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今作は世界中で人気を博している、漫画『進撃の巨人』初の実写作品である。「実写化は難しい」といわれていた同作を、最新のVFXと特撮技術で再現し、話題になった。監督は『シン・ゴジラ』などで有名な樋口真嗣。今作以外にも『日本沈没』など、特撮技術を駆使した大作映画に関わることが多い。主演を務めたのは『恋空』などに出演した三浦春馬。今作では立体機動がメインとなる、激しいアクションシーンを演じている。共演は『キングダム』に出演した本郷奏多や、『信長協奏曲』などで有名な水原希子など。巨人から逃れるため、高い壁を建設し、その中に街を作って生活を始めた人類。壁の外に憧れるエレン(三浦春馬)は、友人のアルミン(本郷奏多)やミカサ(水原希子)と壁を眺めに行く。そのとき、轟音とともに超大型の巨人が現れ、壁を破壊。次々と入ってきた巨人によって街は地獄絵図と化してしまう。それから2年の月日が経ち、エレンとアルミンは調査団に所属していた。ミカサを救えなかった悔しさを胸に、巨人退治へと乗り出すエレン。しかし巨人の力は圧倒的で、最新の武器をもってしても敵う相手ではなかった。
原作ファンからは敬遠されがちな、漫画の実写映画化。そのジンクスを壊し、原作ファンにも快く受け入れられた作品が『銀魂』である。2018年に公開された今作は、その年の興行収入第3位に食い込む大健闘を見せた。前作『銀魂』の人気は海を越え、検閲が厳しい中国でも日本映画最高記録を樹立した。そんな前作に次いで公開されたのが、『銀魂2 掟は破るためにこそある』だ。監督は前作と同じく、『勇者ヨシヒコ』シリーズで知られる福田雄一。主要キャストはそのままに、窪田正孝や三浦春馬、堤真一など実力派キャストが集結した。地球外生命体に侵略され、さまざまな文化や技術が融合した江戸。そこで「万事屋」を経営している、坂田銀時(小栗旬)は家賃の支払いに困っていた。銀時は志村新八(菅田将暉)と神楽(橋本環奈)を連れ、アルバイトを始める。なぜかキャバクラで働き始めた銀時たちは、将軍の徳川茂茂(勝地涼)と遭遇してしまう。一方で近藤勲(中村勘九郎)率いる「真選組」の内部では、とある計画が進行していた…。
『アイネクライネナハトムジーク』は、伊坂幸太郎による小説を映画化した作品である。原作小説は2015年の本屋大賞にもノミネートされた、人気の高い作品だ。今作では伊坂作品の雰囲気を忠実に再現するべく、仙台でのロケがおこなわれている。そんな今作のメガホンをとったのは、『愛がなんだ』『知らない、ふたり』で知られる今泉力哉。吉本興業の養成所出身の監督で、自主制作の映画を中心に高い評価を受けてきた。主演には『恋空』で一躍有名となった三浦春馬と、『あやしい彼女』に出演した多部未華子を起用している。街頭アンケートをおこなっていた佐藤(三浦春馬)は、偶然見かけた本間紗季(多部未華子)に声をかける。「新しい出会い」を求めていた佐藤は、友人の織田(矢本悠馬)からアドバイスを受けるも、実行できずにいた。佐藤の上司である藤間(原田泰造)は妻に逃げられ、会社で爆発してしまう。一方で佐藤は偶然再会した紗季に声をかけ、付き合うことになる。それから10年後。佐藤は紗季へのプロポーズを考えていたのだが…。
『1917 命をかけた伝令』は、アカデミー賞で3つの賞を受賞した戦争映画だ。今作の特徴は、全編通してワンカットに見えるよう演出されている点である。第一次世界大戦を舞台に、兵士が受けたミッションを途切れることなく見せていく斬新さが、話題を呼んだ。監督は、『007 スペクター』などで知られるサム・メンデス。今作はメンデスの祖父が語った体験談をもとにし、彼自身が脚本を練り上げた。また、撮影監督にはアカデミー賞に13度のノミネート経験を持つ、ロジャー・ディーキンスを起用している。ディーキンスの功績により、驚異の「ワンカット映像」が実現した。1917年、戦火に見舞われているヨーロッパ。イギリス軍に所属するウィリアム・スコフィールド(ジョージ・マッケイ)と、トム・ブレイク(ディーン=チャールズ・チャップマン)は遠方の部隊に伝令を届けるため、戦地を旅することになる。伝令の中身は、「デヴォンシャー連隊の攻撃中止命令」だった。ドイツ軍に誘導された攻撃作戦を防ぐべく、ふたりは敵が潜む戦場を駆け抜けていく。
『プリンセスと魔法のキス』は全米で2009年に公開された、ディズニー映画である。ディズニー初の、黒人プリンセスを主人公にした作品となっている。また、次作の『塔の上のラプンツェル』からは3Dアニメーションとなっているため、最後の2Dプリンセス映画となった。監督を務めたのは、ジョン・マスカーとロン・クレメンツのふたり。彼らは『アラジン』や『リトル・マーメイド』を生み出した、ディズニーの名コンビだ。近年は大ヒットを記録した、『モアナと伝説の海』を監督している。音楽は『トイ・ストーリー』シリーズなど、ピクサー映画に参加してきたランディ・ニューマンが担当した。ニューオーリンズに住むティアナ(アニカ・ノニ・ローズ)は、父の夢を受け継ぎ、レストランを開くことを目標にしていた。毎日働きづめになっていた彼女は、友人のシャーロット(ジェニファー・コーディー)から誘いを受け、パーティーに参加する。一方でニューオーリンズを訪れていたナヴィーン王子(ブルーノ・カンポス)は、ブードゥー教の秘術でカエルに姿を変えられてしまう。呪いを解くためには、プリンセスとのキスが必要だった。そんなとき、偶然見かけたティアナにキスをしてもらうも、逆にティアナの姿もカエルになってしまって…。
『泣きたい私は猫をかぶる』は、猫に変身できるようになった女子高生が主人公の、長編アニメーション映画である。制作は2011年に設立されたスタジオコロリド。フレッシュな制作会社だが、初長編アニメ映画となった前作『ペンギン・ハイウェイ』は好評を博した。そんな今作のメガホンを取ったのは、佐藤順一。共同監督として、『千と千尋の神隠し』の制作に参加した柴山智隆が名を連ねる。主人公のふたりの声優を務めたのは、『14歳の母』で一躍有名となった志田未来と、『鬼滅の刃』で竈門炭治郎役を担当した花江夏樹。そのほかにもベテラン声優の山寺宏一や、『ハリー・ポッター』シリーズで吹き替えを担当した小野賢章らが出演している。新しい母親との生活に疲れ果ててしまった笹木美代(志田未来)は、ある日不思議な猫店主(山寺宏一)と出会う。「猫に変身できるお面」をもらった美代は、意中の男子である日之出賢人(花江夏樹)に、猫の姿で会いに行くのだった。猫と人間、両方の生活を送るようになった彼女のもとに、再び猫店主が現れる。「一生猫でいるか、それとも人間でいるか」という究極の選択を迫られた美代は、人間としての人生を思い返していく。
『タイラー・レイク -命の奪還-』は、目を見張るほどのアクションシーンを盛り込んだ、Netflixオリジナル映画である。脚本を手掛けているのは、『アベンジャーズ/エンドゲーム』で監督を務めたジョー・ルッソ。今作では兄のアンソニー・ルッソとともに、製作としても参加している。監督にはルッソ兄弟の映画にスタントコーディネーターとして参加してきた、サム・ハーグレイブが抜擢された。主演は『マイティー・ソー』シリーズでおなじみの、クリス・ヘムズワースである。ライバル組織に息子オヴィ(ルドラクシュ・ジャイスワル)を誘拐されたインドの麻薬王は、オヴィの奪還を傭兵に依頼する。仲間の誘いで奪還チームに参加したタイラー・レイク(クリス・ヘムズワース)は、過去のトラウマに苦悩しながらも、オヴィ奪還に成功する。しかし、事態は急変。依頼してきたオヴィの父親の部下に襲われ、チームはタイラーを残して全滅してしまう。オヴィとふたりで追われる身となったタイラーは、警察を巻き込んだ街中の人間から狙われることになる。
『ラヂオの時間』『ザ・マジック・アワー』など、数多くのコメディ映画を手掛けてきた、三谷幸喜監督。今作では現代の政治風刺を交えながら、お腹を抱えて笑える「三谷ワールド」が展開する。主演を務めたのは『ステキな金縛り』など、多数の三谷映画に出演している中井貴一。記憶を失った総理大臣を演じ、日本アカデミー賞の優秀主演男優賞を受賞した。共演は『空飛ぶタイヤ』に出演したディーン・フジオカや、『誰も守ってくれない』で有名な石田ゆり子など、実力派のキャストが揃っている。とある病院で目覚めた黒田啓介(中井貴一)は、偶然目にしたニュースで自身が日本の総理大臣だと知る。不人気だった彼は、群衆から石を投げられ、すべての記憶を失っていたのだ。見覚えのない秘書官(ディーン・フジオカ)に官邸まで連れ戻され、「記憶喪失は公表しない」と告げられる。政界の人間のみならず、妻や息子の名前まで忘れてしまった黒田。あの手この手で記憶があるフリを続けるが、周囲の人間や国民は不信感を募らせていく。そんな矢先にアメリカから大統領が来日し、日米首脳会談をおこなうことになってしまう。
童貞・処女を卒業して、本当の意味でオトナに成長することができるのかー⁉脚本を務めたのは、『ショムニ』や『ウォーターボーイズ』などの人気ドラマ作品を手掛けた橋本裕志。オトナが主役の学園ドラマが、テレビ朝日系土曜ナイトドラマ枠で放送された。30歳以上の童貞・処女だけを集めて入学させられる、「オトナ高校」を舞台に東大卒のチェリートこと荒川英人が、卒業をかけて奔走するちょっぴり大人な学園ラブコメディ。2017年、少子化問題を打開するべく政府が新たに打ち出したのは、「第二義務教育法案」だった。そんなことはつゆ知らず、エリート銀行員でありながら童貞を貫いていた荒川英人(三浦春馬)は、性体験をしなければ卒業できない「オトナ高校」へ強制入学させられてしまう。そこにはモテ上司であるはずの権田勘助(高橋克実)や、都合の良いバリキャリ処女の園部真希(黒木メイサ)の姿もあった。個性派ぞろいのクラスメイトと教師陣に挟まれながら、チェリートは無事「オトナ高校」を卒業できるのか? 大人だらけの学園ドラマが今、幕を開けるー!
韓国合宿を制し、キューブを揃えてデビューの座を手にするのは誰だー!?韓国の敏腕プロデューサーJ.Y. Park(パク・ジニョン)が総指揮をとり、韓国の大手事務所JYPとソニーミュージックが共同でおこなう、ガールズグループオーディションの最終戦がついに開幕!Huluで独占配信されたほか、YouTubeや朝の情報番組『スッキリ』でも特集企画として放送された。のべ1万人を超える参加者の中から選ばれた13名のメンバーが、デビューをかけて韓国合宿に挑む。東京合宿を勝ち抜いた13名のメンバーは、個人レベルテスト・チームミッション・チームバトル・ファイナルミッションを審査対象に、キューブをかけて戦い抜く。各審査後には順位が発表され、2回連続最下位をとった者は即脱落という厳しいルールも課せられた。キューブ獲得は、「前回の自分よりどれだけ成長しているか」がカギとなる。いよいよデビューが決まる最終オーディション、何名のメンバーがデビューのステージに立つことができるのかー!?
世界中で人気爆発! 斬新な性教育ドラマとして話題の、Netflixオリジナルドラマ『セックス・エデュケーション』。コメディと人間ドラマのバランスの良さが人気となり、「今最も勢いのあるドラマ」としてファンを増やし続けている作品のひとつだ。オーティス(エイサ・ミルバーン)が高校で「セックス・クリニック」を開設し、クラスメイトたちのさまざまな性のお悩みを解決していくというストーリー。コメディ要素も多いのに「リアルにためになる」と、ティーンだけではなく大人もハマる要素がふんだんに織り込まれている。背景にはファッションや音楽など、80年代のオマージュも満載。高校生オーティスは、セックス経験どころかオナニーも成功したことがないシャイな童貞少年。親友でゲイのエリック(チュティ・ガトヮ)と、地味で冴えない高校生活を送っていたオーティスだったが、セックスセラピストの母のおかげで性の知識だけは豊富。学校一のバッドガール・メイヴ(エマ・マッキー)にその才能を見出されたオーティスは、学校で密かに「セックス・クリニック」を開設し、クラスメイトたちのありとあらゆる性のお悩みを解決していくが…!?
