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動画配信サービスで配信している作品から編集部が厳選した注目作品の一覧です。
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世界中で大ヒットを記録している、『カーズ』シリーズ第3作目。前作まではマックィーンの活躍がメインだったが、今作では「挫折」を取り入れたストーリーが展開する。邦題の「クロスロード」は、「分かれ道」を意味しており、マックィーンの人生最大の選択が描かれた。マックィーンの声は前作から引き続き、オーウェン・ウィルソンが演じている。また、1作目公開後に亡くなった、名優ポール・ニューマンの未公開音声が一部シーンで使用された。最新式のレーシングカーだったマックィーン(オーウェン・ウィルソン)にも、世代交代の時期が近づいていた。ルーキーのジャクソン・ストーム(アーミー・ハマー)には、次世代の技術が使われており、負け知らずだったマックィーンは敗北を喫する。そればかりか、無理な運転により事故を起こしてしまう。その結果、自身の引退をも考えるマックィーンだったが、トレーナーのクルーズ(クリステラ・アロンツォ)とともに、再出発することを決めるのだった。
2014年に公開された『GODZILLA ゴジラ』に続く、モンスター・ヴァース第2作目。今作に登場したコングは、2021年公開の『ゴジラvsコング』にて、ゴジラとの戦いが実現した。1作目よりも前の世界を描いているため、『GODZILLA ゴジラ』との関連はほとんどない。今作の監督には、日本のサブカルチャーに精通したジョーダン・ヴォート=ロバーツが起用された。劇中では日本アニメや、ゲームの影響が感じられるシーンが登場するなど、日本との関連も深い作品である。長く続いたベトナム戦争が終結した日。撤収予定だったパッカード(サミュエル・L・ジャクソン)率いる部隊は、「モナーク」職員とともに、髑髏島の調査に同行する。チームには傭兵のコンラッド(トム・ヒドルストン)や、カメラマンのウィーバー(ブリー・ラーソン)も参加し、一行は上陸の難しい髑髏島へと向かった。無事に嵐を抜け、ヘリコプターで髑髏島の上空へと進んだコンラッドたちだったが、突如コングの襲撃に遭う。ヘリは墜落し、多くの隊員が死亡。生き残ったメンバーも離れ離れになってしまうのだった。
ティム・バートンらしい、ダークな世界観が魅力のファンタジー映画。不思議な力を持った子どもたちと、彼らを育てている女主人の活躍を描いていく。主演を務めたのは、『シン・シティ 復讐の女神』などに出演するエバ・グリーン。子どもたちと敵対するバロンには、サミュエル・L・ジャクソンが起用された。また、ティム・バートン作品の常連だった、ジョニー・デップやヘレナ・ボナム・カーターは出演していない。スーパーでアルバイトをしているジェイク(エイサ・バターフィールド)は、認知症を患っている祖父の様子を見に行く。しかし、祖父の家は荒らされており、近くの森には目玉をくりぬかれた状態の祖父がいた。祖父は「ループに行け」という言葉を残し、そのまま息を引き取ってしまう。残されたジェイクは、祖父が過去に話していた「ミス・ペレグリン」のことを思い出し、彼女から届いた絵葉書を見つける。祖父の遺言どおりに、ミス・ペレグリンの家を訪れるが、そこは廃墟になっており、人は住んでいなかった。しかし気を失ってから目を覚ますと、ジェイクは1943年にタイムスリップしていた。そこにはミス・ペレグリン(エバ・グリーン)や、子どもたちの姿もあり…。
今作は『ワイルド・スピード』シリーズで初となるスピンオフ作品だ。元保安捜査官のホブスと、かつてのヴィランだったデッカード・ショウが主人公となり、本編とは異なるアクションが展開する。主演はトップアクションスターである、ドウェイン・ジョンソンとジェイソン・ステイサムのふたりが務めた。また、悪役には『マイティ・ソー』シリーズに出演した、イドリス・エルバがキャスティングされている。事件を解決し、家族との時間を過ごしていたホブス(ドウェイン・ジョンソン)のもとに、難事件解決の依頼が入ってくる。今回の任務はブリンクストン(イドリス・エルバ)に盗まれた、ウイルス兵器を奪取すること。そして相棒となるのが、かつての敵であるデッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)だと告げられる。敵とのタッグに乗り気ではないホブスとショウは、ふたりして単独行動を開始。ホブスは事件のカギを握る女性・ハッティ(ヴァネッサ・カービー)を捕まえるが、ハッティがショウの妹だと判明して…。
このドラマの主人公は、8人の男子高生。彼らは男女比の都合で生徒全員が男子の、通称「野郎組」にいる。当然女子と触れ合う機会がゼロの、魔のクラス「野郎組」…。そんな「野郎組」8人が、女子と近づき、あわよくば彼女を作るために一致団結して頑張る物語を、毎回主人公が変わる一話完結の学園爆笑コメディとしてお届け!
『ハイスクール!奇面組』は、1985年10月から1987年9月にかけて放送されたテレビアニメ作品。個性的な顔を持つ5人組を中心とした、ギャグアニメとなっている。原作は新沢基栄の漫画で、キャラクターたちの中学生時代を描いた『3年奇面組』と、高校生時代を描いた『ハイスクール!奇面組』で構成されている。アニメ版では、序盤5話までが導入部として中学生編となっている。主人公たちをはじめ、全キャラの名前が何らかの語呂合わせとなってるのが特徴。主題歌は放送当時の人気アイドルグループ・おニャン子クラブ所属の、うしろゆびさされ組とうしろ髪ひかれ隊が担当し、ヒットの連続となった。ある日、一応中学に河川唯(高橋美紀)という女生徒が転校してきた。名前どおりの容姿でたちまち男子生徒たちの間で人気者となるが、唯はそうした個性に乏しい連中には嫌気がさしていた。そんなとき、隣の席で親友となった宇留千絵(松井菜桜子)に、同じクラスに激しく個性的な連中がいると聞かされる。それは一堂零(千葉繁)、冷越豪(玄田哲章)、出瀬潔(二又一成)、大間仁(龍田直樹)、物星大(塩沢兼人)の5人からなる奇面組だった。「個性をさらけ出し、世の中の味つけをする調味料でありたい」というモットーを持つ奇面組を中心に、ドタバタな毎日がはじまる!
これぞ、ニッポンの家族!けらえいこの人気漫画『あたしンち』をもとにした、テレビアニメ作品の第2期。個性豊かなタチバナ家とその周りの人々の、面白おかしい日常を描く! 2020年5月には、『あたしンち』公式YouTubeチャンネルが開設された。パワフルで大雑把な母(渡辺久美子)、無口な父(緒方賢一)、夢見がちで地味な女子高生・みかん(折笠富美子)、シャイな弟・ユズヒコ(阪口大助)。そんな個性的な人たちからなるタチバナ家は、ハプニング満載の日常を送っていた。ある日、母と買い物に出かけたみかんは、箱買いしたペットボトルの水を抱えて、バス停に向かっていた。ペットボトルが重いため、なかなか速く歩けないみかんに対して、母はバスに乗り遅れないように急かす。猛ダッシュの末、なんとかバスに乗ることができた。帰宅すると、バスでの一件をきっかけに、みかんは母から小言をいわれる。なにごとも無理だと思ったらダメだ、強気で行かなければならないと。その翌日、学校の休み時間にクラスでぼんやりしていたみかんは、あこがれの岩木くんから話しかけられることになる。どうやらシャツのボタンが取れかけているので、裁縫セットを貸してほしいらしい。そこでふと母の言葉を思い出したみかんは、「ボタンをつけてあげようか」と強気で提案してみるのだった…。
高校生探偵が再び難事件に挑む!大人気探偵漫画『金田一少年の事件簿』シリーズをもとにしたテレビアニメ作品。名探偵の孫・金田一一らが、抜群の推理力で難事件のトリックを暴いていく! 原作の人気エピソードを収録したほか、アニメオリジナル回も加えられた。高層ビルが建ち並ぶ大都会、香港。そこにある豪華ホテルでおこなわれるマジックショーを見るため、高校生探偵の金田一一(松野太紀)らは、日本からはるばる来ていた。そのショーを主宰するマスクマンという人物が、完全犯罪を「芸術」と呼ぶ殺人鬼、地獄の傀儡師・高遠ではないかと疑ったからである。ホテルに着いた一らは、さっそくマジックショーの会場にやって来る。派手な人体浮遊マジックで始まったショーだったが、途中でマスクマンが催眠術をかける相手として、一を指名する。そうして催眠術をかけられた一は、アシスタントの女性に抱きついてしまうという大失態を犯す。それでも催眠術の効果に半信半疑である一だったが、ホテルの部屋に戻った途端に意識が遠ざかってしまうのだった。その夜、同じホテルの旧館の一室で宝石商の女性・文香が殺害される事件が起こる。駆けつけた刑事たちは、旧館の廊下を放心状態で歩いていた一を発見する。はたして文香を殺したのはだれなのか?
『サクラ大戦』は2000年4月から9月にかけて放送されたテレビアニメ作品で、原作はセガ制作のドラマチックアドベンチャーゲーム。日本の大正時代をモデルにした世界で、「帝国華撃団」に所属する少女たちが悪の組織と戦っていく物語である。アニメ版の制作はマッドハウス。ゲーム版の主題歌でもある「檄!帝国華撃団」は大ヒットとなり、各メディアごとに多くのアレンジも生まれた。「人々を守るため」という大いなる使命を受け、真宮寺さくら(横山智佐)がいざ帝都入りした。しかし、おっちょこちょいな性格が災いして迎えの者と出会うことができず、ひとり大帝国劇場へと迷い込んだ。そこでは帝国華撃団の舞台劇が上演されていたが、そこがまさにさくらが来るべき場所だったのだ。ところが、またもドジを踏んで仲間となるはずの神崎すみれ(富沢美智恵)、マリア・タチバナ(高乃麗)、アイリス(西原久美子)を怒らせる始末。さらにはさくらの強い霊力に、光武と呼ばれる甲冑型の武器が反応して大暴走! いたたまれなくなったさくらは、身を引いて長屋へと引き籠る。そこへ悪しきロボットが出現。長屋を破壊しはじめるロボットに、さくらは迷いを捨てて立ち向かう…!
『超時空要塞マクロス』は1982年10月から1983年6月にかけて放送されたSFロボットアニメで、「マクロスシリーズ」の第1作である。1980年代のアニメブームを象徴する作品でもあり、ロボットアニメながら、ラブコメやアイドルといった要素が盛り込まれたのも特徴。スタジオぬえ原作のアニメであり、その名は一躍有名となった。西暦1999年。地球上に突如巨大な宇宙戦艦が落下した。それにより異星人の存在とその脅威を感じた地球人は、長年の局地紛争を経て地球統合政府を設立。落下した宇宙戦艦を10年かけて修復し、マクロスと名づけた。そして2009年。マクロスの進宙式の日に、異星人の艦隊が宇宙で発見されるが、マクロスの主砲がオートメーションに作動してその艦隊を撃破してしまう。地球に攻め込んできたゼントラーディ軍に対し、ロイ・フォッカー(神谷明)を中心に可変戦闘機のバルキリーで迎撃。たまたま居合わせた一条輝(長谷有洋)は、巻き込まれる形でリン・ミンメイ(飯島真理)と運命的な出会いを果たし…。
夏休みに仲良し女子中学生たちがお泊り会!なもりの漫画『ゆるゆり』を原作とする、アニメシリーズの特別編『ゆるゆり なちゅやちゅみ!+』第2話。七森中ごらく部と生徒会メンバーが、それぞれ夏休みにお泊り会を開く!夏休みのある日、大室櫻子(加藤英美里)は、ふと生徒会の先輩たちに日ごろの感謝を伝えたいと思い立つ。そこで、幼なじみの古谷向日葵(三森すずこ)に相談して、生徒会長の杉浦綾乃(藤田咲)と副会長の池田千歳(豊崎愛生)を招いたお泊り会を企画する。お泊り会当日、櫻子はいつもより早く起きて、先輩たちをもてなすためのカレーを作り始める。料理は苦手であるものの、キャンプのときに作り方を覚えたカレー。それを一から作るのだった。綾乃たちが到着すると、櫻子はお茶を用意したり、ゲームを準備したりと、一生懸命にもてなそうとする。ときには、一生懸命すぎて困らせてしまうこともあったが、それでも綾乃たちの笑顔を見ることができ、櫻子は嬉しくなる。その一方、赤座あかり(三上枝織)たちごらく部の面々も、お泊り会をしていた。さっそく歳納京子(大坪由佳)がはしゃぐなか、船見結衣(津田美波)はある秘密の計画をあかりと吉川ちなつ(大久保瑠美)に告げる。それは、京子の寝顔をこっそり写真に収めるというもの。そのために、結衣たちは京子が疲れて眠ってしまうように、いろいろと画策をするのだった。
ごらく部の夏休みは、まだ終わらない!?なもりの漫画『ゆるゆり』を原作とするアニメシリーズの特別編。OVA第1作『ゆるゆり なちゅやちゅみ!』のその後のストーリーを描く。2015年にテレビ放送された後、YouTubeで公開された。夏休みが始まり、さっそくキャンプで楽しい思い出を作った赤座あかり(三上枝織)たち、七森中ごらく部の面々。今日はいつものメンバー4人で公園に集合し、歳納京子(大坪由佳)の提案で、水風船で遊ぶことにする。最初は水をたっぷり入れた風船でキャッチボールをするが、そのうちすぐにぶつけ合いを始める。しまいには、水鉄砲やバケツで豪快に水をかけ合い、4人とも全身びしょぬれになるのだった。翌日は久しぶりの登校日。放課後に部室に集まったあかりたちは、京子が持参したデジカメで、いろいろなポーズの写真を撮り合う。おもしろい写真を撮るため、あかりはふらふらになるまでヘッドバンギングをし、船見結衣(津田美波)は普段見せない満面の笑顔を披露することになる。それから生徒会メンバーも加えて、京子が持ってきた先日のキャンプの写真で盛り上がる。ふざけて撮った変な写真もあるものの、普段では恥ずかしくて撮れないような笑顔の仲良しツーショットもちらほら。これには、いつもいがみ合っている大室櫻子(加藤英美里)と古谷向日葵(三森すずこ)も照れてしまうのだった。
エイミー・アダムスが主演を務めた、サスペンス映画。アルフレッド・ヒッチコックの『裏窓』に影響を受けており、同作を彷彿とさせるシーンも存在する。映し出される場所が一軒家に限定され、キャラクターの動きも多くはないが、それを補うユニークなカメラワークに注目だ。主演のエイミー・アダムス以外にも、名優ゲイリー・オールドマンやジュリアン・ムーアなど、豪華なキャストが集結している。監督は『つぐない』で注目を集めた、ジョー・ライトが務めた。広場恐怖症により、家の外に出ることができないアナ(エイミー・アダムス)は、隣人たちを観察することが日課となっていた。ある日、向かいの家に越してきた、ジェーン(ジュリアン・ムーア)と仲良くなり、酒を飲みかわす。ある日、向かいの家をのぞいている最中に、ジェーンが襲われているところを目撃する。しかし実際には事件は起きておらず、ジェーンはアナが知っている女性とは、まったくの別人になっていた。
