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動画配信サービスで配信している作品から編集部が厳選した注目作品の一覧です。
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1997年にアメリアメリカで公開された『スピード2』は、1994年に公開された大ヒット映画『スピード』の続編映画。監督は前作『スピード』で映画監督デビューを果たしたヤン・デ・ボンが務めている。また、本作の主演は前作でヒロイン役を務めたサンドラ・ブロックで、ストーリーはアニーたちが巻き込まれたシージャックを中心に描かれている。前作の事件後、SWATの隊員をしていたジャックと破局をしたアニー(サンドラ・ブロック)。新しい恋人のアレックス(ジェイソン・パトリック)に誘われて、彼女は豪華客船“シーボーン・レジェンド号”による1週間のカリブ海クルージングに参加することを決める。豪華客船ではアメリカ全土から宝石商が集まってジュエリー・コンベンションが開催されることになっていた。その宝石の総額は3億ドル超。このとんでもない額の宝石を狙い、船の自動操縦機能をプログラミングしたガイガー(ウィレム・デフォー)がシージャックをする。こうして華やかな客船は、パニックにまみれる船へと変わってしまう――。アニーとアレックスは豪華客船に乗船する人々の命と、数々の宝石を守り抜くことはできるのだろうか? また、アニーとアレックスの恋の行方はどうなるのだろうか?
2009年に公開されたアニメーション映画『サマーウォーズ』は、2018年に映画『未来のミライ』で米国のアカデミー賞にノミネートされた細田守監督が、初めて手がけたオリジナル長編映画である。今作は、『サマーウォーズ』の劇場公開10周年を記念して立ち上げられたプロジェクト「UPDATE」のイベントのひとつとして、2020年1月、新たに“4DX”バージョンで公開された。日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞し、ベルリン国際映画祭をはじめ、海外の名だたる映画祭に出品された『サマーウォーズ』。その中に出てくる数々の躍動感あふれるシーンを、4DXアトラクションシアターでよりリアルに体感することができるはずだ。数学が大好きな小磯健二(神木隆之介)は、同級生の友人・佐久間敬(横川貴大)と物理部に所属する高校2年生。夏休みに入り、佐久間とともにインターネット上の仮想世界OZの点検のアルバイトをして過ごしていた健二は、ひそかに憧れていた先輩、篠原夏希(桜庭ななみ)から、夏希の実家に一緒について行く、という夢のようなバイト話を持ちかけられる。長野県上田市で由緒ある夏希の実家・陣内家を守っている曾祖母の陣内栄(富司純子)の誕生日を祝うため、夏希の婚約者のふりをしてついて行くことになった健二。そんな矢先、健二の携帯に数字ばかりが書かれた謎のメールが届くのだが…。
『カメレオン』は、2008年に日本で公開されたクライムアクション映画。監督は『新・仁義なき戦い。』や『座頭市 THE LAST』などで知られる阪本順治。主演は『デスノート』などで有名な藤原竜也が務め、水川あさみ、塩谷瞬、豊原功補たちが共演している。原作は脚本家の丸山昇一が俳優・松田優作が主演の“遊戯シリーズ”の第2弾として手掛けた『カメレオン座の男』。執筆されたものの映像化されなかった作品で、執筆から30年のときを経て、丸山自身が現代の設定にあわせて大幅にリメイクした脚本が使われている。野田伍郎(藤原竜也)は、“カメレオン”のようにいくつもの顔をもつ詐欺師。人々を欺き、金品を奪うことに疑問をもつことなく生きてきた――。ある日、いつものように詐欺を成功させた伍郎と詐欺グループの仲間たちは、帰路につく途中で偶然、政府要人の拉致現場に居合わせてしまう。そのことがきっかけで謎の組織から命を狙われることになってしまい、伍郎の仲間たちは次々と命を落としていく。そんな中、伍郎が街で知り合った占い師・小池佳子(水川あさみ)までもが事件に巻き込まれ、ついに伍郎は復讐を計画することに…。謎の組織との闘いを強いられていく伍郎――。仲間を奪われた伍郎の復讐の結末とは!?
『魔神英雄伝ワタル 七魂の龍神丸』はサンライズ制作の『魔神英雄伝ワタル』シリーズの一つであり、YouTube BANDAI SPIRITS公式チャンネルで前編全4話が2020年4月より、後編全5話が2020年9月より配信予定のWebアニメである。TVアニメシリーズとしては、1988年4月~1989年3月に『魔神英雄伝ワタル』(全45話)、1990年3月~1991年3月に『魔神英雄伝ワタル2(29話より『魔神英雄伝ワタル2 超激闘編』に改題)』(全46話)、1997年10月~1998年9月『超魔神英雄伝ワタル』(全51話)が放送された。過去作品に登場したキャラクターである戦部 ワタル(声:田中真弓)、虎王(声:伊倉一恵)、忍部ヒミコ(声:林原めぐみ)、剣部シバラク(声:西村知道)、龍神丸(声:玄田哲章)は本作品にも登場する。創界山の危機に対して、救世主としての役目を果たしてきた戦部ワタル。呼び出しに応じて、創界山へやってきたワタルは、蜃気楼のように揺らめく逆さまの創界山を目にする。そして、正体不明の敵「ドバズダー」により、龍神丸はバラバラにされてしまう。龍神丸を失い絶望するワタルに龍神丸の声が届く。ワタルは龍神丸の声に応えるように、シバラク、ヒミコ、虎王と共に冒険に旅立つ。
“選ばれし子どもたち”が大人になる少し前の“八神太一とアグモンたち”の最後の物語――。『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』は2020年2月に公開された劇場版アニメ作品。大人気アニメ『デジモンアドベンチャー』の20周年記念作品として作られた本作はあらゆる関連作品から要素が拾われている、まさに『デジアド』の集大成といえよう。本作はTVアニメ『デジモンアドベンチャー』の真のエピローグとして位置づけられており、“選ばれし子どもたち”が大人になる過程と、それによって訪れたパートナーデジモンとの別れが描かれている。監督には『ペルソナ4』や『キノの旅』などを手掛けた田口智久を新たに迎え、キャスト陣はOVA作品『デジモンアドベンチャーtri.』から続投している。2010年――。八神太一(花江夏樹)とアグモン(坂本千夏)たちの冒険から10年以上のときが過ぎていた。世界では少しずつだが“選ばれし子どもたち”の存在が認知され、現実世界にデジモンがいる風景も当たり前に。人間とデジモンは共生に向けて歩みだしていた。しかし、大人への道を歩みはじめていた太一たちかつての“選ばれし子どもたち”の周りである事件が起こりはじめる。そして、新たな脅威に対抗するためにかつての仲間が再び集結する。衝撃的な真実が明かされる中、太一とアグモンはどのような答え(未来)を導き出すのだろうか?
今度の主人公は黒ブタとサメ!? ゆかいでシュールなCGアニメが帰ってきた!『イナズマデリバリー(INAZMA DELIVERY)』は『ウサビッチ シリーズ』を手がけたカナバングラフィックスの新作CGショートアニメ作品。電気の街を舞台に、気のいい運送屋の黒ブタと、サメの着ぐるみを着た宇宙人がドタバタ騒ぎを巻き起こす。シーズン1「サメとの遭遇編」は、2匹が出会ってから一緒に暮らすまでの物語。たくさんの電池のおかげで光り輝く電気の街「ビバ電市」。その一角に真面目で気のいい黒ブタ・ヘミングウェイが働く運送屋があった。ある日、店番をしていたヘミングウェイは、店のカウンターに段ボール箱が置かれているのを見つける。箱に貼られた伝票をいぶかしげに見ていると、箱の中からサメの着ぐるみが飛び出してきた。その着ぐるみは、鋭い歯が並んだ大きな口が特徴的で、口の奥ではキラリと何者かの眼が光っている。びっくりするヘミングウェイをよそに、その着ぐるみは「バイザウェイ」と名乗る。実はとある事情から母星に帰れなくなった宇宙人だった。バイザウェイはヘミングウェイの店に入り浸り、なんでも消してしまう弾丸を放つ銃を手にして暴れたり、配送用のトラックを無断で乗り回したりとやりたい放題。そうこうしているうちに2匹の前に大きなUFOが現れる――。はたしてバイザウェイは母星に帰れるのか?
黒ブタ×着ぐるみのサメのコンビが織りなすシュールなコメディ!『イナズマデリバリー(INAZMA DELIVERY)』は、アニメ&CG制作会社のカナバングラフィックスが送る、黒ブタと着ぐるみのサメのCGショートアニメ作品第2作! 前作に引き続き監督は富岡聡、キャラクターデザインは宮崎あぐりが務めている。電気の街で配送屋を営む黒ブタと、居候の着ぐるみのサメがドタバタコメディを繰り広げる本シリーズ。シーズン2「同業者アタック編」は、危険な同業者の妨害を受けつつも、2匹が大切な電池をお届けするストーリー。電池の力で煌々と輝く電気の街「バビ電市」には、使用済みの電池や新しい電池を運ぶ配送業者たちがいた。真面目で気のいい黒ブタ・ヘミングウェイもそんな運送屋のひとり。居候しているサメの着ぐるみを着た宇宙人・バイザウェイとともに、電池を積み込んだ小さなトラックを走らせていた。ところが、そこに同業者デストロイデリバリーのワニ・バローが運転する巨大トラックが現れる。バローはヘミングウェイたちのトラックを後ろから突いたり、幅寄せしたりと嫌がらせを繰り返す。一方、ヘミングウェイは吹き飛ばされないように耐えることしかできない。そんなヘミングウェイを隣で見ていたバイザウェイは、なんでも消してしまう暗黒の球体を発射する銃を手にバローに立ち向かう! 2匹は無事電池を届けることができるのか?
10人の人気声優で送るアドリブ満載の学園ものアニメ!『てさぐれ!部活もの すぴんおふ プルプルんシャルムと遊ぼう』は、アドリブパートを大胆に取り入れた『てさぐれ!部活もの シリーズ』の第3作目。「新しい〇〇ネタ」の大喜利をしたり、パーティーゲームをしたりする。放送枠も従来の15分枠から30分枠に拡大!今回は、鈴木結愛(西明日香)、佐藤陽菜(明坂聡美)、高橋葵(荻野可鈴)、田中心春(大橋彩香)、園田萌舞子(上田麗奈)たちに、有栖川凛(三上枝織)、十六夜花音(大久保瑠美)、宇佐美陽菜 (小松未可子)、円城寺結衣(高森奈津美)、小此木友美(上坂すみれ)たち『みならい女神 プルプルんシャルム』のメンバーが合わさって総勢10名のキャストが出演する。ありきたりな高校生活に満足せず、常に新しいことを考えている「桃成高校てさぐり部」。3周目に入った今回は今までと何か違うことがしたい――。心春の提案に応える形で有栖川凛たち「プルプルんシャルム」とのコラボが決定する。はじめは慣れない展開に少し戸惑う凛たちだったが、慣れてからは元祖メンバーよりボケをかましたり、メンバーをシャッフルしてトークを楽しんだりするようになる。そんな感じで、大喜利、学外ロケ、パーティーゲームなど、これまで以上になんでもありな活動にシフトしていく。てさぐり部の高校生活はいったいどこに向かうのか――!?
ケンタウロスにはケンタウロスの悩みがある――!?村山慶の『セントールの悩み』は2011年から徳間書店「月刊COMICリュウ」で連載されている漫画作品。現実世界と異なる進化を経た末に生まれたケンタウロスや竜人、翼人の女子高生たちの日常を描く。アニメ版は2017年7月から9月までTOKYO MXなどで放送され、アニメーション制作は中国上海の制作会社・絵梦が担当している。舞台はもうひとつの地球――。そこでは私たち人類の祖先となる四本肢の生物が絶滅し、六本肢の生物が生き残っていた。その結果、もはや私たちが知る人類は存在しない。代わりにケンタウロス、竜人、翼人、角人、長耳人、人魚、牧神人、両棲類人、南極人など、姿形がまったく異なる多種多様な人類が繁栄していた。互いに異なる外見をもつがゆえに、人種差別を繰り返してきた人類だったが、現代ではその反省から他種族と協調して生きるようになった。それは学校でも同じで、さまざまな種族が同じ校舎で過ごしお互いを尊重し合うことが求められていた。しかし、そんな世界でも普通の女子高生はいる。おっとりしたケンタウロスの君原姫乃(深川芹亜)は、竜人の獄楽希(桑原由気)や翼人の御魂真奈美(鎌倉有那)たちクラスメイトと学園祭で劇をしたり、体育の授業でマラソンをしたりと、今日も学園生活を満喫している。そんな彼女たちのちょっと変わった日常の物語である――。
美少女アイドルたちのゆる~い日常!『アイドルマスター シンデレラガールズ劇場』は、ソーシャルゲーム「アイドルマスター シンデレラガールズ」内で連載されている作画・熊ジェットの5コマ漫画。本作はそのTVアニメ作品の第3作目で、2018年7月から9月までTOKYO MXなどで放送されていた。本編で活躍している島村卯月(大橋彩香)、鷹富士茄子(森下来奈)、渋谷凛(福原綾香)、本田未央(原紗友里)、神谷奈緒(松井恵理子)、緒方智絵里(大空直美)、城ヶ崎美嘉(佳村はるか)たち美少女アイドルが3頭身のキャラクターになって再登場。普段は見ることができないゆるくてかわいい彼女たちが描かれる。芸能事務所「346プロダクション」に所属する美少女アイドルたち。かわいい衣装に身を包み、ステージで最高のパフォーマンスをする人気絶頂の彼女たちもイマドキの女の子。レッスンの合間にはプールに行ったり、遊園地で遊んだりと日常をエンジョイしていた。中には休憩時間にガチでキックベースをしたり、プールに入る前の準備体操で腹筋100回にチャレンジしたり、遊園地の絶叫マシンで白目をむいて笑い出したりと、もはやアイドルということを忘れて楽しむ子たちもいる。季節は夏真っ盛り。そんなハイテンションな彼女たちがプロデューサーとともに海、山、温泉、夏祭り、音楽フェスと考えられるかぎりのイベントを楽しみ尽くす!
クイズを解いて、異次元空間から脱出せよ! 新感覚・謎解きアニメ!『ナゾトキネ』は2016年10月から12月にTOKYO MXで放送されていた、謎解き脱出ゲームを題材にした10分枠のショートアニメ。制作は天狗工房が務め、原作・監督は同社代表取締役の福士直也が担当している。また、福士のメディアミックス作品『泉極志』のキャラクターが登場していることが特徴で、続編に『カイトアンサ』がある。東京都立川市のオフィス街にある広告代理店「TEN2」。その会社の社長秘書・網野解音(原奈津子)は、明るく元気な美人OL。社内の誰もが認める素敵女子でありながら、テキパキと仕事をこなす有能な社員であった。そんな解音は社員には秘密にしているものの、実はアニメも鉄道もなんでもござれのガチのオタクだった。ある日、自分の大好きなアニメ監督が来訪すると聞き、朝からハイテンションの解音は期待に胸をふくらませながら会議室の準備をしていた。そのとき、周囲の景色が突然ゆがみ、異次元空間に閉じ込められてしまい、目の前に帽子をかぶったハッチン(徳井青空)が現れる。ハッチンによれば、この空間から脱出するにはクイズに正解する必要があるそうだ。しかも、制限時間はたったの5分。よくわからないけれど、とにかくクイズを解くしかない。そう決意を固めた解音は、頭脳をフル回転させてクイズに挑戦する――!
