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『へーい! ブンブー』は、1980年代にNHK総合テレビで放送された幼児向けアニメ。卵から生まれた不思議な自動車の赤ちゃん・ブンブー(野沢雅子)が、少年・ケン(坂本千夏)と友達になりさまざまな冒険を繰り広げる。擬人化された自動車の設定がユニークで、人や動物を含めた可愛いキャラクターたちの、コミカルな動きが非常に面白いアニメになっている。制作は『世界名作劇場』シリーズや、『ちびまる子ちゃん』で有名な日本アニメーション。主人公・ブンブーの声優は、『ドラゴンボール』の孫悟空の声優でもある野沢雅子が担当している。あるとき自動車のスクラップ工場に、大きな卵があった。そこに遊びに来た車大好き少年・ケンは、卵から自動車の赤ちゃんが生まれるのを見つける。そしてスクラップにされそうになった自動車を、ケンは必死に助けた。言葉を話す人間のような不思議な自動車は、自分自身をブンブーと名乗り自由な意思を持って動き回る。そして花の匂いで力を発揮して、崩れてきた自動車からケンたちを救ったのだ。そうしてケンとブンブーはお互いに友達になり、さまざまな冒険を繰り広げるのだった。
『シートン動物記 りすのバナー』は、1979年4月から9月まで放送された幼児向けテレビアニメ。シートン動物記を原作としたアニメで、『シートン動物記 くまの子ジャッキー』に続く第2作目である。猫(谷育子)に育てられたリス・バナー(つかせのりこ)が大自然に戻り、仲間たちと力を合わせて生きていく物語。擬人化された可愛い動物たちの姿が登場して、コミカルに活躍する作品だ。『世界名作劇場』シリーズや、『ちびまる子ちゃん』で有名な日本アニメーションが朝日放送と共同で製作。OPとEDテーマの作詞を、「おはなしゆびさん」や「げんこつやまのたぬきさん」などの童謡を作詞した、児童文学作家・香山美子が務める。リス・バナーは赤ちゃんのころから猫に育てられ、猫を母のように慕っていた。しかしあるとき、火事によってバナーは母猫と離れ離れになる。バナーは母猫を探すが見つからず、猫や犬に追いかけられて森にたどり着いた。そうしてバナーは森で暮らすことになり、初めて知る自然に戸惑う。しかしひとつひとつ知識を得ながら、仲間たちと明るく楽しく暮らしていくのだった。
ゲーム『ファイナルファンタジー』シリーズのなかでも、世界的人気を誇る『ファイナルファンタジーVII』。そんな人気作の2年後を描いたのが、『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』である。ゲームではなく、フルCG映像作品として発売されたことが当時波紋を呼んだ。世界滅亡の危機は免れるも、星痕症候群と呼ばれる謎の病気が世界で蔓延してしまう。星痕症候群とは何か? 「母さん」の真実は? 「罪」は償えるのか? すべての謎が今、解き明かされる!星を滅ぼそうとしたセフィロス(森川智之)との戦いに、見事勝利を収めたクラウド・ストライフ(櫻井孝宏)。戦いのなかで、ともに旅を続けてきた仲間・エアリス・ゲインズブール(坂本真綾)の死から2年、クラウドは運び屋として生活を続けていた。星はなんとか守られたのだが、その代償は大きく、世界は星痕症候群という謎の病気に侵されてしまう。クラウドも発症をきっかけに仲間たちと疎遠になるも、レノ(藤原啓治)からの依頼によりルーファウス神羅(大川透)に会いに行く。そんなとき、突然自分のことを「兄さん」と呼ぶカダージュ(森久保祥太郎)たちに襲われてしまう。カダージュたちの目的は何なのか? 星を守った仲間たちとともに、新たな戦いが幕を開ける。
すべての恐怖のはじまり―この恐怖、祈っても無駄。「ソウ」シリーズで監督を務めたジェームズ・ワンが手掛け2018年に公開され全世界興行収入1350億円超の大ヒットホラー映画。ジェームズがこれまで関わってきた「死霊館」「アナベル」シリーズすべての恐怖のはじまりを描いた今作は最恐ホラー。1952年ルーマニアの森の奥にあるカルタ修道院でひとりのシスターが自殺を図る。バチカンは自殺の謎を解くべく、過去に様々な超常現象を調査した経験があるバーク神父を派遣する。さらに同行者として、「土地勘がある」という見習いシスターのアイリーンを連れていくことを指示する。しかし、アイリーンはルーマニアに行ったことすらないという。それでも神父はバチカンの指示通り、彼女を連れていくことに。ルーマニア到着後、ふたりは第一発見者である男「フレンチー」に会いに行く。やがて神父とアイリーンは事件を調査していくうちに、修道院の隠された秘密を知る。また「悪魔のシスター・ヴァラク」の存在が明らかになる。はたして、この修道院の隠された秘密とは一体…悪魔のシスターの目的とは?
極寒のアラスカ、美女たちを襲う…世にも恐ろしいバイオ・人喰いグマの恐怖!2015年に公開されたハンク・バクスタン監督、『マーダーランド』のロン・カールソンが脚本を担当。主演は『ジャンゴ 繋がれざる者』のジェームズ・レマー。共演には『ツイン・ピークス』の主要キャストだったシェリリン・フェン、レイ・ワイズのコンビが今作で復活。極寒の地アラスカで研究施設から脱走した全長6メートルの狂暴な人食い熊が写真家と美女たち一行を襲う、世にも恐ろしいバイオ・人喰いグマの恐怖。全編スリル100%で、恐怖感に満ちたパニック・ホラー作品。大雪原のなかでグラビア写真を撮るために、カメラマンのブルッキング(ロン・カールソン)は、モデルのエラ(イバナ・コラブ)、クインシー(アレグラ・カーペンター)、アシスタントのデラナ(ステファニー・ホーディス)とともにアラスカを訪れる。現地のコーディネーターでハンターのマーティン(ジェームズ・レマー)らと合流し、彼らが住むロッジに赴く。食事中、人食い熊の伝説について聞かされるが、ブルッキングは先住民の迷信であるとして信じない。そんななか、クロバーチ社の研究施設では、遺伝子操作によって狂暴化した巨大なホッキョクグマが制御不能となり、研究員を食い殺すという事件が起こる。ブルッキングらは撮影をスタートさせるが、次々と未知な生物によって命を狙われていく…。
バレリーナになる! この夢は、何があっても諦めない―トランスジェンダーの少女がバレリーナになるため奮闘する実話に心を動かされたルーカス・ドン監督が9年越しに映画化を実現!2018年のカンヌ国際映画祭でカメラドールほか3冠を受賞し、第91回アカデミー賞外国語映画賞・ベルギー代表にもノミネートされた話題の作品がついに日本で公開! イノセントな彼女がたどり着く、映画史上最も鮮烈でエモーショナルなクライマックスに涙が溢れるーバレリーナを夢見る15歳のララ。しかし、夢を叶えるのは簡単なことではなかった。なぜなら、彼女は男の体に生まれてきたトランスジェンダーだから。それでもララは、夢を叶えるために血の滲むような努力を積み重ね、全力で応援してくれる父に支えられ難関バレエ学校へ入学する。入学後も熱心にレッスンを続けるララの表現力や身体能力の高さに、周囲も目を見張る。そんななか、ララは性別適合手術を受けることを決意。手術の日を心待ちにするララだったが、バレエ学校のライバルたちから向けられる嫉妬心や、思春期による体の変化に不安を覚えるようになり、徐々に心身ともに追い詰められていく…。
スティーヴン・キング原作のホラー小説を『MAMA』を手掛けたアンディ・ムスキエティが監督を務め、2017年に映画化したホラー映画作品。世界的に大ヒットしたM・ナイト・シャマラン監督の『シックス・センス』(1999)の北米での興行収入を上回る大ヒットを記録。2019年11月には本作の続編が公開予定。1988年秋、メイン州の田舎町デリー。土砂降りの雨が降るなか、幼いジョージーは兄のビルに紙で出来た船を作ってもらう。ジョージーは船を持って外に遊びに出かける。兄から作ってもらった船を「ジョージー号」と名付けて遊んでいたが、その船はジョージーの手を離れると流れに沿って、どんどん進んで行ってしまった。ジョージーは必死に追いかけるも船は側溝の中に流されてしまい、兄に怒られることを恐れたジョージーは船を取り出そうと側溝の中を覗き込んだ。すると、側溝の中にはピエロの姿をした不気味な人物がおり、船を手にしていた。そのピエロは自らを踊る道化師「ペニー・ワイズ」と名乗る。ジョージーは船を返して欲しいと懇願するのだが、ピエロは「船を渡してあげるから手を伸ばしてごらん」と囁くのだった。言われるがままに側溝の中に手を伸ばすジョージーだったが、ピエロは口を開け、牙をむき出しにして、ジョージーの右腕を噛みちぎるのだった。そして、そのまま体ごとジョージーを側溝の中に引きずり込んでしまうのだった…。
今日という日を生きる。それが人生を素敵にするーロマンティック・コメディを得意とするリチャード・カーティスが脚本と監督を務めたSF映画作品。過去にタイムトラベルできる主人公の青年ティム・レイクが自分と家族の人生をより良いものへしようとする物語。「時間を巻き戻せたら違う道を選んでいた」という、誰しもが一度は頭をよぎる思いをベースに、かけがえのない人たちへの愛を解く人生讃歌。イギリスに生まれ育った、恋に奥手な青年ティム・レイク。そんな彼は、21歳のとき父親からレイク家の男たちが代々継ぐ能力があることを知らされ、その人生が変わろうとしていた。受け継がれたのは「自分が過ごした過去の時間に遡ることができる」というタイムトラベル能力だった。ティムは「恋人がほしい」と、自身の求める愛のために能力を使い始め、運命的な出会いをする。幸せな日々を過ごしていたとき、ある出来事が起こる。ティムは時間を戻そうとするのだが、戻せば、今ある自身と周囲にある幸せを失う可能性があり、人生最大の選択を迫られるのだった…。
ディズニーが贈るー少年と愛すべきジャングルの仲間たちとの絆!ウォルト・ディズニーの遺作で1967年に公開された人気ディズニーアニメ映画『ジャングル・ブック』を実写化し、2016年に公開された作品。CGIアニメーションのハイクオリティな技術を駆使した動物たちと、美しいジャングルで繰り広げられる、少年モーグリの冒険と成長の物語。ジャングルにひとり残された赤ん坊のモーグリは、黒ヒョウのバギーラに救われ、母オオカミのラクシャに育てられて群れの一員として暮らしてきた。モーグリはほかのオオカミの兄弟と同じように成長できないことに思い悩んではいたが、優しいラクシャや、バギーラと楽しく過ごしていた。だがある日オオカミたちは、人間に恨みをもつトラのシア・カーンから、モーグリを引き渡さなければ群れを襲うと告げられてしまう。自分たちに危険が迫るなか、モーグリをこのまま群れに置いておくのか、もめるオオカミたち。みんなを傷つけたくないモーグリは群れを離れることを決意し、バギーラとともに人間の村に向かう。しかし、モーグリを狙うシア・カーンが後を追い…。
新種ウィルス発生から28週後ー新たな感染が始まる! もはや誰も逃れられない…2002年に公開され世界的大ヒットした『28日後...』の続編で、アカデミー賞監督ダニー・ボイルが製作総指揮を務め、走る感染者を描いて話題を呼んだアクションホラー作品。感染すると狂暴性を引き起こし、ほかの人間に襲いかかる恐るべき新種ウィルス「レイジ」がロンドンで猛威を振るっていた。ドンとアリス夫妻はほかの仲間とともに郊外の民家に隠れ住んでいた。そんなある日、感染者の侵入を許し、ドンはアリスを見捨てて逃亡する。ウィルス発生から28週後…パンデミックが終息し、厳戒態勢が取られているイギリスにスペインへ旅行していたドンの子どもであるタミーとアリスの姉弟が帰国する。子どもたちと再会したドンは、「アリスは死んだ」と告げる。しかし、ふたりは居住エリアを抜け出し、自宅に戻ると、そこには死んだとされるアリスがいた。アリスのもとへ謝りに行ったドンは、アリスからウィルスに感染してしまい、次々と人に噛みつき、感染を広げていく…。
世界有数のハンバーガー帝国を創った男は怪物か? 英雄か?世界最大級のファーストフードチェーンを作り上げたレイ・クロックの自伝と評伝を基に描かれた作品。レイはどのようにして巨大企業を築きあげていったのか? 日本国内の起業家にも絶大な影響を与えている男の熱い情熱と野心…はたして彼は怪物なのか? はたまた英雄なのか?1954年のアメリカ。ミルクシェイク用ミキサーのセールスマンであるレイ・クロックは車で全米各地のレストランを訪問する日々だった。ある日、カルフォルニア州のレストランからミキサーまとめ買いのオーダーが入る。その店はディックとマックの兄弟が経営するハンバーガー店で名前は「マクドナルド」。合理的なスピード・サービス・システムや、コスト削減・高品質という革新的なコンセプトに注目したレイは、全米にフランチャイズ展開するビジネス計画を思いつき、兄弟を説得し、契約を交わすことに。やがて、フランチャイズ化は成功していくのだが、利益追求のレイと、昔気質の兄弟との関係は急速に悪化していく…。
今世紀最大の謎が…遂に完結するーキリスト教のタブーに切り込み、全世界で大論争を巻き起こしたダン・ブラウンの大ベストセラーミステリー小説が待望の映画化。ロン・ハワードが監督を務め、主人公のロバート・ラングドンはオスカー俳優トム・ハンクスが演じた。名画に隠された謎に挑むミステリー・サスペンス。パリのルーブル美術館で館長のジャック・ソニエールが殺害された。遺体の周りには、不可解な暗号が残されており、謎は深まるばかり。事件の当日、館長と会う約束をしていたハーバード大学のラングドン教授は容疑者として呼び出され、警察から誘導尋問を受ける。そこを、館長の孫娘ソフィーに助け出され、一緒に館長の死の真相を解き明かすことに…。執拗に追いまわすファーシュ警部をはじめ、フランス司法警察に追跡されながらも、ふたりは暗号の謎を解き始める。なぜ館長は殺されたのか? そして、この事件の裏に隠されたキリスト教の歴史を覆す驚愕の真実とは一体…。
それは宇宙の声からはじまった…NASA惑星探査の指導者カール・セーガンの小説を名匠ロバート・ゼメキス監督が映画化した作品。地球外生命体と人類の接触を軸に科学や宗教を盛り込んだ奥深いストーリー展開。主人公の電波天文学者エリーをオスカー女優ジョディ・フォスターが演じ、好評を博した感動のSF巨編。地球外知的生命体探査プロジェクト研究者のエリーは天文台で、宇宙から届く電波を探査、研究していた。研究の存続が危ぶまれるも謎の富豪の協力を得て、エリーは異星人からの電波信号の受信に成功する。しかしその途端、宗教団体による圧力や政府が介入してくるなど、彼女の環境は激変する。そんな中、エリーは電波信号の解読に成功。それは恒星ヴェガへ人を輸送する装置の設計図だった。その設計図をもとに世界各国が協力してヴェガへの移動装置が建設される。エリーはその乗組員に志願するも、落選する。そんな中、移動装置はカルト宗教団体に破壊されてしまう。その後、謎の富豪の協力により再び移動装置が作られ、エリーは乗組員として、ヴェガへ向かうことに。はたしてエリーは無事、ヴェガへたどり着くのだろうか?