ドラマ『ブラッディ・マンデイ シーズン2』は、2010年1月から放送された。『ブラッディ・マンデイ シーズン1』の続編。日本全土を揺るがす悪質で危険なウイルステロ・ブラッディ・マンデイの計画阻止から2年後、「魔弾の射手」というテロ組織が核爆弾を所持していて、再び日本全土に危機が及ぶ。今作では、前作の主人公・高木藤丸役である三浦春馬に加え、九条音弥を演じる佐藤健とのW主演作品である。また、ドラマ主題歌も前作同様人気のロックバンド・flumpoolが抜擢された。殺人ウイルステロ・ブラッディ・マンデイの抗争から2年後、天才ハッカー「ファルコン」として名を馳せている高木藤丸(三浦春馬)は、仲間の死を悼み浪人生としてひっそりと身を潜めていた。ある日アルバイト先のコンビニに勤める留学生・水沢響(黒川智花)と一緒にいたとき、「オリハラマヤ」と名乗る殺し屋に命を狙われてしまう。その後、九条音弥(佐藤健)の誕生日パーティーに出席した祖父・九条彰彦(竜雷太)が狙撃されたり、「魔弾の射手」という新たなテロリスト集団が登場。核爆弾を使うなど再び東京壊滅の危機に陥ってしまう。
ドラマ『ブラッディ・マンデイ シーズン1』は、2008年10月から放送されたサスペンスアクション作品。日本で起こるウイルステロを未然に防ぐため、天才ハッカーである男子高校生が命をかけた戦いを繰り広げるストーリーとなっている。原作は「週刊少年マガジン」で連載されていた、龍門諒・原作、恵広史・作画の漫画『BLOODY MONDAY』で、予測不能な展開に読者の心は揺さぶられ、絶大な人気を誇った。主演には、映画『恋空』で第31回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した、三浦春馬が抜擢されている。ロシアの町で、次々と人がいなくなるという不可思議な事件が発生していた。その事件に疑問を抱いた秘密部隊「THIRD-i」は、事件の真相を解明すべく動いてた。主人公・高木藤丸(三浦春馬)は、授業中にエロゲームをしたりと不真面目な新聞部員の、普通の高校生。しかし、実はウィザード級とも評されるほどの腕前を持つ天才ハッカー「ファルコン」としての顔を持っていた。そんな藤丸の元に、父親が勤めるテロリズム対策秘密組織「THIRD-i」から、ロシアの軍事システムのハッキングをするよう依頼が届く。
菅田将暉&広瀬すずを始め、豪華すぎる声優陣となずながとにかく可愛い、『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』。2017年8月18日に公開された。裕介(宮野真守)がなずな(広瀬すず)との花火大会の約束をすっぽかした結果、なずなが母親に連れ去られてしまった。主人公の典道(菅田将暉)は、不思議なガラス玉を使用して何度も「もしもの世界」の1日を繰り返し、なずなを救える未来を探す。主人公の典道は、男友達が多くてやんちゃな普通の高校生。なずなのことが気になっていたのだが、友達の裕介が「なずなのことが好きだ」と公言する。花火大会が迫ってきていたある日、掃除を任された典道たちがプールにやってくると、なずなが水泳の50メートル競争を提案してきた。花火大会当日、水泳に勝った裕介がなずなに花火大会に誘われていたことが発覚。しかし、なぜか裕介は「花火大会に行けなくなったことを伝えてくれ」と典道に伝言を頼む。なずなに伝言を伝えた典道は、「なんで50メートル勝たなかったの?」となずなにいわれてしまう。さらになずなが、母親に無理やり連れ去られるという光景を目の当たりにしてしまった。「おれが、あのとき勝っていれば…」。典道は、後悔と悔しさを乗せ、なずなが持っていた不思議なガラス玉を投げ「もしもの世界」へと入り込んでいくのであった。
私がリズなら、青い鳥を絶対に手放さない。武田綾乃による『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章』(宝島社文庫)をもとにした、劇場版アニメ作品。高校の吹奏楽部に所属するふたりの少女が、最後のコンクールの自由曲を仕上げることを通して成長していく物語。監督は、劇場版アニメ『聲の形』を手がけた山田尚子。北宇治高校吹奏楽部に所属するオーボエ奏者の3年生部員、鎧塚みぞれ(種﨑敦美)は、他人と話すのが苦手な少女。中学時代にひとりぼっちだった彼女は、フルート奏者の同級生・傘木希美(東山奈央)に誘われて、吹奏楽を始めるようになった。みぞれにとって、希美は唯一無二の存在。希美と一緒にいるためだけに、吹奏楽を続けてきたほどである。しかし、みぞれとは対照的に明るく快活な希美には、みぞれのほかにもたくさんの友達がいた。みぞれは自分以外の友達と楽しそうに話す希美を見るたびに、いつか希美が自分の前からいなくなってしまうのではないかと不安を募らせていた。そんななか、彼女たちは高校最後のコンクールで自由曲「リズと青い鳥」を演奏することになる。そこには、みぞれのオーボエと希美のフルートのかけ合いがおこなわれるソロパートが含まれていた。ふたりはその自由曲の練習を通じて、それぞれが互いをどう想っているのかを問い直し、成長していくことになる。
Netflixオリジナルドラマシリーズの中でも、「Netflixで最も視聴数の多いドラマのひとつ」といわれ配信直後から話題沸騰だった『13の理由』が、シーズン4をもってファイナルを迎える。現代の若者の闇を忠実に描きすぎることで、SNS上でもさまざまな問題提起や議論が巻き起こった本シリーズ。打ち切りを求める声も多い中、更新し続けて訴えたかったことは何か。最終シーズンでは、いじめやレイプ、自殺などの問題のほかに、LGBTや人種差別、冤罪などにもスポットがあたり、クレイ(ディラン・ミネット)や仲間たちがこれまでの問題にもがき、葛藤しながらも成長を遂げる姿が描かれる。ブライス(ジャスティン・プレンティス)殺しの真相は闇に葬り去られ、クレイはモンティ(ティモシー・グラナデロス)への罪の意識に苛まれていた。勉強にも集中できず、成績は落ちる一方で、ブライスやモンティの影に怯える日々。カウンセラーのもとに通いはじめたクレイは、幼いころからパニック発作を起こし、発作中の記憶がないことを打ち明ける。一方、ブライス殺しの真犯人を追う保安官は、クレイがブライスに銃を突き付けている画像を入手する。そんな中、ジャスティン(ブランドン・フリン)が薬物依存の治療を終え退院する日がやってくる。久しぶりに集まった仲間たちは、悩みや不安を抱えながらも、ジャスティンを明るく迎えようとするが…。
17歳の女子高生ハンナ(キャサリン・ラングフォード)の自殺の原因を、本人の自供テープから辿る。Netflixオリジナルドラマ『13の理由』は、“ソーシャルチェーン・ミステリー”仕立ての作風と、衝撃的でリアルな描写で多くの若者の心をつかんだ。若者たちのいじめや自殺、薬物依存などのリアルな社会問題をテーマにしている。これまでのシーズンでは、ハンナの自殺シーンなどの過激な描写が、多くの議論を呼んだ。シーズン3からは、ハンナ役のキャサリン・ラングフォードが降板したことで、クレイ役のディラン・ミネットと、リバティ高校の転校生でクレイと親しくなっていくアニ(グレース・サイフ)が主軸となる。タイラー(デヴィン・ドルイド)が銃を持ち出し、パーティー会場に現れたあの日から8ヵ月後。クレイ(ディラン・ミネット)とトニー(クリスチャン・ナバロ)はタイラーから預かった銃を始末し、未だ暴行のトラウマから脱せずにいるタイラーを仲間たちと支えていこうとしていた。そんな中、リバティ高校から別の高校へ転校していったブライス(ジャスティン・プレンティス)が行方不明になり、その後川で遺体となって発見される。ブライスの殺人事件の捜査が始まり、ブライスとの因縁があったクレイたちは、仲間の中の誰かがブライスを殺したのかと疑心暗鬼に囚われていく。
衝撃的なシーズン1のラストから、5ヵ月後を描く『13の理由 シーズン2』。ハンナ(キャサリン・ラングフォード)の死の真実を世間に公表すべく始まった裁判では、ハンナの視点から描かれたシーズン1とは異なる側面から彼女の人物像を知ることとなる。カセットテープでは語られることのなかった真実が、ハンナの両親を追い詰め、クラスメイトたちを追い詰めていくことに。ショッキングなハンナの自殺の描写で論争となったシーズン1だったが、シーズン2ではさらに過激で残酷な描写が用いられ、アメリカではメディア監視団体からシリーズ打ち切りの要請が出たり、カナダでは『13の理由』の視聴を生徒たちに禁止する高校も出たほどだった。ハンナの死から5ヵ月。ハンナの両親がリバティ高校を相手取り訴訟を起こし、クラスメイトたちは証言台に立ち、自分の秘密や嘘と葛藤しながらもハンナとの関係を打ち明け始める。一方、クレイ(デイラン・ミネット)は恋人スカイ(ソシー・ベーコン)との関係を進展させようとしていたが、たびたび現れるハンナの幻影に、心を痛めていた。そんな中、失踪していたジャスティン(ブランドン・フリン)の目撃情報が入り、ハンナの裁判で証言させたいクレイはジャスティンを探し始めるが…。
2017年に配信が開始された、Netflixオリジナルドラマ『13の理由』。製作総指揮に、セレーナ・ゴメスが名を連ねたことで話題となった。原作のジェイ・アッシャーの小説をもとに、ブライアン・ヨーキーが脚本を務めている。登場人物であるハンナの死後から描き、その理由をたどっていく“ソーシャルチェーン・ミステリー”の技法が世界中で話題となり、Netflixのオリジナルドラマを代表する作品の仲間入りを果たした。また、シーズン1が配信開始となった直後から激しい批判の的となった、衝撃的すぎるハンナ(キャサリン・ラングフォード)の自殺シーンは、現在カットされた状態で公開されている。今作で無名女優だった、主要人物・ハンナを演じるキャサリン・ラングフォードの演技力は批評家から高く評価され、第75回ゴールデングローブ賞のテレビドラマ部門主演女優賞などにノミネートされた。ある日、リバティ高校に通う冴えない高校生クレイ(ディラン・ミネット)のもとに自殺したクラスメイトである、ハンナの肉声が込められた7本のテープが届く。その7本のテープには、ハンナを死に至らしめた「13の理由」が込められていた。テープを聴き進めるうちに、クレイはハンナを死へと追いやった苦しみや葛藤を知り、彼女の死にとりつかれたかのように真相を探り始め、ハンナが生前に関わっていた人物たちに接近していくが…。
2016年KBSで放送され、平均視聴率28.9%、最高視聴率は36.2%を記録した大ヒットドラマである。脚本を手がけたのは、2014年に高視聴率を記録したドラマ『伝説の魔女~愛を届けるベーカリー』で、女性たちの姿を生き生きと描いたク・ヒョンスク。廃業の危機に直面した老舗「月桂樹洋服店」を舞台に、挫折し、人生に行き詰ったワケあり紳士たちが奮闘する姿を描き出す。再起をかけて立ち上がる紳士たちの成長に共感し、彼らをとりまく女性たちとの恋模様にドキドキさせられる。確実だと思っていた出世の道を閉ざされてしまった主人公を演じるのは、イ・ドンゴン。視聴率57.4%を記録したドラマ『パリの恋人』で人気となり、多数のヒット作で活躍してきた実力派俳優だ。創業から100年以上続いてきた、オーダーメイドスーツの専門店「月桂樹洋服店」。国内屈指の腕のいい職人として店を守ってきた店主、イ・マンスル(シン・グ)は店の後継者問題で悩んでいた。ひとり息子のドンジン(イ・ドンゴン)が、家業を継ぐことを拒否し、大手アパレルメーカー「ミサアパレル」会長の娘、ヒョジュ(ク・ジェイ)と結婚してしまったのだ。密かにミサアパレルの代表取締役の座を狙っており、周囲からも確実視されていたドンジンだったが、会長が亡くなった後、会長の後妻コ・ウンスク(パク・ジュングム)らの策略により、地方の子会社に左遷されてしまう…。
1983年3月12日に日本公開され、2匹の強すぎる友情が感動を生み出したディズニーの名作『きつねと猟犬』! 母を殺された子ギツネのトッド(池水通洋)は、猟犬の子犬コッパー(石田太郎)と親友になる。やがて2匹は狩られる者と狩る者として再会し…?主人公は、人間の猟師に母親を殺された子ギツネのトッド。一部始終を見ていたフクロウのビッグ・ママ(真理ヨシ子)たちに助けられ、老婆のトゥイード夫人(新道乃里子)の元で育てられることに。いたずらをして叱られながらもすくすくと育っていたある日、隣の家の子犬コッパーがトッドの元に遊びに来る。トッドとコッパーは瞬く間に意気投合し、コッパーが猟犬であることを知ってもトッドは気にしなかった。しかし、ある日コッパーの首に縄がつけられてしまって遊びにいけなくなったうえ、もう1匹の猟犬チーフ(阪脩)に見つかって大騒ぎ。別れの挨拶さえいえぬまま、コッパーたちは春まで立派な猟犬になるための旅に出てしまった。「コッパーが一人前の猟犬になっても親友でいられる」と友情を信じて、春を待つトッドだったが…?
『スピード』は1994年に公開されたアメリカ映画で、爆弾魔とSWATの頭脳戦を描いたノンストップ・アクション大作。監督を務めたヤン・デ・ボンはこれがデビュー作で、主演のキアヌ・リーブス、そしてヒロインのサンドラ・ブロックの出世作でもある。タイトルの通り「スピード」がメインテーマとなっており、エレベーター、バス、電車と動く密室が事件の舞台。特に、速度が50マイル毎時(約80キロ)以下になると爆発するという設定は、これまでにない新しいスリルを提供した。興行収入は全世界で約3億5,000万ドルを記録。アカデミー賞でも2部門を受賞した。ある日、オフィスビル内のエレベーターに爆弾が仕掛けられ、乗客が閉じ込められる事件が発生。SWAT隊員のジャック(キアヌ・リーブス)とハリー(ジェフ・ダニエルズ)の活躍によって乗客は脱出するも、犯人の爆弾魔・ペイン(デニス・ホッパー)には逃げられてしまう。そして後日、ペインはジャックへの復讐と身代金要求のため路線バスに爆弾を仕掛け、ジャックをそこへ誘導。その爆弾は、バスが50マイル毎時(約80キロ)を下回ると爆発するという仕組みだった。ジャックはバスに乗り込むが、不法滞在の乗客が勘違いして車内で銃を誤爆。運転手が被弾したため、急遽乗り合わせていたアニー(サンドラ・ブロック)がハンドルを握ることになり…。
美少女たちと過ごす、自然あふれる田舎ライフ!Windows向け恋愛アドベンチャーゲーム『星空へ架かる橋』をもとにした、テレビアニメ作品。弟の療養のため、自然豊かな田舎の町に引っ越してきた少年が、美少女たちとにぎやかな日常を過ごすラブコメディ。アニメーション制作は、動画工房が担当した。自然に囲まれた空気がきれいな山奥の田舎・山比古町。生まれつき体が弱い弟の療養の付き添いで、都会からやってきた少年・星野一馬(浅沼晋太郎)は、弟とともに老舗旅館「よろづよ」を目指していた。そこは小説家の父のなじみの旅館。その縁もあって、しばらく田舎で暮らすことになった一馬たちは、よろづよの旧館に間借りすることになっていたのである。ところが、駅で見かけたバスに乗り込んだ一馬たちは、しばらく経ってから反対方向へと向かうバスに乗ってしまったことに気づく。そこで途中下車したはいいが、山中のバス停で1時間待つことになってしまう。しかもバス停で待っている間に、野生のサルに弟の帽子を奪われ、一馬は森の中へと追いかける羽目になる。その後なんとか帽子を取り返したものの、一馬は森の中で迷ってしまう。だが、そこでのちに転校先でクラスメイトとなるふたりの美少女、中津川初(中村繪里子)と日向伊吹(青葉りんご)と出会い、助けてもらうのだった。こうして自然あふれる田舎での、一馬の生活が始まったのである。
女子高生が男子小学生に恋をした!?日吉丸晃の漫画『初恋モンスター』のテレビアニメ化作品。世間知らずのお嬢様女子高生が、高身長のイケメン男子小学生と恋人同士になるラブコメディ! 原作は「ARIA」(講談社)で連載され、2017年には舞台化もされた。黒髪の小柄な女子高生・二階堂夏歩(堀江由衣)は、いまどきめずらしい大地主の娘。両親から甘やかされて育ったため、すっかり世間知らずの箱入り娘になってしまっていた。このままでは人間としてダメだ。そう思った夏歩は、春から心機一転、故郷を離れて東京の下宿「華すみ荘」でひとり暮らしを始めることにする。引っ越し当日。華すみ荘に到着した夏歩は、荷物を運んでいたとき、うっかり道路に飛び出し、トラックにひかれそうになる。そんな彼女を通りがかりの高身長のイケメン男子・高橋奏(櫻井孝宏)が助けるのだった。「死にたいのか!」。奏が夏歩に大声で叫ぶなか、人生で初めて本気で怒られた彼女は、奏に一目惚れをしてしまう。そして、偶然にも奏が同じ華すみ荘の住人だと知り、運命を感じた夏歩は奏に「好きになった」と告白する。ところが、奏の正体はなんと小学5年生の男の子。夏歩よりずっと年下のやんちゃ盛りの子どもであった。その事実を知った夏歩はショックを受けるものの、それでも自分の気持ちに従い、奏と付き合うことを選ぶのだった…。
1940年2月7日より公開された、ディズニーの名作のひとつに数えられる冒険活劇『ピノキオ』。カルロ・コッローディ作の童話『ピノッキオの冒険』が原作。ある日、操り人形の男の子ピノキオ(ディッキー・ジョーンズ)は動けてしゃべれる体を手に入れた。しかし外の世界は誘惑がいっぱい。ピノキオはたくさんの間違いを犯しながら、ピノキオの良心役であるコオロギのジミニー(クリフ・エドワーズ)とともに、正しく勇気ある少年を目指していく。星がきれいな夜のこと。ゼペット(クリスチャン・ラブ)の願いで、木の操り人形であるピノキオはブルー・フェアリー(イヴリン・ヴェナブル)より命を授かり、ゼペットやそのペットたちと喜んだりはしゃいだり大騒ぎ。次の日、さっそく学校にいくことになったのだが、登校中ファウルフェロー(ウォルター・キャトレット)やギデオン(メル・ブランク)に出会う。彼らは「スターになる方法を教えてやろう」といい、ピノキオを人形一座の親方であるストロンボリ(チャールズ・ジューデルス)の元へ連れて行った。やがてピノキオは、ステージで人気者になる。連れ帰ろうと考えていたピノキオの良心役であるコオロギのジミニ―も、「最初から必要なかったのか」とトボトボと帰っていってしまう。しかし、サーカスが終わったあとピノキオは鳥籠に入れられてしまい…?
