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動画配信サービスで配信している作品から編集部が厳選した注目作品の一覧です。
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2021年4月9日に日本で公開された、アメリカ映画。監督は、ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の制作に携わったブライアン・カークが務めた。2020年に死去したチャドウィック・ボーズマンが、主演と製作を務めたことでも話題になった。生前のインタビューや劇中の演技からも、ボーズマンがこの映画にかけていた並々ならぬ意気込みと情熱が感じられる。殉職した父親の背中を追うように、刑事になったアンドレ(チャドウィック・ボーズマン)。彼は優秀な刑事ではあるものの、過去に起こした発砲事件が上から問題視されていた。そんなとき、ニューヨークのワイナリーで強盗事件が起こる。犯人のマイケル(ステファン・ジェームス)とレイ(テイラー・キッチュ)は、駆けつけた警察官たちを射殺して逃亡。この事件を担当することになったアンドレは、麻薬取締班のフランキー(シエナ・ミラー)とタッグを組み、捜査にあたる。犯人たちを追うなか、アンドレは事件に違和感を持ちはじめるのだが…。
日本テレビ系列で、2017年10月から12月まで放送されていた人気ドラマ『奥様は、取り扱い注意』の映画化作品。2021年3月19日に公開された。ポルトガルでロケがおこなわれた。物語はドラマ版の最終話の半年後からはじまるが、ドラマを観ていなくても問題なく楽しめる作品だ。ドラマ同様、今作も綾瀬はるかと西島秀俊の本格アクションが目玉になっている。監督は『カイジ ファイナルゲーム』で知られる、佐藤東弥が務めた。とある事件が原因で、記憶喪失になってしまった元特殊工作員の菜美(綾瀬はるか)。彼女は公安警察の夫・勇輝(西島秀俊)とともに、久実と裕司とそれぞれ名前を変えて、海辺の田舎町・珠海で静かに暮らしていた。ふたりが珠海に移ったのは、勇輝の秘密任務のためだったのだが記憶を失った菜美は事実を知らず、専業主婦業に勤しんでいた。しかし新しいエネルギー源を巡る国家規模の争いが、菜美と勇輝の静かな生活を大きく変えていってしまう。
魍魎を討伐し、乱世を終わらせろ!台湾のゲーム開発会社が発表した、PC向けゲーム『幻想三國誌』をもとにしたテレビアニメ作品。古代中国の三国時代を舞台に、それぞれに事情を抱えた討伐隊のメンバーたちが、英傑に取り憑く魍魎を退治する!勇猛果敢な英傑たちが群雄割拠する、古代中国・三国時代。神州中原では、滅びゆく王朝を背景に、力をつけた各地の英傑たちが天下制覇を目指していた。ところが、その裏では魍魎王が自らの勢力を拡大する野望を実現するため、英傑たちに魍魎を取り憑かせ、戦乱を拡大させようとしていた。これにより、魍魎を討伐する魎狩隊は、各地で戦いに明け暮れることになる。そんななか、不測の事態によって壊滅した魎狩隊・六番隊が再編される。その隊長として抜てきされたのが、熱血漢で仲間思いの封印使・應幾(小野賢章)。太平道の乱で戦災孤児となった彼にとって、六番隊は家族同然の存在となる。そしてそのメンバーとなったのが、鬼化により魍魎を倒せる少女・小霊(金元寿子)、浄霊使の洵喬(中原麻衣)、執器使の丁研(古川慎)。だが、鬼化により無意識に暴走することがある小霊は、旧六番隊を再起不能にしたことで、トラウマを抱えてしまっていた。そんな彼らは、お目付役として配備された愛心茶桶(福島潤)のもとで魍魎と戦うなかで、仲間として成長していくことになる。
『範馬刃牙』は、2021年9月よりNetflixで独占配信された格闘技アニメ。2001年、2018年、2020年に制作された『刃牙』シリーズの続編となっており、主人公・範馬刃牙が、地上最強と呼ばれる父親・勇次郎を乗り越えるため奔走するストーリー。クオリティの高い映像による、多くの個性的なキャラクターたちの迫力ある格闘シーンが魅力になっている。原作漫画は、シリーズ累計発行部数が8,500万部を超えている大人気作品だ。鮎川ルミナ(潘めぐみ)は、同級生のいじめにより、無理やり高校へ殴り込みに行かされてしまう。そして、高校で1番強い人物を呼びつけることになった。呼びかけで現れたのは、範馬刃牙(島﨑信長)と名乗る一見どこにでもいる男子高校生。しかし向かい合うと、想像を絶する威圧感を持っていた。ルミナは刃牙が、巨大なアフリカ象すら余裕で倒してしまう父親・範馬勇次郎(大塚明夫)と戦うと聞き、戦慄を覚える。けれどもそんなルミナに刃牙は父親と戦う仮想戦として、驚くべきものを見せたのだった…。
『劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-』は、2014年に公開されたヒーローアクション映画。劇場版アニメの第2作目であり、テレビアニメ最終回のその後を描いたオリジナルストーリー。「NEXT」と呼ばれる能力を持ったヒーローたちの、華麗なアクションシーンを交えた活躍が魅力。監督を務めたのは、米たにヨシトモ。マーベリック事件から1年ほどが過ぎたころ。一度はヒーローを辞めた虎徹(平田広明)とバーナビー(森田成一)は、2部リーグのヒーローとして復帰を果たしていた。そんなとき、2人が所属するアポロンメディアの新オーナーになったシュナイダー(大塚芳忠)により、1部リーグへ昇格する話が持ち上がる。しかし1部に上がったのはバーナビーのみ。虎徹は所属していた2部リーグが廃止されたため、ヒーローをクビになってしまった。同じころ、町では女神伝説に似た不可解な事件が起こり、謎の敵が現れる…。
2014年にフジテレビで放送された、大ヒット不倫ドラマ。平均視聴率は13.9%を記録し、タイトルにある「昼顔」は新語・流行語大賞の候補にノミネートされるなど、社会現象を巻き起こした。2017年には映画化もされた人気作。脚本を担当するのは、『白い巨塔』『14才の母』を手掛けたヒットメーカー・井上由美子。ヒロイン・紗和を演じるのは、映画『テルマエ・ロマエ』などで知られる人気女優・上戸彩。紗和と恋に落ちる北野役を、色気あふれる俳優として女性から大人気の斎藤工が演じる。笹本紗和(上戸彩)は、家具メーカー勤務の夫・俊介(鈴木浩介)と結婚して5年目の主婦。ある日、パート先のスーパーに客として来ていたセレブ妻の滝川利佳子(吉瀬美智子)に出会う。不倫中にスーパーの駐車場で車上荒らしに遭った利佳子は、紗和の弱みを利用してアリバイ作りに協力させる。仕方なく紗和は、利佳子と会う約束をしていたと警察に嘘をつく。そこへ、車上荒らしをした高校生・木下啓太(伊藤健太郎)に付き添って、担任教師の北野裕一郎(斎藤工)がやってくる。数日後、事情のある啓太の家庭に代わって示談対応をすることとなった北野と、紗和は再会するが…。
スタジオジブリに、新しいタイプのヒロインが誕生した。今作の監督を務めたのは、テレビアニメ『山賊の娘ローニャ』などを手掛けた宮崎吾朗。今作はスタジオジブリ初のフル3DCGアニメーションである。音楽もジブリとしてはめずらしく90年代を彷彿とさせるロックを使い、GLIM SPANKYやMrs. GREEN APPLEのメンバー・髙野清宗、シシド・カフカなどがメンバーとして参加している。「子どもの家」で、仲良しのカスタード(齋藤優聖)や優しい園長先生(木村有里)などに囲まれて、何不自由なく暮らしている10歳のアーヤ(平澤宏々路)。そんなある日彼女は、派手な格好の女・ベラ・ヤーガ(寺島しのぶ)と、その同居人である長身の男・マンドレーク(豊川悦司)の家に引き取られてしまう。実は魔女であるベラは呪文をかける仕事が忙しく、手足となって働く子どもが欲しいだけだった。アーヤが家から出られないように、魔法をかけるベラ。仕事を手伝う代わりに、魔法を教えてほしいとアーヤは頼むがベラは拒否。前向きなアーヤは使い魔のトーマス(濱田岳)と協力して、ある作戦を実行する…。
バイキングの青年ヒックと、ドラゴンの関係を描いたアニメ映画。前作では人間を襲うドラゴンと和解するまでが描かれたが、今作はドラゴンを操る新しい敵が登場し、スケールアップした冒険がくり広げられる。監督はディズニーで『リロ・アンド・スティッチ』を手掛けた、ディーン・デュボア。声優陣は『魔法使いの弟子』に出演したジェイ・バルチェルや、多くのアクション映画に出演するジェラルド・バトラーなど、豪華なハリウッド俳優が起用された。前作から5年後。ヒック(ジェイ・バルチェル)の活躍により、人間とドラゴンは協力して暮らすようになっていた。ドラゴンが嫌いだったバーク島のバイキングたちも、ドラゴンを保有しており、レースを楽しんでいる。ヒックは相棒のトゥースに乗り、バーク島から遠く離れた地図に載っていない島に来ていた。そんなヒックたちにドラゴン・ハンターが襲いかかる。彼らはドラゴンの軍隊を作っているドラゴ(ジャイモン・フンスー)の手下であり、ドラゴンを求めて遠くの海までやってきたのだが…。
『ヒックとドラゴン』シリーズの第3作目。ドラゴンが平和に暮らす楽園を探すため、かつてない冒険に出るバイキングたちを描く。新しいドラゴンとして、トゥースにそっくりな「ライト・フューリー」が登場した。監督は前作から引き続きディーン・デュボアが務めており、ジェイ・バルチェルやアメリカ・フェレーラなどの声優陣も再集結。3部作の最後にふさわしい、圧倒的な完成度の作品に仕上がっている。囚われたドラゴンを解放していたヒック(ジェイ・バルチェル)だったが、バーク島は助けたドラゴンでごった返していた。トゥースを狙うハンター・グリメル(F・マーレイ・エイブラハム)の襲撃もあり、ヒックは島を出ていくことを決断する。そんなとき、ヒックですら見たことのなかったドラゴンが現れる。「ライト・フューリー」と名づけられたドラゴンは、不思議な力でヒックの前から姿を消してしまう。トゥースはライト・フューリーに恋をするが、それはグリメルが仕掛けた罠だった…。
仮想現実での戦いを描いた、近代SF映画の金字塔。当時の最先端CGが使われており、スローモーションやワイヤーアクションなど、アジア映画で使われていた演出方法が導入された。また、日本のアニメ映画である『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』からも多大な影響を受けている。主演は『ビルとテッドの大冒険』に出演した、キアヌ・リーブス。今作の記録的なヒットにより、アクション俳優としての地位を確立した。また、バイプレーヤーのローレンス・フィッシュバーンや、ヒューゴ・ウィーヴィングが出演している。ハッカーとして裏社会で活躍していたネオ(キアヌ・リーブス)は、パソコンのメッセージに導かれ、トリニティ(キャリー=アン・モス)と出会う。彼女とその上司のモーフィアス(ローレンス・フィッシュバーン)は、世界の真実をネオに語りはじめる。ネオが現実だと思っていた世界は、コンピュータが作り出した仮想現実であり、現実世界のネオは機械のエネルギー源としてカプセルの中で「夢」を見ていた。真実を知ったネオは、モーフィアスたちの仲間になり、機械との戦いに身を投じていく。
世界中で大ヒットを記録した『マトリックス』の続編。「救世主」として覚醒したネオと、さらに進化したロボットや、AIが作り出したエージェントとの戦いが描かれる。監督は前作同様、ウォシャウスキー兄弟が担当しており、キアヌ・リーブスやローレンス・フィッシュバーンなどのキャストも再集結した。ザイオンは現実世界において、唯一残された人類が住む都市である。しかし、そんなザイオンにも危機が迫っていた。モーフィアス(ローレンス・フィッシュバーン)らは、ロボット兵「センティネル」25万体が、ザイオンに迫っていることを知る。センティネルたちがザイオンに到着するまで、残された時間は72時間しかなかった。モーフィアスは命令を守らず、仲間を残してザイオンに帰還することを選ぶ。一方、予言どおり「救世主」となったネオ(キアヌ・リーブス)は、仮想世界で襲撃してきたエージェントたちと戦っていた。エージェントを撃破し、無事にザイオンへと到着したネオたちだったが、モーフィアスは上官のロック(ハリー・レニックス)と険悪な関係にあり…。
マジシャンたちの活躍を描いた、大ヒット映画『グランド・イリュージョン』の続編。映画全体がマジックといえるほど、トリックが仕掛けられている作品で、どんでん返しの気持ち良さを味わえる。今作の悪役・ウォルターを演じたのは、『ハリー・ポッター』シリーズでおなじみのダニエル・ラドクリフ。ハリーを演じていたとは思えないほど、ハイテンションな演技を披露した。圧倒的なマジックで世界中の注目を集めた「フォー・ホースメン」は、新メンバーを加え、新しいショーを計画していた。今回のマジックは新商品発表の場で、大手企業の裏の顔を暴露するものだったが、死んだはずのウォルター(ダニエル・ラドクリフ)に妨害される。そればかりか「フォー・ホースメン」の4人は、知らぬ間にマカオに拉致されてしまう。一方、チームに指示を出していたディラン(マーク・ラファロ)は正体を暴かれ、逃走を続けていた。4人の行方を追うため、ディランはかつての敵であるサディアス(モーガン・フリーマン)と会うのだが…。
『ファインディング・ニモ』の続編。どんなことでもすぐに忘れてしまうキャラクター・ドリーが主人公となっており、前作では描かれなかった彼女の過去も明らかになる。CG技術の発達により、水の表現や光の反射などが、よりリアルになった。前作の主人公だったマーリンやニモのほか、新キャラクターとしてタコのハンクや、ジンベエザメのデスティニーが登場する。日本語吹き替え声優は、前作と同じく木梨憲武や室井滋が起用された。シドニーへの旅から1年後。カクレクマノミのマーリン(アルバート・ブルックス)は、息子のニモ(ヘイデン・ローレンス)や、親友のドリー(エレン・デジェネレス)と一緒に暮らしていた。ある日、ドリーが忘れていた過去を思い出し、自身の両親を探しに行こうとする。ドリーに助けられた恩を返そうと、マーリンとニモも協力し、3匹はドリーの両親を探す旅に出る。しかし、旅の途中でドリーは人間に捕まってしまう。海洋生物研究所に連れて行かれたドリーを探しに、マーリンとニモは旅を続けるが…。
『ナイト ミュージアム』シリーズの3作目。舞台はアメリカ自然史博物館から、イギリスの大英博物館へと移動し、新キャラクターも多く登場した。主演は前作から引き続き、『ズーランダー』などのコメディ映画への出演で知られる、ベン・スティラー。今作からの新キャストとして、レベル・ウィルソンやベン・キングズレーがキャスティングされた。シリーズおなじみのキャストたちも再集結し、豪華な顔ぶれがそろっている。ニューヨークにあるアメリカ自然史博物館では、夜中になると展示品に命が吹きこまれる、不思議な現象が起きていた。警備員のラリー(ベン・スティラー)は、展示品たちと仲良くなり、一般客にショーとして披露する。しかし、展示品たちを動かしていた魔法の石板に不具合が発生。心優しい展示品が暴走し、ショーは大失敗に終わった。原因を知るため、ラリーは石板の所有者だったアクメンラー(ラミ・マレック)と、イギリスの大英博物館へと向かうのだった。
第93回アカデミー賞にてオスカーを獲得した作品。酒を飲み、酔った状態で授業をおこなう教師たちを描いた、社会派コメディ映画である。中年男たちが酒におぼれていく過程を、生々しく表現していくストーリー展開が高く評価された。主演を務めたのは、ハリウッドの大作映画にも出演する、マッツ・ミケルセン。色気を極限まで抑え、うだつが上がらない教師を演じている。監督はデンマーク出身のトマス・ヴィンターベアが務めた。生徒からも授業をダメだしされる教師・マーティン(マッツ・ミケルセン)は、家庭内に居場所がなく、希望のない人生を送っていた。ある日、友人のトミー(トマス・ボー・ラーセン)ら同僚3人と飲んでいると、「血中アルコール濃度0.05%を保ち、酔った状態で生活する」という話題が出る。半信半疑だったマーティンは、「実験」と称して酒を飲んで授業を開始。すると退屈な授業が一変、いつも以上にジョークが飛び出し、教える楽しさを再認識できた。飲み会に参加していた仲間たちも実践し、人生がプラスの方向に進んでいく。4人は人生が豊かになったことを実感していたが、徐々に酒への依存がはじまっていき…。
テレビ東京系「土曜ドラマ24」にて、2017年7月に放送されたヒューマンドラマ。中目黒にある小さな店「居酒屋ふじ」を舞台に、永山絢斗演じる売れない若手俳優・西尾栄一が、先輩俳優たちの教えを受けながら恋に仕事に奮闘するさまを描く。ヒロイン・鯨井麻衣を演じるのは、飯豊まりえ。今作の見所は、本人役で登場する豪華俳優陣たちである。レギュラーの大森南朋はじめ、各話ゲストとして大杉漣、篠原涼子、水川あさみ、椎名桔平、岸谷五朗らが出演し、ドラマを彩る。なかなか芽が出ず、死体役しかまわってこない若手俳優の西尾栄一(永山絢斗)。そんな栄一は、気になる女の子「kujira」(飯豊まりえ)のSNSにアップされていた、昭和感あふれる渋い店「居酒屋ふじ」に訪れると、店内には有名人の色紙がびっしり貼られていた。しかも、常連客の大森南朋(大森南朋)の姿もあり、栄一は仰天する。有名人が集う理由は、2年前に亡くなった名物おやじにあった。翌日、戦隊モノの主演オーディションに落選して落ち込む栄一。一方、「居酒屋ふじ」店主の光子(立石涼子)に留守を任された大森のもとには、女優・篠原涼子(篠原涼子)が現れ…。
働かざる者たちから“働く意義”を学べ!『働かざる者たち』は働かない人たちの生き様を描いた、サレンダー橋本による同名漫画を原作としたヒューマンコメディドラマだ。新聞社に勤める橋田一は、仕事はそこそこに副業として描いている漫画で、いつか注目されることを夢見ていた。そんななか、橋田は次々と“働かざる者”に出会い、彼らの背景を知り「働くことの意義」を探しはじめる。毎産新聞社のシステム部で働く橋田一(濱田岳)は、仕事中もネタを考えるほど趣味の漫画にハマっていた。しかし、橋田の漫画は鳴かず飛ばずでヒットする予感もない…。そんな中途半端な状態にもかかわらず、橋田は同期のエリート・新田啓太(古川雄輝)の仕事ぶりと比較しては、「俺には漫画がある」と思っていた。そんななか、橋田はひょんなことから漫画のことを知った人事部の川江菜々(池田エライザ)からアドバイスをもらったところ、少しずつ漫画が評価されていく。漫画を頑張ろうと思った矢先、橋田は会社でも毎日定時上がりをすることで有名な八木沼豊(津田寛治)の働かない理由を知り、「働くこととは何か」を考えはじめる。その後も次々と現れる“働かざる者”の背景を知り、橋田は仕事と漫画の狭間で揺れ動きながら、自分の生き方=働き方を探し奔走していく!
