない空気のような生活を送っていた。しかし、周囲の目を気にしない上級生のパトリック(エズラ・ミラー)と、その妹のサム(エマ・ワトソン)と出会ったことで、チャーリーの人生は一変する。3人はすぐに仲よくなり、チャーリーはサムに恋心を抱くようになっていく。サムと話すにつれてチャーリーは自分の人生に希望を見出していくが、過去のトラウマを払拭することができず、精神状態が悪化してしまう。サムとパトリックもそれぞれ心に闇を抱えており、3人の関係は予想だにしない方向へと舵を切るのだった。
いじめられていた私を助けてくれたのは、甘酸っぱくてさわやかな、レモンソーダ・ボーイ。累計700万部突破の「りぼん」大ヒット青春恋愛コミックを、ラウール主演で映画化!ラウールは、単独としては映画初主演。ヒロインに吉川愛、恋を応援する友人たちに堀田真由、濱田龍臣、坂東龍汰、岡本夏美といった、期待の若手俳優を起用し、甘酸っぱくさわやかな青春ラブストーリーを描く。石森羽花(吉川愛)は内気な高校生。中学時代に受けていたいじめのせいで、他人に対しいつも申し訳なく思い、自分のことを「石」だと考えるようになっていた。高校に入り、またいじめを受けそうになっていたところを、レモン色の金髪で長身の三浦界(ラウール)に助けられる。「石森係」だと宣言する界に守ってもらい、また優しく明るいクラスメイトたちにも恵まれ、羽花もだんだんと笑顔になっていく。そんななか、界の元カノの菅野芹奈(堀田真由)と知り合いになり、羽花は自分のなかに芽生えた、界への恋心に気づく。羽花の恋は成就するのか、ふたりは幸せになれるのか?
人生大逆転! どん底からのサクセスストーリー!2020年6月から韓国MBCで放送されたテレビドラマ。幼いころから苦労してきた双子の母が、ひょんなことからまさかのサクセスストーリーを歩み始める!幼いころに父母を亡くしたパク・ボクヒ(シム・イヨン)は、苦労の絶えない人生を歩んできた。本のセールスマンをしていたキ・チャバン(ウォン・ギジュン)と結婚し、双子の母となるものの、起業と失敗を繰り返すチャバンに振り回され、離婚する。生計を立てるために、古いトラックで日用品や野菜を売り回る日々を送っていた。ある日ボクヒは仕事の途中で、年配の女性が誘拐されている現場を目撃する。いても立ってもいられなくなったボクヒは、トラックで誘拐犯を追跡。意識を失ったその女性を救い出し、介護医療院へと運び込むのだった。その女性の正体は、財閥シンサングループのマダム・チョ・ウンイム(キム・ヨンラン)であった。命の恩人を探していたウンイムは、ちょうど離婚して家を失ったボクヒと再会し、ボクヒを住み込みで雇うことを決める。ところが、さっそくウンイムの家を訪れたボクヒはびっくりする。なんとそこには、ボクヒが学生時代に恋心を抱いていたチャン・シギョン(チェ・ソンジェ)がいた。だが、彼はシンサングループのエリートで、ウンイムの娘・コ・サンア(チン・イェソル)が想いを寄せる相手でもあった…。
ディナーから始まるロマンティック・ラブコメディ!2020年に韓国MBCで放送されたテレビドラマ。ひどい失恋をした女性が、偶然出会ったフードセラピストのイケメン男性と、一緒に夕食を食べるディナーメートとなり、心の傷を癒していく!テレビドラマ『秋の童話』で知られるソン・スンホンと、『愛の不時着』で主人公の恋人役を演じたソ・ジヘのW主演作。映像制作会社で働く番組プロデューサーのウ・ドヒ(ソ・ジヘ)は、結婚を考えている恋人がいた。きっとそろそろプロポーズをしてくるに違いないと考えた彼女は、恋人が経営する済州島のレストランに内緒で向かう。ところがそこでドヒは、恋人が別の女性といるところに出くわしてしまう。修羅場になった挙句、恋人からこっぴどく振られた彼女は、自暴自棄になりかける。その現場に偶然居合わせたフードセラピストのキム・ヘギョン(ソン・スンホン)は、ドヒのことが気になり、声をかける。落ち込んでいる彼女を元気づけるため、恋愛とは関係なく一緒に夕食をともにする「ディナーメート」になることを提案。こうして互いに素性もよく知らないふたりの、不思議な関係が始まるのだった。そんなふたりはディナーを重ねるうちに、徐々に互いのことが気になっていく。だが、そこに突然それぞれの元恋人が現れ、複雑な四角関係のもとで、ふたりの恋愛はかき乱されていくことになる。
