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世界を恐怖に陥れる「人体発火現象」の謎を追え!講談社の「週刊少年マガジン」で連載中の大人気ダークファンタジー『炎炎ノ消防隊』が、待望のアニメ化。原作漫画を手掛けたのは『ソウルイーター』などで知られる大久保篤で、サスペンス要素と激しいバトルアクションもあり、見所満載だ。主人公の森羅日下部は特殊消防隊に入隊し、人々を炎の恐怖から救い「人体発火現象」の謎を追う!12年前、突然の火事で母と弟を亡くした森羅日下部(梶原岳人)は、その日からうまく笑えなくなり「悪魔」と呼ばれてきた。ヒーローを目指し、新設された「第8特殊消防隊」へ入隊した森羅。彼は同期でライバルであるアーサー・ボイル(小林裕介)とともに参加した新人大会で、乱入してきたジョーカー(津田健次郎)から、ある衝撃的な事実を聞かされる。第8の大隊長・秋樽桜備(中井和哉)に森羅が報告すると、彼は特殊消防隊や焰ビトに対する疑念を口にする。第8は桜備を慕い集まった人々で成り立っており、焰ビトの謎を追うことを目的としていた。果たして焰ビトの真実とは!? 森羅は12年前の火事の真相を知ることができるのか?
“見えにくさ”を抱えた少女と、行き場のないヤンキーの新世代ラブストーリー!?『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』は、KADOKAWAからコミックスが販売されているうおやまの『ヤンキー君と白杖ガール』を原作としたテレビドラマ。色がぼんやりと認識できる程度の弱視の赤座ユキコと、顔に大きな傷があり誰も近づいてこない不良・黒川森生が運命的な出会いを果たし、惹かれ合っていく社会派ラブコメディ!ある日、地元でその名を知らないものはいないほどのヤンキー・黒川森生(杉野遥亮)が街を歩いていたところ、突然赤座ユキコ(杉咲花)に白杖でお尻を突かれる。ユキコは、視覚障害者が使っている点字の上に立っていた森生が邪魔だったのだ。これまで周囲の人から恐れられ、避けられ続けてきた森生にとって、ユキコのような芯があり優しい女性ははじめて出会う人種。森生は一瞬でユキコのことを好きになってしまい、それから何かと付きまとうように…。意外な組み合わせのように感じられるユキコと森生だが、徐々にお互いの理解を深めていく! 果たして、ユキコと森生が出会ったことで、2人の人生にどんな変化がもたらされるのか!?
すべてはここから始まる。大人気実写映画『るろうに剣心』シリーズが、『るろうに剣心 最終章 The Final』『るろうに剣心 最終章 The Beginning』の2部作でついに完結。後編にあたる『The Beginning』では、主人公・緋村剣心の過去が描かれる。なぜ彼が不殺の誓いを立てたのか。なぜ彼が流浪人となったのか。なぜ彼の頬には十字傷があるのか。すべての謎が明かされる『るろうに剣心』シリーズ完結編にして、すべてのはじまりを描いた感動の物語。幕末の京都で暗躍する、1人の暗殺者がいた。その鮮やかな手口と残忍な手段によって人斬り抜刀斎と呼ばれ、畏怖されていた。その名は緋村剣心(佐藤健)。飛天御剣流の継承者である。維新のため、日本の未来のため、桂小五郎(高橋一生)のもとで刀を振るう剣心だったが、いつしかその精神は摩耗していった。そんなある日、刺客を返り討ちにし、返り血を浴びる剣心の姿を1人の女性が目撃する。自らを雪代巴(有村架純)と名乗る少女は、その日から剣心とともに暮らし、献身的に世話をするようになる。最初は戸惑い、警戒心を見せる剣心だったが、徐々に心を許していく。一方、動乱の京都では水面下で過激派の志士による放火計画が進んでいた…。
第2次世界大戦中に暗号解読装置を開発した、天才数学者・アラン・チューリングの半生を描いた伝記映画。当時の同性愛者に対する差別も盛りこまれており、比較的低予算の映画ながらも、高い評価を獲得した。主演を務めたのは、『SHERLOCK/シャーロック』に出演し、大ブレイクを果たしたベネディクト・カンバーバッチ。実在した気難しい数学者を演じ、その年のオスカー候補者となった。ヒロインにはキーラ・ナイトレイが起用され、チャールズ・ダンスやマーク・ストロングなどのベテラン俳優も出演している。第2次世界大戦下のイギリスでは、ドイツ軍が使う暗号「エニグマ」解読のため、天才たちが集められていた。「エニグマ」は複雑な暗号であり、人間の手で解読することは不可能に近い。そこで、数学者のアラン・チューリング(ベネディクト・カンバーバッチ)は、暗号解読装置を作りはじめる。しかしチューリングには協調性がなく、チームのメンバーを見下す。そんな彼に共同作業ができるわけもなく、「エニグマ」解読は難航するのだった。
バイオテクノロジーによって現代に復活した恐竜たちを描く、映画史に残るSF映画。巨額な製作費により実現した、当時としては圧倒的にリアリティーのある映像が話題となった。監督はさまざまなジャンルの映画を世に送り出した、スティーヴン・スピルバーグ。『未知との遭遇』や『ジョーズ』の大ヒットで、すでに世界的に有名な映画監督だったが、今作の成功でその地位を不動のものにした。樹液に閉じこめられていた「蚊」の中から、恐竜のDNAを抽出し、絶滅した恐竜たちを現代によみがえらせる技術が開発された。大富豪のジョン・ハモンド(リチャード・アッテンボロー)は、復活した恐竜たちを観察できる、「ジュラシック・パーク」の建設をスタートさせる。ハモンドは化石発掘をしていたグラント(サム・ニール)や、数学者のマルコム博士(ジェフ・ゴールドブラム)をアドバイザーとして、パークに招待する。しかしパーク内で予想外のトラブルが発生し、恐竜たちはパークを訪れた人間に牙をむく。
『HiGH&LOW THE WORST』、それは熱き男たちの戦いを描いたアクションエンターテインメントである。衝撃の『HiGH&LOW』×『クローズ』×『WORST』。LDHによる大人気アクションエンターテインメントと、不良漫画の金字塔が夢のコラボレーション。花岡楓士雄役をTHE RAMPAGE from EXILE TRIBEの川村壱馬、鳳仙学園のリーダー・上田佐智雄役を『半分、青い。』などに出演した志尊淳が担当。さらには鬼邪高定時制の番長村山として、山田裕貴が続投。『HiGH&LOW』シリーズのスピンオフながら、進化したアクションと熱いキャラクターたちでシリーズ最高傑作とも名高い盛り上がりを見せる。5つのグループが辺り一帯を支配するSWORD地区。そのOを担う鬼邪高校(おやこうこう)では、全日制の頂点を決める鬼邪高校戦国時代が勃発していた。そんなある日、全日制の天下をとるという野望を抱き、花岡楓士雄(川村壱馬)が転校してきた。一方、鬼邪地区から遠く離れたところにある鳳仙学園。通称“殺し屋鳳仙”では、上田佐智雄(志尊淳)をリーダーとして絶大な勢力を誇っていた。そんななか、鳳仙学園の幹部が何者かによって襲撃を受け、瀕死の重傷を負う。襲撃者は、自ら「鬼邪高校」であると名乗っていたが…。
マーベル映画初となるアジア系のヒーロー・シャン・チーの活躍を描いた、アメコミ映画。中国文化がいたるところに取り入れられ、これまでのマーベル映画にはなかった、カンフーを彷彿とさせるアクションシーンが特徴だ。主人公のシャン・チーを演じたのは、今作が映画初主演となるシム・リウ。悪役には香港映画のスター・トニー・レオンが起用された。そのほかにも、オークワフィナやミシェル・ヨーなどのアジア人キャストが出演している。ホテルの駐車係をしているシャン・チー(シム・リウ)は、親友のケイティ(オークワフィナ)にも話していない秘密がある。彼は父親のウェンウー(トニー・レオン)に、殺し屋として育てられた暗い過去があり、現在はその力を封印していた。平穏に暮らしていたシャン・チーだったが、ある日、ウェンウーの部下たちに襲われる。その事件をきっかけに、ケイティに正体を明かしたシャン・チーは、数年ぶりに父親のもとへ帰るのだった。
2020年公開の、アメリカのSFアクション映画。日本では2021年1月15日に公開された。宇宙船という密室を舞台に、正体不明の寄生生物と人間の死闘を描いた今作は、最後まで緊迫感が途切れることがない。ブルース・ウィリスやトーマス・ジェーンといった、渋い役者たちの魅力が光る映画でもある。監督は、『400デイズ』『バッド・マイロ!』を手掛けたジョン・スーツが務めた。2242年、地球は謎のウィルスによって滅亡の危機が迫っていた。混乱した状況のなか、選ばれた民間人たちのみを乗せて宇宙船・ヘラクレス号が、新しい人類の居住地であるニューアースに向けて飛び立とうとしていた。家族のために、宇宙船に潜入したノア(コディ・カースリー)は、ワイルドな性格の元軍人・クレイ(ブルース・ウィリス)のもとで雑用係として働くことになる。ヘラクレス号に乗った一般人たちが人工冬眠装置で眠るなか、残忍な殺人事件が起きる。しかもその殺し方は、人間が手を下したとは考えられないほど不可解なものだった。事件の調査を始めるクレイらだったが、次々と仲間のクルーたちが襲われていく。そんなとき、衛生兵のチェンバース(レイチェル・ニコルズ)から信じがたい事実を伝えられるのだった。
2018年に公開された『孤狼の血』の続編で、2021年8月20日に劇場公開された。原作があった1作目とは異なり、今作の脚本は原作にはない完全オリジナルストーリーとなっている。役所広司演じる大上章吾が殉職してから3年後の広島を舞台に、前作では新米刑事だった松坂桃李演じる日岡を主人公として物語が繰り広げられる。前作は暴力団の抗争が中心であったが、今作は悪魔のように凶暴なひとりの男と日岡との戦いを、スペクタクルに描いたアクション映画だ。監督は、前作に引き続き白石和彌が務めた。加古村組と尾谷組の抗争から3年、日岡(松坂桃李)は、亡き大上(役所広司)の遺志を継ぎ、一匹狼の刑事として広島の裏社会を取り仕切っていた。彼が広島を取り仕切るようになってから3年の間、一度も抗争は起きることがなく、裏社会の秩序は守られていた。そんなある日、服役していた五十子会の上林(鈴木亮平)が出所したことで、その秩序が破られてしまう。極悪非道な上林を止めるべく、日岡は方途を尽くすのだが…。
日本でも大ヒットした、ハートフルなフランス映画。車いす生活を送っている富裕層の男と、型破りな介護人の関係を描く。実在する人物をモデルにしており、感動から笑い、ミュージカルまでをカバーする娯楽作である。主演を務めたのはフランス国外でも活躍する、フランソワ・クリュゼとオマール・シー。演じる役柄も正反対のふたりではあるが、息の合った演技を披露した。フィリップ(フランソワ・クリュゼ)は使用人を雇えるほどお金持ちでありながら、過去に起こした事故により、車いす生活を余儀なくされていた。ある日、新しい介護人を見つけるため、面接をおこない、移民のドリス(オマール・シー)と知り合う。ドリスは介護経験がまったくなく、失業保険もらうために面接に来ていた。しかし同じような毎日に飽きていたフィリップは、あえてドリスを採用する。周囲はフィリップの判断に懐疑的だったが、当のドリスはフィリップとの主従関係を気にすることもなく、友人として距離を縮めていく。
かがり火の少女とともに、滅びの運命に抗う!テレビアニメ『Rewrite』第2期。一度滅びを迎えた世界をやり直すため、ひとりの少年が「鍵」と呼ばれる少女とともに、「良い記憶」を求める! 原作は、ビジュアルアーツのゲームブランド・KeyによるWindows向けPCゲーム。赤いリボンをまとった可憐な少女・篝(花澤香菜)は、ひとり丘の上でもくもくと作業を続けていた。彼女が取り組んでいるのは、生命の記憶を完成させること。そのためには、「良い記憶」が必要だった。篝のことを、ある人たちは「傲慢な人類に裁きを下すために使わされた大地の使者」という。またある人たちは「地球の免疫的存在」という。だが、彼女がどういう思いで何を目指しているのかは、だれも知らなかった。そんななか、篝とたったふたりの世界に呼びこまれた少年・天王寺瑚太朗(森田成一)は、篝となんとか意思疎通を試みようとする。だが、篝の自己防衛機能はすさまじく、篝に近づくたびに、瑚太朗は篝のリボンに攻撃され殺されてしまう。けれども何度も殺され、何度もやり直すうちに、瑚太朗はやっと篝との丁度いい距離を見つけ、差し入れのコーヒーを渡すことにも成功する。そうして彼は、篝のそばで彼女の作業を見守るのだった。そして、やがて篝の作業がうまくいっていないことを知った瑚太朗は、篝を手伝いたいと思うようになる。
書き換えろ、彼女たちの運命を!ビジュアルアーツのゲームブランド・Keyが2011年に発売した、Windows向けPCゲーム『Rewrite』をもとにしたテレビアニメ作品。文明と緑が共存する平和な都市を舞台に、ひとりの少年と少女たちが超常現象を調査するなかで、世界の真実をめぐる争いに巻き込まれていく。文明と緑の共存を掲げた平和な緑化都市・風祭。その街に住むごく平凡なお調子者の少年・天王寺瑚太朗(森田成一)は、マイペースな幼なじみの神戸小鳥(斎藤千和)とにぎやかな日常を過ごしていた。ところがある日を境に、瑚太朗は夜な夜な怪奇現象に出くわすようになる。リボンを身にまとった謎の少女が枕元に現れるのである。一向に収まらない怪奇現象に、瑚太朗はどうすればいいか頭を抱える。そんなとき瑚太朗は小鳥から、「学園の魔女」と呼ばれる千里朱音(喜多村英梨)のうわさを聞く。オカルト研究会に所属する彼女ならば、怪奇現象を止める方法を知っているかもしれない。そう考えた瑚太朗は、朱音とコンタクトを取るために、オカルト研究会の部室を訪ね、朱音あてに書き置きを残すのだった。後日、朱音からのメールで深夜12時に部室に呼び出された瑚太朗は、夜の校舎に忍び込み、こっそり部室を目指す。しかし、その途中で彼は次々と不思議な存在に遭遇するのだった…。
神樹様に選ばれた勇者、鷲尾須美の物語――。Studio五組が制作する、テレビアニメ『結城友奈は勇者である』シリーズ第2期の前半部。結城友奈が勇者になる2年前の物語を描く。神世紀298年。人々は神樹様に守られた世界のなかで平和な日常を送っていた。だがその世界は実は、外からやってくる謎の敵・バーテックスの脅威におびやかされていた。その脅威に対抗するため、神樹様は3人の少女を、世界を守る勇者に選んだ。そのひとりが、しっかり者だけれども人付き合いが苦手な少女・鷲尾須美(三森すずこ)。そんな彼女は、マイペースな乃木園子(花澤香菜)、元気いっぱいな三ノ輪銀(花守ゆみり)とともに、世界を守るお役目を果たすことになる。そして、ついにやってきた戦いの日。3人は神樹様が作り出した結界のなかで、大橋を渡って神樹様のもとに向かおうとするバーテックスに立ち向かう。神樹様から与えられた力でバーテックスを攻撃する3人だったが、強力な反撃を受けて苦戦してしまう。だが、最終的には力を合わせてかろうじて撃破することに成功する。戦いが終わり、もとの世界に戻ってきた園子と銀が勝利を喜ぶ一方、須美は辛勝だったことを気にする。もっと連携しなければ、この先負けてしまう。そう思った須美は、2人と仲良くなるために、慣れないながらも祝勝会を企画するのだった…。
精霊たちとの戦争(デート)が三度幕を開ける!テレビアニメ『デート・ア・ライブ』シリーズの第3期。精霊の力を封印できる少年が、精霊の少女たちを救うために、うごめくさまざまな勢力と対決する! 原作は、富士見ファンタジア文庫から刊行されている橘公司のライトノベル。「空間震」と呼ばれる災害を引き起こす、異界の存在・精霊。少女の姿をした彼女たちは、人類にとって危険な存在だとみなされ、陸上自衛隊の対精霊部隊ASTの攻撃対象になっていた。精霊の力を封印できる男子高校生・五河士道(島﨑信長)は、そんな彼女たちを戦いの運命から救い出し、ともに生きることを選んだ。そうして彼女たちが巻き起こすハプニングに悩まされながらも、平和な日常を送っていた。そんなとき、新たな精霊が現れたという知らせが届く。現場である廃墟の遊園地を訪れた士道は、そこで魔女のお姉さんの姿をした精霊・七罪(真野あゆみ)と出会う。七罪は最初、自分の容姿を褒めてくれる士道を前に上機嫌になる。ところが、くしゃみをして一瞬変身が解けたのを境に、七罪の機嫌が一気に悪くなる。士道に自分の正体を知られたと思いこんだのである。士道をこのまま生かしておけないと思った七罪は、「あんたの人生を終わらせてやる」といい残して、士道のもとを去ってしまう。はたして士道は七罪をデレさせることができるのか? 新たな戦争(デート)が今始まる!