ビジネス一筋の男が知った"本当の幸せ"とは―「もしあの時、違う道を選んでいたら」をテーマにしたファンタジー映画作品。社会的成功を収めたビジネスマンが、もうひとつの人生を体験することで”本当の幸せ”とは何なのかを気づかされる姿を描いている。クライマックスはクリスマスイヴ、経験を重ねてきた大人たちに贈るラブストーリー。NYのウォール街で成功をおさめ、優雅な独身生活を満喫する大手金融会社社長のジャック。クリスマスイヴにも関わらず夜遅くまで仕事に没頭していた。そんな仕事からの帰り道、立ち寄った小売店で店員とトラブルを起こし激憤する青年キャッシュ・マネーと出会う。彼を案じたジャックは親切心から言葉をかけるのだが、彼は「あんたは欲しいものすべて手に入れているのかよ?」と、鼻で笑う。「勿論」と返すジャックに対し、意味深な言葉を投げかけてキャッシュは去っていく。ジャックは自宅に戻り、翌朝、目を覚ますとそこは見覚えのない部屋で、隣には13年前に別れた彼女と見知らぬ子どもの姿が…。
名匠と美しき異才が組んだ青春のメモワール!両親の過去によって引越しだらけの人生を送る少年が、音楽の才能を認められ、さらには恋に落ちる青春のときを迎える。やがて、音楽を取るか、愛する家族との暮らしを取るかの選択を迫られる少年の姿を描いたヒューマンドラマ。主人公ダニーを演じたのは異才リヴァー・フェニックス。監督は名匠シドニー・ルメットが務めた秀作。高校生のダニーは、父アーサーと母アニー、弟ハリーの4人で暮らす、ごく普通の少年。だが、ダニーには人に言えない秘密があった…。それは、両親が反戦運動家で、テロリストとしてFBIに指名手配され逃亡中の身だった。そのため一家は転校を繰り返し、逃亡生活を続けていた。高校3年生になったダニーは、音楽教師にピアノの才能を認められ、NYの名門音楽院への進学を勧める。また、教師の娘とも知り合い、ふたりは惹かれ合う。 そんなある日、両親の昔の仲間が現れ、過去をバラそうとし、一家は再び引越しを余儀なくされる。ダニーは音楽の道を歩むべきか、家族とともに引越しをするのか、選択を迫られるのだった…。
壁を飾るために描くのではない、絵は盾にも矛にもなる戦うための手段だ‐‐パブロ・ピカソ。ナチス・ドイツ、ヒトラーはなぜ美術品略奪に拘ったのか?美術史史上最悪、ヨーロッパ各地で略奪された美術品は約60万点!今も10万点が行方知らずのまま。究極の美と権力に秘められた誰も知らないヒトラーによる闇の美術史。ヒトラーの秘宝が辿った知られざる真実と背景とは?恐怖で世界を支配していたヒトラーは人々の思想をも操ろうとした。ピカソやゴッホなど巨匠の作品に「退廃芸術」の烙印をし、「退廃芸術展」を開催し「無能なペテン師」などと貶めた。ヒトラー率いるナチスによる数々の名画が略奪、破壊は権力を失うまで続き、奪われた名画の行方は…今も続く奪還運動 。略奪された美術品と、それに関わる人々の数奇な運命を歴史家や美術研究家など関係者の証言をもとに描いたドキュメンタリー映画。ナビゲーターにイタリアの名優トニ・セルヴィッロが務め、字幕監修はドイツ文学者中野京子が担当する公開前から注目の作品。「芸術とは何だ?」
結婚を控えた花ムコが消えた!? 男3人組は大スター不在で予算低めの作品が、口コミによって全世界興行収入4億ドルを突破した、大ヒットコメディ映画。欧米で行われる新郎が独身最後の夜を祝う"伝統的イベント"「バチェラー・パーティー」をきっかけに起こった男たちのドタバタ劇を描いた大爆笑作品。フィルとスチュアート、アランの男3人組は、結婚式を2日後に控えた親友ダグのために「バチェラー・パーティー」をラスベガスで開催。高級ホテルのスイートで酒にギャンブルとバカ騒ぎする。翌朝、フィルたちがひどい二日酔いから目を覚ますと、部屋は滅茶苦茶な惨状となっており、ダグの姿が消えていた…。部屋には鶏が歩き、トイレには虎、クローゼットからは赤ん坊の泣き声が…。昨晩の記憶がすっかり抜け落ちている一同は余りに酷い状況に困惑。昨晩の記憶をたどっていく中で、明らかになる衝撃的な真実の数々。ダグを見つけ出し、結婚式に間に合わせされるのか…。男3人組は二日酔いで回らない頭を駆使してラスベガスを駆け回る。
男子高生・陽太郎(梶裕貴)と、19人の姉妹との日常を描いたラブコメディアニメ。お姉さんからツンデレキャラクターまで多くのヒロインが登場する作品で、年齢層も赤ちゃんから大学生と幅広く、それぞれのキャラクターに異なった魅力がある。陽太郎を中心に、ちょっとエッチでほのぼのとしたキャラクターたちの交流を見ることができる。アニメ兼ゲーム雑誌である「電撃G's magazine」の通巻200号記念として、読者参加型企画でスタートした作品で、2011年7月にOVAアニメとしてDVDおよびBlu-rayにおいて発売。陽太郎は、19人の姉妹やその母親(桑谷夏子)とともに同居している高校生男子だ。そして小さな赤ちゃんから、大学生の姉までの家族と賑やかな生活を送っていた。そんなあるとき、芸能事務所の社長である母親からの提案で、PV撮影の一環として家族で旅行に行くことになった。しかし大家族での旅行は、トラブルばかり。川に流されてしまう妹たちがいたり、混浴温泉では裸になった姉妹たちと大騒動になってしまう。そうして姉妹たちとの、ドタバタで賑やかな旅が繰り広げられていくのだった。
『オリエント急行殺人事件』は、2017年に公開されたアメリカ合衆国のミステリー映画で、ケネス・ブラナーが監督・主演を務めている。アガサ・クリスティが1934年に発表した『オリエント急行の殺人』を原作とし、遡ること43年前の1974年にはイギリス・アメリカ合作で同名の映画化がされている。今作はそのリメイクという意味でも注目された。主役を演じたケネス・ブラナーをはじめ、ジョニー・デップ、ミシェル・ファイファー、ウィレム・デフォー、ペネロペ・クルスなど豪華なキャストが集結したこともあり、全米3,341館で封切られた公開初週末には2,868万ドルの興行収入を記録した。トルコ発フランス行きの寝台列車オリエント急行内で、殺人事件が発生した。被害者は富豪の男・ラチェット(ジョニー・デップ)で、実に12ヶ所を刺されて死亡していたと判る。偶然列車に乗り合わせていた私立探偵のエルキュール・ポアロ(ケネス・ブラナー)は、友人のブーク(トム・ベイトマン)に頼まれて捜査に乗り出す。列車内という動く密室での殺人だっただけに、車掌と乗客合わせて13人全員が容疑者となったが、尋問の結果、13人全員にアリバイがあることが判明。しかし、その尋問のなかでラチェットの「隠された過去」が明るみに出る。そして、そこから事件の謎は思わぬ方向へと展開していく…。
赤いジャージにメガネ、おさげ髪の熱血数学教師の山口久美子、通称ヤンクミは、任侠一家で育った「お嬢」だった…?人気シリーズの『ごくせん』の第1シリーズは2002年、第2シリーズが2005年に放送され、2008年から第3シリーズに突入。森本梢子の漫画『ごくせん』のドラマ化作品で、主題歌はAqua Timezの「虹」。第3シリーズは、2008年4月から6月まで放送された。2009年3月には『卒業スペシャル』を放送。『ごくせん THE MOVIE』というタイトルで映画化も決まった。任侠の大江戸一家で育った高校教師の山口久美子(仲間由紀恵)、通称ヤンクミが主人公。ヤンクミが勤めるのは、赤銅学院高校。3年D組の担任として、不良生徒たちがいるクラスで日々奮闘中だ。テンションが高いものの、筋の通らないことを許さず、ときには厳しい性格に変わる義理人情にも厚いヤンクミ。担当する3年D組は、元番長の緒方大和(髙木雄也)と風間廉(三浦春馬)が存在するため、クラス内でけんかばかりが起きる。ヤンクミの努力によって、クラスメイト同士、和解して仲良くなる日は来るのか…?
全世界で大ヒットとなった『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のジェームズ・ガン監督が、プロデューサーとして制作した異色のヒーロー映画。MCUをはじめとする、数々のスーパーヒーロー映画が話題となるなか、アンチヒーローを主人公にしたアンチテーゼ的な作品が誕生した。ブライトバーンの街に住む子どもに恵まれてこなかった夫婦・トーリ(エリザベス・バンクス)とカイル(デヴィッド・デンマン)の前に、出自が謎の赤ちゃんが姿を見せる。ブランドン(ジャクソン・A・ダン)と名付けられた男の子は、夫婦によって育てられ12歳に成長していた。しかし12歳の誕生日を境に、凶暴な一面を見せ始めるブランドン。やがて、ブランドンは普通の人間を超えた超能力を見せはじめ、周囲では不穏な出来事が次々と起こる。それでも息子を信じようとする母・トーリと、得体の知れない力を持つブランドンにおびえる父・カイルの間では、徐々に亀裂が入り始める。そしてブランドンの強大な力は、ブライトバーンの街をかつてない恐怖へと陥れていく…。
1986年、シリーズ第1作の発売以降、国民的RPGゲームとして愛されてきた『ドラゴンクエスト』シリーズ。そんなシリーズ内でも、さまざまなゲーム内イベントがファンから好評を得てきた『ドラゴンクエストⅤ 天空の花嫁』を原案とし、3DCGアニメーションとして映画化。監督は『ALWAYS 三丁目の夕日』『STAND BY ME ドラえもん』などの山崎貴、そして本家ドラクエシリーズ生みの親・堀井雄二と、作曲家・すぎやまこういちも参加している。また、佐藤健、有村架純、波瑠、坂口健太郎、山田孝之など、豪華俳優陣がキャラクターの声を担当している。魔物たちに連れ去られた母・マーサ(賀来千香子)を探し、父・パパス(山田孝之)と旅を続ける少年・リュカ(佐藤健)。そして母をさらった魔物・ゲマ(吉田鋼太郎)と遭遇したパパスは、激しい戦いを繰り広げるが、リュカを人質にとられてしまい、息子の目の前で殺されてしまう。10年後、魔物にさらわれ奴隷となっていたリュカは、なんとか脱走を成功させ、故郷へと戻る。そこでパパスの日記を見つけたリュカは、父の遺志を継ぎ再び旅に出る。果たしてリュカは、父の敵であるゲマを倒し、母を救うことができるのか!?