『黒子のバスケ』は、誠凛高校のバスケ部員・黒子テツヤが、チームメイトとともにバスケ日本一を目指し奔走する熱血スポーツアニメ。今作は第3期アニメの後を描いたOVA作品。黒子の誕生日にチームメイトやキセキの世代のライバルたちが揃い、本編とはまた違った、キャラクターたちの一面が楽しめる作品となっている。原作漫画は、累計発行部数が3,100万部を超える人気作品。またアニメは、東京国際アニメフェア2013や第12回東京アニメアワードテレビ部門優秀作品賞を受賞するなど、高く評価された。桃井(折笠富美子)は黒子(小野賢章)の誕生日のお祝いを兼ねて、帝光中の仲間であるキセキの世代で、ストリートバスケをしようと計画していた。しかし面倒くさがりの紫原(鈴村健一)を呼ぶのが難しく、頭を悩ませる。ときは過ぎ、黒子の誕生日当日。コートには黒子をはじめ、キセキの世代たちの姿があった。来ないかと思われた紫原も、赤司(神谷浩史)の機転により全員集まった。そうして3対3に分かれ、元チームメイト同士の対戦がはじまったのだった。
韓国出身の移民の家族を描いた、アメリカ映画。アメリカでは2020年12月、日本では2021年3月に公開された。ブラッド・ピット、ブラッド・グレイらが設立し、『グローリー/明日への行進』や『ムーンライト』など数々の話題作を手掛けているプランBエンターテイメントが、製作会社のひとつとして名を連ねている。韓国だけに留まらず、多くの国からの移民が集まるアメリカで絶賛された作品だ。第93回アカデミー賞では、祖母役のユン・ヨジョンが助演女優賞を受賞したことでも話題になった。韓国からアメリカにやってきた移民のジェイコブ(スティーヴン・ユァン)は農業で成功しようと家族を連れて、カリフォルニアからアーカンソーの田舎に越してきた。しかし妻のモニカ(ハン・イェリ)は、息子・デビッド(アラン・キム)の病のこともあり、夫の夢を素直に応援できずにいた。ジェイコブはモニカと養鶏場で働く傍ら農作業に勤しむが、うまくはいかない。そんな日々が続くなか、デビッドの身体のことを心配したモニカは、韓国から実母のスンジャ(ユン・ヨジョン)を呼び寄せる。しかし破天荒な祖母に対し、デビッドはなかなか心を開こうとはせず…。
ごらく部の仲良し女子中学生が夏キャンプ!原作・なもりの人気漫画『ゆるゆり』をもとにした、アニメシリーズのOVA第1弾。ゆるくてゆかいな日常を送るごらく部の仲良し女子中学生たちが、夏休みにキャンプに出かける! 2014年に劇場上映され、2015年にディレクターズ・カット版が発売された。夏休みを目前にひかえたある日の放課後、ごらく部の面々はいつものように部室で他愛のないおしゃべりに興じていた。そんななか、ひょんなことから赤座あかり(三上枝織)は、部室の押し入れから飯ごうとテントを掘り当てる。それを見た歳納京子(大坪由佳)は、みんなでキャンプに行こうと突然いい出す。そうしていつの間にか、夏休みのキャンプ計画が立てられることになる。キャンプに参加するのは、あかりたちごらく部の4人と、杉浦綾乃(藤田咲)たち生徒会メンバー4人という、いつもの顔ぶれ。それぞれキャンプに向けて、いろいろと準備をするのだった。そしてキャンプ当日。あかりたちは電車とバスを乗り継いで、キャンプ場に到着する。そこで、車でやってきた綾乃たちと無事合流する。全員そろったあかりたちは、さっそくテントを立てる作業に取りかかる。そしてそれが終わると、今度は夕飯のカレーを作り始める。途中たびたびハプニングが起こるものの、あかりたちは夏キャンプを満喫するのだった。
直木賞作家で、数々のノンフィクション小説を手がけた佐木隆三の『身分帳』を原案にしたヒューマンドラマ。『ゆれる』『ディア・ドクター』などで知られる、西川美和が監督を務めた。これまでオリジナル脚本作品のみを発表してきた西川監督にとって、長編映画としては初の原作ものである。人生の大半を刑務所で過ごした短気な男が、不器用ながらも必死で「普通に」生きようとする姿を静かに、そしてどこか温かく描いた作品だ。主人公・三上と関わる人々を演じた役者たちの巧みな演技は、この映画の見所のひとつだ。雪の降る冬の日、三上正夫(役所広司)は13年の刑期を終え、旭川刑務所を出所した。人生の大半を刑務所で過ごした三上は、今度こそカタギになろうとするが、短気で真っ直ぐすぎる性格が災いして、なかなかうまくいかない。同じころ、小説家を目指しテレビの制作会社を辞めた津乃田(仲野太賀)のもとに、プロデューサーの吉澤(長澤まさみ)から仕事の依頼がくる。その仕事の取材対象は三上。三上は、吉澤が担当する番組に離別した母親の捜索を依頼していたのだった。吉澤は、母親との再会に留まらず、三上を主人公にしたドキュメンタリーを制作しようとしていた。仕事の依頼を受けた津乃田は、三上と親しくなるが、とあるトラブルがきっかけで豹変した三上の姿を目の当たりにし…。
『七つの海のティコ』は、1994年1月から12月にかけて放送されたテレビアニメ作品で、「世界名作劇場」シリーズの第20作となる。シリーズ初の完全オリジナル作品であり、原作小説などは存在しない。さらに、主人公が東洋系のキャラクターで、作中に日本が登場するのもシリーズ唯一となっている。現実社会をベースにした児童文学作品を主としている本シリーズでは珍しく、異世界が登場するなど、SF的な要素もある。また、主人公の人間離れした身体能力などは、『未来少年コナン2』として用意されていた設定がもとになっているためともいわれる。アメリカ人と日本人のハーフの少女・ナナミ(林原めぐみ)は、ティコという名のシャチと大の仲良し。ナナミは、父親のスコット(池田秀一)が操る船・ペペロンチーノ号で、世界中を旅している。その目的は伝説の生物・ヒカリクジラを探すこと。そんなある日、凶暴なサメが出没するという話を聞いたメルビル財閥のひとり娘・シェリル(水谷優子)が、自らそのサメ退治に出掛け、遭難してしまう。それをスコットたちが助けたことで、シェリルは彼らとともに冒険することを決意。はじめは煙たがっていたナナミたちも、次第にシェリルと打ち解けていき、冒険はいくつもの海をまたいでいく!
『ウルトラマンガイア』は、1998年9月から1999年8月にかけて放送された特撮ドラマ。円谷プロダクションが制作する、平成第1期ウルトラシリーズの第3作であり、平成ウルトラマン三部作最後の作品となる。科学的な考察シーン、細かい人間関係の描写などリアリティを重視した作風が特徴。地球防衛を担う組織やテレビクルーにも比較的大きくスポットが当てられ、物語としてのクオリティはかなり高く評価されている。あるとき、日本の上空に巨大な光る物体が現れ、人々は騒然とする。その物体は地上に落下するやいなや、破裂してなかから巨大怪獣が出現。街を破壊しはじめた。それを見た城南大学の学生・高山我夢(吉岡毅志)は、この危機を予め知っていたかのようだった。一方、密かに結成されていた地球防衛組織のXIG(シグ)から戦闘機が飛び立ち、怪獣を攻撃しはじめる。しかし、慣れぬ戦闘で不利な状況が続く。そこで我夢は、光の巨人・ウルトラマンガイアの力を得て、いざ怪獣に立ち向かう! 我夢の正体とは? そしてウルトラマンガイアとは…!?
『仮面ライダー』は、1971年4月から1973年2月にかけて放送された特撮テレビドラマ。「昭和ライダーシリーズ」の第1作であり、ここから後年長く続いていく「仮面ライダーシリーズ」がはじまった。当初のコンセプトは「SF怪奇アクション」であり、敵である怪人のおぞましさ、改造人間としての苦悩を背景としながら、バイクを中心としたアクションドラマを構築していた。しかし、次第に「変身ヒーロー」としての側面が強調され、勧善懲悪の格闘アクションが骨子となっていった。全98話と、シリーズ最初にして最長の話数。後のシリーズへの影響は計り知れない。城南大学の学生・本郷猛(藤岡弘、)は、優秀な科学者であるとともにスポーツ万能のオートレーサー。それゆえに悪の秘密結社・ショッカーにさらわれ、全身を改造されてしまう。しかし、脳改造をされる寸前に緑川博士(野々村潔)とともに脱出。その本郷をショッカーの怪人・蜘蛛男が追う。逃走中、緑川博士からショッカーの恐るべき野望を聞いた本郷は、人間の自由のためにショッカーと戦う覚悟を決め、仮面ライダーに変身!たったひとりの理解者・立花藤兵衛(小林昭二)とともに、仮面ライダーの果てしない戦いの日々がはじまった…!
『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- TVオリジナル編』は、1996年1月から1998年9月まで放送されたアニメの63話から94話に当たる。伝説の人斬りとして恐れられた主人公・緋村剣心が不殺を誓い、人々を守るために奔走する物語。京都編の続きであり、原作には描かれていないオリジナルストーリーとなっている。オリジナルキャラクターも多く登場し、剣心たちの新たな魅力を堪能できる。原作漫画は、シリーズ累計発行部数7,200万部を超える大人気作品で、2021年8月時点の現在も、続編である北海道編が連載中。また漫画やアニメだけでなく、実写映画化やゲーム化、舞台化もされており、日本だけでなく世界でも愛される作品となっている。剣心(涼風真世)たちは、京都から東京に戻り穏やかな日々を過ごしていた。そんなとき、剣心は神谷薫(藤谷美紀)から釣り道具を渡される。夕食のおかずのために、魚を釣ってきて欲しいというのだ。河原で釣りをはじめた剣心だったが、まったく釣れなかった。そんな剣心の前に、同じく釣り道具を持った老人(羽佐間道夫)が現れる。老人は剣術の達人と思わせる鋭い動きで、ゴロツキたちを追い払う腕の持ち主だった。その後老人は剣心に対して、この場所に伝わる“願い蛍”の伝説と、剣の道に明け暮れた自分の過去を語りはじめる…。
見知らぬ機械の中に閉じ込められてしまった女性を描く、SFパニック映画。全編をとおして、登場人物はひとりしかおらず、AIや外部との会話だけで物語が進んでいく。なぜ主人公は閉じこめられているのか、徐々に明らかになっていく真実は、観客に驚きを与える。今作の監督は、『クロール 凶暴領域』を手掛けたアレクサンドル・アジャ。狭い密室の中でも、観客を飽きさせない細かい演出が多く施された。主演はメラニー・ロランが務め、全編にわたって彼女のひとり演技が楽しめる。リズ(メラニー・ロラン)が目を覚ますと、そこは見覚えのないポッドの中だった。彼女にはいっさいの記憶がなく、なぜ自分が閉じこめられているのか、どこにいるのかもわからない。ポッドの中に残っている酸素は残りわずか。酸素のメーターが0になる前に脱出しなければ、窒息死してしまうことが確定する。エリザベスはポッドに搭載されていたAIを通じ、外部と連絡を取ろうと試みる。
『ピーキー・ブラインダーズ』はNetflixにて全世界で配信されている、イギリス発のテレビドラマシリーズ。今作の主人公・トーマス・シェルビーを演じるキリアン・マーフィは、製作総指揮も兼任している。今作のモデルになったのは、バーミンガムに実在していたギャング・ピーキー・ブラインダーズである。1929年、イギリスは富裕層を中心に世界恐慌のあおりを受け、経済界は破綻しかけていた。表の事業が波に乗っていたピーキー・ブラインダーズも世界恐慌のなか、莫大な被害を被ることになる。下院議員として台頭していたトミーことトーマス・シェルビー(キリアン・マーフィ)だが、失った資産の補充のため、再び裏稼業に手を出すはめになってしまう。そんななかアメリカにいたマイケル(フィン・コール)が、トミーから与えられていた資産をほぼ失いイギリスに戻ってくる。イギリスに帰る船のなかで結婚した、アメリカ人女性・ジーナ(アニャ・テイラー=ジョイ)を連れて…。
1990年3月17日に日本公開された、アメリカのSFアドベンチャー映画。興行収入的にも大成功した作品で、その後『ジャイアント・ベビー』『ミクロキッズ3』といった続編も制作された。監督は、『スター・ウォーズ』シリーズなどの制作に参加したジョー・ジョンストン。今作が、彼の監督デビュー作品となる。『ゴーストバスターズ』でおなじみのリック・モラニスが、冴えない科学者の父親を好演している。サリンスキー家の父・ウェイン(リック・モラニス)は、自宅の屋根裏で電磁物体縮小マシンの研究に励む科学者だが、いつも失敗ばかり。「今回こそは」と思った装置も、また失敗だった。しかし彼の留守中に、とあるアクシデントによって装置が大暴走してしまう。その暴走中に、屋根裏に入ってしまったサリンスキー家のエミー(エミー・オニール)とニック(ロバート・オリヴェリ)、そして隣のトンプソン家のラス(トーマス・ブラウン)とロン(ジャレッド・ラシュトン)といった4人の子どもたちが、マシンのレザー光線を受けて、6mmに縮められてしまい…。
ファンタジーの要素を盛りこんだ、切なさたっぷりの恋愛映画。タイトルが重要な伏線となっており、「時間」という当たり前の概念をあらためて考えさせられる作品だ。すべてのシーンに意味があり、すぐに2回目を観たくなる仕掛けが施されている。主演を務めたのは福士蒼汰。ヒロインには小松菜奈が抜擢され、切なさとミステリアスな部分をあわせ持った演技を披露した。大学生の南山高寿(福士蒼汰)は、電車の中で偶然出会った福寿愛美(小松菜奈)に一目惚れする。高寿がすぐに声をかけ、親しくなったふたりだったが、愛美は別れ際に涙を流していた。涙の理由がわからず、戸惑う高寿だったが、連絡先も聞かずに別れてしまう。その翌日、動物園にいた高寿のもとに、突然愛美がやってくる。約束していなかったため、高寿は不思議に思うが、ふたりきりのデートを楽しむのだった。それ以来、ふたりは付き合うようになるが、愛美は人にはいえない秘密を抱えており…。
現代に復活したヒトラーを、ドキュメンタリータッチで描いていくブラックコメディ。世界中で人気を集めた作品であり、第二次世界大戦時の同盟国だったイタリアでは、今作のムッソリーニバージョンが制作された。今作はただ単に、ヒトラーを面白おかしく描いた作品ではない。「ヒトラーの持つ能力が現代で使われたらどうなるか?」を真剣に考察し、綿密に作り上げた皮肉たっぷりなストーリーが特徴である。第二次世界大戦が終了する寸前、ドイツの負けを悟ったヒトラーは、愛人とともに自殺する。ヒトラー(オリヴァー・マスッチ)が目を覚ますと、そこは現代のドイツだった。突然のタイムスリップに驚くヒトラーだったが、周囲の人々は彼をモノマネ芸人だと思いこみ、写真を撮りはじめる。そんなヒトラーを「発掘」したのは、テレビ局員のザヴァツキ(ファビアン・ブッシュ)だった。ザヴァツキはすぐにヒトラーを見つけ出し、コメディアンとしてテレビ番組に出演させる。しかし、ヒトラーは生放送でとんでもないスピーチをおこない、ドイツ国民から人気を集めはじめ…。