1986年にTBSで放送された、大ヒットドラマ『男女7人夏物語』の続編。1987年放送。前作に続き脚本を鎌田敏夫、主人公の良介役を明石家さんま、桃子役を大竹しのぶが務め、変わらぬ絶妙なかけあいを見せて再び大ブームを巻き起こした。友人・貞九郎役の片岡鶴太郎が続投するほか、岩崎宏美、手塚理美、山下真司、岡安由美子ら4人の新たなメンバーが参戦。森川由加里が歌う主題歌「SHOW ME」も大ヒットとなった。神崎桃子(大竹しのぶ)がノンフィクションライターの夢を追ってアメリカへ渡ってから1年。今井良介(明石家さんま)は木更津に移り住み、勤務先の川崎にフェリー通勤する生活を送りながら、連絡の途絶えた恋人・桃子を待ち続けていた。失恋して傷心の大沢貞九郎(片岡鶴太郎)、15回見合いに失敗した高木俊行(山下真司)、釣り船屋を営む沖中美樹(岩崎宏美)、優柔不断な小泉ひかる(岡安由美子)、寂しい境遇から男を振り回さずにいられない島村一枝(手塚理美)。ひょんなことからトリプルデートをすることになった6人に、新たな恋の予感が訪れる。そんなある夜、木更津行きの最終フェリーで桃子と再会した良介。しかし、彼女の隣りには新たな恋人・横山健(柳葉敏郎)の姿があり…。
1986年にTBS系列で放送された、明石家さんま主演の名作恋愛ドラマ。脚本を担当したのは、ヒットメーカーの鎌田敏夫。都会に生きる結婚適齢期の男女7人が、遅れてきた青春のなかでもがきながら、懸命に生きる姿をコミカルに描く。最高視聴率は31%を超え、翌年には続編『男女7人秋物語』も放送された。池上季実子、奥田瑛二、片岡鶴太郎、賀来千香子、小川みどりら豪華俳優陣が集結。石井明美が歌う主題歌「CHA-CHA-CHA」も大ヒットした。ある朝、旅行代理店勤務の今井良介(明石家さんま)が目を覚ますと、自分のベッドに見知らぬ女が寝ていた。女は神崎桃子(大竹しのぶ)。昨夜酔っぱらって意気投合し、良介の部屋に泊まったのだが、ふたりとも記憶がなかったために大騒ぎとなる。その後、桃子が仕事で独身男性の取材に行くことを知った、親友の浅倉千明(池上季実子)と椎名美和子(小川みどり)。千明は不倫中の友人・沢田香里(賀来千香子)に新しい恋を見つけさせるために、桃子に取材相手との合コンをセッティングするよう頼む。桃子が誘ったのは大沢貞九郎(片岡鶴太郎)。実は彼は良介と、学生時代からの友人だった。ふたりは野上君章(奥田瑛二)とともに、桃子と待ち合わせたレストランに向かうが…。
最強の心霊探偵バディが怪事件に挑む!原作・ヤマシタトモコのホラーミステリー漫画『さんかく窓の外側は夜』(クロフネCOMICS)をもとにした、テレビアニメ作品。霊が見える体質の書店員と除霊師の2人が、心霊探偵バディを組み、数々の怪事件を解決していく。原作コミックスの累計発行部数は200万部を突破し、2021年1月には実写映画版も公開された。書店員の三角康介(島﨑信長)は、霊が見えてしまう体質を持った青年。その体質のせいで、幼いころから他人には見えない不気味な存在に悩まされてきた。そんな彼はある日、書店にやってきた除霊師の青年・冷川理人(羽多野渉)と偶然出会い、その体質を見出される。「これは運命の出会いですよ」という冷川に勧誘されて、冷川が営む物件鑑定・特種清掃事務所の助手として働くことになる。実は、冷川は警察の未解決事件の捜査にも協力する凄腕の除霊師。あらゆる情報を駆使して、心霊がかかわる怪事件を解決に導いてきた。こうしてなぜか三角に執着する冷川と、そんな冷川を放っておけない三角は、少し奇妙な心霊探偵バディを組むことになる。そんななか、冷川の過去を知る殺人課の刑事・半澤日路輝(三上哲)から、1年前に起きた連続殺人事件の話を持ちかけられる。ところが事件を捜査するうちに、驚くべき真実が浮かび上がってくるのだった…。
シリーズ史上、最も危険なギャンブルが始まる!「月刊ガンガンJOKER」で連載の漫画『賭ケグルイ』(原作・河本ほむら、作画・尚村透)をもとにした、実写映画第2弾。ギャンブルですべてが決まる私立百花王学園を舞台に、ギャンブル狂の蛇喰夢子と、かつて学園を追われた天才ギャンブラーの視鬼神真玄が激突する! 2021年6月に劇場公開された。政財界の子女が数多く通う名門校・私立百花王学園。そこは、ギャンブルの強さだけで学内の序列が決まる特殊な学園であった。桃喰綺羅莉(池田エライザ)率いる生徒会の絶対的な支配のもと、生徒たちは日々ギャンブルに興じていた。ところが、ある日ギャンブル狂の蛇喰夢子(浜辺美波)が転校してきたことにより、学内の状況は一変する。次々と無謀なギャンブルに挑んでいく夢子の活躍を目のあたりにした生徒会は、彼女を警戒するようになるのだった。そんななか、2年前に事件を起こしたことで停学処分を受けた男子生徒・視鬼神真玄(藤井流星)が学園に戻ってくる。「共感覚」を駆使した戦略で、視鬼神は皇伊月(松田るか)に勝利し、早乙女芽亜里(森川葵)を「家畜」に陥れることに成功する。続けて、視鬼神は綺羅莉を生徒会長の座から引きずり下ろし、自身が生徒会長として学園に君臨するようになる。そんな彼は、夢子に対して史上最も危険なギャンブル「指名ロシアンルーレット」を持ちかけるのだった…。
ティム・バートンが監督を務めた、『バットマン』シリーズ第2作目。前作同様、ダークな世界観が特徴で、ティム・バートンの作家性が色濃く出たヒーロー映画となった。ダニー・デビート演じるペンギンと、ミシェル・ファイファー演じるキャットウーマンが今作のヴィランとなる。主演は『ビートルジュース』などに出演したマイケル・キートン。今作がバットマン役を演じた最後の作品となったが、2022年公開予定の『The Flash(原題)』にて、ふたたびバットマンを演じることが確定している。両親に捨てられ、汚い下水道で生きてきたオズワルド・コブルポット(ダニー・デビート)は、地上で注目を集めるため行動を起こす。部下たちを使い、絶大な影響力を持つマックス(クリストファー・ウォーケン)を誘拐。自身に協力するよう脅迫し、強い味方を手に入れる。コブルポットは自作自演でゴッサム・シティーの有名人となるが、バットマンとして街の平和を守るブルース・ウェイン(マイケル・キートン)は、コブルポットに疑いの目を向けるのだった。
『バットマン』シリーズ第4作目。次作の『バットマン ビギンズ』で設定がリセットされたため、今作は1989年からスタートした『バットマン』シリーズの最終作である。監督は前作と同じくジョエル・シュマッカーが務め、ジョージ・クルーニーがバットマンを演じた。メインヴィランのMr.フリーズは、『ターミネーター』シリーズでおなじみのアーノルド・シュワルツェネッガー、ポイズン・アイビー役にユマ・サーマンが起用された。科学者のビクター・フリーズ博士(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、研究中に起きた事故により、特殊なスーツを着なければ生きられない身体になってしまう。スーツのエネルギー源がダイヤモンドだったため、彼はゴッサム・シティーを荒らしまわり、ダイヤモンドを盗んでいた。一方、別の場所では植物学者のパメラ・アイズリー(ユマ・サーマン)が、陰謀に巻きこまれ殺害される。しかし、彼女は毒を操る「ポイズン・アイビー」として復活し、ゴッサムでMr.フリーズと手を組むのだった。ブルース・ウェイン(ジョージ・クルーニー)は仲間たちと協力し、Mr.フリーズとポイズン・アイビーを止めようとするのだが…。
近藤史恵の小説『タルト・タタンの夢』『ヴァン・ショーをあなたに』『マカロンはマカロン』の3作を原作とした、ハートウォーミングドラマ。テレビ東京系列「ドラマプレミア23」の第2弾として、2021年に放送された。優れた料理の腕前に加えて、洞察力と推理力に長けたフレンチレストランのシェフ・三舟忍が、来店客の巻きこまれた小さな事件の謎をひとつひとつ解決していく物語。三舟シェフを演じるのは、ドラマ『きのう何食べた?』『奥様は、取り扱い注意』などで活躍中の西島秀俊。レストラン「ビストロ・パ・マル」の仲間を濱田岳、神尾佑、石井杏奈らがユーモラスに演じ、軽妙なやりとりと絶妙なチームワークで楽しませる。次々にサーブされる極上フランス料理の数々も必見。高築智行(濱田岳)はフレンチレストラン「ビストロ・パ・マル」の客として来店していたが、その記憶力の良さをシェフの三舟忍(西島秀俊)に買われてギャルソンとして働き始める。店で一緒に働くのは、副料理長の志村洋二(神尾佑)と、ソムリエの金子ゆき(石井杏奈)。すると、好き嫌いが多く注文をつけてくる客や、恋人と口論した末にデザートに文句をいう客など、迷惑な客が次々にやってくる。戸惑う高築をよそに、おせっかいな性格の三舟シェフは見事な推理力で客たちの背後にひそむ謎を解いていき…。
アガサ・クリスティーの傑作推理小説『アクロイド殺し』を、『真田丸』などで知られる大人気脚本家・三谷幸喜が映像化したスペシャルドラマ。クリスティー作品第2弾として、2018年にフジテレビ系列で放送された。主人公の勝呂武尊には前作に続き人気狂言師・野村萬斎が、勝呂のバディとなる医師・柴平祐役には『探偵はBARにいる』などに出演した大泉洋が扮し、息のぴったり合ったかけあいを披露。ユーモアとスリルを、絶妙なバランスで織り交ぜて演じている。ふたりを取り巻く面々には、余貴美子、向井理、佐藤二朗、草刈民代、寺脇康文、『真田丸』出演組の吉田羊、松岡茉優、藤井隆、今井朋彦、斉藤由貴、遠藤憲一ら豪華キャストが集結している。昭和27年、殿里村。未亡人の唐津佐奈子(吉田羊)が死亡し、医師・柴平祐(大泉洋)が検死に訪れる。佐奈子には夫を毒殺した疑惑があった。柴の姉のカナ(斉藤由貴)は、夫殺害の罪に悩んだ末の自殺ではないかと推測する。村一番の大富豪で、佐奈子の恋人だった黒井戸禄助(遠藤憲一)はショックを受け、彼女が夫殺しの件で、ある人物から恐喝されていたことを親友の柴に話す。そんななかで届いた佐奈子からの遺書。ひとりで読みたいという黒井戸を部屋に残し、柴は屋敷を後にする。しかしその後黒井戸が殺害されたことから、柴の隣家に越してきた名探偵・勝呂武尊(野村萬斎)が捜査に乗り出すこととなり…。
突然彗星が衝突して世界が崩壊したら?『グリーンランド―地球最後の2日間―』は、何の準備もないまま急に明日地球が滅亡すると知った人々の、さまざまな行動を描いた映画。『2012』や『ヒューゴの不思議な発明』などで知られるPXOMONDOが担当したVFXは迫力満点で、“溶解破片”と呼ばれる火の玉と、それによる地上の惨状は圧巻だ。しかし何よりも恐ろしいのは、そんな生命の危機に瀕したときの人間だ。やさしいと思った人に裏切られたり、普通の人々に命を狙われたりと、極限状態で人はこんな行動に走ってしまうのか、と考えさせられるシーンが続く。そんななか修復不可能だと思われたある家族の行動を通して、人が人を思いやることの大切さが描き出されていく。妻子と別居中の建築技師ジョン・ギャリティ(ジェラルド・バトラー)は、週末を家族と過ごすため自宅へと向かう。近所の友人たちが集まり接近中の彗星をテレビで見ようとするが、突然地鳴りが起こる。ギャリティ家のテレビには、「大統領アラート」が映し出され避難を指示。友人たちも自宅に戻り指示を待つが、彼らには「大統領アラート」が来なかった。妻のアリソン(モリーナ・バッカリン)は、息子・ネイサン(ロジャー・デイル・フロイド)の薬を荷物に入れ、一家は車で出発する。豹変した友人たちの態度に、後ろめたい気持ちになりながら3人は軍の基地を目指す。
江戸時代の絵師・葛飾北斎。世界中で愛され、多くのアーティストに影響を与え続けるその作品は、どのようにして生まれたのか。謎に包まれた北斎の生涯を、残された資料や約3万点にも及ぶ作品からひも解いて構成したのが映画『HOKUSAI』である。主人公の葛飾北斎を演じるのは、柳楽優弥と田中泯。青年期を演じる柳楽優弥は、『誰も知らない』でカンヌ国際映画祭の男優賞を史上最年少で受賞した後、順調にキャリアを重ねている。一方、田中泯は世界的に活躍してきた舞踊家であり、数々の映画にも出演。絵師を目指す葛飾北斎(柳楽優弥)は、江戸で人気の版元・耕書堂に作品を持ち込むも、なかなか芽が出ない。歌麿(玉木宏)や写楽(浦上晟周)に嫉妬し、自分らしい絵を描くため旅に出た北斎は、大海原の荒々しい波を見て閃き、独自のスタイルを確立。ようやく店主である蔦屋重三郎(阿部寛)に認められる。家族や弟子を持ち、人気作家の挿し絵を描きつつ自分の作品を描いていく北斎。ときは経ち、脳卒中で右手が麻痺してもあきらめず、再び旅に出る老いた北斎(田中泯)は、かつて波を感じた海で新たなインスピレーションを受ける。家に戻った北斎は、新しく開発された青色の絵の具に触発され「富嶽三十六景」を完成させる。そんななか、盟友・柳亭種彦(永山瑛太)が幕府の弾圧によって殺されてしまう。
2020年夏に公開されたアニメ映画。原作は韓国で出版され、韓国内のみならず、中国やタイ、そして日本でもベストセラーとなっている「科学漫画サバイバルシリーズ」のひとつ、『人体のサバイバル!』である。宇宙、海、恐竜、昆虫、自然など、さまざまな科学分野のテーマを扱い、気軽に読める漫画と興味をそそるストーリーで、小さな子どもでも専門的な話題を理解しやすく構成された「科学漫画サバイバルシリーズ」。2019年におこなわれた学校読書調査では、「小学生が選ぶ好きな本」の第1位に輝いており、さらに子どもだけでなく、大人たちの心もつかみ、シリーズ累計販売部数は日本国内だけでも1,100万部を突破している。乗り込んだだけでナノサイズになれる、人体探査機・ヒポクラテス号を発明したノウ博士(岩崎ひろし)は、世界初の発明を自慢するため、好奇心旺盛なジオ(松田颯水)とともにさっそくヒポクラテス号に乗り込んだ。すると偶然、ノウ博士の研究室にやってきた空腹のピピ(潘めぐみ)が、お菓子といっしょにヒポクラテス号を飲み込んでしまった。ピピの食道を急降下し、2人の体内探索の旅が突然はじまってしまった…。
歴史的事実をもとにし、アカデミー賞では作品賞をはじめとする5部門で6ノミネートされ、さらに2部門受賞を果たした作品。それが『ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償』である。実在したブラックパンサー党の指導者であり、そのカリスマ性から敵対ギャングの和解まで可能とした男・フレッド・ハンプトン。今作はその彼の生き様と、彼を裏切ったビル・オニールを描いた伝記映画である。フレッド・ハンプトン役にダニエル・カルーヤ、ビル・オニール役にラキース・スタンフィールドを起用。このふたりはともにアカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、ダニエル・カルーヤが受賞を果たした。そのほかにも作品賞や脚本賞にもノミネートされるなど高い評価を獲得し、人種差別に対する痛烈な批判をおこなう、今の時代に欠かせない映画だ。1966年シカゴ。青年のビル・オニール(ラキース・スタンフィールド)は、自動車泥棒で逮捕されてしまう。そんな彼に対して、取引を持ちかけてきたのはFBI捜査官のロイ・ミッチェル(ジェシー・プレモンス)だった。彼の依頼は、ブラックパンサー党のイリノイ州支部への潜入。そこの支部長は、カリスマ的人気を誇る男・フレッド・ハンプトン(ダニエル・カルーヤ)だった。