全日本バレーボール高等学校選手権大会(通称:春高バレー)予選、宮城県代表の決勝、烏野高校バレーボール部と絶対王者・白鳥沢学園高校バレーボール部との死闘を描いた物語。テレビ放映されたアニメ『ハイキュー!! 烏野高校 VS 白鳥沢学園高校』を、劇場版用に再編集したものである。原作は古舘春一の漫画『ハイキュー!!』。2017年9月に劇場公開。アニメーション制作はProduction I.G。監督は満仲勧、キャラクターデザインは岸田隆宏、シリーズ構成は岸本卓。「コンクリート出身、日向翔陽です。あなたをぶっ倒して、全国へ行きます」。日向(村瀬歩)は白鳥沢学園のエース牛島(竹内良太)に、そう宣言した。そして宣言通り、日向翔陽が所属する烏野高校バレーボール部は、春高バレー予選宮城県代表決勝まで駒を進めた。対するは日向が宣言した相手・エースアタッカー牛島若利率いる、絶対王者・白鳥沢学園高校バレーボール部。烏野高校は第1セットを落とすも、4人同時攻撃を仕掛けるなど、多彩な攻撃で白鳥沢学園に対抗。ついには2セット目を取ることに成功する。運動量と多彩な攻撃で相手を翻弄する烏野高校バレー部と、エースアタッカー牛島を中心にパワーで押してくる白鳥沢学園高校バレー部の、コンセプトの戦いによる死闘が始まった。
宮城県代表となった烏野高校バレーボール部が、全日本バレーボール高等学校選手権大会(通称:春高バレー)で活躍する物語。原作古舘春一の漫画『ハイキュー!!』の、アニメ第4期第2クール。2020年10月放送。アニメーション制作はProduction I.G。キャラクターデザインは岸田隆宏、シリーズ構成は岸本卓と、『ハイキュー!!』シリーズを手がけたスタッフが、今作も制作している。また、助監督をしていた石川真理子が副監督に抜擢されている。「打つの忘れた!」。気持ちよく跳べたことに意識がとられ、日向は飛んできたボールのことを忘れてしまった。春高バレーの2回戦。初戦で神奈川県代表・椿原学園高校に勝利した烏野高校は、シード校である兵庫県代表の稲荷崎高校と、対戦することになった。稲荷崎高校はインターハイで2位の成績を収め、今大会の優勝候補と呼ばれていた。日向翔陽(村瀬歩)と影山飛雄(石川界人)はさっそく、稲荷崎高校のすごさを目の当たりにする。双子の宮侑(宮野真守)と宮治(株元英彰)が、日向と影山が得意とする「変人速攻」をいきなり決めてきたのだ。さらに宮侑はリベロである西谷夕(岡本信彦)が、「ジャンプフローターサーブ」に弱いことを見つけ、西谷を苦しめる。
人間国家オルベリアの見習い騎士・カーセルの旅を描く、冒険ファンタジー。原作は韓国の会社VESPAが開発したスマートフォン向けのゲームソフト『キングスレイド』。全世界累計ダウンロード数は、1,300万に達している。そんな『キングスレイド』をもとにしたオリジナルアニメーションであり、ゲームとは異なる物語が展開する。2020年10月放送。アニメーションの制作は、OLMおよびSUNRISE BEYOND。監督は『ソードアート・オンライン』などで演出を担当していた、星野真を抜擢。キャラクターデザインおよび総作画監督に、『波よ聞いてくれ』で作画監督の経験がある新井達也を起用した。シリーズ構成は、『アサシンズプライド』などで脚本を務めた清水恵が担当している。「1人前の騎士じゃない! みんなを守れる騎士になるんだ!」。カーセルはそういい、稽古をつけてくれている騎士クラウスに斬りかかった。今日も見習い騎士・カーセル(石川界人)は、師であり幼なじみでもある騎士クラウス(寺島拓篤)に、ひと太刀も浴びせることはできなかった。剣の稽古と街の見回り、そんなカーセルたちの平和な日常に暗雲が立ちこめた。オルベリアの王の森に、魔族が現れたという報告が入ったのだ。そして王の森への調査に、騎士であるクラウスの部隊が派遣されることになった。見習いであるカーセルは連れて行ってもらえなかった。
絶対的な力を持つ「NOBLESSE」のライジェルと、世界征服を目論む謎の組織「ユニオン」との戦いを描いた、ダークファンタジー。原作Jeho・Son、作画Kwangsu・Leeの漫画『NOBLESSE -ノブレス-』をアニメ化。韓国の「NAVER WEBTOON」や、日本の「LINEマンガ」で連載され、全世界累計閲覧数は46億回を突破している。2020年10月放送。アニメーション制作はProduction I.G。総監督に『黒子のバスケ』などの制作に携わった、多田俊介を起用。監督は『火ノ丸相撲』などで経験のある、山本靖貴が担当している。キャラクターデザインは、『テニスの王子様』などを手がけた石井明治。シリーズ構成には、『スタミュ』なども手掛けたハラダサヤカが抜擢された。カディス・エトラマ・デ・ライジェル(新垣樽助)は、820年という長い時間を経て目覚めた。フランケンシュタイン(平川大輔)は、かつてライジェルをマスターとして仕えてきた執事であった。だが、今のフランケンシュタインはイェラン高校の理事長であり、目覚めたばかりのライジェルは現代を知るために高校へ通うことになる。転校生として編入することになるがライジェルは、その美貌でクラスの女子たちをメロメロにしてしまう。しかし、そんな平和な光景の裏では…。
風変わりなイケメン教師に翻弄される美少年!?女性向け恋愛アドベンチャーゲーム『OZMAFIA!!』の、スピンオフアニメ作品。人見知りで要領の悪い美少年が、風変わりなイケメン教師たちとドタバタな日常を過ごす! 2020年8月には、原作ゲームに新要素が加わったNintendo Switch版『OZMAFIA!!-vivace-』が発売された。静かな森の奥に校舎が建つオズ学園。そこに転入することになった美少年のスカーレット(市来光弘)は、さっそく生来の方向音痴を発揮して、森のなかをさまよっていた。途方に暮れたスカーレットだったが、幸いなことにオズ学園の警備員を務める軍服姿の男・シーザー(桐本拓哉)に発見される。ところが、スパイだと勘違いされたスカーレットは、両手に刀を持ったシーザーに追い回されることになる。散々な目に遭いつつも、なんとか学園にたどり着いたスカーレット。そんな彼を、カラミア(新垣樽助)、キリエ(興津和幸)、アクセル(梯篤司)ら、ちょっと風変わりなイケメン教師たちが出迎えるのだった。そうしてスカーレットは無事転入を果たしたのだったが、今度は転入早々のテストで壊滅的な点数を取ってしまう。あまりの惨状を見かねたキリエは、スカーレットを「補習部」に強制的に入部させる。ここから、スカーレットとイケメン教師たちのドタバタな日常が始まることになる。
『バンビーノ!』は、2007年4月から6月に日本テレビ系列で放映された本格グルメドラマ。原作は「ビッグコミックスピリッツ」にて連載された、大人気漫画である。東京の本格イタリアンレストラン「バッカナーレ」を舞台に、料理人たちの日々奮闘する姿が描かれる。主人公の新米料理人・伴省吾を国民的アイドル・嵐の一員である松本潤が演じ、そのほかにも北村一輝や佐藤隆太、佐々木蔵之介など豪華俳優陣が出演している。また主題歌には、嵐が歌う「We can make it!」を起用。さまざまな挫折を味わいながら成長をしていく伴の成長を、熱く描いている。あるとき大学生であった伴(松本潤)は、アルバイト先の博多のレストランのすすめで、東京のレストラン・バッカナーレの手伝いに行くことになった。自信満々に赴く伴だったが、そんなにうまくはいかなかった。料理だけでなくすべてのことにおいて、これまでの料理経験はまったく通用しなかったのだ。そして今まで軽い気持ちで料理に携わっていたことに気づき、さまざまな挫折を味わい苦悩する伴。周りからは続かないと思われていたが、伴はその負けん気で頑張っていく。こうして伴の成長物語が、始まっていくのだった。
アニメ『GS美神』は、1993年に放送され全45話で完結したアクションコメディ作品。原作は椎名高志が手掛けており、1991年から1999年まで「週刊少年サンデー」で連載されていた。悪霊や妖怪を退治する超一流の美人ゴーストスイーパー・美神令子(鶴ひろみ)と、その助手・横島忠夫(堀川りょう)が繰り広げるドタバタオカルトコメディ作品で、1993年に小学館漫画賞を受賞するほどの人気ぶりである。主題歌である「GHOST SWEEPER」は、平成アニメの名曲として今でも多くのファンから親しまれている。巨額のギャラが発生する、超ボロいビジネス「ゴーストスイーパー」。除霊が成功すれば、何億ものお金が転がりこんでくるビッグビジネスを営んでいるのが、主人公・美神令子である。彼女は超一流のゴーストスイーパーであり、そのギャラも超一流。そして、ボディコンが似合うスタイル抜群の超絶美女である。そんな彼女の美貌の虜となったアシスタントの横島忠夫とともに、令子たちは依頼があった山奥の温泉へと向かうのであった。
暗殺をこなす幸福な少女たち――。相田裕の漫画『GUNSLINGER GIRL』をもとにした、テレビアニメ作品。サイボーグとなった少女たちが、公社の命令でテロリストたちを暗殺していくガンアクションアニメ。原作はアスキー・メディアワークスの雑誌「月刊コミック電撃大王」で連載された。ヨーロッパのとある国が設置した、公益法人「社会福祉公社」。表向きは救急救命医療支援を掲げた組織だが、その正体は反政府テロ組織を壊滅させることを目的とした諜報機関である。公社は全国から瀕死の少女たちを集め、改造手術により殺人をいとわないサイボーグを作り上げ、テロリストたちの暗殺任務にあたらせていた。記憶を失い、絶対服従の条件づけを施された少女たちは、公社の施設と暗殺現場を行き来する生活を送る。しかし彼女たちは、それぞれのパートナーを務める男性諜報官の役に立てることをこのうえなく幸せに感じていたのだった。そんな少女たちのひとり・ヘンリエッタ(南里侑香)は、その日もパートナーのジョゼ(木内秀信)とともに、テロリスト探索の任務についていた。作戦どおりならば、テロリストを生け捕りにし、機密情報を吐かせるはずであった。ところが、テロリストのひとりがジョゼの胸倉をつかんだのを見たヘンリエッタは、思わずマシンガンを連射し、彼らを皆殺しにしてしまう。その出来事に、ヘンリエッタ自身もショックを受けるのだった。
秘密裏に暗殺を繰り返す少女たち――。相田裕の漫画『GUNSLINGER GIRL』をもとにした、テレビアニメ作品第2弾。イタリア首相府の諜報機関に所属する少女たちが、暗殺任務をこなすなかで天才的な暗殺の才能を持つ少年と対決することになる。原作は「月刊コミック電撃大王」(アスキー・メディアワークス)で連載された。イタリア首相府が秘密裏に設置した、「社会福祉公社」。表向きは障害者支援のための公益団体だが、その実態は政府に敵対する勢力を密かに暗殺する超法規的諜報機関だった。公社は戦闘員を養成するため、全国から瀕死の少女たちを集め、「義体」と呼ばれるサイボーグへと作り変えた。その過程で、彼女たちは過去の記憶を奪われ、絶対服従するように条件づけを施された。命令さえあればもはや殺人もいとわなくなった彼女たちは、それぞれ担当官と「兄妹」(フラテッロ)と呼ばれるペアを組んで、任務に取り組んでいた。そんなある日、モンタルチーノで任務についていた義体の少女、トリエラ(榎本温子)は、極右テロ組織「五共和国派」と対峙する。そこで彼女は、天才的な殺し屋の少年、ピノッキオ(岸尾だいすけ)と対決することになる。ところが、トリエラは不覚にもピノッキオとの戦闘に敗北し、気絶させられてしまうのだった。その出来事をきっかけに、トリエラとピノッキオの数奇な人生は、交錯していくことになる。
同人誌に青春をかける男女たち!Leafから発売された恋愛アドベンチャーゲーム『こみっくパーティー』をもとにした、テレビアニメ作品。ごく平凡な青年がひょんなことから美少女たちと同人誌制作をすることになるラブコメディ。第1話~第4話はOVAの再編集版、第5話~第13話はテレビアニメ版で追加されたエピソード。面倒見のいい千堂和樹(菊池正美)は、美大受験に落ちた青年。目標を見失い、パッとしない日常を送っていたところ、悪友の九品仏大志(遠近孝一)に誘われ、同人誌の世界に足を踏み入れる。そこで、和樹は同人作家を目指す美少女・長谷部彩(園崎未恵)と出会うのだった。それからしばらく経ったある日、和樹と彩は同人誌即売会で売り子をしていた。ところが、彩が制作した同人誌は、まったく売れる気配がない。そこで、和樹の友人で駆け出し同人誌作家の御影すばる(倉田雅世)が、ベテラン作家にアドバイスをもらってはどうかと提案する。そうして呼ばれたのが、猪名川由宇(茂呂田かおる)と大庭詠美(石川静)。しかし、ふたりはアドバイスをするどころか、方向性をめぐって対立してしまう。挙句の果てには、部屋中のものを投げつけ合って、喧嘩を始めるのだった。そんなドタバタな状況に、さらにコスプレイヤーの芳賀玲子(むたあきこ)や、世話好きの高瀬瑞希(茶山莉子)が登場する。こうして事態はますます混迷を極めることになる。
平安時代に書かれ、日本最古の物語ともいわれる『竹取物語』。作者未詳のこの歴史的作品を原作とし、スタジオジブリが2013年に公開した映画である。原案・監督・脚本を担当したのは、『火垂るの墓』や『おもひでぽろぽろ』など数々の名作を生み出してきた、日本を代表するアニメーション監督・高畑勲。1999年公開の『ホーホケキョ となりの山田くん』から約14年ぶりの監督作品であり、企画の立ち上げから完成までに約8年もの歳月をかけた渾身の作品。昔、ある山里に翁(地井武男)と妻の媼(宮本信子)が、2人で暮らしていた。ある日竹を取りに出かけた翁は、竹林のなかでひときわ明るく光輝くたけのこを見つける。そこにはなんと、手の平にのるほどの小さな姫君がいたのである。驚いた翁はさっそく姫君を手で包み、家に大切に連れて帰った。すると、その姫君はたちまち大きくなり、その日のうちに人間の赤ん坊の大きさに成長したのである。姫君(朝倉あき)の成長は驚くほど速く、半年も経たないうちにすっかり少女へと成長してしまったため、近所の子どもたちから「たけのこ」と呼ばれ、慕われるようになる。姫君にとって、ガキ大将の少年・捨丸(高良健吾)や仲間たちと遊び、ともに野山をかけまわる時間はこの上なく幸せな日々だった。しかし、翁はそんな姫君を高貴な姫君に育てあげるため、無理矢理都へ連れて行こうとするのだった…。
『コープスパーティー Tortured Souls -暴虐された魂の呪叫-』は、2013年に発売されたOVA作品で、ホラー要素の強いアニメである。原作はホラーアドベンチャーゲーム『コープスパーティー』。アニメだけでなく漫画や実写映画など、さまざまなジャンルが存在している大人気メディアミックス作品である。如月学園の高校生・持田哲志(下野紘)とその仲間たちが、「幸せのさちこさん」のおまじないによって飛ばされた異世界から脱出するために奔走する。さまざまな悪霊と人間の狂気が混ざり合う、ホラー要素満載の作品。飛ばされた先の「天神小学校」に関わる殺人事件の謎を解いていく内容も加わり、ホラーだけでなく謎解き要素も楽しめる。ある日の放課後。持田哲志たちは学校仲間と、その場に居合わせた哲志の妹・持田由香(喜多村英梨)と、女性教師・宍戸結衣(沢城みゆき)とともに、幸せのさちこさんのおまじないをおこなった。すると突然教室の床が抜け、異世界に飛ばされてしまう。その場所はすでに廃校になって壊されたはずの天神小学校であった。小学校はかつての殺人事件で、殺された子どもを中心とした悪霊たちが徘徊する世界。哲志と同じように飛ばされてしまった人々が無残に殺されてしまっており、哲志たちもその存在に脅かされていった。果たして哲志たちは天神小学校の謎を解き、無事にもとの世界に戻ることができるのだろうか?