テレビドラマとしてスタートした、『闇金ウシジマくん』初の映画作品。闇金融の社長である丑嶋を主人公に、債務者や同業者たちとの攻防を描く。闇金だけでなく、ヤクザや風俗など、日本の裏社会を包み隠さず描き出すのが今作の特徴である。ドラマ版から引き続き、山田孝之が主演を務め、やべきょうすけや崎本大海など、カウカウ・ファイナンスのメンバーも勢ぞろいした。また、新たな債務者役として林遣都、裏社会に巻きこまれていく女性役に大島優子が起用されている。法律を完全に無視した金利を、債務者から取り立てているカウカウ・ファイナンス。社長の丑嶋(山田孝之)は、毎日のように金を返さない債務者のもとへ行き、返済を迫っていた。ある日、イベントサークルを運営している小川純(林遣都)が、カウカウ・ファイナンスにやってくる。しかし、純が金を返済することはなく、警察に通報してしまう。丑嶋はすぐに逮捕されたが、その間にも純の借金は膨れ上がっていく。
巨漢の男子高校生と、可憐な美少女との恋を描く恋愛映画。アニメ化もされた同名の少女漫画が原作で、主人公・剛田猛男の再現度の高さが話題となった。猛男を演じた鈴木亮平は、今作のために30kgの増量をおこない、共演者をも驚かせる圧巻の演技を見せている。高校に入学したばかりの剛田猛男(鈴木亮平)は、年齢にそぐわない見た目から、女子たちに避けられていた。しかし、見た目に反して猛男は繊細で心優しく、イケメンの幼なじみ・砂川誠(坂口健太郎)からも一目置かれる存在だった。ある日猛男と砂川は、絡まれていた女子高生の大和凛子(永野芽郁)を救出する。それ以来、猛男と凛子は両想いになるのだが、ふたりの仲は縮まらない。原因は猛男の勘違いによるもので、これまでの経験から、凛子が砂川を好きになったと思いこんでいたのだった。凛子の懸命なアプローチに猛男は気がつかず、逆に凛子と砂川をくっつけようとする。そんな猛男を見て、凛子は深く傷つくが、それでも好きな気持ちを伝えようと一生懸命になり…。
ウォルト・ディズニーは映画産業に多大な貢献をした、偉人ともいうべきアニメーターだ。彼の功績はアニメだけにとどまらず、実写映画やテーマパークにまで及び、今日も多くの人を楽しませている。今作で描かれるのは、ウォルトと仲間たちが生み出した名作映画『メリー・ポピンズ』の製作秘話だ。映画化に非協力的な原作者のP.L.トラヴァースを主人公に、ウォルトや会社との協議の様子が描かれる。ウォルト・ディズニー(トム・ハンクス)は、かねてから『メリー・ポピンズ』を映画化しようと計画を進めていた。しかし、原作者のP.L.トラヴァース(エマ・トンプソン)が許可せず、製作は難航する。一方のトラヴァースは新作が書けず、スランプ状態になっており、資金面に不安を抱えていた。そんななか、トラヴァースはついに映画化の許可を出し、ウォルトとの会議のためにアメリカを訪れる。しかし、トラヴァースは脚本を真っ向から否定し、キャスティングにも難色を示す。さらにはミュージカルやアニメを毛嫌いしており、協議はまったく進まず…。
吃音に悩む英国王・ジョージ6世と、親友の言語療法士・ライオネルとの絆を描いた映画。吃音とは、言葉をスムーズに発することが困難になる症状で、克服することは非常に難しい。実際のジョージ6世も吃音に悩んでおり、今作のストーリーは実話に基づいている。ジョージ6世役は、『キングスマン』に出演したコリン・ファース。親友のライオネルは、オーストラリアの名優・ジェフリー・ラッシュが演じた。2011年におこなわたアカデミー賞では、コリン・ファースが主演男優賞を受賞、ジェフリー・ラッシュが助演男優賞にノミネートされた。吃音症のジョージ6世(コリン・ファース)は、スピーチでうまく話すことができず、言語療法士の治療を受けていた。しかし、いかなる方法を使ってもジョージ6世の吃音は改善せず、本人も医師を信用できなくなってしまう。そんななか、妻のエリザベス(ヘレナ・ボナム・カーター)の勧めもあり、オーストラリア出身のライオネル(ジェフリー・ラッシュ)のもとを訪ねる。ライオネルがおこなう治療は、ほかの医師とは異なり、患者と対等な関係を築くことから始まった。王族であるジョージ6世は、ライオネルの無礼さに苛立ちを覚えるが、腕は確かで徐々に吃音が改善していく。
2016年公開のホラー映画『ドント・ブリーズ』の続編。前作では盲目の老人に襲われる若者たちを描き、高く評価された。今作では老人の恐ろしさはそのままに、悪役だった老人をヒーローのように描くことで、まったく異なる印象を与える作品に仕上がっている。前作で主演を務めた、スティーヴン・ラングが老人役を続投。ほかのキャストはすべて入れ替わり、老人と暮らす少女役にマデリン・グレース、新しい悪役としてブレンダン・セクストン3世が起用された。前作の事件から8年後。盲目の老人(スティーヴン・ラング)は、焼け落ちた家から逃げのびた少女を拾い、フェニックス(マデリン・グレース)と名付けて育てていた。彼女には本当の家族がいたが、老人は「父親は自分だ」と嘘をつき、家族同然の関係を築いていく。ある日、謎の集団が老人の家を襲撃する。彼らの狙いはフェニックスだったが、老人も瀕死の状態にまで追いこまれてしまう。集団は家に火を放ち、フェニックスをどこかへと連れ去るが、老人が諦めることはなく…。
信長になった高校生の末路は!?石井あゆみの人気漫画『信長協奏曲』をもとにした実写映画。戦国時代にタイムスリップした男子高校生が信長と入れ替わり、戦国の世を生き抜く! ストーリーは、テレビドラマ版の続編に相当する。戦国時代にタイムスリップした、歴史オンチの男子高校生・サブロー(小栗旬)。偶然出会った自分と瓜二つの戦国大名・織田信長(小栗旬)と入れ替わり、自らが信長として織田家を率いることになった。戦が絶えない惨状を目の当たりにしたサブローは、平和な世を作るために天下統一をなしとげることを目標に掲げる。そんな彼は、気さくで型破りな態度で、家臣たちの信頼を勝ち取り、ともに戦を勝ち抜きながら、織田家の勢力を拡大していく。そうしてついには安土城を築くに至るのだった。ところが、同じく未来からタイムスリップしてきた男・松永弾正久秀(古田新太)から、ある日歴史の教科書を見せられる。そこには、信長の死が記されていた。歴史オンチのサブローは、信長がもうじき死ぬ運命にあることを知らなかったのである。動揺するサブローだったが、そこに石山本願寺が挙兵し、上杉氏と手を組もうとしているという知らせが届く。サブローは武勲を上げようと争う家臣たちを落ち着かせ、テキパキと指示を出す。その一方、サブローは帰蝶(柴咲コウ)と祝言をあげてはどうかと市(水原希子)からいわれ、思い悩むのだった…。
『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』は、2019年1月から放送されたテレビドラマ。スキャンダルを専門に扱う女弁護士・氷見江が、機転を利かせながら多くのトラブルを解決するストーリー。緻密な戦略を交えながら、予想外の方法でピンチを打破する氷見の姿が魅力。またキャストには竹内結子や水川あさみに加え、第42回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した中川大志や、『スケバン刑事』の主演などで知られる斉藤由貴が名を連ねた。氷見江(竹内結子)が危機管理専門弁護士として働いている鈴木法律事務所に、国民的アイドルグループ・フォレストに関する依頼が舞い込む。フォレストはメンバーのひとりである白石杏里(馬場ふみか)が、同メンバーの赤江桃子(中村ゆりか)をパフォーマンス中に突き飛ばしてしまい、謝罪会見をおこなうことになっていたのだ。会見の際の予期せぬトラブルを防ぐために呼ばれたのが、氷見たちであった。しかし会見の準備を進めていくなかで、杏里が失踪してしまう。同時に、グループのスキャンダルが漏れてしまい…。
『ブレイブ 群青戦記』は、2021年3月に公開された歴史アクション映画である。戦国時代にタイムスリップした高校生たちが、残酷な現実に直面しながら仲間を救うために奔走するストーリー。原作は「週刊ヤングジャンプ」で連載された漫画『群青戦記』で、累計発行部数が170万部を突破した大人気作品。三浦春馬や松山ケンイチなどの実力派俳優も出演しており、徳川家康と織田信長を演じる彼らの迫真の演技にも注目だ。スポーツ強豪校として名の知られた、星徳学院高等学校。そこで3年生の不破瑠衣(渡邊圭祐)という男子生徒が、校舎の屋上から飛び降り、行方不明となっていた。それから1年後。弓道部の西野蒼(新田真剣佑)は、幼なじみの瀬野遥(山崎紘菜)や松本考太(鈴木伸之)とともに、平和な日々を送っていた。すると突然、学校周辺で不思議な現象が起こり、霧の中から亡霊のような兵士たちが現れる。そして学校内の先生や生徒たちを、虐殺していくのだった。生徒たちの多くが犠牲になりながらも、蒼と遥は考太の助けもありなんとか生き延びる。しかし何人かの生徒が、謎の武将に人質としてさらわれてしまう。歴史オタクの蒼は、学校が丸ごととタイムスリップしてしまったことと、人質として生徒をさらっていった武将は、織田信長(松山ケンイチ)の配下であることに気づき…。
『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 京都編』は、1996年より放送されたアニメで、第二十八幕から第六十二幕までの全35話。原作は、1994年から1999年にかけて「週刊少年ジャンプ」で連載されていた漫画『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』。原作漫画はアニメだけでなく、実写映画化もされており、2021年に公開された実写版『るろうに剣心 最終章 The Final』は、興行収入が40億円を突破した。緋村剣心(涼風真世)はある夜、新撰組と戦う夢を見た。久しく見なかった人斬りだったころの夢に、剣心は不安を覚える。そんなとき、道場に藤田五郎(鈴置洋孝)と名乗る男が現れる。道場を偶然訪ねてきていた相楽左之助(うえだゆうじ)は、藤田が剣術使いであると見破り、戦いとなった。猛者であるはずの左之助であったが、藤田にはまったく敵わず倒されてしまう。その後、道場に帰ってきた剣心は、左之助が瀕死の状態にあるのを見つける。剣心は藤田の正体が、元新撰組の隊長の1人・斎藤一であると見抜き…。
『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 東京編』は、1996年1月より放送されたアニメ。東京を舞台に、幕末に伝説の人斬りとして恐れられた主人公・緋村剣心が、不殺を誓い人々を守るために活躍するストーリー。コメディシーンを交えながら、鵜堂刃衛や四乃森蒼紫などの強敵たちとの激しい剣術バトルが魅力となっている。原作は、シリーズ累計発行部数7,200万部を超える大人気漫画。またJUDY AND MARYが歌う主題歌「そばかす」は、オリコンシングルチャート1位を獲得し、ミリオンセラーとなった。神谷活心流道場の師範代・神谷薫(藤谷美紀)は、自分の流派を名乗り、悪事を働く人斬り抜刀斎を捕まえるために奔走していた。その際に見つけたのが、刀の刃が逆になっており、人を切ることができない逆刃刀を持った流浪人・緋村剣心(涼風真世)であった。その後、人斬り抜刀斎を名乗っていたのは、神谷活心流に恨みを持っていた比留間伍兵衛(小村哲生)であることが明らかになる。比留間に襲われてピンチになった薫の前に、本物の人斬り抜刀斎であった剣心が助けに現れる。剣心は伝説の剣術・飛天御剣流を操り、比留間やその仲間たちをあっという間に倒してしまうのだった…。
『ピーキー・ブラインダーズ』はキリアン・マーフィが主演を務める、イギリスのギャングドラマ。イギリスのバーミンガムに実在していたギャング・ピーキー・ブラインダーズから、着想を得た作品だ。『ピーキー・ブラインダーズ シーズン4』は、BBC Twoで放映され、Netflixによって独占配信されている。イギリスのスラム街出身で、一介のならず者集団に過ぎなかったピーキー・ブラインダーズが、一家をまとめるカリスマ・トーマス・シェルビー(キリアン・マーフィ)の手腕によって成りあがっていく様子を描いている。シーズン3で一家全員が逮捕され、あわや絞首刑…のところ、何とか逃れることができたシェルビー一家。しかしこの件で、一家の絆は崩れ去ってしまっていた。そんななか、1年前にアーサー(ポール・アンダーソン)らによって殺害されたヴィンセントの息子のルカ・シャングレッタ(エイドリアン・ブロディ)が、父親の報復のためシェルビー一家を狙い始め…。
1995年から続くエヴァシリーズの集大成!2021年3月に公開された『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』は、長年に渡りさまざまな考察が飛び交い、大人気となっているエヴァシリーズを締めくくる作品だ。総監督はこれまでのシリーズ同様、『シン・ゴジラ』などを手掛けた庵野秀明。碇シンジは、渚カヲルが目の前で命を落としたことでふさぎこんでいたが、訪れた第3村で人の優しさに触れ、葛藤する。ニアサードインパクトを起こしかけた大罪人とされているシンジは、どう変化し、世界にどんな影響を与えていくのか…。式波・アスカ・ラングレー(宮村優子)とアヤナミレイ(仮称)(林原めぐみ)とともに、第3村を訪れたシンジ(緒方恵美)は懐かしい面々と再会を果たす。心を閉ざしていたシンジもとあるきっかけで心境が変化し、ついに葛城ミサト(三石琴乃)が大佐を務めるWILLEに戻ることを、自ら志願する。そこで、アスカと真希波・マリ・イラストリアス(坂本真綾)たちが、シンジの父・碇ゲンドウ(立木文彦)の“人類補完計画”を阻止するべく命がけで戦っていることを知る。そして、WILLEにピンチが訪れたとき、シンジはある決断をミサトに伝え…。
豪華客船で殺人ミステリー! 容疑者は乗員・乗客3,000人!?東川篤哉の同名小説を原作とした、テレビドラマ『謎解きはディナーのあとで』が待望の映画化!執事・影山の見事な推理と、ヒロイン・宝生麗子とのコミカルな掛け合いはそのままに、鹿賀丈史や中村雅俊など豪華ゲストを迎えた『映画 謎解きはディナーのあとで』。プールやカジノも船内にある豪華客船を舞台に、影山が難解な殺人事件の謎に挑む!宝生グループの令嬢・宝生麗子(北川景子)は執事の影山(櫻井翔)とともに、自身の名が付けられた豪華客船・プリンセスレイコ号に乗船する。麗子がバカンスを楽しもうとしていた矢先、乗客のシンガポールの資産家・レイモンド・ヨー(団時朗)が何者かに銃殺された。しかも、なぜか彼は殺されたあとに救命胴衣を着せられ、海に落とされていたのだ。麗子は、たまたまシンガポールへ寄贈されるアート作品・Kライオンの警備のために乗船していた、警視庁国立署に勤める上司・風祭京一郎(椎名桔平)と捜査を始めるが、まったく進展なし…。煮詰まった麗子がいつも事件を解決してくれる影山に相談すると、「お嬢様、今回の事件の真相、皆目見当もつきません」とお手上げ状態。そんななか第2、第3の事件が次々と起き、ついに麗子までもが危機的状況に!? 果たして、影山は麗子を守り、事件の謎を解き明かすことができるのか!?