アニメ『いちご100%』は、2005年4月にテレビ朝日で放送されたちょっとエッチな学園ラブコメディ。ある日目の前に現れた「いちごパンツ」の美少女に一目惚れした主人公は、彼女が落としたノートを手掛かりにさまざまな恋愛模様を繰り広げる。原作は河下水希による同名漫画。「週刊少年ジャンプ」で、2002年から約3年間連載された。単行本は全19巻で、累計発行部数800万部を記録するほどの超人気作である。さまざまなヒロインたちからモテまくる主人公・真中淳平の声優を担当するのは、ラジオパーソナリティや音楽活動といった分野で活躍する鈴村健一だ。映画監督になる夢を抱く、平凡な高校生・真中淳平(鈴村健一)。ある日、学校の屋上のドアを開けたところ、頭上からいきなり女の子が飛び降りてきた。着地に失敗した女の子のスカートはめくれ上がり、可愛い「いちごパンツ」が目に飛び込んできたのだ。夕日に照らされた彼女はとてつもなく美しく、その一瞬で淳平は心を奪われてしまったのだ。名前もクラスもわからない彼女の手がかりは、落としていった「東城綾」と名前が記されたノートただひとつ。翌日彼女を探すも、そこには美少女とはかけ離れた地味なおさげ髪のメガネ女子・東城綾(能登麻美子)の姿があった―。
2020年にコミック連載開始から50周年を迎えた、国民的アニメ『ドラえもん』。その映画第40作となるオリジナルストーリーが、『映画 ドラえもん のび太の新恐竜』だ。2018年『映画 ドラえもん のび太の宝島』でシリーズ史上最高の興行収入53.7億円を記録した、監督の今井一暁、脚本の川村元気が再びタッグを組んだ。ジャイアン(木村昴)、スネ夫(関智一)、しずかちゃん(かかずゆみ)とともに、恐竜博を訪れたのび太(大原めぐみ)。そこで見つけた化石を、絶滅した恐竜の卵だと信じたのび太は、ドラえもん(水田わさび)のひみつ道具・タイムふろしきを化石にかける。化石は本当に卵で、中から双子の恐竜キュー(遠藤綾)とミュー(釘宮理恵)が生まれた。新種の恐竜2匹を苦労しながらも育てるのび太だったが、次第に大きくなり現代ではこれ以上育てきれなくなる。キューとミューを白亜紀の時代へ返すため、のび太たち一行は6600万年前へ出発する。足跡を追ってたどりついた謎の島で、ついにキューとミューの仲間を発見するが、のび太たちの行動を監視する存在が現れる。果たしてのび太たちは、キューとミューを無事に送り届けることができるのか!?
今作は「2分の1だけ」蘇った父親と、残された兄弟が大冒険に出るファンタジー映画である。魔法が存在している世界を舞台にしながら、車やスマートフォンなども登場する、今までにない世界観の作品だ。主人公の声は『スパイダーマン:ホームカミング』で人気を不動のものにした、トム・ホランド。そして『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のクリス・プラットが主人公の兄の声を務め、マーベルシリーズの看板役者ふたりが揃うことになった。かつて世界には魔法があった。魔法は生活を豊かにするものだったが、科学の発達により徐々に魔法は使われなくなってしまう。魔法の存在が忘れられたころ、父を亡くした少年イアン(トム・ホランド)は、父の遺品である魔法の杖を手に入れる。父を1日だけ蘇らせる方法を知った彼は、使ったこともない復活の呪文を唱えるのだった。しかし、魔法は失敗。父を上半身のみの不完全な状態で蘇らせてしまった。イアンは上半身を蘇らせるため、兄のバーリー(クリス・プラット)とともに、旅に出るのだが…。
新型コロナを予知!? 2020年の現実は9年前にもう描かれていた…。『コンテイジョン』は、2011年に公開されたアメリカのパンデミック・スリラー映画。強力な感染症の脅威と、その影響下で起こるパニックを描いている。監督はスティーブン・ソダーバーグ。制作スタッフはアメリカ疫病予防管理センター(CDC)をはじめ、感染症の専門家に取材を敢行し、リアリティあふれる描写が盛りだくさんとなっている。タイトルの「Contagion」は伝染を意味しており、病気そのものはもとより、加速度的に広まる「恐怖」の伝染が最大のキーポイント。その恐ろしさは、コロナ禍の2020年にひと際突き刺さるものとなった。仕事で香港に出張していたベス・エムホフ(グウィネス・パルトロウ)は、そこで未知のウイルスに感染。帰国後、発作を起こして死亡する。同時に全世界で謎の感染症による死亡事例が相次ぎ、疾病予防管理センターの調査によって、ベスがウイルスの発生源と確認。その後、ウイルスは瞬く間に世界中に蔓延し、死亡者は2,600万人にものぼった。治療薬もないなか、著名ブロガーの陰謀論誘発もあり街はパニック。恐怖による暴動がさらなる恐怖を呼び込む。物語は医療従事者、一般市民、そしてインフルエンサーとなる著名ブロガーの立場からそれぞれ描写。未知の感染症が巻き起こす恐怖と、その結果生まれる現実をリアルに見せつけていく…。
『マルドゥック・スクランブル』シリーズは、日本のSFアニメ映画。小説家・冲方丁の同名SF小説が原作となっており、その作品が第24回日本SF大賞を受賞した。本シリーズは全3部作となっており、第1部『マルドゥック・スクランブル 圧縮』、第2部『マルドゥック・スクランブル 燃焼』、第3部『マルドゥック・スクランブル 排気』で構成されている。主人公の声は『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズの綾波レイ役や、『ポケットモンスター』シリーズのムサシ役などで知られる、ベテラン声優の林原めぐみが務めている。とある夜、少女娼婦のルーン=バロット(林原めぐみ)は、ショーギャンブラーのシェル(中井和哉)によって、車の中で喉元を切り裂かれ、さらには車ごと爆破されてしまう。瀕死状態のバロットだったが、ウフコック(八嶋智人)とドクター・イースター(東地宏樹)に救出された。「マルドゥック・スクランブル-09」に基づいて命を救われ、金属繊維の人工皮膚を移植し、機械を操作する電子干渉能力(スナーク)を身につけたバロット。辛い過去の経験から、「自分の生きる意味」について疑問を持ち続けるバロットだったが、ウフコックとともに戦うなかで自己を確立していく。バロットたちはシェルの犯罪を暴くことができるのか!?
少年は戦乱の世の覇王となる――。鷹山誠一のライトノベル『百錬の覇王と聖約の戦乙女』(HJ文庫)の、テレビアニメ化作品。異世界に召喚された少年が、氏族を率いる覇王へと成長していくバトルファンタジーアニメ!わずかな土地をめぐって争いが頻発する戦乱の世界・ユグドラシル。人々は自らが属する氏族のために、対立する氏族と戦争を続けていた。そんな世界に現代から召喚された少年・周防勇斗(酒井広大)は、スマホから得た戦術や武具の知識をもとに、小さな氏族であった「狼」に協力する。そうして、しだいに人々の信頼を獲得し、ついにはその宗主となるのだった。それから2年。勇斗の采配により、戦で連勝を上げていた狼は、これまでにない繁栄の時代を迎えつつあった。そんな狼を率いる勇斗は、戦乙女のフェリシア(末柄里恵)やジークルーネ(伊達朱里紗)とともに、狼の勢力を拡大するために奮闘していく。その一方で、彼はもとの世界に戻る方法も模索していた。そこには、ひとつ年下の幼なじみ・志百家美月(内田彩)も待っていた。美月のことを誰よりも大切に思う勇斗は、日々彼女のことを思い出しては、悲しげな表情をするのだった。しかし、そんな事情もおかまいなしに、狼をめぐる情勢は相次ぐ大国との戦いにより、急変していく。勇斗は狼を守るため、これまで以上に宗主としての責務を果たすことになる。
100億人に1人の逸材が、アイドル少女たちに加わる!?スタジオディーンとキングレコードによる、キャラクターソング企画「音楽少女」をもとにしたテレビアニメ作品。自称アイドル好きの天才音楽家の娘が、売れないアイドル少女たちの仲間になる!世界的に活躍する音楽家の両親をもつ山田木はなこ(深川芹亜)は、海外育ちの明るく元気な美少女。両親の仕事の関係で初めて来日したものの、テンションが上がりすぎて空港で迷子になってしまう。そんな彼女が偶然出会ったのが、ちょうど空港でイベントをしていた売れないC級アイドル「音楽少女」。アイドルといえば、ダサかわいいモンスターのことだと勘違いしていたはなこだったが、音楽少女のステージを見て、アイドルに興味を持つようになる。ステージ終了後、音楽少女のメンバーに感激を伝えたはなこは、一度見ただけのダンスの振り付けをその場で完ぺきに再現してみせる。その様子を見ていた音楽少女のプロデューサーは、はなこにアイドルになる素質を見いだすのだった。ひょっとすると、この子は音楽少女の新メンバーになるべき逸材なのではないか。プロデューサーの脳裏にそんな予感が浮かんだ。ところが、いざアイドルコンテストに出場させてみると、ダンスは完ぺきであるものの、歌が致命的に下手くそだった。期待を裏切られた一同は、あんぐりと口を開けるしかなかった…。
アイドルになって、もっと前に出たい!さまざまなメディアミックス展開がなされている美少女キャラクター、ミス・モノクロームを題材としたオリジナルテレビアニメ作品。トップアイドルを目指すミス・モノクロームが、コンビニのマネージャーとともに奮闘する! ミス・モノクロームのキャラクター原案と声は、声優の堀江由衣が担当した。無機質なお城に住むアンドロイドの少女、ミス・モノクローム(堀江由衣)。彼女はいつからか、スーパーアイドルのKIKUKO(井上喜久子)のように、みんなの前に出たいと考えるようになっていた。ある日、助手のマナ(神田朱未)にその夢を語ったところ、「193億円あれば、トップアイドルにしてあげられます!」といわれる。その言葉を信じたモノクロームは、全財産に等しい193億円をマナに渡す。ところが、マナはそのお金を持って姿をくらましてしまう。全財産を失い、途方に暮れるモノクローム。そんなとき、彼女はコンビニのマネージャー・マネオ(藤原啓治)と偶然出会う。マネオがつけていた「マネージャー」という名札から、芸能マネージャーだと思い込んだ彼女は、自分をプロデュースしてくれるように懇願するのだった。そんな彼女の姿にマネオも断りきれず、結局彼女のマネージャーを引き受けてしまう。こうしてトップアイドルを目指すモノクロームと、素人マネージャーのマネオの挑戦が始まったのである。
長編デビュー作のホラー映画『ヘレディタリー/継承』で、多くの映画ファンから称賛されたアリ・アスター監督。待望の長編第2作となる『ミッドサマー』は、スウェーデンのとある田舎の村でおこなわれる夏至祭を訪れた大学生グループたちが、体験したことのない恐怖に巻き込まれていくホラー映画だ。両親を道連れにした妹の無理心中により、家族を失ってしまったダニー(フローレンス・ピュー)は、深刻な精神疾患を患っていた。恋人のクリスチャン(ジャック・レイナー)はそんなダニーを重荷に感じつつも、別れを切りだすことができなかった。そんななか、ダニーはクリスチャンが自分に内緒で友人たちとともに、スウェーデンの夏至祭へ向かうことを知る。行きがかり上、同行することとなったダニーは、クリスチャンの友人ペレ(ヴィルヘルム・ブロングレン)の故郷であるホルガ村へ向かう。この村では、90年に1度の夏至祭が開かれることになっていて、ペレの案内でダニーたちは夏至祭に参加する。白夜に広がる美しい風景、民族文化に魅了される一行。しかし夏至祭が進むにつれ、徐々に起こり始める異変にダニーは困惑していく。そして、かつてない悪夢がダニーたちに襲いかかる。
『To LOVEる -とらぶる-』シリーズを始め人気の高い矢吹健太朗の、同名漫画を原作とするハイアクションバトルTVアニメ作品『BLACK CAT』! 2005年10月6日~2006年3月30日に放送された。主人公は「秘密結社クロノス」に所属する、冷酷かつ凄腕な少年暗殺者トレイン(近藤隆)。殺しをしない掃除屋のミナツキ(豊口めぐみ)やスヴェン(藤原啓治)との出会いによって、自身の暗殺家業を改めて見つめ直し始める。主人公は「ブラックキャット」の通り名で知られる、「秘密結社クロノス」に所属する凄腕の少年暗殺者トレイン。秩序を暗殺などの実力行使でなんとか保っている世界にて、少年は暗殺者としての仕事をすることが当たり前な環境で育ってきた。新たな標的として知事になった元ギャングのリブの暗殺をおこなうことになったトレインは、圧倒的実力であっさりと標的を暗殺。ひっそりと夜の闇に消えていこうとしたそのとき、現れたのは殺しをしない掃除屋スヴェンだった。さらに同じ掃除屋のミナツキとの出会い、暗殺現場にて何度も邂逅するスヴェンとのやりとり、生物兵器でありながら自我を持ち始めたイヴ(福圓美里)との戦いを経て、トレインは殺しをしない新たな生き方を模索し始める。
原作は「ヤングアニマル」で連載されていた原作・宮月新、作画・近藤しぐれの同名漫画で、単行本は4巻発刊され完結している。ショッキングな内容と予想もつかない展開が話題になり人気を集めた。2020年1月に実写映画が公開。監督は『春子超常現象研究所』や『オルジャスの白い馬』で、海外において高い評価を得た竹葉リサ。主演は、若手女優のなかでもめざましい活躍をしている橋本環奈。また中村獅童が重要な役どころで、圧倒的な存在感を放っている。担任の下部(中村獅童)に呼び出され、視聴覚室で自殺催眠をかけられた3年C組の36人。設定されたシグナルのいずれかをおこなってしまうと、催眠が発動し自殺してしまう。シグナルは全部で100個。しかし、50個近くのシグナルは不明のまま。シグナルは「スマホを使う」「泣く」「遅刻する」など日常的な行動も含まれており、生徒たちは恐怖と不安で疑心暗鬼に陥ってしまう。死の暗示を解く唯一の方法は、クラスメイトの死。最後に生き残った者だけが、自殺催眠から逃れることができる。そうして彼らの自殺ゲームが始まるのだった。
スウェーデンの人気作家、フレドリック・バックマンによる小説『ブリット=マリーはここにいた』の映画化作品。スウェーデンのアカデミー賞であるゴールデン・ビートル賞において、主演女優賞と観客賞にノミネートされた話題作である。主人公のブリット=マリーを演じるのは、『スター・ウォーズ』シリーズでもおなじみのペルニラ・アウグスト。スウェーデンでは国民的な人気を誇る大女優だ。監督は、女優としても活躍するツヴァ・ノヴォトニー。2020年7月に日本公開。ブリット=マリー(ペルニラ・アウグスト)は、スウェーデンで暮らす結婚生活40年目のベテラン主婦。家中を磨き上げ、夫のために完璧な料理を用意するのが自分の役割と信じていた。しかしある事件がきっかけとなり、ブリット=マリーはカバンひとつで家を出る。1人で生きていくために仕事を探すものの、40年のブランクもあり、簡単には仕事は見つからない。ようやく紹介されたのは、田舎町・ボリにあるユースセンターの管理人兼サッカーチームのコーチの仕事だった。サッカー経験も知識もないブリット=マリーだったが、ボリの町での新しい生活と人々とのふれあいが彼女を少しずつ変え始めていき…。
ドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』は、2020年9月15日からTBS系列で放送される、じれキュンラブコメディ作品である。お金を正しく使うことにこだわりを持つ「清貧女子」と、欲しいモノはなんでも手に入れようとする「浪費男子」という、真逆な価値観を通して生まれるひと夏の恋愛作品。主人公の清貧女子こと九鬼玲子を演じるのは、映画『勝手にふるえてろ』で第42回日本アカデミー賞で優秀主演女優賞を獲得した、若手演技派女優・松岡茉優。対して、御曹司で天才的なまでの浪費男子こと猿渡慶太を演じるのは、映画『恋空』で一躍脚光を浴びたマルチ俳優・三浦春馬である。脚本は、ドラマ『凪のお暇』などを手掛けた大島里美で、今作は完全オリジナル作品である。中堅おもちゃメーカーの経理部で働く九鬼玲子(松岡茉優)。彼女は、お金の正しい使い方にこだわる清貧女子で、買い物も悩みに悩んでやっと決断に至るほどの慎重派。そんな玲子が、1年前に一目惚れした1,680円の豆皿をようやく購入しようと決意し、お店に向かった日のこと。女性を連れた派手な格好の男性が、バーベキュー用の皿として、豆皿を雑に購入していく光景が目に飛び込んできたのだ。しかもその男は、なんと玲子が勤めるおもちゃメーカーの御曹司・猿渡慶太(三浦春馬)だったのだ―。
可愛い女の子たちによる、超速ヒーローバトルが魅力! 『進撃の巨人』や『鬼灯の冷徹』などの制作経験がある、WIT STUDIOによるオリジナルアニメ『ローリング☆ガールズ』。2015年1月~3月にかけて放送された。所沢を守る猛者・マッチャグリーンが負傷してしまった。姉のように慕っていた真茶未(藤村歩)の正体こそが、マッチャグリーンであったと知った普通の少女・望未(小澤亜李)は、仲間たちとともにマッチャグリーンが受けた依頼を代わりに完遂するための旅に出る。東京大決戦から10年が経過し、日本では地域ごとに派閥が生まれ争いが繰り返されていた。少女・望未は、自警団の団長を務める真茶未の力になろうと所沢国の自警団「日吉町プロペラーズ」に入団を果たすのだが、猛者と猛者の戦いには手も足も出せず足手まとい。次の日、望未は日吉町プロペラーズの団員たちとともに遊園地に遊びに行くのだが、それが「北多摩デンジャーズ」の罠であったことが発覚。マッチャグリーンが駆け付けてくれるかと思いきや、そこに来たのは真茶未で…?敵の猛者である執行(緒乃冬華)が、まさかの事実を口走る。「マッチャグリーンの正体はおまえなのだろう、真茶未?」。衝撃を隠せない望未。それでもマッチャグリーンであるということを隠そうとする真茶未。守られるだけの少女を卒業するため、望未とその仲間たちによる冒険活劇が今始まる!