韓国KBSで2006年に放送されたドラマ。2000年放送のドラマ『秋の童話』に始まり、『冬のソナタ』『夏の香り』と続いてきた、ユン・ソクホ監督のドラマシリーズ4作目である。韓国の四季折々の美しい自然を背景に、それぞれの季節ごとに切ないラブストーリーが描かれていく「四季シリーズ」。今作のヒロインに選ばれたのは、当時まだドラマデビューしたばかりの新人女優・ハン・ヒョジュである。人気俳優たちが主演を務めてきた前3作とは異なり、シリーズの最終作で突然、フレッシュな新人俳優が起用された。今作を通じて一気に知名度を上げ、女優としての大きな飛躍を遂げたハン・ヒョジュは、当時韓国でシンデレラガールと呼ばれるようになった。ジュエリーデザイナーを夢見るウニョン(ハン・ヒョジュ)は、デザインコンテストで優勝し、その副賞としてオーストリア旅行を獲得する。オーストリア行きの飛行機の中、ウニョンは偶然、隣に座っていたイナ(イ・ソヨン)と知り合いになる。初恋の相手と15年ぶりに会うというイナは、うれしそうに相手の男性が載った雑誌をウニョンに見せ、結婚の約束をしていると打ち明けるのだった。オーストリアに到着し、幸せいっぱいのイナと別れたウニョンは、突然親しげに話しかけてくる男と出会う。言葉があまりわからないウニョンは、その怪しい男を客引きだと勘違いしてしまうのだが…。
2010年に韓国で放送され、日本でも何度も再放送されているイ・ビョンフン監督の名作歴史ドラマのひとつ。賎民の身分から王の側室にまでのぼりつめ、有名な朝鮮王朝第21代王・英祖(ヨンジョ)の生母となった実在の女性・淑嬪崔氏(スクピンチェシ)の生涯を、フィクションを交えつつドラマチックに描いた作品である。ヒロインのトンイを演じたのは、2006年にユン・ソクホ監督による「四季シリーズ」ドラマのひとつ『春のワルツ』でヒロインに抜擢され、その人気ぶりから韓国ではシンデレラガールと呼ばれた女優・ハン・ヒョジュである。貧しい賎民の身分ではあるが、優しい父親と兄に愛されているトンイ(キム・ユジョン)。おてんばで好奇心旺盛なトンイは、勝者だけがもらえるお菓子を目当てに、仲間たちと市場での徒競走に参加していた。しかし、身分差別による不平等な判定でトンイたちは賞品を逃してしまう。悔しさからお菓子を横取りし、逃走したトンイは、橋の下で役人のような身なりの男が倒れているのを発見した。すでに虫の息で、血を吐きながら必死に何かを伝えようとする男。その姿におびえながらも、トンイは何とか男の最期のメッセージを覚えるのだが…。
2020年1月にカナダのTVAネットワークで放送されるやいなや、あまりにもコロナ禍の世の中と酷似している状況に、瞬く間に“コロナ予言”と噂が広まったドラマ『アウトブレイク 感染拡大』。カナダでチャンネル占有率が35.5%をマークするなど、異例の大ヒットとなったことを受け、日本を含む世界中で放送・配信されることになった。今作はカナダのケベック州モントリオールが舞台となり、未知のウイルスが突如猛威をふるい住民たちの間でパンデミックを引き起こすさまや、その対応に奔走する専門家や医療従事者たちが描かれている。カナダのケベック州モントリオールで、ホームレスとして暮らすイヌイットたちの間で謎の感染症が蔓延しかけていた。緊急衛生研究所の所長で、夫(カブリエル・サブラン)と娘(ローランス・デシェーヌ)と暮らすアンヌ=マリー・ルクレール博士(ジュリー・ルブレトン)は、モントリオールでこれまでに見たことがないほどの感染力を持つウイルスが、蔓延しつつあることに気付く。そんななか、夫のマルクが嘘を付いていることに気付いたアンヌ=マリーは、マルクが浮気をしているのではと疑い始める。
2021年2月に公開されたNetflixオリジナルドラマ『瞳の奥に リミテッドシリーズ』。全6話のリミテッドシリーズとして制作された。原作はサラ・ピンバラのベストセラー『Behind Her Eyes』。ごく普通のシングルマザーの日常が、ある夫婦と関わるようになってからガラリと変わっていってしまう様子を描いている。公開されるやいなや「予想不可能な結末」「衝撃すぎる忘れられないラスト」と、SNSを中心に話題となった。ロンドンで暮らすシングルマザーのルイーズ(シモーナ・ブラウン)は、日々自身の夢遊病に悩まされていた。そんななか、バーで出会った素敵な男性・デイビッド(トム・ベイトマン)と良い感じになりキスをする。しかし翌日、職場にその男性が現れ、気まずい思いをすることに。さらにデイビッドには、アデル(イヴ・ヒューソン)という美しい妻がいたことまで発覚してしまう。しかしダメだと分かっていても、ルイーズとデイビッドはどうしようもなく惹かれていってしまい…。
『不機嫌なモノノケ庵』は2016年6月から9月にかけて放送されたテレビアニメ作品で、妖怪をテーマにしたコメディである。原作はワザワキリの漫画で、2013年から2021年にかけて「ガンガンONLINE」にて連載された。アニメ版の制作はぴえろプラスで、エンディングテーマの「扉のむこう」は、主人公ふたりを演じた声優の、梶裕貴と前野智昭が歌っている。また、2016年には舞台劇にもなっている。高校生となった芦屋花繪(梶裕貴)は、新たな学生生活を前に希望に満ちあふれていた。ところがある日、道端でモジャモジャしたぬいぐるみを見つけ、誰かが落としたのかと思い、落とし主が見つけやすいようにと袋に入れて吊るしておいた。しかしそれはぬいぐるみではなく妖怪であり、花繪に憑りつき離れなくなってしまった。日に日に体調が悪化していく花繪。そんなとき校内で「妖怪祓い屋」の張り紙を見つけ、藁にもすがる思いで相談する。その祓い屋・安倍晴齋(前野智昭)が、モジャモジャ妖怪を花繪から祓ったが、その対価が払えない花繪は、引き換えに晴齋の助手として働くことになってしまい…。
『絶園のテンペスト』は、2012年10月から2013年3月にかけて放送されたファンタジーアクションアニメ。原作・城平京、作画・彩崎廉による漫画がもとであり、「月刊少年ガンガン」にて連載されていた。アニメ版の制作は、『鋼の錬金術師』などで著名なボンズ。ファンタジーながらミステリー調のストーリー展開に加え、声優陣の豪華さも大きな見所。前半のエンディングテーマは、作中のヒロインのひとりを演じる花澤香菜が歌っている。高校3年生の滝川吉野(内山昂輝)と不破真広(豊永利行)は、幼なじみにして悪友同士。真広には愛花(花澤香菜)という妹がいたが、その愛花がある日何者かに殺害されてしまう。真広は復讐を誓って姿を消すが、実は愛花は吉野の恋人でもあった。吉野が愛花の墓参りに行った際、突如エヴァンジェリン山本(水樹奈々)なる女性に襲われ、それを真広が不思議な力で助ける。真広は魔法使い・鎖部葉風(沢城みゆき)とある取り引きをし、多少ながら魔法を使えるようになっていたのだ。葉風の願い、真広の願い、そして吉野の願いが交錯するなか、鎖部一族との魔法決戦がはじまっていく…!
『ぼくらの』は2007年4月から9月にかけて放送されたSFロボットアニメで、15人の少年少女たちが謎の巨大ロボットを操って地球を守る物語。ただSFアクション的な要素よりも、15人の子どもたちの生きざまの描写に焦点を当てたストーリー展開となっている。原作は鬼頭莫宏の漫画で、2004年から2009年まで「月刊IKKI」にて連載されていた。アニメ版の制作はGONZOで、前半は原作に準じているが、後半はアニメ・オリジナルストーリーとなっている。とある田舎の島で、15人の少年少女たちが自然学校に参加。なかなか打ち解けない15人は、海岸での花火が中途半端に終わったことを受け、洞窟内への探検を試みる。そこで妙な一室を発見し、ココペリ(東地宏樹)と名乗る青年に出会い、あるゲームに誘われる。それは巨大ロボットを操って地球を守るという内容で、単純に面白がった子どもたちはその場でゲームへの登録を済ませる。そして全員が気を失って目覚めると、巨大なロボット、そして「敵」とみなされるロボットが姿を現す。戸惑いながらも巨大ロボットに乗り込む子どもたち。そのなかにはココペリがおり、敵との戦い方を教え、消えていった。そして15人のなかから、ワクこと和久隆(阪口大助)が最初のパイロットとして敵に挑むことに…。
『School Days』は、2007年7月から9月にかけて放送されたテレビアニメ作品。オーバーフローが2005年に発売したアダルトゲームが原作であり、高校生の主人公とメインヒロインふたりの三角関係を描いた物語である。かわいい絵柄や高校という舞台設定から一般的なラブコメと思われがちだが、その本質は「略奪愛」ゆえに、修羅場が頻発する陰惨なストーリーとなっている。アニメ版の制作はティー・エヌ・ケー。原作ゲームのバッドエンドを主軸としたストーリー展開で、放送当時実際に起こった殺人事件の影響で最終話が紀行番組に差し替えられるという伝説も残している。主人公の男子高校生・伊藤誠(平川大輔)は、登校時の電車で毎日一緒になる桂言葉(岡嶋妙)に密かに想いを寄せていた。そして「好きな相手を携帯電話の待ち受け画像にし、3週間誰にも知られなければ想いが通じる」という都市伝説に倣って、言葉を待ち受け画像にするが、隣の席の西園寺世界(河原木志穂)にあっさりと見つかってしまう。しかし、このことをきっかけに世界が誠の恋を手伝うといい出し、誠と言葉を引き寄せるキューピット役を買って出る。そのおかげで誠と言葉は付き合うようになるが、実は世界の想いも誠にあり…。
『ルパン三世 PART2』は、1977年10月から1980年10月にかけて放送されたテレビアニメ作品。アルセーヌ・ルパンの孫であるルパン三世が、仲間たちとともにさまざまな事件を巻き起こしていくサスペンスアクション。原作はモンキー・パンチの漫画だが、この2回目のアニメ化でアニメーション作品として確固たる地位を築いたといえる。前作の後半テイストをさらにやわらかくし、視聴者を全方位的に広げたエンターテインメント作品に仕上がっている。有名なインストゥルメンタル曲「ルパン三世のテーマ」も、このPART2が初出。ルパン一味がそれぞれの道へと進んで5年後。ルパン三世(山田康雄)から同窓会の報せを受け、次元大介(小林清志)、石川五ェ門(井上真樹夫)、峰不二子(増山江威子)の面々が、豪華客船・サーロイン号に集結した。しかし招待状は、かつてルパンたちに抹殺されかかった犯罪組織・スコーピオンのボスである、ミスターX(滝口順平)が仕組んだ罠だった。サーロイン号のなかで、ミスターXはさまざまな手を使ってルパンたちを追い込んでいく。そして姿を現したミスターXは、改造手術によって超人的な力を持つサイボーグとして甦っていた…!