異世界で巨大ロボットを操る騎士になる!小説投稿サイト「小説家になろう」発のライトノベル『ナイツ&マジック』をもとにした、テレビアニメ作品。異世界に転生したロボットヲタクが、巨大ロボットを操る騎士となって大活躍する!ロボットヲタクのプログラマー・倉田翼(阪口大助)は、ある日交通事故に遭い、異世界に転生することになる。そこは、巨大な魔獣に人々が脅かされる世界。シルエットナイトという巨大ロボットだけが唯一の対抗手段だった。そんな世界で美少年・エルネスティ(高橋李依)として転生した彼は、偶然遭遇したシルエットナイトを目の当たりにし、すっかり虜になってしまう。そうして彼はシルエットナイトを操縦するナイトランナーになるため、魔法の勉強を始めることにする。まもなく魔法がプログラミング言語に似ていると気づいた彼は、めきめきと魔法の実力をつけていく。成長したエルネスティは、鍛錬の途中で出会った双子のキッド(菅原慎介)とアディ(大橋彩香)とともに、ナイトランナーを養成する学園に入学する。ところが、そこで彼は衝撃的な事実を知る。なんとシルエットナイトを操縦するには、身長が足りなかったのである。それでも彼はめげずに、自分専用のシルエットナイトを作ってしまえばいいと思いつく。そうして彼は、鍛冶屋のドワーフたちとも仲良くなり、いろいろな試作品を作り出していくのだった…。
『樹海村』は2021年2月に公開されたホラー映画。『犬鳴村』に続く「恐怖の村シリーズ」第2弾で、富士の樹海が舞台となっている。樹海内にある謎の集落や、都市伝説として存在する呪いの箱・コトリバコの謎と恐怖が描かれる。監督を務めたのは、『呪怨』シリーズで有名な清水崇。キャスト陣として山田杏奈や山口まゆ、神尾楓珠、安達祐実が名を連ねた。2020年7月。YouTuberのアキナ(大谷凜香)は、オカルト特集と題して富士の樹海で生配信をしていた。命綱としての赤いテープやコンパス、スマホのGPSを備えていたアキナだったが、不可解な出来事が連続して起こり、配信は突然終わってしまった。その配信を偶然見ていた少女・響(山田杏奈)は、奇妙な状況に疑問を覚えるのだった。そんなある日、響は姉の鳴(山口まゆ)に促されて、幼なじみの阿久津(神尾楓珠)の引っ越しを手伝うことに。すると新居の床下から、謎の箱が見つかる。その謎の箱を見つけて以来、響の周りには恐ろしい現象と不幸な出来事が起こりはじめ…。
『ウルトラマンA』は、1972年4月から1973年3月にかけて放送された特撮ヒーロードラマ。円谷プロダクションが制作する第2期ウルトラシリーズの2作目であり、シリーズ初の男女合体変身ものとなっている。前作の『帰ってきたウルトラマン』は重厚な人間ドラマを軸としていたが、今作は子どもに分かりやすい作風が意識され、ウルトラ兄弟の設定がはじめて本格的に使用されている。「ヤプール人」という人間の負の部分をエネルギー源とする異次元人が、作品をとおしての悪役として登場するところも特徴的。地球に怪獣を超える超獣が現れ、それまでの地球防衛軍が全滅してしまった。その超獣・ベロクロンが街を襲い、パン屋の配達員・北斗星司(高峰圭二)と、看護師の南夕子(星光子)もその犠牲となった。そのとき空の彼方からウルトラ兄弟の5番目・ウルトラマンAが現れ、星司と夕子に新たな命を与えた。そして、ふたりはウルトラマンAに変身できる力を得て、新たに結成された超獣攻撃隊・TAC(タック)に入隊。ここから、ウルトラマンAと超獣たちの壮絶な戦いがはじまっていく…!
『サムライチャンプルー』は、2004年5月から9月にかけて放送されたオリジナル・テレビアニメ作品。侍を主人公とした江戸時代の剣劇アクションとなっているが、随所にカタカナ語や現代文化をミックスさせた自由な作風となっている。制作はこの後『神のみぞ知るセカイ』『デッドマン・ワンダーランド』などを手掛ける、マングローブ。「月刊少年エース」にて、コミカライズもされている。オープニングやエンディングをはじめ、作中の殺陣などにもヒップホップ、ブレイクダンスなどの要素が多く盛り込まれている。舞台は江戸時代の横浜。町の茶屋でいざこざが起こり、そこでバイトをしていたフウ(川澄綾子)は、たまたま居合わせた剣士・ムゲン(中井和哉)に助けを乞う。鋭い太刀さばきで、悪党を次々と斬っていくムゲン。そこにひとりの剣士・ジン(佐藤銀平)が登場。成り行きで斬り合うふたりだったが、互いの実力を肌で感じ合ううちに茶屋が大火事に! 結局捕らえられてしまったムゲンとジン。ふたりの処刑がおこなわれる寸前、フウの機転で救出。そして、「向日葵の匂いのする侍」を探しているというフウに、ムゲンとジンも付き合っていくこととなり…。
『仮面ライダー555』は2003年1月から2004年1月にかけて放送された特撮テレビドラマで、平成仮面ライダーシリーズの第4作となる。シリーズ初の試みとして、ヒーロー側だけでなく怪人側のドラマも克明に描く手法がとられている。同時に、ベルトによる変身適性があれば誰でも変身できるという設定で、人間側にも悪人が、怪人側にも善人が存在するというストーリー構成だった。主題歌はDA PUMPのヴォーカル・ISSAが務め、多くのキャラクターソングも輩出された。ある事情を抱えてひとりバイクで旅する園田真理(芳賀優里亜)の前に、異形の怪人・オルフェノクが現れた。そこに偶然居合わせた乾巧(半田健人)は、真理が持っていたベルトの力で仮面ライダーファイズとなり、オルフェノクを撃破。一方、交通事故で一度死んだ木場勇治(泉政行)はオルフェノクとして蘇り、非情な人間たちに復讐を果たしていく。その木場の背景にはスマートブレイン社という巨大企業がからんでおり、スマートレディ(栗原瞳)なる謎の女が木場をフォロー。オルフェノクとは? そしてベルトの力とは? 乾巧を中心に、人類の未来を左右する戦いがはじまった…!
『さすがの猿飛』は1982年10月から1984年3月にかけて放送された忍者ギャグアニメで、忍者養成学校へ転校してきた奇想天外な高校生の活躍を描いている。原作は細野不二彦の漫画で、1980年から1984年にかけて「増刊少年サンデー」にて連載されていた。アニメ版の制作はNASで、『戦国魔神ゴーショーグン』『魔法のプリンセス ミンキーモモ』などを手掛けた首藤剛志が、シリーズ構成を務めている。当時アイドル歌手であった伊藤さやかが歌うオープニングテーマ「恋の呪文はスキトキメキトキス」は、大きな印象を残した。私立忍の者高校は表向きは普通の高校だが、実は忍者を養成する専門機関。そこにある日、猿飛肉丸(三ツ矢雄二)という生徒が転入してきた。しかしこの肉丸、背が低い肥満体型で行動も卑しいことばかりで、担任の緒形剣一郎(若本規夫)は肉丸の入学を認めず、対決することになる。しかし、実は肉丸は猿飛八宝斎(八奈見乗児)なる伝説の忍者を祖父に持つサラブレッドであり、その実力は相当のもの。見事に緒形を負かし、幼なじみの霧賀魔子(島津冴子)とともに、ドタバタな日常を過ごしていく…!
ついに明らかになる魔法少女救済計画――。スマホ向けゲームアプリ『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』をもとにした、テレビアニメ作品の第2期。不思議なウワサが集まる街・神浜市で、魔法少女たちが救済計画をめぐって戦いを繰り広げる。魔法少女の救済を目指す集団・マギウスの翼と対立する、環いろは(麻倉もも)と七海やちよ(雨宮天)。そんな彼女たちは、マギウスの翼に協力する巴マミ(水橋かおり)との戦闘のなかで、記憶ミュージアムの崩落に巻き込まれる。やちよは間一髪のところ、美樹さやか(喜多村英梨)に助けられるものの、いろはは奈落に落ちていってしまう。いろはを失ったやちよは、いろはを犠牲にしたマギウスの翼を許さないと心に決める。そこで、やちよはマギウスの翼の本拠地・ホテルフェントホープに入る手がかりを得るため、ウワサが出没するエリアに足を踏み入れる。そのエリアで、偶然マギウスの翼の一員である黒江(花澤香菜)と遭遇したやちよは、彼女を追いかける。すると、そこにかつて行動をともにしていた梓みふゆ(中原麻衣)が現れる。みふゆはマギウスの翼の理念を説くものの、やちよはそれを聞き入れない。そうしてふたりは戦闘を始める。みふゆの離脱により戦闘を終えたやちよは、その後再び黒江を追って、ウワサの結界に入ることになり…。
2017年に公開された映画。映画『ALWAYS 三丁目の夕日』で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞し、ドラマ『ゴンゾウ 伝説の刑事』では向田邦子賞を受賞した古沢良太が脚本を担当した。それぞれ欠点を抱えている登場人物たちが、卓球を通じて新たな一歩を踏み出すロマンティックコメディであり、その独特な世界観にどんどん惹きこまれていく。新垣結衣と永山瑛太のダブル主演作。富田多満子を演じた新垣結衣は、かつて天才卓球少女と呼ばれながらも、恋と仕事に敗れ、やる気をなくしてしまった等身大のヒロインをさまざまな表情で演じ、多くの笑いや涙を誘った。母・華子(真木よう子)のスパルタ教育を受け、幼いころから卓球漬けの生活を送らされ、周囲からは天才卓球少女と呼ばれてきた富田多満子(新垣結衣)。中学生のときに母が病で亡くなって以来、卓球からはすっかり離れていた多満子だったが、入社した「渚テクノロジー」に卓球部が新設され、そこに選手時代に憧れの存在だった江島晃彦(瀬戸康史)が入部してきた。若いころからの想いが実を結び、江島と恋人関係になれた多満子。しかしゴールインを目前に控えたある日、多満子は江島が同じ卓球部の小笠原愛莉(永野芽郁)と浮気している現場を目撃してしまうのだった…!!
『金田一少年の事件簿 オペラ座館・最後の殺人』は、2007年11月に放送されたミステリーアニメ。アニメ『金田一少年の事件簿』の第1シリーズ放送終了後から、7年後に放送されたスペシャルアニメの第1弾。二度の殺人事件が起こったオペラ座館に招待された高校生・金田一一が、三度目の事件に巻き込まれていくストーリー。ファントムが引き起こしたかのような不思議な事件に、金田一が立ち向かっていく!二度の悲しい殺人事件が起きてしまった、オペラ座館。そこが壊される前の最後の公演として金田一(松野太紀)は、剣持警部(小杉十郎太)と七瀬美雪(中川亜紀子)とともに招待される。そこでは今人気の俳優たちが、『オペラ座の怪人』のリハーサルをしていた。そんなとき、突然シャンデリアが落下して、出演者の絵門いずみ(山崎和佳奈)が下敷きになり死亡する。シャンデリアのワイヤーは、誰かによって切られた痕跡があり、事故ではなく事件だと判明する。そんななか驚くみんなのもとに、ファントムから脅迫状が届き…。
『金田一少年の事件簿 吸血鬼伝説殺人事件』は、2007年11月に放送されたミステリーアニメ。アニメ『金田一少年の事件簿』の第1シリーズ放送終了後から、7年後に放送されたスペシャルアニメの第2弾となっている。殺人事件を、名探偵・金田一耕助の孫である金田一一が解き明かしていく。今作では、村の吸血鬼伝説になぞらえた殺人事件がストーリーの軸となる。金田一(松野太紀)は、剣持警部(小杉十郎太)と幼なじみの七瀬美雪(中川亜紀子)ととともに、温泉へ行こうとする。しかしその途中で、剣持の車が故障してしまう。そんなとき、偶然とおりかかった比良川透(中尾隆聖)のペンションに招待される。しかしその後ペンションで、まるで吸血鬼の仕業のような不思議な殺人事件が起こる。なんとそのペンションのある舞蘭村には、吸血鬼にまつわる伝説があったのだ。しかも美雪が巻き込まれて、その事件の容疑者となってしまう…。金田一は事件を解決することができるのか…?