『おはよう忍者隊ガッチャマン』は、2011年4月18日から2013年3月29日までと、実写映画版『ガッチャマン』の公開と合わせて2013年8月19日から8月23日にも日本テレビ系列のニュース番組「ZIP!」内にある「あさアニメ」のコーナーで放送されていたショートアニメ作品。また、実写映画版と同時に3分間のショートアニメも公開されていた。タツノコプロと「ZIP!」がコラボ作品であり、原作である『科学忍者隊ガッチャマン』にコミカル要素を加えたアニメ作品となっている。大鷲の健やコンドルのジョー、白鳥のジュン、燕の甚平、みみずくの竜などの主要キャラクターが、本作では「おはよう忍者隊ガッチャマン」の一員として悪の組織・ギャラクターと戦っていく。しかし、実際には「おはよう忍者隊ガッチャマン」が登場しない話もあり、ギャラクターの幹部であるベルク・カッツェが隊員とおかしな話をしていることが多い。また、アンダーソン長官などのサブキャラが活躍する回もあるほか、日本テレビのアナウンサーなどがたびたび出演したり、映画公開時には実写版の俳優も出演したりしていた。ジャンルはギャグアニメであるため、ガッチャマンやギャラクターのキャラクターが現代社会の出来事を取り上げながらテンポよく話していく。「科学忍者戦隊ガッチャマン」を知っている人も知らない人も楽しめる作品となっている。
『映像研には手を出すな!(ドラマ)』は、2020年4月よりMBS・TBSなどで全6話を放送予定(放送局により放送日は異なる)。原作は2016年9月号より「月刊!スピリッツ」に連載中の大童澄瞳の漫画作品。テレビアニメとしてNHK総合にて、2020年1月から3月まで全12話が放送された。映画版(実写)が2020年5月に全国公開予定。出演は、浅草みどり役(齋藤飛鳥/乃木坂46)、 水崎ツバメ役(山下美月)、金森さやか役(梅澤美波)、道頓堀透役(小西桜子)、藤本先生役(髙嶋政宏)など。 映画版(実写)も本作品のキャストが出演する。ドラマ主題歌はThinking Dogs 「Heavenly ideas」、映画主題歌は乃木坂46「ファンタスティック3色パン」。芝浜高校に入学した浅草みどりは、迷彩帽に迷彩リュックという格好であり、少女・アニメが好きで、人並み外れた想像力があるのだが、極度の人見知り。浅草は中学からの同級生・金森さやかを誘い、アニメ研に見学に行くと、カリスマ読者モデルの水崎ツバメと出会う。ツバメも新入生で、実はアニメ好きでアニメーター志望であるが、親からアニメ研への入部を禁止されているのであった。そのため、浅草と金森は「映像研」を創設し、アニメ制作に邁進することを決意する。
『おはようハクション大魔王』は、2014年3月31日から2015年3月27日まで日本テレビ系列「ZIP!」内にあるコーナー「あさアニメ」で放送されていた約1分間のショートアニメ作品。とタツノコプロとのコラボ作品であり、毎朝6時56分ごろに放送されていた。ハクション大魔王やアクビをはじめ、カンちゃん、ゲジゴン、ユリ子、ブル公など『ハクション大魔王』に出てくるキャラクターたちがかわいく描かれており、コメディタッチなギャグアニメ作品となっている。また、ショートアニメらしいテンポのよい展開が特徴だ。放映当時の時事情報を面白おかしく伝えており、日本テレビのアナウンサーなどがゲストとして登場している話もある。また、『ハクション大魔王』の懐かしい登場人物や場面も多く、原作を知っている人にとって懐かしさもある作品だ。物語のはじまりは原作と同じ。カンちゃんが屋根裏部屋で発見した古いツボの前でくしゃみをしたところ、ハクション大魔王が現れる。そして、魔法の力でカンちゃんの願いをかなえようとしていくも失敗続きになってしまう。『おはようハクション大魔王』はテンポのよいコメディアニメとなっているため、原作の『ハクション大魔王』を知っている人も知らない人も楽しめる内容になっている。
『グッド・モーニング!!!ドロンジョ』は、2015年3月30日から2016年3月25日まで日本テレビ系のニュース番組「ZIP!」内の「あさアニメ」のコーナーで放送されていた毎話1分のショートアニメ作品。ZIP!とタツノコプロがコラボした作品で、『ヤッターマン』をコメディタッチに仕上げている。本作の主人公は、ドロンジョ(能町みね子)、ボヤッキー(宮崎吐夢)、トンズラー(深田純)たちヤッターマンの悪役・ドロンボー一味。また、ヤッターマンの出演はなく、正義の味方として登場するのはガッチャマン(BOSE)。さらに、ガッチャマンの悪役であるギャラクターが登場し、ドロンボー一味と手を結ぶという関係になっている。ガッチャマンと戦うことは少なく、漫才のようなテンポのよいストーリーが多い。また、タイトルには「ドロンジョ」と入っているものの、ドロンボー一味が登場せずにガッチャマンやギャラクターしか登場しない話もある。ドロンボー一味はガッチャマンやギャラクターと仲がよく、一緒に忘年会をするくらいの関係。また、ときどき日本テレビのアナウンサーやアイドルなどの出演もあり、放映時のニュースなども面白おかしく取り上げている。懐かしいキャラクターを楽しむだけでなく、ドロンボー一味とガッチャマン、ギャラクターたちの繰り広げるアニメと思ってみると、楽しく見ることができる作品である。
託されたのは人類の未来――。2014年にアメリカで公開された『ミュータント・タートルズ』は、アメリカンコミックスの『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』の実写映画作品。これまでにTVアニメ化、TVドラマ化しているほか、1990年代にも映画化されている人気作だ!製作総指揮には「ハリウッドの破壊王」の異名で知られるマイケル・ベイが就き、監督はジョナサン・リーベスマンが務める。マイケル・ベイらしく「爆発×派手なアクション」なテイストはもちろん、当時の最新CG技術を使ってタートルズたちを実写化している。人間側のヒロイン・エイプリル役はミーガン・フォックス。マイケル・ベイ作品らしいアダルティで魅力的なヒロインが、若々しいタートルズたちとの絆を育んでいく。テレビ局「チャンネル6」のレポーターを務めているエイプリル・オニール(ミーガン・フォックス)。彼女はうだつの上がらない日々を送りながらも、一流の仕事に就くために大スクープをものにしようとチャンスを伺っていた。そんなある日、ニューヨークを騒がす犯罪者集団「フット軍団」と交戦する謎のニンジャ集団を目撃する。出世のためにこの謎のニンジャ集団を追った彼女を待っていたのは、忍術を自在に操り人語を話すミュータントを起こしたカメの四人組・タートルズだった…。そして、この出会いがエイプリルの運命を変えることになる――!
絶対に止まることが許されない――!?2006年にアメリカで公開された『アドレナリン』は、『トランスポータ シリーズ』などで知られるジェイソン・ステイサム主演のアクション映画。監督・脚本は共同監督をすることが多いマーク・ネヴェルダインとブライアン・テイラーが務めている。共演にはエイミー・スマートやホセ・パブロ・カンティーロ、エフレン・ラミレッツたちが起用されている。製作費1,200万ドルと低予算で作られた作品ではあるものの、アイデアに満ちた展開と主演のステイサムの鬼気迫る演技が魅力。アドレナリンを出し続けなければ死んでしまうという設定のため、ストーリーのテンションが下がると必然的にステイサムも死にかける。これによりストーリーの緩急が分かりやすくなり、作品そのものの面白さへとつながった。フリーの殺し屋シェブ・チェリオス(ジェイソン・ステイサム)は、敵対しているリッキー・ヴェローナ(ホセ・パブロ・カンティーロ)に襲われ、副腎の機能を制限し1時間後に心臓停止を起こして死に至らしめるという恐ろしい薬物を注射されてしまう。知り合いの医者から「アドレナリンを出し続けないと死ぬ」と言われたシェブは、ありとあらゆる手段でテンションを上げながら憎きヴェローナのもとにひた走る。はたしてシェブはヴェローナのところにたどり着き、無事に生き残ることができるのだろうか――?
この戦い、かなり刺激的――!『G.I.ジョー』は、2009年公開のアメリカ映画。本作はハズブロ社が販売している人気おもちゃ「G.I.ジョー」をモデルにしたアニメ作品『地上最強のエキスパートチーム G.I.ジョー』をもとに作られた。製作費は1億7,500万ドルで、特殊部隊“G.I.ジョー”と悪の組織“コブラ”がオーバーテクノロジーを使って戦う、迫力満点のアクション映画作品だ!監督は『ハムナプトラ シリーズ』などを手掛けたスティーブン・ソマーズ。主人公・デューク役をアクション俳優のチャニング・テイタムが演じ、敵対組織“コブラ”のストームシャドー役には韓国の大人気俳優であるイ・ビョンホンを起用している。ほかにもレイチェル・ニコルズ、デニス・クエイド、ジョセフ・ゴードン=レヴィットなどが顔を並べている。がん細胞を破壊するために作られた治療薬“ナノマイト”が、世界征服を企む悪の組織“コブラ”に奪われる。コブラの武器商人・デストロはナノマイトを使った恐ろしい兵器の開発に成功。あらゆるものを破壊できる兵器を手に入れたコブラは世界征服のために動き出す。しかし、そんなコブラの野望を食い止めるために、アメリカ政府によって正義の組織“G.I.ジョー”が送り込まれる。各国の精鋭たちを選りすぐって組織されたG.I.ジョーのメンバーは、最新鋭のガジェットを使ってコブラの討伐に乗り出す!
『シャドウハンター』は2013年にアメリカで公開され、2014年に日本で公開されたファンタジー映画。監督はハラルド・ズワルトで、ベストセラー小説家であるカサンドラ・クレアの『シャドウハンター 骨の街』を原作としている。主要キャストには『白雪姫と鏡の女王』のリリー・コリンズ、『ニュームーン/トワイライト・サーガ』のジェイミー・キャンベル・バウアー、『The Tudors ~背徳の王冠~』のジョナサン・リース・マイヤーズなどが起用されている。本作の見どころは、ひとつ目がバウアー扮するジェイスらシャドウハンターとクリーチャーの戦い。そして、ふたつ目がコリンズ扮するクラリーたち若者の甘酸っぱい青春ストーリーだ。これらにより緊張感と安堵感が混在する絶妙な作品となっている。母・ジョスリン(レナ・ヘディ)と平和に暮らしていたごく普通の少女・クラリーは、ある日クラブでほかの人には見えない青年・ジェイスが妖魔を討伐している姿を目撃する。ジェイスはクラリーに対して自身が闇の世界の住人を狩るシャドウハンターであると語る。ある日、ジョスリンは聖杯を狙う裏切り者のシャドウハンター・ヴァレンタイン一派に誘拐されてしまう。実はジョスリンもシャドウハンターであり、シャドウハンターを生み出すと“聖杯”を隠し持っていたのだ。母を救うためにクラリーは自身の運命と向き合いはじめる。
最強の助っ人が駆けつける――!『G.Iジョー』は、ハズブロ社の人気おもちゃ「G.I.ジョー」をモデルにした実写映画作品。その続編にあたる『G.I.ジョー バック2リベンジ』は、アメリカで2013年3月29日に公開され、日本で同年6月8日に公開された。監督はジョン・チュウが起用され、キャストはデューク役のチャニング・テイタム、スネークアイズ役のレイ・パーク、ストームシャドー役のイ・ビョンホン以外は刷新。ドウェイン・ジョンソンやブルース・ウィリスが抜擢されており、前作以上に豪華なキャストとなった。本作は、特殊部隊“G.I.ジョー”によって悪の組織“コブラ”のデストロおよびコブラコマンダーは逮捕されて、世界に平和が訪れたところからはじまる。その日、世界の平和を守るためにデューク(チャニング・テイタム)たち“G.I.ジョー”のメンバーは、パキスタンでの秘密任務にあたっていた。そんな中、アメリカ大統領と入れ替わった“コブラ”のザルダン(アーノルド・ヴォスルー)から攻撃を受けてしまう。その攻撃によりデュークたち多くのメンバーは命を落とし、生き残ったのはロードブロック(ドウェイン・ジョンソン)、レディ・ジェイ(エイドリアンヌ・パリッキ)、フリント(D.J.コトローナ)の新人三人だけ。危機的状況に追い込まれた彼らは、“G.I.ジョー”の初代司令官に助けを求める――!
バナナの中からキュートなにゃんこ!?2016年7月から9月までテレ玉で放送されていた『ばなにゃ』は、ファンシー文具メーカー・クーリアの人気キャラクター「ばなにゃ」を主人公にした5分間のTVアニメ作品。監督は矢立きょうが務め、脚本は矢立、たかたまさひろや作画監督の三田潤などが担当している。2019年にはテレビ東京系で続編『ばなにゃ ふしぎななかまたち』が放送された。とある家の誰もいない夕方のキッチン。テーブルの上に置かれた一房のバナナが、ひとりでに静かに動き出した。ペリッとめくれた皮のあいだから姿を見せたのは白い色をしたにゃんこ・ばなにゃ(梶裕貴)である。むきかけのバナナに収まったまま、ぴょんぴょんと跳ねてあっちに行ったりこっちに行ったりする姿はとってもキュート。能天気でポジティブなばなにゃは、人がいない間はテレビを見たり、お菓子を食べたり、ねずみを追いかけたりと自由気ままに暮らしている。そんなばなにゃの周りには、蝶ネクタイがトレードマークのくろばなにゃ(梶裕貴)、みんなのマドンナのばなにゃ子(村瀬歩)、トラ柄で負けず嫌いなとらばなにゃ(村瀬歩)をはじめ、たくさんの仲間たちがあふれている。彼らもまたばなにゃに負けず劣らず、人がいないときを見計らって好き勝手に行動している。まだまだ解明されていないことが多いばなにゃたち。その知られざる生態をこっそり観察してみよう。
今度の敵は、時空を超えてやってきた邪悪なニンジャ!『レゴ ニンジャゴー』は、2011年におもちゃメーカーのレゴが発売した忍者をモチーフにした玩具「ニンジャゴー」が活躍するテレビアニメ作品。シーズン7作目となる『レゴ ニンジャゴー 時空の支配者編』では、時空をあやつる力をもった邪悪な敵との戦いを描く。エレメント・マスターの子孫であり、不思議な力“エレメント・パワー”を受け継ぐカイ(森嶋秀太)、ロイド(松井恵理子)、ジェイ(おおしたこうた)、コール(斎藤楓子)、ゼン(橘諒)、ニャー(内田彩)たち六人のニンジャ。彼らは師匠のウー先生(一条和矢)のもとで修行に励み、悪者からニンジャゴーシティを守るためにこれまで数々の戦いをくぐり抜けてきた。ある日、彼らは「たましいの日」に起きた戦いで壊れてしまった博物館の後片付けを手伝っていた。そのとき博物館の片隅に、今から40年前の若き日のウー先生とロイドの父・ガーマドン先生がある敵と戦っている姿が描かれた巨大な絵を発見する。彼らが戦っている相手は時空をあやつる双子のニンジャ、クロックスとアクロニックス。しかし、時空をあやつる“エレメント・パワー”なんて存在するはずがないため、博物館の館長はこの絵がフィクションだといっていた。そのころウー先生のもとには40年のときを超えて復讐にやってきた邪悪な敵が現れていた…。
日本を代表するアニメヒーローたちが、ゆる~いアドリブ芸を演じる!?『Peeping Life(ピーピング・ライフ)』は、BS朝日による次世代クリエーター発掘プロジェクト「ブロスタ.TV」で放送されていた森りょういちのCGアニメーション作品。本作『Peeping Life TV シーズン 1 ??』はそのTVアニメ版であり、2015年10月から日本テレビなどで放送されていた。オープニングテーマはロックバンド・BRADIOの「HOTELエイリアン」である。本作の魅力は、役者の脱力系アドリブ芸とCGアニメを組み合わせていることに加えて、アトム、ドロンジョ、ブラックジャックなど手塚プロダクションとタツノコプロの人気キャラクターが登場していることだ。奇抜な設定がより作品の面白みへとつながっている。21世紀の科学技術を結集して作られた、人と同じ感情をもつロボット・鉄腕アトム。そんな正義のために戦う国民的ヒーローの彼が今、窮地に追い込まれていた。なんと女の子にモテるために壁ドンの練習をしていたら、研究所の壁を粉々に破壊してしまったのである。大穴が空いた壁を前にして、お茶の水博士に事情を説明するアトム。だが、博士がいうには、もう壁ドンは時代遅れとのこと。今は肩ズンなるものが流行っているらしい。そこでアトムはさっそく博士に肩ズンを試してみるのだが…?
アトム、ドロンジョ、ブラックジャックたちが巨大怪獣と戦う!?2014年に公開された映画『Peeping Life -WE ARE THE HERO-』は、CGアニメーション作家・森りょういちが手掛ける『Peeping Life(ピーピング・ライフ)』の劇場版アニメ作品。手塚プロダクションとタツノコプロの人気キャラクターが大集結し、ゆる~い脱力系アドリブ芸を繰り広げながらも、人々を守るために突如現れた巨大怪獣と対決する。平凡な男子中学生のショータとコータは、きたる中間テストに備えてコータの家で一緒にテスト勉強をしていた。「次のテストではいい点数をとりたい」と思っているふたりは、雑音になってしまう作業用BGMの代わりにテレビをつけることにする。ところが、テレビには驚くべきニュースが映し出される。なんと巨大怪獣が突如海から現れて街に接近しているというのだ。目撃者の証言によれば、「全長50メートルを優に超える」とのこと。ふたりはいったいどうすればいいのかと慌てふためく。ときを同じくして、怪獣出現の報せを受け取っていたヒーローたちが集結していた。「彼らに任せればもう大丈夫!」と思いきや、アトムはパンツのデザインが気に食わないと出動しないし、ヤッターマン2号はドロンボー一味のボヤッキーと話し込んでしまっている…。彼らははたして巨大怪獣を撃退することができるのか――!?