『ナイン』は1983年5月に放送されたテレビスペシャルアニメで、野球を題材としたラブコメ・ストーリー。原作はあだち充の漫画で、1978年から1980年まで「週刊少年サンデー増刊号」にて連載された。野球漫画の多くは、主人公がエースであったり強打者であったりするが、今作は高校から野球をはじめてセンターを守るようになるといった、珍しい主人公像が描かれている。アニメ版はフジテレビの日生ファミリースペシャル枠にて、3部作のスペシャルアニメとして制作された。今作はその1作目で、劇場版としても公開されている。中学陸上界にて短距離走の記録保持者であった新見克也(古谷徹)、そして克也の親友で中学柔道大会で個人優勝を果たした唐沢進(富山敬)は、青秀高校への入学を前に野球部の試合を見学していた。そこで、無残に負ける青秀野球部を見て悲しむ中尾百合(石原真理子)の姿を目の当たりにし、克也と唐沢はともに野球部への入部を決意。一方、中学野球で注目されていた倉橋永二(塩沢兼人)も青秀へ入学したが、父との約束により野球部へは入らないという。しかし、その本心は別にあった。克也と唐沢、そして百合は、倉橋にもう一度野球をやらせるため、倉橋の父(青野武)を説得することに…。
『タッチ』は1985年3月から1987年3月にかけて放送されたテレビアニメ作品で、野球を題材とした高校生たちのラブコメ・ストーリーである。原作はあだち充の漫画で、1981年から1986年まで「週刊少年サンデー」にて連載。コミックスの総売上は1億部を超え、ラブコメの巨匠・あだち充最大のヒット作となっている。テレビアニメ化によってさらにファン層は広がり、担当声優・日髙のり子のハマり役として「浅倉南」という国民的ヒロインも生み出された。さらに岩崎良美が歌った主題歌は、第1期オープニングテーマ「タッチ」をはじめ総じて大ヒットとなった。隣同士の上杉家と浅倉家で偶然同じ年に生まれた3人、上杉達也(三ツ矢雄二)、上杉和也(難波圭一)、浅倉南(日髙のり子)は幼いころからの仲良し3人組。その関係は中学3年になった今も健在だが、次第に男女の意識も芽生え出していた。上杉家の双子の弟・和也は野球部のエースで人気者。和也は「南を甲子園に連れていく」と約束し、野球と恋の両面で堂々と南に接していた。一方、兄の達也はものぐさな性格で何に対してもいい加減な態度。しかし、なぜかそんな達也を南は放っておけず世話を焼く毎日。そして3人は私立明青学園の高等部へと進級。それぞれの道へと歩みはじめる…。
『キカイダー01』は1973年5月から1974年3月にかけて放送された特撮ドラマで、その前週まで放送されていた『人造人間キカイダー』の続編となる。その前作『人造人間キカイダー』で、ジローことキカイダーが壊滅させた悪の組織・ダークの生き残りであるハカイダー部隊と、ジローの兄にあたるイチローことキカイダー01が戦う物語。前作ではジローが不完全な「良心回路」を持っていたため戦闘中に苦しむ描写もあったが、今作の主人公・イチローは常にはつらつとした従来のヒーロー像として描かれた。ジロー(伴大介)ことキカイダーがダークを滅ぼして3年。同時に打ち倒したはずの悪の幹部・ハカイダー(飯塚昭三)が実は生きていた。ハカイダーは、ダークの首領・ギルをはじめ優秀な科学者たちの脳を移植して蘇っていたのだ。そしてレッドハカイダー(大宮悌二)、ブルーハカイダー(和久井節緒)、シルバーハカイダー(上田耕一)とハカイダー部隊を結成して、謎の少年・アキラ(五島義秀)の拉致を目論む。そのとき、仁王像に封印されていたキカイダー01(池田駿介)が復活! 悪のハカイダー部隊に敢然と立ち向かっていく…!
『艦隊これくしょん -艦これ-』は2015年1月から3月にかけて放送されたテレビアニメ作品で、角川ゲームスとC2プレパラートが開発した育成シミュレーションゲームを原作としている。海戦用の戦艦、駆逐艦、航空母艦などの軍艦が「艦娘(かんむす)」という女性擬人化キャラクターとして設定され、その艦娘たちが謎の敵と戦うというストーリー。それぞれの艦娘の名前は実在した軍艦になぞらえており、その特徴なども史実を反映したものとなっている。アニメ版の制作はディオメディア。複数のキャラをひとりの声優が演じ分けることが多く、そこも大きな見所。主人公・駆逐艦の吹雪(上坂すみれ)が鎮守府に着任したのは、ちょうど「深海棲艦」と呼ばれる敵艦隊の攻撃が激しくなってきたころだった。吹雪は、寮で同室となった睦月(日高里菜)や夕立(タニベユミ)とすぐに仲良くなり、ほかの仲間たちも紹介してもらう。そのなかでも、第一航空戦隊に属する赤城(藤田咲)はかねてから吹雪の憧れの存在でもあり、吹雪は成長していつかは赤城と一緒に戦うことを誓う。そして初出撃の日。実戦ははじめてだった吹雪は、みなに遅れを取りながらもなんとか食らいついていき…。
『伝説巨神イデオン 接触篇/発動篇』は1982年に公開された劇場版アニメ作品。1980年から1981年にかけて放送されたロボットアニメ『伝説巨神イデオン』が、打ち切りとなったことを受け制作された。宗教的なアプローチで人間の「生と死」や「業の深さ」を描いた作品で、『新世紀エヴァンゲリオン』『シン・ゴジラ』で著名な庵野秀明監督など業界内にもファンが多い。制作はサンライズで、監督は『機動戦士ガンダム』で名高い富野由悠季。前半の「接触篇」はテレビシリーズの総集編として構成され、後半の「発動篇」は打ち切られたテレビ版の続きとして準備されていた、4話分をまとめた完結編となっている。この作品で「皆殺しの富野」の異名が、不動のものとなった。地球からの移民団で形成されたソロ星。そこで発掘された巨大遺跡は、「イデオン」と呼ばれる巨大ロボットとして復活した。そして、「イデ」なる無限エネルギーを求めてソロ星へやってきたバッフ・クランと交戦状態に。成り行きでイデオンのパイロットとなったユウキ・コスモ(塩屋翼)、イムホフ・カーシャ(白石冬美)らは、宇宙を放浪しながらバッフ・クランと戦う運命に巻き込まれていく。そして、仲間の死や世の不条理を痛感しながら「イデの発動」へと導かれていき…。
直木賞候補となった柚月裕子による同名小説が原作。『仁義なき戦い』シリーズを思わせる作風が大きな話題を呼び、日本アカデミー賞で各賞を独占した白石和彌監督作品。2018年5月に公開された。新人刑事・日岡秀一(松坂桃李)は、広島県呉原東署のマル暴担当班に所属し、主任の大上章吾(役所広司)とコンビを組まされる。大上は捜査のためなら手段を選ばず、殺人など黒い噂が絶えない無茶苦茶な刑事であった。しかし実は日岡は県警の監察官・嵯峨大輔(滝藤賢一)の指令を受けて、大上の内偵捜査を進めるために送り込まれていた。そんな中、広島市に地盤を持つ五十子会傘下の加古村組が、呉原の尾谷組を挑発し、戦争を起こしてその地盤を奪おうと画策する。尾谷組に強い影響力を有する大上は、尾谷組を説得して猶予をもらい、加古村組が関与した犯罪の証拠をつかもうと捜査を断行しようとする。日岡は大上に振り回されつつも、マル暴の役割について考えさせられていく…。
『図書館戦争』は、2008年4月から6月にかけて放送されたテレビアニメ作品。図書館を舞台に、メディアの自由を巡る軍事的闘争と主人公の恋愛模様を描いている。原作は有川ひろの小説。数種のコミカライズ、実写映画など、幅広くメディア展開している。テレビアニメ版の制作はProduction I.Gで、全12話がフジテレビのノイタミナ枠で初の小説原作作品として放送された。今作は、原作者・有川ひろの代表作「自衛隊三部作」同様にミリタリー色ベースの作風ながら、はじめて女性を主人公として恋愛要素を色濃く描いている。舞台は架空の日本。そこでは「メディア良化法」という法律が制定されており、その監視権限を持つ「メディア良化委員会」によって、不適切とみなされた創作物は激しい検閲を受けていた。それが武力を伴う行き過ぎた検閲だったため、「図書館の自由法」を根拠に図書隊という防衛組織が結成され、良化特務機関と武力抗争を展開。その対立は、ときを経てますます激化していた。そんな時代に笠原郁(井上麻里奈)は、高校生時代にある図書隊員に助けられたことをきっかけに、自らも図書隊へ入隊。憧れの図書隊員となった郁だったが、そこから鬼教官・堂上篤(前野智昭)による激しい訓練が日々おこなわれていく…。
『らせんの迷宮~DNA科学捜査~』は、2021年10月よりテレビ東京系で放送開始のTVドラマ。原作は原案・夏緑、作画・菊田洋之による漫画『らせんの迷宮―遺伝子捜査―』で、遺伝子捜査によって難事件を解き明かしていくミステリー作品となっている。主演には『おっさんずラブ』や『あなたの番です』などで有名な田中圭を抜擢し、主人公のパートナー役には『下町ロケット』や『アリバイ崩し承ります』などに出演した安田顕を起用。また倉科カナや渡辺いっけい、中田圭祐、松坂慶子らが共演している。都内某所。そこで遺体に“X”の傷跡をつけるという異質な殺人事件が発生した。この事件を担当するのは、熱血刑事の安堂源次(安田顕)。しかし、安堂の妻が被害者となった連続殺人と今回の事件が似ていたため、安堂は担当から外されてしまう。どうしても事件の真相が知りたい安堂は、捜査本部には秘密で天才遺伝子科学者・神保仁(田中圭)に捜査の協力を依頼する。しかし、神保は事件に興味を示さないばかりか、安堂には理解できない奇想天外な発言と行動を繰り返すのだった。それでもなんとか捜査を進めていき、徐々に息が合いはじめたふたり。そして、彼らのDNA捜査はついに捜査本部もまだ気づいていない痕跡を見つけ出す。神保と安堂は「殺人鬼X」を捕まえることができるのか――!?
『シックス・センス』などで知られる、M・ナイト・シャマラン監督作品。ホラー要素を持った作品で、異常な速度で歳をとる現象に襲われた家族を描く。シャマランらしい、スピーディな展開と、サプライズたっぷりのストーリーに注目だ。夫婦間の問題を抱えているガイ(ガエル・ガルシア・ベルナル)は、妻(ヴィッキー・クリープス)とふたりの子どもを連れてバカンスに行く。豪華なホテルでの休暇を楽しんでいた一家は、ホテルが持つプライベートビーチに招待され、その美しい景色に大喜び。しかし、少しずつ家族に異変が起こりはじめる。幼かった子どもたちが急速に成長し、青年の姿になっていた。なんとたった1時間で、2年分の歳をとっていたことが判明する。ビーチから離れようとすると、謎の頭痛に襲われて気絶するため、脱出することもできない。ガイは別の家族とも協力し、自分たちに起きている現象を解明しようとするが、身体はどんどん年老いていき…。
『#コールドゲーム』は、2021年6月より放送されたサバイバルドラマ。隕石衝突によって氷河期に突入してしまった地球のある避難所を舞台に、過酷な環境下でも懸命に生きる人々の姿をコメディを交えた展開で魅力的に描いている。避難所である学校で、ほとんどの撮影がおこなわれた。羽田美智子や中村俊介に加え、お笑いコンビ・ずんのやすや椿鬼奴などが出演。2020年に放送され人気を博した『隕石家族』や、NHKドラマ『花燃ゆ』の脚本を務めた小松江里子による、オリジナルドラマとなっている。隕石衝突で地軸が曲がり、マイナス45℃の氷河期に突入した地球。前科2犯の天才詐欺師・木村祥子(羽田美智子)は、「家族」優先に運営がおこなわれている元学校の避難所で、木村隆(やす)らとともに「偽装家族」を形成して一緒に生活していた。食事も満足に摂れない過酷な環境のなか、周りを欺いてでも懸命に生きる祥子。しかし「家族」優先で、単身避難所にいる人たちの不満が溜まっていることに、祥子は妙な胸騒ぎがしていたのだった。そしてついにある騒動が起こってしまい…。
『東京DOGS』は、2009年10月より放送された刑事ドラマ。堅物のエリート刑事・高倉奏が、正反対の性格をしたチャラい刑事・工藤マルオとコンビを組む!格闘や銃撃戦を交えた臨場感のある展開に加え、コメディ要素も楽しめるドラマ。脚本を担当したのは、「コメディの奇才」とも称される福田雄一。小栗旬や水嶋ヒロ、吉高由里子、勝地涼、ともさかりえなど実力派キャストが集結した。主題歌や挿入歌を、ダンス&ボーカルグループ・EXILEが担当している。ニューヨークにて、麻薬シンジケートの捜査がおこなわれていた。日本から参加した警視庁特殊捜査課刑事の工藤マルオ(水嶋ヒロ)と堀川経一(勝地涼)は、捜査中に偶然組織のボスと手下に遭遇。危機に陥るが、そこをニューヨーク市警の刑事・高倉奏(小栗旬)に救われる。しかしボスらしき人物は、偽物であったため捜査は失敗してしまった。奏とマルオは最初の取引現場に戻るのだが、そこで謎の女性(吉高由里子)が現れ、彼女は気を失ってしまう。奏は現場にいた女性・由岐がボスの秘密を知っていると考え、日本で警護しながら調べはじめるのだが…。
『TOKYOエアポート〜東京空港管制保安部〜』は、2012年10月より放送されたテレビドラマ。2011年に放送された連続ドラマ『TOKYO コントロール』の2年後を描いた作品で、地上波の連続ドラマ初となる航空管制官に焦点を当てている。篠田香織が新人管制官として、空港で巻き起こる多くのトラブルや事件を解決する様子や、管制室での臨場感のある展開とリアルな描写が魅力だ。キャスト陣には深田恭子をはじめ、佐々木希や要潤らが名を連ねる。新人管制官として羽田空港に配属された篠田香織(深田恭子)は、初出勤日の前日に管制室に訪れると、緊迫感のある雰囲気に息を呑んだ。そして勤務初日に、ベテラン管制官・竹内裕美(瀬戸朝香)からシミュレーター室で実践訓練を受けるが、厳しい指摘をされてなかなか実践に移れなかった。その後勤務がはじまったが、実践はシミュレーションと違い、上手くいかない。突然のトラブルに戸惑いながら必死に指示を出すが、パイロットから多くの苦情が出てしまい…。
『少女革命ウテナ』は、1997年4月から12月にかけて放送されたテレビアニメ作品。『美少女戦士セーラームーン』シリーズを手掛けた幾原邦彦を中心とした制作集団・ビーパパスが、少女漫画家・さいとうちほの協力を得て作り上げた少女バトルアクションもの。しかしその内容は非常に前衛的であり、ただの少女バトルアクションにとどまっていない。「薔薇の刻印」をひとつのモチーフとし、「決闘」「哲学」「同性愛」などの要素を散りばめ、寺山修司の演劇音楽を担当していたJ・A・シーザーのサウンドを軸とした異色作となっている。主人公の少女・天上ウテナ(川上とも子)は、幼いころ助けてもらった王子様に憧れるあまり、自分も王子様のように「人を守る存在」になると誓う。その卓越した能力で学園内でも女生徒に大人気のウテナだったが、ある日、生徒会副会長の西園寺莢一(草尾毅)が姫宮アンシー(渕崎ゆり子)をひっぱたくところを目撃。さらにはもらったラブレターを平気で捨てるという西園寺の悪行に業を煮やし、ウテナは西園寺に決闘を申し込む。しかしその決闘とは、「薔薇の花嫁」であるアンシーを奪い合うという謎の決闘ゲームだったのだ…。