今作の日本版タイトル『王宮の夜鬼』の“夜鬼”とは、夜に活動するいわゆるゾンビのこと。「ゾンビが朝鮮王朝時代に出現したら」という設定で描かれた、時代劇版ゾンビパニック・アクション映画である。2016年に韓国で公開され、観客動員数1,000万人超えを達成した大ヒット映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』に続く、韓国ゾンビ映画の新たな意欲作である。2017年、ヒョンビン主演のアクション映画『コンフィデンシャル/共助』を手がけたキム・ソンフン監督が、再びヒョンビンとの強力タッグを実現させた。韓国で最も権威のある映画賞・青龍映画賞において、5度も受賞歴のあるチャン・ドンゴンの非情な悪役ぶりが話題だ。朝鮮王朝時代、飢えに苦しむ民衆を無視し、好き勝手に生きる王イ・ジョ(キム・ウィソン)。王の長男である世子イ・ヨン(キム・テウ)は政治の立て直しをはかろうとするが、王の重臣キム・ジャジュン(チャン・ドンゴン)の画策によって謀反の罪を着せられ、死に追いやられてしまった。ちょうどそのころ、ある外国船で人の生血や人肉を食する“夜鬼”と化した人間が発見される。白目をむき、口には牙が生え、咬まれた者もまた夜鬼に変貌し、疫病のように瞬く間に増えていく夜鬼たち。兄・ヨンからの遺言を受け取った王子イ・チョン(ヒョンビン)はその惨状を目の当たりにし…。
大人気カードゲーム『デュエル・マスターズ』のTVアニメ第6シリーズ『デュエル・マスターズ クロス』! 2008年4月5日から2010年3月27日まで放送された。デュエル・マスターズの世界大会日本予選に、ローブをまとった集団が襲撃してきた。「デュエル・マスターの証」を狙って暗躍するザキラ(安元洋貴)の野望を止めるため、勝舞(小林由美子)とその仲間たちは命を賭けたデュエマ勝負に身を投じる。主人公は、超デュエマ大好きだが普段はお調子者な勝舞。今日も今日とて世界一のデュエリスト目指して、世界大会予選に出場しようとしていた勝舞は会場前で仲間たちと合流。いつものお調子者な一面を発揮して銅像の上に立っていたりと騒がしいなか、謎のローブ集団が現れる。彼らは大会予選者にデュエマを挑んでは、勝利するたびに相手を緑色のクリスタルの中に閉じ込めてしまう。このままでは、世界大会どころではない。勝舞、ミミ(中島沙樹)、ジョージ(若本規夫)の3人は手分けをして謎のローブたちを倒し、1人ローブたちをなぎ倒しながら突き進む白凰(皆川純子)を追っていくのだが…?
父子の再会から始まる、『デュエル・マスターズ』のTV版第7シリーズで最終決戦『デュエル・マスターズ クロスショック』! 2010年4月3日~2011年3月26日にかけて放送された。決勝大会を目前にして、勝舞(小林由美子)は父の勝利(浜田賢二)から「ダブルクロス」の力を持った新ドラゴンカードを受け取った。暗躍するザキラとその手下たちの不穏な宣戦布告を受け、ついに勝舞たちの負けられないラストバトルが幕を開ける。世界大会も、あと1勝で決勝大会! 主人公の勝舞が考えにふけって海岸を歩いていると、まさかの父親・勝利が応援に駆けつけてくれた。あいさつ代わりにデュエマ勝負を始める勝舞と勝利。持てる力のすべてを発揮して善戦するが、勝利の新たな力「ダブルクロス」を持った新ドラゴンを前に負けてしまった。仲間たちが駆けつけ、勝利からその新ドラゴンカードを託されるなか、世界大会に出場しているザキラの手下たちが宣戦布告をしてくる。勝舞、ミミ(中島沙樹)、ジョージ(若本規夫)、白凰(皆川純子)にとって負けられない世界大会への最終決戦が幕を開ける。
大人気カードゲーム『デュエル・マスターズ』のアニメ第11作品目『デュエル・マスターズ VS』は、ライバルが集う熱いデュエマストーリー! 2014年4月5日から、2015年3月28日まで放送された。中学2年生に成長し、デュエマ禁止令によってデュエマから完全に興味を失っていた勝太(小林由美子)。しかし、新たなライバル四天王が立ちふさがり、再び熱いデュエマバトルに身を投じていく。過去の危険なデュエマバトルにより、八尾町にデュエマ禁止令が発令されていた。2年の年月が経ち、ついにそのデュエマ禁止令が廃止。街中が歓喜に包まれるなか、勝太だけはデュエマそっちのけでカレーパンに夢中になっていた。しかし鎌瀬によって、ホカベン(菅原雅芳)の持っていたカレーパンのうちのひとつが、地面に落下していくのを見て激憤する勝太。鎌瀬から申し込まれたデュエマ勝負を受ける。しかしデッキがなく、カード屋を探してすっ飛んでいく。たどり着いたカード屋にて、幼なじみのるる(丹下桜)と再会。るるから後押しされ、火文明中心デッキ「熱血の戦闘龍」を受け取った勝太は、再びデュエマの世界へ身を投じていくのであった。
池袋西口公園、通称池袋ウエストゲートパーク(IWGP)に集まる不良グループG-BoysとBlack Angelsの抗争の決着は―!?『池袋ウエストゲートパーク』は、2000年4月~6月にTBS系でテレビ放送された伝説のドラマ。原作は石田衣良の小説『池袋ウエストゲートパーク』。脚本は『あまちゃん』や『監獄のお姫さま』の脚本でも知られる、通称「クドカン」こと宮藤官九郎。チーフ演出は堤幸彦。キャストはマコト役の長瀬智也、マコトの彼女のヒカル役に加藤あい、G-Boysと呼ばれるギャング集団のタカシ役に窪塚洋介、そのほか佐藤隆太や山下智久、若かりし日の高橋一生も登場。主人公は工業高校卒業後、実家のフルーツ店を手伝うフリーターのような状態のマコト(長瀬智也)。恋愛関係になりそうだった友人のリカ(酒井若菜)が亡くなったことから容疑者として疑われて…。そこに、高校時代の同級生でカラーギャングのG-Boysをまとめるタカシ(窪塚洋介)や、敵対するBlack Angelsの山井(坂口憲二)、「羽沢組系氷高組」の暴力団員斉藤(妻夫木聡)、池袋西署の横山(渡辺謙)を交えて、池袋の不良グループの抗争がどんどん大きくなっていく。池袋の街はマスコミ報道でさらに混乱を極め…。リカを殺した犯人は誰? そして不良グループの抗争の結末は? あなたも立会人として見届けたくなる―!
2015年に放送され、初めは4%台だった視聴率は回を重ねるごとに上昇し、最高視聴率19.7%を記録した作品。MBC演技大賞では10部門での受賞を果たした大ヒット作である。制作したのは『美男ですね』や、『最高の愛~恋はドゥグンドゥグン~』を始め、近年でも『キム秘書はいったい、なぜ?』などの大ヒットドラマを作り続けているBON FACTORY。脚本を担当したのは『ナイショの恋していいですか?』など、ラブコメを得意とするチョ・ソンヒ。多くのドラマに出演し、『秘密』や『キルミー・ヒールミー』などでのシリアスな演技も高く評価された、実力派女優ファン・ジョンウムが主演を務める。今作ではイメージをガラリと変え、カリスマ的美少女から無職の残念な女子に変貌してしまったヒロインを、コミカルに、ときに切なく演じている。子どものころ、学校一の美少女といわれ、何をやっても輝く存在であったヘジン(ファン・ジョンウム)。しかし父親が事業に失敗してから、彼女の人生は一変した。生活は苦しくなり、さらに父親譲りのくせ毛やソバカスが現れ始めるなど、顔にも劇的な変化が…。気がつけばコンプレックスのかたまりの無職女子になっていたヘジン。そんな彼女に幼なじみのソンジュン(パク・ソジュン)から、15年ぶりに連絡が来る。嬉しい反面、輝く美少女のヘジンしか知らないはずのソンジュンに合わせる顔がないヘジンは…。
2018年にフジテレビ系列で放送された、人気ドラマ『コンフィデンスマンJP』の映画化第2弾。おなじみのダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)はもちろんのこと、ドラマにゲスト出演していたキャラクター達も勢ぞろい。脚本はドラマ、映画第1弾『コンフィデンスマンJP ロマンス編』と同じく古沢良太。監督はドラマでも演出を担当し、第1弾も監督した田中亮。2020年7月23日公開。世界有数の富豪であるレイモンド・フウ(北大路欣也)が亡くなった。残された遺言により、莫大な遺産の相続人、そしてフウ家の当主には、レイモンドが最後に愛した女性との子どもであるミシェル・フウが指名されたが、レイモンドの3人の子ども達、そして執事のトニー・ティン(柴田恭兵)の誰もミシェルの存在を知らなかった。このお家騒動を知ったダー子は、街で助けた少女コックリをミシェルに仕立て上げ、フウ家に潜り込むことを計画。巧みな工作でトニーにコックリを本物のミシェルと認めさせ、フウ家への潜入に成功したダー子たち。ランカウイでおこなわれるフウ家のパーティで、コックリ扮するミシェルがフウ家の当主となる発表がされることになったが、そのパーティには多数の詐欺師、そしてダー子たちの宿敵も現れて、絶体絶命のピンチに。果たして、ダー子たちはシリーズ史上最大のオサカナを無事にゲットできるのか!?