実写化したい人気漫画に俳優たちが挑む!TVドラマ『このマンガがすごい!』は、2018年秋にテレビ東京系「ドラマ25」などで放送されたドキュメンタリー作品。全12話で構成され、各回、俳優へのインタビューや役作りの様子を収録した「ドキュメンタリーパート」と、俳優が漫画の登場人物を演じる映像を収録した「ドラマパート」に分かれている。ナビゲーターは女優の蒼井優が務めている。近年、漫画を実写化したドラマや映画が増えている。漫画好きにとっては、大好きな作品が注目されてファンが増えるのはうれしいもの…。しかし、中には「これは実写化しないでほしい」と強い思いをもつ作品があるのも事実。そんな問題意識からこの企画ははじまる。森山未來、東出昌大、森川葵、でんでん、中川大志、平岩紙、山本美月、塚本晋也、新井浩文、山本浩司、神野三鈴たち総勢11名の実力派俳優が、ひとりひとり自分の好きな漫画作品を選び、自分の思うとおりに演出を考えながらその作品の登場人物になりきっていく。演出を試行錯誤する過程は人それぞれ。プロ・アマを交えたオーディションを開いて役作りを考えたり、原作者へのインタビューを通して作品の魅力に迫ったり、漫画と似た舞台セットの中で登場人物になりきってみたりと、それぞれの俳優の個性が発揮される。映像ができるまでの過程で俳優が何を考え、どのように役作りに取り組んだのかが赤裸々に描かれる。
映画『クイック!!』は2011年7月に韓国で公開されるとともに大ヒットとなり、公開5週間で観客動員数300万人越えを達成した超大作。2010年に1,100万人以上を動員した大ヒット映画『TSUNAMI-ツナミ-』の監督を務めたユン・ジェギュンと、アクション演出で有名なチョ・ボムグがタッグを組んで、10億円もの製作費を投じて製作した話題作だ。かつては暴走族にいたが、今は生活のためにバイク便ライダーの仕事をしているスピード狂のハン・キス(イ・ミンギ)。ある日、集荷を依頼されたスタジオへ向かうと、人気アイドルグループ「OKガールズ」のアロム(カン・イェウォン)がいた。なんでも依頼内容は生放送に出演するために大至急、自分自身をその現場まで連れて行ってほしいとのこと――。その依頼を引き受けたキスは、アロムをバイクに乗せ、出発しようとする。そのとき、知らない男からキスに電話がかかってきる。男はアロムがかぶったヘルメットに爆弾を仕掛けたと告げ、制限時間30分以内に韓国各所に爆弾を届けるはめになってしまう…。最悪の爆弾テロ事件に巻き込まれてしまったふたりは、はたして無事でいられるのだろうか――? ソウル市内を駆け巡るスリリング展開から目が離せない!
『エンシェンと魔法のタブレット 〜もうひとつのひるね姫〜』は、神山健治が監督・脚本・原作を務めた『ひるね姫 知らないワタシの物語』のスピンオフ作品。2017年の映画公開に先駆けて動画配信サービス「Hulu」にて独占配信された短編アニメーション作品である。本作は森川ココネの夢の中に登場する“エンシェン”が主人公の冒険ファンタジーとなっており、映画につながる重要なストーリーが描かれている。キャストは原作と同様、高畑充希や古田新太、釘宮理恵、江口洋介、高橋英樹など豪華声優・俳優陣が務めている。不愛想な父・森川モモタロー(江口洋介)とふたり暮らしをしている高校生の森川ココネ(高畑充希)。彼女は昼寝の際に必ず不思議な夢を見るという特殊な能力を持っていた。その夢の中では、ココネはハートランド王国の姫・エンシェンとして暮らしていた。エンシェンはタブレットを使って魔法が使えるという特殊な能力を持っていたため、その能力が恐ろしいという理由から父親である王様に幽閉されていた。その後、物語は進みココネも東京の大学へと進学が決まったのだが、物語には続きがあったのだ――。
アニメ『PARASITE DOLLS』は、1999年にテレビ東京で放送されていた『A.D.POLICE』のスピンオフ作品。世界観は原作である鈴木敏充の『バブルガムクライシス』と同じとなっており、OVAでありながらも見ごたえのあるSFアニメーション作品となっている。また、2004年には本作を再編集した同名タイトルの映画版が公開されている。監督は吉永尚之と中澤一登が務め、構成・脚本は小中千昭が担当。主演声優には『名探偵コナン』や『NARUTO』などで有名な井上和彦をはじめ、岡村明美、池田勝、内田聡明、井上喜久子、古川登志夫たちが顔を並べている。西暦2034年――。ゲノムコーポレーションが開発したアンドロイド・ブーマ(亜人)を使った犯罪を取り締まるための高機動対テロチーム「A.D.POLICE」内に、難事件専門特務部隊「ブランチ」が設置された。部隊に所属する捜査官のバズ=ニクヴェスト(井上和彦)とその部下のキンボール(内田聡明)は、その日暴走ブーマに関する事件を追っていた。現場に着いたバズたちは、すでに命を落としていた男性と薬品、そして謎の基盤を見つける。薬品はブーマのバグを修理するためのナノマシンであったのだが、基盤のほうは…。暴走ブーマの事件に隠れている真実をバズたちは見つけ出すことができるのだろうか――?
『森のおんがくだん』は、株式会社サンライズのオリジンスタジオが隙間時間に制作したオリジナルアニメ。監督は『銀魂』や『おそ松さん』などを手掛けた藤田陽一が務めて、脚本は藤田とともにアニメ作品を手掛けることが多い松原秀が担当している。声優にはトリオ芸人「トンツカタン」の森本晋太郎や三宅健太、芹澤優、白熊寛嗣などを起用している。キャラクターの体や背景などはアニメーションであるものの、なぜかキャラクターの頭部だけが動物のリアルな写真というシュールさが本作のウリ。しかし、ミュージックアニメ作品の一面も持っており、前代未聞の斬新なロックンロールアニメに仕上がっている。キャラクターの会話もテンポがよく、空いている時間にサッと楽しめる作品だといえるだろう。とある森の中。ある日、いつもどおり川で洗濯をしていたアライグマ(三宅健太)のもとに、やさぐれた不良のネズミ(森本晋太郎)とノリノリで調子のよいリス(芹澤優)が現れる。ネズミは夢中で洗い物をしているアライグマに対して「このまま腐っていいのか」と問いただす。そう質問されたアライグマは、ネズミに「バンドを組もう」と誘われて一緒にバンドをはじめることを決意する。これが後世に語り継がれる伝説バンドの誕生の瞬間であった…。
『ベイブレードバースト』は、2015年7月から小学館「月刊コロコロコミック」で連載されている森多ヒロのアクション漫画。本作『ベイブレードバースト 超ゼツ』はテレビアニメ版の『ベイブレードバースト シリーズ』の第3シーズンにあたる作品で、2018年4月2日から2019年3月25日までテレビ東京系で放送されていた。全51話で構成されている。前シーズン『ベイブレードバースト ゴッド』までの主人公はヴァルキリー使いの蒼井バルト(井上麻里奈)であったが、今作『超ゼツ』からは赤刃アイガ(池田朋子)となっている。しかし、バルトやスプリガン使いの紅シュウ(榎木淳弥)といったキャラクターも登場する。米駒学園に通う小学5年生の赤刃アイガは、自然豊かな環境で育った野生児で負けん気の強い男の子だ。もともとベイブレードに興味はなかったが、2年前の世界最強のブレーダーを決める「ゴッドブレーダーズカップ」で蒼井バルトが優勝したことに刺激を受けて、相棒の超ゼツベイ・ゼットアキレスと一緒に最強のブレーダーを目指すようになる。しかし、アイガの前に待ち受けるのは、墨江フブキ(安田陸矢)、黄山乱次郎(岡林史泰)、御朱印スオウ(立花慎之介)、オウ・ホウイ(早志勇紀)、白鷺城ルイ(朴璐美)といった強力なライバルばかり。それでもアイガはゼットアキレスとともに世界チャンピオンを目指して戦っていく!
『大きい1年生と小さな2年生』は、若手アニメーター育成プロジェクト「アニメミライ」の2014年出品作として作られたアニメ映画。原作は偕成社から出版されている作家・古田足日の同名タイトルで、全国学校図書館協議会から「基本図書」に選ばれている名作である。監督は『ドラえもん』や『宇宙兄弟』などで有名な渡辺歩が担当。また、プロデューサーは渡辺とともに『ドラえもん』を制作してきた外崎真、キャラクターデザインは同じく原画を担当していた金子志津枝が務めており、アニメーション制作はA-1 Picturesと『宇宙兄弟』のスタッフ陣が担当している。舞台は東京都東久留米市――。体は大きいのに泣き虫な小学一年生の男の子・まさや(田村睦心)は、暗くなった通学路をひとりで歩くことができずにいた。そんな彼の手を引き一緒に帰ってくれたのが、背は小さいけれど明るくてしっかり者の二年生・あきよ(矢島晶子)であった。そんなしっかり者のあきよに対して、まさやはあこがれの念を抱いていた。ある日、まさやはしっかり者のあきよが泣いている姿を目にする。あきよに元気づけたい気持ちから、まさやは彼女が大好きなホタルブクロの花を探しにいくのであった――。
アニメ『ソウタイセカイ』は、株式会社クラフターが原作・制作の完全オリジナル作品。動画配信サービス「Hulu」で2017年4月28日に前編が、5月5日に後編が公開された。監督・脚本は『あした世界が終わるとしても』や『新世紀いんぱくつ。』の櫻木優平が務め、キャラクターデザインは『虫メカ少女 シリーズ』で注目を集めたPALOW.が担当した。キャラクターの声は『進撃の巨人』のエレン・イェーガー役などを務めている梶裕貴、『甲鉄城のカバネリ』や『約束のネバーランド』などに出演している内田真礼、『魔法少女まどか☆マギカ』の鹿目まどかで有名な悠木碧が起用されている。2020年の日本――。両親を失い、ただただ漠然と生きてきた高校3年生の主人公・狭間真(梶裕貴)のもとに、別の世界で生きてきたというもうひとりの自分がやって来る。この一件で世界に亀裂が入り、普通の日常を送っていたはずの狭間真の人生は狂いはじめる。何を思い、何を選択して、どんな道へと進むのか――。狭間真と従姉弟の泉琴莉(内田真礼)、人型兵器・ミコ(悠木碧)たち少年少女は、自分自身と向き合いながら自らの道を歩みだす。
『貴族誕生 -PRINCE OF LEGEND-』は、日本テレビ系列で2019年11月28日から12月26日まで放送されていたTVドラマ。『HiGH&LOW』を手掛けたTEAM HI-AXの企画「PRINCE OF LEGEND」プロジェクトの第二弾だ。主演にはGENERATIONS from EXILE TRIBEの白濱亜嵐を起用し、ライバル役に俳優・タレントのDAIGOを抜擢している。この世界に存在するといわれる、夜の町の中心地・ナイトリング。ここでは日頃からクラブ同士が売り上げ、飲み比べ、喧嘩などで争い、何かしらの“勝利”を収めようとしていた。なぜならここは法律も警察も関係ない、“勝者”こそが絶対の世界だからだ。そんな世界の片隅にナイトリングとは無縁の生活を送っていた男がいた。彼の名前は安藤シンタロウ(白濱亜嵐)。彼は両親が残した会社・全日土木の社長として、毎日社員とともに泥や汗にまみれ、貧しいながらも充実した日々を送っていた。しかしある日、シンタロウのもとに「全日土木はナイトリングナンバーワンクラブ“テキサス”の傘下に入った」という連絡が入る。納得のいかないシンタロウは“テキサス”に乗り込む。しかし、そこにいたのはシンタロウの実の兄のシニア(DAIGO)であった。その出会いによって、シンタロウは大切な家族を守るための戦いに巻き込まれてしまうのだった――。
『PRINCE OF LEGEND』は、2018年10月から12月まで日本テレビで放送されていたTVドラマ。TEAM HI-AXによる企画「プリンスバトルプロジェクト」の一環で作られた作品で、脚本は松田裕子が務めている。主演は甘いマスクの王子様キャラで人気沸騰中の片寄涼太が担当し、共演者には飯島寛騎、塩野瑛久、鈴木伸之などイケメン俳優が勢ぞろいだ。総資産額数兆円ともいわれている朱雀グループの御曹司・朱雀奏(片寄涼太)。彼は100人いたら100人が振り向くであろうイケメン男子高校生。そのうえ成績も優秀で仕草も完璧な彼は、第一側近の久遠誠一郎(塩野瑛久)と第二側近・鏑木元(飯島寛騎)とともに<ロイヤルフェニックス学園>の頂点に君臨していた。ある日、父・俊哉(六角精児)から頼まれてセレブの名門校<聖ブリリアント学園>を訪れていた奏は、そこで運命の女性を目にする。彼女の名前は成瀬果音(白石聖)。聖ブリリアント学園に通う女子高校生だ。そんな彼女に奏は声をかけるのだが…。ロミオとジュリエットのような展開かと思いきや、増えていくイケメン王子の数――! はたしてこの物語の結末はいったいどこに向かのだろうか!?
1984年に公開された映画『空海』は、弘法大師空海入定1150年を記念し、総製作費12億円をかけて製作された超大作。入定とは自ら永遠の瞑想に入る真言密教の修業のことで、空海が835年に高野山に入定してから50年ごとに「御遠忌」が催されている。そして、50年の節目を迎えるにあたり全真言宗青年連盟が東映と提携してこの作品を製作した。監督には『君よ憤怒の河を渉れ』や『人間の証明』など、1970年代から多くの超大作を撮り続け、「ミスター超大作」の異名をもつ佐藤純彌が選ばれた。また、製作は東映の代表取締役であった岡田茂、脚本は数々の作品賞を受賞している早坂暁が務め、さらにキャストには北大路欣也、加藤剛、小川真由美など、昭和を代表する名俳優たちを起用している。平安時代――。桓武天皇(丹波哲郎)が京都への遷都を決め、人々が慌ただしく作業に追われる奈良の地にひとりの少年・真魚(松岡章夫)がやって来る。奈良で大学に入学し、周囲からは天才と言われていた真魚だが、あと1年を残して突然大学を辞めてしまう。「人はなぜ生きるのか…?」という疑問に答えるため、真魚の長い修業の旅がはじまる。果たしてのちの空海である真魚はその人生からどのような悟りを得るのだろうか――?