嵐の松本潤主演。風変わりな弁護士が、裁判有罪率99.9%といわれる刑事事件に挑むリーガルドラマ!2016年にシーズン1が放送されると人気を集め、2018年にシーズン2が放送。2021年には映画版が公開された。今作はその原点ともいえるシーズン1。共演は榮倉奈々や香川照之、片桐仁などの個性派俳優が名を連ね、ドラマをいっそう面白いものにしている。深山大翔(松本潤)は、刑事事件ばかりを引き受けるかなり個性的な弁護士。彼と働くパラリーガルの明石達也(片桐仁)は、深山があまりにも金にならない依頼ばかりを引き受けるため、自身も金欠となり困っていた。そんなある日、深山は斑目法律事務所の所長・斑目春彦(岸部一徳)から、事務所に新設される刑事事件専門ルームで働かないかとスカウトされる。深山ははじめ、斑目が提示した高額報酬に目もくれずスカウトを断ったものの、明石の説得もありスカウトを受けることに。そうして斑目法律事務所で働くことになった深山を待っていたのは、同じく弁護士の立花彩乃(榮倉奈々)や、深山の上司で、利益優先の弁護士・佐田篤弘(香川照之)らだった。最初は深山の独特なやり方を疑問視する事務所の人たちだったが、次第に深山に興味を持ちはじめ…。
モリエサトシによる同名漫画を原作としたラブサスペンスドラマ。衝撃の事実に驚かされるスリリングなジェットコースターストーリー。主人公をNHK連続テレビ小説『エール』などで注目された古川雄大、ヒロインを山谷花純が演じる。古川が自身初となるドラマ主題歌を書き下ろしている。共演は堀井新太、長谷川純、ダンディ坂野、佐津川愛美ほか。カフェに勤め始めた木崎理世(山谷花純)は、同僚の内田海利(古川雄大)に話しかけられる。彼女の特技が「どこでも寝られること」と知った彼は、今度安眠のコツ教えてほしいといって去って行く。兄と同じように顔を近づけて話す海利との出会いを、ぬいぐるみに報告する理世。いつか兄を探し出すことが彼女の夢だった。理世がベンチでうとうとして目を覚ますと、海利が彼女に寄りかかって眠っていた。目を覚ました彼は驚き、慌てて去っていく。海利は不眠体質なのになぜか理世の肩では眠れたことを話し、理世にまた肩を貸してほしいと頼む。同情した理世が再び肩を貸すと、彼はすぐに寝入ってしまうのだった。海利の鼻歌を聞いた理世は、彼の出身が富山だと気づく。海利は手の震えが止まらないまま帰宅し、「油断してた。まだ2年しかたっていないんだ」とノートに書きつけて苦悩する。不眠が原因で倒れた海利を家まで送った理世は、偶然彼の日記を見てしまう。そこには「人を殺した」と書かれており…。
井野ジュンの同名コミックを原作とした、北乃きい主演のトライアングル・ラブコメディ。北乃きい演じる引っ込み思案なOLの宮下まつりが、お笑い芸人のアキラ100%演じるおじさん・誠一郎に脳内に憑依されてしまうさまをコミカルに描く。まつりが恋する、イケメン営業マンの樹に扮するのは笹森裕貴。胸キュンの恋愛シーンも見逃せない。28歳・独身の宮下まつり(北乃きい)の脳内。本来ならどんな妄想もし放題のはずの場所に、誠一郎(アキラ100%)というおじさんの姿があった。通勤途中に巻き込まれた交通事故をきっかけに、なぜか誠一郎の意識がまつりの脳内に入り込んでしまったのだ。幽体離脱を繰り返す特異体質のせいではないかと気に病む誠一郎に、助けてもらったのだからしばらくいてもらっても構わないとまつりはいうのだった。出社後、横暴な上司にいわれるがままの気の弱いまつりに代わって、ガツンといって黙らせる誠一郎。急なキャラ変に困りながらも、王子こと人気の営業マン・樹(笹森裕貴)を見られるのが楽しみでまつりは上機嫌だった。しかし大量の仕事に追われて、結局王子を見ることができないままとなってしまう。そんな彼女に、自分の意志を伝えられるようにした方がいいと助言する誠一郎。まつりは、いいたいことがいえない自分がいやだといって落ち込むが、誠一郎の「私がついてる」という言葉に背中を押され…。