最高視聴率40%を超えた大ヒットドラマ『家政婦のミタ』や『ハケンの品格』シリーズなど、主に女性を主人公にした数々の話題作を放送してきた、日本テレビ系列の“水曜ドラマ”。2020年8月に新水曜ドラマとして放送がスタートした今作は、浜辺美波と横浜流星がW主演を務めることで、放送前から話題を集めていた。原作は、漫画家・安藤なつみが講談社の漫画雑誌「BE・LOVE」で2016年から連載をスタートした、大人気漫画『私たちはどうかしている』。今作のヒロインを演じる浜辺美波は、2017年の映画『君の膵臓をたべたい』でヒロインを好演し、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した実力の持ち主。今から15年前。七桜(浜辺美波/幼少期・宮崎歩夢)は、新しく住み込みで働くことになった和菓子職人の母・大倉百合子(中村ゆり)に連れられ、老舗和菓子屋「光月庵」の門をくぐった。病気がちで、引っ込み思案だった七桜に元気よく声をかけてくれたのが、店の跡取り息子・高月椿(横浜流星/幼少期・森島律斗)だった。椿の優しさによって次第に心を開き始めた七桜は、母が教えてくれた和菓子の作り方を少しずつ覚え、椿と一緒に和菓子作りをしながら仲良く遊ぶ幸せな日々を送っていた。しかしある夜、椿の父親であり、光月庵の若主人・高月樹(鈴木伸之)が自室で何者かに刺殺される事件が発生し…。
死を予感させる双子の少女たち―。テレビアニメ『Another』の前日譚を描いたOVA。離ればなれで暮らす双子の少女たちが禁じられた遊びを繰り返すなかで、徐々に死へと近づいていく。アニメーション製作は、テレビアニメ本編と同じく、P.A.WORKSが担当した。病気で失った片目の代わりに緑色の義眼をはめた女子中学生・見崎鳴(高森奈津美)。小柄で華奢な体格で整った顔立ちの美少女だが、いつも義眼を隠すための眼帯をつけ、ミステリアスな雰囲気を漂わせていた。そんな彼女には、見た目がそっくりな双子の姉妹がいた。その子の名は、藤岡未咲(五十嵐裕美)。家庭内の事情から、鳴とは従姉妹ということにされ、離れて暮らしていた。しかしある日を境に、自分たちが双子だと気づいた鳴と未咲は、家族から禁じられているにもかかわらず、こっそり会って遊ぶようになっていた。ふたりで買い物をしたり、遊園地に行ったりすることを通して、彼女たちはますます互いの絆を深めていくのだった。ところが、幸せな日々は長くは続かなかった。やがて鳴は未咲に死の気配がまとわりついているのを感じるようになっていく。未咲を失いたくない鳴は、必死に彼女を守ろうとするが、ふたりで遊園地に行った日にある事件が起こり…。
高校野球の女子マネージャーが、経営学の本に出会う!?岩崎夏海の小説『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』の、テレビアニメ化作品。高校野球の女子マネージャーが、ドラッカーによる経営学の教科書『マネジメント』をもとに、弱小野球部の組織改革をしていく青春ストーリー!都立程久保高校に通う2年生の川島みなみ(日笠陽子)は、少年野球の経験がある女子高生。今では野球が嫌いになっていたが、病に倒れた親友・宮田夕紀(花澤香菜)の代わりに、彼女が務めていた野球部のマネージャーを引き受けることになる。しかし、程久保高校野球部は、地区予選敗退を続ける弱小チーム。しかも、野球部内には人間関係のわだかまりがあった。そんな野球部に対して、マネージャーとして何ができるのだろうか。まったく見当がつかないみなみだったが、そんなとき偶然書店でドラッカーによる経営学の教科書『マネジメント』と出会う。『マネジメント』を部活のマネージャーの指南書だと勘違いした彼女は、さっそく購入したものの、すぐにそれがビジネス書であったことに気づく。しかし、そこに書かれていることを読むうちに、高校野球部の組織改革にも応用できるのではないかと考えるようになる。そこで彼女はまず野球部のみんなが何を考えているのかを知るため、夕紀とともに全員の面談を始めるのだった…。
2018年、韓国のケーブルテレビ局tvNで放送され、豪華人気俳優パク・ソジュンとパク・ミニョンの初共演が話題となった。2013年に韓国で発表され、大ヒットしたチョン・ギョンウンのウェブ小説『キム秘書がなぜそうか』が原作。原作の魅力をそのままに、コミカルでテンポの良いストーリーが視聴者の心をつかんだ。主人公イ・ヨンジュンを演じたパク・ソジュンは、『花郎』や『サム、マイウェイ~恋の一発逆転!~』など、主演ドラマが大ヒットし続けている大人気俳優。彼が現実にはありえないほどのナルシストぶりをなりふり構わず表現し、その斬新なキャラクターの面白さにどんどん魅かれていく。そんなヨンジュンを常に支えてきた有能なキム秘書を演じたパク・ミニョン。ロマンティックコメディー初挑戦とは思えない、コミカルな表情や動作がとても魅力的だ。イ・ヨンジュン(パク・ソジュン)は大企業ユミョングループの副会長。頭脳明晰でおまけにイケメンなヨンジュンは、自分に酔いしれることが日課となっている超ナルシスト。そんな彼に9年前にスカウトされ、彼を支え続けてきた敏腕美人秘書、キム・ミソ(パク・ミニョン)。ヨンジュンが誰よりも厚い信頼を寄せているミソが、ある日突然辞職を願い出てきたのだ。まさかの展開に困惑し、何とか彼女を引き留めるため、あらゆる作戦を練り始めるヨンジュンだったが…。
原題の日本語訳は『青年警察』。韓国で2017年に公開され、観客動員数が550万人を突破する大ヒットを記録した映画。若手人気実力派俳優、パク・ソジュンとカン・ハヌルのW主演も大きな話題を呼んだ。『彼女はキレイだった』『花郎(ファラン)』など、主演したドラマが軒並み高視聴率となり、不動の人気を誇るパク・ソジュンが映画界でも大活躍。韓国におけるアカデミー賞、とも称されている大鐘賞で新人男優賞を受賞した。『ミセン-未生-』『麗~花萌ゆる8人の皇子たち~』などでのクールな演技で一躍注目を浴びたカン・ハヌルが、パク・ソジュンと息を合わせ、絶妙な凸凹コンビを完成させている。パク・ギジュン(パク・ソジュン)とカン・ヒヨル(カン・ハヌル)のふたりは警察大学に通う2年生。警察官になるため、警察大学への進学を目指していたふたりは候補生時代に出会い、試験を通じて親交を深めてきた親友だ。警察大学で授業や訓練に励んでいるふたりだったが、クリスマスを目前に控え、恋人探しのため高級クラブに出かけることに…。しかし、慣れないナンパは成功せず、あきらめて撤収し、帰ろうとしたふたりは偶然、声をかけようとした少女が目の前で誘拐されるところを目撃してしまう。ふたりはあわてて最寄りの警察署に通報するが、人手不足で取りあってもらえない。少女の命を救うためにも、自分たちだけで捜査を始めるのだが…。
大人同士の恋愛は、「こじらせ」でワケありー!?『その冬、風が吹く』のヒットでも知られるキム・ギュテと、脚本家のノ・ヒギョンがタッグを組んだロマンティックラブコメディ。同時間帯で視聴率1位を記録した。2014年のSBS演技大賞では6冠、2014年のAPAN STAR AWARDSでは大賞も受賞した作品!OSTには、ガンウ役のD.O.が所属するアイドルグループ・EXOのチェンが「最高の幸運(Best Luck)」で参加。音楽がふたりのラブストーリーを盛り上げる!イケメン人気小説家のチャン・ジェヨル(チョ・インソン)は、女たらしに見えて深い心の傷を負っている。また精神科医のチ・ヘス(コン・ヒョジン)は恋愛恐怖症だった…。ヘスは、参加したトークショー番組でイケメンのベストセラー作家・チャン・ジェヨルと出会う。ヘスはジェヨルにそっけない態度を取ったところ、ジェヨルが興味を持ち、シェアハウスに引っ越してくる。そのほか小説家希望でジェヨルのファンであるハン・ガンウ(D.O.)や、同じシェアハウスに住むパク・スグァン(イ・グァンス)、精神科医のチョ・ドンミン(ソン・ドンイル)など個性的な登場人物がふたりの周囲をかき乱して…。お互いに問題があるふたりの恋愛は、果たしてうまくいくのか―!?
地球支配を企むボアザン星間帝国と、それを阻止するために巨大ロボット・ボルテスVで戦う、5人のパイロットを描いた物語。制作は東映など。原作八手三郎とあるが、これは東映映像本部テレビプロデューサーの共同ペンネームである。監督は前作『超電磁ロボ コン・バトラーV』でも監督を務めた、長浜忠夫が担当。キャラクターデザインには、『超人ロック』の原作者である漫画家の聖悠紀を起用。アニメ用キャラクターデザインは、虫プロダクション出身の佐々門信芳、金山明博が務めている。メカニックデザインは大河原邦男、およびスタジオぬえが担当している。地球を侵略するべく、ボアザン帝国は皇子ハイネル(市川治)を地球攻撃司令官として攻めてきた。だが地球には備えがあった。ボアザン帝国皇帝の甥であり、科学長官を務めたラ・ゴール(二瓶秀雄)が政敵に敗北し、脱走して地球に落ち延びていたのである。ラ・ゴールは地球で剛健太郎と名を変え結婚し、3人の子どもにも恵まれていた。そしていつか攻めてくるボアザン帝国に対抗するべく、巨大ロボット・ボルテスVと基地ビッグファルコンを建造していたのである。皮肉なことに地球攻撃司令官ハイネルは、ラ・ゴールがボアザン帝国で科学長官時代に結婚していた、妻のロザリアとの間にできた子どもだった…。
一大説話集『千夜一夜物語』をモチーフにした、シンドバッドの物語。アニメ界の巨匠・手塚治虫が総指揮を務めた、大人向けの劇場アニメーションで、エロティズムが随所に散りばめられており、大衆娯楽作品としての評価も高い作品である。1969年6月14日に公開された。総指揮は手塚治虫。監督は『ジャングル大帝』などで監督を務めた、山本暎一が担当。脚本は手塚治虫に加え、深沢一夫や熊井宏之が関わっている。キャラクターデザインは、後に『アンパンマン』を世に送り出すことになる、やなせたかし。キャラクターデザインのほかにも、背景美術などを担当している。貧乏な水売りアルディン(青島幸男)は、バクダッドの奴隷市場で売られている奴隷の女性に一目惚れをしてしまった。アルディンはなけなしの金で買い取ろうとするが、奴隷商人たちにバカにされ笑われてしまう。どうしても奴隷の女性を諦めきれないアルディンは、竜巻が街を襲ったどさくさに紛れて、奴隷の女性を連れ出すことに成功。ふたりが逃げ込んだところは大きな屋敷で、どうやら誰もいないようだった。そこで奴隷の女性の名前が、ミリアム(岸田今日子)であることを知る。ふたりはベッドで愛し合い、やがてミリアムはふたりの子どもを身ごもることになるのだが…。
『忍風カムイ外伝』は、抜け忍カムイが次々と刺客に襲われながらも、自由を求めて逃亡を続ける物語。白土三平による漫画『カムイ外伝』が原作。同作者の『カムイ伝』のスピンオフ作品でもある。後に21話~26話までを再編集、追加して劇場版が制作されている。アニメは1969年4月から放送された。監督はサザエさんなどを手がけることになる渡辺米彦や、ほかにも山本功、村山修などが担当した。キャラクターデザインは関修一。『サスケ』などに携わり、今作品では初めてキャラクターデザインを担当することになった。脚本は映画などの脚本も手がけている、田代淳二を起用した。ときは徳川家綱が治める時代。カムイ(中田浩二)は自らの意志で忍者となり、その忍者の非常な世界に耐えきれず、抜け忍となっていた。しかし抜け忍は、忍者にとって許される行為ではない。カムイは抜け忍として死ぬまで刺客を差し向けられることになる。それが忍者の掟である。今日もカムイは刺客を倒し、なんとか命を繋いでいた。だが自分に向けられる刺客が、強くなっていることにも気づいていた。腕に受けた傷を噛みしめながら…。刺客の刃には毒が仕込んであり、カムイは途中で具合が悪くなって倒れ、とある村で介抱されていた。そこにカムイを狙う3人の刺客が、村へと迫っていた…。
『鹿楓堂よついろ日和』は2018年に全12話が放送された、グルメアニメ。原作は清水ユウによる青年漫画で、2013年に「ゴーゴーバンチ」で連載開始。雑誌の休刊を挟んで2018年から「月刊コミックバンチ」にて連載再開となり、今なお連載中。和風喫茶を舞台に、個性豊かな4人のイケメン男性店員が極上のおもてなしを提供する。アニメでは原作通りのハートフルストーリーを再現するとともに、4人のイケメン店員役に諏訪部順一、中村悠一、小野大輔、山下大輝と人気声優を集結させている。林道を抜けたところにある和風喫茶「鹿楓堂」は、知る人ぞ知る隠れた人気店。そこで働くのは店主でお茶担当のスイ(諏訪部順一)、料理担当のときたか(中村悠一)、コーヒー担当のぐれ(小野大輔)、スイーツ担当の椿(山下大輝)。それぞれのスペシャリストである4人の男性店員が、美味しい料理の提供とともに、訪れるお客さんの悩みの解決にも協力する。仕事に行き詰まった女性、家業の危機を感じる女子高生、単独でおしゃれカフェに入れない男性、不登校の男子学生など、さまざまな悩みを持つお客が鹿楓堂を訪れ、美味しい料理と4人の店員によって新しい道へと導かれていく。そんな鹿楓堂に、ある日デパート催事への出店話が舞い込み…。
『機神咆吼デモンベイン』は、私立探偵大十字九郎が巨大ロボット・デモンベインに乗り込み、アーカムシティの闇で活動する秘密結社・ブラックロッジとの戦いを描いた物語。原作はニトロプラスより発売された、パソコン用ゲーム『斬魔大聖デモンベイン』。後にPlayStation2に移植され、アニメはPS2版に近い設定となっている。2006年放送で全12話。監督は『万能文化猫娘』などで演出経験のある、増尾昭一を起用。キャラクターデザインは、アニメ作画監督経験のある橋本英樹と桜井正明が担当している。シリーズ構成には『聖闘士星矢 冥王ハーデス冥界編前章』などで、シリーズ構成を務めた黒田洋介が起用されている。売れない私立探偵大十字九郎の事務所に電話が鳴り響いた。それは覇道財閥からの仕事の依頼だった。覇道財閥はここアーカムシティの実質的な支配者であり、三流探偵の大十字九郎(伊藤健太郎)に仕事を依頼するとは思えなかった。疑問に思いながらも、報酬目当てに依頼を引き受けた九郎を出迎えたのは、執事のウィンフィールド(子安武人)と若き覇道財閥当主・覇道瑠璃(麻見順子)だった…。
『炎の蜃気楼』は桑原水菜によるライトノベルシリーズの、テレビアニメ化作品。原作のライトノベルは、文庫本累計発行部数683万部を誇る。アニメは2002年1月に放送開始。後に続編がOVAとして発売された。歴史ブームの先駆けとなった作品でもある。監督は『サクラ大戦~轟華絢爛』などで監督経験のある、工藤進を起用。キャラクターデザインは竹田逸子。『BOYS BE… 』などでキャラクターデザインや作画監督を務めている。シリーズ構成は『X -エックス-』などで脚本経験のある、ときたひろこが担当した。戦国時代に敗者となって無念のまま死を迎えた者の魂が怨霊となり、現代に蘇る。そして、世の中を転覆させるために戦いを始める。今日、武田信玄の霊を封印した魔縁塚を破壊しようとする者たちがいた…。仰木高耶(関俊彦)は、親友の成田譲(松野太紀)と歩いていた。すると、見知らぬ女子高生が突然炎に包まれ、苦しみ始めた。高耶は慌てて近づき、上着を脱いで女子高生の炎を消そうとするが、まったく消えなかった。それどころか熱も感じず、服も燃えていない状況に驚愕する。さらに高耶の前に、直江と名乗る男が現れる。川中島が見渡せる場所に連れられた高耶は、そこで衝撃の真実を聞かされる…!