『パタリロ!』は1982年4月から1983年5月にかけて放送されたギャグアニメで、ドタバタギャグの形式を採りながら、スパイアクションやミステリー要素も含むストーリーとなっている。原作は魔夜峰央の漫画であり、「花とゆめ」にて1978年から連載がはじまり、2021年8月時点においても「マンガPark」にて連載中。2016年には舞台劇にもなった、大人気作である。ゴールデンタイム放送のテレビアニメで、男性同士の同性愛を描いたことはかなりセンセーショナルだった。なお、1982年10月の放送時間移動のときから、『ぼくパタリロ!』に改題されている。マリネラ王国の王子・パタリロ・ド・マリネール8世(白石冬美)は、下膨れな容姿で性格も破壊的。ただ、天才的な頭脳と優れた運動能力を持ち併せ、武官部隊であるタマネギたちをいつも困らせている。そんなパタリロは、従者であるジャダ(戸田恵子)の頼みを受けて父・ヒギンズ3世の絵を美術館から盗もうとするが、実はこれはジャダの仕掛けた罠。危うく殺されそうになったパタリロを、護衛に就いていたジャック・バルバロッサ・バンコラン(曽我部和恭)が助け出し…。
2015年に日本で公開されたアメリカのホラー映画。今もなお、根強いファンがいる『死霊館』シリーズの2作目にあたる作品だ。2013年に公開された前作『死霊館』の続編ではなく、前日譚となっている。劇中に出てくるアナベルが実在する人形ということもあり、ほかのホラー映画では味わえないような恐ろしさが迫ってくる作品だ。『チャイルド・プレイ3』や『マスク』などの制作に携わった、ジョン・R・レオネッティがメガホンをとった。出産間際のミア(アナベル・ウォーリス)は、夫・ジョン(ウォード・ホートン)から、以前より探し求めていたアンティーク人形を贈られる。大喜びで子ども部屋に人形を飾るミアだったが、その夜隣家のヒギンズ夫妻が、2年前に家出した娘・アナベル(ツリー・オトゥール)とその恋人に殺害され、ミアとジョンも襲われてしまう。間一髪のところでアナベルの恋人は警察に射殺され、アナベルも自殺し、ミアとジョンは一命を取りとめた。しかし事件後、彼らの家で不可解な出来事が起こる。気分を一新するために、ミアとジョンはアパートに引っ越すのだが…。
2015年11月に公開されたSFアクション映画。大人気シリーズの完結編ということで、公開前から話題になった作品だ。今作はアクションシーンが少なめだった前作に比べて、戦闘シーンが多いだけでなく、裏切りや駆け引きなどの緻密な人間ドラマや悲劇も描かれる。キャピトル軍に囚われていたピータ(ジョシュ・ハッチャーソン)を助け出したカットニス(ジェニファー・ローレンス)だったが、洗脳された彼に襲われてしまう。なんとか助かるものの、カットニスはピータが自分を殺そうとした事実にショックを受けてしまう。ショックから立ち直ったカットニスは、すべて終わらせるために敵対するパネムの最高権力者・スノー(ドナルド・サザーランド)の暗殺を企てていた。同じころ、カットニスはコイン首相(ジュリアン・ムーア)からスター部隊の一員になることを命じられる。カットニスは自分の思いを秘めたまま、スター部隊の仲間たちと、そして洗脳がまだ解けきれていないピーターとともにキャピトルに向かうのだった。
アメリカ政府の極秘情報を公表し、指名手配されたエドワード・スノーデンを描く伝記映画。スノーデンの経歴を紹介しながら、「なぜ告発に踏み切ったのか」を丁寧に描いていく。監督はアメリカ政府を題材にした作品を多く手掛けてきた、オリバー・ストーンが務めている。実在の人物であるスノーデンを演じたのは、『ザ・ウォーク』などに出演するジョセフ・ゴードン=レヴィット。ヒロインには『きっと、星のせいじゃない』への出演で注目を集めた、シャイリーン・ウッドリーが起用された。アメリカから香港に来ていたエドワード・スノーデン(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、世界に向けて重大な告発する。それは、自身が務めていたCIAでおこなわれていた、極秘任務の情報であり、スノーデンにはアメリカ政治から追われる身となる覚悟があった。かつてのスノーデンは、アメリカのために戦いたいと願う、愛国心の強い青年だった。しかしCIAの任務を続けるうちに、政府が世界中の人々のSNSをのぞき見ていたことを知る。スノーデンはみずからの正義に従い、告発する決意をするのだが…。
2003年4月12日に公開された日本映画。1999年に公開された香港映画『星願 あなたにもういちど』のリメイク作品である。ロケ地となった函館の、情緒あふれる街並みが物語をより美しく演出しており、劇中に登場する風景はこの映画の見所のひとつだ。竹内結子や吉沢悠、國村隼、牧瀬里穂らが出演。監督は『非・バランス』などで知られる冨樫森。交通事故で声と視力を失った笙吾(吉沢悠)は、看護師の奏(竹内結子)の献身的な看護によって、日常生活が送れるまで回復する。事故から3年経った今、ふたりは互いに好意を持ちつつも、友達以上恋人未満のままだった。しかし笙吾は交通事故で、帰らぬ人となってしまう…。死んだはずの笙吾が目覚めたのは、あの世でなく、生きていたもとの世界だった。彼は流星の力で数日間だけ、生き返ることができたのだ。視力が回復し、声も出せるようになったが、他人からは別人に見える肉体で復活したため、誰も笙吾とは気づかない。そんな状況のなか、笙吾は奏にあることを伝えるため、別人の体で奔走するのだった。
1972年に公開された『片腕ドラゴン』の続編。クエンティン・タランティーノが今作の大ファンで、自身が手掛けた作品『キル・ビル』では、この作品のオマージュが多く見られることは有名だ。主演のジミー・ウォングは前作同様、監督、脚本、制作総指揮も務めた。日本公開は1976年11月。2003年には東京国際ファンタスティック映画祭で、25年ぶりにフィルム上映された。舞台は18世紀の清朝。清朝の暗殺者の一員である盲目の武僧・封神(カム・カン)のもとに、弟子たちからの伝書が届く。そこには、片腕ドラゴンこと天龍(ジミー・ウォング)を倒して、自分たちの仇を討って欲しいと記されていた。弟子の死と遺言を知った封神は秘密兵器「空とぶギロチン」を片手に、仇である片腕ドラゴンを探すために山を下りるのだった。そんなことが起こっているとは知らない天龍は、道場で弟子たちに稽古をつけていた。弟子たちから、鷹爪拳道場が開催する武術大会の出場を懇願されるが、政府の目から逃れるためにも目立つことはしたくないと断る。しかし大会を見学した天龍一行は、そこで彼の命を狙う封神と出会ってしまうのだった。
今作は佐藤健演じる余命間近の青年が、悪魔と取引し、1日生きるたびに世界から何かを消していく感動大作である。劇中では世界遺産の「イグアスの滝」でロケがおこなわれ、迫力ある映像を堪能できる。主人公の僕(佐藤健)は、突如として意識を失ってしまう。病院に運ばれたものの、手術も不可能な脳腫瘍ができており、医者には余命を宣告される。突然の出来事に思考が追いつかず、呆然としていた僕の前に、自分とまったく同じ姿をした悪魔(佐藤健)が現れる。悪魔には「世界から何かを消せば、1日分の命を与える」といわれ、僕は1日でも長く生きるために契約を結ぶ。悪魔が最初に消すのは「電話」だった。最後の電話として、僕は別れた彼女(宮﨑あおい)に電話をかけ、翌日会う約束を取り付ける。しかし、ふたりが出会ったきっかけも「電話」であり、電話がこの世界から消えると同時に、ふたりの関係もなかったことになってしまう。次に悪魔が消したのは「映画」。僕にとって映画は親友と自分を結んでくれた、重要なものだったが…。
『電磁戦隊メガレンジャー』は、1997年2月から1998年2月にかけて放送された特撮テレビドラマ。スーパー戦隊シリーズの第21作で全51話。放送当時のインターネットや携帯電話などが普及した世相に合わせ、「デジタル」をモチーフとしている。また、第13作『高速戦隊ターボレンジャー』以来となる高校生5人によるチーム構成。劇中には、修学旅行や文化祭、受験など高校生活が題材となったエピソードも多い。現在、声優をメインとして活躍している松風雅也の俳優デビュー作としても有名。ある日、街のゲームセンターで子どもに絡むゲーマーを、諸星学園高校3年の伊達健太(大柴隼人)が「メガレンジャー」なる格闘ゲームで撃退。すると、健太は謎の男たちにスカウトされ、世界科学連邦I.N.E.T.へと連れて行かれる。格闘ゲームは、メガレンジャー適格者を見定めるためのテストマシンだったのだ。一方、健太と同じ諸星高校デジタル研究会のメンバー、遠藤耕一郎(江原淳史)、並樹瞬(松風雅也)、城ヶ崎千里(たなかえり)、今村みく(東山麻美)がその施設を見学に来たところ、突如邪電王国ネジレジアによって襲撃される。I.N.E.T.の久保田博士(斉藤暁)は、咄嗟に健太たち5人をメガレンジャーにすべく、デジタイザーを手渡す…!
『天装戦隊ゴセイジャー』は、2010年2月から2011年2月にかけて放送された特撮テレビドラマ。スーパー戦隊シリーズの第34作で全50話。「天使」をモチーフにしており、5人の戦士たちが当初より地球を護る天使として存在しているという設定。変身や戦闘にはシリーズではじめてトレーディングカードが使用され、玩具類の売上にも大きく貢献した。また、複数の敵組織が登場するのも大きな特徴。千葉雄大の主演デビュー作でもある。はるか昔から、地球には人知れず悪の勢力から人間を護り続けている「護星天使」という存在がある。そして現在の地球には、ゴセイレッドことアラタ(千葉雄大)、ゴセイピンクことエリ(さとう里香)、ゴセイブラックことアグリ(浜尾京介)、ゴセイイエローことモネ(にわみきほ)、ゴセイブルーことハイド(小野健斗)の5人が、ゴセイジャーとして守護の任務に就いていた。そこへ現れた宇宙虐滅軍団ウォースターの手先。奇しくもアラタが変身用のゴセイカードをうっかり紛失してしまうが、天知望(中村咲哉)という少年がこれを拾い、危機を脱する。そして、ゴセイジャーの地球を護る戦いが本格化していく…!
魔法少女プリマエンジェルに新たなメンバーが加わる!?5分枠のWebアニメ『せいぜいがんばれ!魔法少女くるみ』シリーズの第2期。次々と登場する怪人と戦う魔法少女たちと、そんな彼女たちを傍観してツッコミを入れる同級生の男子たちの日常を描く! アニメ本編のほか、キャストたちによるオーディオコメンタリーも制作された。私立笑顔ヶ丘中学に通う安土桃山くるみ(久保ユリカ)は、見た目はごくフツーの14歳の女の子。ところが、その正体は怪人たちと戦う美少女魔法少女恐竜天使戦士「プリマエンジェル」のひとり。同じくプリマエンジェルである同級生の三原色みずき(金元寿子)と温州愛媛みかん(相沢舞)とともに、怪人たちを倒す日々を送っていた。そんなある日、街角に怪人液体浴びせ男が出現する。通行人にスープカレーやらそば湯やらを浴びせかけようとするその怪人に、同級生の五月緑わかば(山本希望)と高円寺つばめ(Lynn)が襲われそうになる。そこで、さっそく駆けつけたくるみが、魔法少女に変身して、ステッキで怪人を殴打! 激しい殴打により怪人を撲殺して、わかばとつばめを無事助け出す。ところが、助けられたふたりを見たタスマニアデビル型天使のデビるん(松本慶祐)は、ふたりに魔法少女の素質があることに気づく。こうしてわかばとつばめも、プリマエンジェルに加わることになるのだった…。
素直になれない美少女の恋の行方は?野村美月のライトノベル『“文学少女”』シリーズをもとにした、OVA『“文学少女”メモワール』の第3巻。文芸部の少年に片想いを続けるツンデレ美少女の恋を描く!女子高生の琴吹ななせ(水樹奈々)は、クラスで一番のクール系美少女。容姿もさることながら、その凛としたたたずまいから、男女問わず絶大な人気があった。そんな彼女には、中学のころから片想いを続ける相手がいた。その相手とは、文芸部に所属する同級生の男子・井上心葉(入野自由)。地味で目立たないものの、本当は優しくて、笑顔が素敵であることを、ななせは知っていた。しかし、ななせは極度のツンデレ。想いを寄せる心葉を前にすると緊張して、思ってもないことをいってしまう。その結果、心葉にはななせから嫌われていると勘違いさせてしまうのだった。そんなななせを見ていた親友の森ちゃん(下田麻美)は、自分が変わらなければ一生想いは通じないと、ななせに助言する。そこで、ななせは自分の想いを伝えるために、心葉に手作りお菓子をプレゼントすることを計画する。ところが、翌日ななせが手作りお菓子を渡そうとしても、なぜかタイミングが合わずに、ことごとく心葉とすれ違ってしまう。結局、心葉に渡せなかったななせは、ひとり公園で落ち込むことになる。だが、そんなとき公園に心葉が現れるのだった…。
文学少女と出会う前の作家の少年の物語――。野村美月のライトノベル『“文学少女”』シリーズをもとにした、OVA『“文学少女”メモワール』の第2巻。14歳にして新人賞を受賞した作家の少年が、文学少女と出会う前に経験した悲しい別れの物語を描く。夫婦喧嘩が絶えない家庭で育った女子小学生の朝倉美羽(平野綾)にとって、物語の世界だけが心の落ち着く場所だった。そんな彼女はいつしか空想にふけるようになり、学校のクラスメイトたちからは「嘘つき」呼ばわりされるようになる。ところが、ある日そんな彼女の空想に興味を持つ同い年の少年・井上心葉(入野自由)が現れる。美羽は心葉にせがまれるままに、自分が考えた空想を語るのだった。それ以来、彼女は空想にふけることを楽しむようになっていく。しかし、心葉とふたりきりで過ごす時間を重ねるうちに、美羽は心葉を自分のものにしたいと思うようになる。そうして彼女は、心葉が大切にしているインコを死なせたり、心葉に好意を寄せる女子にひどいことをいったりする。そんななか美羽は心葉にすすめられて、小説の新人賞に応募することにする。彼女にとって受賞はどうでもいいことで、ただ心葉の心をつなぎとめることだけが目的だった。ところが、新人賞の結果が発表されたとき、その受賞作品がなんと心葉がこっそり応募していた小説だということを美羽は知ってしまうのだった…。
『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 維新志士への鎮魂歌』は、1997年に公開されたアニメ映画。明治初期を舞台に、不殺を誓った流浪人・緋村剣心が人々を守るために奔走する! 明治政府への反乱に関連した人間ドラマを、華麗な剣術アクションを交えて魅力的に表現した作品となっている。また劇場版以外にもアニメやOVA、小説、舞台など幅広くメディア展開しており、佐藤健や武井咲など多数の人気俳優が出演する実写映画も人気を博している。剣心(涼風真世)たちは、汽車に乗り横浜を訪れていた。途中、酒に酔って暴れる外国人たちと争う剣士・時雨滝魅(井上和彦)と出会う。そこで剣心は、時雨と一緒にいた女性・高槻朱鷺(宮村優子)の苗字に聞き覚えがあるようで顔を曇らせた。その後、剣心たちの前で謎の襲撃事件が起こる。事件の首謀者は時雨であり、明治維新への反乱を起こすための計画の一部だったのだ。後日、不穏な空気を感じ取った朱鷺は、剣心のもとへ相談に訪れる。そこで剣心は、朱鷺の兄(佐々木望)を幕末の争いのなかで殺してしまったことを思い出してしまう…。