惑星キャンプへ旅立った9人の少年少女。その先に待ち受ける予想外の事態とは…!?『彼方のアストラ』は、2019年7月から9月にかけて放送されたSFミステリーアニメ。原作は篠原健太の漫画で、2016年から2017年にかけて「少年ジャンプ+」で連載されていた。アニメ版の制作はLerche。宇宙遭難からはじまり、クローズドサークル的な謎解き要素の濃いストーリーながら、随所に入るコメディ要素が絶妙なバランスを保つ作品。17歳のアリエス・スプリング(水瀬いのり)は、待ちに待った惑星キャンプの待ち合わせ先である空港で、ひったくりに遭ってしまう。それを助けたのはカナタ・ホシジマ(細谷佳正)。彼も17歳で、同じケアード高校の生徒であり、今回の惑星キャンプメンバーのひとりだった。集まった9人の少年少女は、惑星マクパで降ろされ、そこからキャンプがスタート。そこに謎の球体があらわれ、瞬く間に全員がその球体に呑み込まれてしまう。そして、9人が気づいた場所はなんと宇宙空間だった! もうダメかと絶望しかけたそのとき、目の間に宇宙船を発見。少年少女たちは、その宇宙船に生き残りを賭けていくことに…。
萌えの対象は自分じゃない! 腐女子のリアル乙女ゲーラブコメが唐突にスタート!『私がモテてどうすんだ』は、2016年10月から12月にかけて放送されたラブコメアニメ。原作はぢゅん子の漫画であり、2013年から2018年まで「別冊フレンド」に連載されていた。DAIGOの姉である影木栄貴が、スペシャルアドバイザーという形で協力。2020年には実写映画化もされている。アニメ版の制作は、『夏目友人帳』『デュラララ!!』などを手掛けたブレインズ・ベース。シリーズ構成は、数多くのアニメや特撮作品の脚本を担当した横手美智子が務める。高校2年の芹沼花依(小林ゆう)は、眼鏡に肥満体型の腐女子。クラスの男子からはからかわれる存在だが、花依としては学校のイケメン男子たちをカップル化させるBL妄想に余念がなかった。そんなある日、花依は大好きなアニメキャラ・シオンが作中で死んでしまったことにショックを受け、1週間飲まず食わずで引きこもった結果、なんと激ヤセして超美少女の姿に生まれ変わった! 翌朝登校すると、もちろん校内は大騒ぎ。今まで妄想対象だったイケメン、五十嵐祐輔(小野友樹)、七島希(河本啓佑)、四ノ宮隼人(松岡禎丞)、六見遊馬(島﨑信長)などが、こぞって花依にアプローチしてくるように…!
『TOKYO MER〜走る緊急救命室~』のキャストが、動物キャラに!?2021年にTBS系「日曜劇場」枠で放送された、ドラマ『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』のスピンオフアニメ。動物キャラとなったドラマの登場人物たちが、名場面のパロディや「病院あるあるネタ」を演じる。2023年にドラマの劇場版が公開されるのに合わせて制作された。東京都を舞台に、事故・災害現場に駆けつけ、高度な救急救命を施すプロフェッショナルチーム「TOKYO MER」。そのチームを率いるチーフドクターの喜多見は、その熱い信念を貫き、これまで数々の命を救ってきた。だが、そんな彼にも苦手なものがある。それが、医師会の上司たちとの飲み会。救急救命の現場には果敢に立ち向かうくせに、飲み会となるといつもそそくさと帰ろうとするのだった。その日も飲み会があると聞き、こっそり帰ろうとする喜多見だったが、同僚の音羽に見つかってしまい、飲み会に出席するようにと注意される。音羽がいうには、「行きたくない飲み会に行かないといけないのは、医師である前に、社会人としてのあるある」だとのこと。しかし喜多見はそんな音羽に、決め顔で「それでも俺はあきらめたくない」といい放ち、なんとしても帰ろうとするのだった…。そのほかにも、親睦会の幹事や同僚の悪口など、職場あるあるが繰り広げられることになる。
人種差別が横行していた70年代のヴァージニア州を舞台に、フットボールをとおして芽生えていく、白人と黒人の人種の壁を越えた絆を描いていく作品。『トレーニング デイ』でアカデミー賞を獲得したデンゼル・ワシントンが主演を務め、観客の涙腺を刺激する、熱い演技を披露している。アメリカ中で黒人差別撤廃が叫ばれるなか、田舎町のアレキサンドリアでは、いまだに黒人に対する差別意識が根深く残っていた。そんななかで社会の流れに順応するべく、白人と黒人で別々だった高校が合併し、アレキサンドリア初となる合同のフットボールチーム・タイタンズが誕生した。タイタンズのコーチに就任したハーマン(デンゼル・ワシントン)は、チームを結束させるため、町を離れて合宿をおこなう。しかし、これまで別々の環境で暮らしてきた白人と黒人が協力することは難しく、フットボールの練習も進まなかった。そこでハーマンは、差別意識が薄い都会から転校してきたロニー(キップ・パルデュー)をチームに加え、両者の仲を近づかせようとするのだった。