『ピーキー・ブラインダーズ』は、イギリスBBC製作のギャングドラマ。全6話。『ピーキー・ブラインダーズ』に登場するギャング集団のモデルになったのは、イギリスのバーミンガムに実在していたギャング・ピーキー・ブラインダーズだといわれている。スラム街を牛耳る一介のギャングに過ぎなかったトーマス・シェルビーと、ピーキー・ブラインダーズが次第にのし上がっていくさまを描いている。ピーキー・ブラインダーズのリーダーであるトーマス・シェルビー(キリアン・マーフィ)と、もとはスパイだったグレース(アナベル・ウォーリス)は結婚し、ふたりはバーミンガムからウォリックシャーの豪邸へ移り住んだ。ある日トミーことトーマス・シェルビーは、エコノミック・リーグのメンバー・ヒューズ神父(パディ・コンシダイン)から、亡命中のロシア貴族と会うよう命じられる。ロシア大公ペトロヴィッチロマノフと会ったトミーは、彼が実は祖国から大量の宝石を隠し持ってきたことを知り…。
失恋さえもお金に変える“ドケチ男子”の恋!TBS系列で2020年9月から放送された、『おカネの切れ目が恋のはじまり』のスピンオフとして配信されたドラマ。主人公は、おもちゃメーカー「モンキーパス」に勤める板垣純。とある理由で、極度の節約生活を送る純が失恋さえもお金に変えながら、恋にお金に悩みながら前に進もうともがいていく!イケメンで営業部のエース! いかにも勝ち組に見える板垣純(北村匠海)は、実は家庭の事情で極貧生活を余儀なくされている“ドケチ男子”だったのだ…。ある日、恋人の深井さとみ(桜井日奈子)にフラレてしまった純は、失恋した気持ちを弾き語りで歌った動画をライブアプリで配信。すると思わぬ反響があり、失恋でお金が稼げることを知る。そんな純は、同じ会社の経理部で働く九鬼玲子(松岡茉優)の清貧ぶりを知り、彼女に惹かれていく。しかし純は、公務員として働く理想の結婚相手・武内美結(岡本莉音)と付き合いだしており、思わぬ二股に頭を悩ませることに…。果たして、純はお金と本物の恋の、どちらを選ぶのか?
『フリー・ガイ』はゲームの世界を舞台にしたSFコメディである。主人公はオンラインゲームのモブ(背景)キャラであり、「ゲームの主人公」ではない点が特徴だ。ゲームに現実感を持たせるため、実際に活動してる有名ゲーム実況者たちも出演している。監督は『ナイト ミュージアム』シリーズを手掛けた、ショーン・レヴィ。今作にはゲームや映画のパロディを多く盛り込み、サブカル色の強い作品に仕上げた。主演は『デッドプール』に出演した、ライアン・レイノルズ。ヒロインは、若手女優のジョディ・カマーが務めている。オンラインゲーム「フリー・シティ」のモブキャラであるガイ(ライアン・レイノルズ)は、毎日同じような生活を送っていた。しかし、偶然とおりかかったプレイヤーのモロトフ・ガール(ジョディ・カマー)に惚れてしまい、プログラム以上の行動をとるようになる。ガイはプレイヤーだけが装備できるサングラスを手に入れ、徐々にレベルを上げていくのだが…。
原田マハの小説『キネマの神様』を映画化した作品。監督は『男はつらいよ』シリーズで知られる、大ベテランの山田洋次が務めた。原作のストーリーとは異なる部分も多く、映画制作に重きが置かれている。主演を務めたのは沢田研二と菅田将暉のふたり。本来は志村けんの映画初主演作になる予定だったが、2020年に急死したため、沢田研二が代役となった。ふたりのほかにも、宮本信子や寺島しのぶなど、実力派の俳優が出演した作品である。酒飲みでギャンブル中毒のゴウ(沢田研二)は、借金を作り、家族に返済させていたダメ男だった。娘の歩(寺島しのぶ)は、そんな父に嫌気がさし、母の淑子(宮本信子)と協力してゴウのギャンブルを半強制的にやめさせようとする。そんなゴウにも輝いていた時代があった。約50年前、ゴウ(菅田将暉)は助監督をしており、映画監督になる日を夢見ていた。ついに脚本を完成させたゴウは、『キネマの神様』というタイトルをつけ、初監督作品の撮影に挑むのだが…。
2018年6月に公開された日本映画。内館牧子による、同名小説が原作。東大を卒業し、エリート銀行マンとして働いていた主人公の、定年後の生活を描いた作品だ。主演は舘ひろしが務め、黒木瞳や広末涼子、田口トモロヲらが出演。監督は『リング』『仄暗い水の底から』などで知られる、中田秀夫が務めた。ジャパニーズホラーの第一人者である中田監督がメガホンをとったのにもかかわらず、一切ホラー要素がないという点でも異色かつ、魅力的な作品である。田代壮介(舘ひろし)は東大を卒業し、就職した大手銀行でエリート街道を歩んでいたが、子会社に出向を命じられ、そのまま定年を迎えた。定年後、今まで仕事一筋で生きてきた壮介は趣味もなく、時間の潰し方がわからない。スポーツジムに通い始めたり、図書館で暇を潰そうとするのだが、周りにいるのは、時間を持て余しているように見える老人ばかり…。美容師として働く妻の千草(黒木瞳)や、一児の母として子育てに奮闘する娘の道子(臼田あさ美)は、そんな彼を見て「恋でもしたら」とからかう始末だった。そんななか壮介は、若かりし日に抱いた文学への情熱を思い出し、大学院進学を目指すことに。大学院受験対策に通い始めたカルチャースクールとスポーツジムで、新しい出会いに巡り合うのだが…。
第93回アカデミー賞で5部門にノミネートされ、脚本賞を受賞した以外にも、ゴールデングローブ賞に主要4部門ノミネート、英国アカデミー賞受賞など、数々の賞レースを席巻した話題作だ。監督は、ドラマ『ザ・クラウン』への出演などで知られるエメラルド・フェネル。役者としての評価も高い彼女だが、最近ではドラマ『キリング・イヴ/Killing Eve』のヘッドライター兼エグゼティブ・プロデューサーを務めた。主演は『17歳の肖像』『ワイルドライフ』などに出演したキャリー・マリガンが務め、知性と繊細さ、そして狂気を持ち合わせた主人公・キャシーを演じ切っている。また製作には、マーゴット・ロビーも加わっている。医大を中退して、地元のカフェで働くキャシー(キャリー・マリガン)は、30歳を目前にした今も、両親と一緒に暮らしている。誰の目から見ても無気力に暮らしているキャシーだったが、実は夜な夜な、ある復讐を遂げるため派手な姿でバーやクラブに出入りしているという秘密があった。そんな彼女の前に、医大の同級生だったライアン(ボー・バーナム)が現れ、彼女の生活に変化を与えるのだが…。
2021年7月7日に放送がスタートし、今作でシーズン7となる人気ドラマシリーズ。2015年にシーズン1が放送されてから、7年目を迎える今作はまさに“7”づくしのスタートとなった。主人公の刑事・天樹悠を演じる東山紀之を中心に、田辺誠一、倉科カナ、白洲迅、塚本高史、吉田鋼太郎、そして北大路欣也らのおなじみのメンバーたちが勢ぞろい!しかし今シーズンでは、彼らが所属していた警視庁刑事部・刑事資料係兼専従捜査班が解散させられてしまい、メンバーたちは別々の部署に異動し、離れ離れになってしまう。気になる7人の姿が、時代劇やサスペンスなど幅広いジャンルを手がけるベテラン脚本家・吉本昌弘をはじめ、複数の脚本家たちによってドラマチックに描かれていく。専従捜査班が解散となり、捜査一課に異動となった野々村拓海(白洲迅)。幼いころから刑事に憧れてきた拓海にとって、エリート刑事がそろう捜査一課は念願の部署…。しかし、なぜか今ひとつしっくりしない日々を過ごしていた。拓海と同じように専従捜査班の元メンバーたちが、地域課の交番勤務や組織犯罪対策部など、新しい部署での仕事に追われるなか、天樹悠(東山紀之)だけは、その所属も消息もわからないままだった。ある日、拓海が殺人事件の現場に向かうと、怪しい人物を発見する。気になった拓海がその人物を追っていくと…。
『ワイルド・スピード』シリーズ第9作目にして、ジャスティン・リン監督の復帰作。『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』で死亡したはずのハン・ルーが復活しており、ふたたびファミリーの一員として参加する。新キャラクターとして、ジョン・シナ演じるジェイコブが参戦。彼はドミニクの弟であり、今作では敵対組織の協力者として、ファミリーと衝突した。また、シャーリーズ・セロン演じるサイファーや、ヘレン・ミレン演じるマグダレーン・ショウが再登場する。危険とは無縁の生活を送っていたドミニク(ヴィン・ディーゼル)のもとに、ローマン(タイリース・ギブソン)らがやってくる。彼らはミスター・ノーバディ(カート・ラッセル)の飛行機が襲撃されたことを伝え、積荷を回収する任務にドミニクを誘うのだった。しかし積荷を狙っていたのは、ドミニクら「ファミリー」だけではなかった。ドミニクの弟・ジェイコブ(ジョン・シナ)も積荷を追っており、ドミニクとの一騎打ちがはじまる。ふたりの間には、死亡した父親をめぐる確執があり、兄弟で争うことになってしまう。
『ペルソナ 4』は、2011年10月から2012年3月にかけて放送されたテレビアニメ作品。田舎町で発生する不可解な連続殺人事件の謎、そして異世界での戦いを通じて高校生たちの成長を描くジュブナイル群像劇である。原作はアトラスが開発したロールプレイングゲームで、アニメのほか、漫画、小説、ドラマCD、舞台劇と多彩なメディアミックス展開がなされている。アニメ版の制作はAIC ASTAで、音楽はゲーム同様アトラスのサウンドクリエイターである目黒将司が担当。主題歌や挿入歌の楽曲を中心とした音楽ライブイベントも、盛んにおこなわれている。両親の海外出張によって1年間だけ田舎町へ引っ越してきた鳴上悠(浪川大輔)は、学校で「雨の夜、午前0時にテレビモニターを見ると、自分ではない別の誰かが見える」という都市伝説を聞く。そして、居候先で午前0時にテレビを見ると、何やら人影が!そして悠はテレビのなかへ引っ張り込まれかける! その事実をクラスメイトの花村陽介(森久保祥太郎)、里中千枝(堀江由衣)に話すと、もっと大きなテレビで試してみようということになり…。
『Go!プリンセスプリキュア』は、2015年2月から2016年1月にかけて放送された変身ヒロインアニメ。プリキュアシリーズの第12作であり、「夢」をテーマにした物語。さまざまな「将来の夢」を抱く生徒たちが通う全寮制の学園を舞台にして、「夢」を否定し、人々を「絶望」に染め上げる敵とプリキュアたちが戦っていく。敵側は人間たちを絶望の淵に落とそうとするなかで、必ず人間たちの夢を把握する。そして、プリキュアたちは敵側の言葉によって「夢」を再認識するという、ただの勧善懲悪ではないフォーマットが特徴的。主人公・春野はるか(嶋村侑)は、「花のプリンセス」になることを夢見る中学生。はるかは全寮制のノーブル学園に入学し、ルームメイトの七瀬ゆい(佳村はるか)とともに学園内を見学。そのとき、偶然ホープキングダムの妖精・パフ(東山奈央)とアロマ(古城門志帆)に出会う。そこへ闇の勢力・ディスダークのひとり・クローズ(真殿光昭)が現れ、ゆいが捕らわれてしまう。見知らぬ怪物に怯えるはるかだったが、クローズがゆいの「絵本作家になりたい」という夢を笑ったことに激怒し、キュアフローラルに覚醒! ここから、プリンセスプリキュアとディスダークの激しい戦いがはじまっていく…!