『賢者の孫』は、2019年4月から6月にかけて放送された異世界ファンタジーアニメ。いわゆる異世界転生もので、原作は吉岡剛の小説。2015年から小説投稿サイト「小説家になろう」にて連載され、その後ファミ通文庫から書籍が発刊されている。アニメ版の制作は『異世界食堂』『バトルガール ハイスクール』などを手掛けたSILVER LINK.で、声優アイドルグループのi☆Risがオープニングテーマを担当している。ある夜、会社帰りのサラリーマンが交通事故に遭い死亡。するとその魂は異世界に転生。魔物に襲われた馬車のなかで、唯一生き残った赤ん坊として生まれ変わった。その現場にとおりかかったマーリン=ウォルフォード(屋良有作)なる伝説の賢者がその赤ん坊を助け、育てた。それがこの物語の主人公・シン=ウォルフォード(小林裕介)だった。シンは前世の記憶と経験を糧にして、瞬く間にあらゆる魔法を習得。伝説の賢者・マーリンを凌ぐほどの力を身につけていくが、実はその世界での「常識」をまったく教わっていなかった。かくしてシンは、「常識」を学ぶために高等魔法学院へ入学することになった…。
死者の街で育てられた少年は、聖騎士を目指す!小説投稿サイト「小説家になろう」発のライトノベル『最果てのパラディン』をもとにした、テレビアニメ作品。死者の街でかつて英雄と呼ばれた3人の不死者に育てられた少年が、その街の秘密を知ったことをきっかけに、聖騎士の道を歩み始める! 原作ライトノベルは、オーバーラップ文庫から刊行。はるか昔に人が絶えた「死者の街」。その人里離れた最果ての街に、ひとりの人間の少年・ウィル(河瀬茉希)が住んでいた。赤ん坊のころに拾われた彼は、その街でかつて英雄と呼ばれた3人の不死者によって育てられた。ひとりは、大柄で豪快なスケルトンの剣士・ブラッド(小西克幸)。ひとりは、しとやかな神官ミイラ・マリー(堀江由衣)。そして最後のひとりが、偏屈だが情に厚い魔法使いの幽霊・ガス(飛田展男)。彼らはウィルにさまざまなことを教え、最大限の愛情を注いで育ててきた。ウィルもまた、彼らに尊敬と親しみ、そして家族愛を感じていた。ところがやがてウィルは、自分がいったい何者なのかという疑問を抱くようになる。そんな彼は、ついに死者の街に秘められた不死者たちの謎を解き明かす。その謎は、善の神々と悪の神々にまつわる壮大なものであった。こうしてすべての真実を知ったウィルは、自らの使命を果たすため、聖騎士の道を歩み始めることになる。
今作は1970年代の水俣市を舞台に、アメリカ人写真家・ユージン・スミスの戦いを描いた作品だ。主演は『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズに出演するジョニー・デップが務め、日本の役者も多数出演している。沖縄戦を取材した経験を持つ伝説の写真家・ユージン・スミス(ジョニー・デップ)は、アルコールに溺れ、家族とも疎遠になっていた。ある日、日本のCM撮影チームがユージンの家にやってくる。チームの一員だったアイリーン(美波)と親しくなり、ユージンは日本の水俣市で起きている公害の現状を知るのだった。水俣を取材するため、ふたりはすぐに日本へと旅立つ。しかし、水俣市の状況はユージンが思っていた以上に最悪だった。チッソ工場が海に流している廃水を原因とした「水俣病」で、多くの人が苦しんでおり、工場に対する抗議運動が発生する。運動は少しずつ過激化し、工場側も世界的な影響力を持つユージンを警戒しはじめる。ユージンは水俣病を世界に知らしめるため、患者や活動家たちにカメラを向け、シャッターを切るのだった。
1979年、テレビアニメ『機動戦士ガンダム』が放送された。やがて9年のときを経て公開されたのが、オリジナルアニメーション映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』である。この映画で描かれるのは、アムロ・レイとシャア・アズナブルだ。監督を『機動戦士ガンダム』の生みの親である富野由悠季が務め、宇宙世紀の重要な局面を、確かな演出力で映像化した。そのほかにも後に『新世紀エヴァンゲリオン』を手掛ける庵野秀明が関わっているなど、アニメーション映画史に残る名作となっている。宇宙世紀0093年。グリプス戦役を契機に消息を立っていたシャア・アズナブル(池田秀一)が、ネオ・ジオンを率いて武装蜂起する。彼は小惑星5thルナを占拠し、地球に落下させようと侵攻していた。それを止めようとするのは、シャア・アズナブルの宿敵・アムロ・レイ(古谷徹)。しかし、彼の奮闘空しく5thルナは地球に落下してしまう。その後、地球連邦軍と裏取引で停戦協定を結ぶシャア・アズナブルだが、その水面下ではアクシズを地球の落下させ地球を寒冷化させる恐ろしい計画が進行していた。
『機動戦士ガンダムUC』、それは可能性の物語。江戸川乱歩賞作家・福井晴敏による小説『機動戦士ガンダムUC』が、OVAシリーズとして登場。世界の命運を握る鍵である重要機密「ラプラスの箱」を巡る重厚なストーリーを、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 追憶編』などで知られる古橋一浩を監督に起用することで完全映像化。全7巻で構成された『機動戦士ガンダムUC』は、ガンダムシリーズ最高の売り上げを記録した。それだけにとどまらず、2016年にはテレビアニメ向けに『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』として再構成され、2018年には『機動戦士ガンダムUC』のその後の物語を描いた完全オリジナル劇場版『機動戦士ガンダムNT』が公開された。宇宙世紀0096。工業コロニー「インダストリアル7」で暮らす学生のバナージ・リンクス(内山昂輝)は、自分の置かれている環境とのずれを感じて過ごしていた。そんなある日、バナージはコロニー上空から落ちてきた少女をプチ・モビルスーツで救出する。オードリー・バーン(藤村歩)と名乗る少女は、バナージにコロニービルダーまで案内するように依頼する。彼女の目的は、戦争を止めることだった。
誰もが知る物語『シンデレラ』を、現代風にアレンジしたミュージカル映画。おしとやかな女性として描かれてきたシンデレラを、野心家の女性にアップデートしており、ストーリーも多様性を重視したものになっている。シンデレラを演じた女優は、今作が映画初主演となるカミラ・カベロ。彼女はシンガーソングライターとしても活動しており、劇中でも美しい歌声を披露した。また、『アナと雪の女王』のエルサ役で有名なイディナ・メンゼルや、コメディアンのジェームズ・コーデンが出演している。ドレスのデザイナーを目指しているシンデレラ(カミラ・カベロ)は、「女性だから」という理由で夢を叶えられずにいた。継母のヴィヴィアン(イディナ・メンゼル)からは結婚を勧められ、幸せの価値観を押しつけられる。一方、王位継承者であるロバート王子(ニコラス・ガリツィン)も、父親から結婚をせかされていた。そんなある日、ロバートは市場でドレスを売っていたシンデレラに一目惚れする。すぐに話しかけ、舞踏会で会う約束をするのだった。
残り24時間の命となった暗殺者を主人公としたアクション映画。タイムリミットが決まっていることから、映画全編をとおしてスピーディーな仕上がりになっている。また、今作は日本が舞台となっており、実際に東京での撮影がおこなわれた。主人公のケイトを演じたのは、『ジェミニマン』に出演するメアリー・エリザベス・ウィンステッド。劇中では、日本のヤクザ相手にスタイリッシュなアクションを披露した。日本からの出演者として、國村隼や浅野忠信など、海外で活躍する俳優が参加している。幼いときから、暗殺者になるための訓練を受けてきたケイト(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)は、任務のため東京に潜伏していた。彼女は今回が最後の任務と決め、ターゲットを始末しようとするが、直前に毒を盛られ、任務は失敗に終わってしまう。病院で目が覚めたケイトは、医師から残り24時間の命だと知らされる。すでに毒の影響が出ていたが、ケイトは自身を殺そうとした人物を突き止めようと、病院を抜け出すのだった。
2021年8月27日に公開された日本のミステリー映画。2014年に発表された直木賞作家・佐藤正午の同名小説が原作である。映像ディレクターや脚本家としても活躍し、『ホテル ビーナス』などを手掛けたタカハタ秀太が監督を務めた。主演を務めるのは、藤原竜也。映画後半の展開は、前半では考えられないくらいにスピーディーで、次々と謎が明らかになっていく過程が楽しめる。過去に直木賞を受賞したこともある小説家・津田伸一(藤原竜也)は過去に起こした事件がきっかけで、今はデリヘルの送迎ドライバーとして、しがない生活を送っていた。そんなある日伸一は、行きつけのカフェでよく見かける男・幸地秀吉(風間俊介)に声をかける。本の話で盛り上がり、再び会うことを約束するふたりだったが、その約束が果たされることはなかった。なぜならば、その日を境に秀吉は家族とともに失踪してしまったからだ。そして、さらに伸一も予想外の事件に巻き込まれてしまうのだった…。
ひとつの出会いから、非力な王子が成長する感動物語!Web漫画『王様ランキング』をもとにしたテレビアニメ作品。生まれつき体が小さく、耳も聞こえない非力な王子が、立派な王様になるために、相棒とともに試練を乗り越えていく!原作は、KADOKAWAのビームコミックスレーベルから刊行。「みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞2019」で6位にランクインし、累計発行部数は130万部を突破した。ボッス王国の第一王子・ボッジ(日向未南)は、生まれつき体が小さく、耳も聞こえない非力な男の子。まともに剣を振ることさえできず、家臣や民衆たちに「王の器ではない」と陰口をたたかれていた。そんなボッジは、なぜか最近外に遊びに行くたびに、どこかに自分の服を置いてくる。実は、盗みを生業にしているカゲ(村瀬歩)にだまされて、自分の服をすべてあげてしまっていたのである。パンツ一丁で城下を歩くボッジを見て、民衆たちは嘲笑する。挙句の果てには、どうせ聞こえていないだろうと、本人の目の前で悪口をいうのだった。バカなお人好しだと思っていたカゲだったが、ひとりになったボッジが泣いているところを見かける。実はボッジは読唇術で人々の悪口をすべて理解していたのである。それでもひとり耐える心優しいボッジを見て、カゲは心を入れ替える。そうして彼は、ボッジが立派な王様になるように助けると決めるのだった。
『レミニセンス』は近未来のマイアミを舞台に、記憶に潜入できる男が、ひとりの女性を探していくSF映画だ。主演は『グレイテスト・ショーマン』に出演したヒュー・ジャックマン。ヒロインはレベッカ・ファーガソンが務めている。監督を務めたのは、大ヒットドラマ『ウエストワールド』の製作に参加したリサ・ジョイ。製作にはリサ・ジョイのパートナーであり、『ダークナイト』の脚本家として知られる、ジョナサン・ノーランが名を連ねる。海面上昇により、街の大部分が海に沈んだマイアミ。退役軍人のニック(ヒュー・ジャックマン)は、大規模な装置を使い、幸せだった記憶を追体験させるサービスを提供していた。ある日、鍵をなくした女性・メイ(レベッカ・ファーガソン)がニックの店を訪ねてくる。ニックはすぐに彼女の記憶を調べ、鍵を見つけ出す。しかし、ニックはメイに一目惚れしていた。ふたりはすぐに恋人同士となり幸せな時間を過ごすが、ある日突然メイが姿を消してしまい…。
恐怖の実話ホラーシリーズ最新作。実在の心霊研究家であるエド&ロレイン・ウォーレン夫妻が、実際に関わった数多の心霊事件に基づくホラー映画シリーズ。それが「死霊館」ユニバースである。メインの『死霊館』シリーズのほかに、実在の呪いの人形アナベルをテーマにした『アナベル』シリーズや『死霊館 エンフィールド事件』に登場した悪魔ヴァラクを描いた『死霊館のシスター』など、さまざまなスピンオフ作品が存在する。そんな恐怖の「死霊館」ユニバース最新作となるのが、『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』である。被告人が悪魔に憑依されたことを理由に、無罪を主張した実在の事件に基づく恐怖の実話である。1981年。ひとりの青年(ルアイリ・オコナー)が、家主を猟奇的な方法で殺害する殺人事件が発生。しかし逮捕された青年は、法廷で悪魔に憑りつかれていたことを理由に無罪を主張する。果たして、家主を殺したのは青年か、それとも悪魔なのか。心霊研究家にして数多の事件を解決してきたロレイン・ウォーレン(ヴェラ・ファーミガ)、エド・ウォーレン(パトリック・ウィルソン)夫妻は、法廷で悪魔の存在を証明するため事件の調査に乗り出す。そんなふたりを待ち受けていたのは、想像を絶する恐怖だった。
A級昇格を目指し、ボーダー隊員たちの激しいチームバトルが幕を開ける!『ワールドトリガー 3rdシーズン』は、作り込まれた戦略バトルとファンタジー要素を組み合わせ、大人気となっている『ワールドトリガー』シリーズの3期にあたるアニメだ。原作は葦原大介の同名漫画で、2013年から「週刊少年ジャンプ」にて掲載されたのち、2018年からは「ジャンプスクエア」にて連載されている。異世界への「門(ゲート)」が開いた町で、界境防衛機関・ボーダーが、ネイバーと呼ばれる異世界生物との戦いを繰り広げる。三雲修(梶裕貴)はある日、クラスメイトの揉めごとを収めようと、ゲート近くの立ち入り禁止区域へ侵入する。そこで、ネイバーに襲われそうになった修は、謎の転校生・空閑遊真(村中知)に助けられる。修は遊真が人型ネイバーだと知るが、ほかのネイバーと違い人の心を持っていることから、彼の行動をそばで見張ることにする。修は遊真と雨取千佳(田村奈央)とともに、ボーダー玉狛支部の「玉狛第2」として、行方不明になっている千佳の兄を探すために遠征に行けるA級昇格を狙っていた。しかし、前線で戦える隊員が遊真しかいない三雲隊は、昇格戦で苦戦を強いられてしまう…。そこで玉狛支部で捕虜にしていた人型ネイバー・ヒュース(島﨑信長)を新たなメンバーに迎え、さらなる戦いに身を投じていく!