『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 星霜編』は、2001年と2002年に発売された上下巻からなるOVA作品。アニメ本編の十数年後の世界を舞台に、身体の不調により飛天御剣流を使えなくなった主人公・緋村剣心と主要人物たちのその後を、回想を交えて描いたストーリーとなっている。懸命に生きる剣心たちの姿を、本編とは違ったシリアスな描写で魅力的に表現している。原作漫画は、シリーズ累計発行部数が7,200万部を超える大人気作品。多くの戦いが繰り広げられた日々から十数年後、剣心は山県有朋(かねこはりい)からある依頼をされた。大陸で戦争が起きる兆しがあり、戦いの指揮をとって欲しいというのだ。それに対して剣心(涼風真世)はこれまでの償いとして、傷ついた人々を救うために大陸へ向かった。しかし、戦争が終わっても剣心は帰ってこない。それでも神谷薫(藤谷美紀)は、剣心が帰ってくるのを信じて待った。そんななか薫は、剣心とのこれまでの日々を振り返っていくのだった…。
『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 追憶編』は、1999年に発売された4話からなるOVA作品。不殺を誓って人々を守るために奔走する流浪人・緋村剣心の過去を描いており、剣心が人斬り抜刀斎と呼ばれたころのエピソードと、左頬の十字傷ができた理由が明かされる。時代の変化に振り回される多くの人々の運命を、激しい剣術アクションを交えながら魅力的に表現している。原作漫画は、シリーズ累計発行部数が7,200万部を突破しており、2021年7月時点も新たなシリーズとなる北海道編が連載中。またアニメ以外にも、ゲームや小説、舞台や実写映画など多くのメディア展開がなされている。幕末の動乱の最中、緋村剣心(涼風真世)は幕府の暗殺者として京都で暗躍していた。多くの人を救うために、己が習得した飛天御剣流を振るうことに決めた剣心だが、その表情は晴れなかった。平和のためとはいえ、毎日人を殺し続ける矛盾した生活を送るにつれ、次第にその目は力を失っていく。そうして月日は流れ、剣心は雪代巴(岩男潤子)と出会う。それは剣心の運命を大きく変えていくものだった…。
『アラジン』や『リトル・マーメイド』の監督である、ロン・クレメンツ&ジョン・マスカーによる3Dアニメ映画。今作に登場するモアナは、プリンス不在でありながらも、ディズニープリンセスのひとりとして数えられている。モアナの声優を務めたのは、今作が映画初出演となるアウリィ・カルバーリョ。また、キーパーソンであるマウイは、アクションスターのドウェイン・ジョンソンが声を吹きこんだ。小さな島で暮らしているモアナ(アウリィ・カルバーリョ)は、島の外に憧れを抱いていた。しかし島の掟により、船を使って外に出ることは許されなかった。そればかりか、海で魚が獲れなくなり、島の住民たちは困り果ててしまう。原因は島に伝わる伝説のなかに登場するテ・フィティにあると考えたモアナは、島の外に出ることを決意する。そして、テ・フィティの心を盗んだとされるマウイ(ドウェイン・ジョンソン)を探しに、サンゴ礁を越え未知の海へと旅立つのだった。
もともとは映画としてでなく、「名古屋テレビ開局40周年記念」として制作されたドラマ作品で、2002年5月14日に放送された。反響が大きく同年の10月5日には、放送されたドラマに未放送のシーンを加えて劇場公開されたのが今作だ。原作は山本周五郎の『さぶ』で、過去には何度も舞台・ドラマ化されている。監督は三池崇史が務め、藤原竜也や妻夫木聡、田畑智子、吹石一恵らが出演した。ドラマは第29回放送文化基金賞番組部門テレビ番組賞、第40回ギャラクシー賞選奨、第57回文化庁芸術祭優秀賞、日本民間放送連盟賞優秀賞といった数々の賞を受賞するなど、高い評価を得た作品である。幼いころから同じ奉公先で育ち、兄弟同然だった栄二(藤原竜也)とさぶ(妻夫木聡)。しかしある日栄二は濡れ衣を着せられて、石川島の人足寄場に流されてしまった。そうとは知らず、さぶは懸命に栄二を捜すがなかなか見つからない。ようやく栄二と再会できたものの、人間不信に陥り復讐を誓った栄二は、さぶや想いを寄せ合っていた恋人のおすえ(吹石一恵)にも、人が変わったような冷たい態度をとるのだった。
『不思議の国のアリス』を原作とする、ファンタジー映画。同作の映画化作品は何度も作られているが、今作は「その後の世界」を描く、オリジナルストーリーとなっている。アリスは19歳に成長して、「不思議の国」もアレンジされた。監督を務めたのは、ファンタジー映画の巨匠・ティム・バートン。彼とタッグを組むことの多い、ジョニー・デップやヘレナ・ボナム=カーターも出演しており、主演はミア・ワシコウスカが務めた。「不思議の国」を冒険したアリス(ミア・ワシコウスカ)は、参加したパーティーで、とある貴族から求婚される。しかしアリスは突然の求婚に驚き、パーティーを抜け出してしまう。そこに幼いときに出会った白うさぎ(マイケル・シーン)が現れ、ふたたびアリスを「不思議の国」へと導く。久しぶりにやってきた「不思議の国」は、アリスが前回来たときとは、まったく変わっていた。世界は邪悪な赤の女王(ヘレナ・ボナム=カーター)に支配されており、アリスは「救世主」にまつり上げられてしまうのだった。
アニメ『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』は、2017年4月より放送。原作漫画の累計発行部数が、世界で2億5,000万部を突破している大人気アニメ『NARUTO-ナルト-』の続編にあたる作品で、前作から十数年後が舞台になっている。前作の主人公・ナルトの息子であるうずまきボルトが主人公となっており、新たな世代のキャラクターたちが大活躍。また『NARUTO-ナルト-』のキャラクターも再登場し、忍術を駆使しながらともに新たな敵や事件に挑んでいく作品となっている。近代化が続く忍びの里。火影の子どもであるボルト(三瓶由布子)は、明日から忍者学校へ通うことになっていった。そんなときボルトは、いじめられている少年・デンキ(一木千洋)を助ける。そして、デンキも忍者学校に通うと聞かされた。しかし親に無理矢理通わされるというデンキは落ち込んでおり、ボルトは親のことを気にせず反抗するべきだとアドバイスして、デンキを元気づけるのだった。その夜、デンキは親に好きな勉強に集中したいと訴えるが反対される。そこに突然不思議なエネルギー体が体に侵入して、デンキはなにかに憑依されたようになった。次の日、デンキの姿を見たボルトは、デンキの体が黒い炎のようなものに包まれているのに気付くのだが…。
小っちゃくなったアイドル少女たちが再び大暴れ!?バンダイナムコエンターテインメントのメディアミックス作品『アイドルマスター』シリーズをもとにした、スピンオフ作品のアニメ化第2弾! 小っちゃなアイドル「ぷちどる」たちが繰り広げるドタバタな日常を描く。芸能事務所・765プロダクションのアイドルたちにそっくりな謎の小っちゃな生物「ぷちどる」。個性豊かで元気いっぱいな彼女たちは、日々ハプニングを巻き起こしていた。ある日の夜、ぷちどるたちのプロデューサー(間島淳司)が、外出先から765プロに電話をかけたところ、ぷちどるのゆきぽ(浅倉杏美)が電話に出た。ところが、ゆきぽは極端に無口なぷちどる。これまで鳴き声さえ発したことがなかった。電話がつながったものの、返答がないことに困ったプロデューサーは、電話口で「俺だよ、俺、俺」と連呼する。ゆきぽのそばでその電話を聞いていたはるかさん(中村繪里子)は、オレオレ詐欺に違いないと早とちりして、あふぅ(長谷川明子)と一緒に大騒ぎする。しかしプロデューサーからすれば、電話の先からドタバタと音が聞こえるものの、まともな返答が聞こえてこない。そこで、さらに「俺だよ、俺、俺」と連呼することになる。ところが、路上でそんなセリフを連呼していたため、プロデューサーは警察官から声をかけられ、そのまま署まで連行されてしまうのだった…。
クエンティン・タランティーノが監督を務めた西部劇。ミステリーの要素を持っており、タランティーノらしいシニカルな脚本が高く評価された。今作の音楽は『荒野の用心棒』などで知られる、伝説的な作曲家・エンニオ・モリコーネが担当している。主演は、タランティーノ映画には欠かせない俳優・サミュエル・L・ジャクソン。今作では過去に秘密のある賞金稼ぎ役で、シリアスな演技を披露した。また、ドメルグ役を演じたジェニファー・ジェイソン・リーは、今作の演技でアカデミー賞にノミネートされている。吹雪が迫るなか、賞金稼ぎのウォーレン(サミュエル・L・ジャクソン)は、殺した賞金首の遺体を街に届けようとしていた。しかし馬が途中で力尽きてしまい、偶然とおりかかった馬車に助けを求める。馬車に乗っていたのは、同業者のジョン・ルース(カート・ラッセル)で、高額賞金首のドメルグ(ジェニファー・ジェイソン・リー)を連れていた。ウォーレンを馬車に乗せたルースは、途中で新任の保安官だと名乗るマニックス(ウォルトン・ゴギンズ)とも出会う。そして、4人は吹雪を避けるため「ミニーの紳士服飾店」へと向かうのだが…。
ミステリーの要素を併せ持った、恋愛映画。80年代後半の静岡を舞台に、「Side-A」と「Side-B」のふたつのストーリーが展開する。原作同様、ラストにどんでん返しが用意されており、いっさいネタバレができない作品である。就活中の大学生である鈴木(亜蘭澄司)は、友人から合コンに誘われる。恋愛経験のない鈴木にとって、合コンは楽しいものではなかったが、参加していたマユ(前田敦子)に一目惚れ。合コン後も同じメンバーで海に行き、鈴木はマユの電話番号を手に入れる。ふたりはデートをするようになり、ファッションに興味のなかった鈴木の意識も変わっていく。マユに見合う男になるため、メガネをコンタクトにし、運転免許を取得するなど、自分磨きをはじめるのだった。愛を深めていったふたりだが、就職した鈴木(松田翔太)は東京への転勤が決まり、愛するマユとは遠距離になってしまう。鈴木は休みのたびに静岡に帰り、マユに会っていたが、そんな関係に疲れ果ててしまい…。
ザック・スナイダー監督による、スーパーマンの完全新作映画。この作品以降、「DCエクステンデッド・ユニバース」と呼ばれる、大規模なシリーズがスタートした。完全にリブートされた作品であるため、スーパーマンの誕生が描かれている。スーパーマンを演じたのは、『コードネーム U.N.C.L.E.』に出演したヘンリー・カヴィル。ヒロイン役にエイミー・アダムス、ヴィランのゾッド将軍役にマイケル・シャノンが起用された。滅亡寸前のクリプトン星で、新しい命が誕生した。赤ん坊はカル=エルと名づけられるが、反乱を起こしていたゾッド将軍(マイケル・シャノン)がやってきて、父親のジョー=エル(ラッセル・クロウ)が殺されてしまう。間一髪のところでクリプトン星を脱出したカル=エルは、遠く離れた地球に着陸。ジョナサン・ケント(ケビン・コスナー)に拾われ、クラーク・ケント(ヘンリー・カヴィル)として育てられる。無事に大人へと成長していくクラークだったが、人間とは違う自分の正体を知るため、旅に出るのだった。
ディズニー初の3Dで作られた、プリンセス映画。ピクサー出身のジョン・ラセターや、伝説的アニメーターのグレン・キーンが製作総指揮を務めている。楽曲は『アラジン』や『美女と野獣』などで、数多くの名曲を生み出した、アラン・メンケンが担当した。今作は童話の『ラプンツェル』を原作としており、一部設定を踏襲しているが、ストーリーの関連性はほとんどない。キラキラと動きまわる髪の毛やランタンの光など、3Dアニメの最高峰といえるクオリティとなっている。18年もの間、塔の上に閉じこめられていたラプンツェル(マンディ・ムーア)は、外の世界に憧れを抱いていた。しかし、育ての親であるゴーテル(ドナ・マーフィ)が許さず、ひとりでは外に出る勇気もなかった。そんなとき、近くのお城からティアラを盗んだ、フリン・ライダー(ザッカリー・レヴィ)が偶然塔にやってくる。ゴーテルが旅に出た隙をみて、ラプンツェルはフリンととも外に出る決意をするのだった。
優しい教師が、クラスの生徒を殺していくサイコホラー。爽やかなイメージのある伊藤英明が、生徒を惨殺するサイコパス役を演じたことが話題となった。監督は日本国外での知名度も高い、三池崇史であり、容赦のない残酷描写によりR-15に指定されている。生徒役には染谷将太や二階堂ふみなど、日本映画界の最前線で活躍する役者が起用された。また教師役として、山田孝之や吹越満などが出演している。高校教師の蓮実聖司(伊藤英明)は、生徒たちから人気も高く、誰からも尊敬される先生だ。しかし、その正体は幼くして両親を殺し、幾度となく犯罪に手を染めてきた凶悪な殺人犯だった。彼には罪悪感など微塵もなく、目的のためなら平気で人を殺していく。気に入らない生徒や教師には、容赦なく手を下しつつも、表ではイケメン教師を演じていた。ある日、犯行現場を生徒のひとりに見られてしまい、収拾がつかなくなってしまう。蓮実は自分を守るため、猟銃で生徒を皆殺しにすることを決めるのだが…。
『デュラララ! !』は2010年1月から6月にかけて放送されたサスペンスアクションアニメで、池袋を舞台にオカルトとカラーギャングをテーマとした物語である。原作は成田良悟のライトノベルであり、2004年から電撃文庫にて発刊されている。数多くのキャラクターが登場し、それぞれの群像劇が順次描かれるスタイル。アニメ版の制作は、『夏目友人帳』『狼と香辛料II』などを手掛けたブレインズ・ベース。THEATRE BROOKによるオープニングテーマ「裏切りの夕焼け」、松下優也によるエンディングテーマ「Trust Me」も大ヒットとなった。16歳になるまで生まれ故郷から一度も出たことがなかった竜ヶ峰帝人(豊永利行)は、意を決して東京の高校へと進学。小学生のときに東京へ引っ越した親友・紀田正臣(宮野真守)と、この日池袋で久々に再会した。正臣に夜の池袋を案内される帝人。そこには帝人がまったく知らない世界が広がっていた。カラーギャングをはじめ、正臣からさまざまな池袋伝説を聞く帝人は疲れかけていたが、そこで最大の都市伝説である「首なしライダー」を目撃し、はじめて触れた非日常に身震いするのだった…。
『闘牌伝説アカギ 〜闇に舞い降りた天才〜』は2005年10月から2006年3月にかけて放送された麻雀アニメで、原作は福本伸行による漫画。同じく福本作である『天 天和通りの快男児』で大人気を博したキャラクター・赤木しげるの若き日を描いた作品である。原作漫画は1992年から2018年にかけて「近代麻雀」にて連載され、登場人物たちの細かい心理描写が特徴的だった。アニメ版の制作はマッドハウス。ストーリーは基本的に原作どおりだが、緻密な心理描写で、原作では10年以上の連載期間を割いた部分を、全26話に分かりやすくまとめている。南郷(小山力也)は300万円の借金をチャラにするため、川田組の竜崎(中田浩二)と賭け麻雀の勝負をしていた。しかし情勢は最悪。もはやこれまでかと思われたとき、チキンランをしていたアウトローの中学生・赤木しげる(萩原聖人)が姿を現した。南郷はこの赤木に究極の勝負強さを感じ取り、代打ちを依頼。そこへチキンランを取り締まっていた刑事・安岡(玄田哲章)が現れ、赤木を捕らえようとするが、南郷がこれを庇い、賭け麻雀の勝負が進んでいく。はじめての卓であるはずの赤木だったが、簡単なルール説明を受けただけで勝ち続け、極道・竜崎が瞬く間に追い込まれていく…。