『ピアシェ~私のイタリアン~』は2017年に放送された、5分間のショートアニメ。料理を題材にしている。原作はNab_At/渡辺敦子の漫画『ピアシェーヴォレ! ~piacevole~』で、電子書籍アプリ「comico」にて連載された。単行本化の際には、アニメと同じ『ピアシェ~私のイタリアン』に改題されている。物語は、イタリア料理店を舞台にしたグルメコメディ。「ピアシェーヴォレ」はイタリア語で「楽しい」を意味し、作品内には文字通り楽しさがたくさん詰まっている。女子高生・七瀬萌里菜(千本木彩花)は、夏休みを控えてアルバイト先を探していたところ、下校途中の雑木林前でバイト募集の看板を見つける。それはイタリア料理店の看板だった。興味を持った萌里菜は、雑木林を抜けてひとつの建物へと辿り着く。そこは「フェスタ」という名のトラットリア(大衆向けイタリアンレストラン)であり、入店した萌里菜を出迎えたのはやたらと態度の大きい男子小学生シェフ・北原マロ(米内佑希)だった。マロは萌里菜にメニューを覚えさせようとするが、イタリア語どころかイタリア料理の名称がまるで理解できない萌里菜にマロは激怒。しかし、経理でワイン担当の藤木瑠梨(日笠陽子)が気に入ったことで、萌里菜はアルバイトとして採用される。そしてフェスタを舞台に、萌里菜はさまざまなドタバタの渦に巻き込まれていき…。
空から美少女の許婚が降ってきた!?PlayStation 2用の恋愛アドベンチャーゲーム『Φなる・あぷろーち』の、テレビアニメ化作品。ごく平凡な男子高校生が、突然現れた腹黒な大和撫子の許婚に翻弄されるドタバタラブコメディ。各話約12分で、全13話構成。ごく普通の高校2年生である水原涼(岸尾大輔)は、シスコンをこじらせた男の子。事故で両親を亡くして以来、最愛の妹・明鐘(松来未祐)と仲良くふたり暮らしをしていた。ある日、いつものように夕飯を食べていると、突然空から降ってきた謎の美少女が窓を蹴破って侵入してきた。彼女の名前は、益田西守歌(野川さくら)。驚く涼の目の前で、まるで嫁入りするかのように、三つ指をついてあいさつをするのだった。一体これはどういうことなのか。涼が西守歌を問い詰めると、今度は謎の黒服集団が部屋に乱入し、プロジェクターを設置。映し出されたビデオから、涼は政府の秘密計画により西守歌の婚約者になったことを知る。本人の意思を無視した婚約話に激怒した涼は、西守歌との話し合いを断固拒否し、彼女を追い出そうとする。しかし、そんなふたりの険悪な様子を不安そうに見ていた明鐘を安心させるため、涼はしぶしぶ西守歌の同居を認めることになる。こうして西守歌とひとつ屋根の下で暮らすことになった涼は、さまざまなトラブルに巻き込まれていくのであった。
魅惑の日本料理を食べ尽くせ! イギリス人一家の100日間の挑戦!イギリスのフードライター、マイケル・ブースによるノンフィクション『英国一家、日本を食べる』(亜紀書房)のテレビアニメ化作品。初めて日本にやってきたブース一家が、100日間にわたっておいしい日本料理を堪能する! 各エピソードは、15分間のアニメ本編と5分間の実写ドキュメンタリーから構成される。イギリス人のマイケル・ブース(竹本英史)は、母国イギリスでジャーナリズムを学び、留学先のフランスで料理の知識を身につけたプロのフードライター。その探究心はすさまじく、おいしい料理のためならどんな苦労もいとわない男だった。そんなマイケルはある日、日本料理に関する1冊の本を手にする。それを読んで衝撃を受けた彼は、どうしても本場で日本料理を堪能したくなってしまう。そこで彼は取材旅行と称して、さっそく家族を連れて日本へと向かうことにする。日本に到着したブース一家は、まず新宿の思い出横丁を訪れる。友人のトシ(滝藤賢一)によれば、ここで絶品の料理が味わえるというからだ。だが、訪れてみると、そこは薄汚い路地に小さな飲み屋が密集する区画であった。これはトシに騙されたのではないか。そう心配になるマイケルだったが、おそるおそる入った店で、彼は魅惑のB級グルメたちと出会うことになるのだった…。
若殿の守り刀となった妖猫の少女!的良みらんの学園ラブコメ漫画『おまもりひまり』の、テレビアニメ化作品。ごく平凡な男子高校生と巨乳で美人の妖猫が、次々と襲いかかってくる妖たちを撃退しながら、ドタバタな日常を送る! 原作は「月刊ドラゴンエイジ」(富士見書房)で連載されていた。7年前に両親を亡くし、天涯孤独の身となった少年・天河優人(平川大輔)は、実は古くから妖を退治してきた鬼斬り役の末裔。だが今は記憶を失くし、ごく平凡な男子高校生として、幼なじみの九崎凛子(野水伊織)とともに平和な日常を過ごしていた。そんなある日、通学路でひとりの少女と出会う。彼女の名は、緋鞠(小清水亜美)。古風な話し方をする巨乳で美人のお姉さんだった。優人には心当たりはないものの、緋鞠は優人を知っている様子。よほど再会できたのがうれしかったからか、緋鞠は凛子の目の前で、優人に抱きついて、大胆にスキンシップをとるのだった。いったい彼女は何者なのか。緋鞠によれば、妖たちから優人を守っていたお守りの効力が切れたため、その代わりに自分が優人を守るためにやってきたのだという。実際、緋鞠がやってきたその日から、優人は立て続けに妖の襲撃を受けることになる。そのため何の力もない優人は、緋鞠に守られながら、日々の生活を送らざるをえなくなってしまう。こうして恋とバトルが絡み合う物語が始まるのだった。
「ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ〜」が合言葉の撲殺あり、血みどろあり、ツッコミどころ満載な大人気大爆笑ラブコメディ作品『撲殺天使ドクロちゃん』がアニメ化! 原作はおかゆまさきによる、同名のライトノベルシリーズ。ある日机の引き出しから飛び出してきたのは、未来人こと天使のドクロちゃん(千葉紗子)。中学生男子の草壁桜(高木礼子)は命を狙ってくる天使たちから身を守るため、ドクロちゃんとラッキースケベあり、撲殺ありの日々を送っていく。主人公はちょっとロリコンすぎるだけの、どこにでもいる中学2年生男子・草壁桜。桜は家の机の引き出しから現れた、天使のドクロちゃんに毎日のように撲殺される。そのたびに「ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ〜」という謎の擬音によって復活させられるという、命の重みも尊重もないラッキースケベあり、血みどろありな日々を過ごしていた。そんなある日、まさかのドクロちゃんが「学校にいく」といいだした。さらに天使のサバトちゃん(釘宮理恵)まで、桜の中学校に通い始める。「あなたを殺すためにやってきたの」と、なぜか天使たちに命を狙われ続ける桜。そんな桜を撲殺しながらも、守るドクロちゃん。視聴者のツッコミが追い付かない、最強のドタバタ撲殺ラブコメディが始まる…!
原作ライトノベルが第6回小学館ライトノベル大賞にて審査員特別賞を受賞した、ツインテールだらけのギャグヒーローアニメ『俺、ツインテールになります。』。2014年10月~12月にかけて放送された。怪物エレメリアンがツインテールに宿る属性力を求めて、地球に侵略してきた!? ツインテールをこよなく愛する高校生男子の観束総二(島﨑信長)は、地球のツインテールを守るためヒーロー活動を始める。主人公は、どこにでもいる普通の男子高校生・総二。今日も今日とてツインテールに対する異常な愛情を発揮してしまい、幼なじみの愛香(相坂優歌)に呆れられたりする日常を送っていた。そんなふたりの前に、異世界からやってきたトゥアール(内田真礼)という少女が現れた。彼女は総二がツインテール好きであることを確認すると、テイルギアを押し売り業者のような怪しい言葉で装着させようとしてくる。トゥアールは、「つけてくれさえすれば、何をされても構いません」と誘惑してくる始末。「このままだと、世界からツインテールが消滅してしまうんですよ!」。わけが分からぬままに転送された先では、ツインテールの属性値を求める怪物エレメリアンたちが、人々からツインテールを奪っていた。総二はテイルギアを装着しツインテールを守るヒーローへと変身する。しかし、髪型がまさかのツインテールになってしまった上、女体化してしまい…?
『からくりの君』は、『うしおととら』や『からくりサーカス』で有名な、藤田和日郎による同名短編漫画の映像化作品。2000年にVHSとして発売され、2009年よりDVDもリリースされている。戦国時代のある地方を題材にした、巨大なからくり人形を使用して戦う設定が独特な、時代劇忍術バトル。忍術バトルにホラーやエロチックな要素も加えて、40分ほどの作品にまとめられている。『からくりサーカス』に大きな影響を与えた作品で、巨大なからくり人形を中心に同じような設定が多く見られる作品である。ときは戦国時代。ある地方に、領主でありながら急激に力をつけた狩又貞義(中田浩二)という人物がいた。そして貞義の実態を調べるため忍者の一団が派遣された。下忍の弥三郎(若本規夫)らは、貞義の城に忍び込むも見つかってしまい、追っ手の「死なずの忍」に追いかけられる。なんとか生きのびた弥三郎が一休みしていると、そこに大きな行李(つづら)を背負ったお姫様・蘭菊(矢島晶子)が現れる。そこに死なずの忍が追いついてくるが、弥三郎の危機を救ったのは蘭菊の行李から伸びる鎧武者の手だったのだ。
『ジュディ 虹の彼方に』は実在の女優・ジュディ・ガーランドの伝記映画である。ジュディ本人がミュージカル歌手だったこともあり、今作もミュージカルシーンが多く使われた。ジュディの人生を描くと同時に、子役を酷使していたハリウッドへの批判もおこなっている。主演はレネー・ゼルウィガー。今作で、アカデミー賞の主演女優賞を受賞した。数あるミュージカルシーンでは、自らの歌声を披露している。監督は舞台監督としても活躍するルパート・グールドだ。彼は『嘆きの王冠 ~ホロウ・クラウン~』の監督を務め、高く評価された。数多くの映画に出演してきたジュディ・ガーランド(レネー・ゼルウィガー)は、寝る場所もなく街をさまよっていた。元夫の家に行くも口論になり、子どもたちを残して家を出てしまう。資金難に陥り、借金も抱えていたジュディは、お金を稼ぐためイギリスのショーに出演することを決意する。イギリスでのショーは好評を博すも、彼女は過去のトラウマやプレッシャーに悩まされていた。ジュディは次第にショーの時間に遅刻するようになり、客との問題も起こしてしまうのだった。
『NINKU -忍空-』は1995~96年に放送されたバトルアニメ。全55話で構成されている。「週刊少年ジャンプ」で連載された、同名漫画が原作のアニメである。原作の設定を踏まえつつも、オリジナルストーリーが中心で、風助(松本梨香)たち忍空使いが、帝国軍を中心に悪と戦っていく内容。風助たちは空手と忍法を融合させた、架空の武術である忍空を使う。そして忍者のようなすばやい身のこなしだけでなく、強力な体術や不思議な必殺技を使い、かっこよく敵を倒していく。明るいギャグに加え、シリアスな展開やバトルも見られるストーリーになっている。あるとき少年・風助はペンギンのヒロユキ(鈴木勝美)と一緒に、帝国軍に連れ去られた母親を探して旅をしていた。その途中ある村に立ち寄ると、村の少女が忍空の残党に襲われ、さらわれてしまった。悪人たちに怒った風助は、ヒロユキと一緒に残党のアジトに向かう。そこで風助は、自分がもと忍空組1番隊隊長であることを明かし、残党を一蹴した。そうして村の少女を助け出すも、風助が忍空の残党であることを知られると、風助たちは村を追い出されてしまった。そのことにもめげず、風助たちは悪を倒しながら母親を探す旅を続けていくのだった。
アニメ『スーパーヅガン』は、1992年10月~93年3月まで全21話で放送された、麻雀ギャグコメディ。原作は1981~89年にかけて、麻雀漫画雑誌「近代麻雀オリジナル」にて連載された、片山まさゆきによる同名漫画。不幸な主人公・豊臣(山口勝平)を中心に、個性的なキャラクターたちが、毎回麻雀を繰り広げる内容。主人公は麻雀が弱く、ほとんど毎回といっていいほど麻雀に負けてしまう異色作だが、負けても豊臣がその状況をコミカルに表現する明るい作品だ。あるとき、麻雀に負けてばかりいる運の悪い青年・豊臣がいた。そんなとき、久しぶりに会った旧友の明菜(大坪純子)は、麻雀をやる前の優秀だった豊臣を思い出す。そのころの豊臣が好きだったといい、豊臣に麻雀をやめて欲しいとお願いする。そのため一度は麻雀をやめる決意をした豊臣だが、いつも豊臣と麻雀をして金を巻き上げている高校時代の腐れ縁の仲間たちは、豊臣を麻雀に巻き込みやめさせようとしない。そして、さまざまな理由で豊臣を麻雀をさせていくのだった。そうして明菜との約束を守れなかった豊臣は、麻雀に負け続ける日々を過ごしていく。
戦国時代末期、直江兼続と盟友・前田慶次が酒を酌み交わしながらを回想する物語。「月刊コミックゼノン」で連載されていた、漫画『義風堂々!! 直江兼続 -前田慶次 酒語り-』をアニメ化。原作は原哲夫と堀江信彦。作画は武村勇治。今作は原哲夫が「週刊ジャンプ」で連載していた、『花の慶次 -雲のかなたに-』のスピンオフ作品でもある。2013年7月放送。総監督は、原作者の原哲夫が務めている。監督は『緋色の欠片』などで監督を務めている、ボブ白旗を起用。キャラクターデザインは河南正昭。『銀幕ヘタリア Axis Powers Paint it,White (白くぬれ!)』で、キャラクターデザインを担当している。戦国末期。上杉景勝(安元洋貴)が所領する出羽の国、米沢・堂森の地にて、大野澤太郎兵衛の新築祝いがおこなわれていた。その席に前田慶次(佐藤拓也)が現れ…。前田慶次はいきなり斧で新築の柱に傷をつけた。主である大野澤太郎兵衛は驚き、慶次に苦情を訴えるがそこに直江兼続(浪川大輔)が現れた。兼続は柱に傷をつけた意味を教え、それに太郎兵衛は涙を流して感激し、納得するのだった。久しぶりに再会した兼続と慶次。祝いの席から離れ、ふたりきりで酒を酌み交わすことにする。そして話は、ふたりの出会いへと移る…。
霧の艦隊と呼ばれる謎の勢力に支配された地球において、潜水艦イ401に乗り込み、霧の艦隊と戦う千早群像とその仲間たちの物語。「月刊ヤングキングアワーズ」で連載された、漫画『蒼き鋼のアルペジオ』のアニメ化作品。2013年10月から放送された。2015年には劇場版も公開されている。原作はArk Performance。制作はサンジゲン。監督は『天体戦士サンレッド』で監督を務めた、岸誠二を起用。キャラクターデザインは森田和明。メカニックデザインは松本剛彦。ふたりは『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 THE ANIMATION』でそれぞれ、キャラクターデザイン、作画監督を務めている。2039年。地球は温暖化の影響により人類は地上での版図を大きく失っていた。そこへ突然、第二次世界大戦の軍艦を模した謎の勢力・霧の艦隊が現れ、人類は衰退の道をたどっていた。それから17年が経った2056年、海洋技術総合学院の士官候補生・千早群像(興津和幸)は校内に突然現れた謎の美少女に呼び出された。謎の美少女はイオナ(渕上舞)と名乗り、群像に従うことが自分の使命だと説明した。そして群像の前に、霧の艦隊の潜水艦イ401が現れた。潜水艦イ401とイオナとの出会いは、群像に何をもたらすのか?
島本理生による官能小説『Red』を映像化した、恋愛映画である。大人の男女関係が描かれており、濃厚なラブシーンも見所のひとつだ。映画版はR指定がされており、名実ともに「大人向け恋愛映画」として公開している。監督は三島有紀子。主演には妻夫木聡、夏帆の両者が抜擢された。妻夫木は大人の男性としての色気をまとった役どころであり、危険な雰囲気すら漂わせている。穏やかなイメージを払拭するような、大胆な演技にも注目だ。結婚して家庭に入った村主塔子(夏帆)は、夫の村主真(間宮祥太朗)との関係に悩んでいた。そんなときに、真に連れられて参加したパーティーで大学時代の恋人・鞍田秋彦(妻夫木聡)に再会する。ふたりは過去に愛し合った仲であり、再会した瞬間に心が通じ合ってしまう。鞍田の会社に誘われた塔子は、夫の許可を得て建築関係の仕事を始める。ふたりの仲は急接近したように思えたが、鞍田は誰にも話していない重要な秘密を抱えていた。
俳優のムロツヨシがついにゴールデン・プライム帯の連続ドラマで初主演! 『親バカ青春白書』は日本テレビ系で2020年8月から放送スタートの、究極の親バカオヤジを主人公としたホームコメディである。2018年の大ヒットドラマ『今日から俺は!!』制作チームが再び集結し、独特のセンスでユーモアあふれる作品を作り続けてきた“コメディの奇才”、福田雄一が演出を手がける。これまで何度も福田作品に登場してきたムロツヨシとの強力なタッグが実現した。ムロツヨシ演じる親バカオヤジが、愛してやまない娘を演じるのは永野芽郁。NHK連続テレビ小説『半分、青い。』のヒロインを演じ、幅広い年代層の人々の心をつかんだ彼女が、今作でコメディに挑戦する。最愛の妻・幸子(新垣結衣)亡き後、シングルファーザーとして娘・さくら(永野芽郁)と2人暮らしをしてきた小比賀太郎(ムロツヨシ)。その名から「ガタロー」と呼ばれ親しまれる彼は、なかなかヒット作に恵まれない小説家として活動していた。そんな彼の心配事は、女子高を卒業したさくらが共学の大学を受験したこと。女子ばかりの環境で育ったさくらに悪い虫がついたら大変だ…。気が気でならないガタローはなんと、さくらと同じ立青大学文学部をこっそり受験していたのだ。合格発表の日、親子で発表を見に行ったガタローとさくら。自分の番号を見つけて喜んだのはさくらだけではなかった…!