2021年8月に放送された『24時間テレビ44「愛は地球を救う」 想い~世界は、きっと変わる。』のスペシャルドラマ。番組のメインパーソナリティーを務めた、人気アイドルグループKing & Princeのメンバー・平野紫耀が主演を務めている。原作は、黒川祥子の著書『県立!再チャレンジ高校 生徒が人生をやり直せる学校』。貧困や虐待をはじめさまざまな問題を抱え、小・中学校では学校生活になじめなかった子どもたちが、もう一度「人生をやり直すため」に通う、実際の高校の様子が綴られている。槙尾高校に通う生徒を演じるのは、桜田ひよりや板垣李光人といった、多くのドラマで活躍している若手俳優たちである。脚本は、『ホタルノヒカリ』やNHK連続テレビ小説『スカーレット』など、話題のドラマを手がけてきた水橋文美江が担当している。新学期を迎えた槙尾高校の始業式。新任教師として紹介され、あいさつをするために登壇した樹山蒼一(平野紫耀)はがく然とした。集まった生徒たちはまるで落ち着きがなく、自分の話をほとんど聞いていないのだった…。それでも先輩の教師たちは生徒たちを注意するどころが、むしろ学校に来たことをほめている。生徒たちに心を開いてもらうため、まずは学校にさえ来てくれれば、化粧もピアスも許すという教師たちの態度に、蒼一は戸惑うのだが…。
2021年8月からNHK BSプレミアムで放送がはじまった連続ドラマであり、原作は小薮浩二郎による同名小説である。製薬会社の研究所で食品添加物の研究開発に取り組んでいた筆者は、『食品添加物用語の基礎知識』や『食品業界は今日も、やりたい放題』などの著書で、食品添加物についてわかりやすく解説し、市販されている食品の安全性について問題提起をしている。そんな筆者が食品業界の闇に深く切り込んだ原作小説は読みごたえがあり、今作で映像化されることによって、恐ろしさがより一層リアルに伝わってくる。「食」に対する意識を、あらためて見直すことができる作品だ。温厚な人柄で正義感が強く、研究に没頭していた主人公の薬学部研究員が、大学や食品会社のしがらみに巻き込まれ、次第に変貌していく様子を、主演の伊藤淳史がとても繊細に表現しており、強く惹きつけられる。「いつか人の役に立てるような発見をしたい」という夢を、一途に追いかけてきた博士研究員の好並一樹(伊藤淳史)。同じ研究室に所属する研究員・柏木航(桐山漣)とは良きライバルであり、お互いに励まし合う親友でもあった。新聞社に就職した一樹の幼なじみ・河原智子(佐々木希)も加わり、仕事の愚痴や将来の夢を語り合いながら、楽しく夕食の鍋を囲んでいた。しかしそんなある日、一樹の大発見をきっかけに、3人の歯車が狂いはじめてしまう…。
『プラチナエンド』 は、2021年10月より放送のSFサスペンスアニメ。『DEATH NOTE』や『バクマン。』を世に送り出した大場つぐみと小畑健がタッグを組んだ、3作目となる漫画作品のアニメ化だ。生きる希望を失った主人公・架橋明日が、神になるための争いに巻き込まれるストーリー。明日を神候補に選んだ天使・ナッセやヒロイン・花籠咲との交流、加えてほかの神候補たちとの争いから、生きることについて深く考えさせられる濃厚な世界観が魅力だ。原作漫画は2015年から2021年まで「ジャンプスクエア」にて連載され、全14巻の累計発行部数は450万部を超えている。男子学生・架橋明日(入野自由)は、家族が死んだ後に引き取られた親戚のもとで辛い日々を過ごしていた。そして生きる希望を失い、自殺しようとビルから飛び降りる。しかし突然現れた天使・ナッセ(小倉唯)が、明日を救った。なんとナッセは、明日を神候補に選んだといい、ほかに選ばれた12人の神候補のなかから、1人だけが神になれるというのだ。ナッセは、明日に自由に空を飛べる羽と特殊な力を持っている矢を渡し…。
ゴジラ神話がテレビアニメシリーズになって再誕!ハリウッドで最も勢いのあるユニバース映画のひとつ、モンスター・ヴァース。その中心を担うモンスターこそ、怪獣王ゴジラである。まさに世界的知名度を誇るアイコニックなキャラクター。そのゴジラを、稀代のSF作家・円城塔が新たに描きだす。その名も『ゴジラ S.P<シンギュラポイント>』。そこで描かれるのは、まったく未知のゴジラ神話である。多彩な怪獣と難解なSFストーリーが見事に絡み合い、唯一無二のゴジラが新たに誕生した。千葉県逃尾市の町工場・オオタキファクトリーの職員にして便利屋のユン(石毛翔弥)とハベル(木内太郎)は、幽霊屋敷と噂される場所の調査に行く。そこで遭遇したのは、ひとりでに流れる奇妙な歌声だった。同時刻、大学院生のカミノ・メイ(宮本侑芽)も同じ曲を聴いていた。その発信源は、ミサキオクと呼ばれる施設であることが判明するも、その原因は不明のままだった。翌日、オオタキファクトリーとして町の祭りに二足歩行ロボット「ジェットジャガー」を出展したユンは、そこで翼竜型の怪獣“ラドン”の襲撃に遭遇する。徐々に増えるラドンの群れに、新たな怪獣の襲撃。ゆるやかに終わりゆく日常は、やがてひとつのシンギュラポイントに到達する。
『ACCA13区監察課』は2017年1月から3月にかけて放送されたテレビアニメで、ある王国を舞台にした組織に生きる男たちの物語。原作はオノ・ナツメの漫画であり、2013年から2016年にかけて「月刊ビッグガンガン」で連載されていた。2017年には舞台劇にもなっている。アニメ版の制作はマッドハウス。監督は『ワンパンマン』などを手掛けた夏目真悟が務めている。エンディングテーマとなった結城アイラの「ペールムーンがゆれてる」も高く評価された。ドーワー王国は、かつて起きたクーデターをきっかけに13の地方地区による自治が認められていた。そして、警察をはじめすべての組織を統括する巨大統一組織・ACCA(アッカ)が設立され、そのなかに置かれた監察課が、すべての自治区を監視する役目を担っていた。しかし、平和な時代が続いたことから監察課はその役割を終えたと判断され、廃止が確定した。同課副課長のジーン・オータス(下野紘)は、最後の任務としてある地区を調査すると、そこで不正が発覚。それを発端に監察課の廃止が急遽取り下げられたが、代わりにジーンに対して13の地区すべてを短期間で廻ることが課せられ…。
『僕だけがいない街』は2016年1月から3月にかけて放送されたサスペンスアニメで、タイムリープ能力を持つ主人公が時間を行き来して悲劇を回避しようとする物語。原作は三部けいの漫画であり、「ヤングエース」で連載されていた。アニメ版の制作はA-1 Picturesで、監督は『ソードアート・オンライン』『銀の匙 Silver Spoon』などを手掛けた伊藤智彦が務めた。人生やり直し系のタイムリープ・ストーリーだが、それだけでは終わらない尊さや哀しさにあふれている。29歳の漫画家・藤沼悟(満島真之介)は、編集から「踏み込んで描けていない」と批判され続けて鳴かず飛ばず。ピザ屋のアルバイトで生計を立てる毎日だ。そんな悟にはひとつの能力があった。それは悟自身がリバイバルと呼んでいるタイムリープ能力。無意識に数分間過去に戻ってしまい、そこで何らかの悲劇を食い止める。そんな毎日を送っていた悟は、ある日いつものリバイバルによって子どもがトラックに轢かれるのを防いだが、その代わり自らが交通事故に遭ってしまう。それがきっかけで、バイト先の女子高生・片桐愛梨(赤﨑千夏)と親しくなり、地元・北海道から母の佐知子(高山みなみ)も訪ねてきた。そしてここから、悟の運命が大きく展開していく…。
『中二病でも恋がしたい!』は、2012年10月から12月にかけて放送された学園ラブコメアニメ。元・中二病の主人公と現役・中二病のヒロインが巻き起こす、学園内外での騒動と恋模様を描いている。原作は虎虎のライトノベルであり、KAエスマ文庫から発刊されている。アニメ版の制作は『涼宮ハルヒの憂鬱』『けいおん!』などで名高い京都アニメーションで、監督は同じく『涼宮ハルヒの憂鬱』や『日常』なども手掛けた石原立也が務めている。富樫勇太(福山潤)は、高校入学をきっかけにそれまでこじらせていた中二病を卒業することを決意。「ダークフレイムマスター」と名乗り、妄想世界に生きていた過去、そして当時買い漁った数々の中二病的アイテムを処分し、リア充生活に向けて歩き出した。クラスでは普通の男子・一色誠(保志総一朗)と仲良くなり、アイドル的な丹生谷森夏(赤﨑千夏)に恋の予感を感じるなど、リア充世界に足を踏み入れはじめていた。そのとき、右目に眼帯をした現役中二病少女・小鳥遊六花(内田真礼)が接近。勇太と「契約を交わした」という名目で、以後つきまとうようになり…。
『残響のテロル』は、2014年7月から9月にかけて放送されたクライムサスペンスアニメ。MAPPA制作のオリジナルアニメーションであり、連続爆弾テロ事件に手を染めたふたりの少年の数奇な運命を描いている。原案・監督は、『カウボーイビバップ』『サムライチャンプルー』などを手掛けた渡辺信一郎。音楽は同じく『カウボーイビバップ』で名高い菅野よう子が担当しており、ミステリアスな世界観と作品の映像美にピッタリ寄り添っている。青森県のとある施設で、ふたり組の何者かによってプルトニウムが強奪される。それから半年後、とある高校に転校してきたナインこと九重新(石川界人)とツエルブこと久見冬二(斉藤壮馬)は、ある計画を実行しようとしていた。そのころ警視庁では、今は文書課に左遷されている元敏腕刑事・柴崎健次郎(咲野俊介)が、スピンクス1号・2号を名乗る若者ふたりの妙な投稿動画を気にかけていた。そして翌日、新と冬二の企てた爆弾テロが実行され、都庁が大崩壊。それはまさに、スピンクス1号・2号の動画予告のとおりの出来事だった。そして、その現場で冬二を目撃した同じ高校の三島リサ(種﨑敦美)。ふたりに幼少期の辛い思い出を呼び起こさせるリサの存在は、新と冬二を想定外の方向へと誘っていく…。
『魔法少女サイト』は2018年4月から6月にかけて放送されたダークファンタジーアニメで、謎のWebサイトから魔法の力を与えられた少女たちの過酷な運命を描いている。原作は佐藤健太郎の漫画であり、「週刊少年チャンピオン」などで連載されていた。アニメ版の制作はproduction dóAで、シリーズ構成は推理作家でもある伊神貴世が務めている。オープニングテーマは声優アイドルグループ・i☆Risが担当している。中学2年生の朝霧彩(大野柚布子)は、毎日死ぬことばかり考えている。それもそのはず。学校では毎日クラスメイトから残酷ないじめに遭い、家では兄の要(岡本信彦)から毎夜虐待を受けていた。そんなある日、自室のPCが「魔法少女サイト」なる謎のWebサイトにつながり、彩に魔法の力を与えると告げた。翌日、彩は学校でステッキと呼ばれる銃のようなものを手に入れる。そして放課後、例によっていじめに遭っていた彩が咄嗟にその銃を撃つと、自分を襲っていた者たちがその場から消え、近くの線路沿いで死体として発見された…!