文学少女がある日出会ったひとつの物語――。野村美月のライトノベル『“文学少女”』シリーズをもとにしたOVA『“文学少女”メモワール』の第1巻。物語が大好きで本を食べる文学少女の天野遠子と、やがてそんな彼女とかかわることになる男子高校生の井上心葉との出会いを描く。物語を深く愛するがゆえに、文字どおり本のページをちぎって食べてしまう自称・文学少女の天野遠子(花澤香菜)。亡くなった父との約束から、普段はその姿を周囲に見せることなく、ひとりで隠れて本を味わう日々を送っていた。ある日、父の元同僚の編集者を訪ねて、出版社の編集部に来たところ、そこで落選した小説の原稿が詰めこまれた段ボールを発見する。暇をもてあました遠子は、その原稿をひとつずつ読んでいくが、そのなかにとびきり魅力的な小説を見つける。その小説のタイトルは『青空(ソラ)に似ている』で、14歳の人物が書いたらしい。これを落選させるのはもったいないと感じた遠子は、編集者にもう一度この原稿を読むようにと強くすすめる。それがきっかけで、『青空(ソラ)に似ている』は書籍化までこぎ着けるのだった。すっかり『青空(ソラ)に似ている』に夢中になった遠子。どんな人物なのかと想像をふくらませるのだったが…。
『君に届け』は2009年10月から2010年3月にかけて放送されたアニメで、恋や友情に揺れ動く高校生たちの青春模様を描いている。原作は椎名軽穂の漫画であり、2006年から2017年まで「別冊マーガレット」にて連載された。アニメ版の制作は、後に『黒子のバスケ』『PSYCHO-PASS サイコパス』などを手掛けるProduction I.G。原作コミックス第7巻にあたる、主人公たちの出会いから1年目までが描かれている。タニザワトモフミによるオープニングテーマ、Charaによるエンディングテーマが作品テーマにしっかり寄り添っている。高校1年生の黒沼爽子(能登麻美子)は、純粋で前向きな少女だったが、長い黒髪と暗めの雰囲気から「貞子」とあだ名をつけられ、クラスメイトから恐れられる存在となっていた。逆に、同じクラスの風早翔太(浪川大輔)は爽やかを絵に描いたような人気者で、爽子は常に風早のようになりたいと思っていた。そんなある日、クラスで肝試しをすることになり、爽子は矢野あやね(沢城みゆき)と吉田千鶴(三瓶由布子)からお化け役をやるよう勧められ、これを快く引き受ける。爽子の「みんなの期待に応えたい」という純粋な気持ちにあやねと千鶴は心を動かされ…。
『ばらかもん』は2014年7月から9月にかけて放送された青春書道アニメで、都会育ちの書道家が島での生活を通じて成長していく姿を描いている。原作はヨシノサツキの漫画であり、2008年に「ガンガンパワード」に読み切り掲載後、Webコミック配信サイト「ガンガンONLINE」にて連載された。物語の舞台は、作者の出身地である長崎県の五島列島。タイトルの「ばらかもん」はその五島列島の方言であり、「元気者」を意味している。アニメ版の制作はキネマシトラスで、シリーズ構成は後に『ウマ娘 プリティーダービー』を手掛けるピエール杉浦が務めている。とある書道展示館にておこなわれた受賞パーティー。そこで若き書道家・半田清舟(小野大輔)は、自作を酷評した館長(三木敏彦)を思わず殴ってしまう。当然、受賞パーティーは大騒ぎとなり、清舟の評価も下落。清舟の父は、書道家として以前に「人間として欠けている部分」を見直させるため、自身が暮らしたことのある五島へと清舟を送り込む。島に着いた清舟は郷長である木戸裕次郎(杉野田ぬき)から空き家を紹介されるが、そこに小学1年生の少女・琴石なる(原涼子)をはじめ、女子中学生の山村美和(古木のぞみ)や新井珠子(大久保瑠美)らが頻繁に出入りし、清舟の邪魔ばかり。はじめての島生活に戸惑いながらも、清舟は新たな書の境地を見出していく…。
『モンキーターンV』は2004年に放送された、モータースポーツアニメ。同年に放送された『モンキーターン』の続編かつ後半部にあたり、レーサーとして活躍する波多野憲二が、大きな怪我から復帰して日本一のレーサーを目指して奔走する作品となっている。原作は、累計発行部数は1,000万部を超える漫画『モンキーターン』。また原作漫画は、日本船舶振興会からも競艇初心者の入門書として推薦されているほどで、詳しいモーターボートの技術や情報も盛り込まれている。プロになり、3年半で全日本選手権を制した波多野憲二(川島得愛)。そんな波多野の所属する東京支部に、新人たちが入ってきた。新人の1人である沖田龍一郎(神谷浩史)は、波多野と同じレースに出場することになる。沖田は自分が良いエンジンを手に入れたことで、もしかしたら波多野に勝てるかもと期待する。波多野の自分に対する態度が良くないのも、ライバルとして意識されているからだと感じていた。そうしてレースがはじまり、波多野と沖田は争うことになる。沖田は波多野に対し、強気な姿勢で立ち向かっていくのだが…。
『ベターマン』 は、1999年4月より放送されたSFアニメ。蒼斧蛍汰が、幼なじみの少女・彩火乃紀に再会した後、人を狂わせる謎の奇病・アルジャーノンが関係するいくつもの事件に関わっていくストーリー。SF要素だけでなくホラー要素が物語の随所に散りばめられた作品で、正体不明の超人類・ベターマンを中心に、多くの謎が次第に解き明かされていく展開が魅力。アニメーション制作は、『ガンダム』シリーズなどの多くの有名作品を手掛けるサンライズ。ある日、蛍汰(山口勝平)の高校に幼なじみの少女・火乃紀(氷上恭子)が転入してきた。ときを同じくして、新しく作られる地下遊園地「ボトム・ザ・ワールド」で大量死亡事故が発生。火乃紀は、事件に対応した専門家チームに呼ばれて帰っていった。その後、蛍汰は学校の帰り道に偶然「ボトム・ザ・ワールド」に迷い込んでしまう。遊園地内で蛍汰は、謎の怪物たちに襲われて逃げ続けた。するとその先で蛍汰は、巨大ロボット覚醒人1号に乗った火乃紀に再会。怪物たちから逃れるため、ロボットに乗せてもらうのだが…。
『空手バカ一代』は1973年10月から1974年9月にかけて放送された格闘アニメで、伝説の空手家・大山倍達をモデルにした「実話とフィクション」を織り交ぜた空手活劇となっている。漫画版は、原作・梶原一騎、作画・つのだじろうと影丸譲也により、「週刊少年マガジン」で連載された。漫画版では大山倍達本人が主人公だが、アニメ版では飛鳥拳という架空の人物になっている。また、作中には空手の実写映像なども多く挿し込まれている。特攻兵として活躍していた飛鳥拳(田中信夫)は、出撃前に機体が故障したため幸か不幸か生き残り、荒れ果てた街を彷徨っていた。敗戦で何もかも失ってしまった日本人だったが、さまざまな物を売ってなんとか生活している。そんな市場で柿を売っていた老人のところへ、3人のアメリカ兵がやって来て店を荒らしはじめると、周りはみな見て見ぬふり。そこへ拳が割って入り、アメリカ兵3人を空手で撃退!生きる希望を失っていた拳だったが、このことをきっかけに空手に生きることを決意。拳の新たな人生が、ここからはじまっていく…!
『Yes!プリキュア5』は、2007年2月から2008年1月にかけて放送されたアニメ。プリキュアシリーズの第4作であり、前作までの「プリキュア2人体制」から「プリキュア5人体制」へと変化を遂げた。それにより、状況に応じて5人がバラバラに変身して戦うなど、戦闘シーンのバリエーションが広がった。また、前作までオスとメスのコンビだったマスコットキャラクターがオス2匹のコンビとなり、人間の青年に変身できる設定に。このふたりの青年と、プリキュアに変身する少女たちの淡い恋なども描かれた。中学2年生の夢原のぞみ(三瓶由布子)は、勉強も運動もあまり得意ではないが、明るさと前向きさでは誰にも負けない活発な少女。ある日、のぞみが登校する途中で綺麗な蝶を追って細い路地に入ると、ふいにイケメン青年・小々田コージ(草尾毅)とぶつかった。しかし話すのも束の間、コージは何かを追うように消えていった。そして登校すると、学内でコージを発見するのぞみ。図書館に入ったコージをのぞみも追いかけると、図書館内でコージが小動物のような妖精・ココに姿を変える!そこに悪の集団ナイトメアの怪物が襲ってくる。ココを守ろうとしたのぞみは、そこでプリキュアに覚醒! キュアドリームとしてナイトメアに立ち向かう…!
『仮面ライダーフォーゼ』は2011年9月から2012年8月にかけて放送された特撮テレビドラマで、平成仮面ライダーシリーズの第13作となる。当時、小惑星探査機はやぶさなど宇宙開発が大きな話題となっていたことを受け、「宇宙」をテーマに「学園青春ドラマ」のテイストを加えたストーリーとなっている。戦いの舞台は主人公たちが通う天ノ川学園高校に限定されており、その世界では昭和ライダーを含む過去の仮面ライダーが、都市伝説として語られる。また、仮面ライダー生誕40周年記念作品ということで、登場人物名が過去ライダーキャラのアナグラムになっているなどのお遊びも。天ノ川学園高校2年B組に転校してきた如月弦太朗(福士蒼汰)は、自己紹介で「この学校の生徒全員と友達になる!」と宣言する。クラスメイトには幼なじみの城島ユウキ(清水富美加)もいて、ふたりで再会を懐かしく思うが、近くにいた歌星賢吾(高橋龍輝)とは険悪なムード。そんななか、学園内に突如ゾディアーツと呼ばれる怪物が現れ、暴れはじめる。実はこのゾディアーツを倒す手段を賢吾とユウキが研究しており、それがフォーゼドライバーだった。しかし、賢吾は身体が弱く実戦向きではなかった。ユウキからその話を聞いた弦太朗は、賢吾からフォーゼドライバーを奪って仮面ライダーフォーゼに変身! ゾディアーツに立ち向かっていく…!
『仮面ライダーオーズ/OOO』は2010年9月から2011年8月にかけて放送された特撮テレビドラマで、平成仮面ライダーシリーズの第12作となる。人間の「欲望」をテーマにした物語で、欲望から生まれる硬貨・オーメダルを巡る争奪戦の様子を描いている。変身ベルトはメダルを3つ挿入する仕組みになっており、その組み合わせで変身後の形態が変わるため、仮面ライダーとしての変身バリエーションの多さも特徴。第28話をもって、1971年開始の昭和ライダーシリーズ第1作『仮面ライダー』の第1話から数えて、通算1,000回目の放送となった。同時に、仮面ライダー生誕40周年記念作品でもある。鴻上ファウンデーションという巨大財団が経営する美術館。そこに封印されていた「欲望」の結晶である「オーメダル」が解き放たれ、グリードと呼ばれる怪人が復活した。たまたまそこで警備員のアルバイトをしていた火野映司(渡部秀)は、現場で拾った赤いメダルを持ったまま崩壊した美術館から逃げのびた。そこへグリードが現れて警察官たちを襲うなか、腕だけの怪人・アンク(三浦涼介)が映司と接触。アンクは映司をメダル集めに利用しようと、瀕死の重傷だった警察官・泉信吾(三浦涼介)の身体を乗っ取り、映司に変身ベルトを渡す。訳のわからぬ映司だったが、ひとまず怪人殲滅のために仮面ライダーオーズに変身し、戦いはじめる…!
『無限のリヴァイアス』は1999年10月から2000年3月にかけて放送されたSFロボットアニメで、制作はサンライズ。ロボットアニメのフォーマットを取りながらも、全体的なテーマはジュール・ヴェルヌの『十五少年漂流記』をコンセプトにした少年少女たちの群像劇となっている。閉鎖された空間のなかで、肉体的にも精神的にも極限状態となっていく状況を描いているため、登場人物たちの人間関係や心理状態はときに衝撃的なものへと展開していく。シリーズ構成を務めたのは、『魔法少女プリティサミー』『おおきく振りかぶって』などを手掛けた黒田洋介。舞台は西暦2225年の宇宙。主人公・相葉昴治(白鳥哲)を中心とする少年少女たちは、航宙士養成所であるリーベ・デルタという宇宙ステーションのなかで、日夜訓練に励んでいた。昴治はルームメイトの尾瀬イクミ(関智一)とコンビを組んで上々の成績を残すようになってきたが、なかにはトラブルを起こす者も。その筆頭が、昴治の弟である相葉祐希(保志総一朗)だった。そんなある日、リーベ・デルタは何者かの襲撃を受け、非常事態に陥り…。
『ヒカルの碁 スペシャル 北斗杯への道』は2004年1月に放送されたスペシャルアニメ。漫画版『ヒカルの碁』は、原作・ほったゆみ、作画・小畑健によって「ジャンプ・コミックス」から全23巻が発刊されている。今作は、原作漫画の北斗杯編(19巻~21巻)の前半である予選部分をアニメ化したもの。テレビアニメシリーズ終了後も、最終回が原作漫画版の途中であったこともあり、続編を望む声が多数寄せられ、このスペシャル版制作に至った。しかし、後編にあたる本選はアニメ化されていない。佐偽が消えたショックを乗り越え、進藤ヒカル(川上とも子)が囲碁の世界に戻ってきた。再び棋院の仲間、和谷義高(高木礼子)、越智康介(松岡洋子)、本田敏則(櫻井孝宏)らとしのぎを削り合うヒカル。そして碁会所では、永遠のライバル・塔矢アキラ(小林沙苗)とも切磋琢磨していた。そんな折、18歳以下のプロ棋士による日中韓3国対抗の団体戦「北斗杯」がおこなわれることになった。出場3選手のうちひとりは、塔矢アキラがシードで決定。残り2名の椅子をヒカルたちが争うことに。そして、関西棋院から社清春(石塚堅)という実力者が現れ…。
『ヒカルの碁』は、2001年10月から2003年3月にかけて放送されたテレビアニメ作品。囲碁が題材の物語で、天才囲碁棋士の霊にとり憑かれたひとりの少年が、囲碁の世界で成長していく姿を描いている。原作・ほったゆみ、作画・小畑健による漫画版は、「週刊少年ジャンプ」で1999年から2003年にかけて連載され、大人気を博した。アニメ版はぴえろによって制作され、原作で囲碁の監修を務めている女流棋士の梅沢由香里による実写ミニコーナーなどもあり、少年少女の間に囲碁ブームを作り上げた。ごく普通の活発な小学6年生・進藤ヒカル(川上とも子)は、ある日祖父の家の蔵から古い碁盤を出すと、その盤面に血痕を見つける。しかし、一緒にいた幼なじみの藤崎あかり(かかずゆみ)にはそれが見えない。さらには何かの声まで聞こえるヒカル。ヒカルが感じ取ったのは平安時代に生きた天才囲碁棋士・藤原佐為(千葉進歩)の霊だった。佐偽はそのままヒカルにとり憑き、碁を打たせてほしいとヒカルに懇願する。楽観的にその霊を受け入れたヒカルは、街の碁会所で出会った少年・塔矢アキラ(小林沙苗)と対局し、佐偽の力で見事アキラを打ち負かす。しかし、このアキラこそ名人の父を持つ天才少年棋士で、ヒカルの生涯のライバルとなる存在だったのだ…!