ドラマ『キミはロボット』は、2018年KBS演技大賞でベストカップル賞に輝いた、ファンタジーラブストーリー作品である。人間とロボットとが互いに惹かれあう、甘く切ない恋愛模様に号泣必至。今作の脚本を務めたのは、朝鮮王朝版ロミオとジュリエットを描いたロマンス作品『王女の男』を手掛けたチョ・ジョンジュ。演出家には、ラブストーリー作品で有名な『むやみに切なく』などを手掛けた、チャ・ヨンフンが抜擢されている。主演には、アイドルグループ・5urpriseのメンバーで、リードボーカルを担当しているソ・ガンジュンが選ばれ、人間とAIロボットの1人2役を見事に演じきっている。人工知能界のアインシュタインとして名声を得たオ・ローラ博士(キム・ソンリョン)は、大学で論文発表をおこなっていた。演説後、7歳になる息子・ナム・シン(オ・ハンギョル)とともに夫の帰りを待つも、突然ソ・ジョンギル(ユ・オソン)から死亡通告書を突き付けられてしまう。しかも、シンを祖父・ナム・ゴンホ(パク・ヨンギュ)に連れ去られてしまうのだ。夫を殺したかもしれない祖父のもとからシンの救出へと向かったローラだが、帰ることを拒まれ絶望に胸をさいなまれる。そんな悲しい気持ちを胸に、もう一度シンに会いたいという一心で、ナム・シンⅠ(オ・ハンギョル)を作ったのだった。
東京に出てきて3年、夢物語を信じていた主人公がシンデレラストーリーを歩むことに…。ドラマ『妹よ』は、フジテレビ系列の「月9」枠で1994年10月17日から12月19日まで放送された。主演は和久井映見で、第3回ザテレビジョンドラマアカデミー賞の主演女優賞を受賞している。岸谷五朗は助演男優賞、鶴田真由は助演女優賞を受賞している。最終話は、最高視聴率30.7%を叩き出した。プロデューサーは大多亮で、演出は永山耕三。主題歌はCHAGE and ASKAの「めぐり逢い」。ドラマ『101回目のプロポーズ』のスタッフが、集結した。ゆき子(和久井映見)は、地方から出てきて東京で働いている。そんなゆき子のもとを訪れたのは、兄の菊雄(岸谷五朗)だった。東京駅で菊雄を自分の会社の自動車の運転手と間違えた雅史(唐沢寿明)と出会い、関係が始まる。ゆき子が雅史に持っていた赤い傘を貸したこと、街でばったり出会ったこと、雅史がゆき子を見て、今は会えない妹を思い出したことから、雅史とゆき子は不思議な縁にひかれるように恋に落ちていく…。
第55回メフィスト賞を受賞した木元哉多のデビュー作『閻魔堂沙羅の推理奇譚』が、ついに中条あやみ主演で2020年10月31日からテレビドラマ化!閻魔堂沙羅(中条あやみ)は、閻魔大王の娘にして死者の天国行き・地獄行きを決定する、あの世の裁判官。今日も沙羅の気まぐれで、殺害された善人に「制限時間内に自分を殺した犯人を当てれば、生き返らせる」ゲームが持ち掛けられる。第1話の主人公は、お人好しで仕事も恋愛も失敗ばかりのヘタレ男、浜本尚太(小関裕太)。ある日、彼が目を覚ますと見たことのない神々しい空間に立っていた。さらに「ヘタレ」といいながらキツく尚太のことを責めてくる、閻魔堂沙羅もそこには立っていた。彼女がいうにはここは閻魔堂であり、死んだ魂の天国行き・地獄行きを裁く空間らしい。沙羅は閻魔大王の娘であり、「働き方改革」のせいでたまに閻魔大王の代理を務めているそうなのだ。冷凍室で凍死したと知り、ショックを受ける尚太。絶望しながら天国行きの扉へと向かう尚太に、沙羅が間違えて「事故ではなく殺人」と口を滑らしてしまった。現世に強い未練を抱く尚太。そんな彼に沙羅は、「自分を殺した犯人を当てるゲームをする?」と、ゲームを持ち掛ける。ただそのゲームは、当てたら生き返ることができるが、外したら地獄行きのとんでもないゲームだった。
『魔女がいっぱい』は、ロアルド・ダール原作の児童小説を映画化した作品だ。タイトル通り、人間のそばに潜んでいる魔女との戦いを描いたストーリーで、子ども向け作品ながら不気味な要素も持っている。監督は、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を制作したロバート・ゼメキス。ロアルド・ダール作品のファンであるゼメキスが構築した世界観は、原作から飛び出してきたかのような印象を与える。CGとの融合によって魔女に変身したのは、オスカー女優のアン・ハサウェイ。普段は見せない、悪役としての顔にも注目だ。両親を失ったぼく(ジャジール・ブルーノ)は、おばあちゃん(オクタヴィア・スペンサー)に引き取られる。少しずつ元気を取り戻してきたぼくだったが、偶然魔女と出会ってしまう。魔女は子どものにおいが大嫌いで、すべての子どもを消し去ろうと計画していた。ピンチになったおばあちゃんとぼくは、身を隠すため高級ホテルに逃げこむことに。しかし、そこでは魔女たちによる集会がおこなわれており、捕まったぼくはネズミに変身させられてしまうのだった。
伊藤潤二『コレクション』は、2018年にWOWOWやTOKYO MXで放送されたオムニバス形式の短編ホラーアニメ。『富江』や『うずまき』で有名なホラー漫画家・伊藤潤二の作品である『伊藤潤二傑作集』と『魔の断片』のなかから毎話2作品を映像化し、TVアニメ12話とOVA1話が放送された。伊藤潤二作品ならではの話の先が読めない不思議な世界観と、ほかのアニメでは感じることができない独特な雰囲気を見事に表現。ホラー作品でありながら、意図的にシュールなコメディも取り入れているという異色の作品である。あるとき暗い森で人形に釘を打つ、陰気な少年がいた。その少年は双一(三ツ矢雄二)という名前で、自分自身を非常に高く評価しているが、家族や学校ではその不気味な雰囲気で浮いた存在だった。そんな双一は、人々に「呪い」をかけることができる「超人的な能力」を持っていた。その力を使って、自分の気に入らない人々に危害を加えていたのだった。
クセモノぞろいのアニマルライフ!?海外向けに制作された、大人向けラブコメアニメ作品。擬人化された動物たちが現代社会のなかで、恋に仕事に悩みながら生きる姿を描く。2013年放送当時は全編英語・日本語字幕付きだったが、その後日本語吹き替え版が制作された。ジェネラルコーポレーション本社で働くクマのジェイク・ワイルド(興津和幸)は、27歳独身のデザイナー。大きな図体でありながら、優柔不断で気が弱く、いつも上司に怒られてばかり。その日も仕事中に大好きなはちみつのウェブサイトを見ていたことで、職場のみんなの前で叱られていた。ジェイクの恋人である同僚のおしゃれなネコ、ジェニー(たかはし智秋)は、そんな情けないジェイクの後ろ姿を見て、ため息をつくのだった。だが、ジェイクも大人の男。その夜、彼は長年付き合っているジェニーにプロポーズする。ところが、ジェニーは喜ぶどころか激怒してしまう。それもそのはず、なんとそこはジェイクが適当に選んだファミレスだったのだ。ジェイクの残念ぶりに、ジェニーはまたもため息をつく。そんなふたりのまわりは、クセモノアニマルだらけ。15回離婚したウサギのフレッド(山口勝平)、オフィスのお局エレファントのベス(松本梨香)、妻と別居中のオランウータン弁護士のザック(安元洋貴)など、変わり者ばかり。そうして今日も、残念なアニマルたちの日常が繰り広げられる。
名門校のお嬢様たちと不良っぽい執事見習い!上月司のライトノベル『れでぃ×ばと!』(電撃文庫)の、テレビアニメ化作品。見た目はヤンキーだがビビりで朴念仁の少年が、名門校のお嬢様たちの執事見習いをしながら学園生活を送る。2010年1月から放送された。超名門のお嬢様学校・白麗陵学院高等部。そこには、社長令嬢をはじめとするお嬢様たちが通う「上育科」と、メイドや執事を目指す生徒たちが通う「従育科」があった。それぞれの生徒たちは、社交界のマナーや品位を身につけるため、日々勉学や実習に励んでいた。そんな学園の上育科に所属する金髪縦ロールのお嬢様、セルニア=伊織=フレイムハート(中原麻衣)は、代わり映えしない日常に退屈していた。ところがある日、学園の敷地内で、人相の悪いひとりの少年と出会う。彼の名は、日野秋晴(興津和幸)。執事になるため、従育科に転入してきた男子生徒だった。しかし見た目がヤンキーっぽいことから、セルニアは秋晴のことを不審者だと早とちりして、撃退しようとする。だがそのはずみで、秋晴はセルニアの胸をわしづかみにしてしまい、彼女の逆鱗に触れるのだった。そうして秋晴はセルニアら女子生徒たちに追い回されることになるが、上育科の彩京朋美(川澄綾子)に助けられる。だが朋美を見て、秋晴は驚愕する。なんと彼女は、小学生のころに秋晴にトラウマを植え付けた張本人だったのである。
映画『STAND BY ME ドラえもん 2』は、2020年11月20日に公開されたアニメーション作品である。2014年に公開された映画『STAND BY ME ドラえもん』の続編で、50周年を迎えるドラえもんの記念作品として作成された。ストーリーは、原作『おばあちゃんのおもいで』をベースに、『のび太の結婚前夜』の後日談が描かれている。家族の温かさにドラ泣き必至である。また今作では、アニメでおなじみの声優陣に加え、ゲスト声優として妻夫木聡、宮本信子、バカリズム、羽鳥慎一らが登場する。それはある日の、学校終わりの出来事。帰宅した野比のび太(大原めぐみ)は、引き出しに隠していた0点の答案用紙を、野比玉子(三石琴美)に見られてしまう。叱られた後、自分のママが本当のママなのか確かめたいといい出すのび太。道具の整理をしていたドラえもんは、のび太の話を聞き流していた。まだ溜まっている0点の答案用紙も、一緒に整理してほしいと話すのび太だったが、ふとタンスに置いてあったつぎはぎだらけのくまのぬいぐるみに目を向けた。それは、幼少期のころ大好きだったおばあちゃんが繕ってくれた大切なもの。もう亡くなって数年経つが、大好きだったおばあちゃんに一目会いたいと、タイムマシンを使って過去へと遡るのであった。
妖怪美少女たちとのめくるめく日々!池田晃久のラブコメ漫画『ロザリオとバンパイア』をもとにした、テレビアニメ作品の第2期。妖怪たちが通う学園に入学した人間の少年と、バンパイアやサキュバスをはじめとする妖怪の美少女たちのドタバタな日常を描く。原作は「月刊少年ジャンプ」などで連載された。三大冥王の結界の、奥深くに設立された私立陽海学園。妖怪たちが通うこの学園に、ちょっとした手違いから、ごく普通の人間の少年・青野月音(岸尾だいすけ)が入学してしまう。生徒がすべて妖怪だと知った彼は、すぐに転校を考える。だが、同級生であるバンパイアの美少女・赤夜萌香(水樹奈々)に一目ぼれしたことから、学園に残ることを決意する。そうして彼は、サキュバスの黒乃胡夢(福圓美里)、天才魔女の仙童紫(こやまきみこ)、雪女の白雪みぞれ(釘宮理恵)たちとともに学園生活を送る。それから1年。春休みも終わり、2年生に進級した月音は、萌香との再会に胸をふくらませながら、学園への道のりを急いでいた。ところがその途中で、彼はツインテールのツンデレ美少女と遭遇する。ときを同じくして、学園では胡夢たちが新入生女子たちに囲まれていた。あこがれの「お姉さま」と同じ学園に通えることを喜ぶ彼女たちに、胡夢たちはまんざらでもない気持ちを抱く。そんななか、萌香が殺害予告の書かれたファンレターを受け取るのだった。
『マーターズ』『トールマン』などを手掛け、世界中のホラーファンから支持を得ているフランス人監督・パスカル・ロジェ。そのパスカル・ロジェの6年ぶりの作品で、2018年に制作されたのが『ゴーストランドの惨劇』。双子の姉妹が巻き込まれた惨劇を、スタイリッシュかつスリリングに描いた。また、全編に仕掛けられた巧妙で大胆な伏線は、かつてない驚きを観客に与えた。シングルマザーのポリーン(ミレーヌ・ファルメール)と双子の娘ヴェラ(テイラー・ヒックソン)とベス(エミリア・ジョーンズ)たちは、叔母の家を相続することになる。人里離れたその家に移り住むことになった3人、ところがその夜に謎の暴漢ふたりが突然家に押し入ってきた。母の懸命の反撃の末、暴漢をメッタ刺しにする。そして、その惨劇から16年後、妹のベス(クリスタル・リード)は小説家として成功を遂げ、都会で生活を送っていた。一方、姉のヴェラ(アナスタシア・フィリップス)は精神を病んでしまい、母とともに惨劇のあった家に暮らし続けていた。ある日、ヴェラから突然の連絡を受け、ベスは久しぶりに実家へと戻る。そこでベスは、かつて味わった恐怖を再び味わうこととなる。
『ベイビー・ドライバー』『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』などで知られる、エドガー・ライト監督によるゾンビ・コメディ映画。2004年に製作された。主演は、『ミッション:インポッシブル』シリーズなどに出演するサイモン・ペッグ。公開当時、イギリスではヒットしたものの、日本では劇場公開されなかった。公開から15年後の2019年、日本でもTOHOシネマズにて限定公開された。イギリス・ロンドンで、家電量販店に勤める冴えない男・ショーン(サイモン・ペッグ)は、そのだらしない生活態度に嫌気がさした恋人のリズ(ケイト・アシュフィールド)からフラれてしまう。同居する親友・エド(ニック・フロスト)から慰められ、飲んだくれるショーン。ところが二日酔いで目覚めた翌日、街にはゾンビがあふれていた。エドと一緒に、行きつけのパブへと避難する都合のいいプランを考え出したショーンは、リズと母親を救うためにゾンビがあふれる街へと飛び出していく。
『ドゥ・ザ・ライト・シング』『マルコムX』など、アフリカ系アメリカ人が直面してきた差別問題を描いてきたスパイク・リー監督が、白人至上主義団体のKKK(クー・クラックス・クラン)に対する皮肉を痛烈に描いた作品。主演は、元アメリカンフットボール選手で、名優・デンゼル・ワシントンを父に持つジョン・デヴィッド・ワシントン。その相棒の白人刑事・フリップ役に、『スター・ウォーズ』続3部作でカイロ・レンを演じたアダム・ドライバーが抜擢された。第91回アカデミー賞では、脚色賞を受賞した。警察内でも人種差別が色濃く残る時代、1970年代のアメリカ・コロラド州コロラド・スプリングスの警察署で、初の黒人刑事として採用されたロン・ストールワース(ジョン・デヴィッド・ワシントン)。情報部へと配属されたロンは、差別主義者の白人男性を装って白人至上主義団体のKKKへ電話をかけ、入会面接の約束を取り付けた。同僚の白人刑事フリップ(アダム・ドライバー)が面会へ向かうことになり、ロンとフリップは2人1役で、KKKへの潜入捜査を開始する。巧みなコンビでKKKの内部へと入り込んでいく2人は、過激派メンバーのフェリックス(ヤスペル・ペーコネン)らが爆弾で黒人殺傷を狙っていることを知り、それを阻止しようと奮闘する。
『シックス・センス』で世界的な評価を獲得した、M・ナイト・シャマラン。『ミスター・ガラス』はそんな彼が生み出した、『アンブレイカブル』から始まる一連のシリーズの完結編である。これまでの登場人物たちが勢ぞろいし、集大成ともいえる作品となった。出演者は『スプリット』で主演を務めたジェームズ・マカヴォイ、『アンブレイカブル』から出演しているブルース・ウィリスとサミュエル・L・ジャクソンが集結。アニャ・テイラー=ジョイや、シャーレイン・ウッダードなどシリーズに出演してきたキャストも揃っている。スーパーパワーを手にし、悪を退治していたデヴィッド・ダン(ブルース・ウィリス)は、多重人格の犯罪者ケヴィン(ジェームズ・マカヴォイ)と出会う。お互いの能力をぶつけ合うふたりだったが、決着はつかず、ふたりとも精神病院に入れられてしまう。病院にはダンの宿敵である「ミスター・ガラス」こと、イライジャ(サミュエル・L・ジャクソン)も収監されていた。3人は医師による治療を受けるも、イライジャの暗躍で事態は急変。病院全体を巻き込む大事件へと発展していく。