『テスラノート』は、2021年10月より放送のスパイアクションアニメ。ドラマ『怪物くん』『妖怪人間ベム』や、人気テレビアニメ『TIGER & BUNNY』の脚本を手掛けた西田征史が、原作・シリーズ構成・脚本を担当している。天才科学者のすべての発明を記録した水晶「テスラの欠片」を、主人公の女子高生・根来牡丹とその仲間たちが探し求める! 忍者の末裔である牡丹がCIAや謎の組織「小さな家」などとの、華麗なアクションシーンを交えた欠片を巡る争いが魅力だ。女子高生・根来牡丹(小原好美)は、あるとき日本安全降興株式会社と呼ばれる組織から依頼を受ける。それは、天才科学者のニコラ・テスラが作り出した不思議な水晶「テスラの欠片」を集めるというもので、忍者の末裔であると同時に、諜報員としての教育を受けていた牡丹は、喜び勇んで欠片の1つがあると思われるノルウェーに向かう。しかし列車すらもワープさせる巨大な力を持った欠片を探す途中、多くのトラブルに見舞われる。けれども新たにバディになったクルマ(鈴木達央)と、協力して乗り越えていった。しかし同様に、欠片を狙う謎の人物たちの影があり…。
おいしい料理をとおして描かれる、京都の舞妓たちの日常!小山愛子の漫画『舞妓さんちのまかないさん』をもとにした、テレビアニメ作品。京都の屋形でまかないを作る少女を中心に、花街で共同生活を送る舞妓たちのほっこりした日常を描く。2021年2月からNHKワールド JAPANで公開された。原作は、「週刊少年サンデー」(小学館)で連載。あこがれの舞妓になるために、青森から京都・花街の屋形にやってきた16歳の少女・野月キヨ(花澤香菜)と戸来すみれ(M・A・O)。さっそく師匠のもとで、舞妓候補である仕込みさんとして修行する日々を送る。ところが、「100年に一度の逸材になるかもしれない」と評されるほどの才能を持つすみれに対して、キヨはマイペースでどんくさい。舞妓には向いていないと、早々に師匠から見切りをつけられ、ひとり青森へと帰されそうになる。そんなとき、屋形のまかないとして働いていたおばちゃんが腰を痛めて、料理を作れなくなる。そこでキヨが代わりにまかないとして働くことになる。仕込みさん時代から厨房でおばちゃんの手伝いをしていたキヨが作る料理は絶品。厳しい稽古で疲れた舞妓たちを支えるために、おいしい料理を作り続ける。やがて屋形の女将さんから、「キヨがいなければ屋形はもう回らない」といわれるほどになるのだった。
1枚の絵から始まる青春群像劇!山口つばさの漫画『ブルーピリオド』をもとにした、テレビアニメ作品。リア充でありながらもどこか虚しさを抱えていた男子高校生が、偶然出会った1枚の絵をきっかけに、青春を美術に捧げるようになる!原作は「月刊アフタヌーン」(講談社)で連載。コミックスの累計発行部数は300万部を突破した。何ごとにおいても要領が良い高校2年生の矢口八虎(峯田大夢)は、悪友と遊び歩く不良でありながらも、学校では優秀な成績をキープ。人付き合いもうまく、スクールカースト上位に君臨し、まさに「リア充」な日々を送る。だが、八虎はそれをどこか虚しく感じていた。そんなある日、八虎は美術室で1枚の絵と出会い、心を奪われる。絵をとおして正直な気持ちを表現できると知った八虎は、仲の良い同級生の美術部員・鮎川龍二(花守ゆみり)の計らいで、美術部に入部する。八虎はそこで衝動のおもむくままに、スケッチブックにデッサンをしていく。やがて八虎は、卒業後の進路希望を固める。第一志望はなんと東京藝術大学。実質倍率200倍に達する国内最難関の芸術大学である。受験まであと650日となるなか、八虎は美大専門の予備校に通い始める。そうして八虎は、予備校で出会った高橋世田介(山下大輝)や橋田悠(河西健吾)たちとともに、美術に青春のすべてをかけるのだった…。
病魔に侵された人類は、新世界の深層を目指す!スクウェア・エニックスのメディアミックス作品『Deep Insanity』の、テレビアニメ版。奇妙な症候群が人類を蝕むなか、人々はその原因を突き止めるため、南極に現れた巨大地下世界に降り立つ!漫画版『Deep Insanity NIRVANA』、ゲーム版『Deep Insanity ASYLUM』では、それぞれ異なる時間軸のストーリーが描かれる。突如、原因不明の眠りから目覚めなくなる未知の伝染病「ランドルフ症候群」。瞬く間に地球全土へとまん延し、人類はかつてない危機に直面していた。ランドルフ症候群の原因と疑われるのは、最初の発症と同じころに南極に出現した巨大地下世界「アサイラム」。そこには、地上では見られない未知の異形の生物たちが生息し、豊富な資源が存在していた。ある者はランドルフ症候群の原因を突き止めるため、ある者は未知の生物の遺伝情報を得るため、またある者は資源を採掘するために、地下世界を目指す。アンタークティカ・フロントに所属する時雨・ダニエル・魁(下野紘)も、そんな人々のうちのひとり。高い集中力が評価され、アサイラムの最前線で活動する第11小隊(ヴェーラ小隊)に配属されることになる。はたしてランドルフ症候群とは何なのか。アサイラムにはいったい何があるのか。物語が進むにつれて、謎が解き明かされていく。
1993年にソマリアで実際に起きた、米軍と民兵との壮絶な戦いを描く戦争映画。タイトルになっている「ブラックホーク」は、劇中で米軍が使用しているヘリコプターの名前である。作戦中にヘリが民兵に撃墜されたことから、戦況が一変した。監督は、SF映画の巨匠・リドリー・スコット。大規模な撮影をおこなうことでも有名で、今作ではロケ地となったモロッコにセットを作り上げ、臨場感のある映像を完成させている。内戦が起きているソマリアでは、深刻な飢餓状態にある国民が増え、30万の餓死者を出してしまう。世界中がソマリアに注目するなか、ついに米軍が出動。内戦を終わらせるため、戦争を指揮しているアイディード将軍の拉致を計画する。しかし、アイディード本人を捕らえることは難しかった。アメリカは軍の精鋭部隊を使い、アイディードの側近ふたりを捕らえようとするが、民兵たちの襲撃に遭う。さらにはヘリコプターを撃墜され、部隊は想定外の苦戦を強いられることになる。
今作は女性総理大臣が誕生した日本を舞台に、日本初の「総理の夫」となった主人公の日常を描く、政治コメディ映画だ。『ニセコイ』などで知られる河合勇人がメガホンをとり、中谷美紀が女性総理を、田中圭が総理の夫を演じる。少数野党だった「直進党」が選挙で票を集め、党首の相馬凛子(中谷美紀)が総理大臣に任命された。これにより、凛子は日本初の女性総理となる。一方、凛子の夫である相馬日和(田中圭)は、東京で妻が総理大臣になっていることを知らず、北海道で野鳥の研究をしていた。日和が東京に戻ってくると、空港でパパラッチに囲まれてしまう。なにが起きているか理解できない日和だったが、広報担当の富士宮あやか(貫地谷しほり)から、凛子が総理大臣になったことを知らされる。その日以降、日和の生活は大きく変化した。勝手な行動は許されず、大好きな鳥の観察も満足にできない。そればかりか、政治的な陰謀に巻きこまれてしまうのだった。日和は凛子に迷惑をかけまいと、必死で「総理の夫」を務めるのだが…。
『あなたの番です』などを生み出した秋元康が、企画・原作・脚本を務める衝撃の新感覚ドラマ。テレビ朝日放送。SNSが拡散され、教祖のようにまつりあげられていく正体不明の「漂着者」。その周囲では不可解な事件が続発する。謎の漂着者を演じるのは、『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』などに出演した、あふれる色気で大人気の俳優・斎藤工。今作がテレビ朝日の連続ドラマ初主演となる。漂着者を取材するうちに親しくなっていく新聞記者・詠美役には、アイドルグループ・乃木坂46の元メンバー・白石麻衣。女優として、映画『あさひなぐ』『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』などで人気を博している。とある地方の海岸。3人の女子高生が、全裸の男(斎藤工)が倒れているのを発見する。動画を撮りながら近づいていくと突然男は顔を上げ、「勝者には何もやるな」とつぶやいて気を失う。男には記憶がなく、左足首にあったタトゥー以外に身元がわかる手がかりは何もなかった。男の様子を映した動画はSNSで大バズり。ヘミングウェイと呼ばれ、男は一躍有名人に。そんななか、女児失踪事件が発生。その後女児が発見されると、発見場所がヘミングウェイが描いた風景と酷似していることがわかる。新聞記者の新谷詠美(白石麻衣)、刑事の柴田(生瀬勝久)らが、事件との関連を疑ってヘミングウェイの病室を訪れるが…。
ハリソン・フォードが主演を務めた、『インディ・ジョーンズ』シリーズの4作目。不思議な力を持つクリスタル・スカルの秘密を探るインディと、スカルを狙う敵組織との攻防が描かれる。今作の悪役に抜擢されたのは、『エリザベス』の演技で高い評価を受けたケイト・ブランシェット。そのほかにも、第1作目以来の出演となるカレン・アレンや、『トランスフォーマー』シリーズに出演するシャイア・ラブーフなどがキャスティングされた。世界中を冒険してきたインディアナ・ジョーンズ(ハリソン・フォード)は、スパルコ(ケイト・ブランシェット)率いるソ連の部隊に拘束されていた。スパルコたちの目的は磁気を放つ「箱」で、巨大な倉庫に侵入し、インディに「箱」を探させる。目的を達成し油断したスパルコの隙をついて、なんとか大学に戻ってきたインディだったが、突如として休職処分を食らってしまう。徹底的な反共産主義となったアメリカに嫌気がさし、インディは国を出ていこうとするのだが…。
韓国のケーブル放送局tvNで2019年に放送されたラブコメディドラマ。ドラマ『キム秘書はいったい、なぜ?』では、ヒロイン・キム秘書をとてもコミカルに演じ、新境地を開いた人気女優・パク・ミニョンがヒロインを演じる。外見はキム秘書のような、スマートで洗練されたキャリアウーマンでありながら、その内面は男性アイドルにどっぷりハマっているアイドルオタクというクセの強いヒロインを、パク・ミニョンが実にかわいらしく好演している。相手役は、日本語も堪能なイケメン実力派俳優・キム・ジェウクが演じ、美しい2人の共演にも大きな注目が集まった。チェウム美術館の学芸員として働くソン・ドクミ(パク・ミニョン)は、いつも完璧な仕事ぶりで一目置かれる存在。展示会の準備中、思いがけないトラブルにも冷静に対応し、徹夜してでもしっかりと間に合わせる、真面目な仕事人間なのだ。そんなドクミが仕事を終え、すぐに向かったのは家ではなく、アイドルグループ・ホワイトオーシャンが出演する番組の収録現場だった。スーツを脱ぎ捨て、全身真っ黒な上下に黒キャップ、マスクをつけ、プロ仕様の望遠カメラを担いだドクミの姿がそこにあった…。私生活のドクミは、グループでトップの人気を誇るチャ・シアン(チョン・ジェウォン)のシャッターチャンスを待ち構える、正真正銘のアイドルオタクだったのだ。
大正ノスタルジーあふれるラブストーリー!桐丘さなの漫画『大正処女御伽話』をもとにしたテレビアニメ作品。引きこもりの厭世家である青年が、妻としてやってきた健気でかわいらしい少女と過ごすなかで、次第に心を開くようになる。「少年ジャンプ+」(集英社)にて、原作のスピンオフ漫画『大正処女御伽話-厭世家ノ食卓-』が連載中。大正10年の冬。交通事故で右手の自由を失い、父から失望された青年・志磨珠彦(小林裕介)は、千葉の田舎の別荘へと引っ越してきた。「養生」という名目だったが、厄介払いに等しい扱いであった。世のなかのすべてに嫌気がさした珠彦は、たちまち引きこもりの厭世家になってしまう。学校にも行かず、部屋でひとり読書をする毎日を送る。そんなとき、ひとりのかわいらしい少女が、珠彦の家にやってくる。彼女の名は、立花夕月(会沢紗弥)。珠彦の妻にするため、珠彦の父が買ってきた少女であった。天真爛漫でひたむきな夕月は、さっそく家事をこなし、かいがいしく珠彦の世話をしようとする。珠彦は最初こそ夕月の世話になるまいとしていたが、夕月とともに過ごすなかで、次第に彼女に心を開いていく。こうして珠彦は、夕月に対する愛おしさを募らせるようになる。ところが、そんな幸せなふたりの人生に、大きな転機が訪れることになるのだった…。
18世紀×王女×侍×海賊をかけ合わせた異色の冒険譚!Production I.Gが制作するオリジナルアニメ作品。18世紀を舞台に、白銀の髪の少女が父親の遺した謎を解くため、赤い鎧をまとった侍の青年とともに船旅に出る! 2021年8月より北米で先行放送され、10月からはTOKYO MXほかにて放送。18世紀の大西洋。白銀の髪を持つ幼い少女・フェナ・ハウトマン(瀬戸麻沙美)は、父親とともに船旅に出ていたところ、海賊に襲われてしまう。なんとか自分ひとりだけボートで逃げ出すことができたフェナは、とある島に漂着する。その島は、国家が黙認している娼婦・男娼の島「シャングリラ」であった。10年の月日が過ぎ、フェナは美しい女性へと育った。しかし娼婦として生きることを受け入れられない彼女は、ある日島からの脱出を試みる。それは、これまで何度も想像してきたことだった。迫る追っ手に捕まりそうになるフェナだったが、そこで彼女は赤い鎧と兜をまとった侍の青年に救われる。彼の名は雪丸(鈴木崚汰)。先祖代々ハウトマン家を護衛してきた真田家の青年だった。雪丸に助けられたフェナは、10年前海賊に襲われたときに父親が遺した言葉を思い出す。その言葉とは、「エデンに向かえ!」というもの。エデンとはいったい何なのか。父親が託した謎を解き明かすため、フェナは雪丸と海を越える決意をする。
名門校で生徒会長になるまでの戦いを描く、学園コメディ。大規模な選挙活動や派閥争いなど、現実の日本政治を学園内に再現した政治バトルが展開する。主演は菅田将暉が務めており、野村周平や竹内涼真など、人気俳優が総出演した。日本中のエリートたちが入学する、海帝高校。この学校で生徒会長になることは、将来の成功を約束されたも同然だった。「自分の国を作りたい」という野望を持つ赤場帝一(菅田将暉)は、総理大臣になるため、海帝高校生徒会長の座を狙う。入学早々ルーム長に選出され、生徒会に入る帝一。1年生は生徒会長になれないため、次期生徒会長となる2年生の下で働き、実績を残すことが重要だった。生徒会内では激しい派閥争いが勃発しており、帝一は有力候補の氷室ローランド(間宮祥太朗)を応援する。選挙活動は順調に進んでいき、帝一はローランドから信頼されるようになっていく。しかし、ローランドは卑劣な手段を使い、人気者の1年生・大鷹弾(竹内涼真)を味方につけようとするのだった。
『ジュラシック・パーク』シリーズの第3作目。主人公は前作のマルコムから代わり、ふたたびアラン・グラントに戻っている。前作まで監督を務めていたスティーヴン・スピルバーグは、今作では製作総指揮となっており、監督はジョー・ジョンストンが務めた。舞台となる島は『ジュラシック・パーク』と同一のものではなく、グラントが訪れたことのない「サイトB」と呼ばれる島である。そのため、スピノサウルスなどの新しい恐竜が登場した。「ジュラシック・パーク」で事件が起きてから8年後。恐竜が生息している島は完全に隔離されており、人間が立ち入ることは許されていなかった。しかし、上空から恐竜を見ようとした親子が、事故により島に不時着。そのまま行方不明になってしまう。一方、「ジュラシック・パーク」から生還したアラン・グラント(サム・ニール)は、研究資金を調達できず悩んでいた。そんなときお金持ちの夫婦から、恐竜が住む島のガイドを依頼される。最初こそ拒否するグラントだったが、お金のために依頼を引き受けるのだった。
個性豊かな喫茶店に、双子の兄弟がやってきた!?テレビアニメ『雨色ココア』シリーズの第2期。おしゃれな喫茶店を舞台に、突然やってきた双子の兄弟がドタバタな日常を繰り広げる!おしゃれで落ち着いた雰囲気の喫茶店・Rainy color。偶然立ち寄ったのをきっかけに、そこでバイトを始めた大学生・都倉碧(下野紘)は、ようやく仕事にも慣れてきていた。ある日、碧は美形の店長・古賀シオン(平川大輔)にシフトの相談を持ちかける。大学教授の手伝いをすることになり、1週間バイトができなくなってしまったのである。代わりのバイトをどうしようかと、シオンが考えていたところ、突然喫茶店のドアを蹴破って、ふたりの少年が登場! 「代わりのバイトは僕たちにおまかせ!」と叫ぶのだった。いったいだれかと思えば、シオンの双子の弟、古賀ノエル(山本和臣)と古賀ニコラ(山谷祥生)であった。外国に住んでいたはずだったけれども、どうやら大好きな兄のシオンに彼女ができたらしいと勘違いし、来日したようである。ノエルとニコラをすぐに家に帰そうとするものの、結局シオンはふたりに代わりのバイトを任せることにする。その一方、オーナーの天見浩司(堀川りょう)が、喫茶店にプロカメラマンの有沢純(山本匠馬)を連れてくる。それを見たカメラ好きの少年・鳥越陽佳(丸江俊也)は、有沢に弟子入りを志願するのだった…。
常夏の国・ハワイに喫茶店を出店!?ショートアニメ『雨色ココア』シリーズ第3期。個性豊かな男子たちが働く喫茶店が、ついにハワイに進出する! 原作は、IAM電子出版がリリースした声優ボイス付き電子漫画。おしゃれで個性的な喫茶店・Rainy color。そのオーナーを務める自由奔放な男・天見浩司(堀川りょう)は、思いつきでハワイに2号店「ワイキキ店」を出店すると決める。その店長に選ばれたのが、Rainy colorの店員・都倉碧の兄である都倉望(佐藤祐吾)。「料理を極めたい」といっていた彼の脱サラを後押しし、ワイキキ店を任せることにした。店長に抜てきされた望は、さっそく天見とともにハワイを訪れ、開店予定の店舗を見に行く。作りこみがいのある店内を見て、望はテンションを上げる。そうして彼は、天見が手配した助っ人のシャンク・オスマン(白井悠介)と一緒に、開店準備を始める。だが、開店準備は予想以上にやることが多い。現地でチョコレートを生産しているキャロウェイ・岡村(染谷俊之)に相談しながら、目玉商品の仕入れや特製パンケーキの開発を進める。そこに古賀ノエル(山本和臣)、古賀ニコラ(山谷祥生)、鳥越陽佳(丸江俊也)の3人も手伝いに加わり、店はにぎやかになっていく。はたしてRainy colorワイキキ店は、無事開店できるのか!?