懐かしさと瑞々しさが同居した江の島で繰り広げられる、SF(青春フィッシング)ストーリー!『つり球』は、2012年4月から6月にかけて放送されたテレビアニメ作品。A-1 Picturesが制作、中村健治が監督を務める。『センコロール』を制作した宇木敦哉がキャラクターデザインを担当し、独自の世界観を演出。さらに、フジファブリックのオープニングテーマが物語をファンタジックに彩っている。高校2年の真田ユキ(逢坂良太)は、祖母・ケイト(平野文)とともに湘南は江の島へと引っ越してきた。転校ばかりしていることもあり、ユキはコミュニケーションがとても苦手だった。そんなユキにもうひとりの転校生であるハル(入野自由)が近づいてきた。ハルは自分を宇宙人だと称し、なぜか釣り竿を持っている。さらには不思議な水鉄砲を持っており、その水鉄砲で撃たれたユキはいつの間にか釣具店にいた。なりゆきのまま、そこでアルバイトをしているクラスメイト・宇佐美夏樹(内山昂輝)に釣りを教わるユキとハル。そこにココ(加藤英美里)という謎の少女も加わり、不思議なフィッシングストーリーがはじまっていく…。
うつし世はゆめ、よるの夢こそまこと。江戸川乱歩の幻想世界が、現代を舞台に蘇る!『乱歩奇譚 Game of Laplace』は、2015年7月から9月にかけて放送されたミステリーアニメ。江戸川乱歩没後50年を記念し、乱歩の幻想的な作品群を現代設定で描き直している。制作はLercheで、監督は『Persona4 the ANIMATION』『暗殺教室』などを手掛けた岸誠二が務めている。舞台劇のような演出や、昭和をイメージさせるBGMなどが特徴的。amazarashiとさユりによる主題歌も作品の世界観と調和している。中性的な男子中学生・コバヤシ(高橋李依)は、変化のない世の中に関心を持てず、退屈な毎日を送っていた。そんなある日、コバヤシが教室で目を覚ますと、目の前には残酷なバラバラ死体のオブジェと化した担任教諭が鎮座し、自分の手には血まみれのノコギリが握られていた。当然、警察に任意同行を求められたコバヤシだったが、その目は輝いていた。警察では高校生探偵のアケチ(櫻井孝宏)が捜査をリードしており、コバヤシは一旦釈放。退屈な日常から解放されたコバヤシは、嬉々としてアケチの助手になりたいと懇願するが…。
今作はロビン・ウィリアムズの主演作『ジュマンジ』の続編である。キャストは一新されており、ストーリー上の繋がりもほとんどないため、前作を観ていなくても楽しめる作品だ。前作ではボードゲームだった『ジュマンジ』が、ビデオゲームに進化しているなど、時代に合わせて設定も変化している。学校で問題を起こし、居残りをさせられていたスペンサー(アレックス・ウルフ)は、地下室にて古いビデオゲーム・ジュマンジを見つける。一緒に居残りをさせられていた同級生3人とゲームを起動したところ、スペンサーたちはゲームの世界に吸い込まれてしまう。気がつくと、スペンサーの身体は筋骨隆々な博士・ブレイブストーン(ドウェイン・ジョンソン)になっており、同級生たちも「アバター」の姿に変化していた。突如あらわれたNPCのナイジェル(リス・ダービー)は、ストーリーを語りはじめ、スペンサーたちにゲームクリアの条件を教える。3回死ぬまでにゲームをクリアしなければ、現実世界に戻れないと悟ったスペンサーたちは、アバターに与えられた特殊能力を使ってゲームの世界を冒険していく。