現代病ともいえる、スマホ依存症。日本でも多くの人がスマホを手放せなくなっており、年齢を問わずスマホを所持してる時代となった。『ジェクシー! スマホを変えただけなのに』は、そんなスマホ依存をコメディに落とし込んだ作品だ。主演を務めたのは、俳優やコメディアンとして活躍するアダム・ディヴァイン。『マイ・インターン』や『ピッチ・パーフェクト』にも出演し、俳優としても成功を収めている。また、日本語吹き替え声優には杉田智和と花澤香菜のコンビが起用された。そのほかの吹き替えキャストにも人気声優を起用し、話題を呼んでいる。スマホ依存症のフィル(アダム・ディヴァイン)は、新型スマホを購入した。スマホのなかには「ジェクシー(ローズ・バーン)」と呼ばれる人工知能が搭載されており、本物の人間のようにフィルに語りかけてくる。友人も恋人もいなかったフィルの生活は、ジェクシーの導入で一変した。彼女の指示通りに行動すると、自然と物事が良い方向に傾いてきたのだ。しかし、恋人ができたとたんにジェクシーの態度が豹変。AIである特性を活用し、フィルに攻撃を仕掛けてくるのだった。
日本のみならず、アメリカでも問題になっている貧富の格差。『希望のカタマリ』では主人公の女子高生がホームレスであり、苦しい生活を強いられている描写がある。しかし、タイトル通り「希望」を描いてるため、貧富の差を乗り越えるハートフルな作品となっている。主演は『モアナと伝説の海』でディズニープリンセスを演じた、アウリイ・クラヴァーリョ。同作ではデビュー作とは思えないほど、圧倒的な歌唱力を披露した。『希望のカタマリ』でもミュージカルシーンが挿入されており、彼女の歌声を堪能することができる。ボランティアで英語を教えているアンバー(アウリイ・クラヴァーリョ)は、スクールバスのなかで母と暮らしていた。ホームレスであることは母と自分しか知らない秘密であり、友人にも相談はしていなかった。そんなある日、母が交通事故で亡くなってしまう。行き場所がなくなったアンバーは、親友であるリッキー(アンソニー・ジャック)の家で世話になることに。久しぶりに暖かい部屋で寝られたものの、彼女は絶望感に苛まれていた。アンバーはアルバイトを始め、自分の将来を考えていくのだが…。
『失くした体』は誰かの「手」がパリの街中を走り回る、ミステリアスな映画だ。ストーリーだけ聞くと不気味に感じる内容だが、手の動きには意思があり、少しばかりの愛らしさを持って表現されている。持ち主不明の手と、恋に悩む青年を交互に描き、世界中で話題を呼んだ。また、今作はカンヌ国際映画祭で賞を受賞した。繊細なタッチで表現される青年の恋心や、独特な滑らかさを持つ手の動きに注目だ。とある病院で保存されていた、誰かの右手。ある夜、右手が動き出し病院を脱出、パリの街をさまようことになる。一方、パリに住むナオフェル(ハキム・ファリス)は、ピザの配達をしていた。すべてに絶望していた彼は、配達先でガブリエル(ヴィクトワール・デュボワ)と会話をし、恋心を抱く。ガブリエルの後をつけ、彼女の叔父が工房を経営していると知ったナオフェル。すぐに叔父のジジ(パトリック・ダスマサオ)に弟子入りすることになり、ガブリエルとの距離も縮めていくが…。
2010年に起きた、大阪2児餓死事件をベースにした作品。家庭という密室で起きた悲劇を、忠実に映像化したことでも話題になった。監督は、初監督作品『終わらない青』が話題になった緒方貴臣。2017年公開の『飢えたライオン』も、国内外の映画祭に招待された新進気鋭の監督である。『子宮に沈める』は、緒方監督にとって3作品目であり、児童虐待の撲滅を目指す「オレンジリボン運動」の推薦映画になっている。2013年11月公開。由希子(伊澤恵美子)は、幸(土屋希乃)と蒼空(土屋瑛輝)の幼い2児と夫との4人暮らし。しかし夫はなかなか家に戻らず、由希子は1人で育児や家事をこなし、良き母・妻であろうと奮闘していた。ある日、俊也(辰巳蒼生)から一方的に別れを告げられ、由希子と子どもたちの3人の暮らしが始まる。シングルマザーとして、子どもたちとの生活のために働き始めた由希子だったが、生活はだんだんと乱れていった。帰宅時間は遅くなり、料理は手抜きになり、部屋は散らかっていく。そして由希子の服装も派手になり、新しい恋人も家に出入りするようになる。育児と生活に少しずつ追い込まれていく由希子は、突如、大量の炒飯を作り置きし、部屋を後にした。弟の蒼空の面倒をみながら、母の帰りを信じて待つ幸。しかし部屋に残された食料も底につき、2人の子どもたちも少しずつ衰弱していく…。
2006年に公開された、湘南を舞台にした青春サーフィン映画。日本プロサーフィン連盟が全面支援しており、劇中のサーフィンシーンはとても本格的で見ごたえがある。小説家・豊田和馬が高校1年生だったときに執筆した同名小説が原作であり、映画も小説も青春の甘酸っぱさを味わうことができる作品だ。監督は、ドラマ『WATER BOYS』シリーズの演出を務めた髙橋伸之。三浦春馬、濱田岳、木村了の3人が出演。そのほかに竹中直人をはじめとするベテラン俳優たちが、若い3人の脇をしっかり固めており、安心して観ることができる。高校1年生の夏を浩輔(濱田岳)の両親の別荘で過ごすため、湘南にやってきた大洋(三浦春馬)、誠人(木村了)、浩輔の3人。しかし別荘の鍵をなくしてしまい、彼らの予定は大きく狂ってしまう。翌朝、偶然出会った風変わりな中年・デューク(竹中直人)と知り合い、3人はデュークのサーフショップ「アナカレ」で住み込みのアルバイトを始めることになる。
『タクシー・ドライバー』や『レイジング・ブル』を生み出した、映画界最強のタッグとして知られるマーティン・スコセッシとロバート・デ・ニーロ。『カジノ』以降、ふたりのタッグ作は公開されなかったが、今作『アイリッシュマン』で24年ぶりのタッグが実現した。デ・ニーロのほかにも、アル・パチーノやジョー・ペシなどの往年の俳優が出演している。3人ともすでに70歳を超える高齢だが、シーンによってはCG処理が施され、若いころの姿で登場。男の人生を何十年にもわたって描き出す、超大作となった。1950年代。戦争が集結しトラック運転手として働いていたフランク・シーラン(ロバート・デ・ニーロ)は、金銭を目当てにマフィアとの関係を持ち始める。その裏にはいたのは、組織のボスであるラッセル・バファリーノ(ジョー・ペシ)であり、フランクに暗殺の依頼をしていた。フランクの腕はトラック協会のトップであるジミー・ホッファ(アル・パチーノ)にも知れ渡り、ボディガードとして雇われる。そしてジミーにとっての邪魔者を次々と始末していくのだった…。
迫力あふれるパラリンピック競技の世界!2020年東京パラリンピックに向けて、パラスポーツやパラリンピックへの関心を高めるために、NHKプロジェクトの一環として制作されたアニメ。ブラインドサッカーやパラ陸上競技をはじめとする各種目が、オムニバス形式で紹介される。人気漫画とのコラボに加えて、有名アーティストを起用。NHK BS1などで放送されたほか、NHKの番組公式サイトやYouTubeチャンネルでも配信されている。ある日、ひとりの青年が慣れた手つきで白杖を使いながら、橋の上を歩いていた。彼の名は、ユウキ(阿部敦)。視力を失った青年だった。そんなユウキに、サッカーの試合を見るために駆けてきたひとりの男の子がぶつかりそうになる。音で気配を察知したユウキは体を反らして、衝突を回避する。白杖を見て、相手が視覚障害者だと悟った男の子は、申し訳なさそうにユウキに謝る。けれども、なぜぶつかりそうなのがわかったのかと、純粋な疑問をユウキに投げかける。それを聞いたユウキは、目が見えないかわりに音で360度周囲をイメージできるのだと、笑いながら告げるのだった。その後、サッカースタジアムに到着した男の子は、驚きの事実を知ることになる。ユウキは、ブラインドサッカーの日本代表選手だったのだ。男の子はユウキが繰り出すスーパープレイを見て、ブラインドサッカーの世界にたちまち魅了されていく。
3人の少年少女たちの想いが重なる――。原作・ナチュラルレインのオンライン小説『クリオネの灯り』をもとにした、テレビアニメ作品。幼なじみの少年少女と、いじめられっ子のクラスメイトの少女との交流を描く。2017年に放送された10分枠のショートアニメ。原作小説はイースト・プレスより書籍化されたほか、電子書籍アプリでも配信中。体が弱く病気がちな少女・ミノリ(松村沙友理)は、欠席や保健室登校が多い女子生徒。ただでさえ教室にいる時間が短いうえに、友達付き合いできるだけのお小遣いもなかったため、いつしかいじめの対象になっていた。そんなクラスの雰囲気をおかしいと感じつつも、声を上げる勇気を持てないタカシ(大平峻也)は、学校の屋上でひとりため息をついていた。そこに、幼なじみの少女・キョウコ(原奈津子)が現れ、自分も同じ気持ちだと告げる。やるせない思いを抱えて下校するふたりだったが、その途中で偶然ミノリを見かける。ひょんなことからミノリに話しかけるきっかけを得たふたりは、ミノリをいじめから守る方策を考え始める。だが、その後まもなくミノリは体調を崩して、学校に来なくなってしまう。結局タカシとキョウコは、ミノリの笑顔を見ることがないまま、彼女と別れることになる。それから2か月後、タカシとキョウコのもとに1通の差出人不明のメールが届く。それは、隣町の夏祭りを知らせるものだった…。
キュートな動物たちが贈る、臓物まみれのシュールなコメディ!?アメリカのアニメ制作会社Mondo Mediaによる、フラッシュアニメ。動物をモチーフにしたかわいらしいキャラクターたちが、シュールでスプラッタな日常を送る。各シーズンのエピソードを収録したDVDが販売されているほか、公式サイトでも視聴可能。物語の舞台は、擬人化されたキュートな動物たちの世界。そこには、ふわふわな毛がチャームポイントであるウサギの男の子・カドルス(ケン・ナヴァロ)や、シマリスの女の子・ギグルス(ダナ・ベルベン)たちが暮らしていた。ある日カドルスたちは、働き者のランピー(ロード・モンティジョ)が運営する遊園地にやってきた。おもしろいものが好きなカドルスは、ジェットコースターに興味津々。怖がるフレイキー(ニカ・ローバー)を無理やり誘って、搭乗するのだった。しかし走り出したコースターは、途中で止まってしまう。どうやら線路の不具合のようである。異変に気づいたランピーが線路を補修しようと、バールで線路から車輪を引き離そうとする。だがそのはずみで、コースターが落ちそうになる。カドルスたちが脱出した後、ランピーは線路の補修に打ち込む。ところがその間にコースターが動き出し、それにはね飛ばされたリスのナッティ(マイケル・“リッピー”・リップマン)が、杭に刺さって内臓をぶちまけてしまうのだった。
スタジオジブリが制作し、2010年に公開した映画。脚本を宮崎駿が担当し、ジブリのアニメーターとして多くの作品を支えてきた米林宏昌が、初めて監督を務めた作品である。原作は、イギリスの作家メアリー・ノートンによる『小人の冒険シリーズ』の第1作目『床下の小人たち』。人間が住む屋敷の床下に、決して姿を見られないよう、隠れて暮らしている小人たちの暮らしが生き生きと描かれており、イギリスではカーネギー賞を受賞した名作のひとつとなっている。主題歌を演奏し、歌っているのは、フランスでハープ奏者としても活躍するアーティスト・セシル・コルベルであり、スタジオジブリ作品としては、初めて海外のアーティストが主題歌を手がけている。主人公・アリエッティの声には志田未来、屋敷で療養中の少年・翔の声には神木隆之介という、子役のころからその実力を発揮し続けてきた若手実力派俳優の2人が担当し、大きな話題を呼んだ。古いお屋敷の床下に14歳の少女・アリエッティ(志田未来)とその家族がひっそりと住んでいた。アリエッティたちは、屋敷の人々が使っている生活必需品や食べ物などを、ほんの少しだけ借りて使う、“借りぐらし”を送っている小人だった。決して人間には見つからないようにと、細心の注意を払っていたはずのアリエッティが、ある日、屋敷に療養に来ていた少年・翔(神木隆之介)に見つかってしまう…。
2018年、韓国のケーブルテレビJTBCで放送されたドラマ。2016年に韓国のウェブトゥーンとして公開され、とても高い評価を受けた漫画『私のIDは江南美人!』を原作としている。主演のイム・スヒャンは、整形し、夢のような美貌を得たヒロインの整形後の心情の変化を、とても繊細かつリアルに演じている。また、ヒロインの恋の相手を演じたチャ・ウヌは、今作でコリアドラマアワード新人賞と韓流スター賞をW受賞する快挙を成し遂げている。幼いころからその容姿のせいで、ひどいいじめを受けてきたミレ(イム・スヒャン)。ダイエットをしても相変わらず顔のことでいじめられ、勉強を頑張って優秀な生徒になっても、ある男子に告白しただけで再びいじめられてしまう。せめて普通に楽しい生活を送りたい…。切実な想いを抱いたミレは、大学入学をきっかけに美容整形をし、美人に大変身する。化学科の新入生オリエンテーションに参加したミレは、またたく間にその美貌で注目され、多くの男性から声をかけられ、戸惑いを隠せない。そんなとき、同じ化学科の新入生のなかに、見覚えのある超イケメンの男子生徒・ギョンソク(チャ・ウヌ)を見つけてしまった。ギョンソクはミレの中学の同級生であり、整形前のミレの姿を知っている人物だったのだ。昔の顔を大学の仲間たちに知られたくないミレは、ギョンソクに秘密にしてほしいと頼むのだが…。
韓国では2011年に、日本では2013年に公開された映画である。日本人作家・井上荒野の短編小説『帰れない猫』が、ベースになっている。激しい感情表現が多い韓国映画には珍しく、淡々とした静かな空気が最初から最後まで流れている作品だ。現在、Netflixの大人気ドラマ『愛の不時着』で第3次ブームが到来中のヒョンビンと、ドラマ『ごめん、愛してる』で知られるイム・スジョンが夫婦を演じる。妻の日本出張のため空港に向かうジソク(ヒョンビン)とヨンシン(イム・スジョン)は、結婚5年目の夫婦だ。出版関係と建築関係で、ともに若くして成功をおさめた2人だが、車内の空気は明るいものではなかった。重い空気が漂うなか、ヨンシンはジソクに別れ話を切り出す。ジソクは少々の戸惑いを見せつつも、ヨンシンの別れ話を受け入れるのだった。数日後の大雨の日、出張から戻ってきたヨンシンが家を出ていくために荷造りを始めていた。
ドラマ『人にやさしく』は、2002年にフジテレビ系の「月9」枠で放送されたヒューマンドラマである。大きな一軒家に住む中学校の歴代ボスたちが、ある日訪ねてきた少年・明(須賀健太)を預かり、一緒に成長していく青春物語。主演には香取慎吾が抜擢された。ほかにも、ロックバンド・SOPHIAのボーカルを務める松岡充、極楽とんぼの加藤浩次など、豪華キャストが出演している。主題歌には、THE BLUE HEARTSの「夢」が起用されているほか、「人にやさしく」や「終わらない歌」などのヒット曲が挿入歌に選ばれている。2002年、東京の原宿にある大きな一軒家が建っていた。そこには、前田前(香取慎吾)・山田太郎(松岡充)・大坪拳(加藤浩次)の3人の男たちがルームシェアをしていたのだ。掃除・洗濯・家事は当番制。豪邸なのに質素な暮らしをしているのには、前が不動産屋に騙されて高額の借金をしていることが理由である。決して贅沢な暮らしではないものの、それなりに支えあい過ごしていた。そんな前たちの家の前に、謎の100万円が落ちていた。誰が落とし主なのか、誰が100万円を手にするのか騒動が起きる。