シリーズ第7作目。監督がシリーズ常連だったジャスティン・リンから、『死霊館』シリーズに携わった、ジェームズ・ワンに変更されている。また、メインキャストのポール・ウォーカーが撮影途中で急死したため、今作が遺作となった。キャスト面では、アクション俳優のジェイソン・ステイサムが参戦。前作では顔出しのみに留まっていたが、本格的に悪役として登場している。撮影中に急死したポール・ウォーカーの代役は、実の兄弟が務めた。オーウェン・ショウ(ルーク・エヴァンス)を倒したドミニク(ヴィン・ディーゼル)は、オーウェンの兄であるデッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)に命を狙われる。デッカードは「ファミリー」を襲うことを決め、ホブス(ドウェイン・ジョンソン)を襲撃。さらに東京にいたハン(サン・カン)を殺害し、ドミニクを完全に怒らせる。そこにミスター・ノーバディ(カート・ラッセル)と名乗る男が現れ、デッカードを倒すカギになる「ゴッド・アイ」の奪回を依頼するのだった。
シリーズ第3作目で、唯一東京を舞台にした作品である。主人公は前2作から変更され、シリーズに登場したキャラクターもほぼ登場しない。3作目であるが、時系列としては6作目の『ワイルド・スピード EURO MISSION』よりも後のストーリーとなっている。主演は前作のポール・ウォーカーに代わり、『レギオン』に出演したルーカス・ブラックが務めている。また、ゲストとして日本人俳優の千葉真一や、北川景子などが出演した。ストリート・レースに参加する高校生・ショーン(ルーカス・ブラック)は、素行不良により在日米軍の父親のもとに預けられる。日本の学校へ転校することになり、レースに参加しないことを約束させられるが、駐車場でおこなわれていたドリフトバトルに興味を持つ。レースには天才的なドリフトスキルを持つ、タカシ(ブライアン・ティー)も参加していた。ショーンはタカシの相棒であるハン(サン・カン)から車を借り、レースに参加。しかし、ドリフトスキルのないショーンでは、タカシに歯が立たず…。
『ワイルド・スピード』シリーズ6作目。4作目との関係が強い作品で、死亡したはずのレティ・オルティスや、メインヴィランだったアルトゥーロ・ブラガが再登場する。また、前作同様「ファミリー」のメンバーが一堂に会した作品である。今作から参戦したキャストは、実写映画『美女と野獣』でガストンを演じた、ルーク・エヴァンズ。劇中ではドミニクたちと敵対する、組織のトップを演じている。また、ミシェル・ロドリゲスも、ふたたびレティ役として参加した。前作でのミッションにより、大金持ちになったドミニク(ヴィン・ディーゼル)は、恋人のエレナ(エルザ・パタキー)と平穏に暮らしていた。そんなある日、FBIのホブス(ドウェイン・ジョンソン)が、かつて亡くなった恋人・レティ(ミシェル・ロドリゲス)の写真を持ってやってくる。死んだと思われていたレティは生きており、犯罪組織に加担しているとホブスは語る。レティが生きていることを確認し、死の真相を知るため、ドミニクは「ファミリー」を招集。ふたたび生還困難な任務に挑むのだった。
『ワイルド・スピード』シリーズ5作目。今作からドウェイン・ジョンソン演じる、ルーク・ホブスが登場した。ホブスはスピンオフ作品が作られるほど人気のキャラクターであり、今後のシリーズすべてに登場する重要キャラクターである。ホブスのほかにも、ローマン・ピアースやハン・ソウルオーなど、シリーズを象徴するキャラクターが総出演した。集大成的な作品でもあるが、カーレースの要素はほとんど排除され、一般向けなアクション映画となった。数々の犯罪に手を染めてきたドミニク・トレット(ヴィン・ディーゼル)は、ついに逮捕されてしまう。懲役刑をいい渡されるが、輸送中にドムの仲間であるブライアン・オコナー(ポール・ウォーカー)たちが現れ、ドムは無事脱出。手助けしたブライアンも含め、ドムたちは指名手配されるお尋ね者となった。ブラジルに逃げたブライアンとミア(ジョーダナ・ブリュースター)は、昔の知り合いのヴィンス(マット・シュルツ)と再会。危険な仕事に参加するが、そこには別行動していたドムの姿があった。
『ワイルド・スピード』シリーズ第4作目。1作目以来ほとんど登場してこなかったドミニク・トレットが、ふたたび主人公に復帰した作品である。また、前作で死亡したハンが登場しているように、『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』よりも過去のストーリーとなった。主演を務めたのは、アクション俳優のヴィン・ディーゼル。シリーズ常連のポール・ウォーカーや、ミシェル・ロドリゲスなどもシリーズに復帰している。警官のブライアン(ポール・ウォーカー)に見逃され、ドミニカへと逃亡していたドム(ヴィン・ディーゼル)は、現地でチームを結成。仲間たちと強盗をおこない、生計を立てていた。しかし警察に捕まることを恐れ、強盗団を解散。ドムは恋人のレティ(ミシェル・ロドリゲス)を置いて、パナマに逃亡する。しかし妹のミア(ジョーダナ・ブリュースター)から、レティが殺されたことを伝えられる。現場を訪れたドムは、残っていたタイヤ痕から車両を特定。復讐するため、犯人探しをはじめるのだった。
カーアクション映画『ワイルド・スピード』の続編であり、シリーズ第2作目。後のシリーズでレギュラーキャラクターとなる、ローマン・ピアースが初登場した作品でもある。また、シリーズの顔ともいえる、ドミニク・トレットはいっさい登場しない。主演を務めたのは、シリーズレギュラーキャストのポール・ウォーカー。相棒のローマンは『トランスフォーマー』シリーズにも出演する、タイリース・ギブソンが演じた。潜入捜査を終えたブライアン・オコナー(ポール・ウォーカー)は、警察を辞め、各地のカーレースに参加するようになっていた。圧倒的な記録を残し、多くのレーサーから注目されたブライアンだったが、突如として警察に身柄を拘束されてしまう。警察はブライアンをふたたび現場復帰させるべく、動いていたのだった。前科を帳消しにすることを条件に、ブライアンは警察に協力する。そして今回の任務の相棒として、友人のローマン・ピアース(タイリース・ギブソン)を推薦するのだが…。
今作は未来に起きる人類滅亡を回避するため、2051年にタイムスリップする兵士たちを描く、SFアクション映画である。主演は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』でスター・ロードを演じた、クリス・プラット。今作では製作総指揮にも名を連ねている。海外での任務も経験している元軍人・ダン(クリス・プラット)は、研究所への転職を試みていた。エージェントから電話が入ったことに喜ぶダンだったが、転職は失敗。これまでどおり、教師で生きていくことを余儀なくされる。そんななか、とあるサッカーの試合中に、未来人を自称する兵士たちが乱入してくる。未来の世界はエイリアンの侵略を受けており、地球上の人口は激減。戦える者を求めて過去にやってきたのだった。地続きになっている未来を救うため、世界は協力し合い、未来へ兵士を送りはじめる。しかし、生還する者はわずか20%しかおらず、ほとんどの人間が未来で死んでしまう。絶望的な状況のなか、ついにダンも徴兵され、ほぼ強制的に未来に送り込まれるのだった。
思わず共感してしまう!? 現世をあきらめたこじらせ男女の、性生活暴露ストーリー!『来世ではちゃんとします2』は「グランドジャンプ」にて連載中の、漫画『来世ではちゃんとします』を原作とするエロラブコメディ作品だ。セフレが5人もいる性依存系女子・大森桃江と、彼女の職場で働く恋愛と性をこじらせた人々の性生活をリアルに描く!セフレの1人にガチ恋をしている桃江だが、1期で同僚の魔性イケメン・松田健と接近。実は、結婚願望が強い桃江は真実の愛にたどり着けるのか?制作会社スタジオデルタで働く大森桃江(内田理央)は、好奇心と寂しさからセフレとの関係をやめられない性依存系女子。結婚願望が強く誰かに愛されたいと思っているのに、セフレの1人・Aくん(塩野瑛久)にガチ恋をして、こじらせた性癖をぶつけられることに喜びを感じてしまっていた。そんな桃江がついに婚活をすることを決意!? しかし婚活パーティーに参加しても、まったくときめきを感じず、顔をとるか、安定した収入と生活をとるかで桃江の心は揺れ動く…。果たして、桃江は幸せを手に入れることができるのか?
『聖戦士ダンバイン』は1983年2月から1984年1月にかけて放送されたSFロボットアニメで、異世界への召喚からはじまるファンタジー風な物語となっている。制作はサンライズで、監督は『機動戦士ガンダム』で名高い富野由悠季。主題歌は『戦闘メカ ザブングル』に引き続いて、MIOが担当。今作のオープニングテーマも、後のアニソン界に大きな影響を与えていく。海と陸の間に存在する世界「バイストン・ウェル」。そこは妖精や異形の生物が住む異世界であり、かつて召喚された地上人であるショット・ウェポン(田中正彦)により、オーラマシンなる強力な兵器を作り出され、繁栄の手助けとなっていた。そこへ新たに戦士として召喚されたショウ・ザマ(中原茂)は、ダンバインというオーラバトラーを与えられ、訳も分からぬうちに戦いの渦中へと入っていく。そこで敵として出会ったマーベル・フローズン(土井美加)は、ショウに「善悪の見境なしに手を貸さないで」と忠告していくが…。
1938年、第二次世界大戦を前にしたイタリアが舞台。ひとりの男性の半生をとおして、当時イタリアで広がっていたファシズムとその終焉が描かれている。『ラストタンゴ・イン・パリ』などで知られるベルナルド・ベルトルッチが、1970年に発表した作品だ。「普通になりたい」と願うひとりの男性が、当時勢いを増していたファシズムに傾倒し、仲間入りすることで社会に認められようとする姿は、どこか現代にも通ずるものがある。また圧倒的なカメラワークと美しい音楽は、時代が変わった今も観るものを惹きつけてやまない。日本公開は1972年9月で、今作が日本ではじめて紹介されたベルトルッチ作品でもある。哲学講師のマルチェロ(ジャン=ルイ・トランティニャン)は子どものころに、同性愛者のリーノ(ピエール・クレマンティ)を射殺してしまったという過去と、普通でない家族の問題に苦しんでいた。自分が普通でないという思いから、普通として認められるために、勢いを増していたファシズムの組織に加入しようとする。そんなマルチェロは、組織は反ファシズムで恩師でもあるクアドリ教授(エンツォ・タラシオ)の身辺調査を命じられ…。
『ダークナイト』で知られる、クリストファー・ノーラン監督作品。近未来が舞台のSF作品であるが、実際にある理論や物理法則をもとにした演出が使用された。劇中に登場するブラックホールやワームホールなどは、これまでのSF映画とは一線を画すビジュアルとなっている。また、これまでのノーラン作品と同じように、CGはほとんど使われていない。宇宙船などは大規模なセットが組まれ、ロボットもCGではなくパペットで表現されている。食糧不足が続いている未来の地球。農場を経営しているクーパー(マシュー・マコノヒー)の家では、本が勝手に落ちてしまう不思議な現象が起きていた。娘のマーフ(マッケンジー・フォイ)とともに調査していたところ、その怪奇現象がメッセージになっていることを発見する。メッセージは地球上にある座標を指しており、そこは政府の秘密施設だった。現場に到着し、すぐに身柄を確保されてしまうクーパーとマーフ。しかし、かつての上司であるブランド教授(マイケル・ケイン)が現れ、NASAが人類の移住先を探していることを教えられる。元エンジニアであるクーパーは、この任務への参加を打診され、未来の人類のために地球から離れることを決意するのだった。
今度の精霊は、双子の姉妹と歌姫!?橘公司のライトノベル『デート・ア・ライブ』シリーズをもとにした、テレビアニメ作品の第2期。精霊の力を封印することができる少年が、今度は双子の姉妹と歌姫の精霊をデレさせる!精霊の力を封印できる男子高校生の五河士道(島﨑信長)は、夜刀神十香(井上麻里奈)をはじめ、これまで救ってきた精霊たちとともに暮らしていた。絶大な力を持つがゆえに、出現するだけで災害を引き起こす彼女たちだったが、今はその力を封印され、平和に生活できるようになっていた。そんななか、修学旅行のシーズンが訪れる。士道と十香が通う高校も例にもれず、定番の沖縄へと行くことが決まっていた。ところが、旅行会社からの破格の提案で、急きょ或美島へと行き先が変更されることになる。実はその裏には、精霊の捕獲をたくらむDEM社の力がはたらいていた。十香が精霊ではないかと疑っていたDEM社は、この修学旅行を利用して、十香に接触しようとしていたのである。しかし、そんな事情を士道たちは知るよしもない。或美島に到着した彼らは、南国気分を味わいながら、修学旅行を楽しもうとする。ところがみんなとはぐれた士道と十香は、突如発生したハリケーンに襲われる。そこで、ふたりは勝負を繰り返す双子の精霊、八舞耶倶矢(内田真礼)と八舞夕弦(ブリドカット セーラ 恵美)と遭遇するのだった…。
『ホビット』3部作の最終章。『ロード・オブ・ザ・リング』よりも前の世界を舞台に、旅に出たホビットと、ドワーフたちの戦いが描かれる。キャストは前作から引き続き、マーティン・フリーマンやイアン・マッケラン、ベネディクト・カンバーバッチが出演した。ついにエレボールにたどり着いたビルボ・バギンズ(マーティン・フリーマン)は、王国を奪ったドラゴン・スマウグ(ベネディクト・カンバーバッチ)を怒らせてしまう。近隣の街を襲いはじめたスマウグだったが、人間のバルド(ルーク・エバンス)の放った矢により、絶命する。王国を取り戻した一同は喜びを分かち合うが、ドワーフの王・トーリン(リチャード・アーミティッジ)の様子がおかしい。彼は手に入れた宝を独占するべく、城を閉鎖。城の前には、分け前を求める人間やエルフが集まり、戦争の準備がはじまる。一方、別行動していたガンダルフ(イアン・マッケラン)は、敵軍が侵攻してくることを伝えるため、エレボールにやってきていた。しかし、エルフ対ドワーフの戦争を止めることはできず…。
J・R・R・トールキンの小説を原作とする、ファンタジー映画。原作者が同じ『ロード・オブ・ザ・リング』よりも前の時代を舞台に、ビルボ・バギンズとドワーフたちの旅が描かれる。今作はシリーズ第2作目で、宿敵のドラゴン・スマウグが本格的に登場した作品だ。主演を務めるのは、ドラマ『SHERLOCK/シャーロック』でワトソン役を演じた、マーティン・フリーマン。同ドラマでシャーロック・ホームズ役だったベネディクト・カンバーバッチは、宿敵のスマウグ役で今作に出演している。ガンダルフ(イアン・マッケラン)の誘いにより、ホビットのビルボ・バギンズ(マーティン・フリーマン)は、13人のドワーフたちと旅に出る。彼らの目的は竜に奪われてしまった国・エレボールの奪還であり、その道中には邪悪なオークや巨大クモなど、多くの危険が待ち受けていた。そんななかドワーフたちは、偶然出会ったエルフに囚われてしまう。ドワーフとエルフは元来仲が悪く、話し合いで解決することは困難だった。一方、唯一捕まらなかったビルボは、エルフたちの目を盗み、ドワーフたちを脱獄させようとする。
『機甲戦記ドラグナー』は1987年2月から1988年1月にかけて放送されたSFロボットアニメで、3人の少年が成り行きで軍人となってロボットを操っていく物語である。制作はサンライズで、監督は『銀河漂流バイファム』などで有名な神田武幸。SFロボットアニメではあるものの、コメディタッチをベースに、キャラクターたちの軽快なやりとりが描かれている点が特徴。前期の主題歌は『重戦機エルガイム』や『機動戦士Ζガンダム』でおなじみの鮎川麻弥、後期の主題歌は当時アイドル歌手であった山瀬まみが担当している。西暦2087年。人類は地球における「地球連合」と月に築かれた「ギガノス帝国」に分かれ、対立していた。アルカードというスペースコロニーに住む3人の少年、ケーン・ワカバ(菊池正美)、タップ・オセアノ(大塚芳忠)、ライト・ニューマン(堀内賢雄)がその抗争の状況を傍受していると、突如交戦状態に。パイロット候補生だった3人が現場に向かうが、途中で何者かに銃撃されて格納庫へと逃げ込む。そこにあったのは新型メタルアーマー・ドラグナー。彼らは3機のドラグナーに乗り込み、よく分からないまま機体にパイロット登録。結局、戦乱で多くのパイロットを失った軍は3人を正規パイロットとして登用し、ギガノス帝国と戦わせていく…!