喫茶店で繰り広げられる、男子たちのハートフルコメディー!IAM電子出版がリリースした、声優ボイス付き電子漫画『雨色ココア』をもとにしたショートアニメ作品。落ち着いた雰囲気の喫茶店で紡がれる男子たちの友情を描く。アニメ制作会社EMTスクエアードの初の元請作品。マダムキラーのマスター・古賀シオン(平川大輔)が営む、落ち着いた雰囲気の喫茶店「Rainy color」。ひょんなことからその店で働くことになった大学1年生の都倉碧(下野紘)は、マダムたちからよく女の子に間違われるほどの端正な見た目をした男子だった。碧にとって女の子に間違われるのは、小学校からずっと繰り返されてきたこと。だが、大学生にもなって間違われるのかとショックを受ける。けれども接客を続けるうちに、どうにかそんなやりとりも受け流せるようになっていた。「Rainy color」には今日も、常連の無口なイケメン美大生・岩瀬啓一(緑川光)と啓一の同級生・桜木涼太(宮野真守)がいた。啓一とは対照的に口数の多い涼太は、碧にアテレコをして遊んでいる。そんななか涼太に、「啓一とどこで知り合ったの?」と尋ねられた碧は、電車内での出来事を思い出し…。はたして碧と啓一の距離は縮まるのか? 喫茶店で繰り広げられるハートフルな物語が始まる!
女子高生のタイツ姿にまつわる12のエピソード!横浜アニメーションラボが制作したWebアニメ作品。女子高生たちがさまざまなシチュエーションで、魅惑のタイツ姿を披露する! 原作は、イラストレーター・よむがインターネット上で公開したイラスト。4月、始業式の日の朝。雨が降りしきるなか、ショートヘアーの女子高生・藍川レン(戸松遥)は、少し憂うつな気分で登校していた。見れば、足元はびしょ濡れで、黒タイツには雨水がたっぷりしみこんでいた。こんなに雨が降るとは思わず、ブーツを履いてこなかったのである。仕方なくそのまま昇降口で内履きに履き替えるレンだったが、そこで親友の中紅ユア(日笠陽子)と出会う。レンと違ってしっかりブーツを履いてきていたユアは、レンの濡れた黒タイツを見て、くすりと笑う。そこに車で登校したはずなのに、レンと同じく黒タイツをびしょ濡れにした萌黄ホミ(洲崎綾)が加わる。事情を聞けば、車を降りた直後に運悪く水たまりにはまってしまったそうである。その後教室へと移動した3人は、ホームルームが始まるまでなにげない会話を続ける。だが、やがてホミが濡れたタイツに我慢できなくなり、更衣室で脱いでくるといい出す。そうしてホミはさっそく教室から出ようとするが、そこにクラス担任の女性教師・奥墨ユイコ(茅野愛衣)が入ってくるのだった…。
『ルパン三世 PART5』は、2018年4月から9月にかけて放送されたテレビアニメ作品。アルセーヌ・ルパンの孫であるルパン三世が、仲間たちとともにさまざまな事件を巻き起こしていくサスペンスアクション。舞台はフランス。前作のPART4に続きルパンのジャケットは青色だが、脚本の内容によって過去着用した緑、赤、ピンクも使用されている。作風としては、過去シリーズを全肯定した上での「原点回帰」としており、「現代に生きる新しいルパン」をイメージ。ストーリー上でも「デジタル」や「サイバー」といった要素が軸となっている。世の中はネット社会一色。麻薬の取り引きすらインターネット上でおこなわれるようになり、フランスに居を構えていたルパン三世(栗田貫一)と次元大介(小林清志)は、次のターゲットを「デジタル通貨」に定めた。そして巨大なサーバー施設・ツインタワーに侵入。あらかじめ仕組んだハッキングによりセキュリティを解除させ、ルパンと次元は施設の奥深くに潜り込む。しかし、そこで出会ったアミ・エナン(水瀬いのり)という天才ハッカー少女が瞬く間に警備に通報。ピンチに陥ったルパンだったが、アミとの取り引きが成立し、助けに来た石川五ェ門(浪川大輔)とともに施設を脱出。そこから、ルパン一味にアミを加えた逃亡劇がはじまっていく…。
『ルパン三世 PART4』は、2015年10月から2016年3月にかけて放送されたテレビアニメ作品。アルセーヌ・ルパンの孫であるルパン三世が、仲間たちとともにさまざまな事件を巻き起こしていくサスペンスアクション。約30年ぶりのテレビシリーズとなり、物語の舞台はイタリアのサンマリノ。全体的に洒落感漂う作風で、ルパンのジャケットは青色となっている。また、今作の3年前に制作されたスピンオフ『LUPIN the Third -峰不二子という女-』から、次元大介以外のメインキャラ声優が交代している。ルパン三世(栗田貫一)がイタリアのスーパーセレブであるレベッカ・ロッセリーニ(藤井ゆきよ)と結婚するとのことで、次元大介(小林清志)、石川五ェ門(浪川大輔)、峰不二子(沢城みゆき)もその式に駆けつけた。しかしこれは、ルパンが秘宝「リベルタスの王冠」を盗み出すために仕組んだ作戦。夜中に抜け出したルパンは王冠のもとへと走るが、そこにはルパン三世から予告状が届いたということで銭形警部(山寺宏一)が待ち構えていた。今回は予告状を出してないルパンは、事件の裏に潜む謎に勘づきはじめる…。
『ルパン三世 PART3』は、1984年3月から放送されたテレビアニメ作品。アルセーヌ・ルパンの孫であるルパン三世が、仲間たちとともにさまざまな事件を巻き起こしていくサスペンスアクション。「原点回帰」をコンセプトとしてPART2のエンタメ路線をベースに、原作のハードな部分をミックスした作風で制作された。ルパンのジャケットはPART1の緑、PART2の赤とも異なるピンク色。各キャラクターがより原作に近いタッチのデザインとなり、主題歌やBGMなどの楽曲は権利関係もあって一新されている。アメリカの歴史的ギャングであるアル・カポネが残したといわれる金塊。それは、サンフランシスコにあるとされる5枚のタイルが集まれば隠し場所が分かるという。そのうち3枚を手に入れた峰不二子(増山江威子)は、ルパン三世(山田康雄)を仲間に引き入れて残りの2枚を探索しはじめる。そこへ割り込んだのが、スターモー(若本規夫)というアウトロー。スターモーはルパンからまんまと3枚のタイルを奪い、残りのタイルを持っていると噂されるチャイナタウンのボス・陳怪(富田耕生)のもとへ。しかし、陳怪もタイルを3枚持っていたことでタイル探しは振り出しに。ルパンは、旧知の仲間・次元大介(小林清志)や石川五ェ門(井上真樹夫)とともに改めてタイル奪取に動いていく…。
吉本ばななの代表作『キッチン』に収録されている、短編小説の映画化作品。監督はマレーシア出身のエドモンド・ヨウが務めており、現代を舞台にした作品ながらも、幻想的な世界観が構築されている。主演に抜擢されたのは、『溺れるナイフ』に出演した小松菜奈。多くの作品に出演している女優だが、単独で主演を務めるのは今作が初めて。ハリウッド映画にも出演している小松菜奈の、喪失感あふれる演技に注目したい。さつき(小松菜奈)は、恋人の等(宮沢氷魚)と幸せな日々を過ごしていた。ふたりは等の弟である柊(佐藤緋美)と、その恋人のゆみこ(中原ナナ)を入れた4人で遊ぶことが多く、まるで家族のような関係だった。ある日、等とゆみこが事故に巻きこまれて死亡する。突然恋人を失ったさつきと柊は、現実を受け入れることができなかった。さつきは食事をせずランニングをくり返し、柊はゆみこが持っていたセーラー服を着るようになる。未来を考えられなくなっていたふたりの前に、故人と会える方法を知る女性・麗(臼田あさ美)が現れ、「月影現象」について語るのだった。
『DRIFTERS』は2016年10月から12月にかけて放送されたテレビアニメ作品で、異世界へと召喚された歴史上の英雄たちが織りなすバトルアクション・ファンタジー。原作は平野耕太の漫画であり、2009年から「ヤングキングアワーズ」にて連載されている。アニメ版は『聖痕のクェイサー』などを手掛けたフッズエンタテインメントが、「HOODS DRIFTERS STUDIO」名義で制作。シリーズ構成は、『神のみぞ知るセカイ』などを手掛けた倉田英之が務めている。西暦1600年の日本。関ヶ原の戦いに敗れた西軍側の島津豊久(中村悠一)は、伯父の島津義弘(斉藤次郎)を逃がすために井伊直政(間宮康弘)の部隊とぶつかり、深手を負った状態でひとり彷徨う。するといつの間にか謎の白い廊下に行きつき、紫(宮本充)なる謎の男によって異世界へと送られてしまう。豊久が目覚めた世界はエルフやオークが住む中世ファンタジーのような世界。驚いたことに、そこには織田信長(内田直哉)や那須与一(斎賀みつき)も召喚されていた。そして与一に手当てを受けた豊久は、本能の赴くまま、エルフたちを奴隷扱いするオルテ帝国の武官・アラム(千葉一伸)のもとへと斬り込んでいく…!
『ルパン三世 PART1』は、1971年10月から1972年3月にかけて放送されたテレビアニメ作品。アルセーヌ・ルパンの孫であるルパン三世が、仲間たちとともにさまざまな事件を巻き起こしていくサスペンスアクション。原作はモンキー・パンチの漫画であり、1967年から1969年にかけて「WEEKLY漫画アクション」にて連載された。アニメ版は誰もが知る大人気作となっているが、第1作である今作は低視聴率にあえぐ苦難のスタートだった。しかしアダルト路線を狙ったハードボイルドな演出は、後年に評価を得ることとなる。巨大犯罪組織・スコーピオンのボスであるミスターX(滝口順平)は、ルパン三世(山田康雄)抹殺のためにあるレースを開催。罠と知りつつもこれに参加したルパンは、相棒の次元大介(小林清志)とともに綿密な計画を練って逆にスコーピオン殲滅を狙う。そこには謎の女盗賊・峰不二子(二階堂有希子)も絡むが、あえなくミスターXに捕えらえれてしまう。一方、ルパンを生涯のライバルとして追い続ける銭形警部(納谷悟朗)もまた、レースに参加してルパンを監視。そしてルパンとスコーピオン、双方の激しいバトルがここにはじまっていく…!
不倫シタガワとサレタガワの現実を描く、衝撃の物語。集英社の漫画アプリ「マンガMee」で、累計3億PVを超えたセモトちかによる大ヒット同名漫画をMBSが実写ドラマ化。不倫サレタガワの悲哀と憤りを、コミカルなツッコミを交えながら描写。ドロドロの不倫ストーリーを、思わずクスッと笑ってしまうユーモラスなタッチで綴る。主人公のサレタガワの夫・暢(のぶる)を演じるのは、第25回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリを受賞してデビューし、特撮ドラマ『仮面ライダービルド』や映画『ぐらんぶる』などに出演してきた犬飼貴丈。シタガワの妻でぶっとびキャラの藍子役には、アイドルグループ・乃木坂46の元メンバー・堀未央奈が抜擢された。初の悪女役で、ベッドシーンにも体当たりで挑んでいる。愛妻家で高収入のグラフィックデザイナー・田川暢(犬飼貴丈)と、とにかく可愛い妻の藍子(堀未央奈)はラブラブ夫婦。在宅ワーカーの暢は、外で働く妻のために家事のすべてを担い、尽くすことに喜びを感じていた。そんなある日、暢は親友の久民(中田圭祐)とその彼女・麻衣(希代彩)に、藍子へのバースデーサプライズについてレストランで相談する。久民はその店で、男とイチャついている藍子の姿を目撃してしまい…。
『徒然チルドレン』は2017年7月から9月にかけて放送された学園ラブコメアニメで、さまざまな高校生たちの恋と青春の物語をオムニバス調で描いている。原作は若林稔弥の4コマ漫画であり、「別冊少年マガジン」や「週刊少年マガジン」などで連載されていた。アニメ版の制作はStudio五組で、監督は『聖痕のクェイサー』で名高い金子ひらくが務めている。特定の主人公はおらず、とある高校の男女たちが織りなすちょっとした恋愛模様がゆるふわ感覚で展開されていく。2年生の高瀬春彦(熊谷健太郎)は、クラスメイトの神田沙希(三宅晴佳)と両想いの状態ながら互いに決め手のひと言をいい出せず、なぜかずっと友だち関係。天文部の笹原さつき(内田真礼)は、先輩である湯川英樹(小野大輔)に恋焦がれているが、いつも冗談めかしの告白でなかなか進展しない。学級委員の古屋純(天﨑滉平)は、同じく学級委員の皆川由紀(花澤香菜)に告白されてはいるが、その小悪魔的な態度に振り回されっぱなし。サッカー部の菅原卓郎(石川界人)は、クラスメイトの高野千鶴(水瀬いのり)に想いを寄せているが、千鶴はその天然さと女子としての自信のなさからアプローチに気づかない。などなど、おもしろおかしく温かい恋模様が各地で展開される!