『ドージンワーク』は、2007年の7月から9月にかけて放送されたテレビアニメ作品。ひとりの少女が、ふとしたことから同人誌活動を始める物語。原作はヒロユキの4コマ漫画で、2004年から「まんがタイムきららキャラット」などで連載されていた。アニメ版の制作はREMICで、同人誌制作の現場事情や即売会の頒布模様など、同人活動あるあるが満載な内容となっている。また前半がアニメパート、後半が実写パートという構成となっている。後半の実写パートでは、声優として出演している斎藤桃子とこやまきみこのふたりが、実際に同人誌を制作するという企画をおこなった。ある日、女子大生の長菜なじみ(浅野真澄)は、友人の露理(斎藤桃子)に誘われて同人誌即売会の売り子をすることになった。初めての場所で戸惑うなじみだったが、そこで幼なじみのジャスティス(安元洋貴)と出会い、露理やジャスティスが売れっ子同人作家であることを知り、自らも同人活動を始めることを決意。なじみの絵はとても上手いとはいえないものであったが、次第に同人活動の楽しさを肌で感じていき、メイド喫茶でのバイトや即売会でのライバル出現などを経て成長していく。
『月面兎兵器ミーナ』は、2007年1月から3月にかけて放送された変身ヒロインアニメ。2005年に放送されたテレビドラマ『電車男』の、オープニングや劇中に登場する架空のアニメをもとに制作されたスピンオフ作品。地球のスポーツ文化に介入してくる不良宇宙人を迎撃する、女性警備隊員の活躍を描く。制作は『ロザリオとバンパイア』『ストライクウィッチーズ』などを手掛けたGONZOで、ストーリーや声優などは『電車男』内のものとは異なる、オリジナル作品となっている。主人公の佃美奈(井上麻里奈)は、現役の女子高生ながら人気のスポーツ番組「スポルナ」のアナウンサーとして抜擢される。初日から遅刻しそうになり、生放送開始直後に着ぐるみ姿で登場するというハプニング・デビュー。しかし視聴率には貢献し、プロ野球界のスーパースター・二階堂剛志(桐井大介)の単独インタビューを任される。ところが、その二階堂の身体が不良宇宙人に乗っ取られてしまい、局内は大混乱。そこへ不良宇宙人を取り締まるラビットフォースのひとり・大月ミーナ(伊藤静)が現れ、スタジアム内で宇宙人と一騎打ち。そして美奈も、謎の赤ん坊(中田譲治)の力によって月城ミーナに変身させられてしまう。図らずも女子高生、アナウンサー、そしてミーナとなった美奈だが、持ち前の前向きさで不良宇宙人を迎撃していく。
『Bonjour♪恋味パティスリー』は、2014年10月から2015年3月にかけてWeb配信された短編恋愛アニメ。名門製菓学校に入学した女性の、お菓子作りとイケメン講師や同級生たちとの恋愛模様を描いている。原作は2014年から配信された、スマートフォン向け恋愛シミュレーションゲーム。アニメ版の制作はSILVER LINK.とCONNECTが務めており、主人公となる女子の自然な立ち位置、イケメン講師たちの分かりやすい設定などがショートアニメ独自の魅力となっている。主人公・春野小百合(石川由依)は、表参道にあるフルリール製菓学校に特待生として入学。この学校は3人のイケメン講師が有名だが、校則で講師と生徒間の恋愛は禁じられ、教頭の皆川撫子(榊原良子)が常に目を光らせている。小百合は望月蘭(佐倉綾音)という友人ができる一方、財閥令嬢・三ノ宮椿(榎本温子)には何かと目の敵にされる毎日。そして、ショコラ担当の講師・葵井三斗希(柿原徹也)、フランスから来た講師・花房ジルベール(木村良平)、和菓子専門講師の涼芳之助(緑川光)らに囲まれ、お菓子作りに励んでいく。さらには同級生の男子である皐月遼(石川界人)も、そこに絡んでいき…。
『秘密 〜The Revelation〜』は、2008年の4月から9月にかけて放送されたクライムサスペンス・アニメ。「MRI捜査」と呼ばれる「死体の脳に電気刺激を与えて生前の記憶を映像化する」という特殊捜査により、さまざまな難事件に取り組んでいく物語。原作は清水玲子の漫画。『秘密 -トップ・シークレット-』のタイトルで、1999年から「MELODY」で連載が開始された。一度完結した後、2013年から『秘密 season0』のタイトルで新シリーズが連載されている。単行本発売当初から人気を誇り、2016年には実写映画化もされている。アニメ版の制作はマッドハウスで、設定やストーリーは原作から多少改変されている。舞台は近未来の日本。科学警察研究所・法医第九研究室(通称:第九)では、死体の脳から記憶を映像化させる「MRI捜査」がおこなわれていた。これは解決が困難な事件に対して有効な捜査方法ではあったが、倫理面から世間の反感も買っており、職員の苦悩も多い。その第九に新人として配属された青木一行(浪川大輔)は、死体の脳から「秘密」を暴き出すという行為の過酷さを改めて実感する。そして、警視正であり第九の室長・薪剛(関智一)の「秘密」にも、次第に関わっていき…。
スタジオジブリが制作し、1991年に公開した映画。数々のアニメーション作品の演出や監督で知られる巨匠・高畑勲が、監督と脚本を手がけている。原作は、岡本螢が原案・原作を、刀根夕子が作画を担当した同名漫画である。27歳のOL・岡島タエ子が、小学5年生だったころの自分を回想しながら、少しずつ自立していくストーリーであり、27歳のタエ子の声は、歌手として活躍する今井美樹が担当している。さらに、公開から25周年を迎えた2016年には、『Only Yesterday』というタイトルで全米でも公開され、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のヒロインとして一躍有名になった実力派女優・デイジー・リドリーがタエ子の声を担当し、大きな話題を呼んだ。また、2011年にはスタジオジブリ作品としては初めての舞台化が実現し、劇団わらび座による全国ツアー公演がおこなわれた。1982年、東京で働く27歳の女性・岡島タエ子(今井美樹)は、山形に向かう夜行列車に乗っていた。東京で生まれ育ったタエ子にとって、田舎に帰郷するという経験はこれまで一度も味わったことがない。姉・ナナ子(山下容莉枝)が結婚して山形に住むようになったため、休暇を利用して、初めての田舎へ向かっているのだ。心躍らせるタエ子は、友だちが祖父母の住む田舎に遊びに行く姿に強い憧れを抱いていた、小学生のころの自分を思い出していた…。
『ウィザード・バリスターズ〜弁魔士セシル』は、2014年の1月から3月にかけて放送されたファンタジーアニメ。魔術による事件が頻発する世界で、魔術による事件の訴訟を扱う、弁護士ならぬ弁魔士の活躍を描いている。アニメーション制作はアームス。原案・監督・キャラクターデザインは、『機動戦士Ζガンダム』のオープニングアニメーションで知られる梅津泰臣。ファンの期待どおり、クオリティの高いオープニングアニメーションは大きな見所で、ストーリーとしても美少女、法廷、魔術に巨大メカ戦闘まで多様な魅力がギッシリと詰まっている。物語の舞台は、魔術が認知されている東京。魔術による事件が頻発するこの世界では、「弁魔士」と呼ばれる特殊な魔法使いが必要とされていた。17歳の主人公・須藤セシル(田辺留依)は、史上最年少で司法試験に合格した弁魔士で、この日は所属することになったバタフライ法律事務所へ初出勤。なのに寝坊して遅刻の危機。すると、事務所へ急ぐ途中でセシルは殺人事件の現場に出くわす。何かひらめいた様子で現場へと介入したセシルは、その事件の弁護を引き受けることに。そのころ事務所では、セシルと同期入社となる穂樽夏菜(真堂圭)が遅刻のセシルに対して早くも嫌悪感を露にしていた…。
映画『朝が来る』は、2020年10月23日に公開された。第73回カンヌ国際映画祭の、「Official Selection 2020」に選出された作品。監督・脚本・撮影は、『萌の朱雀』で史上最年少のカンヌ国際映画祭カメラ・ドールを受賞したほか、宇多田ヒカル「桜流し」のミュージックビデオを手がけた河瀨直美が務めた。主題歌はC&Kの「アサトヒカリ」。原作はミステリー作家・辻村深月による同名小説『朝が来る』で、文藝春秋より2015年6月15日に出版された。小説は、第13回本屋大賞第5位を獲得している。長い間不妊治療をしていたが、子どもを授かることができなかった夫婦の栗原佐都子(永作博美)と栗原清和(井浦新)は、特別養子縁組を選ぶ。引き取ったのは、中学生でありながら妊娠、出産した片倉ひかり(蒔田彩珠)の子どもだった。赤ちゃんを朝斗(佐藤令旺)と名づけ、大切に育てる栗原夫婦。朝斗を迎えて6年が経過したある日、片倉ひかりと名乗る人物から1本の電話が栗原夫婦の家にかかってくる。そして、「子どもを返してください」と告げるのだった。栗原夫婦の子どもとして育てられている、朝斗の運命は?
『38歳バツイチ独身女がマッチングアプリをやってみた結果日記』は、2020年11月からテレビ東京系列で放送開始したテレビドラマ。原作は松本千秋の同名漫画。テレビ東京、note、幻冬舎によって2019年に開催された「コミックエッセイ大賞」の入賞作品で、2020年10月には、実写ドラマ化に先駆けて書籍化もされている。主演は女優の山口紗弥加。監督は、『恋のツキ』『荒ぶる季節の乙女どもよ。』で知られる酒井麻衣。脚本は、『私たちのハァハァ』『グッド・バイ』で知られる舘そらみが務めた。女性ばかりの製作陣で、究極の現代版ラブストーリーをお届けする。主題歌は東京事変の「命の帳」。松本チアキ(山口紗弥加)は、現在38歳のバツイチ独身女。24歳で結婚したが35歳で離婚しており、若いうちから結婚していたために、同じ年齢の独身女性に比べると男性経験に乏しい。失った青春を取り戻したいと思っていた矢先、親友のリカ(町田マリー)にマッチングアプリをすすめられる。好奇心からいわれるがままに、マッチングアプリをはじめたチアキだったが、アプリのなかには選びきれないほどの年下のイケメン男子が! 年下男子たちと健全なデートを楽しむチアキだったが、ある朝目を覚ますと隣には大学生の男がいて…? アラフォーバツイチ女性は、マッチングアプリで運命の相手を見つけることができるのか!?
2018年、韓国のケーブルテレビtvNが放送したラブサスペンス。2002年に木村拓哉と明石家さんまがW主演し、フジテレビ系“月9”ドラマとして放送された同名の大ヒットドラマの韓国リメイク版である。『愛していると言ってくれ』や『ロングバケーション』などを手がけ、「ラブストーリーの神様」の異名を持つ脚本家・北川悦吏子の作品が、韓国でも高く評価された。主演は2012年のドラマ『応答せよ1997』で、新人とは思えない高い演技力により人気となり、シンドロームまで巻き起こした実力派俳優・ソ・イングク。幼いころに両親を亡くし、孤独に生きてきた謎めいた主人公・ムヨンをミステリアスに演じており、その冷たい眼差しにぐいぐいと惹きこまれる。明るくしっかり者のヒロイン・ジンガンは、NHKと韓国SBSの合作によるドラマ『赤と黒』でデビューを果たし、日本でもよく知られている実力派女優・チョン・ソミンが演じている。真っすぐにムヨンを見つめる、健気な美しさが印象的である。広告デザイナーとして活躍する、ユ・ジンガン(チョン・ソミン)。親友のスンア(ソ・ウンス)が開く陶芸展に駆けつけ、急いで車を降りようとしたジンガンは、ちょうどビールの配達に来ていたキム・ムヨン(ソ・イングク)にぶつかってしまう。謝罪したジンガンに対し、からかったような態度をとるムヨンに、ジンガンは困惑するのだが…。
草彅剛が2006年まで主演していた『僕シリーズ』の初映画化作品であり、竹内結子と草彅剛が、大ヒット映画『黄泉がえり』以来8年ぶりの共演ということでも話題になった作品だ。物語は『ねらわれた学園』『なぞの転校生』などで知られるSF作家の眉村卓と、その妻・悦子の実話をベースにしている。また2011年1月20日におこなわれた特別上映会に、皇后陛下が御臨席されたことも大きく報道され、公開当時注目された。監督は、ドラマ『僕の生きる道』も手がけた星譲。『世にも奇妙な物語』の創立者のひとりとしても有名で、映像に強いこだわりを持つ監督として知られている。SF作家の牧村朔太郎(草彅剛)は、妻の節子(竹内結子)と仲睦まじく暮らしていた。決して裕福ではないけれども、SF小説と節子、そして箱形ロボットと大好きなものたちに囲まれて、朔太郎の生活は幸せそのものだった。しかし節子が余命1年の大腸癌だと宣告されたことで、2人の生活は大きく変わってしまう。担当医師の松下(大杉漣)から、免役力を上げるのに笑いが効果的だと聞いた朔太郎は、節子のために1日1小説を執筆することを決意する。
アニメ『名探偵コナン 紅の修学旅行』は、2019年1月5日と12日に2週連続1時間スペシャルにて放送された作品。「週刊少年サンデー」での連載1,000話を記念して描かれた、工藤新一(山口勝平)と毛利蘭(山崎和佳奈)たちの修学旅行編である。古都・京都を舞台に繰り広げられる殺人事件の解明と、新一と蘭の恋の行方がつづられている。今作のために、倉木麻衣が描き下ろした楽曲「きみと恋のままで終われない いつも夢のままじゃいられない」が主題歌として起用されている。灰原哀(林原めぐみ)からAPTX4869の解毒薬をもらった江戸川コナン(高山みなみ)は、工藤新一の姿に戻り、毛利蘭たちと修学旅行で京都を訪れた。観光名所である清水寺を訪れた新一たちは、母・工藤有紀子(島本須美)の女優仲間である鞍知景子(久川綾)に出会い、ある暗号を解いてほしいと依頼される。その夜、新一たちは鞍知が泊まるホテルへ向かうと、そこには映画『紅の修羅天狗』の関係者たちが集まっていた。依頼された暗号となにか関係があるのか、映画の関係者たちは次々と殺害されてしまう。果たして、新一は真相にたどり着けるのだろうか?
『まっしろ』は2015年1月から3月まで、TBS系の「火曜ドラマ」枠で放送されたテレビドラマ。最高級セレブ病院「東王病院」を舞台に、有村朱里(堀北真希)を中心とした看護師たちが活躍する、ラブコメ要素も含んだ医療ドラマとなっている。『白い巨塔』の脚本家である井上由美子が、自らの父が入院した体験をもとに手掛けた作品。病院内の看護師たちによる派閥争いや、医療に対する人間模様を、明るくときにはシリアスに表現している。また志田未来、菜々緒、木村多江などの豪華なキャストが出演する。あるとき有村朱里は看護学校の付属病院を辞めて、セレブ御用達の病院である東王病院に就職した。ホテルのような豪華な設備に驚きつつ、病院で玉の輿を狙う朱里だったが、現実はそんなには上手くいかない。看護師にも厳しい階級や規則がある、「白い大奥」ともいわれる閉ざされた世界だった。そして患者たちも、癖のある人ばかりで驚かされてしまう。そんなとき、朱里はカリスマ医師といわれた名医の患者担当を指名される。その息子が、未婚であることを確認した朱里。玉の輿を期待しつつ、全力で看護に臨んでいく…!