『異世界食堂』は2017年7月から9月にかけて放送されたファンタジー・グルメアニメで、とある食堂を舞台とした群像劇の物語。原作は犬塚惇平のライトノベルであり、2013年より小説投稿サイト「小説家になろう」にて連載されている。アニメ版の制作は『バカとテストと召喚獣』『ブレイブウィッチーズ』などを手掛けたSILVER LINK.で、監督は神保昌登が務めている。基本的に1話完結であり、さまざまなキャラクターのストーリーが「洋食のねこや」を舞台に繰り広げられる。とある商店街の一角にある「洋食のねこや」。そこは洋食屋といいながら多種多様な料理を出す小さな食堂だが、土曜日だけはその扉がなぜか異世界とつながるという、摩訶不思議な店だった。その味は格別で、異世界の住人も毎週通い詰める者が続出。そこへある日、アレッタ(上坂すみれ)という魔族の少女が迷い込み、厨房のスープを飲みほしたまま眠りこけてしまう。翌日、店主(諏訪部順一)に起こされたアレッタは、そのままねこやのウェイトレスとして働くことになったのだった。
個性あふれる男性アイドルユニットの日常!テレビアニメ『TSUKIPRO THE ANIMATION』シリーズの第2期。ツキノ芸能プロダクションに所属する、4組の男性アイドルユニットの日常を描く。関連商品として、ムービックからそれぞれのユニットが歌うCDが発売されている。人気急上昇中の、4組の男性アイドルユニットが所属するツキノ芸能プロダクション、通称「ツキプロ」。その4組のうちのひとつ、SolidS(ソリッズ)は、新発売の缶コーヒーのイメージキャラクターとなり、CM撮影や記者会見をこなしていた。そんなある日、SolidSのリーダーである篁志季(江口拓也)の弟・圭人(中島ヨシキ)と、メンバーの奥井翼(斉藤壮馬)の妹・美那(東城日沙子)がツキプロ寮を訪ねてくる。寮にいたSolidSをはじめとするアイドルユニットのメンバーたちは、圭人と美那を歓迎する。SolidSのメンバーと歓談するなか、美那は兄の翼に就職活動の悩みを打ち明ける。やりたいことが多すぎて、何を本当にやりたいのかわからなくなってしまったらしい。その話を聞いた翼は、SolidSの仕事現場を見学してはどうかと提案するのだった。そうして見学を始めた圭人と美那。SolidSのメンバーたちが、スタジオでの写真撮影やラジオの公開収録イベントなどをこなす姿を見て、それぞれ何かを得ることになる。
『ピーキー・ブラインダーズ』は、イギリスBBCが手掛ける19世紀に実在したギャング集団・ピーキー・ブラインダーズから着想を得て描かれたドラマ。全6話からなるシーズン2は2014年に公開され、日本ではNetflixで独占配信されている。シーズン1の衝撃的なラストから2年後が描かれるシーズン2では、これまでバーミンガムのスラムを牛耳るギャングに過ぎなかったピーキー・ブラインダーズが、予期せぬ出来事からロンドンへと進出していく様子を描いている。新キャストとして、『ダークナイト ライジング』などで知られるトム・ハーディと、『白鯨との戦い』などに出演したシャーロット・ライリーの、豪華夫婦共演が実現した。さらにポリーの実の息子マイケル役に、シーズン1からレギュラー出演しているジョー・コールの実の弟にあたるフィン・コールが起用された。エイダ(ソフィー・ランドル)の夫・フレディが病死し、彼の葬儀に集まるシェルビー一家。同じころ、たまり場の「ガリソン」が何者かによって爆破されるという事件が発生し、トミー(キリアン・マーフィ)は事件の首謀者と、ある取引をすることになる。一方、ポリー(ヘレン・マックロリー)が生き別れた子どもたちを探していることを知ったトミーは、秘密裏に子どもたちを捜し始める。
『ピーキー・ブラインダーズ』はイギリスBBCが製作したギャングドラマ。シーズン1はイギリスでは2013年に放送され、日本をはじめ世界中でNetflixにて公開されている。イギリスのバーミンガムに実在したギャング・ピーキー・ブラインダーズがモデルになっている。シーズン1のはじまりでは、スラム街にのさばるギャング集団に過ぎなかったピーキー・ブラインダーズが、次第に勢力を増し、のし上がっていく様子を描いている。キリアン・マーフィやサム・ニール、アナベル・ウォーリスらがキャスト陣として名を連ねる。第一次世界大戦が終結したばかりの、イギリス・バーミンガム。スラム街を仕切るピーキー・ブラインダーズのボス・トーマス・シェルビー(キリアン・マーフィ)は、大量の武器を入手することに成功する。この武器を利用して裏社会でのし上がる手段を探るトミーの前には、美しき女スパイ・グレース(アナベル・ウォーリス)が現れ…。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』を監督した、ジェームズ・ガンの最新作。2019年当時、マーベルでの仕事を解雇されたガンを、ライバルといえるワーナー・ブラザースが引き抜き、実現させた作品だ。2016年に公開された『スーサイド・スクワッド』とは、同じキャラクターが登場しているが、直接的なつながりはほとんどない。ストーリーも独自路線で、グロテスクな描写が存在するなど、ほかのDCコミックス映画とは異なる作風である。キャストはマーゴット・ロビーや、ジョエル・キナマンが2016年版から続投。新キャストとして、ガン監督作品常連のマイケル・ルーカーやショーン・ガンが参加し、イドリス・エルバが「ブラッドスポート」を演じた。刑務所に服役していたブラッドスポート(イドリス・エルバ)は、悪人たちで結成される「スーサイド・スクワッド」への参加を打診される。一度は断るブラッドスポートだったが、チームを組織したアマンダ(ヴィオラ・デイヴィス)に脅迫され、半強制的に命がけの任務に送り出されるのだった。
人生において本当に大切なものとは?『anone』は『Mother』や『Woman』を手掛けた脚本家・坂元裕二による、オリジナル脚本のドラマ。人生において本当に大切なものは何かを、考えさせられる作品だ。両親を亡くした天涯孤独の少女・辻沢ハリカが、孤独な女性・林田亜乃音と運命的な出会いを果たし、少しずつ心を通わせていく。更生施設で育った辻沢ハリカ(広瀬すず)は、アルバイトをしながらネットカフェで暮らしていた。ある日、ハリカの仲間が海岸で大金を発見し、それを取りに行くことに。しかし、大金を目の前にしたハリカの友人が暴走。1人になったハリカの前に現れたのが、お金を回収しにきた林田亜乃音(田中裕子)だった。それがニセ札だと気づいたハリカは、亜乃音に接触。最初は警戒していた亜乃音だが、ハリカに帰るところがないと知り、家に泊まらせる。そのまま、居候することになったハリカは、亜乃音と少しずつ距離を縮めていく。すべてを失っても生きようとする少女と、彼女と出会った大人たちの人生はどこにたどり着くのか…。
宇宙人を監視する組織「メン・イン・ブラック」を描いた、シリーズ3作目。今作ではタイムトラベルの要素が追加されており、若き日のエージェントKが登場する。おなじみのキャストである、ウィル・スミスやトミー・リー・ジョーンズが再集結した。若き日のエージェントKを演じたのは、『アベンジャーズ』シリーズのサノス役で有名なジョシュ・ブローリン。そのほかにも、エマ・トンプソンやマイケル・スタールバーグが新たにキャスティングされた。月面にある刑務所から、かつてエージェントK(トミー・リー・ジョーンズ)が逮捕した、ボリス(ジェマイン・クレメント)が脱獄する。一方地球では、エージェントJ(ウィル・スミス)とエージェントKのコンビが、エイリアンが起こした騒動の解決にあたっていた。そんななか、Kは逃げてきたボリスと再会するが、相棒であるJに過去のことを打ち明けようとはしなかった。次の日Jが目を覚ますと、Kの存在が消えており、過去に死んだことになっていた。ボリスのタイムトラベルが原因だと考えたJは、Kが死ぬより前の過去に戻り、彼を救おうとする。
「スーサイド・スクワッド」とは、DCコミックスのヴィラン(悪役)によって結成された、特殊部隊である。チーム名に「スーサイド(=自殺)」が入っているように、彼らが挑むミッションはまさに命がけ。ヒーローとはひと味違った、戦い方にも注目だ。チームのメンバーは凄腕スナイパーのデッドショット、ブーメランを武器に戦うキャプテン・ブーメラン、炎を召喚するエル・ディアブロなど、くせ者ばかり。今作への出演で一躍人気キャラクターになった、ハーレイ・クインもチームのメンバーとして活躍する。スーパーマンが死亡し、新たな脅威に備える必要が出てきたアメリカ政府は、服役中の悪人たちを集めた「スーサイド・スクワッド」を結成。絶対に逃げられないよう、メンバー全員に小型の爆弾を埋めこみ、ほぼ生還不可能な任務へと送りこむ。一方、外の世界ではハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)を救い出そうと、凶悪犯罪者のジョーカー(ジャレッド・レト)が動き出していた。
愛する者のために戦う――!「週刊少年ジャンプ」にて連載され、大人気となった漫画『銀魂』がdTVとコラボし、『dTVオリジナルドラマ 銀魂-ミツバ篇-』となり実写化!監督は、実写映画『銀魂』や『今日から俺は!!劇場版』など数々の実写化作品を手掛けた福田雄一だ。沖田総悟の姉・沖田ミツバの結婚報告を機に、土方十四郎や総悟の過去が明らかになり、大切な人のためにそれぞれが立ち上がる!?真選組一番隊隊長である沖田総悟(吉沢亮)の姉・ミツバ(北乃きい)が結婚の報告をしに、江戸にある真選組屯所を訪れる。総悟は友人がいないのでないかと心配するミツバに、親友として坂田銀時(小栗旬)を紹介。総悟は、周囲に見せたことのないにこやかな表情でミツバの結婚を喜んでいた。しかし、結婚を間近に控えるミツバは、以前想いを寄せていた土方(柳楽優弥)を気にしているが、総悟は姉と土方を会わせたくない様子…。一方で土方は、貿易商の蔵場当馬(津田英佑)の裏の顔について、密かに調べていた…。そんななか、病気でもう長くないといわれているミツバの容態が急変!? ミツバと土方の想いは、すれ違ったままになってしまうのか?
突如始まった作家狩りを阻止せよ!有川浩の小説『図書館戦争』シリーズをもとにした、劇場版アニメ作品。テロ事件を発端に始まった作家狩りから、ひとりの小説家を守るため、図書館隊の隊員たちが命がけの任務を遂行する! ストーリーは、テレビアニメ『図書館戦争』の続きに相当する。元号が正化になって30年以上経ってもなお、公序良俗に反する表現を取り締まるメディア良化法の執行をめぐって、検閲に反対する図書隊とメディア良化委員会は激しい抗争を続けていた。その抗争の激しさは、武装した集団同士が火器を使うほど。そうしたなかでも、笠原郁(井上麻里奈)ら、図書隊の精鋭部隊「図書特殊部隊」のメンバーは、日夜体を張って任務に当たっていた。そんなある日、原発にヘリコプターが墜落したテロ事件を発端に、小説家・当麻蔵人(イッセー尾形)がメディア良化委員会から目をつけられる。彼がかつて書いた小説『原発危機』のなかに、テロ事件と酷似した描写があったからである。そうして『原発危機』はたちまち、検閲に引っかかるようになる。このままでは作家狩りが始まってしまう――。そう判断した図書隊は、郁と上司の堂上篤(前野智昭)に当麻の護衛をさせると同時に、政府を相手に裁判を始める。ところが、最高裁の判決が出る前後から、当麻の身辺がだんだん不穏になっていく。果たして郁たちは、当麻を守り切ることができるのか!?
『ブレードランナー』や『エイリアン』の監督で知られる、リドリー・スコットが監督を務めたSF映画。火星でひとりぼっちになった宇宙飛行士の、脱出とサバイバルを描く。酸素も食料もない火星で、どのように生き抜いていくのか。主人公のサバイバル術に注目である。主演には『ボーン・アイデンティティー』に出演した、マット・デイモンが抜擢された。ジェシカ・チャステインや、ショーン・ビーンなどのベテラン俳優も出演している。調査のため火星にやってきていたマーク・ワトニー(マット・デイモン)は、砂嵐に巻きこまれ、行方不明になる。無事火星を脱出したクルーたちは、ワトニーが死亡したと判断。火星には戻らず、地球に帰ってしまう。しかし、偶然にもワトニーは生きていた。ほかのクルーが帰還したことを知り、なんとか地球と連絡を取ろうと、通信手段を探しはじめる。そして、わずかに残った食料と排泄物をもとに、じゃがいも栽培に成功。あとは助けを待つだけに思われたが…。
男性アイドル界に新たな波乱の予兆!?バンダイナムコオンラインのスマホ向けゲーム『アイドリッシュセブン』をもとにした、テレビアニメの第3期。人気絶頂の男性アイドルグループが芸能界の新たな波乱に翻弄されつつも、成長していく姿を描く!デビュー1周年記念のライブツアーが決まった、男性アイドルグループ・IDOLiSH7。ここまでたどり着くのに紆余曲折あったものの、たくさんの女性ファンに支えられて、順調に実力をつけてきている。先輩グループのTRIGGERやRe:valeとも、良きライバル関係を築けていた。そんななかIDOLiSH7、TRIGGER、Re:valeの3グループは、あけぼのTV開局50周年記念パーティーに参加することになる。そこには、芸能界のそうそうたる顔ぶれがそろっていた。それぞれが関係者と歓談するなか、Re:valeの百(保志総一朗)は、ツクモプロダクションの月雲了(高橋広樹)から声をかけられていた。芝居がかった口調で話す了は、百の前で芸能界の勢力図を一変させると、不穏なことをいうのだった。その一方、IDOLiSH7の二階堂大和(白井悠介)もまた、芸能関係者から話しかけられていた。どうやら大和は、なにか重大な秘密を握っているらしい。それを偶然目撃した和泉三月(代永翼)と六弥ナギ(江口拓也)は、大和に不信感を募らせてしまう…。
不器用なダメカワ男子が恋の悩みを解決!?『イタイケに恋して』は、『おっさんずラブ』や『私の家政夫ナギサさん』を手掛けた脚本家・徳尾浩司の完全オリジナルラブコメディ。個性豊かで恋に不器用なダメ男子たちが、恋愛インフルエンサーの助手として、さまざまな恋の悩みを解決しようと奮闘する。付き合っていた彼女に浮気されていた影山信博(渡辺大知)は、人の恋愛相談を受けながら失恋の傷を癒したいと思い、「恋愛サイエンス総合研究所」のアルバイト求人に応募。影山は自虐的な恋愛に関するつぶやきで人気となっている、恋愛インフルエンサー・ブル美こと引田佐知(石井杏奈)が営む研究所で、住み込みで働きはじめる。影山は売れない俳優・飯塚将希(菊池風磨)と、外国人アニメオタクのマリック・ジョンソンJr.(アイクぬわら)とともに、ルームシェアをしながらさまざまな恋の悩みを解決するべく奔走!3人のダメカワ男子たちは、恋愛インフルエンサーの助手として働くことで、どのように成長していくのか!?
『ブレンパワード』は1998年4月から11月にかけて放送されたSFロボットアニメで、富野由悠季が総監督を務めた。制作はサンライズで、音楽は『カウボーイビバップ』の菅野よう子、キャラクターデザインは『幻夢戦記レダ』のいのまたむつみが務めている。WOWOW初のオリジナルアニメであり、オープニングの作画は女性キャラの裸体、エンディングは写真家・荒木経惟の植物写真のカットと奇抜な試みがなされた。また、それまでの富野由悠季監督作品のような殺伐としたストーリーではなく、自然の美しさを基調とした牧歌的な作りとなっている。舞台は近未来の地球。海底でオルファンと呼ばれる巨大遺跡が発見され、伊佐未ファミリーを中心にその研究が進んでいた。地上では、プレートと呼ばれるそのオルファンに呼応して現れる物質が飛び交い、人々に恐れられていた。プレートからは意思を持つ巨大人型兵器・ブレンパワードとグランチャーが生まれるが、グランチャーに乗った伊佐未勇(白鳥哲)と、ブレンパワードに乗った宇都宮比瑪(村田秋乃)の出会いにより、運命的な戦いがはじまる…。
『疾風! アイアンリーガー』は、1993年4月から1994年3月にかけて放送されたテレビアニメ作品。意志を持つ3頭身のロボットたちが、さまざまなスポーツで戦い合う熱血ストーリーとなっている。制作はサンライズで、監督は後に『マクロス7』『機巧奇傳ヒヲウ戦記』などを手掛けるアミノテツローが務めた。漫画版は島本和彦版、友杉達也版、よしむらひでお版の3種が存在する。またテレビ放送終了後には、OVAも全5話で制作された。現代よりはるか未来、そこでは意志を持つロボットたちがさまざまなスポーツで戦い合うアイアンリーグが人気を集めていた。しかし争いがエスカレートした結果、どのスポーツでもラフプレーが横行し、実況や解説陣までもが暴力的な空気に支配されていた。そのリーグにおいて、最大の力を持つダークスポーツ財団が擁するサッカーチーム・ダークプリンスは、今日も弱小チーム・シルバーキャッスルを相手にラフプレーを連発。これに嫌気が差したマッハウインディ(置鮎龍太郎)は、ダークプリンスを退団することを決意。そして、突如現れたマグナムエース(松本保典)なるリーガーとともに、シルバーキャッスルに入る。フェアプレーを信条とする彼らの戦いが、今はじまった…!