誰よりも速く、水平線の向こうへ――!KADOKAWA、マーベラス、EGG FIRMによる新企画『神田川JET GIRLS』によって作られたTVアニメ作品。原案は『閃乱カグラ』の高木謙一郎が務め、キャラクター原案は『翠星のガルガンティア』の鳴子ハナハルが担当する。また、監督は『なんでここに先生が!?』などで有名な金子ひらくが起用され、主人公の声は篠原侑が抜擢されている。舞台は水上――。この世界では“ジェットマシン”と呼ばれる水上バイクを操りスピードを競い合う「ジェットレース」が流行していた。主人公・波黄凛も、そのレーサーのひとり。個性豊かなライバルたちとの戦い、ジェットレースに向き合い、そしてパートナーとの絆を深めて成長していく…。そんな未来ある少女たちの姿を描いた青春スポーツ群像劇だ!ジェットレーサーになるため長崎から上京してきたばかりの女子高生・波黄凛(篠原侑)。慣れない東京に戸惑っていたところを、偶然、蒼井ミサ(小原莉子)に助けてもらう。そんなミサは、転校先の区立浅草女子高校で相部屋となる元ジェットレーサーだった。翌日、神田川でミサと釣りをして過ごしていた凛だったが、そこへ現れた武蔵野女学館の紫集院かぐや(田所あずさ)と満腹黒丸(洲崎綾)が「神田川を使用する」といい出す。納得がいかない凛はミサとコンビを組み、川の使用権を賭けたジェットレースに臨むことになるが…。
1988年に公開された『異人たちとの夏』は、山本周五郎賞の記念すべき第1回目の受賞作品となった山田太一の同名小説を映画化した作品。監督は日本を代表する大林宣彦が務め、脚本は『ウルトラセブン』や『傷だらけの天使』などを手掛けた市川森一が担当している。妻子と別れた40代の人気シナリオライター・原田英雄(風間杜夫)は、“夜になると誰もいなくなる”という奇妙なマンションでひとり暮らしをしていた。ある日、同じマンションに住む若い女性・藤野桂(名取裕子)が訪ねてくる。しかし、英雄は彼女のことを追い返す。その翌日――。ぶらりと故郷の浅草へ足を運んでいた英雄は、そこで不思議な出会いに遭遇する。なんと亡くなったはずの両親と再会したのだ。両親は英雄が40歳を過ぎていることを知りながらも、まるで子どものころに戻ったかのようにかわいがってくれた。すっかり上機嫌になった英雄は、エレベーターで再会した桂に優しく接する。そして桂と恋人関係となり、昼間は亡くなったはずの両親に会いに行く奇跡のような生活がはじまる。しかし、亡くなった両親との生活がそのまま続くはずもなく…。
本作は2019年2月16日に中京テレビで放送された単発ドラマ。「関ヶ原の戦い」を現代社会におけるサラリーマンの派閥争いに見立てたらどうなるか…。『痛快TVスカッとジャパン』の脚本家・山内正之がはじめて本格ドラマの脚本に挑戦し、『半沢直樹』や『下町ロケット』などの演出を手掛けたことがある棚澤孝義が監督を務めている作品だ。ドラマの内容と史実とを比較した解説パートでは、戦国時代にまつわる著書も大好評な歴史芸人の房野史典(ブロードキャスト!!)や、「スタディサプリ」の人気歴史講師である伊藤賀一、SKE48の須田亜香里の三人が「関ヶ原の戦い」をわかりやすく説明している。名古屋に拠点を置いて活躍する俳優や劇団のメンバーが多数出演し、中京テレビのベテランアナウンサー・神ひろしも毛利輝元役で出演している。さらに中京テレビの女子アナたちが豊田物産の受付嬢役で登場するなど遊び心もいっぱいだ。2019年、日本有数の巨大商社である豊臣物産の社長・豊臣秀吉が亡くなる。それにより副社長の徳川家康(多田木亮佑)と秘書室長の石田三成 (角田晃広)の熾烈な派閥争いがはじまる。次期社長候補に専務の毛利輝元(神ひろし)を擁立しようとする三成。対して自ら次期社長に就きたい家康は、三成に恨みを持っている会社の幹部たちをじわじわと味方につけていく。
『放課後ミッドナイターズ』は、竹清仁が監督を務めた長編オリジナルアニメ映画。「ショートムービーズ」はそのスピンオフ作品であり、本作は第2シーズンにあたる。1作品90秒ほどの短い作品集となっており、すべてを合計しても28分ほどで見終えることができる。また、劇場版とは異なり音声はなく、会話はすべて字幕で表示されている。本作の舞台は、歴史と伝統がある聖クレア小学校の理科室。この理科室には昔から人体模型キュンストレーキと骨格標本ゴスが住んでいた。彼らは子たちが帰った放課後、それも真夜中に動き出しては退屈しのぎに実験やチャレンジなどのネタを持ち込む日々を送っていた。そのネタというのがとにかく奇抜。前シーズンで人気だった「ケツ花火」の続編にはじまり、放送コードギリギリの「〇ん玉」など、とにかくおバカな内容が多すぎる!しかし、そのどうしようもない内容だからこそ、世界中から愛されて、癒されて、中毒者が出ているというのも事実。その独特な雰囲気は説明しがたいので、ぜひ一度その目でご覧いただきたい。
『呪怨』は、2000年に発売された清水崇監督・脚本によるホラーのビデオ作品。また、のちに映画版や、ハリウッドにてリメイク版が作られているほか、2016年には『リング』で有名な貞子とのコラボ作品である『貞子VS伽椰子』も作られた。本作は2003年に公開された劇場版『呪怨』。呪怨とは強い怨念を抱いて死んだモノの呪いの意味であり、本作では呪われた家に住んでいる徳永家を中心に、主人公・仁科理佳(奥菜恵)や周囲の人々に訪れる悲劇が描かれている。なお、呪怨の元凶である佐伯伽椰子(藤貴子)やその息子・俊雄(小山僚太)の姿がとにかく怖くて、忘れることができなくなるほどだ。仁科理佳は、光ヶ丘総合福祉センターで介護ボランティアをしている女子大生。ある日、寝たきりの老女・徳永幸枝(磯村千花子)を介護するために徳永家へ訪問する。なんとなく不気味な印象を抱いている理佳は、返事のない徳永家の中に入っていく。そこにはひとり幸枝がいたため、理佳は彼女の介護をしたり、家の掃除を手伝ったりしていた。そして、2階に掃除機を持って行ったときに、なにやら不審な物音を耳にする理佳。その物音のする部屋に入ると、目の前にはガムテープで閉じられた襖がある。カリカリと引っかくような音がする襖。理佳はガムテープをはがして、襖を開けようとするのだが…。
『GOEMON(ゴエモン)』は、2009年に公開された日本のアクション映画。監督は『CASSHERN(キャシャーン)』で映画監督デビューを果たした紀里谷和明で、紀里谷の得意分野であるCG制作に1年もの歳月を費やして完成させた力作である。ふんだんに盛り込まれたCG技術によって、登場人物たちのアクションシーンはダイナミックで迫力あるものとなっている。ときは戦国時代末期――。本能寺の変により明智光秀(紀里谷和明)に織田信長(中村橋之助)が暗殺され、豊臣秀吉(奥田瑛二)が天下人に上り詰めようとしているときの話である。巷では天下の大泥棒・石川五右衛門(江口洋介)が、金持ちから金銀財宝を盗んでは貧しい人々に分け与えていると噂になっていた。その日も盗みを働く五右衛門。そして、豪商・紀伊国屋文左衛門(六平直政)の家に忍び込み、金や財宝以外に南蛮製の空の箱を盗んだ。五右衛門は価値のないものだと箱を捨てるが、実は歴史の重要な事実が示されていた。そのことを知った五右衛門は、再びその箱を入手するために奔走していくのであった。母を亡くした少年・小平太(深澤嵐)との出会い、五右衛門の宿敵・霧隠才蔵(大沢たかお)との戦い、天下人・豊臣秀吉への復讐など、スケールの大きいストーリーが繰り広げられる! 単なるアクション映画ではなく、人間ドラマも楽しめる作品といえるだろう!
2015年に公開された『きみはいい子』は、第37回モスクワ国際映画祭で最優秀アジア映画賞(NETPAC賞)を受賞し、文部科学省特別選定作品にも選ばれた。ある新興住宅街を舞台に、そこに暮らす人々が抱えるさまざまな事情を描いた中脇初枝の連作短編集が原作だ。老若男女いろいろな世代の人たちが抱える認知症、自閉症、育児放棄、児童虐待、学級崩壊などの問題を取り上げた原作短編集の中から、監督・呉美保は『サンタさんの来ない家』、『べっぴんさん』、『こんにちは、さようなら』の3作品に焦点を当てて映像化している。誠実で真面目な新米教師・岡野匡(高良健吾)は、子どもたちのためによかれと思ってしたことが、なぜか裏目に出てばかり。なかなか子どもたちとうまく触れ合うことができずに、自暴自棄になりつつあった。また、親から虐待を受けて育ち、トラウマを抱える主婦・水木雅美(尾野真千子)は、ついつい自分の娘にも手をあげてしまう日々を送っていた。「そんな自分の姿は他人には知られたくない」という思いから、ママ友の前ではなんとか体裁を保とうと無理をしている。もうひとりの主人公は、認知症を患ってスーパーでの買い物も大変な老人・佐々木あきこ(喜多道枝)であった。彼ら、彼女らはみんな同じ町に暮らし、それぞれが何かしらの悩みを持っている。そして、人との温かなつながりから再生と希望の物語がはじまる――。
2014年に日本で公開された『真夜中の五分前』は、小説家・本多孝好の恋愛小説『真夜中の五分前 five minutes to tomorrow(side-A side-B)』が原作の映画作品。監督は『世界の中心で、愛をさけぶ』などで知られる名匠・行定勲が務めている。日中合作映画である本作の主演には日中両方で絶大な人気を誇る三浦春馬が抜擢され、共演には『宮廷女官 若曦』の大ヒットしたリウ・シーシーや、台湾を代表する若手俳優のチャン・シャオチュアンが選ばれている。第19回釜山国際映画祭でワールドプレミア上演をおこない、中国では4,000スクリーン以上で上映されるという異例の規模となった。上海の時計店で働く時計修理士の日本人青年・リョウ(三浦春馬)は、ある日、ルオラン(リウ・シーシー)という美しく清楚な女性に出会う。彼女には容姿はほとんど同じだが、性格がまったく異なるルーメイ(リウ・シーシー)という双子の妹がいた。ルーメイには婚約者のティエルン(チャン・シャオチュアン)がいた。しかし、姉のルオランもティエルンに恋をしていたのだった…。この複雑な恋心を知ったリョウはルオランのことをやさしく受け止め、やがてふたりは恋人関係へと発展していく――。
2011年公開の『東京公園』は、小路幸也の名作恋愛小説『東京公園』を原作とする映画作品。監督は三島由紀夫賞を受賞したことがある青山真治で、主演は日本アカデミー賞新人俳優賞などを受賞している三浦春馬が務めた。第64回ロカルノ国際映画祭で金豹賞審査員特別賞を受賞し、第85回キネマ旬報ベスト・テンで第7位に選ばれた話題作である。カメラマンを志す大学生・志田光司(三浦春馬)が公園でいつものように家族写真を撮っていると、とある綺麗な女性(井川遥)の姿に釘付けになり、気づけば遠くから盗撮をしていた。歯科医である初島隆史(髙橋洋)にそのことを注意されるが、後日、その初島から「尾行写真を送ってほしい」という依頼を受ける。女性との関係すら明かさない初島の様子に、犯罪に関わりたくないと光司は一度断ろうとする。しかし、初島に懇願されたうえに「一日、二万円だそう」という好条件を出され、その女性を気になっていた光司は依頼を引き受けることにする。やがて、幼なじみの富永美優(榮倉奈々)や義姉の志田美咲(小西真奈美)にバレて心配されるなか、光司の尾行写真を撮る日々が幕を開ける。はたしてその尾行生活の先にはいったいどのような未来が待ち受けているのだろうか――?
異種族のムフフなお店を調査する――!『異種族レビュアーズ』は、ニコニコ漫画『ドラドラしゃーぷ#』で連載されている原作・天原、作画・mashaによる成人向け漫画を原作とするTVアニメ作品。さまざまな種族が暮らす異世界で、エロの知識が豊富な冒険者たちが、ソープ街のお店を片っ端からレビューしまくる。TOKYO MXなどでも放送されていたが、放送中止になるほどの問題作だ。人間、エルフ、獣人、妖精をはじめとする異種族が暮らす世界。さまざまな種族がいるからには、当然ムフフなお店の種類も数限りなく存在する。そうしたお店で働くのは、通称「サキュ嬢」と呼ばれているサキュバスの女の子たちであった――。そんなサキュバス街の片隅に、ふたりの冒険者の姿があった。人間のスタンク(間島淳司)とエルフのゼル(小林裕介)である。スタンクはゼルと顔を合わせるなり500歳のエルフ美女との一夜を自慢するが、ゼルはげんなりした顔で「500歳ってババアじゃないか!」と答える。一方、ゼルが熱を上げる50歳の人間の女性には、今度はスタンクが顔をしかめる。いったいどっちの感性が間違っているのか…? ひょんな言い争いから、ふたりは仲間たちとともにサキュバス街のレビューをはじめることになる。
ファンタジー系VRMMOに超大型新人が現れる――!?2020年1月から放送開始の『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。』は、小説投稿サイト「小説家になろう」で連載されている夕蜜柑の同名小説を原作とするTVアニメ作品。キャラクター原案は狐印が務め、監督は大沼心と湊未來、シリーズ構成は志茂文彦が担当している。アニメーション制作は『賢者の孫』などを手掛けたSILVER LINK.だ。リアルなファンタジー世界を楽しめる次世代VRMMO「NewWorld Online」。サービス開始直後から多数のプレイヤーがログインする中、友達に勧められてプレイすることになったゲーム初心者の女子高生・本条楓(本渡楓)は、ゲームの知識が乏しいゆえ、キャラの設定を考えあぐねていた。結局、「痛いのは嫌だから」という理由だけで、あらゆるステータスポイントを防御力に極振りするという暴挙に出る。これが異常なまでの防御力をもった大盾使い「メイプル」が誕生する瞬間だった――。この物語はやがて<歩く要塞>と呼ばれることになる彼女と、仲間たちによる楽しい異世界ファンタジーだ!
地学系女子(ジオジョ)のきらきらスクールライフ!『恋する小惑星(アステロイド)』は芳文社「まんがタイムきららキャラット」で連載されている漫画化・Quroの同名漫画を原作とするTVアニメ。高校の地学部を舞台に、天文学や地質学に興味をもつ女子高生たちがそれぞれの夢に向かって奮闘する青春物語だ。監督を平牧大輔、シリーズ構成を山田由香、アニメーション制作を動画工房が務めている。高校に入学したばかりの木ノ幡みら(高柳知葉)は、幼いころに“アオ”と名乗る同い年の子と交わした「小惑星を見つける」という約束を果たすために天文部に入部しようとしていた。ところが、部活動のパンフレットには「天文部」がない…。愕然とするミラだったが、今は地質研究会と合併して「地学部」になっていることを知るのだった――。地学部の部室を訪れたみらは、そこで運命的な再会を果たす。なんと同じ1年生の新入部員・真中あお(山口愛)が、幼いころに小惑星を見つける約束をしたあの“アオ”だったのだ! 再会を喜ぶふたりは、あらためて「小惑星を見つける」という夢を確認し合うのだった。そんな彼女たちは、やがて個性豊かな地学部の面々とともに石ころハンティングをしたり、星空観察会をしたり、地学部の会報を作ったり、学園祭で地学をテーマにしたカフェを開いたりと、充実した地学系女子(ジオジョ)ライフを送ることになっていく――!
《数字》に支配された世界に抗え!『プランダラ』は、KADOKAWA「月刊少年エース」で連載されている水無月すうの漫画作品。あらゆるものが《数字》に支配された世界を舞台に、「伝説の撃墜王」を探している少女と、仮面で正体を隠している謎の男によるバトルアクション漫画である。TVアニメ版は2020年1月8日よりTOKYO MXなどで放送が開始された。すべてが《数字》に支配された世界、アルシア――。そこに暮らす人々は皆、身体のどこかに刻まれた《数字》にとらわれて生きている。《数字》はその人が人生において果たすべき役割をカウントしたもの。そして、その《数字》に関してふたつのルールが決まっていた。ひとつは自分より《数字》が大きい者には絶対に逆らえないことと。もうひとつは《数字》がゼロになると、地面に現れた深淵に飲み込まれて「アビス送り」になること。誰ひとりとして、この理不尽なルールに抗えずにいた。そんな世界で、かつて「アビス送り」になった母の遺言に従い、5年もの間「伝説の撃墜王」を探して旅を続けてきた少女・陽菜(本泉莉奈)は、ある街で珍妙な仮面をつけた青年・リヒトー=バッハ(中島ヨシキ)と出会う。リヒトーこそが探していた「撃墜王」ではないかと思った陽菜は、彼と行動をともにするようになる。このふたりの出会いをきっかけに、やがてこの理不尽な世界の秘密が明らかになっていく。
ラップバトルで学園の底辺からのし上がれ!エイベックスピクチャーズが豪華イラストレーター&アーティストとともに送る、次世代バーチャルラップユニット企画「言霊少女プロジェクト」のWEBアニメ作品。四人の個性豊かな女子高生VTuberがユニットを組み、ラップバトルで学園の頂点を目指す!生徒全員がスターの卵という芸能界の名門校「聖ヒエラルキー学園」。ここにはきらびやかな舞台で活躍を続けるトップクラスの生徒から、まったく仕事の依頼がこない底辺の生徒まで、さまざまなランクの生徒たちがいる。そんな学園の底辺中の底辺に属する四人の女子生徒、向田らいむ(齋藤亜里菜)、与謝野詩歌(田上真里奈)、川端ひまわり(塩出美彩希)、ヴィルヌーヴ千愛梨(天野萌)は、いつものように寮の地下にある物置にいた。普段、自分たちよりも格上の生徒たちからバカにされ続けている彼女たちにとって、その物置は学園の中で唯一落ち着ける場所であった。今日もしょうもない話で盛り上がる四人。しかし、学園でラップバトル選手権が開催されることを聞きつけ、これに優勝して学園の底辺から一気にトップ層へとのし上がることを思いつく。「今までバカにしていた同級生を見返してやりたい!」という思いから四人はそれぞれの個性を掘り下げながら、ラップの腕を磨いていくことになる。はたして彼女たちはラップバトルを勝ち進むことができるのか――!?