『ぐらんぶる(実写版)』はスキューバダイビングに打ち込む大学生たちを描いた、コメディ映画である。井上堅二と吉岡公威による同名漫画が原作となっており、原作でおなじみの脱衣シーンも忠実に映像化された。主演は、『泣くな赤鬼』に出演した竜星涼。そのほかに乃木坂46の与田祐希や、『GOZEN-純恋の剣-』で知られる犬飼貴丈が名を連ねる。監督と脚本は『あさひなぐ』など、数多くの実写化映画を制作してきた英勉が務めた。孤島にある大学に進学した北原伊織(竜星涼)は、その島に住む叔父(髙嶋政宏)の家に居候する。家に到着し、従妹の古手川千紗(与田祐希)と再会するも、そこから記憶が途切れてしまう。気が付くと全裸で学校のキャンパスにいた。変態扱いされパニックに陥った伊織は、手にかかれたメモを辿って自分のパンツを発見する。その足で再び家に戻ると、またしても玄関で気を失い、気が付いたら全裸で学校に…。今度は同じく全裸で教室に放置されていた今村耕平(犬飼貴丈)と出会い、ふたりで逃げることになる。事件の裏にはダイビングサークル「Peek a Boo(PaB)」の強烈な飲み会が関係しているのだった。
とにかく笑えて、感動する! 思春期真っ只中で、真っ直ぐな志が魅力なエロ×ヒーローもの『ド級編隊エグゼロス』がついにアニメ化。2020年7月より、TOKYO MXほかにて放送が開始された。地球外からの侵略者・キセイ蟲が、人々の「H(エ)ネルギー」を吸いにやってくる時代。主人公たちは思春期特有の多感なHネルギーを行使し、地球を守るエグゼロスとして、キセイ蟲と戦う。主人公の炎城烈人(松岡禎丞)は、思春期真っ只中の高校2年生男子。幼なじみの女子・星乃雲母(加隈亜衣)とは幼いころから仲良しであったが、キセイ蟲との遭遇により星乃の性格が一変。以来、炎城どころかすべての男子を避けるようになってしまった。一方、炎城はそんな星乃を守れるヒーローになりたいと思った結果、人知れず人々をキセイ蟲から守るエグゼロス隊員として活躍していた。今日も今日とてキセイ蟲を倒す日々を送っていた炎城だったが、連戦によりHネルギーが不足。そんなとき星乃が、キセイ蟲と遭遇してしまう。しかし炎城にはキセイ蟲を撃退できるだけの力がなく、ふたりで公園へと逃げ込む。そして星乃は、炎城のエグゼロスとしての活動を知ることになる。再び接近していく炎城と星乃。炎城はHネルギ―枯渇状態で、キセイ蟲を倒すことができるのか? 今、思春期真っ盛りなエグゼロス隊員たちによる地球を守る日々が、幕を開ける…!
『009-1』(ゼロゼロナイン・ワン)は、2006年に放送されたSFスパイアクション・アニメ。石ノ森章太郎の青年漫画『009ノ1』を原作としている。同じ石ノ森作品である『サイボーグ009』のアダルト版・女性版として描かれ、スタイリッシュなスパイものとなっている。物語は冷戦が続く近未来が舞台となっており、ウエストブロックの女性秘密諜報機関員である主人公の009-1(釈由美子)が、スパイとして暗躍する。原作漫画ほどお色気シーンはないが、深夜枠のアニメとして放送された。ここは東西の冷戦状態が140年間も続いている近未来。世界は「ウエストブロック」と「イーストブロック」のふたつに分かれ、今なお睨み合いが続いている。主人公のミレーヌ・ホフマン(釈由美子)は「009-1(ゼロゼロナイン・ワン)」のコードネームで呼ばれる女性秘密諜報員で、腕利きスパイで構成されたゼロゼロ機関のトップ・スパイ。彼女の身体は近未来スパイとしてサイボーグ化されている。優れた身体能力、冷静な判断力、ときにはセクサロイドとしての機能も使いながら、ボスであるナンバーゼロ(大塚芳忠)に託されたミッションを遂行していき、対立するイーストブロックのスパイと戦う場面も。スパイとして戦いながら、ミレーヌは東西両ブロックの人々とさまざまな出会いをしていき…。
『ヲタクに恋は難しい』は、同名のコミックを実写化した映画である。コミケや同人誌、コスプレなど、オタク文化が数多く登場するのが特徴だ。映画版ではミュージカル要素も含まれており、東京の街を舞台にしたダンスシーンも見どころのひとつだ。そんな今作の監督と脚本を手掛けたのは、『銀魂』や『今日から俺は!!』など、漫画原作の映画を成功に導いた福田雄一。主演は『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』に出演した高畑充希と、『キングダム』で主人公の信を演じた山﨑賢人が務めている。BLが大好物の腐女子・桃瀬成海(高畑充希)は再就職先の会社で幼なじみの二藤宏嵩(山﨑賢人)と再会する。オタク趣味を隠して生きていた成海にとって、宏嵩は唯一の理解者でもあった。しかし宏嵩の告白によって、友人関係は終わりを迎える。恋人同士となったふたりは、オタク趣味を隠した「一般的なデート」を決行。オタク要素を出さないようにしていたが、成海の脳内ではBL妄想が膨らんでいた…。迫りくる同人誌の締め切りや、上司の樺倉(斎藤工)との関係に悩みながら、成海は宏嵩との仲を深めていく。
『バッドボーイズ フォー・ライフ』は、ウィル・スミスとマーティン・ローレンスのコンビが復活した、『バッドボーイズ』シリーズ最新作だ。前作から17年ぶりの続編である。長年待ち望まれていた作品だけに、莫大な製作費を大きく超える興行収入を記録した。シリーズの生みの親であるマイケル・ベイが、監督から外れた作品でもある。監督を引き継いだのは『ギャングスタ』のアディル・エル・アルビと、ビラル・ファラーだ。マイケル・ベイの持つド派手なアクションを継承しながらも、現代向けのドラマが展開される。マイアミの治安を守り続けてきたマイク・ラーリー(ウィル・スミス)は、バイクに乗った男に銃撃されてしまう。相棒のマーカス・バーネット(マーティン・ローレンス)の支えもあり、なんとか一命をとりとめたマイクは、自分を撃った犯人を捜し始める。一方、マーカスは「二度と暴力を行わない」ことを神に誓っており、マイクの捜査に乗り気ではなかった。ひとりきりになったマイクが参加したのは、コンピューターを駆使して捜査を遂行するAMMO。慣れない環境の中、マイクは犯人の足取りを追っていく。
バットマンやスーパーマンなど、有名ヒーローの大規模クロスオーバーを実現したのが「DCエクステンデッド・ユニバース」だ。『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey』は、その一部に含まれており、他作品と世界観を共有している。主演を務めたのは、数々の大作映画に出演するマーゴット・ロビー。『スーサイド・スクワッド』で演じたハーレイ・クインが話題となり、日本でも高い知名度を誇っている。今作はハーレイ・クインが初めて主役に抜擢された作品で、正義とは異なるアンチヒーローとして活躍する。恋人のジョーカーと別れたハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)は、裏社会の人間から追われる身となっていた。なんとか逃げ延びていたハーレイだったが、運悪く大物ギャングのローマン・シオニス(ユアン・マクレガー)に監禁されてしまう。命乞いの末に「盗まれたダイヤを持ってくること」を条件に見逃されるが、肝心のダイヤは少女の胃の中。しかも少女は、スリの現行犯で警察署で拘留されている状態だった。自ら警察に乗り込んだハーレイは、立ちふさがる警官たちをなぎ倒し、少女を誘拐することに成功するが…。
人類の前に出現するようになった、幻獣と呼ばれる生命体との戦いを描いた物語。2000年にPlayStation用ゲームソフトとして発売された『高機動幻想ガンパレード・マーチ』のアニメ化作品。2003年2月から放送された。全12話。製作はProjectGPM、アニメーション制作はJ.C.STAFF。監督は『藍より青し』などで演出をしていた、桜美かつしを起用。キャラクターデザインは入江泰浩。『ラーゼフォン』では作画監督、演出なども務めている。メカニックデザインは岩倉和憲。『BURN-UP EXCESS』などでメカニックデザインを担当している。人類の前に突然現れるように幻獣という謎の生命体。その幻獣によって人類は駆逐され、生存圏は日本などの数ヶ所となっていた。日本は、芝村グループが開発した人型戦車HWTおよび幻獣殲滅兵器PBEで幻獣に対抗していた。1997年7月7日。熊本県八代地区に幻獣の群れが出現。軍は学徒兵の5121部隊の派遣を決定。作戦は順調に遂行され、PBEを幻獣のブレインに撃ち込むことに成功した。PBEの爆発範囲から撤退中、HWT1番機を操縦していた壬生屋未央(佐久間純子)が幻獣たちに取り囲まれ、身動きが取れなくなってしまう。同じHWT部隊の速水厚志(石田彰)は撤退命令を無視し、助けに向かうが…。
モンスターたちの病気にまっすぐ向き合う、鈍感系青年主人公が人気の『モンスター娘のお医者さん』が、ついにアニメ化! 2020年7月に放送が開始された。原作は折口良乃による同名のライトノベル作品。主人公の青年グレン・リトバイト(土岐隼一)が、薬剤師で下半身が蛇のラミア族のサーフェンティット・ネイクス(大西沙織)と診療所を建設。ふたりは力を合わせて、街のモンスターたちの病気だけでなく、心に寄り添うおせっかいなお医者さん目指して、やってくる患者を診察していく。主人公は人間と魔族が共存する街“リンド・ヴルム”で、リトバイト診療所を経営する青年医師グレン。薬剤師のサーフェや妖精たちとともに、やってくるモンスター患者たちを診察する日々を送っていた。そんなある日、師匠のクトゥリフ・スキュル(ゆかな)から命じられて、闘技場のケンタウロスたちの診察をすることになった。そんなケンタウロスのなかでも、名門スキュテイアー一族の令嬢であるティサリア・スキュテイアー(ブリドカット セーラ 恵美)がなぜか不調で連敗を重ねているという。サーフェはそれを「不調なんて誰にでもありますよ」と考えるが、グレンはなにか原因があるかもと心配していて…? グレンとサーフェによる、心に寄り添う診察が始まる!
『カムイの剣』は1985に公開されたアニメーション映画で、監督は『銀河鉄道999』や『幻魔大戦』を手掛けたりんたろうが務めた。原作は矢野徹の冒険時代劇小説。アニメの製作は、80年代前半、日本映画の中核を担っていた角川映画で、『幻魔大戦』『少年ケニヤ』に次ぐアニメ映画の3作目となった。主題歌は角川映画ではおなじみの渡辺典子。さらに主人公の声を真田広之が演じたことで話題となった。また、音楽ではロッカー・宇崎竜童と和太鼓奏者の林英哲が手を組み、民族音楽を意識した独特の世界観を生み出している。ときは幕末。日本の小さな村で次郎(真田広之)は育ての親を忍者によって殺害される。そして、次郎はその場にあった剣を手にしたことで親殺しの汚名を着せられ逃亡。森で出会った天海(石田弦太郎)という僧侶に拾われて育った次郎は、立派な忍者に仕立て上げられていく。成長した次郎は産みの母であるオヤルル(池田昌子)と出会うが、またしても母を忍者の手によって殺されてしまう。その後、父・太郎佐(羽佐間道夫)が残したキャプテン・キッドの財宝の地図を手に入れるが、これまでのことはすべて天海による罠だった。天海は、太郎佐が残したといわれる財宝を手に入れるために、息子である次郎が財宝探しに向かうよう、長年の罠を張っていたのだ。かくして、財宝を求めアメリカへ向かう中、次郎と天海一味の忍者対決が始まっていく…。
『てーきゅう』の4人にライバルが登場!?漫画『てーきゅう』のスピンオフ漫画『うさかめ』の、テレビアニメ化作品。兎亀高校テニス部に所属する4人の少女たちのハイテンションな日常を描く! 原作漫画は『てーきゅう』と同じく、「コミック アース・スター」で連載された。亀井戸高校テニス部のライバル、兎亀高校テニス部。その部員のひとりである田中きなこ(中島由貴)は、ちょっと天然ボケの2年生。いつも眠たそうにしているが、とりわけ朝は眠気を感じるようで、通学の電車の中で先輩女子の豊満な胸にダイブしてしまう始末。しかも、そのエアバッグのような感触に、思考が持っていかれるのだった。そんなきなこの日常は、テニス部の仲間たちとの活動を中心に回っている。とはいっても、まじめに練習するのはほんの少し。部室でトランプをしたり、みんなでお出かけをしたりと、ほのぼのと過ごす方がメインになりつつあった。高速でタッチを繰り返す謎のあいさつを試してみたり、学校の廊下で騎馬戦ポーズをしてみたり、特に意味もなくボケをかますきなこたち。ときには、道路工事用の重機でコート整備をしようとしたり、ラケットで首をへし折る必殺技をあみ出したりと思考が明後日の方向に向かうこともある。そんなちょっとヘンテコな日常を送りながら、彼女たちは4人で出られる最後の大会を迎えることになるのだった。
あほかわいいソフトテニス部員たちの日常!あづち涼の部活ものコメディ漫画『そふてにっ』のテレビアニメ化作品。中学校のソフトテニス部に所属する、かわいくてちょっとおバカな女子たちの日常を描く! 原作は「月刊コミックブレイド」(マッグガーデン)で連載されていた。自然豊かな北海道にある白玉中学校。そこに通う酪農家の娘・春風明日菜(伊藤かな恵)は、ソフトテニス部に所属する2年生。家の手伝いで牛の世話をするときも、干し草用のフォークで素振りをするなど、いつもソフトテニスで頭がいっぱいである。今日も朝練に向かうため、早朝に家を出発。トレーニングも兼ねて、学校まで5キロの道のりを走っていく。そうして、やる気満々で学校に到着するやいなや、さっそくテニスコートに立つのだった。そんな彼女とともにソフトテニスをするのは、愉快な部員たち。ツッコミ役の沢夏琴音(喜多村英梨)、天然でへっぽこな秋山千歳(伊藤静)、謎多きルーキーの冬川来栖(明坂聡美)と、いずれも個性派ばかりである。そこに、まもなくイギリスから留学してくる金髪美少女のエリザベス=ウォーレン(矢作紗友里)が加わることになる。この5人が揃えば、ハプニングだらけの部活動の始まりである。そんなわけで、彼女たちは顧問・三島木洋(松本忍)の指導の下、いろいろ脱線しながらも、全国制覇を目指して、練習に打ち込む日々を送るのだった。
映画『ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE』は、2013年12月7日に公開されたアクションミステリー作品で、『ルパン三世』と『名探偵コナン』の世界観が上手く交わった映画である。今作は2009年3月に放送された、テレビスペシャル『ルパン三世vs名探偵コナン』の続編にあたる。ルパン三世・名探偵コナンの周年記念に合わせて続編の発表をおこなった。怪盗キッドに変装したルパンが宝石を盗んだことをきっかけに、ルパンとコナンが交わっていく内容となっている。主演キャストも豪華で、キーマンとなるエミリオ・バレッティの声優を入野自由、クラウディア・ベルッチには夏菜が抜擢されている。ある夜、月島の宝石店に怪盗キッド(山口勝平)がダイヤを盗みに現れると予告があるも、本物のキッドは寝耳に水状態。だれかがキッドに扮しているのではないかと、探りを入れていた。盗みに成功したキッドを追いかける江戸川コナン(高山みなみ)であったが、石川五ェ門(浪川大輔)が現れたことにより、キッドの正体がルパン三世(栗田貫一)であることに気付く。翌日、阿笠博士(緒方賢一)の家でルパンの日本滞在の理由を考えていたところ、ニュースに映ったイギリスのアイドル歌手・エミリオ・バレッティ(入野自由)の日本来日報道に次元大介(小林清志)の姿を確認したのであった。