『RAVE』は、2001年10月から2002年9月にかけて放送されたファンタジーバトルアニメ。原作は『FAIRY TAIL』で名高い真島ヒロの漫画で、1999年から2005年にかけて「週刊少年マガジン」にて連載されていた。アニメ版の制作はスタジオディーン。監督は『スレイヤーズ』シリーズなどを手掛けた、渡部高志が務めている。主題歌はオープニング、エンディングともにアニソン・ヒット曲の多い女性シンガーソングライター・米倉千尋が担当。かつて、光の聖石・レイヴと闇の魔石・ダークブリングが壮絶に争った戦争があった。しかし、レイヴの力が放った一撃により、世界の1/10が破壊されるオーバードライブが発動。それから50年後、再びダークブリングの力が世を席巻しようとしていた。2代目レイヴマスターであるハル・グローリー(関智一)は、正体不明の犬のような生物・プルー(ゆきじ)とともに旅していたが、ヒップホップタウンで出会ったエリー(川澄綾子)と意気投合し、ともに世界を救うために走り出す…!
『魔乳秘剣帖』は2011年7月から9月にかけて放送されたテレビアニメ作品で、「女性の乳」がテーマ。原作は山田秀樹の漫画であり、アダルトゲーム雑誌「TECH GIAN」内で連載されていた。アニメ版の制作はフッズエンタテインメントで、監督は『聖痕のクェイサー』などを手掛けた金子ひらくが務めている。アダルトな内容であるため、地上波放送では画面の編集や音声カットなど自主規制が施された。舞台は太平江戸時代の日本。そこは「豊乳は富であり絶対、貧乳は人に非ず」という思想によって支配されており、幕府の側近には豊乳のエネルギーを源とする剣術を扱う魔乳一族が大きな権力を持っていた。しかし、その思想は乳に関する差別を絶大化させ、「乳狩り」と称して村人の乳を斬り落とす輩も出現。魔乳一族の当主・魔乳胸則(斧アツシ)の末娘・千房(寿美菜子)は魔乳流の後継者に選ばれていたが、そうした思想に反旗を翻し、門外不出といわれる秘伝書を持って離反する。それを追ってきた異母姉の影房(水原薫)と戦う千房は、秘伝の剣術に目覚め…!
『怪人マブゼ博士』などで知られる、フリッツ・ラングが監督したアメリカ映画。ラング監督の渡米第1作目にあたる作品だ。1936年5月にアメリカで公開され、日本では翌年の5月に公開された。『丘の一本松』にも出演しているアメリカの往年の名女優・シルヴィア・シドニーと、『港に異常なし』などで有名なスペンサー・トレイシーが主演を務めている。ジョー(スペンサー・トレイシー)とキャサリン(シルヴィア・シドニー)は、結婚の約束をするものの、経済的な理由で結婚できずにいた。仕事に励み、やっとのことで結婚資金を貯めたジョー。彼は車でキャサリンのもとに向かうが、道中スピード違反で捕まってしまったうえに、誘拐犯と勘違いされ、拘留される。同じころ、捕まった誘拐犯の噂が町中に広がり、怒りを爆発させた大衆がジョーのいる拘置所に押し寄せた挙句、火をつけてしまう。燃え盛る炎のなか、奇跡的に逃げ出したジョーは、自分を殺そうとした人々に復讐を誓うのだが…。
第3作目から27年ぶりに公開された、『マッドマックス』シリーズの完全新作。監督はジョージ・ミラーが引き継いでいるが、主演はメル・ギブソンからトム・ハーディに変更された。ストーリーは前3作とはほとんど関係がなく、まったく新しいスタートを切った。キャストにはトム・ハーディのほか、シャーリーズ・セロンやニコラス・ホルトなど、現在のハリウッドで活躍している役者が起用された。シャーリーズ・セロンは髪を丸坊主にし、ワイルドなヒロインを演じている。大規模な戦争により、人類の半数以上が死滅した近未来。水を独占しているイモータン・ジョー(ヒュー・キース・バーン)は、元警官で放浪者のマックス(トム・ハーディ)を捕らえる。そんなとき、イモータン・ジョーの部下だったフュリオサ(シャーリーズ・セロン)が裏切りを起こす。マックスは「輸血袋」として利用され、フュリオサを追いかける一団に連れまわされる。砂嵐に襲われた一行は、壊滅状態に陥るが、マックスは無事生き残りフュリオサたちの仲間に加わるのだった。
「家族」をテーマにした人気PCゲームの、テレビアニメ化!ビジュアルアーツのゲームブランド・Keyから発売された、恋愛アドベンチャーゲーム『CLANNAD』をもとにしたテレビアニメ作品。父親とふたり暮らしをする不良少年が、学園でヒロインたちと交流しながら、友情や家族愛の大切さを知っていく! 原作ゲームのNintendo Switch版が2019年に発売された。町一番の進学校に通う高校3年生の岡崎朋也(中村悠一)は、校内でうわさの不良少年。幼いころに母親を亡くして以来、そのショックで酒とギャンブルにおぼれるようになった父親(中博史)とふたり暮らしをしてきた。大好きだったバスケも怪我であきらめ、居場所もやりたいこともなくし、つまらない毎日を送っていた。そんなある日、学校に行く途中の坂道でひとりつぶやく女子生徒と出会う。彼女の名は、古河渚(中原麻衣)。病気で1年間休学していたため、留年してもう一度高校3年生をすることになった少女だった。親しかった友人はもうみんな卒業してしまい、ひとりぼっちで心細いという彼女に、朋也は部活をやってみてはどうかと助言する。そこで渚の興味のある演劇部の部室へと、放課後ふたりで訪れる。ところが、演劇部は部員不足で活動停止になっていた。がっかりする渚だったが、朋也は演劇部を立て直すために協力すると申し出るのだった。
話題作にサブキャストとして出演してきた、俳優・ムロツヨシの映画初主演作。心優しい神父を主人公に、父と娘の絆を描いたストーリーが展開する。普段はコメディリリーフを演じることが多いムロツヨシだが、今作ではユーモアを残しつつも、観客の感動を誘うシリアスな演技を披露した。生活のため、ガソリンスタンドでアルバイトをしている神父・御堂一男(ムロツヨシ)は、娘のひかり(中田乃愛)とふたりで幸せな生活を送っていた。しかしある年のクリスマスに、ひかりが突然気を失ってしまう。すぐに病院に運ばれたが、ひかりは「白血病」と診断される。さらに、実の娘だと思っていたひかりは、妻の江津子(奈緒)と別の男との間にできた子どもだった。衝撃的な事実を知った一男だが、自分のことよりも、ひかりの治療を優先する。ひかりは一時的に回復するが、完治にはいたらず、治すためには適合するドナーが必要だった。一男は周囲の人間に頼みこみ、ドナー登録をしてもらうが、適合者は現れない。最後の策として、一男は適合する確率の高い、ひかりの実の父親を探しはじめる。
韓国SBSで2013年に放送された歴史ドラマ。朝鮮史上、稀代の悪女といわれてきた実在の人物・チャン・オクチョンについて新たな解釈を加え、これまでとは異なるイメージで描いている。ヒロインのチャン・オクチョンを演じたのは、人気女優・キム・テヒである。ドラマ『天国の階段』で、ヒロインを執拗にねたみ続ける敵役を演じ切り、一躍有名となったキム・テヒが、今作で初めて時代劇に挑戦することでも大きく注目された。さらにヒロインを愛する王を演じたのは、大人気ドラマ『トキメキ☆成均館スキャンダル』で多くの視聴者の心をつかんだ、若手実力派俳優・ユ・アインである。女性たちの衣装を取り扱う人気店「芙蓉亭」を経営し、衣装のデザインも手がけているオクチョン(キム・テヒ)のもとに、ミン家のお嬢さまが妃選びに参加するための衣装を求めてやってきた。自分がデザインした最新作を見せるオクチョンだが、斬新すぎるデザインは、お嬢さまには受け入れられなかった…。しかし才能あふれるオクチョンは、いつか低い身分から解放され、デザイナーとして認められる姿を夢見ていた。そんなある日、オクチョンは採寸の仕事で王宮を訪れ、そこで偶然、世子のイ・スン(ユ・アイン)と出会う…。
殺しのライセンスを持つ男。ジェームズ・ボンド、帰還。世界最大のスパイ映画『007』シリーズの新作が、6年ぶりに登場。ジェームズ・ボンド役に、『007 カジ・ノロワイヤル』から同役を務めるダニエル・クレイグが復帰。さらにはボンドを追い詰める最悪の敵・サフィン役として、『ボヘミアン・ラプソディ』のフレディ・マーキュリー役で一世を風靡したラミ・マレックが抜擢された。レア・セドゥやベン・ウィショーなど、シリーズおなじみのキャストが再集結。また監督に、日系人であるキャリー・ジョージ・フクナガが抜擢。ラミ・マレック演じるサフィンが、日本の能面にインスパイアされた仮面を身に着けているなど、日本的な要素も見受けられる。殺しのライセンスを持つ男・ジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)。謎の巨大組織「スペクター」を退けた彼は、00エージェントを引退し、平穏な生活を送っていた。そんな彼のもとに、旧友であるフェリックス・ライター(ジェフリー・ライト)が訪れる。CIAのエージェントである彼は、ボンドに「誘拐された科学者の救出」という任務を依頼する。それは、想像を遙かに超える陰謀との戦いのはじまりだった。
今作は『モンスターズ・インク』の前日譚となる作品だ。マイクとサリーの大学時代を舞台としており、「怖がらせ屋」になるための修行を積み、「モンスターズ・インク」に入社するまでを描く。大学にはマイクとサリーのほか、前作のヴィランだった、ランドールの姿もある。マイク・ワゾウスキ(ビリー・クリスタル)は、怖くないモンスターだが「怖がらせ屋」に憧れていた。その夢を叶えるため必死で知識をつけ、ついに名門大学「モンスターズ・ユニバーシティ」の「怖がらせ学部」に入学する。そこには天才の血を引くサリー(ジョン・グッドマン)もいたが、マイクは「怖がらせ屋」になるための努力をやめなかった。テストでは良い点を取り続け、教授にも認められるほどに成長する。一方サリーは自身の才能を過信し、勉強をまったくしていない。まったく正反対のふたりは、ことあるごとに争うようになり、ついには学校内でトラブルを起こしてしまう。その言動がハードスクラブル学長(ヘレン・ミレン)の目に留まり、ふたりは「怖がらせ学部」を追放されてしまうのだった。
長年ウッディの持ち主だったアンディとの別れが描かれる、シリーズ第3作目。『トイ・ストーリー』の物語にひとつの区切りをつけた作品で、シリーズのなかでも特に高い評価を受けた。「別れ」がテーマになっているだけに、大人にこそ響く作品である。おもちゃのウッディ(トム・ハンクス)は、持ち主のアンディと長年一緒に遊んでいた。しかし子どもだったアンディも成長し、おもちゃで遊ぶことはなくなる。そして、アンディ(ジョン・モリス)が家を出ていく日が近づいてくる。ウッディはアンディと一緒に大学に引っ越すことが決まるが、バズ(ティム・アレン)やほかのおもちゃたちは家に置き去りに。そればかりかアンディのママがゴミだと勘違いし、ウッディ以外のおもちゃは捨てられてしまう。落胆したおもちゃたちは、保育園に寄付されるダンボールに忍びこみ、子どもたちに遊んでもらおうとする。事情を説明しようとしたウッディも保育園に送られてしまうが、そこはおもちゃにとって恐ろしい場所で…。
主演を務めたナタリー・ポートマンの演技が絶賛された、サスペンス映画。期待感に押しつぶされ、徐々に精神を病んでいくバレエダンサーを描く。綿密な心理描写や、ポートマン演じるニナのダンスなど、数々の面で高い評価を受けた作品である。元バレリーナの母(バーバラ・ハーシー)の影響で、ニナ(ナタリー・ポートマン)は幼いときからバレエ一筋で生きてきた。ある日、ニナが所属しているバレエ団が『白鳥の湖』の準備に入る。演出家のトーマス(ヴァンサン・カッセル)は今作の主役を若手に演じさせると決めており、ニナにもチャンスがあった。『白鳥の湖』の主役は、「白鳥」と「黒鳥」の両方を演じなければならない。ニナは「白鳥」の演技を評価されるが、「黒鳥」に関してはトーマスのダメ出しをくらう。ライバルのダンサー・リリー(ミラ・クニス)も現れ、ニナは窮地に陥る。しかし、トーマスが主役に選んだのはニナだった。はじめての主役に喜ぶニナだったが、やはり「黒鳥」の演技が上手くいかず、次第に幻覚を見るようになっていく。
今作は『モンスターズ・インク』初のアニメシリーズだ。第1作目より後のストーリーとなっており、会社の地下で活動するMIFTが起こすドタバタ劇を描く。サリーやマイクといったメインキャラクターは登場するが、主人公は新入社員で「笑わせ屋」志望のタイラーに代わっている。子どもの悲鳴エネルギーを集めていた「モンスターズ・インク」は、社長の交代により、笑い声を集めるようになっていた。そのため第一線で活躍していた「怖がらせ屋」たちは廃業し、代わりに「笑わせ屋」が活躍している。会社の方針転換により、「怖がらせ屋」として内定が決まっていたタイラー(ベン・フェルドマン)は、居場所がなくなってしまう。代わりに「モンスターズ・インク・ファシリティ・チーム(MIFT)」に配属されるが、それは自分が思い描いていた未来とは大きく異なっていた。サリー(ジョン・グッドマン)やマイク(ビリー・クリスタル)の応援もあり、タイラーは「笑わせ屋」に昇格するため、並々ならぬ努力を重ねていく。
『アベンジャーズ』第1作目のヴィランである、ロキを主人公としたDisney+オリジナルドラマ。ロキ自身は『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でサノスに殺害されているが、今作では『アベンジャーズ/エンドゲーム』で描かれた過去世界のロキが主人公となる。タイムトラベルの要素だけでなく、「マルチバース」の概念をシリーズにもたらした作品であり、今後のストーリーに関わる重大な事件が描かれた。「インフィニティ・ストーン」を手に入れるため、過去にタイムトラベルしたアベンジャーズ。しかし、ストーンの入った「四次元キューブ」をロキ(トム・ヒドルストン)に奪われてしまう。ストーンの力を使いニューヨークを脱出したロキだったが、その直後TVAと名乗る組織に拘束される。ロキは知らぬ間に並行世界を作り出しており、「変異体」としてTVAに処分される運命にあった。しかし、TVA職員のメビウス(オーウェン・ウィルソン)の助けにより、組織に協力することで処分を免れるのだった。
美少女たちが贈る、至福のASMR体験!ASMRをテーマにしたショートアニメ作品。ダミーヘッドマイクを買った幼なじみの女子高生が、めくるめくASMRの世界を堪能させてくれる!可憐でおとなしい雰囲気の女子高生・澤家月光(三上枝織)は、“あなた”の幼なじみ。幼いころは一緒にお泊りをするほどの仲だったが、高校生になってからは疎遠になってしまっていた。もう一度、“あなた”と仲良くなりたいと思っていた月光は、“あなた”がASMRにハマっていると聞きつけ、ダミーヘッドマイクを購入。それを使って、ASMRの研究を始めるのだった。さっそく定番の耳かきを試してみる月光。ヘッドホンをつけて、ダミーヘッドマイク越しに聞く耳かきの音は、クセになるほど心地良いものであることを知る。こうして、月光は次第にASMRの世界へとどっぷり浸っていくことになる。そんななか、友達作りが苦手なクラスメイトの鏡秋水(三森すずこ)は、ASMRをきっかけに月光と仲良くなろうと模索する。月光の姉・陽光(和氣あず未)と、母・雨読(伊藤かな恵)も、月光を通してASMRに出会う。さらには、“あなた”の妹・ナナコ(芹澤優)とカナコ(古賀葵)も、“あなた”に接近する月光に対抗するため、ASMRに挑戦する。そんな彼女たちとともに、ASMRを堪能できる至福の時間が始まる!