『Misfits/ミスフィッツ-俺たちエスパー!』は2009年から放送が開始されたイギリスの大人気SFサスペンスドラマシリーズ。その「シーズン1」である本作は全6話で構成されている。2010年にはイギリスのアカデミー賞である“BAFTA(バフタ)”でベスト・ドラマ賞を受賞しているなど、イギリスを中心に世界中で注目を集めているテレビドラマ作品だ。ネイサン(ロバート・シーハン)、カーティス(ネイサン・スチュワート=ジャレット)、ケリー(ローレン・ソシャ)、アリーシャ(アントニア・トーマス)、サイモン(イワン・リオン)たち不良少年少女は、その日、保護観察官の監視の下で社会奉仕活動をしていた。しかし、突然天候が悪化して巨大なヒョウが降りはじめたため非難するが、途中で雷に打たれてしまう。奇跡的に全員生き残ることができたが、五人の中で“サイキック・パワー”が目覚めるのだった。翌日、公民館に集まった彼らのもとに保護観察官のトニーが現れる。しかし、彼は昨日の悪天候が原因でおかしくなってしまいケリーに襲いかかる。ケリーは自身の身を守るためにトニーを殺してしまう。不良の話は信じて貰えない…。五人はそのように結論を出すと、トニーの死体を埋めることにした。そして、トニーの代わりにやってきた保護観察官は、トニーの婚約者・サリーだった。ここから不良たちが死体を隠すためのストーリーがはじまる…。
イギリスのアカデミー賞“BAFTA(バフタ)”を受賞した大人気SFテレビドラマシリーズ『Misfits/ミスフィッツ-俺たちエスパー!』の第2シーズン。本作は2010年に放送が開始され、全7話で構成されている。前作で公民館に現れたカルト集団のリーダー・レイチェルの催眠から解放された不良少年少女たちだが、本作では新たな問題が訪れるのだった――。公民館で開かれていたアートセラピーに参加していた“透明人間”の能力を持つサイモン(イワン・リオン)。そこで精神病院時代の知り合いであるルーシーと再会する。ネイサン(ロバート・シーハン)、カーティス(ネイサン・スチュワート=ジャレット)、ケリー(ローレン・ソシャ)、アリーシャ(アントニア・トーマス)たちに精神病院へ入院していたことを知られたくないサイモン。そのため、ルーシーに対して冷たい態度をとってしまう。サイモンに好意を抱いていたルーシーは、そんな彼の態度にひどく傷つく。そして、ルーシーは“自分の姿を自由に変えられる能力”を使ってサイモンに復讐することを誓う。なにも知らずに仲間のもとへ戻るサイモン。しかし、ルーシーは仲間たちに変身して混乱させ、ついには保護観察官を殺させてしまうのだった。新たなサイキッカーを前に、ネイサンやサイモンたちはどのようにこのピンチを乗り切るのだろうか――?
『Misfits/ミスフィッツ-俺たちエスパー!』はイギリスのチャンネル4が制作している大人気SFテレビドラマシリーズ。本作「シーズン3」は2011年に放送が開始されて、全8話で構成されている。前作までメインキャストを務めていたロバート・シーハンはゲスト出演となり、代わりにジョセフ・ギルガンが新メンバーのルディ役として登場する。前シーズンの後半で登場した超能力の販売店。そこでカーティス(ネイサン・スチュワート=ジャレット)、ケリー(ローレン・ソシャ)、アリーシャ(アントニア・トーマス)、サイモン(イワン・リオン)の四人は新しい超能力を手に入れていた。そんなネイサン(ロバート・シーハン)の抜けた不良少年少女のもとに新たな不良少年が加わる。名前はルディ(ジョセフ・ギルガン)。彼もまた、ポジティブでイケイケのルディとネガティブだが心優しいルディの“ふたりに分裂する能力”を持っているサイキッカーであった。仲間になった一同はパブに訪れていた。そこでルディは心優しい彼で女性をナンパして、いい雰囲気になる。しかし、その女性が席を離れた瞬間に、イケイケのルディが別の女性を口説いていた。その光景を目にした女性は、自身の超能力を使って時間を止めてしまい…。新たな超能力と新たな仲間が加わり、さらにストーリーは面白さを増していく――!
『Misfits/ミスフィッツ-俺たちエスパー!』は、2010年に英国アカデミー賞“BAFTA(バフタ)”のベスト・ドラマ賞を受賞した大人気SFテレビドラマシリーズ。本作「シーズン4」は2012年に放送されており、全8話で構成されている。ケリー役のローレン・ソシャ、アリーシャ役のアントニア・トーマス、サイモン役のイワン・リオンが降板して、本作から新たなメンバーをふたり迎えている。カーティス(ネイサン・スチュワート=ジャレット)とルディ(ジョセフ・ギルガン)、セス(マシュー・マクナルティ)たち不良少年は、現金を手に入れるために男性を公民館に監禁していた。しかし、そこへ社会奉仕活動のためにジェス(カーラ・クローム)とフィン(ネイサン・マクマレン)がやってきてしまう。ルディは保護観察官だと偽ってその場をやり過ごそうとする。しかし、不自然に思ったジェスは、透視能力をつかって部屋の冷蔵庫に誰かが閉じ込められていることを突き止める。そして、ジェスはフィンと一緒に冷蔵庫のなかに入っていた人を助けるが、助けられたのは不良少年のひとり・カーティスだった――? そこへルディが戻ってきて…。その一方で、新たな敵“黙示録の四騎士”が現れて、世界に地獄が訪れようとしていた。新たな仲間を迎えた不良少年少女たちは、これまで以上の脅威と困難に対してどのように立ち向かうのだろうか――?
イギリスの大人気SFテレビドラマシリーズ『Misfits/ミスフィッツ-俺たちエスパー!』。2009年から放送が開始され、2010年には英国アカデミー賞“BAFTA(バフタ)”のベスト・ドラマ賞を受賞した本作だが、今シーズンでとうとう最終シーズンとなる。第5シーズンは2013年に放送され、全8話で構成されている。前シーズンでカーティス役のネイサン・スチュワート=ジャレットとセス役のマシュー・マクナルティが降板し、本作から「シーズン4」で登場したナターシャ・オキーフとマット・ストーキーが新たにメインキャストとして出演する。最終シーズンながら新しいキャストの活躍とストーリーの展開から目が離せない!不良少年少女たちが雷に打たれて超能力を開花させてから1年が経とうとしていた――。そんなある日、肺移植を受けて入院中のアレックス(マット・ストーキー)のもとにひとりの女性が訪ねてくる。その女性は彼の持つ“セックスをすることで相手の超能力を消滅させる能力”を使って自分の超能力を取り除いてほしいと頼んだのだった。そのころ、“ものを動かす能力”を持つフィン(ネイサン・マクマレン)は怪しいボーイスカウト集団につかまって悪魔の手先にされており、“ふたりの人物”を持つルディ(ジョセフ・ギルガン)は超能力者の会に参加していた。超能力者たちはそれぞれがそれぞれの道を歩もうとしていた――。
韓国で2017年に公開され、翌年に日本で公開された『リアル』。韓国の観光産業などで有名な大手財閥「パラダイスグループ」が約11億円もの制作費を出資したり、イケメンの新人監督であるイ・サランを起用したりしたことで、公開前から多くの話題を呼んでいた。主人公はドラマ『星から来たあなた』や『太陽を抱く月』、映画『シークレット・ミッション』などの人気作品で主演をつとめたキム・スヒョン。本作は彼の入隊前最後の主演作品としても話題になり、ヒロインのチェ・ジンリとのセクシーシーンも注目を集めていた。数々の事業で成功して富を築き、華やかな日々を送っているチャン・テヨン(キム・スヒョン)。彼は韓国のカジノ界を掌握するという野望を抱いていた。ある日、テヨンが経営するラグジュアリーカジノ「シエスタ」に、カジノの利権を狙うギャンググループのボスであるチョ・ウォングン(ソン・ドンイル)が現れる。「シエスタ」を救うため、投資家を探し回るテヨン。そんな彼の前に謎多き協力者「仮面の男」が現れるのだが、その男の名はテヨンと同姓同名、そして容姿まで瓜二つであった。果たして彼の正体はいったい…?
『モノクローム・ファクター』は、空廼カイリの同名コミックが原作のアニメ作品。漫画は「コミックブレイドMASAMUNE」にて2004年から2007年まで連載後、「月刊コミックアヴァルス」に移籍し2011年まで連載していた。コミックは全11巻。アニメは2008年4から9月までテレビ東京系で放映されており、全24話で構成されている。学校もさぼりがちで、何か物足りないと感じている高校生・二階堂昶(小野大輔)。ある日、昶は学校の帰り道で黒いスーツにシルクハットをかぶった明らかに怪しい人物に出会う。その人物は白銀(諏訪部順一)と名乗り、「ずっとキミを探していた」と怪しげなことをいう。そして、今夜10時に学校へ来るよう伝えると、白銀はその場を去っていった。夜になり、昶はクラスメイトの鈴野綾(浅野真澄)と浅村賢吾(神谷浩史)と学校を訪れる。しかし三人は黒い影のような化け物“コクチ”に襲われてしまう。そして、この危機的状況下で再び現れた白銀は「この場を抜け出すために自分とひとつになれ」と昶にいうのだった。こうしてキスを通じてひとつになった昶と白銀のふたりは、世界に光と闇のバランスを取り戻すための戦いに臨むのだった――。
『おれは鉄兵』は『あしたのジョー』や『明日天気になあれ』で有名な漫画家・ちばてつやの剣道を題材にしたスポーツ漫画。講談社「週刊少年マガジン」で1973年から1980年まで連載されており、コミックは全31巻刊行されている。アニメは全28話で構成されており、フジテレビ系列で1977年から1978年まで放送されていた。ある町で、真夜中に地雷探知機を持って電気屋の門をたたく少年がいた。電気屋が粗暴な感じの少年に名前を聞くと、その少年は「おれは鉄兵(野沢雅子)」と名乗る。鉄兵はその後も芋を盗んだり、学校で暴れたりする問題行為を繰り返していた。そんな彼を心配した高橋先生(矢代駿)は、鉄兵に家や学校のことを尋ねる。しかし、口を聞いてもらえず困り果てた高橋は、後日、学校へ来るよう迎えをよこすのだった。なんだかんだあって、学校へ乗り込むことになる鉄兵。そこで初めて剣道と出会うことになる。そこからさらに色々な出来事があって、ようやく鉄兵は剣道の道へと進むのだった。
2004年に公開された『CASSHERN(キャシャーン)』は、宇多田ヒカルなどのミュージックビデオの制作で知られる映像作家・紀里谷和明がはじめて監督として挑んだ長編映画。主題歌に当時結婚していた宇多田ヒカルの「誰かの願いが叶うころ」が起用され話題となった。原作は1973年から1974年に放送されていたタツノコプロのテレビアニメ『新造人間キャシャーン』。原作アニメのファンだったという紀里谷が、主要キャラクターの名前を引き継ぎ、ストーリーの構成や設定を大きくアレンジしている作品だ。ほぼ全編にわたりCG技術が使われており、色彩や質感などが美しい独特な雰囲気の映像世界が特徴となっている。ヨーロッパ連合と50年にもわたる長い戦争に勝利をおさめた大亜細亜連邦共和国。しかし、戦争が残した爪あとは人々を脅かし続けていた。核兵器や化学兵器、細菌兵器、戦争に使われた病原菌などがもたらす病気は、これまでの医療ではもはや治療が不可能だった――。そんな中で遺伝子工学の第一人者である東光太郎(寺尾聰)が提唱したのは、人間のあらゆる細胞を自在に造り出すことができる「新造細胞」理論であった。しかし、重い病気に苦しむ妻・ミドリ(樋口可南子)のために考え出したこの理論に基づく実験を援助したのは、軍の関係者たち…。果たして「新造細胞」が人間社会にもたらす影響とは――?
2015年に公開された森淳一監督の『リトル・フォレスト 冬・春』は、2014年に上映された『リトル・フォレスト 夏・秋』の続編にあたる映画作品。原作は、『魔女』や『海獣の子供』で文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞し、自然の風景や生き物を繊細かつ丁寧に描いた作品で知られる漫画家・五十嵐大介の『リトル・フォレスト』である。ロケ地は原作と同じ岩手県奥州市で約1年にわたってオールロケの撮影を敢行し、東北の美しい四季の移りかわりを映し出した作品となっている。主人公のいち子を演じた橋本愛は、劇中に登場する料理や農作業、自給自足の生活などのすべてを自ら実際におこなった。東北地方の山あいにある小さな村、小森。そこに住んでいたいち子(橋本愛)は、一度村を離れて街暮らしをしてみたものの、自分の居場所を見つけられず再び小森に帰ってきていた。そして、秋も終わりに差し掛かったころに、いち子のもとに1通の手紙が届いた。それは5年前、突然いち子の前から姿を消した母・福子(桐島かれん)からのものだった…。やがて迎える厳しい東北の冬の中、いち子は自分の人生を少しずつ見つめ直す。そして、春を迎えようとするころ、彼女は春じゃがいもを植え付けようか迷うのだった――。
『ライフ・オン・マーズ(Life on Mars)』は、2006年にイギリス国営放送BBC Oneで放送されたテレビドラマ作品。2006年に国際エミー賞ベスト・ドラマ賞を受賞しており、2008年にはアメリカで『ニューヨーク1973/LIFE ON MARS』として制作され、さらに韓国やスペイン、ロシア、チェコなどでリメイク版が作られるほどの人気ぶりだ。邦題のタイトルに使われた『時空刑事』のとおり、本シリーズは現代で活躍していたひとりの警察官が過去にタイムスリップしてしまうSFサスペンスドラマ。本作「シーズン2」では、シーズン1に引き続き主人公・サム(ジョン・シム)の警部補としての日々が描かれる。また、本作ではサムを現代へと引き戻すために、現代からある人物がやってくる。ある日、警部補のサムは3度目の強盗殺人事件が起きたことを耳にする。事件の被害者は某カジノ店の客。そこでサムは事件と関係がありそうなカジノへと乗り込む。しかし、そこで目にしたのは、30年後の世界(2006年)でサムの妻を殺したトニー・クレイン(マーク・ウォーレン)。さらに、のちの妻となるイヴとも出会うのだった。シリーズは終盤に向けてますます加速していく! はたしてサムは事件を解決できるのだろうか? そして、現代に戻ったときに、どのようなことを思うのだろうか?
『劇場版 生徒会役員共』は、2017年7月に公開された日本のアニメ映画。原作は2007年から講談社「マガジンSPECIAL」と「週刊少年マガジン」に連載されている氏家ト全のギャグ漫画『生徒会役員共』で、2010年と2014年にTVアニメ版が放送されている。本作はシリーズ初の劇場版アニメとして制作され、監督・シリーズ構成は金澤洪充、キャラクターデザインは古田誠、アニメーション制作はGoHandsと、テレビアニメ版の制作陣が継続。また、声優陣も変わらず、スクリーン上のキャラクターを演じる。女子校から共学校となった私立桜才学園。しかし、まだまだ女子生徒のほうが圧倒的に多く、524人いる女子生徒に対して男子生徒の人数はわずか28人。その“少数派”のひとり・津田タカトシ(浅沼晋太郎)は、生徒会長・天草シノ(日笠陽子)によって強制的に生徒会副会長に就任。書記の七条アリア(佐藤聡美)、会計の萩村スズ(矢作紗友里)といった個性豊かな生徒会メンバーとともに波乱万丈な学園生活を送っていた。ある日、シノは津田が英稜高校の生徒会長・魚見チヒロ(斎藤千和)から「私のところへ来ない」と誘いを受けているところを目撃する。すぐさま、アリアとスズに津田が転校の危機だと報告するシノ。三人は津田の転校を阻止するべく奔走するのだった。津田は桜才学園を去ってしまうのか!? どうなる、桜才学園生徒会!?
『美男高校地球防衛部HAPPY KISS!』は、2018年4月から7月までテレビ東京・テレビ大阪・AT-Xなどで放送されていたテレビアニメ作品。本作は『美男高校地球防衛部』シリーズの一作ではあるが、新キャラクターによる新シリーズとなっている。高松信司が監督・シリーズ構成を務めており、アニメーション制作はスタジオコメットが担当している。日本の北関東の眉難市にある眉難高校――。ここに通う修善寺鏡太郎(下鶴直幸)、霧島龍馬(小俣凌雅)、和倉七緒(石井孝英)、万座太子(安田陸矢)、道後一六(葉山翔太)の五人は、「地球防衛部」に所属している。しかし、「地球防衛部」とは名ばかりで、実際には何をするわけでもなく、平凡な日常をけだるく謳歌していた。ある日、五人は学校帰りに銭湯「黒玉湯」に立ち寄った。そこで魔法の国・ホニャラランドのホニャラ王家第一王子のカルルス(江口拓也)と出会う。「みなさんをハッピーに統治しに来ました」というカルルスは、防衛部員を勝手に“カルルス騎士団ハッピーキッス”に任命してしまう。こうして五人は謎の怪人と闘う使命を負ってしまうのだった――。ホニャラランドの後継者争いに巻き込まれていく五人はどうなってしまうのか――!?