『やなせたかしシアター ハルのふえ』は、2012年に公開されたファンタジーアニメーション映画。『アンパンマン』で有名なやなせたかしの読み聞かせ絵本を原作とした、3作品からなる合作映画『やなせたかしシアター』内の1作品である。『アンパンマンが生まれた日』と『ロボくんとことり』とともに公開された。タヌキのハル(野沢雅子)と、ハルに拾われて育てられた人間の男の子・パル(戸田恵子)の親子愛を描いた心温まる内容。有名な音楽家であるチョコパン(増岡弘)に才能を見出されたパルが街で修業し、さまざまな苦難を抱えながらも、ハルのことを思い出して乗り越えていく。また作品には、『アンパンマン』の声優陣が多数登場。可愛い動物や人間がコミカルに活躍する、優しい絵柄のアニメ映画になっている。あるときタヌキのハルは、森で捨てられていた赤ん坊・パルを見つける。ハルはタヌキであることを隠して、人間に化け、愛情を持ってパルを育てる。ハルのおかげでパルは、すくすくと成長していった。そして偶然、パルの尊敬する天才音楽家・チョコパンによってスカウトされたパルは、街に行き修業の日々を過ごした。そしてパルは音楽コンクールでの優勝を目指していくのだが、音楽の天才少年・ミロ(中尾隆聖)が現れ、自分の才能に疑問を感じて悩んでしまう。それを知ったハルは、パルのことが心配で街に向かうのだった。
『DOUBLE DECKER! ダグ&キリル』は、都市国家・リスヴァレッタを舞台に、ダグ(三上哲)やキリル(天﨑滉平)などの捜査官たちが活躍する刑事アニメ。危険な薬物「アンセム」を中心とした事件を、ダグやキリルたちが所属するSEVEN-O特殊犯捜査係のメンバーが解決していく作品だ。サスペンス要素だけでなく、アクションシーンやSF設定も楽しめる。アニメは2018年9月から12月まで、全13話が放送された。続編として『「DOUBLE DECKER! ダグ&キリル」EXTRA』も全3話で制作されている。アニメーション制作は、ガンダムシリーズなど多くのアニメを手掛けているサンライズが担当した。キャラクターデザインは『ウイングマン』や『電影少女』、『ZETMAN』などで有名な桂正和が担当している。新米警官・キリルは、夢であるヒーローを目指して日々を過ごしていた。あるとき迷い猫を追って廃工場にいくと、そこで指名手配犯に遭遇。同じく指名手配犯を追っていたダグに出会う。そしてダグによって、2階級特進という殉職するかもしれない作戦を告げられ、キリルは単身指名手配犯に向かっていく。こうしてダグやキリルを中心とした、刑事たちの熱い物語が始まっていくのだった。
『猫』は2020年11月から、テレビ東京系の深夜ドラマ枠・ドラマ25で放送が開始されたテレビドラマ。若者から絶大な人気を誇るシンガーソングライター・あいみょんが作詞作曲をし、DISH//が歌った曲「猫」が原案となっており、脚本家の金井純一がドラマのシナリオとして仕上げた。主演は新進気鋭の女優・小西桜子と、「まえだまえだ」の兄弟ユニットでお笑い芸人としても活動している俳優の前田旺志郎。ほかにも、酒井若菜や吉沢悠、渋川清彦、石田ひかりといった実力派俳優が出演する。1匹の猫をきっかけに、余命宣告を受けた女性とフリーターの青年が繰り広げるラブストーリーが描かれていく。その日暮らしでふらふら生きている天音光司(前田旺志郎)は、ある日、くしゃみをしながら猫をだっこする女性・金子みねこ(小西桜子)と出会う。みねこから「脳に腫瘍があり余命宣告をうけていること」「いつ死んでもおかしくない状況であること」を告げられた光司は、条件付きでの同居を提案される。突然の提案に動揺する光司だったが、行き場もなくさまよっていた光司には選択肢がなく、そのままみねこの家に同居することになる。みねこからの同居の条件は、毎日バス停までの送り迎えをすることと夕飯を一緒に食べること。一緒に過ごす時間のなかでお互いのことを徐々に知り、心を通わせていくふたりだったが…。
『ちび☆デビ!』は、女子中学生・沢田ほのか(井口裕香)と、ある日突然現れた悪魔の赤ちゃん・まおちゃん(下屋則子)との日常を描いたファンタジーコメディアニメ。ほのかがまおちゃんのお母さん役となり、お父さん役の杉崎真(吉野裕行)とともにまおちゃんを育てていく。また悪魔の子どもが通う保育園で、保育園の先生やほかの赤ちゃん悪魔たちとの交流も、愉快に描かれている作品だ。原作は2008年から2014年まで、月刊少女漫画「ちゃお」にて連載された。アニメは2011年から2014年まで、NHK Eテレの「大!天才てれびくん」内で毎週月曜日に、1話5分ほどのショートアニメとして全75話が放送された。両親が他界してから、親戚のおばさんと暮らしていたほのかは、家でも学校でも1人で過ごすことが多く寂しい日々を過ごしていた。ところがある朝、布団のなかに知らない赤ちゃんが突然現れた。ほのかはその赤ちゃんに驚くが、さらにその赤ちゃんは火を吹く悪魔の赤ちゃんだったのだ。そして赤ちゃんをほのかは育てることになり、お父さん役の真とともに保育園や日常での賑やかで不思議な物語が始まっていくのだった。
『きかんしゃトーマス』の長編シリーズ11作目にして、ゲスト声優にDAIGOを起用した、70周年記念作品。2016年4月9日に公開された。新しい支線ハーウィック線の建設途中、トーマス(比嘉久美子)の大事故をきっかけに、地下に巨大な海賊船を発見した。トーマスはレールボートのスキフ(河杉貴志)や、船乗りジョン(坂口候一)に出会い、海賊の宝を巡る陰謀に巻き込まれる。「トップハム・ハット卿(田中完)にとって、ぼくが1番の機関車だからね!」。競走大好きなトーマスは、信号を無視してみんなを危険に晒したりと、日ごろから散々な態度をとっていた。そんなある日、寝坊したトーマスはゴードン(三宅健太)の説教に腹を立て、ゴードンの急行客車を押して走行。結果、急行客車を脱線させる大事故を起こしてしまう。トップハム・ハット卿に叱られ、新しい支線ハーウィック線の建設を手伝うことに。不機嫌なトーマスは、ほかにも立て続けに2つの事故を起こしてしまう。そして、その事故をきっかけに地下から海賊船を発見した。何度もトップハム・ハット卿に叱られて、落ち込んでいたトーマスがある夜出会ったのは、海賊の宝を探しているというレールボートのスキフと船乗りジョンだった。トーマスはジョンやスキフとともに、楽しい宝探しの旅へと出るが…?
シリーズ国内外累計出荷本数1,700万本を超えた、大人気アドベンチャー謎解きゲーム『レイトンシリーズ』の、オリジナルストーリー映画。2009年12月19日より公開。街の人々の間に、永遠の命の噂が流れ始めた!? レイトン教授(大泉洋)は、元教え子のオペラ歌手ジェニス(水樹奈々)に頼まれ、「永遠の命」を巡るナゾトキゲームに参戦する。レイトン教授の弟子であるルーク(堀北真希)は、レイトン教授のような立派な英国紳士を目指して平穏な日々を送っていた。そんなある日、レイトン教授の元教え子・オペラ歌手のジェニスから依頼の手紙が届く。その手紙に記されていたのは、亡くなったはずの友達が、「永遠の命」を手に入れて少女に若返ってしまったのだという驚きの内容だった。その上、街には「永遠の命」の噂が広がっていると記されていた。その謎を解くべく、ジェニス主演の新作オペラ『永遠の王国』の公演を観に行く。しかし公演そのものが、「永遠の命」を賭けて争うナゾトキゲームの会場であり…? 「永遠の命」の真の正体とは? そして、この公演を仕組んだ人間の真の目的とは?
『げんしけん 2』は、オタク大学生たちの日常を描いたコメディアニメである。『げんしけん』と、そのOVA版の続編にあたるシリーズ作品。大学のサークル「現代視覚文化研究会」を舞台とし、新しく会長に就任した笹原完士(大山鎬則)を中心に、さまざまなオタクライフが繰り広げられていく。不思議なオタクの日常を、楽しく知ることができる。また登場人物たちの心理描写や、恋愛事情なども丁寧に描いている。原作漫画は「月刊アフタヌーン」にて、2002年から2006年まで連載。コミックは、シリーズ累計400万部を突破した大人気作品だ。また続編である、『げんしけん二代目』も制作された。新しく「現代視覚文化研究会」の会長に就任した、笹原完士。会長就任の際に公約として掲げた、「コミフェスへの参加」が叶うことになった。笹原は部員たちとともに、コミフェスのため同人誌を制作するのだが、作業は難航していく。果たして笹原たちは、同人誌を無事に完成させ、コミフェスに出品することができるのだろうか?
『窮鼠はチーズの夢を見る』は、『世界の中心で愛を叫ぶ』や『GO』『劇場』といった、名だたる映画作品を手がけた行定勲監督による「胸が苦しくなるほどの忘れられない恋の物語」。2020年9月11日に公開された。原作は『失恋ショコラティエ』などでも知られる、水城せとなの同名漫画。広告代理店に勤めるサラリーマン・大伴恭一(大倉忠義)と、浮気調査員として働く今ヶ瀬渉(成田凌)のラブストーリーが描かれる。恋愛に受け身で常に優柔不断の恭一は、女性から関係を迫られるとすぐに応じてしまう。恭一は既婚者だったが、不倫を繰り返してきたのだ。恭一の妻・知佳子(咲妃みゆ)から浮気調査の依頼を受けた、浮気調査員の今ヶ瀬。大学卒業以来、会うことがなかった2人。不倫の事実を隠す条件の代わりに、「カラダと引きかえにしないか」と今ヶ瀬は恭一に詰め寄る。最初は拒絶していた恭一だったが、大学のころから好きだったという一途な思いに、恭一自身の気持ちも変わっていく。しかし恭一の元カノ・夏生(さとうほなみ)の存在により、恭一と今ヶ瀬の関係に変化が起こる…。
『ごくせん』は2004年1月から3月まで、日本テレビなどで全13話にて放送された人情コメディアニメである。極道の跡取り娘である山口久美子(早水リサ)が、不良高校の数学教師となり活躍する作品。普段から極道と接している久美子は、不良高校生たちに対してもまったくひるまず、学校にまつわるさまざまな問題を、男勝りで破天荒ともいえる行動で解決していく。原作は『研修医なな子』や『デカワンコ』などで有名な、森本梢子による漫画。実写ドラマは3期まで、仲間由紀恵主演にて放映された大人気シリーズ。アニメはドラマより原作に近い内容となっており、ドラマとはまた違った魅力を楽しめる。またスペシャルドラマや、映画も制作されている。あるとき山口久美子は、不良高校「白金学院」の数学教師になった。しかし担任になった2年4組は、学校内の問題児が集まったクラス。生徒たちは授業もまったく聞いておらず、まともな授業はおこなわれていなかった。そんな状況でも、久美子はまったく動じない。実家である極道で培った男勝りな性格で、学校のさまざまな問題を解決していった。こうして極道の精神を持った久美子による、義理と人情に包まれた愉快な学校生活が始まっていくのだった。
あだちなみ・絵、あいはらひろゆき・文による、人気の絵本シリーズ『くまのがっこう』が映画に!『劇場版 くまのがっこう パティシエ・ジャッキーとおひさまのスイーツ』は、2017年8月25日に公開された。『くまのがっこう』誕生15周年の記念映画。『くまのがっこう 〜ジャッキーとケイティ〜』に続く、2作目の映画化となった。主題歌は横山だいすけと本田紗来、小林健太郎が歌う「さよならだよ、ミスター」。みんなのカップケーキをくまのジャッキー(逢田梨香子)が1人で食べたら、怒られてしまった…。家を飛び出したジャッキーは、見習いパティシエの女の子・ミンディ(東山奈央)と知り合う。ジャッキーは、ミンディのおばあちゃん(真山亜子)が働いているスイーツ屋さん「スイーツランド」で、パティシエの修業を始める。しかしそこに来たフラッペ村の村長(チョー)が、悪いことを企んでいるようで…。おばあちゃんの笑顔のために、ジャッキーはパティシエとして活躍できるのか!?
『マイアミ☆ガンズ』は、2000年の2月から5月にかけて放送されたテレビアニメ作品で、ふたりの美女警官が巻き起こすドタバタ犯罪捜査コメディ。原作は百瀬武昭の漫画で、1997年から1999年まで「マガジンSPECIAL」で連載されていた。アニメ版の制作はグループ・タック。監督は『ケロケロちゃいむ』『のらみみ』などを手掛けた、湖山禎崇が務めている。キャラクターは原作漫画版と同様だが、アニメ版はオリジナルストーリー。原作のハチャメチャぶりをさらにエスカレートさせており、放送禁止ギリギリのパロディやエロネタなども満載だった。舞台は、日本のようなアメリカのような場所・舞網市(まいあみし)。そこでは連日のように凶悪な事件が起こり、舞網警察署が活躍していた。ハチャメチャな美女警官・桜小路妖(豊口めぐみ)は、自分が目立つことしか考えない行動ばかり。そして、フォローするもうひとりの美女警官・天野ルウ(田村ゆかり)は、冷静だが辛口でとんでもないことも平気で実行する。そんなふたりが、日々犯人逮捕を巡って大混乱を引き起こしていく。第2話でいきなり総集編を放送するなど、視聴者の予想の斜め上を行く演出が連発!