動物たちを救いたい! ある大学の獣医学部に実在した“犬部”がモデルの、動物と人が織りなす感動の物語!片野ゆかによるノンフィクション小説『北里大学獣医学部 犬部!』をもとに作られた今作は、『地下鉄(メトロ)に乗って』などで知られる篠原哲雄が監督を務める。林遣都や中川大志が出演。動物を通して命に向きあう、心動かされる作品。青森県十和田市にある大学の獣医学部。そこに通う花井颯太(林遣都)は、周りから変人扱いをされるほどの犬好き。自分が住むアパートの一室ではたくさんの保護動物を飼っていた。そんな颯太には、同級生で親友の柴崎涼介(中川大志)がいた。ふたりは「動物の殺処分をなくしたい」という共通の夢を抱いていたのだ。ある日、颯太は1匹の犬を拾ってくる。その犬は、大学の実習で使われるために殺される運命にあった。その犬をきっかけに、颯太と涼介、そして後輩の佐備川よしみ(大原櫻子)、秋田智彦(浅香航大)らは犬部を設立することになる。彼らはひとつでも多くの命を救うために奔走する。それから16年がたったある日。それぞれの道を歩んでいた元犬部のよしみと秋田の耳に飛び込んできたのは、犬部の創設者・颯太が逮捕されたというニュースで…。
今作は何度も映画化されている人気ヒーロー・バットマンのリブート作である。過去作の設定はすべてリセットされており、ヒーロー活動をスタートさせて2年目のバットマンが描かれた。今作でバットマンを苦しめるヴィランとなるのは、なぞなぞを使う猟奇的な犯罪者・リドラー。過去にはコメディアンのジム・キャリーが演じた役柄でもあり、今作では『それでも夜は明ける』などに出演した、ポール・ダノが演じている。何者かに両親を殺され、悪党たちへの復讐を使ったブルース・ウェイン(ロバート・パティンソン)。彼はバットマンとして、夜のゴッサム・シティで暗躍しており、多くの犯罪者を捕らえてきた。そんなブルースに、連続殺人鬼・リドラー(ポール・ダノ)からの挑戦状が届く。リドラーはゴッサム市長(ルパート・ペンリー=ジョーンズ)や、検事(ピーター・サースガード)などの有力者たちを次々と殺害。ブルースはリドラーの殺しを止めるため、彼が出してくるなぞなぞに挑んでいく。
『ゴーストバスターズ』の続編。それが『ゴーストバスターズ2』だ。前作キャストが続投し、さらにスケールアップした物語と切れ味の増したコメディが味わえる、珠玉の続編映画である。前作での壮大な活躍から5年の月日が経った。世界を救う代わりに、ニューヨークに甚大な被害を及ぼしたゴーストバスターズは、市全体から訴えられ、解散してしまっていた。イゴン(ハロルド・ライミス)は今までのスキルを活かす仕事に、レイモンド(ダン・エイクロイド)とウィンストン(アーニー・ハドソン)は子どもを笑わせる仕事に就いた。そしてピーター(ビル・マーレイ)はディナ(シガニー・ウィーバー)と破局。その後姿を消し、今では怪しげな番組を取り仕切る仕事をしていた。そんなある日、ディナの赤ん坊が見えない力によって連れ去られそうになる事件が発生。これを幽霊の仕業と見たディナはイゴンに相談する。異常が起きた交差点になにかがあると突き止めたゴーストバスターズは、そこに大量のスライムが流れているのを発見する。しかし、そのときに起こした停電が原因で、ピーターとイゴンとレイモンドは逮捕されてしまう…。
2009年4月から9月まで放送されたテレビアニメ作品。スピンオフ『咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A』は2012年4月から7月まで、第2期『咲-Saki- 全国編』は2014年1月から4月まで放送された。原作は2006年から「ヤングガンガン」で連載の、小林立による漫画『咲-Saki-』。麻雀が好きではなかった宮永咲が、清澄高校の麻雀部との出会いをきっかけに麻雀に没頭し、仲間とともにインターハイ出場を目指す。これは麻雀に青春をかける少女たちの物語。清澄高校の生徒・宮永咲(植田佳奈)が木陰で読書をしていると、見惚れてしまうほどの美少女が近くを通る。美少女と目が合ってしまい慌てて目をそらす咲。そこへ咲とは中学からの知り合い須賀京太郎に話しかけられ、ひょんなことから京太郎が入部しているという麻雀部に連れて行かれることに。部室には先ほど見た美少女・原村和(小清水亜美)がおり、なんと麻雀部の部員だった。さらには、中学時代は個人戦で全国優勝している世代最強の生徒だという。咲は体験入部という名目で京太郎、和、片岡優希(釘宮理恵)と3回半荘で勝負をするが、和の圧勝だった。すぐに部室を後にする咲。しかし、麻雀部部長・竹井久(伊藤静)は咲が3回ともプラスマイナス0ということに気がつき…。