『今日からマ王! R』は、喬林知の『まるマシリーズ』が原作の大人気TVアニメ『今日からマ王!』のOVA作品。全5巻ある本作は、TVアニメ版の第2期の放送終了後からリリースが開始された。2008年から放送された第3期へのイントロ要素も含まれている。キャラクターの声はTVアニメ版から引き続き、櫻井孝宏、森川智之、斎賀みつき、大塚明夫、井上和彦、宮田幸季といった人気声優が担当。また、監督は西村純二、アニメーション制作はスタジオディーンが担当するなど、制作陣もTVアニメ版と同じになっている。創主を消し去ることに成功し平和を取り戻した眞魔国では、27代目魔王・渋谷有利(櫻井孝宏)の帰還を祝して、展覧会、美人コンテスト、武闘大会など何でもありの競技大会が開催されるという。そこには眞魔国以外の人々も参加することになっているそうだ。競技大会当日、聖剣を持つ勇者・アルフォード(伊藤健太郎)など懐かしい顔ぶれも参加する中、眞魔国から姿を消してしまっていたアーダルベルト(てらそままさき)まで現れて大盛り上がり!しかし、その大会の喧騒に紛れて、城には財宝を狙う盗賊団が近づいていた…。有利たちは競技大会を無事終えることができるのか――!? そして、いったい誰が競技大会の優勝に輝くのだろうか?
『金色のコルダ~primo passo~』は、テレビ東京系で2006年10月から2007年3月まで放送されたテレビアニメ。全25話で構成されている。コーエーから発売されている女性向け恋愛シミュレーションゲーム『金色のコルダ』が原作となっている。高木礼子、谷山紀章、伊藤健太郎、福山潤、森田成一といった実力派声優がキャスティングされている。監督は『名探偵コナン』などを手掛けた於地紘仁が務め、シリーズ構成は『おジャ魔女どれみ』や『けいおん!』で知られる吉田玲子が担当する。音楽科と普通科が併設されている伝統校・星奏学院――。普通科に通う高校2年生・日野香穂子(高木礼子)は、ある日、学院に住む音楽の妖精・リリ(水橋かおり)と出会い「魔法のヴァイオリン」を受け取る。音楽に関して素人である香穂子だが、この魔法のヴァイオリンを手にしたことで学内コンクールに出場することになってしまう。香穂子が出場するコンクールは星奏学院の権威ある場所で、参加者も音楽科のエリートばかり…。できる限りいい結果を残せるよう、コンクールに向けてヴァイオリンの練習をしていく香穂子。しかし、その練習も苦難の連続で…。恋に友情に、音楽を通じて強まっていく絆――。香穂子が挑む学内コンクールの結果はどうなるのか!?
『ファイアーボーイズ~め組の大吾〜』は、2004年1月から3月までフジテレビ系列で放送されたTVドラマ。原作は曽田正人の人気漫画『め組の大吾』だが、ドラマ化にあたり大幅なアレンジが加わっている。主演は『ウォーターボーイズ』で一躍人気俳優の仲間入りを果たした山田孝之。また、内山理名、ミムラ、塚本高史、小西真奈美らが共演している。幼いころに火事に遭い、消防士に救出された過去を持つ朝比奈大吾(山田孝之)。自分を助けてくれた命の恩人と同じ消防士の道を志していた大吾が消防学校を卒業して配属されたのは、生まれ育った町・千国市にある千国消防署めだかヶ丘出張所――通称“め組”であった。め組には、しっかり者の機関員・園田まひる(内山理名)、新人救急隊員・近藤純(ミムラ)、大吾の消防学校の先輩・甘粕士郎(塚本高史)といった個性豊かな隊員たちがのんびりと待機している。しかし、人一倍正義感が強い大吾にとって、緊迫感なく待機している隊員たちの姿を見逃すことができず、所長の五味一(鹿賀丈史)に不満をぶつける。そのとき“め組”に出動命令が下る――。大吾は消防士として、そしてひとりの人間として、どのように成長していくのか!?
2009年から2014年まで放送されていた『ホワイトカラー』は、アメリカの刑事TVドラマシリーズ。全16話ある「シリーズ3」は、アメリカUSAネットワークで2011年6月から2012年2月まで放送されていた。本作は前シーズンの続きからはじまる。前シーズンの終盤、ナチスの略奪品を盗み、倉庫を爆破して美術品ごと焼失したように見せたのは、モジー(ウィリー・ガーソン)だった。しかし、爆破現場で“クライスラービルの絵”の燃えかすを拾ったFBI捜査官のピーター(ティム・ディケイ)は、元天才詐欺師・ニール(マット・ボマー)の部屋で同じ絵を見たことを理由にニールの仕業ではないかと疑う。ピーターはニールのことをウソ発見器にかけるが、結果はシロ。それでも、ニールへの疑いを晴らすことができないピーターは、密かに妻のエリザベス(ティファニー・ティーセン)に絵の鑑定をするよう依頼をしていた。一方、連邦準備銀行から6,000万ドルを盗んだローレンス(ニール・ジャクソン)から、密輸業者のゲイリー・ライデルに協力依頼の連絡が入る。実はこのゲイリーという名前はニールの別名。ピーターはニールに、この依頼を受けるように命じる。シーズン3に突入し、それぞれの“絆”に変化が訪れる。物語は衝撃の展開へ――。
『ホワイトカラー』は、マット・ボマー主演の大人気TVドラマシリーズ。本作「シリーズ4」は、アメリカで2012年7月10日から2013年3月5日まで放送していた。元天才詐欺師とFBI捜査官が異色のタッグを組み、ニューヨークに蔓延する知的犯罪の解決に挑む。前シーズン、FBI捜査官・ピーター(ティム・ディケイ)の指示でニューヨークから逃亡した天才詐欺師・ニール(マット・ボマー)はアメリカと犯罪者の引き渡し協定がなく、FBIに捕まる心配のないカーボベルデ共和国で、仕事仲間のモジー(ウィリー・ガーソン)とともに本名を隠して優雅に暮らしていた。一方、ニューヨークには、FBI国際業務担当捜査官のコリンズ(メキ・ファイファー)がやってきていた。ニールの逃亡にピーターが関与していると睨むコリンズ。それを危険に思ったピーターはニールの行方を捜していたところ、カーボベルデにいることを突き止める。ピーターはカーボベルデに向かい、ニールと落ち合って逃亡を計画する。しかし、コリンズがニールに懸賞金を懸けたことで、ニールたちはカーボベルデの若者たちに追われることとなり…。ニールとピーターは無事逃げ切ることができるのか――!?ニールの過去も明らかになるシーズン4。そのことで生じる人間関係の変化にも期待…!?
『ホワイトカラー シーズン5』は、アメリカで2013年10月17日から2014年1月30日まで放送されていたクライムサスペンスドラマ。元天才詐欺師とFBI捜査官のコンビが、知的犯罪ファイルに立ち向かっていく人気TVシリーズである。前シーズンの最後に殺人容疑で逮捕されたFBI捜査官のピーター(ティム・ディケイ)。元犯罪者のニール(マット・ボマー)は、ピーターを助けるための方法をいろいろと考えていた。そんなとき、ニールのもとに「ピーターを助ける」という謎のメールが届き、オペラハウスに呼び出される。メールの送り主は以前ニールが捕まえたカーティス・ヘイガン(マーク・シェパード)であった。美術品の修復技術をもつヘイガンは、服役中の身でありながらも、監視のもと刑務所の外で仕事をしていたのだ。彼は、知り合いの連邦検事にピーターを釈放するように口利きするので、その代わりにあるものを盗み出してほしいとニールに依頼をする。ヘイガンの話を怪しむニールだったが、ピーターを助け出すために提案を受け入れるのだが…。はたしてニールはピーターを釈放することはできるのか!?今までさまざまな困難を乗り越えてきたニール。しかし「シーズン5」では衝撃的な展開が待ち受ける――!
人は彼らをゴリラと呼ぶ――!『ゴリラ・警視庁捜査第8班』は、石原プロとテレビ朝日による刑事アクションドラマ。主演は製作総指揮も兼任した渡哲也が務め、共演には舘ひろしや神田正輝、谷川竜太郎といった石原プロ所属の俳優が多数出演している。テレビ朝日で1989年4月から1990年4月まで放送され、全46話で構成されている。脚本は峯尾基三や倉本聰たちが担当している。元警視庁捜査第一課の倉本省(渡哲也)。刑事を辞めた倉本は西伊豆の漁村で静かに暮らしていたが、そこへ刑事の塩田直次郎(谷啓)と谷川竜太郎(谷川竜)がやって来る。彼らは警視庁刑事部長の麻生公義(鈴木瑞穂)の命令で、倉本に現場へ復帰するよう伝えに来たのだった。倉本を現場に戻したい理由は、台北で大手ゼネコン勤務の日本人夫妻が誘拐されたからだ。しかも犯人グループのボスは、かつて倉本が逮捕に失敗した秋葉礼次(原田芳雄)。それでも復職を渋る倉本であったが、そんなときに犯行グループの襲撃によって漁師仲間と平穏な生活を奪われてしまう――。そのことで目が覚めた倉本は復職を誓う!1989年4月。こうして警視庁捜査第8班、通称“ゴリラ”が誕生した。グリーンカードと呼ばれる“殺人許可証”を所持し、いかなる事件にも介入する絶対的権限を持つ“ゴリラ”の命を賭した戦いがここからはじまる。
長澤まさみが自堕落な母親を演じ、話題となった映画『MOTHER マザー』。今作は実際に起きた事件から影響を受けており、浪費癖を持つ母と虐待されて育った息子を描いた、胸を打つ映画となっている。監督は『セトウツミ』や『星の子』を手がけた、大森立嗣。容赦なく描かれる母子の絶望的な状況、そして彼女たちを取り巻く人間関係に注目だ。三隅秋子(長澤まさみ)は、ひとり息子の周平(郡司翔)を連れて、生活に必要な金を借りに実家を訪れる。しかし、浪費癖のある秋子は親や妹から借りた金を返済せず、そのほとんどをパチンコに使っていた。もちろん両親は金を貸してくれず、ふたりは行く当てもなくゲームセンターへと流れつく。そこで偶然出会った、現役ホストの川田(阿部サダヲ)と秋子が意気投合。ふたりは結婚することになるが、川田は次第に周平や秋子に対して暴力をふるうようになる。ついに川田との子どもを妊娠した秋子だったが、当の川田に突き放され、ふたりは路頭に迷うことになってしまう。
フジテレビ系「月9」枠で放送されていた『SUITS/スーツ』は、敏腕弁護士×天才フリーターがタッグを組み、クライアントに“勝訴”の二文字を届けるドラマ作品。原作はアメリカの大人気リーガルドラマ『SUITS/スーツ』。主演は実に10年ぶりに月9の主演を務める織田裕二、そして織田の相棒役にはHey! Say! JUMPの中島裕翔が抜擢された。「幸村・上杉法律事務所」の稼ぎ頭である敏腕弁護士・甲斐正午(織田裕二)。ある日、上司の幸村チカ(鈴木保奈美)にシニアパートナーへ昇格してくれるよう話をすると、若手弁護士“アソシエイト”を雇うよう条件を出される。甲斐は仕方なく面接をおこなうことにした。同じ頃、祖母の鈴木結衣(田島令子)を介護施設にいれるお金のために悪事に手を染めていた鈴木大貴(中島裕翔)が、甲斐の面接会場へと逃げ込んできた。大貴の事情に興味を持った甲斐が面接をすると、彼は六法全書を2回読んだだけで記憶できる天才だとわかる。甲斐はさっそく大貴を雇い、“大輔”に改名させて自分のアソシエイトとした。しかし、以前甲斐と対立したことがある木次谷公一(橋本さとし)が、甲斐の捏造について気づいてしまい事態は急展開を迎えることに…。さて敏腕弁護士×天才フリーターの最強タッグは、この問題をどう乗り切るのだろうか――?
主人公は女装をした家政婦、つまり家政夫――!?2016年にテレビ朝日系列で放送された『家政婦のミタゾノ』は、松嶋菜々子主演の人気ドラマ『家政婦のミタ』ではなく、TOKIOの松岡昌宏が主演を務めるTVドラマ。2018年に第2期、2019年に第3期、2020年に第4期が放送されるなど、人気TVドラマシリーズとなっている。1話完結型のコミカルなストーリーで、本作は全8話で構成されている。手ごろな価格で家政婦を派遣している「むすび家政婦紹介所」。そこで働く三田園薫(松岡昌宏)は、料理・洗濯・掃除などの家事スキルは申し分ないのだが、女装をした“家政夫”であった。しかも、無口・無表情で何を考えているか分からず「謎が多い」という一面もある。そんな“ミタゾノ”の趣味は、なんと派遣先の家庭の問題を炙り出して“家庭を崩壊させる”ということ。実は、彼女は家庭にうずまく秘密を知ると、思わず暴きたくなり、家庭を一掃する性格を持つというダークヒーロー顔負けの「トンデモ家政夫」だったのである――!しかし、秘密を暴露された家庭は崩壊するものの、「家族の絆が深まる」などいい結果になるらしい…。はたして今日は“ミタゾノ”はどんな家庭を壊すのだろうか?
フリーホラーゲーム「青鬼」完成度の高さと怖さから話題になり、小説化や漫画化、舞台化、アニメ化などのメディアミックス展開がされている人気作。2014年に公開された小林大介監督の『青鬼-アオオニ-』もそのひとつで、「青鬼」を原作とする実写映画化作品である。AKB48の入山杏奈が主演で、須賀健太、聖也、陳内将、古畑星夏、尾関陸が共演している。本作はゲームと同じように“閉ざされた施設からの脱出”が目的となっている。施設内に登場する謎の化け物・青鬼は非常にリアルで、追いかけられるシーンはとても怖く、ホラー要素が多いことが特徴。そして、青鬼に捕まったら最後…グロテスクな展開が待っている。主人公・堀川杏奈(入山杏奈)は、転校生のシュン(須賀健太)と河原で遊んでいた。しかし、シュンは杏奈と別れたのちに不良の卓郎(陳内将)と出会い暴行を受ける。その後、卓郎たちは大きな箱をもって化け物が出るという古い洋館に向かってしまった。卓郎たちのあとをつけていった杏奈。しかし彼女が洋館に入ると、突如扉が閉まり出られなくなってしまう。携帯電話も使えなくなり、助けを呼べなくなった杏奈たち。そのとき洋館に住み着いた青鬼が、杏奈たちを襲ってきたのだった。はたして杏奈たちは青鬼から逃れ、洋館を脱出することができるのだろうか――?
『252 生存者あり』は、2008年に公開された監督・水田伸生のパニック映画。製作費17億円をかけた大作で、首都直下型地震後に起きた自然災害をハリウッド級のダイナミックな映像で描いく。主演には『海猿』で一躍人気スターの仲間入りを果たした伊藤英明を迎え、共演には内野聖陽や山田孝之、香椎由宇、木村祐一などが顔を並べている。本作の見所は、高波によって地下鉄の構内に閉じ込められた不安を抱える人々と、その人たちを全力で助けようとするハイパーレスキュー隊の双方の人間模様が描かれているところ。また、映画のタイトルである“252”の救難信号も映画の要所で使われているところだ。首都直下型地震に見舞われた東京――。復興を遂げようとする最中、地震の影響で観測史上最大規模の巨大台風が発生していた。そのころ、篠原祐司(伊藤英明)は妻・由美(桜井幸子)に会うため銀座に向かっていた。しかしその途中、巨大な雹が降りはじめ人々は地下鉄に殺到。さらに地下鉄内には巨大な高波による水が押し寄せてきたのだった。篠原祐司たち生き残った人々は、地下鉄に閉じ込められてしまう。自然災害から逃れつつ、地上に向けて“252(要救援者あり)”と信号を送り続ける人々。一方、台風が迫りくるなか、必死に救助を続ける救助隊。地震による地盤の緩みと台風による二次災害すら懸念されるなか、はたして祐司たちは無事に生還できるのだろうか――?
2007年に公開された『図鑑に載ってない虫』は、大人気ドラマ『時効警察』の監督である三木聡による映画作品。主演は『黄泉がえり』や『CASSHERN』などの伊勢谷友介で、共演者には松尾スズキ、菊地凛子、水野美紀、岩松了たちが顔を並べている。三木作品特有のギャグ要素と下ネタ要素が多く、少しサスペンス要素を含んだ脱力系コメディ作品となっている。美人編集長に「死にモドキ」を探すよう命令された主人公が、アル中でヘビースモーカーのエンドーや、リストカットマニアでSM嬢のサヨコと一緒に旅をする。「死にモドキ」を探す怪しい影も見られ、先の読めない不思議な物語となっている。主人公の俺(伊勢谷友介)は、月刊「黒い本」のフリーライター。そこの美人編集長(水野美紀)から「死にモドキ」を見つけ一度死んでから蘇生し、死後の世界の記事を書くように依頼される。俺は死んでまで記事を書くことを嫌がるも、結局は依頼を受けることになった。しかし、「死にモドキ」は噂があるのみで、どんなものかもまったくわからない。そのため俺は、個性的な仲間たちを引き連れて「死にモドキ」を探す旅に出るのだった。はたして俺は「死にモドキ」を見つけて、無事に死後の世界の記事を書くことができるのであろうか?