ライバルがいるから強くなれる!Cygamesのスマホ・PC向けゲームアプリ『ウマ娘 プリティーダービー』を原作としたテレビアニメ化第2弾。異世界の名馬の名前を受け継ぎ、走ることに情熱をかけるウマ娘たちの成長を描く。アニメーション制作は、スタジオKAIが担当した。日本最速のウマ娘を決める、トゥインクル・シリーズ。その舞台では、全国から選抜されたウマ娘たちが、それぞれの夢と誇りをかけて、手に汗握るレースを繰り広げていた。明るく元気で小柄なトウカイテイオー(Machico)も、そんなウマ娘のひとり。かつて「無敗の三冠王」という偉業を成し遂げた、シンボリルドルフ(田所あずさ)への強いあこがれから、自らも無敗の三冠王を目指していた。レースで勝ち抜くため、彼女は所属チーム「スピカ」のメンバーとともに、トレーニングに励む日々を送る。そのメンバーのなかには、ライバルのメジロマックイーン(大西沙織)の姿もあった。ふたりは互いに切磋琢磨し、レースに向けた調整をしていた。ところが日本ダービー直後に、トウカイテイオーは脚を怪我し、レース出場が絶望視される。それでも彼女は、無敗の三冠王になるため、懸命にリハビリを続け、レース復帰を急ぐ。メジロマックイーンら、チームメイトたちもそんなトウカイテイオーをサポートするのだった…。果たしてトウカイテイオーは、無敗の三冠王にたどり着けるのか!?
『星の王子 ニューヨークへ行く 1』から約30年後。ザムンダ王国のアキーム王子が王位継承し、ついに国王になる。『星の王子 ニューヨークへ行く 2』はエディー・マーフィが主演を務める映画で、1988年に公開された『星の王子 ニューヨークへ行く 1』の続編。監督は『ハッスル&フロウ』や『ブラック・スネーク・モーン』で知られる、クレイグ・ブリュワー。アキーム王子(エディ・マーフィ)が、ニューヨークでリサ(シャーリー・ヘドリー)に出会ってから30年。一目惚れしたリサと結婚し、リサとの間に娘が産まれ、ザムンダ王国で生活をしているアキーム。ちょうどアキームが国王に就任をしようとしたとき、自身も知らない息子のラヴェル(ジャーメイン・ファウラー)がアメリカにいることを知る。女性は王位を継げないというザムンダ王国のしきたりがあるため、父親のジャファ国王(ジェームズ・アール・ジョーンズ)の頼みで、息子に会いにいくためセミ(アーセニオ・ホール)と一緒に、久しぶりにアメリカに行くことになったのだが…。
アフリカの王子がニューヨークで留学生のフリをして、結婚相手を探す!?1988年に公開されたコメディー映画『星の王子 ニューヨークへ行く 1』。監督はマイケル・ジャクソンのミュージックビデオ「スリラー」を手がけたことでも知られる、ジョン・ランディス。『ナッティ・プロフェッサー』や『ドクター・ドリトル』、『ドリームガールズ』にも出演したエディ・マーフィが、主演を務める。エディ・マーフィは今作で、特殊メイクを駆使して複数の役を演じている。21歳のザムンダ王国の王子・アキーム(エディ・マーフィ)は、そろそろ結婚をする年齢だ。彼には国王(ジェームズ・アール・ジョーンズ)が決めた婚約者がいるが、結婚相手は自分で探したいと思っている。理想の花嫁を見つけるために世話係のセミ(アーセニオ・ホール)を連れて、ニューヨークに行くアキーム。ニューヨークでは王子の身分を隠しながら生活し、あるイベントでリサ(シャーリー・ヘドリー)という女性と出会い、一目惚れする。そこでアキームは、リサの父(ジョン・エイモス)が営むハンバーガー店で働くことにするのだが…。
シリーズ3作目にして、完結編。街の人間たちを長年苦しめ続けていた魔女の正体と、過去の秘密が判明する。前半部分は1666年を描いているが、後半でふたたび1994年に戻り、世代を超えた戦いが描かれた。主演を務めたのは、1作目と同じくキアナ・マデイラ。魔女のサラ・フィアーと、呪いと戦う少女・ディーナの2役を演じた。そのほかにも、シリーズに出演したキャストが総出演している。1994年のシェイディサイド。サラ・フィアー(キアナ・マデイラ)の遺骨を発見したディーナ(キアナ・マデイラ)は、不思議な力で1666年に起きた不幸な出来事を目撃する。そしてサラ・フィアーの視点から、彼女の死の真相と呪いの正体を知るのだった。すべてを知ったディーナは、今もシェイディサイドを襲っている呪いを解くため、黒幕と対峙する。しかし、殺人鬼たちの標的がディーナに変わる。血を求めてやってくる殺人鬼の攻撃をかわしながら、街の未来をかけた最後の戦いに挑む。
伝説的バスケットボール選手の、マイケル・ジョーダンが主演を務めたコメディ映画『スペース・ジャム』の続編。今作ではレブロン・ジェームズを主役に迎え、ルーニー・テューンズのメンバーも再登場した。また、ワーナー・ブラザースが版権を持つ映画や、ドラマのキャラクターが登場する、クロスオーバー作品でもある。『ゲーム・オブ・スローンズ』や『バットマン』など、日本でも人気の高いキャラクターたちの共演が実現した。バスケ界の「キング」、レブロン・ジェームズは、息子のドン(セドリック・ジョー)との間に壁を感じていた。ドンが好きなことはバスケではなく、ゲーム開発だったのだ。しかし、レブロンはドンをバスケの道に進ませようとする。そんなとき、ワーナー・ブラザースのスタジオに招かれたレブロンとドンは、サーバールームに迷いこむ。ふたりはサーバーの支配者・アル・G(ドン・チードル)により、仮想世界に囚われてしまう。息子を救うためレブロンは、ワーナー・ブラザースのサーバー内でバスケができるキャラクターを探しまわるのだった。
韓国SBSで2003年に放送され、韓国では最高視聴率が45%を超える大ヒットとなったドラマ。ドラマ『冬のソナタ』のヒロインとして一躍有名となった女優・チェ・ジウが、大人気若手俳優・クォン・サンウと共演するということで大きな注目を集めた。ドラマ内でチェ・ジウが流す涙に、毎回多くの視聴者が心を奪われ、今作はチェ・ジウが“涙の女王”と呼ばれるきっかけとなった。また、ヒロインの少女時代を演じたのは、当時まだデビューして間もないパク・シネである。純粋でかわいらしい少女をまっすぐに演じる、子役時代のパク・シネの姿にもぜひ注目したい。裕福な家庭で幸せな生活を送っていたが、母親を病気で失ってしまったハン・チョンソ(パク・シネ)。彼女の心をいやしてくれたのは、幼なじみのソンジュ(ペク・ソンヒョン)だった。幼いころに父親を事故で失い、大企業・グローバルグループの会長を務める忙しい母親のもとで育ったソンジュは、素直で心の美しいチョンソをまるで本当の妹のようにかわいがった。2人はともにピアノが大好きで、素晴らしい才能を持ったソンジュの演奏を聴いているひとときが、チョンソにとっては宝物のような時間だった。しかしチョンソの父親が再婚し、新しい継母と兄妹が来たその日から、チョンソの生活は一変してしまうのだった…。
2007年から講談社の漫画雑誌「モーニング」で連載されている、大人気漫画『宇宙兄弟』のアニメーション映画。2014年8月に公開された。今作は原作者・小山宙哉による書き下ろしの脚本であり、漫画では描かれていない前日譚となっている。そのため原作ファンだけでなく、2012年から2014年に放送されていたアニメのファン、2012年に公開された実写映画ファンも楽しめる作品だ。少年時代から、兄弟で宇宙飛行士になることを夢見ていた六太(平田広明)と日々人(KENN)。月日は流れ、夢を叶え、宇宙飛行士としてNASAで訓練を受ける弟の日々人に対して、兄の六太は自動車メーカーでうだつの上がらない日々を送っていた。ある日、本社から田舎町に出向を命じられる六太。宇宙飛行士として華々しく活躍する日々人と自分を比べて落ち込む六太だったが、車の設計のコンペに挑むことを決意する。同じころ、NASAにいる日々人も指導教官のブライアン(大塚明夫)から、予想外の課題が与えられていた。
『名探偵ホームズ』は1984年11月から1985年5月にかけて放送された推理アニメで、アーサー・コナン・ドイルの小説『シャーロック・ホームズシリーズ』を原作とした作品。登場人物は全員、犬に擬人化されたキャラクターであり、そのキャラクター像を原作から借りているだけで、ストーリーはほぼオリジナル。毎回、犯人はホームズの宿敵・モリアーティ教授に固定されており、子どもにも分かりやすい冒険活劇アニメとなっている。ベーカー街221Bに住むシャーロック・ホームズ(広川太一郎)は、頭脳明晰な私立探偵。彼が住む街に、とある船での海賊騒ぎの際に知り合った、ワトソン(富田耕生)という中年太りの医者がやってきた。ワトソンは下宿先の家主・ハドソン夫人(麻上洋子)に一目惚れ。しかし、その勇気と能力はなかなかのもので、ホームズの助手として行動をともにするようになる。そのホームズを目の敵としているのは、モリアーティ教授(大塚周夫)。彼とその手下であるスマイリー(千田光男)とトッド(増岡弘)が、今日も事件を巻き起こしていく…!
2002年9月から2003年3月にかけて放送されたオリジナル・SFロボットアニメで、富野由悠季監督が手掛ける2年半ぶりのテレビシリーズ。かつて登場人物を次々と死に至らしめた作品たちは、「黒富野」と称されていた。今作は戦いがメインテーマとなってはいるが、ほとんど死の描写がないといった作風から、「白富野」とも呼ばれている。また、オープニングアニメでは登場人物やロボットたちがモンキーダンスを踊るなど、全体的に楽しさあふれる雰囲気で描かれている。物語の舞台は、環境が悪化してまともに居住できなくなった地球。人類はドームポリスと呼ばれる人工のドーム都市で生活していた。そこに住む17歳のゲイナー・サンガ(野島裕史)は、オーバーマンバトルという、世界中のゲーマーが熱中しているロボット対戦アクションゲームのチャンピオン。そんなゲイナーはある日突然、「エクソダス」なる脱出計画の共謀者として、シベリア鉄道警備隊のアデット・キスラー(林真里花)に逮捕され、牢獄へと入れられる。そこでエクソダス請負人のゲイン・ビジョウ(かわのをとや)と出会ったゲイナー。彼に協力する形でゲイナーは脱獄し、逃走のなかで入手したオーバーマンに乗り込み、訳のわからぬまま戦いの渦中へと巻き込まれていく…!
ホラーゲーム『返校 -Detention-』の実写化作品。一般的なホラーゲームではなく、台湾の暗黒時代でもある、「白色テロ時代」を舞台にしたストーリーが評価された。映画版でも適度なホラー要素を入れこみながら、歴史の悲惨さを描いている。台湾を支配していた国民党は「戒厳令」を敷き、一部の書籍や思想、政府に反対する勢力を弾圧。その影響は学生にもおよび、厳しい監視体制で、学生たちの自由を奪っていた。高校生のウェイ・ジョンティン(ツォン・ジンファ)は、法律を知りながらも、仲間の学生や教師たちと禁書を読む「読書会」に参加していた。禁書を読めば拷問の末、死刑になる時代だったが、学生たちは自由を求めて本を読んでいたのだ。ある日、眠っていたファン・レイシン(ワン・ジン)が目を覚ますと、そこは誰もいない教室だった。学校全体が闇に包まれており、ある教室には死人が出たことを意味する、「忌中」の札が貼られていた。ファンと同じく校舎内に迷いこんでいたウェイは、ふたりで協力して脱出しようとするのだが…。
同名のミュージカルを、『クレイジー・リッチ!』の監督であるジョン・M・チュウが映画化した作品。実在する街・ワシントン・ハイツに暮らしている、移民たちの生活を描く。劇中で使われている楽曲は、傑作ミュージカル『ハミルトン』を制作した、リン=マニュエル・ミランダが手掛けた。ワシントン・ハイツに住むウスナビ(アンソニー・ラモス)は、街角にある小さなコンビニを営んでいた。けっして裕福な生活とはいえなかったが、故国のドミニカに帰る夢を叶えるため、毎日を精一杯生きている。そんななか、街の人々の期待の星だったニーナ(レスリー・グレイス)が、ワシントン・ハイツに帰ってくる。彼女は都会の大学になじめず、中退して街に戻ってきたのだった。一方、デザイナーになる夢を抱くヴァネッサ(メリッサ・バレラ)は、夢を叶えるため、ワシントン・ハイツを出ていこうとする。ヴァネッサに片想い中のウスナビは、彼女の夢を応援していたが、移民たちにとって現実は厳しいものだった。
『おくびょうなカーレッジくん』は、2001年よりカートゥーン ネットワークで放送されたホラーコメディアニメ。アメリカの田舎町を舞台に、ある老夫婦に飼われたピンク色の子犬・カーレッジが活躍する物語である。カーレッジを中心に繰り広げられる多くの怪奇現象を、ホラー要素を交えながら、コミカルに表現したストーリーが魅力の作品になっている。カーレッジ(菅原淳一)は飼い主である老夫婦と一緒に、人里離れた場所にあるモーテルを訪れた。不気味な雰囲気の漂うモーテルに、カーレッジは震えが止まらない。しかも犬禁止のモーテルだったため、カーレッジは外の柱に繋がれてしまったのだった。怪しいそのモーテルはなんと、謎のオーナーによって飼われた、巨大な人食いクモたちが生息する場所だった。カーレッジはクモに襲われそうになったが、繋がれた紐を必死に引きちぎり、なんとか逃げ出すのに成功する。しかしクモの魔の手は、飼い主である老夫婦たちへも忍び寄っていた…。
『蒼き流星SPTレイズナー』は1985年10月から1986年6月にかけて放送されたSFロボットアニメで、近未来を舞台にロボットやコンピュータの人格をテーマに描いている。制作は『機動戦士ガンダム』でおなじみのサンライズ。監督は、『太陽の牙ダグラム』『装甲騎兵ボトムズ』などを手掛けた高橋良輔が務めている。オープニングテーマ「メロスのように -LONELY WAY-」はアニソンとしての認知度も高いが、放送用のテレビサイズバージョンではサビ前に「その放送回のハイライトシーン」を挿入するという、画期的な手法が用いられている。人類が地球から飛び出し、火星へと宇宙開発を進める近未来。アメリカとソ連の冷戦はその火星にも拡大し、日々牽制し合う状態が続いていた。そんなある日、地球から火星での宇宙体験を目的としたコズミック・カルチャー・クラブの面々がやってきた。希望に胸を膨らませる少年少女たちだったが、そこへ突如謎の機動兵器・SPTによって基地が襲撃される。そして生き残ったアンナ(江森浩子)、デビッド(梅津秀行)、シモーヌ(平野文)、ロアン(鳥海勝美)、アーサー(鹿又裕司)らの前に、エイジ(井上和彦)という異星人が現れる。そしてエイジは、彼らに「地球が狙われている」と話しはじめ…。
『スター☆トゥインクルプリキュア』は、2019年2月から2020年1月にかけて放送されたアニメ。プリキュアシリーズの第16作であり、プリキュアたちが宇宙へ飛び出していくストーリー。「宇宙」という舞台を「イマジネーション」「多種多様な価値観」というイメージでとらえながらも、ポップな雰囲気や星座占いなどを活用している。主人公の声を、当時アイドルグループ・でんぱ組.incのメンバーであった成瀬瑛美が務めており、各キャラクターが歌いながら変身するのも特徴的。昭和歌謡テイストに仕上がった、エンディングテーマも話題となった。宇宙や星座が大好きな中学生・星奈ひかる(成瀬瑛美)は、ある日天文台の管理人からもらったノートに自作の星座を描いていると、その星座が実体化してフワ(木野日菜)という妖精が現れた。そして宇宙へワープするという体験をするが、物怖じしない性格のひかるは大喜び。そして地球に戻ると、突如空からロケットが飛来し、なかからひとりの少女・ララ(小原好美)と謎の生物・プルンス(吉野裕行)が出現。さらには宇宙の支配を企むノットレイダーのカッパード(細谷佳正)が現れるが、好奇心旺盛なひかるは大興奮。そして、カッパードからフワを守ろうとしたところでキュアスターに覚醒! ここから、プリキュアとノットレイダーの戦いがはじまっていく…!