2021年1月から3月まで放送されたテレビアニメ作品。人気作『のんのんびより』シリーズの第3期にあたる。アニメ第1期『のんのんびより』は2013年10月から12月まで、アニメ第2期『のんのんびより りぴーと』は2015年7月から9月まで放送された。2009年から2021年まで「月刊コミックアライブ」にて連載された、あっとの漫画『のんのんびより』が原作。バスは5時間に1本、周りは畑と田んぼに囲まれた大自然。そんな田舎にある旭丘分校に通う生徒はたったの5人だけ。学年もバラバラ、性格もバラバラな5人が、田舎ライフを送る。ある平日の朝。今日は、音楽の授業でリコーダーを発表する日。宮内れんげ(小岩井ことり)は、リコーダーの練習をするためにいつもより早く家を出て学校へと向かう。バス停で高校生の富士宮このみ(新谷良子)に会い、ドの音が上手く出せないと相談するれんげ。するとこのみが今度、リコーダーの練習に付き合ってくれることに。学校に着き、蛍たちと合流した後も、れんげはリコーダーの練習を続けるのだった。
漫画家志望の留学生と成仏できずにアパートに居つく幽霊との、ちょっぴり切ないラブコメディ!『彼女が成仏できない理由』は、2020年9月から10月にかけて放送されたテレビドラマ。NHKの「よるドラ」枠作品で、制作はNHK名古屋放送局。在留外国人が多い愛知県ならではの発想のもと、外国人と幽霊が織り成す切ない恋模様を描いている。主演はミャンマー出身の歌手であり俳優でもある森崎ウィンと、ももいろクローバーZの高城れに。音楽はトクマルシューゴと王舟が務めている。子どものころから日本の漫画が大好きだったエーミン(森崎ウィン)は、めでたく「世界マンガオーディション」で奨励賞を受賞したことにより、漫画留学生として日本に住むことになった。そして探し当てたアパートは、なんとも妙な住人ばかりが集まったところ。それだけではなく、なんとエーミンの部屋には女の幽霊・玲(高城れに)が棲みついていた! 驚愕したエーミンだったが、アパートの大家から「幽霊を追い出してくれたら1年間家賃をタダにする」といわれ、玲のいる部屋で一緒に暮らすことを決心し…。
ハチャメチャ天才児・勝平が、今日も学園に嵐を巻き起こす!『ダッシュ勝平』は1981年10月から1982年12月にかけて放送されたスポーツギャグアニメで、小さな身体ながら運動神経抜群の主人公が、奇想天外な必殺技で突き進んでいく物語。原作は六田登の漫画であり、1979年から1982年まで「週刊少年サンデー」に連載されていた。アニメ版の制作はタツノコプロ。序盤は原作漫画に則って、バスケットボールを題材としたギャグストーリーが展開されるが、その後さまざまなスポーツに挑戦していくようになっていく。青林高校1年の坂本勝平(田中真弓)は、とても高校生には見えない小さな身体だが、すばしっこく運動神経は抜群。しかし、やたらと女子更衣室を覗いたり女生徒のスカートをめくったりする問題児として認知されていた。そんな勝平がこの日も教師の岡崎(増岡弘)に追いかけ回されていると、練習中のバスケットボール部へと乱入。そこで立花キャプテン(井上和彦)の持つボールを奪ったことで目をつけられ、バスケットボール部にスカウトされる。まるでその気がない勝平だったが、顧問の夏コーチ(小宮和枝)のパンティが純白だったことで入部を決意。そこから勝平のドタバタ超人バスケットがはじまっていく…!
宮国を守るコール・テンペスト。その巫女のなかに不思議な少女があらわれた…。『シムーン』は、2006年の4月から9月にかけて放送されたSFファンタジーアニメ。スタジオディーン制作によるオリジナルアニメで、原作・脚本は、『轟轟戦隊ボウケンジャー』などを手掛けた會川昇が小山田風狂子名義で務めている。テーマは「永遠の少女性」であり、戦争をベースにしながらも「美しさ」「気高さ」「気品」といったものを重要視して描いている。大空陸では、すべての人類が女性として生まれる。そして、成人するときに自らが性別を決め、男と女に分かれていくのだが、シムーンと呼ばれる飛行艇を操れるのは成人前の少女のみ。彼女らは巫女(シムーン・シヴュラ)と呼ばれ、隣国から攻められはじめたシムラークルム宮国を守る象徴となった。そんなシムーン・シヴュラのひとりであるネヴィリル(高橋理恵子)は、この日もパートナーであるアムリア(喜多村英梨)とともに出撃したが、ある作戦の失敗によりアムリアが行方不明に。そして落ち込むネヴィリルの前に、補充要員としてシムーン・シヴュラのアーエル(新野美知)があらわれた…!