2008年に公開された『地球が静止する日』は、1951年にロバート・ワイズ監督によって制作された同名SF映画のリメイク作品。ストーリーを一新し、最新のCG技術を導入している。主演は『スピード』や『マトリックス』で有名なキアヌ・リーヴスが務める。本作で描かれるのは、地球に飛来した飛行物体から現れた“未知の科学力を持つ宇宙人”に対する地球人の葛藤。また、宇宙からの使者・クラトゥと宇宙生物学者・ヘレンとの交流だ。地球最後の日へと進む中で、地球を救うために奔走するSFサスペンス作品となっている。ある日、プリンストン大学宇宙生物学教授のヘレン・ベンソン(ジェニファー・コネリー)は軍に呼び出される。理由は、地球に高速で飛来する隕石の対策のため。しかし隕石は衝突せず、中からは宇宙人らしき生命体と巨人のような物体が現れる――。巨人なような物体は、一度未知なる力を使ったのちに沈黙。数日で急激に人の形に変化してからは「クラトゥ(キアヌ・リーヴス)」と名乗り、何らかの使命を持って行動しはじめた。ヘレンはクラトゥと一緒に行動し、クラトゥの目的を知っていく。はたしてクラトゥの目的は何なのか? そして、地球人と宇宙人は分かり合うことができるのであろうか――?
『魔法少女隊アルス』は、2004年4月9日から2005年3月25日までNHK教育「天才ビットくん」内で放送されていたTVアニメ作品。原作は小学館「ちゃお」に連載されていた雨宮慶太の同名漫画で、監督は芦野芳晴、シリーズ構成・脚本は小原信治、キャラクターデザインは中山大輔が務めている。また、アニメーション制作はSTUDIO 4℃が担当した。ある日、学校の校舎から転落した女の子・アルス(小島幸子)が目を覚ますと、そこには魔女の国が広がっていた。その不思議な世界を探索していた彼女は、ふと近くに妖精を見つけて行動をともにする。しかし、魔女たちがその妖精を狙っていたため、捕まえるのを邪魔したとみなされてアルスは魔女に捕まってしまった。魔女の国に来たのを夢だと思っていたアルスは、牢屋から出してもらう際に捕まっていた妖精たちをすべて逃がす。しかし、それは現実…。妖精は魔法の大事な素材であったため、魔女の国は大混乱を起こしてしまう。そして、アルスは再び魔女たちに捕まるのだった。その際、アルスを監視していたシーラ(桑島法子)とエバ(広橋涼)は、「アルスと一緒に妖精を逃がした罪」で大人になれない魔法にかけられてしまう。解いてもらうには妖精をすべて捕まえることだが、アルスは妖精を捕まえることに対して違和感を覚えていた――。
2012年10月に公開された東映『宇宙刑事ギャバンTHE MOVIE』は、『宇宙刑事ギャバン』の誕生30周年を記念して制作された初の単独オリジナル映画。本作の主人公は石垣佑磨扮する十文字撃。また、1982年放送の『宇宙刑事ギャバン』で大葉健二が演じた一条寺烈は特務刑事として登場し、Wギャバンが夢の共演を果たすことで話題になった。さらに二大宇宙刑事のシャリバンとシャイダーも新世代が登場。日向快役を三浦力が、烏丸舟役を岩永洋昭が演じる。また、森田涼花や穂花(下村愛)といったヒーロー特撮作品の出演者やコム長官役の西沢利明も出演する。主題歌の「宇宙刑事ギャバン」と「宇宙刑事ギャバン-type G-」を歌うのは「アニソン界の超人」として知られている串田アキラだ。宇宙刑事ギャバンにより壊滅した宇宙犯罪組織・マクー。しかし、そのマクーの残党が宇宙物理学研究開発機構「SARD」を襲撃する。「SARD」に勤務する河井衣月(滝裕可里)も襲われるが、そこに宇宙刑事ギャバンが現れマクーの残党を撃退。間一髪のところで難を逃れる。ギャバンが変身を解除すると、スペースシャトル「かなた」で火星へと向かったが、行方不明となった日本人宇宙飛行士・十文字撃(石垣佑磨)が立っていた…! 幼なじみ同士の再開を喜ぶのも束の間、一同はマクーが「SARD」からある情報を盗み出しているのを知るのだった――。
イケメン男子高校生と保健室の新任先生のラブストーリーがはじまる――。『先生は俺のもの』は、小説投稿サイト「魔法のiらんど」に連載されていた未衣の恋愛小説。漫画家・チカによってコミック化されており、本作はその漫画作品を使った音声なしの「コミックアニメ」となっている。漫画を読むくらいのちょうどいいスピードでページがめくられていく。4月――。とある男子高校に、ひとりの女性・養護教諭が赴任してくる。彼女の名前は、広田奈津。童顔であどけなさの残る新米教師であり、赴任日におこなわれた全校生徒へのあいさつでは、健全な男子高校生のハートをわしづかみにするほどのかわいさを見せる。金髪の不良高校生・橘恭も、そんな彼女に一目惚れしてしまったひとり。今まで女遊びが盛んだった恭だが、奈津を目にしてからは本当の恋に目覚めて女関係を一切断ち切る。そして、時間があれば保健室に足を運んで、奈津との時間を楽しむようになっていた。ある日、恭は調子が悪いと感じて、奈津がいる保健室を訪れる。彼女の顔を見ているとさらにドキドキは高まり、不意に奈津のことをベッドへと押し倒してしまう――。
1988年に公開された『華の乱』は、小説家・永畑道子の『華の乱』と『夢のかけ橋』を原作とする映画作品。監督は『仁義なき戦い』などでおなじみの深作欣二が務め、主要キャストには吉永小百合、緒形拳、松田優作など、昭和を代表する俳優・女優が抜擢されている。ときは大正時代――。若き女性・晶子(吉永小百合)は情熱と希望に満ちあふれていた。しかし、その感情をすべて捨て、さらには友人・山川登美子(中田喜子)にまで嘘をつき、自分の詩の師匠である与謝野寛(緒形拳)に会いに行く。そして、妻子ある寛と晶子は結ばれる。月日が経ち、晶子は十一人の子宝に恵まれる。しかし、寛はうつ病にかかり、夫の世話と十一人の子どもの面倒、仕事をこなす苦労の日々を送っていた。そんな疲れ切ったある日のこと、晶子は作家である有島武郎(松田優作)と出会う。そのことがきっかけで晶子の人生は一変することになる――。革命期と呼ばれた明治・大正時代を生きた女性・与謝野晶子の生涯を綴った本作。彼女の視点から当時の社会運動や芸術運動の様子はいったいどのように見えていたのだろうか?
1982年に公開された『鬼龍院花子の生涯』は、鬼才・五社英雄が監督を務めた映画作品。原作は文藝春秋「別冊文藝春秋」に連載されていた直木賞受賞作家・宮尾登美子の同名小説であり、宮尾初の映像化作品である。脚本は高田宏治が務め、撮影は森田富士郎が担当している。また、主演には日本を代表する名俳優・仲代達矢を起用している。大正10年――。少年時代から数々の死闘をくぐりぬけてきた「鬼政」こと鬼龍院政五郎(仲代達矢)は、高知の紳商財閥にまで成長し華やかな生活を送っていた。しかし、妻・鬼龍院歌(岩下志麻)との間に子どもはできず、そのこともあり政五郎は何人もの妾を家に住まわせている。そんなある日、土佐の親分を務める政五郎は、12歳になる聡明そうな顔立ちの少女・松恵(仙道敦子)を養女として迎える。松恵の役目は政五郎に身の回りの世話のほか、政五郎の妾に対して「政五郎が妾の住む向い家に行く」と伝えることも役割となっていた。松恵を養女として引き取ってから1年後――。政五郎は妾のつる(佳那晃子)との間に娘をもうけ、花子(高杉かほり)と名付ける。しかし、この花子を授かったあたりから、政五郎の人生は大きく傾いていくこことなる…。
2001年に公開された『ムーラン・ルージュ』は、パリにあるキャバレーを舞台にしたミュージカル映画。監督は『華麗なるギャツビー』のバズ・ラーマンが務める。ミュージカル要素の取り入れ方が斬新で、ゴールデングローブ賞作品賞を受賞するほど高く評価されている。本作はニコール・キッドマン扮する愛くるしい女性と、ユアン・マクレガー扮する若き作家によるラブストーリーとなっており、マドンナ、ビートルズ、エルトン・ジョンなどの有名ミュージシャンの音楽に乗せて物語が目まぐるしく展開していくことが特徴となっている。イギリスの上流階級に生まれ育った作家志望のクリスチャン(ユアン・マクレガー)。父親の反対を押し切って華の都・パリのモンマルトルの安宿に暮らし、作家としてデビューするために“愛と自由”についての物語を書こうとしていた――。しかし物語を書こうとするも、恋愛経験の乏しさに頭打ちとなる。そんなクリスチャンだったが、ひょんなことからキャバレー“ムーラン・ルージュ”に雇われている作家・オードリー(デビッド・ウェナム)たちと知り合うことになる。ある日、ムーラン・ルージュに潜り込んだクリスチャン。そのとき、彼をキャバレーの新しいパトロンとして間違ってしまった花形スターのサティーン(ニコール・キッドマン)と恋に落ちるのだった。はたしてこの恋の行方はいったいどこに行くのだろうか――?
『パパが遺した物語』は、2015年に公開されたアメリカとイタリアの合作映画。監督は『幸せのちから』や『7つの贈り物』といったウィル・スミス主演映画を手掛けているガブリエレ・ムッチーノ。主演をラッセル・クロウが務め、アマンダ・セイフライド、ダイアン・クルーガー、カイリー・ロジャーズ、アーロン・ポールなどが共演している。1989年。ニューヨークに住むひとりの小説家・ジェイク(ラッセル・クロウ)は、大切な妻を失い失意のどん底へと落ちていた。しかし、心に傷を負いながらも、父親として妻との間に生まれた大切なひとり娘・ケイティ(カイリー・ロジャーズ)は育てなければならない。男手ひとつで女の子を育てるのは、容易なことではなかった。立ちはだかる困難や問題を何とか乗り越えながら、ジェイクは娘との出来事を小説『父と娘』として綴っていた――。25年経ったある日、心理学を学ぶケイティ(アマンダ・セイフライド)は、あることがきっかけで人が愛せなくなってしまっていた。そこにジェイクのことを敬愛する作家志望のキャメロン(アーロン・ポール)が現れ、少しずつケイティに変化が訪れるのだが…。これは小説家の父親と過ごした幼少期、そして大人になった現在の苦悩と葛藤を描いたヒューマンドラマである――。
『オーシャンズ』は、2009年にフランスで公開された映画作品。『WATARIDORI』で一躍有名となったジャック・ペラン監督による、世界中の海とそこに暮らしている生命体を収めたドキュメンタリー映画だ。日本語版のナビゲーターは女優の宮沢りえが務めている。4年以上の歳月をかけて、北極海から南極海まで、また海上から深海まで世界の海50か所で撮影された本作。絶滅危惧種を含む100種類以上もの生物を収めており、十分な見応えとなっている。その映像美は“今まさに海の中にいる”ような臨場感だといえるだろう。広大な海の世界に住む美しいサンゴ礁や小魚たち。冷たく冷え切る海の中を悠々自適に動き回る優美なマンタの姿が…。海の底へと沈んでいく様子が美しく、その雰囲気に圧倒される――。その先は人間たちが知らない、光さえ届かない真っ暗闇の深海の世界が待っていた。海上では猛スピードで泳ぎ、ひときわ高くジャンプするイルカたち。また、巨大なザトウクジラによる補色の姿に、野生生物のたくましさを感じる。そして、ある日の海岸で収められたウミガメの孵化…。数々の貴重なシーンを収めた、海洋ドキュメンタリー映画となっている。
2018年10月6日から12月5日までBSテレ東の「土曜ドラマ9枠」で放送されていたドラマ『サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻』。原作はミステリー小説家・佐藤青南が手がける『行動心理捜査官・楯岡絵麻』である。行動心理学を駆使して犯人を自供に導く女性刑事・楯岡絵麻を演じるのは、栗山千明。また、彼女の周りを固めるのは、白洲迅、野村修一、宇梶剛士、椎名香奈江たちである。主題歌にはThe Super Ballの「FUSEKI」が使われている。世間をにぎわせた女児誘拐事件から数日――。被疑者・崎田博史(佐伯大地)は黙秘を続けており、取調室からは崎田を自白させようとベテラン刑事・筒井道大(宇梶剛士)の怒鳴り声が聞こえていた。その様子は記録係・西野圭介(白洲迅)ですら、怖いと感じるものであった。しかし、それでも黙秘を続ける崎田…。そんなときに妖艶で美しい女性刑事・楯岡絵麻(栗山千明)が現れる。「取り調べを担当します。楯岡絵麻です」とやさしく微笑みかける楯岡。そんな彼女を前にした崎田は、少しずつ口をあけるようになり…。はたして女性刑事・楯岡絵麻は被疑者の口を割ることができるのか? これは人が嘘をつくときに0.2秒だけ現れる「マイクロジェスチャー」を見逃さない取り調べのスペシャリスト・楯岡絵麻の物語である――!
50年のときを経て明かされる、老いた母の真実の物語――。2012年に公開された『わが母の記』は、文豪・井上靖の同名小説を原作とする映画作品。第35回モントリオール世界映画祭・審査員特別グランプリなど数々のタイトルを受賞した名作だ。監督・脚本は『突入せよ!あさま山荘事件』などで知られる原田眞人が務め、キャストには役所広司、樹木希林、宮崎あおい、ミムラ(美村里江)たちが顔を並べている。昭和39年、家族総出で自著の出版準備をしていた作家の伊上洪作(役所広司)の下に、父親の訃報の知らせが届く。長男として葬儀を取り仕切る洪作だったが、ふと老いた母・八重(樹木希林)が妙な行動を繰り返していることに気づく。なんと認知症が進んでいたのだ――。日に日に会話が成り立たなくなり、ついには息子のことさえ分からなくなっていく八重。そんな彼女を前に、洪作は長年の疑念をぶつける。「おばあちゃんは、息子さんを郷里に置き去りにしたんですよね…?」。それは50年前に実母に捨てられたという記憶だった。実母と離れ離れになったあと、曽祖父の妾・おぬいばあさんとともに孤独な幼少期を過ごした洪作は、これまで八重と向き合うことを避け続けていた。しかし、やがて八重の口から明かされる50年越しの真実を聞き、洪作は涙することになる…。
あなたの「片想い」を聞かせてください――。2016年公開の『全員、片想い』は、八つの「片想い」を集めた恋愛映画。制作のきっかけはFMヨコハマの『BANG!BANG!BANG!』で、「片想い」をトークテーマに取り上げたこと。そこへエクセレントフィルムズ・エブリスタが加わり映画化に至った。本作は先行された5作品にオリジナルストーリーの3作品を加えたアンソロジー映画であり、伊藤沙莉、斎藤工、加藤雅也、桜田通、志尊淳、清水富美加、知英、新川優愛、千葉雄大、中川大志、橋本マナミ、広瀬アリス、森絵梨佳、横浜流星の14人が演じている。10年前まで人気ボーカリストだった三崎透(加藤雅也)。自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組で「片想い」をテーマにした手紙を7週連続で紹介することとなる。選ばれた手紙に書かれていた「片想い」はさまざま。そして、そんな手紙を紹介し続ける三崎自身もまた、実は「とある片想い」をしているのだった。決して届かない想いの先には、切ない結末が待っている。あなたはどのラジオに一番心を動かされるだろうか――?
“恋する花火”が、遠く離れたふたりを引き合わせる――。2004年公開の『天国の本屋~恋火』は、松久淳と田中渉の小説『天国の本屋』を原作とする映画作品。監督は『地下鉄に乗って』などで知られる篠原哲雄が務め、脚本は恋愛小説家の狗飼恭子が担当している。主人公は『黄泉がえり』で有名な竹内結子が演じている。仕事をクビになった若きピアニスト・町山健太(玉山鉄二)は、田舎に帰ろうかと思っていた。そんな矢先、アロハシャツを着た奇妙な男・ヤマキ(原田芳雄)にスカウトされ、「天国の本屋」で短期アルバイトをすることになった。突然連れて来られた天国に戸惑う健太だったが、そこで子どものころに出会ったあこがれのピアニスト・桧山翔子(竹内結子)と再会する。しかし、翔子は天国に来てからピアノが弾けなくなっており、生前、花火師の恋人に捧げるつもりで作りかけていた組曲も未完成だった。それを知った健太は、翔子が組曲を完成できるよう手助けしようと考える。一方、地上では翔子の姪である長瀬香夏子(竹内結子)が、地元の花火大会に伝説の“恋する花火”を再開させようとしていた。ところが、その花火を唯一作れる職人・瀧本(香川照之)は、花火の暴発事故に恋人のピアニストを巻き込んだことを悔いて、もう花火を作らないと心に決めていた。それぞれがやり残したことを成し遂げたとき、ふたつの物語は交差する――。
そのガリバーはジャーナリスト志望のビジネスマン…?2010年12月にアメリカで公開され、2011年4月に日本で公開された『ガリバー旅行記』は『ナイト ミュージアム』のスタッフが手がけるコメディ要素満載のファンタジー映画。原作はジョナサン・スウィフトの小説『ガリヴァー旅行記』であり、監督はロブ・レターマンが務めた。最新CG技術を駆使しながら、1700年代の名作小説を現代版として映像化する。ニューヨークにある新聞社で郵便係をしているレミュエル・ガリバー(ジャック・ブラック)。これまで小さな仕事しかしたことがない彼だったが、とある不正行為を働いて「バミューダトライアングルの謎に迫る」という大きな仕事を引き受けることに成功する。しかし、バミューダトライアングルには、異世界への入り口があった…。嵐に巻き込まれたガリバーが到着したのは、小人が暮らすリリパット王国――。誤解などがあって一時は敵とみなされたガリバーだったが、セオドア王(ビリー・コノリー)を救出したことから英雄になり、メアリー王女(エミリー・ブラント)たちの信用も勝ち取るに至る。しかし、現実世界では「ガリバーが不正行為を働いていたこと」がバレてしまっており…。はたして異世界に迷い込んでしまったガリバーは、どのような運命をたどることになるのだろうか――?