アニメ『名探偵コナン【第24シリーズ】』は、2019年1月から放送された第927話~第964話までの全38話からなるシリーズ。黒の組織に飲まされたAPTX4869によって、身体が小さくなってしまった工藤新一が、元の姿に戻るため黒の組織たちの正体を暴くべく、たったひとつの真実を見抜いていく痛快ミステリー。今作では、幼なじみの毛利蘭と急接近する展開が見逃せない。また、第943話「東京婆ールズコレクション」の回では、アニメ『忍たま乱太郎』の脚本家でおなじみの浦沢義雄が脚本を担当している。声優はおなじみの高山みなみや山崎和佳奈、小山力也が担当。もみじが色づく秋の京都で、工藤新一(山口勝平)たちは修学旅行に来ていた。久しぶりの新一の登場に、浮かれる毛利蘭(山崎和佳奈)。前回、ロンドンで新一に告白をされて以来、返事ができていなかったので、この修学旅行を機に返事をするつもりでいた。ふたりの距離が近づく中、清水の舞台で知り合いの女優と出会い、解いてほしい暗号があるとホテルの部屋番号を渡される。新一たちが部屋へ向かうと、そこには依頼者の女優の大学時代の友人で、映画仲間たちが集結していた。渡された暗号は謎めいていて、作ったのは1年前に亡くなった「出栗」という友人であるという。謎を解くべく知恵を絞っていると、脚本家の男がホテルの一室で刺殺されていた―。
元アイドル少女と織りなす、ドタバタ農業高校ライフ!白鳥士郎のライトノベル『のうりん』(GA文庫)のテレビアニメ化作品。県立の農業高校を舞台に、個性豊かな生徒たちがドタバタな日常を送る学園ラブコメ! OPテーマは、田村ゆかりの「秘密の扉から会いにきて」。岐阜県中濃地方にある県立田茂農林高等学校、通称「のうりん」。そこに通う男子生徒・畑耕作(浅沼晋太郎)は、実習でせっせと野菜を作っては、大ファンのアイドル少女・草壁ゆかに貢ぐ日々を送っていた。ところが、ある日テレビを見ていた耕作は、ゆかが電撃引退したことを知る。現実を受け止めきれない彼は、部屋に引きこもってしまう。その一方、ときを同じくして、ゆかとよく似た少女・木下林檎(田村ゆかり)が東京から転校してくる。彼女は実は草壁ゆか本人で、とある目的を果たすために、わざわざ田茂農林高校にやってきたのだった。憧れのアイドルと思わぬ形でお近づきになれた耕作。そんな彼は元気を取り戻すものの、ステージとは違って無口でクールな林檎にどう接すればいいのか、分からなくなってしまう。そこで耕作と愉快な仲間たちは、農業初心者の林檎の面倒を見るなかで、いろいろなことを企画していく。そうして、彼らは散々おバカな失敗を繰り返しながらも、次第に林檎と打ち解け、彼女を農業高校の仲間として受け入れていくのであった…。
この島で、君とまた巡り会う。フロントウイングから発売されたWindows用ゲームソフト『ISLAND』をもとにしたテレビアニメ作品。ときの流れに取り残された孤島を舞台に、島に流れ着いた記憶喪失の青年と3人の少女たちとの交流を描く。本土から遠く離れた孤島・浦島。謎めいた住人たちが住むその島に、ある日ひとりの青年(鈴木達央)が流れ着いた。夜の浜辺で全裸のまま倒れていた彼は、引きこもりの女子高生・御原凛音(田村ゆかり)に助けられる。目を覚ました彼は、自分が記憶喪失になっていることに気づく。それでも、断片的な記憶から、自分はある使命を果たすために未来からやって来たことを確信する。だが、その肝心の使命が思い出せない。そこで、彼は使命を思い出すまで、ひとまず凛音の家の使用人として住み込みで雇ってもらうことにする。凛音から「三千界切那」という名前をもらった彼は、食いぶちを稼ぐため、一生懸命凛音の家の執事として働く。その中で、本土に憧れる島の名家の娘・枢都夏蓮(阿澄佳奈)や神社の巫女を務める少女・伽藍堂紗羅(山村響)とも知り合うことになる。切那は3人の少女と交流しながら、島に秘められた謎を解いていく。それはやがて彼自身の使命を思い出すきっかけともなるのだった…。
笑いあり、涙ありのねこたちとの生活!くるねこ大和の漫画『くるねこ』(KADOKAWA)のテレビアニメ化作品。捨てねこをよく拾う商業デザイナーと、その飼いねこたちの日常を描く。作品のもとになったのは、保護したねこの里親を探すために作者が開設したブログ『くるねこ大和』。今作の『くるねこ』第1シーズンは、小林聡美が登場するすべてのキャラクターの声優を担当した。商業デザイナーのくるねこ大和は、ねこをこよなく愛する社会人女性。本業である商品パッケージのデザインをこなしながら、就職の翌年から飼い始めたねこのにゃさんとともに暮らしていた。ある初夏の日、坂の途中にある某ペットショップで、ケースに入ったねこたちを眺めながら暇つぶしをしていた彼女は、とあるねこと出会う。そのねこは、まるで怨念がとりついているかのようなオーラを放っていた。店主がすすめてくるものの、明らかに売れ残りだった。ねこを押しつけられる前にそそくさと退散した彼女だったが、ふとそのねこを買わないと、処分されることになるのではないかと考えてしまう。かわいそうになった彼女は、そのねこを買うために、ペットショップに戻るのだった。そうして新たに迎えたねこを、「もんさん」と名づける。もんさんは、先輩ねこであるにゃさんともすぐに打ち解け、彼女の生活の一部になっていく。しかしそんな折に、突然にゃさんが死んでしまうことになる…。
『てーきゅう』は、2012~2018年まで「コミック アース・スター」で連載された同名漫画が原作のアニメ作品。2012~2017年まで9期に渡って放送された、アニメ作品の第1期作品である。内容はOPを含めて毎回2分ほどのショートアニメ。4人の女子高校テニス部たちが繰り広げる、ハイテンションギャグアニメになっている。テニス部でありながら、ほとんどテニスをしない日常生活が中心。3人の先輩がボケ、後輩で主人公のユリ(渡部優衣)がツッコミとなっており、ショートアニメならではの息をつかせない展開が魅力の、明るくカオスな内容の作品になっている。あるとき亀井戸高校女子テニス部1年のユリは、先輩のかなえ(三森すずこ)と部活にて一緒にテニスをしていた。しかしかなえはボケた行動ばかり。テニスラケットの握り方もままならない先輩だった。その後もお嬢様キャラのなすの(鳴海杏子)や、綺麗だが変態のまりも(花澤香菜)が合流して、騒がしい日常が始まる。
『犬とハサミは使いよう』は、2013年7月より全12話で放送されたTVアニメ。原作は30万部の発行部数を誇る、同名のライトノベルである。強盗に殺され、犬に転生した本好きの青年・春海和人(櫻井孝宏)と、はさみを凶器として使うドSな女性作家・秋山忍(井上麻里奈)とのちょっと不思議な日常を描いた作品。ミステリ系不条理コメディと銘打つアニメ。犬でありながら、さまざまな事件に巻き込まれていく和人の日常を、コメディチックにときにシリアスに描いている。あるとき、極度の本好きの青年・和人は、行きつけの喫茶店にいた。しかしそこで突然強盗と鉢合わせ、その強盗に襲われそうになった女性を助けたはずみに、銃で撃たれて死んでしまったのだ。しかし和人は、気がつくとなぜかダックスフンドに転生。犬になったために、大好きな本も読めなくなってしまうことに嘆いていると、しばらくして夏野霧姫という女性が現れ、引き取られることになった。その女性は、なぜか犬の和人の心の声が聞こえたのだ。そしてその女性の正体とはなんと、「秋山忍」のペンネームで活躍している和人の大好きな作家だった。そうして始まった、本好きの犬とドSな女性との共同生活。明るくてちょっと不思議な物語が始まる。
映画『コクリコ坂から』は、2011年7月16日から東宝系で放映されたジブリ作品で、映画『ゲド戦記』の監督を務める宮崎吾朗の第2作目である。原作は、少女コミック「なかよし」で連載された漫画作品。今作では、登場人物のアレンジが加えられている。主人公である松崎海の声優を務めるのが、第5回東宝「シンデレラ」オーディションでグランプリに選ばれた人気女優・長澤まさみ。相手役の風間俊の声優には、ジャニーズグループ「V6」きっての実力派俳優・岡田准一が抜擢されている。舞台は1963年の横浜。ちょうど、翌年に東京オリンピックを控えている時代の話である。主人公の松崎海(長澤まさみ)は、丘の上にある「コクリコ荘」と呼ばれる下宿屋の切り盛りをしていた。彼女は、炊事・洗濯・写真の前の水替えを終え、毎日航海の無事を祈る意味で信号旗をポールに掲げ、学校へ行くのである。そして、彼女は気がついていなかったが、風間俊(岡田准一)はその旗を毎朝眺めていた。ある日、校内新聞「週刊カルチェラタン」に、海がなぜ旗を挙げているのか疑問であるという声が掲載されているのを目にした。そんなとき、ある事件が起きたー。
宮崎駿監督作品で初の中年男性を対象とし、クールなかっこよさを売りとした映画。前作『魔女の宅急便』に続き、興行成績日本記録を更新した。1992年7月18日公開。監督は宮崎駿で、製作は鈴木敏夫が務めた。主人公は豚人間で飛行艇乗りの中年男性・ポルコ(森山周一郎)。第一次世界大戦時、イタリア空軍のエースパイロットであった彼は今も空賊を捕まえる賞金稼ぎで生計を立てており、今日も今日とて空賊マンマユート団の悪事を食い止めていた。民衆からは人気が高い一方、空賊たちからの恨みは強く、アメリカからの用心棒カーチス(大塚明夫)を雇われて堂々と宣戦布告をされてしまう。ポルコは飛行艇を修理に出すためにミラノへ向かっていたのだが、その途中で用心棒カーチスからの襲撃に見舞われる。墜落し、飛行艇が使い物にならなくなったポルコは、飛行艇乗りのプライドと誇りをかけたリベンジに挑むため、ピッコロのおやじ(桂文枝)の元へ愛艇・サボイアの修理を頼んだのだが、設計はまさかの17歳の少女フィオ(岡村明美)がやることになって…!?
『スマホを落としただけなのに』に続く、シリーズ第2作目。続編である今作は、2018年に発行された同名小説を原作にした、ミステリー映画。原作小説を手掛けているのは、ラジオディレクターや漫画家など、多彩な才能を発揮する志駕晃。小説は『囚われの殺人鬼』に続く第3作目も発表しており、映像化が待ち望まれている。映画版を手掛けたのは『リング』や『仄暗い水の底から』など、数多くのホラー映画を手掛けた中田秀夫監督。2018年に公開された1作目は、大ヒットを記録した。2作目では新たに乃木坂46の白石麻衣が加わり、前作のキャストも集結。スマホを落としたことから巻き起こる、新たな恐怖や犯罪を描き出した。何人もの女性を殺してきた浦野善治(成田凌)が逮捕されたのも束の間、新たな死体が発見される。刑事の加賀谷学(千葉雄大)は、自身が逮捕した浦野から情報を聞き出すべく、白髪と化した浦野の元を訪れる。一方、加賀谷の恋人である松田美乃里(白石麻衣)のスマホにウイルスが入り込む。犯人が浦野の話す天才ハッカー「M」だと推測した加賀谷は、浦野と協力して犯人を追い詰めていく。
100エーカーの森の仲間たちが探偵団になって、数々の謎を解き明かす!ウォルト・ディズニー・カンパニーが製作したアメリカのテレビアニメ『My Friends Tigger and Pooh』が『プーさんといっしょ』という邦題になって日本初登場。動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」で、『くまのプーさん』シリーズ初となる3DCGアニメーションとして配信された。今作では6歳の女の子ダービーと、そのペットの犬バスターが新たに仲間として加わり、100エーカーの森を舞台にさまざまな謎や問題を解決するため奔走する。100エーカーの森に住むダービー(宮本侑芽)は、スーパー探偵団のリーダー。ダービーはプー(亀山助清)とティガー(玄田哲章)と一緒に、森で起こる数々の事件を解決へ導いている。ある日、ピグレット(小形満)は木の根元に大きく開いた洞窟の中に、誰かが迷い込んでいるのではないかと心配する。ピグレットはさっそくスーパー探偵団に依頼する。そしてーパー探偵団は洞窟の中で迷子になっている子を助けるため、救出作戦を開始する。歌って踊って知恵を出し合って、スーパー探偵団は洞窟の謎を無事解決することができるのか?
それはムーミンファミリーが繰り広げる、愉快でちょっぴりセンシティブな物語ー。トーベ・ヤンソン原作の人気シリーズ『ムーミン』の最新作はフル4KのCGアニメーション! アカデミー賞受賞経験のあるスティーブ・ボックスが監督を務め、フィンランドとイギリスで共同制作された。日本ではNHK BS4Kで、シーズン1が2019年4月から放送された。ムーミン谷を舞台に、ムーミントロールを始めとするおなじみのキャラクターたちの穏やかな日常が、美しい四季の変化とともに描かれる。舞台は真冬のムーミン谷、ムーミンパパ(松本保典)の元に古い友人であるミムラ夫人(石丸有里子)が訪ねてきた。ミムラ夫人を快く迎えたムーミン一家だったがミムラ夫人のおてんば娘・リトルミイ(大谷育江)たちがワンパクすぎてもう大変!このままではゆっくり冬眠できないと考えたムーミントロール(寺島惇太)たちは、夏までムーミン家に滞在しようとする夫人たちをなんとか追い出すために、芝居を打とうとするが…。ムーミン一家はリトルミイたちをうまく追い出し、平穏な日常を取り戻すことができるのかー?
『LOVE STAGE!!』は、影木栄貴と蔵王大志の合作漫画が原作のボーイズラブアニメ。原作漫画は2010年から2016年にかけて「CIEL」で連載され、アニメは2014年に全10話が放送された。主人公は芸能一家に生まれたオタクの大学生。その主人公と人気俳優との間に生まれる、男同士の恋愛ストーリーとなっている。原作者のひとりである影木栄貴は、第74代内閣総理大臣である竹下登を祖父に持ち、弟はBREAKERZのボーカル・DAIGO。作品内には弟のDAIGOをモチーフにしたキャラも登場し、アニメでは実際にDAIGOがそのキャラを声優として演じている。また、2020年には実写映画も公開予定で、DAIGOはそこにも出演し、主題歌も担当している。父はミュージカル俳優出身の大物歌手、母はモデル出身の大女優、そして兄は人気ロックバンドのボーカルと、超有名芸能一家に生まれた瀬名泉水(代永翼)は、オタクで引きこもり気質の大学生。彼は幼少期に偶然出演したCM撮影時の出来事が原因で、芸能界を大嫌いになっていた。そんなある日、人気俳優の一条龍馬(江口拓也)との共演話が持ち上がる。龍馬は、10年前にCM撮影で共演した少女にひと目惚れしており、それが密かに女装して撮影していた泉水だったのだ。泉水と再会した龍馬は、意を決して泉水に思いを伝えるが、そこで泉水が実は男だったという事実に驚愕し…。
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