『百万円と苦虫女』などで知られる、タナダユキが監督・脚本を務めた映画。2020年に放送されていた、同名テレビドラマの前日譚となる。今作では福島に実在する映画館「朝日座」を立て直そうとする、主人公の活躍が描かれる。閉館間近の「朝日座」に、茂木莉子(高畑充希)と名乗る女性がやってくる。閉館の決意表明としてフィルムを燃やしていた支配人の森田(柳家喬太郎)は、彼女に振り回されながらも、映画館の存続を決めるのだった。計画が進むなか、莉子は恩師との思い出をふり返っていた。高校を退学し、家出をしていた当時の莉子は、恩師の田中茉莉子(大久保佳代子)のもとで世話になる。ふたりは映画をとおして、親子とも友達ともいえない深い絆で結ばれていく。「朝日座」を立て直すことは、茉莉子の頼みのひとつだった。茉莉子の願いを実現させようと、莉子はクラウドファンディングを使って資金を集めようと計画を立てる。テレビ番組にも紹介され、一時的に映画館は当時の活気を取り戻すが、その人気も長くは続かず…。
2020年10月30日に公開された、日本のコメディ映画。原作は、原案・イーピャオ、作画・小山ゆうじろうの漫画で、2016年にアニメ化もされている。「DJ」と「とんかつ」という、一見共通点がないように見える2つを、うまく結びつけたコメディ作品だ。主演は役者だけでなく、アーティストとしても活躍中の北村匠海。主人公のライバル役として伊藤健太郎、ヒロインとして山本舞香が出演している。またメインキャラクターだけでなく、加藤諒や栗原類といった個性派から、片岡礼子やブラザートムなどのベテラン勢が脇をしっかり固めている。監督は『チワワちゃん』などで知られる、二宮健が務めた。代々、渋谷でとんかつ屋を営んでいる「しぶかつ」の跡取り息子・揚太郎(北村匠海)は、特にやりたいことも見つからず、だらだらと日々を過ごしていた。しかしある日出前で訪れたクラブで、クラブカルチャーに衝撃を受けた揚太郎は、仲間たちを巻き込んでDJのトップを目指し奮闘していくのだった。
今作は、『ジャスティス・リーグ』にも参加したヒーロー・ワンダーウーマンの単独作である。バットマンらと世界観を共有する、「DCエクステンデッド・ユニバース」に含まれるが、ストーリー上の繋がりはほとんどない。ワンダーウーマン役は『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』から引き続き、ガル・ガドットが演じた。男性ヒーローに負けない、破壊力たっぷりなアクションにも注目だ。女性だけで繫栄している島・セミッシラでは、屈強なアマゾン族たちが暮らしていた。ある日、島の王女であるダイアナ(ガル・ガドット)は、墜落した飛行機の中からスティーブ・トレバー(クリス・パイン)を助け出す。彼は外の世界からやってきたスパイであり、戦況を変える新兵器の情報を持っていた。ダイアナは島の外に出たことがなかったため、外の世界で起きている世界大戦に心を痛める。そして、悲惨な戦争を終わらせるため、トレバーとともにセミッシラの外に出ていくのだった。
漫画『かぐや様は告らせたい 〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』を実写化したシリーズ第2弾。今作では原作における人気エピソードである、「文化祭編」や「体育祭編」をもとにしている。また、人気キャラクターの伊井野ミコが初登場し、さらに賑わいを見せた。新キャラクター・伊井野ミコを演じたのは、日向坂46に所属する影山優佳。生徒会の面々は前作から続投しており、さらに磨きのかかった演技を披露している。生徒会選挙が終わり、無事生徒会長の座についた白銀(平野紫耀)だったが、副会長のかぐや(橋本環奈)との決着はついていない。ふたりは両想いの関係にあるものの、「好きになった方が負け」の独自ルールから、互いに告白できずにいた。そんななかふたりの距離を縮めるイベント、文化祭の日が近づいてくる。白銀は文化祭成功のため尽力し、かぐやも準備に取り掛かっていた。しかし、その裏では互いに告白のタイミングをうかがっており、ついに運命のときがやってくる…。
『カウボーイビバップ』は、サンライズ制作のSFアクションアニメ作品。本来は全26話だが、1998年4月から6月にかけてそのうち13本が地上波で放送され、その後10月から翌年4月にかけて、WOWOWにて全話が放送された。未来の太陽系を舞台に、賞金稼ぎの主人公たちが活躍するストーリーだが、ハードボイルドな空気感をベースに、洒落たBGMやセリフ回しが大きな特徴。音楽は『創聖のアクエリオン』や『マクロスF』の菅野よう子が担当し、サントラCDは日本ゴールドディスク大賞の「アニメーション・アルバム・オブ・ザ・イヤー」を受賞するなど高評価を得ている。舞台は2071年の太陽系。人類は太陽系内にその生活空間を広げたが、相変わらず各地で犯罪が蔓延る世の中だった。そこで、スパイク・スピーゲル(山寺宏一)と相棒のジェット・ブラック(石塚運昇)は、いわゆるカウボーイ(賞金稼ぎ)として宇宙を飛び回っていた。ふたりとも腕の良さは抜群だが、乱暴な素行から賞金首たちからも敬遠されがちで、犯罪者を捕えても破損物品や怪我人への補償などで質素な生活を強いられている。ビバップ号に乗るそんなふたりが、今日も事件と騒動に巻き込まれていき…!
『血界戦線』は2015年4月より放送されたSF伝奇アクションアニメで、異界の存在と戦う秘密結社の姿を描いている。原作は内藤泰弘の漫画であり、「ジャンプスクエア」「ジャンプSQ.19」などで連載されていた。アニメーション制作は、『鋼の錬金術師』や『僕のヒーローアカデミア』などで知られるボンズ。アニメのほか、小説や舞台などにもメディア展開されている。BUMP OF CHICKENによるオープニングテーマ「Hello,world!」、UNISON SQUARE GARDENによるエンディングテーマ「シュガーソングとビターステップ」はともに大ヒットとなった。かつてはニューヨークと呼ばれていた街。そこはある日突然異界と交わり、人間と異界生物が共存する街「ヘルサレムズ・ロット」となった。深い霧によって外界と隔離されたこの街で、新聞記者であるレオナルド・ウォッチ(阪口大助)は、ザップ・レンフロ(中井和哉)から人違いされたことを発端に、クラウス・V・ラインヘルツ(小山力也)が率いる秘密結社・ライブラに接近する。レオナルドは、かつて妹のミシェーラ(水樹奈々)の視力と引き換えに「神々の義眼」を得ており、その能力を見込まれて組織入り。レオナルドは、妹の視力を戻す方法を探るために異界の存在と戦い続ける…!
『ウルトラマンコスモス』は、2001年7月から2002年9月にかけて放送された特撮ヒーロードラマ。円谷プロダクションが制作した、21世紀最初のウルトラシリーズ作品である。「優しさを兼ね備えたウルトラマン」というテーマで、怪獣をむやみに殺傷することはせず、「捕獲し、保護地域に隔離して守る」ことを第一目的としている。そのため、ウルトラマンの形態も青を基調とした沈静化目的のルナモード、赤を基調とした討伐目的のコロナモード、その両方の性質を併せ持つエクリプスモードの3種にチェンジする。西暦2009年のある日、夜空に謎の光が多数出現。人々はその美しさに見惚れるが、それは「光のウイルス」であることが判明し、同時に街中が破壊されはじめる。怪獣の捕獲部隊であるTEAM EYESのヒウラ(嶋大輔)とフブキ(市瀬秀和)は、そのウイルスの落下地点である怪獣保護区域で調査。光のウイルスは怪獣リドリアスにとりついて暴れ出す。パイロット候補生のムサシ(杉浦太陽)がなだめるも、防衛軍の不用意な攻撃によって再度凶暴化!そのとき、宇宙から飛んできた光の球がムサシと一体化し、ウルトラマンコスモスに! コスモスはリドリアスに相対し、とりついたウイルスを浄化させていく…。
『ウルトラマン』は、1966年7月から1967年4月にかけて放送された特撮ヒーロードラマ。円谷プロダクションが制作する空想特撮シリーズの第2作となり、巨大ヒーローが怪獣と戦うというフォーマットを定着づけた記念すべき作品である。放送当時から高視聴率を誇り、「仮面ライダーシリーズ」や「スーパー戦隊シリーズ」と並んでその後ヒーロー特撮の代名詞となっていく。大半は「地球を襲う怪獣をウルトラマンが倒す」という基本フォーマットに則っているが、人間が怪獣になってしまう悲劇や、死に追いやってしまった怪獣たちを弔うエピソードなど、風刺的な部分があるのも人気の要素。科学特別捜査隊のハヤタ(黒部進)は、ある日戦闘機で警備中に巨大な赤い球体と衝突し、命を落としてしまう。その赤い球体はM78星雲人のウルトラマンであり、ベムラーという凶悪怪獣を宇宙の墓場へ護送する途中で逃げられ、地球に飛来したベムラーを追ってハヤタの戦闘機と衝突してしまったのであった。責任を感じたウルトラマンは、ハヤタに自分の命を与えて一心同体となり、地球を守るため、迫りくる怪獣や宇宙人たちと戦うことを決意。ここから、ハヤタが変身する巨大ヒーロー・ウルトラマンの活躍がはじまる…!
『仮面ライダーカブト』は2006年1月から2007年1月にかけて放送された特撮テレビドラマで、平成仮面ライダーシリーズの第7作となる。「最強の仮面ライダー」をモチーフに、前作の『仮面ライダー響鬼』とは対照的に従来の変身ヒーローの「分かりやすさ」を前面に出している。また、料理が物語のキーポイントとなり、コメディ要素が強いのも特色。後年の平成ライダーにおけるコメディシーンの常用化は、ここがスタートとなっている。戦闘の演出にも「クロックアップ」という超高速移動を取り入れ、ヒーローの強さが大きくクローズアップされている。西暦2006年。地球には宇宙生命体・ワームが蔓延り、人類は危機に瀕していた。これに対抗すべく、秘密組織ZECTが結成され、対ワーム戦闘兵器として「マスクドライダーシステム」を開発。見習い隊員・加賀美新(佐藤祐基)はその使用者に志願するが、意志を持つ変身のキーアイテム・カブトゼクターは、その資格者として加賀美ではなく天道総司(水嶋ヒロ)を選んだ。「天の道を往き、総てを司る男」と自らを称する謎の男・天道は、仮面ライダーカブトとなってワームたちと戦いはじめる…!
日本でも大人気のキャラクター・ミニオンズが登場する、シリーズ3作目。今作からはグルーの兄弟・ドルーも登場し、さらにハチャメチャになった大騒動が描かれる。グルーの声を担当しているのは、コメディアンのスティーヴ・カレル。今作ではグルーとドルーの、1人2役を演じている。日本語吹き替え声優はグルーが笑福亭鶴瓶、ドルーが生瀬勝久と、それぞれ別の俳優が起用された。悪役を卒業し、娘たちのために真面目な生活を送っていたグルー(スティーヴ・カレル)は、ダイヤを盗んだバルタザール(トレイ・パーカー)を追っていた。しかしあと1歩のところで逃がしてしまい、グルーは妻のルーシー(クリステン・ウィグ)ともども、「反悪党同盟」から追放されてしまう。そんなグルーを見たミニオンズは、家を飛び出し、新しい「悪い主人」を探しに旅に出る。一方、グルーは自分とそっくりな双子の兄弟・ドルー(スティーヴ・カレル)の存在を知り、彼の家を訪ねるのだった。
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