2020年1月17日に公開した『ラストレター』は、映画『Love Letter』を手掛けた岩井俊二監督の映画作品。原作は岩井による自伝的小説で、監督の故郷・宮城県でロケがおこなわれた映像美も感じられる作品だ。音楽は数々の岩井作品に楽曲提供をしている小林武史が務めた。主演は『カルテット』や『アナと雪の女王』などで有名な松たか子が務め、共演には広瀬すず、庵野秀明、福山雅治、神木隆之介、森七菜らが名前を連ねている。また、主題歌は本作にも出演している森七菜のデビュー作「カエルノウタ」が使われている。姉・未咲の葬儀に参列していた岸辺野裕里(松たか子)は、未咲の娘である遠野鮎美(広瀬すず)から美咲宛ての同窓会の案内を受け取る。姉の死を知らせるために同窓会に行く裕里だったが、そこで未咲と間違われてしまう。しかも、裕里は夫とふたりの子どもがいたが、高校時代に憧れていた乙坂鏡史郎(福山雅治)と再開して文通をはじめることに…。しかし、ある乙坂の手紙が鮎美のもとに届いてしまい、彼女は学生時代の裕里(森七菜)、美咲(広瀬すず)、鏡史郎(神木隆之介)の淡い恋路をたどりはじめるのだった。そして、ひょんなことから彼女たちをつないだ手紙は、それぞれの気持ちを動かしていく――。
アンドリュー・ロイド=ウェバーが作曲を手掛ける『キャッツ』は、ブロードウェイのミュージカル作品として愛されている名作。その『キャッツ』を、『英国王のスピーチ』や『レ・ミゼラブル』でメガホンを取ったトム・フーパー監督によって映画化。アメリカでは2019年12月20日に、日本では2020年1月24日に全国で劇場公開された。主演は現役バレエダンサーのフランチェスカ・ヘイワードで、共演者にはジェームズ・コーデンやテイラー・スウィフトなどを起用している。日本語吹き替えは、葵わかな、山崎育三郎、高橋あず美、秋山竜次、藤原聡などが担当している。満月が輝く夜。ロンドンの街では1年に1回しかない「ジェリクル舞踏会」が開かれようとしていた。そこに参加するのは、人間に飼いならされない意思を持ち、したたかに生きる個性あふれる猫「ジェリクルキャッツ」たちであった。参加者の猫たちが集まるロンドンのとあるゴミ捨て場。そこには人間に捨てられた臆病な白猫・ヴィクトリア(フランチェスカ・ヘイワード)も紛れ込んでいた。ジェリクルキャッツに助け出された彼女は、その幹部のひとりマンカストラップ(ロビー・フェアチャイルド)に案内されてぐうたら猫、ワイルド猫、金持ち猫などさまざまな猫たちに会っていく。そして、ジェリクルキャッツたちと触れ合う中で、ヴィクトリアは自分自身の生き方を見つけていくのだった――。
2020年1月31日に公開された『AI崩壊』は、2017年の大ヒットサスペンス映画『22年目の告白 私が殺人犯です』で知られる監督・入江悠の作品。近未来を舞台にした映画を撮りたいと長年願ってきた入江自身が、ていねいにリサーチを重ね、脚本を書き上げている。主人公の天才科学者を演じるのは、2019年の映画『キングダム』で迫力満点の将軍・王騎を熱演した大沢たかお。また、松嶋菜々子、賀来賢人、広瀬アリス、岩田剛典、髙嶋政宏、芦名星、玉城ティナ、余貴美子、三浦友和などが共演している。天才科学者と呼ばれた桐生浩介(大沢たかお)は、病気で苦しむ妻・望(松嶋菜々子)の命を救うために医療AI「のぞみ」を開発した。しかし、国の認可はすぐに下りずに望は他界。浩介は「のぞみ」の管理や運営を義弟・西村悟(賀来賢人)に託し、娘とともに日本を離れた。その後、国が認可した「のぞみ」は目覚ましい功績を上げ、総理大臣賞を受賞することが決まる。研究とは無縁の静かな暮らしをしていた浩介だったが、授賞式に出席するため娘と一緒に日本に戻ってきた。しかし彼を待っていたのは、「のぞみ」の暴走であった――。
あの“開運!お宝コメディ”が豪華キャストを引き連れて帰ってきた――!2020年1月31日に公開された『嘘八百 京町ロワイヤル』は、2018年1月に公開された前作『嘘八百』の続編映画。前作に引き続き、日本アカデミー賞優秀作品賞などを受賞した『百円の恋』を手掛けた武正晴と脚本家の足立紳・今井雅子がチームを組んで制作する。主演は中井貴一が務め、共演には佐々木蔵之介、友近、森川葵、前野朋哉、坂田利夫などが顔を連ねており、さらに広末涼子をヒロインに迎え、山田裕貴や吹越満などの若手俳優も抜擢。舞台も大阪・堺から京都に移し、前作よりパワーアップした作品に仕上がっている。ある日、古美術商を営む小池則夫(中井貴一)のもとに、ひとりの和服美人が訪れる。橘志野(広末涼子)と名乗るその女性は、何者かによってだまし取られた父親の形見を探している様子。写真を見るとそれは、千利休の弟子であり、“天下一”と呼ばれた古田織部の茶器「はたかけ」のようである。時価5,000万円はくだらないとされる幻のお宝と、京美人の志野の姿に揺れ動く則夫。さらに陶芸家・野田佐輔(佐々木蔵之介)も志野の姿を見るなり、すぐに協力体勢に…。しかし、その茶器の背後にはとんでもない陰謀が隠されていたのだった。古田織部の幻の茶器をめぐる騙し騙されの化かし合いの行方はいったい――!?
遺跡から出てきたのは600年前に書かれたSOSのメッセージ――!?2004年に日本で公開された『タイムライン』は、『ジュラシック・パーク』の原作者として有名なマイケル・クライトンによる同名SF小説を映画化した作品。14世紀の南フランスにタイムスリップした考古学を救い出すため、七人の男女が時空間転移装置を使って“百年戦争”へ旅立つ。フランス南西部にある14世紀の遺跡――。アンドレ・マレク助教授(ジェラルド・バトラー)たち大学の考古学調査チームは、毎日黙々と遺跡の発掘作業を続けていた。ある日、遺跡から現代のものとしか思えないメガネレンズと、1枚の羊皮紙が見つかる。しかもその羊皮紙には、行方不明中のエドワード・ジョンストン教授(ビリー・コノリー)の筆跡で、1357年4月7日の日付とともに助けを求めるメッセージが書かれていた。これは一体どういうことなのか…。そのチームの疑問に発掘調査のスポンサーをしていた企業ITCの社長が答えを教える。なんとITCは時空間転移装置の開発に成功しており、それにより教授は14世紀にタイムスリップしたというのである。教授を救い出すために、教授の息子であるクリス・ジョンストン(ポール・ウォーカー)やアンドレ・マレクら七人の男女は1357年へと旅立つ。ところが、彼らが着いた先は“百年戦争”の世界だった…。はたして彼らは現代へ戻れるのだろうか――?
イヴの夜、海の家で奇跡が起こる――?2009年に公開された福田雄一監督の『大洗にも星はふるなり』は、劇団ブラボーカンパニーが上演していた同名戯曲を原作とするコメディ映画。誰もいない真冬の海の家を舞台に、五人の男たちがマドンナを取り合ってドタバタ劇を繰り広げる。山田孝之、山本裕典、ムロツヨシ、小柳友、白石隼也、佐藤二朗らが出演している。クリスマスイヴの夜、寒風が吹きすさぶ茨城・大洗海岸の片隅にある海の家に、五人の男たちが次々と集まってくる。彼らは夏の間、海の家を切り盛りしていたスタッフたち。しかし、海の家に集まった理由は、営業を再開するためではなかった…。彼らは今年の夏に出会ったマドンナ・江里子(戸田恵梨香)の手紙で呼び出されて、やってきていたのである。なぜ五人同時に呼び出したのか…。彼らが出した結論は、これは江里子の彼氏となる人物を見定める最終審査なのではないかということだった。そこで彼らは、自分こそが江里子とつり合う男であるとアピール合戦をはじめる。そんなとき、さらにもうひとり海の家に飛び込んできた男がいた。新たなライバル登場かと思いきや、なんと海の家の撤去命令を携えてやってきた弁護士であった。ところが、五人の男たちは、誰が江里子と付き合えるのか決まるまで、海の家は絶対取り壊させないと言って譲らない。業を煮やした弁護士は、自ら彼らの言い争いの調停を買って出るが…。
天国から届いたのは、亡き母からのバースデーカードだった――。2016年に公開された監督・吉田康弘の『バースデーカード』は、家族の愛情をテーマにした映画作品。10歳のときに母を亡くした女の子が、亡き母から毎年届くバースデーカードを通じて一歩ずつ大人になっていく姿を描く。主題歌には木村カエラの「向日葵」が使われている。引っ込み思案で臆病な性格だった小学生・鈴木紀子(橋本愛)は、いつも明るく目一杯の愛情を注いでくれる母・芳恵(宮﨑あおい)のことが大好きだった。学校で落ち込むことがあっても、芳恵の笑顔さえ見られれば、それだけで満ち足りた気持ちになれていた。しかし、紀子が10歳のとき、芳恵は重い病に倒れてしまう。自分の人生が残り少ないことを悟った芳恵は、紀子が成人するまでのバースデーカード10年分を書き残そうと思いつく。そうして用意したカードを夫・宗一郎(ユースケ・サンタマリア)に託し、芳恵は静かにこの世を去るのだった。それから毎年、紀子のもとには亡き母からバースデーカードが届く。その内容はおいしいお菓子のレシピや、好きな男の子とうまくいくためのアドバイスなど。ある年には、母の故郷を訪ねてほしいというお願いが書かれていたこともあった。手元のバースデーカードが増え大人になりはじめていた紀子は、10年前に母を悲しませてしまった出来事にリベンジしようと考えるのだった――。
怒れる鳥と仲間たちは、平和な島を守ることができるのか!?『アングリーバード』は『怪盗グルーの月泥棒』の制作スタッフが贈る、モバイルゲーム発の3Dアニメーション映画。監督はクレイ・ケイティスとファーガル・レイリーが務め、脚本は『ザ・シンプソンズ』で有名なジョン・ヴィッティが担当している。また、日本語版の声優には坂上忍、勝杏里、乃村健次、山寺宏一、三森すずこなどが抜擢されている。広大な海の上にぽつんと浮かぶ小さな島、バードアイランド。そこは飛べない鳥たちが平和に暮らす楽園だった。赤い羽と太いまゆ毛が特徴的なレッド(坂上忍)も、そんな鳥の1羽。そんな彼は怒りん坊として有名で、ささいなことで悪態をついたり、八つ当たりをしたりと、トラブルばかりを起こす問題児だった――。ある日、とあるトラブルで裁判沙汰になったレッドは、業を煮やした判事から、アンガーマネジメント教室に参加するように命じられる。ところが、その教室に通っていたとき、突如島に大きな船が到来する。船から出てきたのは、「ピッグ軍団」と名乗る緑のブタたち。彼らは鳥たちと友好関係を結びたいというのだが…。さて「ピッグ軍団」の本当の狙いとは? そして、レッドたちは島の平和を守ることができるのか? かわいくて生意気な鳥たちがスクリーンで大暴れする――!
来るべき明日を守るために――。『神魂合体ゴーダンナー!!』は、2003年10月から12月まで放送されていたロボットアニメの傑作。1970年代のロボットアニメを彷彿とさせる名セリフと熱い展開が目白押しだ。監督を長岡康史、シリーズ構成を川崎ヒロユキ、キャラクターデザインを木村貴宏が務めるなど制作陣も豪華で、本作の音楽は渡辺宙明が担当している。西暦2042年。地球では、巨大生物“擬態獣”と巨大ロボットとの熾烈な争いが繰り広げられていた。主人公・猿渡ゴオ(近藤孝行)も巨大ロボットを操るパイロット。彼はボスとの戦いでひとりの少女を助けた代わりに、恋人のミラ・アッカーマン(久川綾)を失ってしまう…。それから5年の月日が流れる――。芽花園学園には、男子生徒からの視線を集める元気で明るい女子高生の姿があった。彼女の名前は・葵杏奈(中原麻衣)。ゴオがボス擬態獣との戦いで助けた女の子である。彼女は今でも命の恩人・ゴオのことを想い続けていた。一方、ゴオは愛するパートナーを失い、生きる希望さえ持てなくなっていた。しかしある日、杏奈と出会って、彼女の懸命な想いに触れるうちに元気を取り戻していく。それとともにゴオもまた杏奈に惹かれるようになっていった。そうして距離を縮めていったふたりは結婚することになる。しかし、結婚式当日に擬態獣が出現したとの知らせが届くのだった…。
『神魂合体ゴーダンナー!! SECOND SEASON』は、2004年4月から6月まで放送されていたロボットアニメ。『神魂合体ゴーダンナー!!』の続編であり、幾多の困難を乗り越えながら未知の巨大生物と戦い続ける新婚夫婦の物語がついに結末を迎える。前作に引き続き、監督は長岡康史、シリーズ構成は川崎ヒロユキ、キャラクターデザインは木村貴宏が担当している。また、歌手の堀江美都子と水木一郎がオープニングテーマを担当し、串田アキラがエンディングテーマを歌っており、こちらは前作と入れ替わっている。世界各地で大量発生した擬態獣・融合獣は、猿渡ゴオ(近藤孝行)やミラ・アッカーマン(久川綾)たちによって退治された。しかし、猿渡杏奈(中原麻衣)は、自分以上に息の合ったふたりのコンビネーションを見てショックを覚えてしまう。そして、その場にいるのが耐え切れなくなった杏奈は、ひとり基地をあとにしてしまうのだった…。それから3か月――。杏奈は飼い猫のぴんぴんとともに、ボロアパートで貧乏生活をしながらこれからのことを考えようとしていた。一方、基地に残されたゴオは、杏奈のことを信じて辛抱強く待ち続けていた。そんな中、新たな脅威が彼らを襲うことになるのだが…。はたして彼らはこのピンチを乗り切ることができるのか? 物語は予想外の結末を迎えることになる。
東京では、誰もがラブストーリーの主人公になる――。『東京ラブストーリー』は、1991年1月17日から3月18日までフジテレビ系列「月9枠」で放送されたTVドラマ作品。原作は小学館「ビッグコミックスピリッツ」に連載していた柴門ふみの同名漫画で、全4巻にもかかわらず累計発行部数は250万部を超える人気作だ。主演に鈴木保奈美と織田裕二、共演に有森也実や江口洋介らを迎えてTVドラマ化された本作。当時は「ドラマ制作陣の若返り」が叫ばれていたため、プロデューサーは大多亮、脚本は坂元裕二、演出は永山耕三、本間欧彦などの若手が抜擢されていた。しかし、爆発的に大ヒットし、「月9ブーム」の火付け役として後世に名を残すことになる。赤名リカ(鈴木保奈美)は、スポーツ用品メーカー「ハートスポーツ」の事業部に勤めるOL。そして、営業部に勤めるのが愛媛出身の永尾完治(織田裕二)だ。はじめての出会いからリカに振り回され気味の完治ではあったが、仕事を通じてなんとなく気が合う仲となっていく。ある日、完治の高校の同級生によって、東京に上京してきた彼の歓迎会が開かれる。少し遅れて完治の想い人・関口さとみ(有森也実)がやって来る。変わらないさとみの可愛さに盛り上がる男性たち。しかし、歓迎会が終わりに差し掛かったころに、親友・三上健一(江口洋介)がリカを連れて現れるのであった…。
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