無気力ガールとワケあり青年の出会いから始まる、不思議な物語。ライデンフィルムが制作するテレビアニメ作品。夏休みの沖縄のホテルを舞台に、つまらない日々を過ごしていた女子高生が、東京からやってきたワケありの青年と出会い、次々と不思議な体験をする! 2021年10月より、毎日放送・TBS系列「スーパーアニメイズム」枠“おしり”で放送。沖縄に住む高校1年生の比嘉舞星(安野希世乃)は、明るく活発で、物怖じしない性格の少女。もともとハンドボール部に入っていたものの、怪我をしたことで断念した。そのため今は特にやることもなく、だらだらと無気力に過ごす日々を続けていた。夏休みに入り父から頼まれて、実家の「ホテルひが」の仕事を手伝うことになる。そうして観光客の案内をしたり、部屋の掃除をしたりしながら、毎日を過ごすのだった。そんななか舞星はある日、東京からやってきたすずきいちろう(小林竜之)という青年と出会う。端正な顔立ちでぶっきらぼうにしゃべる彼は、どうやらなにかワケありで、東京から逃げてきたようである。すずきがやってきてから、舞星はホテルのなかで不思議な現象に遭遇するようになる。なぜか室内を縦横無尽に魚が泳ぎまわったり、天井を突き破るほどのガジュマルの木が突如生えたり…。毎日をつまらなく過ごしていた舞星の日常は、大きく変わるのだった。
君を必ず宇宙に連れていく――。牧野圭祐のライトノベル『月とライカと吸血姫』をもとにした、テレビアニメ作品。大国が宇宙開発競争を繰り広げるなか、ひとりの少年と吸血鬼の少女がともに宇宙を目指す! 原作は、小学館のレーベル「ガガガ文庫」から刊行。大戦が終結し、世界は二つの超大国によって二分されるようになった。東側はツィルニトラ共和国連邦、西側はアーナック連合王国が支配し、それぞれ領土拡張の野心を今度は宇宙に向け、激しい開発競争を繰り広げていた。そんななか、ツィルニトラ共和国連邦最高指導者のフョードル・ゲルギエフ(緒方賢一)は、有人宇宙飛行計画「ミェチタ(夢)計画」を発表する。それは実現すれば、人類史上初となる壮大な計画だった。宇宙飛行士候補生に志願した空軍中尉のレフ・レプス(内山昂輝)は、その計画を受けて、ある極秘任務を任される。その任務の名称は、「ノスフェラトゥ計画」。有人宇宙飛行に先立って、吸血種族「ノスフェラトゥ」の少女を実験体として宇宙に飛ばすという計画であった。レフはその実験体となる少女・イリナ・ルミネスク(林原めぐみ)を24時間監視し、訓練を通して鍛えるという役目を負うことになる。大国の野心や種族差別に翻弄されながらも、ふたりはただ純粋に宇宙を目指したいという思いを胸に、ともに有人宇宙飛行に備えるのだった…。
日本でも公演されている名作ミュージカル『レ・ミゼラブル』の映画化作品。巨大なセットが組まれ、オールスターキャストが出演しているなど、近年を代表する大作ミュージカル映画である。今作で披露される楽曲は、事前に録音されておらず、すべて撮影中に歌われた音源が使用された。主人公のジャン・バルジャンを演じたのは、『X-MEN』シリーズのウルヴァリン役で知られるヒュー・ジャックマン。警察に追われながらも、自身の正義を貫く男を演じた。また、ファンテーヌ役を演じたアン・ハサウェイは、今作の演技でオスカーを獲得している。服役中の囚人・ジャン・バルジャン(ヒュー・ジャックマン)は、労働力として酷使されていた。そんな彼にも、ついに仮出所の日がやってくる。19年ぶりに自由を手にしたバルジャンだったが、街の人間たちは厳しく、行くあてはなかった。バルジャンは空腹のあまり教会に入り、食事を与えてもらうが、生きていくために銀の食器を盗んでしまう。すぐに逮捕されたバルジャンに対し、教会の司教(コルム・ウィルキンソン)は「銀の食器は私が与えたものだ」と嘘をついてくれた。司教の温かさに触れたバルジャンは、心を入れ替え、街の市長になる。しかし街は貧困により、幸せとはほど遠い場所だった。
『kiss×sis』は2010年4月から6月にかけて放送されたラブコメアニメで、双子の姉妹と血のつながらない弟が巻き起こすエッチ系のドタバタ劇。原作はぢたま(某)の漫画であり、「週刊ヤングマガジン」などで連載されていた。アニメ版の制作は『D.C.II 〜ダ・カーポII〜』などを手掛けたfeel.で、テレビアニメ版のほか、OAD版も存在する。オープニングテーマはヒロインのふたりを演じる声優の竹達彩奈と巽悠衣子が、エンディングテーマはアイドル声優ユニット・ゆいかおりが担当。中学3年生の住之江圭太(武内健)は、スポーツ推薦による高校進学が内定していた。しかし、それに待ったをかけたのが双子の義姉・あこ(竹達彩奈)とりこ(巽悠衣子)。あことりこは、ともに学校ではモテモテの美女だったが、弟の圭太にゾッコンであり、争うように圭太をモノにしようと誘惑三昧の毎日。ふたりの姉からのいきすぎる誘惑攻撃を迷惑に感じる圭太だが、姉たちへの愛情はしっかりとあり、それは次第に過激なものへと…!
ギリシャにやってきた旅行者が、大きな陰謀に巻きこまれていくアクションスリラー。謎の多いストーリーが特徴で、「なぜ追われるのか」の理由がわからず、最後まで観客を引きつける。主演を務めたのは『TENET テネット』での演技が記憶に新しい、ジョン・デヴィッド・ワシントン。ヒロインには『リリーのすべて』で、アカデミー賞助演女優賞に輝いたアリシア・ヴィキャンデルが起用された。アメリカ人のベケット(ジョン・デヴィッド・ワシントン)は、恋人のエイプリル(アリシア・ヴィキャンデル)とギリシャ旅行を楽しんでいた。しかし、ベケットの居眠り運転が原因で大事故を起こし、エイプリルが亡くなってしまう。事故により、病院に運ばれたベケットだったが、突如として警察に追われはじめる。アメリカ大使館に助けを求めるが、迎えは来ず、みずからの足で大使館まで向かう必要があった。ベケットは見知らぬ土地で警察に追われながら、命がけで大使館へと向かう。
今作は母親にのみ敵意を向ける息子と、彼が起こした事件を描いた作品だ。息子役を演じているエズラ・ミラーは、のちに『ジャスティス・リーグ』や『ファンタスティック・ビースト』シリーズに出演し、ハリウッドを代表する若手俳優のひとりとなった。エバ(ティルダ・スウィントン)は、息子のケビン(エズラ・ミラー)との複雑な関係に疲れきっている。ケビンは幼少期から母親には絶対になつかない子どもで、エバに抱かれるといつも泣いていた。一方、夫のフランクリン(ジョン・C・ライリー)には笑顔を見せており、彼が反抗するのは母親のエバだけだった。成長してもケビンの反抗は止まらない。もはや嫌がらせの域に達していたが、フランクリンは悩みを聞こうともせず、逆にエバを責めるようになり、彼女の味方は誰もいなくなる。ケビンはエバ以外の人間には優しくふるまい、内に秘めた狂気を隠していた。次第に夫婦仲も悪くなっていき、エバは離婚を決める。しかし、ケビンが取り返しのつかない事件を起こしてしまい…。
個性豊かな学校で繰り広げられる、友達作りコメディ!「週刊少年サンデー」(小学館)で連載中の漫画『古見さんは、コミュ症です。』をもとにした、テレビアニメ作品。ごく平凡な男子高校生が、美人だけれども人と話すことが苦手な同級生女子の友達作りに奔走する! 原作コミックスの累計発行部数は550万部を超え、2021年9月からNHKでドラマ化もされた。ごく平凡な男子高校生・只野仁人(梶原岳人)。特にパッとした特徴もない彼は、クラスで浮かないように周囲の空気を読みながら、学校生活を送ろうと決めていた。ところが入学してまもないある日、クラスメイトの物静かな美少女・古見硝子(古賀葵)の秘密を知ってしまう。なんと彼女は人と話すことが極端に苦手な「コミュ症」だった。クールに見える彼女のふるまいも、実は単に緊張で固まっていただけであった。本当は人としゃべりたい――。古見さんの切実な思いを知った只野くんは、「友達を100人作る」という古見さんの夢をかなえるため、彼女の友達作りに協力することになる。ところが、そんなふたりが通う学校の生徒たちは、個性あふれる曲者ぞろい! だれとでもすぐに仲良くなれる長名なじみ(村川梨衣)、古見さんが大好きなヤンデレの山井恋(日高里菜)、中二病をわずらう中々思春(大久保瑠美)。はたして古見さんは友達を100人作ることはできるのか?
『ネト充のススメ』は2017年10月から12月にかけて放送されたテレビアニメで、オンラインゲーム好きの女性主人公を中心とした、現実とネット世界とを交錯させた恋愛物語。原作は黒曜燐の漫画であり、漫画アプリ・comicoで連載されていた。アニメ版の制作はSIGNAL.MDで、オープニングテーマとなった中島愛の「サタデー・ナイト・クエスチョン」は、フジファブリックがプロデュースした楽曲である。作中では課金やガチャなど、オンラインゲーム独特のあるあるが満載である。盛岡森子(能登麻美子)は30歳にして脱サラし、ニートの道を歩むことを決心。久々にお気に入りのオンラインゲームとやろうとするも、既にサービス終了となっていた。そこで森子は、新たなオンラインゲームを開始。イケメンのキャラ・林(鈴木崚汰)を作り、戦士として冒険をはじめる。そこでリリィ(上田麗奈)という美少女キャラと知り合い、ゲーム世界で親しい関係に。一方、現実世界の森子は、エリートサラリーマン・桜井優太(櫻井孝宏)と道端でぶつかったことから、彼との交流がはじまっていくのだが…。
『Occultic;Nine -オカルティック・ナイン-』は、2016年10月から12月にかけて放送されたSFオカルトアニメ。音楽プロデューサー・志倉千代丸によるメディミックス作品であり、小説、漫画、アニメ、ゲームと展開されている。アニメ版の制作はA-1 Picturesで、監督は『四月は君の嘘』『ランス・アンド・マスクス』などを手掛けたイシグロキョウヘイ。スタイリッシュなオープニングテーマから、全般的にテンポの早い洒落た構成が特徴。終始論理的なストーリー展開であり、圧倒的なセリフ量を秀逸な声優陣がまとめ上げている。オカルトまとめブログ「キリキリバサラ」を運営する我聞悠太(梶裕貴)は、広告収入だけで優雅な生活をすることを夢見る高校2年生。ある日、悠太はサイトスタッフの成沢稜歌(佐倉綾音)とともに、占い動画を配信している相川実優羽(吉田仁美)に会いにいくと、逆に実優羽から「あなたを待っていた」といわれる。その後サイト制作の取材として、新たにスタッフとなった実優羽と稜歌は黒魔術の館へ、悠太はオカルト研究家として名高い橋上教授(石川英郎)を訪ねていく。すると、橋上教授は何者かに殺害されていた。パニック状態となった悠太だったが、持ち歩いていたスカイセンサーから「橋上教授の奥歯を抜け!」といわれてさらに混乱し…。
『プラネテス』は2003年10月から2004年4月にかけて放送されたSFアニメで、宇宙空間に漂うデブリ(宇宙ゴミ)を処理する人たちの活躍を描いた物語。原作は幸村誠の漫画であり、1999年から2004年にかけて「モーニング」で不定期連載されていた。アニメ版の制作はサンライズで、監督は『無限のリヴァイアス』『スクライド』などを手掛けた谷口悟朗が務めている。優秀なSF作品に贈られる星雲賞を、原作漫画版が2002年度、アニメ版が2005年度とダブル受賞している。舞台は2070年代の宇宙。人類の宇宙開発は年々進み、宇宙ステーションでの生活や宇宙旅客機の航行なども日常化していた。一方で、人工衛星やロケットの破片などのデブリ(宇宙ゴミ)が増加し、旅客機と衝突事故を起こすなどの問題も噴出していた。そんなスペースデブリの処理作業をする部署へと配属になった新人・田名部愛(ゆきのさつき)は、デブリ課のいい加減な空気に辟易し、特にがさつな星野八郎太(田中一成)と早くも対立してしまう。しかしひとたび宇宙に出ると、そんなデブリ課の面々も適切で愛のある仕事をおこなっていく…。
「心が、洗われるようなボーイズラブ」のキャッチコピーにふさわしい、美しく繊細なBL(ボーイズラブ)作品『海辺のエトランゼ』がファン待望の映像化。同名の原作漫画は祥伝社の「onBLUE comics」にて不定期連載中の、人気BL漫画・エトランゼシリーズの第1作で、明るく開放的な沖縄の離島でつむがれる、初々しい恋愛模様が描かれている。単行本1冊分を60分に収めるため、セリフの取捨選択がおこなわれた。こだわりぬいた背景美術や音響演出、そして声優たちの繊細な演技によって、非常に濃密な物語ができあがった。橋本駿(村田太志)はわけあって実家を飛び出し、民宿を手伝いながら小説を書いているゲイの青年。駿は優しい民宿のおばちゃん(佐藤はな)や、一緒に働く女性同士のカップル絵理(伊藤かな恵)と鈴(仲谷明香)に見守られ、小説を執筆しながら日々を過ごしている。ある日、若くして両親を亡くした美少年・知花実央(松岡禎丞)を見かけ恋に落ちた駿だったが、実央は島を離れ本島の施設へと引っ越してしまう。ときが経ち、成長して島に戻ってきた実央は、彼の方から駿に好意を伝えてきた。しかし駿はなぜか浮かぬ顔。思いが通じたはずなのにギクシャクするふたりの前に、駿の幼なじみの桜子(嶋村侑)が現れる…。
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