『獣王星』は、2006年の4月から6月にかけて放送されたテレビアニメ作品。双子の兄弟が、図らずも落とされてしまった惑星で生き残るために戦っていくSFファンタジーバトル。原作は樹なつみの漫画で、1993年から2003年まで「LaLa」および「月刊メロディ」で連載されていた。アニメ版の制作は、『鋼の錬金術師』『交響詩篇エウレカセブン』などを手掛けたボンズ。KinKi Kidsの堂本光一が声優として出演し、さらにOPも歌っている。また、俳優の小栗旬も声優として出演している。西暦2436年。人類は、地球から150光年離れたバルカン星系に移住していた。その首都である「ユノ」に住む双子の兄弟・トール(高山みなみ)とラーイ(高山みなみ)は、ある日両親が殺害されるとともに、謎の惑星へと送られてしまう。そこは死罪の者だけが送られる、「キマエラ」という惑星。生きた植物が徘徊するその惑星は、「獣王」と呼ばれる王が支配する弱肉強食の星だった。過酷な星で生き抜くため、兄のトールは徐々に環境に順応していくが、弟のラーイは臆病で身勝手な面が露出してくる。そして、サード(小栗旬)という青年、ティズ(水樹奈々)という少女がトールたちの運命に関わっていき…。
『半分の月がのぼる空』は、2006年の1月から2月にかけて放送された恋愛アニメ。不治の病に侵された少女と、たまたま同じ病院で出会った少年の特殊な日常と恋愛模様を描いている。原作は橋本紡のライトノベルで、テレビアニメのほかに、漫画、テレビドラマ、実写映画が制作された。アニメ版の制作はグループ・タックで、監督は『マリア様がみてる』『BLUE DRAGON』などを手掛けたユキヒロマツシタが務めている。劇中では芥川龍之介の『蜜柑』や宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』など、実在する文学作品から引用したセリフなども登場する。肝炎を患って入院中の高校生・戎崎裕一(鈴村健一)は、容体が落ち着いたのをいいことに夜な夜な病院を抜け出していた。元ヤンキーの看護師・谷崎亜希子(小平有希)は、そんな裕一を日々叱っていたが、ほかの病院から転院してきた秋庭里香(高橋美佳子)の話し相手になることを条件に、外出を黙認すると裕一に申し出る。里香は、不治の病で生きる希望を失っている少女だった。亜希子の条件を呑んだ裕一は、わがままな里香にはじめは手を焼いていたが、次第に惹かれていく。そして里香も、ほとんど誰にも見せなかった笑顔を裕一には見せるようになっていき…。
『夏のあらし!』は、2009年の4月から6月にかけて放送されたタイムトラベル・コメディアニメ。喫茶店「方舟」を舞台に、現代人の少年と戦時中に亡くなった少女の幽霊の活躍をコミカルに描いている。原作は小林尽の漫画で、2006年から2010年まで「月刊ガンガンWING」および「月刊ガンガンJOKER」にて連載されていた。アニメ版の制作は『魔法少女まどか☆マギカ』や『物語』シリーズなどを手掛けたシャフト。昭和の時代へタイムトリップするというストーリーに合わせて、挿入歌に各キャラクターが歌う昭和の歌謡曲がふんだんに使われている。夏休みのある日、横浜の祖父を訪ねてきた13歳の中学生・八坂一(三瓶由布子)は、たまたま涼みに入った喫茶店でウェイトレスの嵐山小夜子(白石涼子)に一目惚れ。しかし、実は小夜子は毎年夏だけに現れる60年前に死んだ女学生の幽霊だった。小夜子は特定の男性と共鳴することによってタイムトリップできる能力を持っており、一はその対象者であった。驚きを隠せない一だったが、幽霊として彷徨っている原因を突き止めたいという小夜子の願いに協力し、その後もタイムトリップを繰り返す。さらには、小夜子をつけ狙う私立探偵のグラサン(安元洋貴)や訳ありの女マスター(生天目仁美)なども絡み、「方舟」を舞台にドタバタが続いていく…。
『elDLIVE エルドライブ』は、2017年の1月から3月にかけて放送されたSFバトルアニメ。宇宙警察の一員として活躍する中学生の少年と、その仲間たちの姿を描いている。原作は天野明の漫画で、2013年から2018年までデジタルマンガアプリ「ジャンプLIVE」および「少年ジャンプ+」で連載されていた。アニメ版の制作はstudioぴえろ。同じ天野明原作の『家庭教師ヒットマンREBORN!』(略称:リボーン)と世界観がつながっている設定であり、作中に時折リボーンネタも飛び出す。主人公の中学生・九ノ瀬宙太(村瀬歩)はクラスメイトから変わり者扱いされており、友だちもほぼいない。その原因は、宙太本人にしか聞こえない「謎の声」と幼少のころから会話していたことで「独り言が多い変人」とされていたためであり、自ずと消極的な性格になっていた。そんな宙太がある日、宇宙警察・エルドライブから適合者としてスカウトされ、流れのままに採用試験を受けることに。試験は地球に潜む宇宙犯罪人を逮捕することだったが、その過程で宙太は「謎の声」の正体がモニタリアン(釘宮理恵)という宇宙生命体だと知る。その宇宙生命体の協力を得て宇宙犯罪人を逮捕した宙太は、エルドライブに入隊。なぜか隊にいた同級生の其方美鈴(早見沙織)とも絡みながら、宙太は宇宙警察の一員として、そして人間としても成長していく。
地上最強の賢者タイムが訪れる!?檜山大輔の漫画『ピーター・グリルと賢者の時間』をもとにした、テレビアニメ。武闘祭で優勝して地上最強の男となった主人公が、オーガやハイエルフの美少女たちに次々と迫られる! 原作は「月刊アクション」(双葉社)にて連載中。さまざまな種族が住む、剣と魔法の異世界。ヤケッパチ戦士ギルドに所属する冒険者のピーター・グリル(下野紘)は、武闘祭で見事優勝し、「地上最強の男」という称号を手に入れた。この称号さえあれば、頑固な父を持つ恋人のルヴェリア(二ノ宮ゆい)との結婚も認めてもらえるはず。そう考えたピーターは、意気揚々とルヴェリアに会いに行くのだった。しかしそんなピーターの前に、ふたりの美少女オーガが現れる。ひとりは、抜群のプロポーションと巨乳の持ち主であるリサ・アルパカス(山村響)。もうひとりは、小悪魔的な魅力を持つリサの妹のミミ・アルパカス(竹達彩奈)。なんと彼女たちは、地上最強の男の子種を得るため、ピーターを誘惑しにきたのである。あの手この手でピーターに迫るふたりだったが、ルヴェリアという心に決めた相手がいる彼はもちろん断固拒否する。ところが、エッチな仕草をエスカレートさせていくふたりの姿を前に、ついにピーターは陥落し、彼女たちと一夜をともにしてしまう。その出来事をきっかけに、ピーターの子種争奪戦が勃発することになるのだった。
『そのご縁、お届けします メルカリであったほんとの話』は、2020年11月から放送が開始されたテレビドラマ。TBS系列の火曜日深夜枠で放送。監督はドラマ『きのう何食べた?』で知られる片桐健滋、脚本はドラマ『ゆるキャン△』などを手掛けた北川亜矢子がそれぞれ務めた。フリマアプリ「メルカリ」に実際に寄せられた体験談をもとに、厳選されたエピソードがオムニバスドラマ化される。主演は女優の飯豊まりえ。また、飯豊まりえとともに塚地武雅が全話出演する。オムニバス形式のため、飯豊まりえと塚地武雅以外の出演者は毎回エピソードによって入れ替わっていく。国内最大のフリマアプリ「メルカリ」。ここではたくさんの人々が“売り買い”をおこない、その数だけ人々をつなぐドラマがある。ピンクのゾウが目印の「エレファント・エクスプレス」で配達員をおこなっている黒江陸(飯豊まりえ)。彼女は、寂れた商店街にある八百屋「八百吉」の店主である三田史郎(塚地武雅)と、訳あって一緒に暮らしながら日々配達をしている。今日は元バンドマンである宮田寛(浅香航大)が、音楽への想いを断ち切るために出品した自身のバンドグッズをお届けする。配達先は、寛のファンである高校生・瀬尾孝之(板垣瑞生)。陸がお届けをすることで、夢を諦めようとしている者、夢を始めようとしている者、2人の縁が不思議とつながり、運命が動き出す!
2012年8月18日に公開され、2日間で興行収入約6,000万円を叩き出した、200年のときを巡る感動の名作『劇場版FAIRY TAIL -鳳凰の巫女-』。行き倒れた記憶喪失の少女・エクレア(遠藤綾)を助けたら、彼女が持つ鳳凰石を狙う謎の刺客たちが襲ってきた!?ナツ(柿原徹也)たち「最強チーム」は、エクレアの記憶と使命を取り戻す旅に同行する。盗賊団のボス・ギース捕縛の任務に出ていたナツたち「最強チーム(自称)」は、街を大破壊した上にギースを取り逃がしてしまいクエスト主に叱られてしまう。責任を感じて落ち込んでいたルーシィ(平野綾)が、シャワーを浴びてギルドへ帰る途中、行き倒れている少女を見つけてギルドへ連れて帰った。彼女の名はエクレアといい、記憶喪失で鳳凰石を手に放浪の旅を続けているらしい。シャルル(堀江由衣)の予知能力で、危険が待っていることを知らされてなお先に進もうとするエクレアに、ルーシィやナツたち「最強チーム」が護衛を買って出る。旅の途中の巨大な街で休憩することにしたナツたちの前に、鳳凰石を狙う謎の刺客たちが襲撃をしかけてきて…!?この物語は200年のときと永遠の命を巡る、涙なしでは観られない感動物語!!
神さまは日曜日に世界を捨てた――。入江君人のライトノベル『神さまのいない日曜日』の、テレビアニメ化作品。神に見捨てられた世界で生きるひとりの少女が、世界を救うために謎の青年と旅を続ける。原作は2010年から、富士見ファンタジア文庫より全9巻が刊行された。今から15年前、世界は神に見捨てられた。もはや人は新たに生まれることはなく、死んでもなお安らかな眠りにつくことができなくなった。人は心臓が止まろうとも、身体が腐ろうとも、それまでの日常を惰性で送り続ける「生ける屍」となり果てた。そんな人々のために神が最後に与えた奇跡が、「墓守」と呼ばれる存在である。死者を本当の意味で死なせることができる墓守のみが、その世界の人々に安らぎを与えることができるのだった。谷間の小さな村に暮らす12歳の少女・アイ(豊崎愛生)も、そうした墓守のひとり。47人の住民たちとともに平穏な日常を過ごしつつ、きたる村人たちの死のために墓穴を掘る作業を続けてきた。ところがある日、村を訪れた白髪の謎の青年・ハンプニーハンバード(浪川大輔)と出会ったことから、アイは村の秘密を知ることになる。なんとアイ以外の村人はとっくに死んでおり、「生きる屍」と化していたのである。それを知ったアイは、ハンプニーハンバードによって無力化された村人たちを泣きながら丘の上に埋葬し、安らかな眠りにつくことを願うのだった。
三島由紀夫の同名小説が原作で、2005年に公開された。原作は、三島の長編小説『豊饒の海』シリーズの第1部にあたる。過去には吉永小百合、12代目市川團十郎主演でドラマ化されたり、2代目松本白鸚と佐久間良子で舞台化されたりしたが、今作が初めての映画化となる。主演は妻夫木聡と竹内結子で、第29回日本アカデミー賞優秀男優賞、優秀女優賞にそれぞれ選出された。またヒロインの大叔母・月修寺門跡を演じた若尾文子が、18年ぶりの映画出演ということでも話題になった作品だ。侯爵家の1人息子・松枝清顕(妻夫木聡)は、幼いころ華族の優雅さを身につけさせたいという父の意向のもと、伯爵家の綾倉家に預けられていた。そこで清顕は綾倉家の1人娘・聡子(竹内結子)に出会う。2人は互いに好意を持って育つが、18歳になった清顕は聡子に素直に接することができない。そんななか、聡子に宮家の子息との縁談話が持ち上がる。最初は気に留めない様子を見せていた清顕だが、聡子の結婚の勅許が下りると彼女への愛の深さに気づいてしまう。どうしても聡子を諦めきれない清顕は、綾倉家の侍女・蓼科(大楠道代)を利用して聡子と再会する。想いが通じあった2人は密会を重ねるが、それは許されない禁断の愛の始まりだった。
2013年アメリカ・アリゾナ州で山を飲み込むような大規模な山火事が発生した! 命懸けで立ち向かったのは森林火災の精鋭部隊「ホットショット」20名。水を使わず、火を使って火と戦う彼らの活躍を描いた感動の実話を映画化。堕落した生活を送っていたブレンダン・マクドナウは、娘が生まれたことをきっかけに人生をやり直そうとアリゾナ州プレスコット市の森林消防隊へ入隊する。消防隊の指揮官マーシュの夢は、消防隊を現場の権限を持つ、アメリカ農務省の精鋭部隊「ホットショット」に昇格させることだった。マーシュたちは不可能と思われていた昇格試験をクリアーし、アメリカで初めての地方自治体によるホットショット「グラニット・マウンテン・ホットショット」が誕生。彼らは数々の森林火災を克服してヒーローになっていく。ある日、アリゾナ州で史上最大級の山火事が発生。全米のホットショットが出動する事態となる。その時「グラニット・マウンテン・ホットショット」は、山火事の最前線にいた!
夜しか会えないケイティとチャーリー。 愛し合うふたりを引き裂くのは、空に輝く太陽だったー。 YUI主演で話題を読んだ日本映画『タイヨウのうた』をスコット・スピアー監督がハリウッド版としてリメイク。 切なく、そして美しい感涙必至のラブストーリー。 月明かりの下でギターを弾き・歌うのが好きな少女・ケイティは色素性乾皮症という難病を患っており、陽の光に当たることができず夜しか外出できない。 そんなケイティは子供の頃から窓の外を歩くチャーリーを見続けるうちに、いつしか恋心を抱くようになっていた。 ある日の夜、駅で歌っているケイティの声に足を止めたチャリーはケイティに一目ぼれする。 それはケイティにとって、子供の頃から思い続けたチャリーとの運命が動き出した夜だった。 やがて二人は惹かれ合い、恋に落ちる。 あるデートの夜、予期せぬアクシデントによりケイティは発症してしまう。 そしてチャーリーはケイティの病を知った時、人生で一番楽しい夏を過ごそうと決意する。 一方で運命の女神は、二人に残された時間を刻一刻と刻んでいた…。
傘をさし、風に乗って空から舞い降りた風変わりな魔法使い「メリー・ポピンズ」が、ファンタジックな魔法体験を通して“人生で本当に大切なもの”を教えてくれるヒューマン・コメディ! 耳に残る珠玉の名曲たちと華麗なダンスに彩られた、映画史に残る傑作ミュージカル!バンクス家のジェーンとマイケルは、イタズラ好きで雇われた乳母を次々と辞めさせてしまうやんちゃな子どもたち。そんな彼らの元に、ある日、風に乗って新しい乳母メリー・ポピンズがやってきた。最初のうちはメリーのことを警戒していた彼らだったが、美人で優しく、おまけに“魔法”まで使えるメリーのことをすっかり気に入ってしまう。しかし、生真面目で厳格なバンクス家の父・ジョージは、型破りな彼女のことを良く思わず…。
大学のガールズ・アカペラグループが、ゴールに向かって奮闘する青春ミュージカル・コメディ映画第2弾。アカペラ世界大会を軸に、アカペラ部最大のピンチと逆境に立ち向かっていく仲間たちの姿を描く。主人公のベッカが所属するアカペラグループ「バーデン・ベラーズ」は、女性グループとして初の優勝を果たし、全米で大人気を誇るまでになっていた。3年連続でアカペラ王者に輝いた彼女たちは、オバマ大統領の誕生日を祝う式典でパフォーマンスを披露していた。素晴らしい歌声とダンスで観客を沸かせていたが、ファット・エイミーがパフォーマンス中にハレンチな大失態を犯してしまう…。ニュースにも取り上げられ、アカペラ界に大打撃を与えてしまったベラーズは、大学生向けの大会への出場停止を告げられてしまう。しかし、世界大会に出場する権利はあるため、優勝を目指して再び闘志を燃やすベラーズだったが、プレッシャーや進路の不安などからメンバー間の歯車が狂いはじめてしまう。そんなときに作曲家志望の新入生エミリーが加わり、彼女のオリジナル曲が低迷していたベラーズに光をもたらすことになる!
バラバラの個性だけが取り柄のガールズアカペラ部が、全国大会優勝を目指して奮闘する姿をコミカルに描いた青春ミュージカル映画。大迫力のライブパフォーマンスが話題を呼び、全米に「ピッチ旋風」を巻き起こした。主人公の女の子ベッカは、音楽プロデューサーを目指すバーデン大学の学生。同じ大学の教授である父親にすすめられて入学したが、大学生活には興味がなく、LAのレコード会社で働くことを夢見ていた。大学のラジオ局でバイトをはじめ、そこで一度見かけたことのある青年ジェシーと再会し意気投合する。ある日、シャワー室でベッカの歌声を聴いたアカペラ部のクロエは、ベッカをアカペラグループに勧誘する。ベッカはあまり乗り気でないまま、女性アカペラグループ「バーデン・ベラーズ」のメンバーになるが、ベラーズに集まったメンバーはクセの強い人間ばかり。個性的なメンバーたちと意見が合わず、グループ内で衝突を繰り返していたが、活動を通して次第に友情が芽生え、いつしかベッカもアカペラの魅力にとりつかれるようになる。そして、全国大会優勝という大きな目標に向かって全員で挑んでいく。
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