『HUGっと!プリキュア』は、2018年2月から2019年1月にかけて放送されたアニメ。プリキュアシリーズの第15作であり、「子育て」をテーマに母の愛を持つヒロイン像を描いている。プリキュアシリーズ15周年ということで、過去のプリキュアたちが登場するエピソードもある。敵対勢力となるクライアス社は企業組織という位置づけであり、報・連・相などの会社的な動きや中間管理職の悲哀などもコミカルに描いている。主題歌は、オープニングが宮本佳那子、エンディングについてはプリキュア役の声優たちが担当。中学2年生の元気な少女・野乃はな(引坂理絵)は、転校初日の朝に「一瞬時間が止まる」という不思議な出来事に遭遇する。そして夜、自宅で空を見上げていると、空から赤ちゃんが降ってくる。驚くはなだったが、その赤ちゃんをはぐたん(多田このみ)と名づけてかわいがる。しかし、しばらくすると、一緒に降ってきたハムスターのようなハリハム・ハリー(野田順子)とともに消えてしまう。このハリー、実はクライアス社という謎の組織に追われていた。そのクライアス社の怪物が学校に現れ、ピンチに陥ったはぐたんを助けたはなはキュアエールに覚醒! 怪物を撃破し、はなはプリキュアとしてはぐたんを守っていくと決意する…!
『フィアー・ストリート』3部作の第2作目。今回はキャンプ場が舞台で、『13日の金曜日』を思わせるスプラッター映画となっている。前作に登場した「ナイトウィングの殺人鬼」のオリジンを描き、魔女を倒すヒントとなる、重要なエピソードが語られる。魔女の追撃から逃れたディーナ(キアナ・マデイラ)は、殺人鬼と化したサマンサ(オリヴィア・スコット・ウェルチ)を救うべく、唯一の生存者であるバーマン(ジリアン・ジェイコブス)の家を訪れた。最初こそディーナの要求を拒否したバーマンだったが、淡々と過去の出来事を語りはじめる。1978年。ナイトウィング・キャンプ場に訪れていたジギー(セイディー・シンク)は、周囲の学生から「魔女」と呼ばれていた。姉のシンディ(エミリー・ラッド)はそんなジギーを心配していたが、ふたりの間には確執があり、どちらも正直になれない。不機嫌になったジギーは、いじめっ子たちに復讐しようと計画を立てはじめる。一方、「魔女の家」を探検していたシンディは、彼氏のトミー(マッケイブ・スライ)の様子がおかしいことに気がつき…。
Netflixで配信された、ホラー映画シリーズの第1弾。今作は1994年の魔女に呪われた街・シェイディサイドを舞台に、呪いと対峙していくティーンエイジャーたちを描く。LGBTの要素も含まれており、一種の青春映画としても楽しめる作品だ。殺人事件が多発している街・シェイディサイド。この街には魔女の伝説があり、普通の人間が殺人鬼に変貌してしまう現象が起きていた。しかし、魔女の呪いなど誰も信じておらず、ショッピングモールで起きた骸骨マスクによる事件も、一般的な殺人事件として処理される。そんなシェイディサイドに住むディーナ(キアナ・マデイラ)は、恋人のサマンサ(オリヴィア・スコット・ウェルチ)と別れ、イライラしていた。サマンサは隣町に引っ越してしまい、ディーナと距離をおいた挙句、お金持ちの彼氏を作ってしまったのだ。ふたりは険悪な関係になり、顔を合わせても、すぐに喧嘩してしまう。不安定な状況のなか、ディーナの目の前に死んだはずの骸骨マスクがあらわれる。サマンサの彼氏によるイタズラだと思いこんだディーナだったが、骸骨マスクは凶器を持っていて…。
DCコミックスの『バットマン』を原作とする、日本の長編アニメ映画。バットマンやヴィランたちが、日本の戦国時代にタイムスリップする、完全オリジナルスト-リーとなっている。アニメーション制作は、神風動画とYAMATOWORKSが担当した。主人公のバットマン役には山寺宏一、メインヴィランのジョーカー役には高木渉が起用された。ほかにも諏訪部順一、子安武人、梶裕貴などの人気声優が参加している。悪人たちが収監されている精神病院・アーカム・アサイラムにて、科学者でもあるゴリラ・グロッド(子安武人)が暴走。彼のおこなう実験を止めようと、バットマン(山寺宏一)がやってくるが、アーカムに収監されている囚人たちごと、過去の日本にタイムスリップしてしまう。バットマンが気がつくと、そこは戦国時代の日本だった。バットマンの到着よりも前にタイムスリップしていたヴィランたちは、日本の大名たちを襲撃。すでに各地を支配していた。孤立無援のなか、バットマンは同じくタイムスリップしていた、キャットウーマン(加隈亜衣)と再会するのだが…。
ウーピー・ゴールドバーグの知名度を上げたコメディ映画。アメリカでは1992年5月に公開され、半年のロングランを記録するなど世界的な大ヒット作品である。日本では1993年4月に公開され、現在でもたびたびテレビ放送されている。ミュージカル作品としても人気が高い。監督は『ダーティ・ダンシング』で知られる、エミール・アルドリーノ。ネバダ州リノにあるナイトクラブの歌手デロリス(ウーピー・ゴールドバーグ)は、愛人であるマフィアのボスのヴィンス・ラ・ロッカ(ハーヴェイ・カイテル)が裏切り者を殺害する現場を目撃してしまったせいで、命を狙われる羽目になる。なんとかヴィンスの部下から逃げ切り、警察に保護されるものの、ヴィンスの裁判が始まるまでの間、修道院に偽りのシスターとしてかくまわれることになった。今まで自由に生きてきたデロリスにとって、修道院の暮らしは監獄といっていいほど肌に合わないものであり、早々に逃げ出そうとする。しかし、修道院長から聖歌隊入りを命じられたことによって、次第にほかのシスターたちとの仲が深まっていく。デロリスが修道院の生活に慣れ始めたころ、警察の密告者によって彼女の居場所が漏れてしまい、マフィアと警察、そしてシスターたちも巻き込み、リノの町を舞台に大暴走が繰り広げられる。
2021年3月5日に公開された、スパイアクション映画。原作は、2011年5月号から2012年1月号まで「PONTOON」にて連載されていた、吉田修一による同名小説である。WOWOWで映画の前日譚であるドラマ『太陽は動かない -THE ECLIPSE-』が、2020年5月24日から6月28日にかけて放送された。実写化不可能といわれていた原作を巧みに演出し、最後の最後まで緊張感が続くハードアクションムービーだ。アクションだけでなく、胸に爆弾を埋め込まれた主人公たちの葛藤と生い立ちも、丁寧に描かれている。ハン・ヒョジュやピョン・ヨハン演じるキャラクターも、実に魅力的で目が離せない。表向きはニュースなどの情報配信会社である、AN通信。しかし本当の姿は、機密情報の売買をおこなう機密組織であった。そんなAN通信のエージェントたちはみな、情報漏洩を防ぐため、胸に小型爆弾を埋め込まれている。彼らは24時間ごとに連絡を取らないと、爆弾が始動し殺されるという宿命を背負わされている。鷹野(藤原竜也)も、そのひとりであった。あるミッションがきっかけで、鷹野と相棒の田岡(竹内涼真)は、極秘情報をめぐって各国のエージェントと激しい頭脳戦を繰り広げあう。
ちっちゃくなったリリィたちが大活躍!?メディアミックス作品『アサルトリリィ』の、スピンオフ・ショートアニメ。ちっちゃくなった百合ヶ丘女学院のリリィたちの、ドタバタな日常を描く! ゲームアプリ『アサルトリリィ Last Bullet』内にて公開。謎の巨大生命体「ヒュージ」に対抗するために設立された、お嬢様学校・百合ヶ丘女学院。そこでは、ヒュージと戦う力を持つ少女・リリィたちが、訓練に励んでいた。そんなリリィのひとりが、頑張り屋な少女・一柳梨璃(赤尾ひかる)。リリィのチームのひとつ・一柳隊を率いるリーダーとして、奮闘する毎日を送っている。ところが、ある日梨璃はリリィの証である大切な指輪をなくしてしまう。これは一大事だと、一柳隊のメンバーみんなで梨璃の指輪を探すことにする。指輪がなかなか見つからないなか、梨璃のことが大好きな楓・J・ヌーベル(井澤美香子)は、どさくさにまぎれて、梨璃にダイヤの指輪をプレゼントする。周囲からはそんな楓にいっせいにツッコミが入る。結局指輪は、梨璃のパートナーである白井夢結(夏吉ゆうこ)が預かっていた。彼女がいうには、昨日梨璃が夢結の部屋に置き忘れたらしい。こうして指輪は無事梨璃のもとに返ってくることになる。だが、梨璃は夢結の部屋で、指輪を外していったいどんな行為をしていたのか…。一柳隊のみんなは、それぞれ妄想をふくらませるのだった。
異次元を漂流する少年少女たち――。マッドハウス制作の、オリジナルテレビアニメ作品。学校ごと異次元を漂流する36人の少年少女たちが、サバイバル生活を続けながら、もとの世界に戻る方法を探す!監督・脚本・原作は、アニメ『ワンパンマン』を手がけた夏目真悟。キャラクター原案は、漫画家・イラストレーターの江口寿史。どこか冷めた態度で日常を退屈に過ごす、中学3年生の男子・長良(市川蒼)。そんな彼を含む36人のクラスメイトは、8月16日を境に学校ごと異次元を漂流することになる。校舎のなかには彼ら以外だれもおらず、外には真っ暗闇の空間が広がるだけ。時間も進んでいないらしく、校舎の窓を割っても、備蓄された非常食を食べても、しばらくするともとに戻っている。しかも漂流と同時に、彼らはそれぞれ奇妙な能力を手に入れた。そのため、テンションが上がった一部の生徒は、その能力を使って、校舎内で暴れ出すようになった。そうしたなかでも、長良は他人とかかわらずに、教室でひとり寝そべって過ごしていた。帰国子女の転校生、希(大西沙織)は、そんな彼に興味を抱き、行動をともにするようになる。その一方、混乱する生徒たちを統率しようとする明星(内藤有海)は、キャップ(上田燿司)をリーダーに仕立て上げ、独自にルールを決める。そうして、ルールに違反した者たちに罰を与え始めるのだった…。
韓国で2003年に放送されたドラマであり、最高視聴率が42%を超える大ヒットとなったドラマ『秋の童話』、日本でも大ブームを巻き起こしたドラマ『冬のソナタ』に続く、ユン・ソクホ監督「四季シリーズ」の3作目である。主演はモデルとしてデビューし、ドラマ『秋の童話』で一躍トップスターの仲間入りを果たしたソン・スンホン。ヒロインを演じたのは、新人女優として出演したドラマ『おいしいプロポーズ』で一気に注目を集めた、ソン・イェジンである。全編にわたってタイトルの『夏の香り』にふさわしい、夏の花と緑にあふれた美しい自然の風景が映し出され、映像の美しさで有名なユン・ソクホ監督の作品のなかでも、特に印象的な映像美を誇るドラマとなっている。フローリストとして活躍するヘウォン(ソン・イェジン)。学生時代には心臓の持病を抱えていたが、数年前に受けた心臓移植手術が成功し、今は大好きな花と触れ合える仕事に大きなやりがいを感じていた。ある日、へウォンの幼なじみであり、ずっとヘウォンのことを想い続けてきた恋人・チョンジェ(リュ・ジン)が、ついにへウォンにプロポーズをする。嬉しい反面、容姿端麗で頭も良く、仕事もできる御曹司のチョンジェにとって、本当に自分がふさわしい相手なのかと不安を感じてしまったヘウォンは、思わず返事をためらってしまうのだった…。
1998年に開催された長野オリンピックが映画の舞台となっており、物語も実話をベースにしている。当時のことを知っていても知らなくても、誰もが楽しめる作品だ。オリンピックの場で活躍するアスリートたちのそばで、葛藤と戦いながらもスポーツの祭典を支えた、ヒーローたちの姿が描かれている。アスリートと彼らを支える人々の気持ちを、丁寧に描いた作品となっている。1998年長野オリンピック。スキージャンプ・ラージヒルのメンバーたちを、複雑な面持ちで見守るひとりの男がいた。彼の名は西方仁也(田中圭)。前のオリンピックでは選手として出場していた彼は、テストジャンパーとしてオリンピックに参加していた。猛吹雪のなかでおこなわれていたラージヒルの一時中断が決定されたのと同じころ、西方をはじめとした25人のテストジャンパーたちのもとに、異例の依頼が審判員側から届く。それは、日本がメダルを取れるかどうかが、それぞれの想いを抱いてテストジャンパーを務める、彼ら25人の決断とジャンプで決まることを意味していた。
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