来た! 見た! 死んだ! 『ファイナル・デスティネーション』シリーズ弾3弾『ファイナル・デッドコースター』がついに登場!ただ人が無残に死ぬところが見たい! そんなホラー映画ファンの願いを叶えるエンターテインメント・ホラー映画が、『ファイナル・デッドコースター』である。避けられぬ死の運命を若者たちはどう受け、どう抗うのか。誰もが待ちに待った必見のホラー映画である。その日は、楽しい1日になるはずだった。高校の卒業旅行でクラスメイトと遊園地に訪れたウェンディ(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)は、ジェットコースターを乗ることにいい知れぬ不吉な予感を覚えていた。それでも説得されてジェットコースターに乗り込んだウェンディだったが、そこで予知夢のようなものを見る。それはウェンディの乗るジェットコースターが落下し、乗客が全員死亡するという凄惨なものだった。あまりのことにパニックになったウェンディは、ジェットコースターから飛び出して行ってしまう。それを追いかけるように10人のクラスメイトも、ジェットコースターを降りる。やがて発進するジェットコースターは、ウェンディが予知夢で見たとおり凄惨な事故を起こす。それから数日後、ウェンディを追ってジェットコースターを降りた10人のうち、ふたりが命を落とす。そう、死の運命は彼らを見逃してなどいなかったのだ。
最強の兄妹と来訪者の少女が激突する!テレビアニメ『魔法科高校の劣等生』シリーズの第2期。魔法科高校に通う最強の兄妹のもとに、「世界最強の魔法部隊」に所属する少女が訪れる! ストーリーは、原作ライトノベルの第9巻~第11巻に対応する。未確認の戦略級魔法で、ひとつの軍事都市が丸ごと壊滅した事件「灼熱のハロウィン」。世界の軍事バランスを揺るがしかねないこの事件を受けて、各国はその戦略級魔法を使用した魔法師を特定するのに奔走していた。そのなかでもUSNAは、その魔法師が司波達也(中村悠一)ではないかと疑い、諜報員を送り込むことを計画する。そんななか、達也と妹の深雪(早見沙織)の友人である北山雫(巽悠衣子)が、USNAに交換留学することが決まる。彼女が現地に滞在する3カ月の間、代わりにUSNAから同い歳の少女が第一高校に留学してくると、達也たちは聞かされる。新学期が始まると、さっそく達也たちはその留学生と知り合うことになる。彼女の名は、アンジェリーナ=クドウ=シールズ(日笠陽子)。日本の十師族のひとつ・九島家の遠縁に当たるらしい。目をみはるような美貌と強い魔法力をもっていることから、すぐに深雪と双璧をなす存在として認識されるようになる。ところが、なんと彼女は「世界最強の魔法部隊」とうたわれるUSNAの部隊「スターズ」の一員で、達也を調べに来た諜報員だったのである!
大人気スクールマギクスのアニメ化第1弾!佐島勤のライトノベル『魔法科高校の劣等生』(電撃文庫)をもとにした、テレビアニメ作品。魔法が現実の技術となった未来の世界で、魔法科高校に入学した最強の兄妹が、波乱の日々を送ることになる! シリーズ累計発行部数は2,200万部を突破した。魔法が現実の技術となった近未来の世界。その世界の日本には、魔法師を養成するための高校・魔法科高校が全国に9校設置されていた。魔法師を目指す兄弟、司波達也(中村悠一)と司波深雪(早見沙織)も、そのひとつである第一高校に新入生として入学。おろしたての制服を着て、ふたりで初登校していた。しかし、深雪にはひとつ不満があった。なぜなら、敬愛する兄の達也が、成績優秀な「一科生」ではなく、劣等生の烙印を押された「二科生」に割り振られていたからである。だが、当の達也本人はまったく気にしておらず、むしろ怒りに震える深雪をなんとかなだめ、入学式の会場に連れて行くのだった。ところが一科生と二科生の壁は、達也が思っていたよりも厚く、新入生どうしでも対立が起こっていた。そんななか、放課後にふたりで帰宅しようとした達也と深雪は、一科生と二科生のいさかいに巻き込まれてしまう。この事件をきっかけに、達也と深雪は魔法科高校を舞台に勃発する数々の騒動に巻き込まれていくことになるのだった…。
2015年7月から9月まで放送された、テレビアニメ作品。今作は2013年10月から12月まで放送された、『のんのんびより』の2期にあたる。同じシリーズでは、2021年1月から3月まで第3期『のんのんびより のんすとっぷ』が放送され、2018年8月には劇場版『のんのんびより ばけーしょん』が公開されている。原作はあっとの漫画『のんのんびより』で、2009年から2021年まで「月刊コミックアライブ」で連載された。大自然に囲まれた田舎にある旭丘分校に通う小中学生5人を中心とした、田舎ライフを描いた作品。宮内れんげ(小岩井ことり)がまだ入学する前のお話。もうすぐ入学式を迎えるれんげの元に、ランドセルが届いた。新しいランドセルに興奮したれんげは、入学式の前日に学校へ行く練習として、ランドセルを背負って通学路を歩いていく。そんなれんげに姉の宮内ひかげ(福圓美里)は、バス停まで付き添ってあげた。2人はバス停で通学途中の越谷小鞠(阿澄佳奈)と越谷夏海(佐倉綾音)を見つける。ひかげは春から通う高校の準備があるからと、れんげを2人に預けるのだった。れんげの1日早い学校生活が今、始まろうとしている。
中国で放送され、人気を集めたネットドラマ! 主演は『寵妃の秘密~私の中の二人の妃~』で主人公を演じ、人気を博したシン・ジャオリン。ヒロインは『招揺』などの話題作に立て続けに出演し、人気俳優の仲間入りを果たしたバイ・ルー。仕事と恋愛、働く若者たちの青春を描いたラブコメディ。ゲーム会社に勤めるシン・ユン(バイ・ルー)は、恋愛経験がまったくない。そんな彼女は、会社のCEO・シア・コー(シン・ジャオリン)にいつもこき使われ、振り回されていた。シア・コーは自らゲーム会社を立ち上げた有能な若きCEOだが、仕事には厳しく、冷酷だったのだ。そんなある日、会社で恋愛ゲームを開発することが決まり、社員全員からゲームのアイデアが募られることに。以前からゲームクリエイターになることを夢見ていたシン・ユンは、これをチャンスと思い、シア・コーに自分の企画案を提出しようとする。しかしシア・コーから返ってきた言葉は、「まずはデートをしろ」だった。恋愛ゲームを開発するにあたり、彼女には恋愛経験が不足していたのだ。そこで、シン・ユンはお見合いをすることにするのだが…。自らシン・ユンにデートをすすめておきながら、いざとなるとソワソワするシア・コー。そして恋愛経験ゼロの、シン・ユンの恋の行方は!?
凶悪暴君の先輩への長きにわたる片思いが、今ついに報われる…!?『恋する暴君』は、2010年に発売されたボーイズラブOVA作品。原作は高永ひなこの漫画であり、2004年から「GUSH」に連載されている。同作家の別作品『チャレンジャーズ』のスピンオフという位置づけであり、そこで登場した脇役キャラふたりがここでは主人公となっている。アニメ版の制作はPrimeTimeで、脚本・シリーズ構成はひいろゆきな。OVAのほか、ドラマCDにも展開されている。大学院の農学部に所属する研究生・森永哲博(鳥海浩輔)は、2年先輩である巽宗一(緑川光)に数年前から片思いを続けている。一応告白はしたものの、宗一は極端なホモ嫌いであり、性格も粗暴でわがまま。哲博を受け入れる素振りはないが、逆に避けることもなく普段どおり哲博と一緒に研究活動をしている。そんなある日、哲博はバーで働く友人のヒロト(平川大輔)に怪しい媚薬を渡される。さすがに使う気にはなれないと部屋の奥に仕舞っておいたが、宗一が哲博宅へ飲みに来た際に酒と間違って飲んでしまう。そして夜中、媚薬が効いた宗一の下半身は、もはやどうにも止められない状態になっていた…!
天然男たらしの生徒会長に、イケメン副会長がいつしか胸キュン…!?『生徒会長に忠告』は、2009年および2010年に発売されたボーイズラブOVA作品。原作は門地かおりの漫画であり、2003年から「ディアプラス」に連載されている。アニメ版の制作はPrimeTimeで、脚本・シリーズ構成は小石川由宇。キャスト陣は鳥海浩輔、杉田智和、岸尾だいすけ、子安武人、遊佐浩二、森川智之と、人気男性声優がズラリと顔を揃えている。知賀泰広(杉田智和)は、高校1年の柔道部員。イケメンで女性にもよくモテるタイプ。そんな知賀が、生徒会長で同じ柔道部の2年・国斉裕三(鳥海浩輔)の頼みで副会長を務めることになった。その国斉は知賀から見るとまさしくイモタイプで、どこに魅力があるのか分からない。しかし、なぜか国斉は周囲の男が翻弄される天然の男たらしだったのだ。そして、そんな国斉とともに過ごすことが多くなってきた知賀は、次第に国斉のことを意識しはじめ、一緒に出掛けたある休日に、思わず国斉の唇を奪ってしまった…!
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